JPH0990115A - カラーフィルタ製造用インキ、カラーフィルタ製造法およびカラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ製造用インキ、カラーフィルタ製造法およびカラーフィルタ

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JPH0990115A JP24773095A JP24773095A JPH0990115A JP H0990115 A JPH0990115 A JP H0990115A JP 24773095 A JP24773095 A JP 24773095A JP 24773095 A JP24773095 A JP 24773095A JP H0990115 A JPH0990115 A JP H0990115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保存中は安定で、加熱によって速やかに硬化
し、かつ加熱硬化後は耐熱・耐薬品性に優れた着色層お
よびまたは遮光層を得ることができるインキを提供す
る。 【解決手段】液晶表示素子用カラーフィルタの着色層お
よび/または遮光層を製造するためのインキであって、
少なくとも着色剤、メラミン樹脂、および25℃では酸
性を示さず、加熱により酸を発生する物質を含有するこ
とを特徴とするカラーフィルタ製造用インキ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示品質の高い液晶
表示素子用液晶表示素子用カラーフィルタを低コストで
製造するためのカラーフィルタ製造用インキに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子用カラーフィルタは、透明
基板上に形成された赤、緑、青の3原色の画素を一絵素
とし多数の絵素から構成される。画素の配置は、ストラ
イプ状、格子状などであり、そして各画素間には表示コ
ントラストを高めるために一定の幅を持つ遮光領域(一
般に黒色でブラックマトリクスと称されている)が設け
られる。画素のサイズは、 40 〜100 μm程度、その間
の遮光領域の幅は20〜40μm程度である。
【0003】カラーフィルタ製造法には、フォトリソグ
ラフィの手法を用いて形成した可染媒体を染色する方
法、顔料分散感光性組成物を用いる方法(顔料分散
法)、パターニングした電極を利用する電着法のほか、
低コストの製造法として印刷法やインクジェット式イン
キ噴射装置を用いて着色部分を形成するインクジェット
法などがある。
【0004】これらの製造法の内、顔料分散法、電着
法、印刷法およびインクジェット法においては、カラー
フィルタの画素を形成する着色インキとして、顔料を分
散した樹脂溶液を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造法の内、イ
ンクジェット法および印刷法は、画素を一色ずつフォト
リソグラフィで作成する染色法および顔料分散法に比べ
て工程数が少なく低コストである。印刷法、インクジェ
ット法では、フォトリソグラフィを用いる製造法とは異
なり基板上に直接、所定の形状に着色インキを配置して
画素を形成する方法であるため、インキ塗布後に光パタ
ーニングや現像を行ったりする必要が無く、インキのバ
インダ樹脂としては、フォトリソグラフィを用いる製造
法では使用できない低温架橋型の熱硬化性樹脂が使用で
きる。
【0006】カラーフィルタ製造に用いるバインダ樹脂
としては、耐熱・耐薬品性が高く、透明であることが要
求される。また、特にインクジェット法に用いるインキ
の場合は、その粘度が低いことが必要である。
【0007】これらの条件を満たす架橋型の熱硬化性樹
脂としてメラミン樹脂が挙げられる。メラミン樹脂は、
塗布乾燥時において比較的低温で架橋硬化するために、
塗布後にパターン加工を行うフォトリソグラフィ用には
用いることは出来ない。しかし高い耐熱・耐薬品性を持
ち、また可視光領域での透明性も高いので、印刷法、イ
ンクジェット法カラーフィルタ製造用としては非常に有
望である。
【0008】しかしメラミン樹脂は保存中に硬化反応が
進行しやすく、インキが増粘やゲル化を起こしやすいと
いう問題があるために、印刷法、インクジェット法にお
いてもカラーフィルタ用の樹脂として用いることは困難
であった。
【0009】メラミン樹脂は単体では硬化せず、通常硬
化剤と混合して用いられる。メラミン樹脂の硬化剤とし
ては、種々の酸が用いられるが、酸をそのまま混合した
場合にはメラミン樹脂は速やかに硬化してしまい、保存
は不可能である。より安定な硬化剤としては、塩酸等の
強酸のアミンやアンモニアの塩が用いられる。これらは
加熱によって分解し、遊離の強酸を発生してメラミンを
硬化させるものであるが、強酸の塩であるために保存中
にも遊離の酸が存在し、その水溶液は弱酸性を示すため
に、メラミンを硬化させてインキを増粘、ゲル化させ
る。また、塩酸に含まれる塩素イオンは液晶中に混入す
ると液晶表示素子の動作不良の原因となるため、カラー
フィルタに含まれることは好ましくない。
【0010】インクジェット法、印刷法による低コスト
で高性能なカラーフィルタ製造のためには、保存中は変
化せず、加熱硬化後には高い耐熱・耐薬品性を持つイン
キが必要である。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
液晶表示素子用カラーフィルタの着色層および/または
遮光層を製造するためのインキであって、少なくとも着
色剤、メラミン樹脂、および25℃では酸性を示さず、
加熱により酸を発生する物質を含有することを特徴とす
るカラーフィルタ製造用インキによって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】着色剤としては、顔料、染料のい
ずれも使用できるが、耐熱性、発色性の点から有機顔料
を用いることが望ましい。
【0013】メラミン樹脂は、バインダー樹脂として用
いられるものであり、種々の市販の物が使用できる。イ
ンキの主溶剤として水を用いる場合には、水溶性メラミ
ン樹脂を、また主溶剤として有機溶媒を用いる場合には
油溶性メラミン樹脂を用いることが出来る。
【0014】25℃では酸性を示さず、加熱により酸を
発生する物質は、メラミン樹脂の硬化促進剤として用い
られるものであり、弱酸のアミンまたはアンモニアの塩
を用いることが望ましい。
【0015】通常のメラミン樹脂の硬化剤として用いら
れる強酸塩と違い、弱酸塩の水溶液は中性〜アルカリ性
となるために、保存中にはメラミン樹脂を硬化させるこ
とはない。また、塩酸塩などの硬化剤のように塩化物イ
オンなどカラーフィルタの成分として望ましくない成分
を含まない弱酸を選ぶことが望ましい。
【0016】弱酸塩を形成するのに、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどの無機の強塩基を用いた場合、
これらの塩基は加熱によっても揮発せず、酸性とならな
いので好ましくない。また、カラーフィルタ用のインキ
としては、液晶への混入、動作不良の原因となるK、N
aなどの金属イオンが含まれることは好ましくない。
【0017】アミンとしては、インキの保存中に蒸発し
てしまわないように沸点で100℃以上のものが望まし
い。またインキ硬化時には速やかに揮発するように、イ
ンキ硬化温度に応じて沸点を選ぶことが望ましい。メラ
ミン樹脂の硬化は200℃以下で行われるので、アミン
の沸点は100℃〜200℃のものが望ましい。例え
ば、ペンチルアミン、ジブチルアミン、エチルヘキシル
アミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミ
ン、アニリン、メチルアニリン、ジメチルアニリン、モ
ルホリン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン等が
使用できる。
【0018】またアミンはインキ溶剤に可溶なものを選
ぶことが望ましい。特に水系インキの場合は水溶性のア
ミンを選ばねばならないが、100℃以上の高沸点のア
ミンは水不溶性のものが多いので水系インキには水溶性
の良好なアミノアルコールを用いることが特に望まし
く、100℃〜200℃の沸点範囲のアミノアルコール
としては例えば2−アミノエタノール、2−(ジメチル
アミノ)エタノール、2−(ジエチルアミノ)エタノー
ル、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が使
用できる。
【0019】弱酸としては、カルボン酸誘導体があげら
れ、カルボン酸誘導体としては特にポリカルボン酸誘導
体を用いることが望ましい。通常の低分子量の硬化促進
剤では、過剰に加えると樹脂の物性を劣化させる。しか
しこれらポリカルボン酸塩の硬化促進剤は、それ自体樹
脂であるためにバインダ樹脂としても働き、過剰な添加
で樹脂の物性が損なわれることは少ない。
【0020】ポリカルボン酸誘導体としては、ポリアク
リル酸誘導体、ポリメタクリル酸誘導体、ポリマレイン
酸誘導体などが挙げられる。これらのカルボン酸のホモ
ポリマー、あるいはこれらに疎水性のモノマーおよび必
要に応じて親水性モノマーを共重合したものが使用でき
る。疎水性モノマーとしては、スチレン、α−メチルス
チレン、あるいはメチルアクリレート、エチルアクリレ
ート等のアルキルアクリレート、あるいはメチルメタク
リレートメタクリレート等のアルキルメタクリレート、
あるいはエチレンプロピレン等のオレフィン系炭化水
素、あるいはブタジエン、イソプレン等のジエン系炭化
水素等が挙げられる。親水性のモノマーとしては、ヒド
ロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリ
レート等が使用できる。
【0021】これらポリカルボン酸誘導体の分子量は、
重量平均分子量で1,000〜30,000の間にある
ことが望ましく、より望ましくは5,000〜20,0
00である。分子量が低すぎると、樹脂の耐熱耐薬品性
などの物性を低下させる恐れがある。分子量が高すぎる
と、樹脂の水溶性が低く、またインキにしたときの粘度
が高くなりインクジェット用途としては望ましくない。
【0022】また、これらポリカルボン酸誘導体の酸価
は、50〜300の間にあることが望ましく、より望ま
しくは100〜240である。酸価が低いと水溶性に劣
り、高すぎるものは耐熱性に劣る。ここで言う酸価は、
ポリカルボン酸誘導体1gを中和するのに必要な水酸化
カリウムの量をミリグラムで表した値である。
【0023】これらポリカルボン酸誘導体のアミンまた
はアンモニアの塩は、通常の状態では中性〜アルカリ性
であり、加熱乾燥によってアミン、あるいはアンモニア
が揮発することによって遊離のカルボン酸が発生し、酸
性となる。
【0024】ポリカルボン酸誘導体の添加量としては、
メラミン樹脂10重量部に対し、ポリカルボン酸誘導体
1重量部から50重量部が好ましい。より好ましくは、
メラミン樹脂10重量部に対し、ポリカルボン酸5重量
部から30重量部である。ポリカルボン酸誘導体添加量
が少なすぎると、硬化温度が低い場合に十分な硬化が出
来ない。また、ポリカルボン酸誘導体添加量が多すぎる
場合、硬化後の耐熱・耐薬品性が低くなる。
【0025】これら必須成分として着色剤と、バインダ
ー樹脂としてのメラミン樹脂と、メラミン樹脂の硬化促
進剤として加熱により酸を発生する物質を含有すること
を特徴とするインキは、室温保存中など、通常の状態で
はアルカリ性から中性であり、この状態ではメラミン樹
脂の硬化反応は起きず、その物性は安定である。基板上
に塗布し、加熱乾燥することによって初めて酸性とな
り、その酸でメラミン樹脂が硬化し、耐熱・耐薬品性に
優れた塗膜を形成する。
【0026】上記インキを用いてカラーフィルタの着色
層、遮光層を製造するには、印刷法あるいはインクジェ
ットプリンタを用いて透明基板上にインキ滴を直接付着
させるインクジェット法を用いることができる。かかる
方法により製造されたカラーフィルタは、その着色層、
遮光層に、メラミン樹脂と、メラミン樹脂の硬化促進剤
としての加熱により酸を発生する物質および/またはそ
の熱分解物を含むものである。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】実施例1 赤、緑、青、各色のインキを下記の要領で調合した。ま
ず、下記組成のアクリル樹脂30重量部、2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール12重量部、水58重量
部を混合し、40℃に加熱撹拌し均一に溶解した。次に
このアクリル樹脂水溶液15重量部、赤色顔料としてP
R177を6重量部、水79重量部にガラスビーズを加
え、ホモジナイザーを用いて10時間攪拌し、顔料分散
液を作製した。上記分散液98重量部にメラミン樹脂
(大日本インキ化学工業(株)製“ベッカミン”MA−
S)2重量部を加えて撹拌混合し、カラーフィルタ作製
用赤インキを得た。
【0029】アクリル樹脂の共重合組成 アクリル酸 31 重量部 スチレン 55 重量部 α−メチルスチレン 14 重量部 平均分子量16、000 緑インキ(顔料としてPB15を使用)および青インキ
(顔料としてPG36を使用)も同様の方法で調製し
た。このインキの粘度は以下の通りであった。
【0030】
【表1】 このインキは室温保存で長期にわたって安定であった。
【0031】上記インキをインクジェット式インキ噴射
装置を用いて、洗浄を施したガラス基板の上に噴射し、
600μm×250μmのカラーフィルタ画素を形成し
た。インキは低粘度でインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。
【0032】インキで着色したガラス基板を150℃で
15分加熱することによって、インキを硬化させること
によって、耐熱・耐薬品性に優れた着色層を得た。
【0033】比較例1 赤、緑、青、各色のインキを下記の要領で調合した。ま
ず、赤色顔料としてPR177を7重量部、水93重量
部にガラスビーズを加え、ホモジナイザーを用いて10
時間攪拌し、顔料分散液を作製した。上記分散液90重
量部にメラミン樹脂(大日本インキ化学工業(株)製
“ベッカミン”MA−S)9重量部、硬化剤としてモノ
エタノールアミン塩酸塩30%水溶液1重量部を混合し
カラーフィルタ作製用赤インキを得た。青インキ(顔料
としてPB15を使用)および緑インキ(顔料としてP
G36を使用)も同様の方法で調製した。
【0034】このインキの粘度は以下の通りであった。
【0035】
【表2】 3日後には全てのインキがゲル化しており、使用不能で
あった。
【0036】実施例2 赤、緑、青、各色のインキを下記の要領で調合した。ま
ず、下記組成のポリメタクリル酸誘導体30重量部、2
8%アンモニア水8重量部、水62重量部を混合し、4
0℃に加熱撹拌し均一に溶解した。次にこのポリメタク
リル酸誘導体水溶液15重量部、赤色顔料としてPR1
77を6重量部、水79重量部にガラスビーズを加え、
ホモジナイザーを用いて10時間攪拌し、顔料分散液を
作製した。上記分散液98重量部にメラミン樹脂(大日
本インキ化学工業(株)製“ベッカミン”MA−S)2
重量部を加えて撹拌混合し、カラーフィルタ作製用赤イ
ンキを得た。
【0037】ポリメタクリル酸誘導体の共重合組成 メタクリル酸 36 重量部 メチルメタクリレート 52 重量部 ヒドロキシエチルメタクリレート 12 重量部 平均分子量20,000 緑インキ(顔料としてPB15を使用)および青インキ
(顔料としてPG36を使用)も同様の方法で調製し
た。このインキの粘度は以下の通りであった。
【0038】
【表3】 このインキは室温保存で長期にわたって安定であった。
【0039】上記インキをインクジェット式インキ噴射
装置を用いて、洗浄を施したガラス基板の上に噴射し、
100μm×100μmのカラーフィルタ画素を形成し
た。インキは低粘度でインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。
【0040】インキで着色したガラス基板を150℃で
15分加熱することによって、インキを硬化させること
によって、耐熱・耐薬品性に優れた着色層を得た。
【0041】実施例3 赤、緑、青、各色のインキを下記の要領で調合した。ま
ず、下記組成のポリマレイン酸誘導体30重量部、28
%アンモニア水8重量部、水62重量部を混合し、40
℃に加熱撹拌し均一に溶解した。次にこのポリマレイン
酸誘導体水溶液15重量部、赤色顔料としてPR177
を6重量部、水79重量部にガラスビーズを加え、ホモ
ジナイザーを用いて10時間攪拌し、顔料分散液を作製
した。上記分散液98重量部にメラミン樹脂(大日本イ
ンキ化学工業(株)製“ベッカミン”MA−S)2重量
部を加えて撹拌混合し、カラーフィルタ作製用赤インキ
を得た。
【0042】ポリマレイン酸誘導体の共重合組成 マレイン酸 24 重量部 スチレン 38 重量部 α−メチルスチレン 38 重量部 平均分子量20、000 緑インキ(顔料としてPB15を使用)および青インキ
(顔料としてPG36を使用)も同様の方法で調製し
た。このインキの粘度は以下の通りであった。
【0043】
【表4】 このインキは室温保存で長期にわたって安定であった。
【0044】上記インキをインクジェット式インキ噴射
装置を用いて、洗浄を施したガラス基板の上に噴射し、
100μm×100μmのカラーフィルタ画素を形成し
た。インキは低粘度でインクジェットに適しており、良
好な噴射ができた。
【0045】インキで着色したガラス基板を150℃で
15分加熱することによって、インキを硬化させること
によって、耐熱・耐薬品性に優れた着色層を得た。
【0046】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタ製造用インキを
用いて、印刷法、インクジェット法によってカラーフィ
ルタを製造した場合、保存中は安定で、加熱によって速
やかに硬化し、且つ加熱硬化後は耐熱・耐薬品性に優れ
た着色層およびまたは遮光層を得ることが出来るもので
ある。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示素子用カラーフィルタの着色層お
    よび/または遮光層を製造するためのインキであって、
    少なくとも着色剤、メラミン樹脂、および25℃では酸
    性を示さず、加熱により酸を発生する物質を含有するこ
    とを特徴とするカラーフィルタ製造用インキ。
  2. 【請求項2】請求項1において、加熱により酸を発生す
    る物質として、弱酸のアンモニアまたはアミンの塩を含
    有することを特徴とするカラーフィルタ製造用インキ。
  3. 【請求項3】請求項2において、弱酸としてカルボン酸
    誘導体を含有することを特徴とするカラーフィルタ製造
    用インキ。
  4. 【請求項4】請求項3において、カルボン酸誘導体とし
    てポリカルボン酸誘導体を含有することを特徴とするカ
    ラーフィルタ製造用インキ。
  5. 【請求項5】請求項4において、ポリカルボン酸誘導体
    として、ポリアクリル酸誘導体を含有することを特徴と
    するカラーフィルタ製造用インキ。
  6. 【請求項6】請求項4において、ポリカルボン酸誘導体
    として、ポリメタクリル酸誘導体を含有することを特徴
    とするカラーフィルタ製造用インキ。
  7. 【請求項7】請求項4において、ポリカルボン酸誘導体
    として、ポリマレイン酸誘導体を含有することを特徴と
    するカラーフィルタ製造用インキ。
  8. 【請求項8】液晶表示素子用カラーフィルタ製造法にお
    いて、着色層および/または遮光層を製造するためのイ
    ンキとして、請求項1〜7のいずれかに記載のカラーフ
    ィルタ製造用インキを用いることを特徴とするカラーフ
    ィルタ製造法。
  9. 【請求項9】請求項8において、着色層および/または
    遮光層を製造するための手段として、印刷法またはイン
    クジェットプリンタを用いて透明基板上にインキ滴を直
    接付着させるインクジェット法を用いることを特徴とす
    るカラーフィルタ製造法。
  10. 【請求項10】液晶表示素子用カラーフィルタにおい
    て、着色層および/または遮光層の成分として、少なく
    ともメラミン樹脂と、弱酸および/またはその熱分解物
    を含むことを特徴とするカラーフィルタ。
  11. 【請求項11】液晶表示素子用カラーフィルタにおい
    て、着色層および/または遮光層の成分として、少なく
    ともメラミン樹脂と、カルボン酸誘導体および/または
    その熱分解物を含むことを特徴とするカラーフィルタ。
  12. 【請求項12】液晶表示素子用カラーフィルタにおい
    て、着色層および/または遮光層の成分として、少なく
    ともメラミン樹脂と、ポリカルボン酸誘導体および/ま
    たはその熱分解物を含むことを特徴とするカラーフィル
    タ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011055595A1 (ja) * 2009-11-04 2011-05-12 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェット用水性インク、およびインクジェット記録方法

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