JPH0989758A - 濁度センサーの測定セル - Google Patents

濁度センサーの測定セル

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JPH0989758A
JPH0989758A JP26652895A JP26652895A JPH0989758A JP H0989758 A JPH0989758 A JP H0989758A JP 26652895 A JP26652895 A JP 26652895A JP 26652895 A JP26652895 A JP 26652895A JP H0989758 A JPH0989758 A JP H0989758A
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JP
Japan
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titanium oxide
turbidity
light
ultraviolet irradiation
container
Prior art date
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Application number
JP26652895A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kubo
俊裕 久保
Goro Funabashi
五郎 船橋
Tetsuya Tatsumi
哲也 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濁度センサーの測定セルにおいて、透光窓の
汚損を長期にわたり防止することを目的とする。 【構成】 濁度測定用透過光線Lが貫通する対向側面2
A、2Bが透光性とされた、濁度測定対象液Wを満たす
容器2の透光性側面2A、2B内面に酸化チタンよりな
る薄膜3が設けられ、前記容器2には前記酸化チタンよ
りなる薄膜3を照射する紫外線照射装置4が設けられて
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は濁度センサーの測定セ
ルに関し、詳しくは、液体の光線透過率から濁度を測定
する濁度センサーの測定セルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体の濁度を測定するセンサーと
して、図4に示すように測定液の供給口A及び排出口B
を有する容器Cの対向側面D1 2 に透明ガラス板ある
いは透明アクリル板からなる透光窓E、Eを設け、投光
器Fからでた光を受光器Gで受けて、液体を透過する時
の光の強さの減衰率を測定することにより液体の濁度を
連続的に測定するものが知られている。
【0003】
【従来技術の問題点】ところで、上記濁度センサーの測
定セルH内面は常時測定液で満たされ、かつ測定液は無
菌状態ではないため、測定セル内面に測定液に溶け込ん
でいる細菌や微生物による付着スライムや付着性微細藻
類の繁殖により経時的に透光窓E、Eの光透過性が阻害
され、正確な光透過率が測定できなくなる欠点があっ
た。
【0004】また、このような問題を解消するため、従
来では定期的に測定セル内面を払拭清掃することを行っ
ていたが、透光窓E、Eには払拭時の摩擦によって傷が
つきやすく、この傷が払拭清掃のつど増加していくので
やがては傷によっても透光窓E、Eの透明性が悪くな
り、やがては透光窓E、Eの交換が必要となり、上記清
掃や交換のために測定を中断する必要が生じて長期間の
連続測定が出来なくなる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、透光窓の汚損が長期にわたり防止できもって長
期間の連続測定の可能な濁度センサーの測定セルを提供
することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の濁度セ
ンサーの測定セルは、濁度測定用透過光線Lが貫通する
対向側面2A、2Bが透光性とされた、濁度測定対象液
Wを満たす容器2の透光性側面2A、2B内面に酸化チ
タンよりなる薄膜3が設けられ、前記容器2には前記酸
化チタンよりなる薄膜3を照射する紫外線照射装置4が
設けられてなることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の濁度センサーの測定セル
は、濁度測定対象液Wを満たす容器2全体が透光性材料
で成形され、少なくとも前記容器2の濁度測定用透過光
線Lが貫通する対向側面内面2A、2Bに酸化チタンよ
りなる薄膜3が設けられ、前記容器2には外部から前記
酸化チタンよりなる薄膜3を照射する紫外線照射装置4
が設けられてなることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の濁度センサーの測定セル
は、請求項1又は請求項2に記載の濁度センサーの測定
セルにおいて、紫外線照射装置4が、濁度測定用透過光
線の光軸Lに沿って配置されてなることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の濁度センサーの測定セルの透
光性側面2A、2B内面の酸化チタンよりなる薄膜3に
紫外線が照射されると、薄膜3を構成する酸化チタンが
光触媒となってその表面に付着している有機物を酸化分
解する。即ち、光触媒である酸化チタンに吸収された紫
外線のエネルギーは、酸化チタンの中に電子と正孔とを
作る。そして、酸化チタンの電子(e- ) は速やかに測定
対象液中の水分子の酸素に結びつきイオン化酸素分子を
作る。このイオン化酸素分子は非常に反応性が高いた
め、速やかに有機物の酸化分解を行い、薄膜3表面の付
着スライムや微細藻類を酸化分解し表面の汚染を防止す
るのである。従って、紫外線照射を継続すれば透光性側
面2A、2Bの透光性が長期間にわたり維持される。
【0010】請求項2に記載の濁度センサーの測定セル
は、光触媒となる酸化チタンを活性化させる紫外線を容
器2外の任意箇所から照射可能となるので、濁度センサ
ーの測定セルの構造について用途に応じた変形が容易と
なる。
【0011】請求項3の濁度センサーの測定セルは、紫
外線照射装置4が、濁度測定用透過光線の光軸Lに沿っ
て配置されているため、投光器5又は受光器6と紫外線
照射装置4を一体化でき、さらに紫外線照射装置4は直
接透光性側面2A、2Bを直接照射するので汚損防止効
果も優れる。また、別途紫外線照射装置4を設けるスペ
ースも不要となる。
【0012】
【実施例】次に、この発明の濁度センサーの測定セルの
実施例を説明する。
【0013】〔実施例1〕図1は、請求項1に記載の濁
度センサーの測定セル1の断面図である。図1におい
て、筒状の容器2本体の両開口端に、酸化チタンよりな
る薄膜3をCVD法により設けた透明ガラス板又は透明
アクリル板を水密に取り付け、透光性側面2A、2Bと
した。なお、酸化チタンよりなる薄膜3はスパッター法
で設けても良い。なお、図中7は液体流入口、8は液体
排出口を示し、21は透明ガラス板又は透明アクリル板
の取付用カップリングを示す。そして、筒状の本体側面
に透明ガラス板又は透明アクリル板よりなる透明窓孔
9、9を形成し、ここから酸化チタンよりなる薄膜3を
照射する姿勢に紫外線照射装置4、4を取り付け、濁度
センサーの測定セル1を製造した。
【0014】〔実施例2〕図2は、請求項2に記載の濁
度センサーの測定セル1の断面図である。実施例1にお
ける筒状の容器2全体を透明アクリル樹脂よりなる透光
性材料で成形し、かつ容器2の濁度測定用透過光線Lが
貫通する対向側面2A、2B内面に酸化チタンよりなる
薄膜3をCVD法により設け、酸化チタンよりなる薄膜
3を容器2外部から照射する紫外線照射装置4を設け、
濁度センサーの測定セル1を製造した。
【0015】〔実施例3〕図2に示した容器2の対向側
面2A、2Bを含む内面全面に酸化チタンよりなる薄膜
3を設けた他は、実施例2と同様にして濁度センサーの
測定セル1を製造した。
【0016】〔実施例4〕図3は請求項3に記載の濁度
センサーの測定セル1の断面図を示す。筒状の容器2本
体の両開口端に、酸化チタンよりなる薄膜3を設けた透
明ガラス板又は透明アクリル板を水密に取り付けて透光
性側面2A、2Bとし、紫外線照射装置4を濁度測定用
透過光線の投光器5と併設し、濁度測定用透過光線Lと
並行して紫外線が透光性側面2A、2Bに直接照射され
るようにした。なお、受光器6は可視光線のみ検出し紫
外線に反応しないものを使用した。
【0017】〔実施例5〕実施例2において、紫外線照
射装置4を濁度測定用の光源5と併設し濁度測定用透過
光線Lと並行して紫外線が照射されるようにした。な
お、受光器6は実施例4と同様可視光線のみ検出し紫外
線に反応しないものを使用した。
【0018】〔実施例6〕実施例3において、紫外線照
射装置4を濁度測定用光源5と併設し濁度測定用透過光
線Lと並行して紫外線が照射されるようにした。なお、
受光器6は実施例4と同様可視光線のみ検出し紫外線に
反応しないものを使用した。
【0019】なお、実施例4〜6において、紫外線照射
装置4の配置位置を投光器5側だけのものを示したが、
図4に図示のように受光器6側のみに紫外線照射装置4
を併設しても良く、さらに投光器5、受光器6の両方に
紫外線照射装置4を併設しても良い。
【0020】〔比較例〕実施例1と同じ筒状の容器2本
体の両開口端に酸化チタンよりなる薄膜3を設けない透
明ガラス板又は透明アクリル板を水密に取り付け、透光
性側面2A、2Bとした。
【0021】実施例1〜6と比較例について、水道水を
測定対象液として測定試験を実施したところ、実施例1
〜6の濁度センサーの測定セル1は、50日経過後も付着
スライム、あるいは付着微細藻類による光線透過障害の
影響は殆どなかったが、比較例のものは50日経過時で約
1〜2%の光線透過障害があり、顕微鏡での観察によれ
ば、透光面内面に析出結晶、付着スライムが付着してい
るのが観察された。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、酸化チタンの光触媒による酸化作用によって、
付着スライム等の汚損物質が積極的に酸化分解され透光
性側面の透光障害が発生するのが防止される。従って、
長期間にわたって資料液の連続測定が可能となる。
【0023】請求項2の発明によれば、上記効果の他、
酸化チタンを光触媒化させる紫外線照射が容器外の任意
箇所から可能となり、紫外線照射装置の配置場所の制限
が無くなる効果を有する。
【0024】請求項3の発明によれば、容器に紫外線照
射のための窓孔を設けたり、あるいは容器を透明容器と
する制限がなく、紫外線は濁度測定用光線と並行して照
射すれば良いので、紫外線照射装置の設置場所の制限が
更になくなり装置のコンパクト化に寄与する効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の実施例の断面図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の実施例の断面図であ
る。
【図3】請求項3に記載の発明の実施例の断面図であ
る。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…濁度センサーの測定セル 2…容器 2A、2B…透光性側面 3…酸化チタンよりなる薄膜 4…紫外線照射装置 5…投光器 6…受光器 W…濁度測定対象液 L…濁度測定用透過光線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濁度測定用透過光線Lが貫通する対向側面
    2A、2Bが透光性とされた、濁度測定対象液Wを満た
    す容器2の透光性側面2A、2B内面に酸化チタンより
    なる薄膜3が設けられ、前記容器2には前記酸化チタン
    よりなる薄膜3を照射する紫外線照射装置4が設けられ
    てなることを特徴とする濁度センサーの測定セル。
  2. 【請求項2】濁度測定対象液Wを満たす容器2全体が透
    光性材料で成形され、少なくとも前記容器2の濁度測定
    用透過光線Lが貫通する対向側面2A、2B内面に酸化
    チタンよりなる薄膜3が設けられ、前記容器2には外部
    から前記酸化チタンよりなる薄膜3を照射する紫外線照
    射装置4が設けられてなることを特徴とする濁度センサ
    ーの測定セル。
  3. 【請求項3】紫外線照射装置4が、濁度測定用透過光線
    の光軸Lに沿って配置されてなることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の濁度センサーの測定セル。
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