JPH0989216A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH0989216A
JPH0989216A JP25131495A JP25131495A JPH0989216A JP H0989216 A JPH0989216 A JP H0989216A JP 25131495 A JP25131495 A JP 25131495A JP 25131495 A JP25131495 A JP 25131495A JP H0989216 A JPH0989216 A JP H0989216A
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vaporization
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Hiroaki Shigeoka
浩昭 重岡
Hideki Koseki
秀規 小関
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SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Mitsubishi Electric Corp
Japan Petroleum Energy Center JPEC
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SEKIYU SANGYO KASSEIKA CENTER
Petroleum Energy Center PEC
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気化・乱流拡散燃焼方式の加熱装置において
は、冷起動時に、燃料ノズル1が低温のままであり、気
化燃料が燃料ノズル1中で凝縮して燃焼室11に噴出さ
れ、不完全燃焼が起こりやすかった。また、液体燃料が
液体燃料気化面33の一部分に集中供給されると、気化
特性が悪化し気化器寿命が低下した。 【解決手段】 燃料ノズル1と燃料ノズル胴体31とを
接続する燃料ノズル接続部40を設け、該燃料ノズル接
続部40内部に発熱体34を設けた。また、液体燃料が
燃料ノズル1に進入しない構成とし、燃料ノズル1の断
面積を先端から根元に向かい次第に大きくし、更に液体
燃料を液体燃料気化面33に分散供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体燃料気化器
を備えた外燃機関の加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば、特開平4−3064ll
号公報に示された従来の都市ガスなどの気体燃料を用い
る外燃機関の加熱装置を示す断面図であり、図におい
て、1は気体燃料を噴出する燃料噴出孔を有する燃料ノ
ズル、2は燃料ノズル1近傍に空気を供給する空気供給
部、3は燃料ノズル1からの気体燃料を上記空気供給部
2からの空気により燃焼させる燃焼装置、6は燃料ノズ
ル1に気体燃料を送る燃料流路である。
【0003】また、11は気体燃料と空気が取り込まれ
て燃焼を起こす燃焼装置3内の燃焼室、13は燃焼室1
1内に設けられ、外燃機関用の熱を得るための被加熱体
である熱交換器、15は空気供給部2の出口に設けら
れ、空気に旋回を与えて火炎を保持するための空気案内
羽根である。16は燃料ノズル1近傍に設けられた点火
用放電電極、17は燃料ノズル1近傍に設けられた火炎
検知電極、18a、18bは点火用放電電極16および
火炎検知電極17を周囲から電気的に絶縁する電気絶縁
体、20は電極16、17を燃焼室11へ導く電極導入
管、21は燃焼室11に空気を導入する空気流路、22
は燃焼室llで燃焼した燃焼排ガスを排出する燃焼排ガ
ス流路である。
【0004】さらに、24は予熱部であり、燃焼室11
の外側に位置し、空気流路21と燃焼排ガス流路22と
をフィン付き隔壁などの熱伝導部材23により区分け
し、これを介して、燃焼排ガスが保有している熱で空気
を予熱する。25は予熱部24と燃焼室11との間に設
けられて熱遮断する内部断熱材、26は予熱部24の外
周部に設けられて外部への伝熱を遮断する断熱層として
の外部断熱材である。なお、燃料ノズル先端部には、燃
焼室11へ燃料を噴出する多数の燃料噴出孔27が設け
られている。
【0005】次に動作について説明する。先ず、燃料ノ
ズル1とその先端部の燃料噴出孔27より燃焼室11に
噴出された気体燃料は、燃料ノズル1の周囲に設けられ
た空気案内羽根15により旋回された空気と混合して燃
焼する。この際の点火動作は、アース極である燃料ノズ
ル1とその近傍に設けられた点火用放電電極16とのア
ーク放電によって行われ、着火確認は燃料ノズル1と火
炎検知電極17との間に電圧を印加してこれらの間に存
在する火炎の電気抵抗を検出することにより行われる。
【0006】また、この燃焼により高温となった燃焼ガ
スは、破線矢印で示すように熱交換器13に熱エネルギ
ーを与えた後、燃焼排ガスとなり予熱部24へ流入す
る。この段階の燃焼排ガスは、まだ燃焼熱の約30%の
熱を保有しており、この熱の大部分は燃焼排ガスが燃焼
排ガス流路22を通過する際に、熱伝導部材23を介し
て、空気流路21を通過する空気(実線矢印)に回収さ
れる。なお、この図では、予熱部24を熱回収効率の良
い対向流型にしている。以上、気体燃料を用いる加熱装
置の場合を例に取り、従来の加熱装置について説明し
た。
【0007】液体燃料を用いる加熱装置の場合も、燃料
ノズル周辺以外はすべて同様の構成および動作となる。
すなわち、液体燃料を用いる場合には、気体用燃料の場
合の多数個の燃料噴出孔を有する気体用燃料ノズルの代
わりに、単一小孔より高圧力で液体燃料を噴出させて液
体燃料をせん断・微粒化する圧力噴射弁、ノズル内に高
圧空気を導入して液体燃料を微粒化する2流体噴射弁、
超音波振動を利用して液体燃料を微粒化する超音波ノズ
ル、気化器で液体燃料を気化する気化方式などが用いら
れている。
【0008】燃料ノズルとして、圧力噴射弁を用いる場
合には、燃焼量可変輻が大きく取れない問題点、すなわ
ち燃料流量が大きい場合には微粒化性能が良好で微細な
燃料微粒子が得られるが、燃料流量が小さい場合には微
粒化性能が悪化して燃料液滴が大きくなり、その結果燃
焼用空気との混合が悪化して不完全燃焼(COの増大、
ススの排出)が起こりやすくなり、そのため最小燃焼量
をあまり小さくできないという問題点がある。
【0009】2流体噴射弁を用いる場合には、高圧空気
供給源として空気圧縮機や圧縮機駆動用動力が必要であ
り、さらに、燃焼用空気として予熱空気の他に燃料微粒
化用に常温空気を用いるため、予熱空気のみを用いた場
合より火炎温度が低下し、火炎と被加熱体間の温度勾配
が小さくなり、加熱効率が低下するという問題点があ
る。
【0010】超音波ノズルを用いる場合には、超音波振
動子に耐熱性がなく、そのままでは燃焼室内の高温雰囲
気では使用できず、水冷の必要があるため装置構成が複
雑になり、また超音波振動子自体の耐久性にも問題があ
る。
【0011】気化方式には、気化・予混合燃焼方式と気
化・乱流拡散燃焼方式がある。気化・予混合燃焼方式で
は逆火の可能性や、燃焼負荷率(単位時間単位体積当た
りの燃焼量)を大きくできず、燃焼器が大型化して外燃
機関の加熱装置にはそのまま適用できない問題がある。
【0012】気化・乱流拡散燃焼方式は、従来の気体燃
料を用いる加熱装置で用いられている方式と同様、燃料
ノズル1の先端部の燃料噴出孔27から気化した燃料を
噴出させ、空気案内羽根15によって旋回がかけられた
燃焼用空気と混合・燃焼する方式であり、燃焼量が小さ
い場合でも、燃料噴出孔径を気体燃料のそれより小さく
することにより、CO排出濃度を小さくすることができ
る。その結果、従来の液体燃料で使用されている圧力噴
射弁に比較して燃焼量可変輻を大きく取ることができ
る。また、2流体噴射弁のように常温の微粒化用空気を
用いないため、加熱効率が低下することもなく、微粒化
用空気圧縮機等の補機および補機用動力も必要としな
い。更に、単純な構造であるため、信頼性、耐久性も高
くできるものである。
【0013】この気化・乱流拡散燃焼方式を用いる加熱
装置の場合は、従来の気体燃料を用いる加熱装置の構成
に加えて、図9の燃料ノズル1の先端部と燃料流路6の
間に、液体燃料を気化するための液体燃料気化面を設け
た液体燃料気化室と、燃焼を開始する冷起動時に液体燃
料気化面を加熱昇温するための発熱体を備えた構成が必
要となる。
【0014】冷起動時には、まず発熱体により液体燃料
気化面を液体燃料気化適正温度(例えば灯油の場合二百
数十℃)まで加熱昇温する。そして、液体燃料気化面が
気化適正温度に加熱昇温完了した時点で液体燃料を液体
燃料気化面に供給してこれを気化させ気化燃料を生成す
る。この気化燃料は燃料ノズルを通過し、その先端部の
燃料噴出孔により燃焼室に噴出される。それ以降の点火
動作、燃焼動作等は気体燃料を用いた加熱装置と同様で
ある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の液体燃料を用い
る気化・乱流拡散燃焼方式の加熱装置は以上のように構
成されているので、冷起動時に、液体燃料気化面が気化
適正温度に加熱昇温完了していても、燃料ノズルが低温
のままであり、液体燃料気化面で生成した気化燃料が燃
料ノズル中で冷却されて凝縮し、完全に気化しない状態
で燃焼室に噴出されることが起こり、その結果、燃料と
燃焼用空気との混合が悪化して不完全燃焼しやすくなる
という課題があった。
【0016】また、液体燃料が液体燃料気化面の一部分
に集中供給されると、燃料の気化熱の吸収によって液体
燃料気化面に局所的な温度低下を生じ、その結果、気化
時間が増加して気化特性が悪化するとともに、気化面に
タールが発生しやすくなり気化器寿命が短くなるなどの
課題があった。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、液体燃料を用いる気化・乱流拡散
燃焼方式の加熱装置において、冷起動時に液体燃料気化
面と燃料ノズルの両部分を加熱昇温することにより気化
燃料の凝縮とそれに基づく不完全燃焼を防止して燃焼性
能の向上した加熱装置を得ることを目的とする。
【0018】また、この発明は気化燃料生成中に液体燃
料気化面の局所的な温度低下を防止して気化適温に保つ
ことにより、気化器性能を向上して燃焼性能を向上した
加熱装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る加熱装置は、燃料ノズル胴体内の液体燃料気化室内に
設けた液体燃料気化面に液体燃料流路より液体燃料を供
給し、前記液体燃料気化面において液体燃料を気化して
気化燃料とし、この気化燃料を前記液体燃料気化室内の
気化燃料入口から燃料ノズルへと導き、この燃料ノズル
の燃料噴出孔より燃焼室に供給して、この気化燃料を前
記燃焼室の一部に設けられた空気供給部から供給される
燃焼用空気と混合して燃焼させて熱を発生させる加熱装
置において、前記燃料ノズルを加熱昇温する発熱体を設
けたものである。
【0020】請求項2記載の発明に係る加熱装置は、燃
料ノズルと燃料ノズル胴体とを接続する燃料ノズル接続
部を設けて、この燃料ノズル接続部の内部に発熱体を設
けたものである。
【0021】請求項3記載の発明に係る加熱装置は、燃
料ノズルの内部に発熱体を設けたものである。
【0022】請求項4記載の発明に係る加熱装置は、燃
料ノズルの断面積を、前記燃料ノズルの先端から根元に
向かい次第に大きくしたものである。
【0023】請求項5記載の発明に係る加熱装置は、気
化燃料入口を、液体燃料気化面の最高位置より高い位置
に設けたものである。
【0024】請求項6記載の発明に係る加熱装置は、気
化燃料入口を、液体燃料流路の液体燃料流出位置より高
くしたものである。
【0025】請求項7記載の発明に係る加熱装置は、複
数の液体燃料通過孔を有する液体燃料分流部を液体燃料
流路の下端に設けて、液体燃料を液体燃料気化面に分散
供給するようにしたものである。
【0026】請求項8記載の発明に係る加熱装置は、液
体燃料分流部の下端部の外径を、前記液体燃料分流部の
液体燃料通過孔位置の外径より大きくしたものである。
【0027】請求項9記載の発明に係る加熱装置は、液
体燃料気化面に傾斜を設け、液体燃料を前記液体燃料気
化面に分散供給するようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による加
熱装置の燃料ノズルおよび液体燃料気化室に関連した要
部を示す断面図である。図において、1は燃料ノズル、
27は燃料ノズル1の先端部に設けられた燃料噴出孔、
2は燃料ノズル1近傍に空気を供給する空気供給部、1
5は空気供給部2の出口に設けられ空気に旋回を与えて
火炎を保持するための空気案内羽根、11は燃料が空気
と混合されて燃焼を起こす燃焼室であり、以上は前記図
9に示した従来の気体燃料を用いる外燃機関の加熱装置
のものと同様のものである。
【0029】31は燃料ノズル胴体、32は燃料ノズル
胴体31内に設けられた液体燃料気化室、33は液体燃
料気化室32内に設けられた液体燃料気化面、30は液
体燃料気化室32に液体燃料を供給する液体燃料流路、
40は燃料ノズル1と燃料ノズル胴体31を接続する燃
料ノズル接続部、42は燃料ノズル胴体31に設けられ
た気化燃料入口、35は燃料ノズル胴体底部である。3
4は燃料ノズル接続部40内に設けられた発熱体であ
り、ここでは電気ヒータが用いられている。
【0030】また、図1に示すように、燃料ノズル1の
断面積を燃料ノズル1の先端から根元に向かって次第に
大きくなるように形成しており、加えて、燃料ノズル胴
体部31内の気化燃料入口42が液体燃料気化面33よ
り高い位置に、気化燃料入口42が液体燃料流路30の
液体燃料流出位置より高い位置になるように構成してい
る。
【0031】なお、図1に示した燃料ノズルおよび液体
燃料気化室に関連した要部以外の構成は、従来の気体燃
料を用いる外燃機関の加熱装置と同様であり、以下同一
符号により引用を行う。
【0032】次に動作について説明する。冷起動時に
は、まず、発熱体34により、液体燃料気化面33およ
び燃料ノズル1の加熱昇温を開始する。温度は液体燃料
気化面33と燃料ノズル1に取り付けられた図示しない
温度センサで測定され、液体燃料気化面33および燃料
ノズル1が液体燃料気化適正温度(例えば灯油の場合二
百数十℃)かどうかが図示しないコントローラにより判
定される。適正温度以下であれば、発熱体34に通電し
液体燃料気化面33および燃料ノズル1の加熱を行う。
【0033】そして、液体燃料気化面33および燃料ノ
ズル1が気化適正温度になった時点で、液体燃料流路3
0より液体燃料が液体燃料気化室32に供給され、燃料
は高温の液体燃料気化面33で加熱気化される。気化し
た燃料は燃料ノズル1を通過し、燃料噴出孔27から燃
焼室11内に噴出される。
【0034】燃焼室11内に噴出された気化燃料は、燃
料ノズル1の周囲に設けられた空気案内羽根15により
旋回された空気と混合して燃焼する。この際の点火動作
は、アース極である燃料ノズル1とその近傍に設けられ
た図示しない点火用放電電極16とのアーク放電によっ
て行われ、着火確認は、燃料ノズル1と図示しない火炎
検知電極17との間に電圧を印加してこれらの間に存在
する火炎の電気抵抗を検出することにより行われる。
【0035】以降は、前記図9に示した従来の気体燃料
を用いた加熱装置と同様に、燃焼により高温となった燃
焼ガスが、外燃機関用の熱を得るための被加熱体である
図示しない熱交換器13に熱エネルギーを与える。この
後、燃焼排ガスは図示しない予熱部24へ流入し、残り
の熱を空気供給部2へ送られる燃焼用空気に引き渡し、
燃焼用空気の予熱が行われる。
【0036】なお、冷起動終了後、加熱装置全体が暖ま
った状態においては、空気供給部2内の燃焼用空気の温
度は、図示しない予熱部24による燃焼排ガスからの熱
回収の結果、500〜650℃(熱交換器13の設定温
度により異なる)にまで達するようになる。この燃焼用
空気の持つ熱の一部は、燃焼用空気が空気供給部2およ
び空気案内羽根15を通過する際、これらの部材および
燃料ノズル胴体底部35を通して液体燃料気化面33へ
と伝えられ、その結果、液体燃料は主にこの燃焼用空気
からの熱により加熱気化されるようになる。
【0037】以上のように、この実施の形態1において
は、発熱体34を内部に設けた燃料ノズル接続部40を
用いて燃料ノズル1と燃料ノズル胴体31とを接続した
ことにより、発熱体34をそれらの中間部に配置して、
燃料ノズル1と燃料ノズル胴体31の両部分を均等に加
熱することができる。
【0038】図1に示したように、発熱体34と燃料ノ
ズル1の間の伝熱距離と伝熱面積をそれぞれL1、S1
とし、また、発熱体34と燃料ノズル胴体31の間の伝
熱距離と伝熱面積をそれぞれL2、S2とすれば、発熱
体34より燃料ノズル1と燃料ノズル胴体31の両部分
に伝わる熱量dQ1、dQ2はdQi=k×(Si)/
(Li)と表される(kは定数、i=1,2)。従っ
て、(S1)/(L1)=(S2)/(L2)となるよ
うに上記L1、L2、S1、S2を設定することによ
り、発熱体34から両部分に伝わる熱量を等しくするこ
とができる。この実施の形態においては、燃料ノズル1
の断面積を次第に変化させて燃料ノズル根元の断面積を
広くしているので、このような設定が容易である。これ
により、冷起動時に燃料ノズル1と液体燃料気化面33
の両部分を一様に加熱し、液体燃料気化面33が気化適
温に昇温された時点では燃料ノズル1も液体燃料の凝縮
温度以上となっており、液体燃料気化面33で生成した
気化燃料を燃料ノズル1内で凝縮させることなく燃焼室
11内に噴出して完全燃焼させることができ、冷起動時
の燃焼性能を向上することができる。
【0039】また、燃料ノズル1の断面積を次第に変化
させたことにより、空気案内羽根15により供給した燃
焼用空気が、減速したり乱れたりすることなくスムーズ
に燃料噴出孔27に達し、燃料噴出孔27から燃焼室l
lに噴出した気化燃料と良く混合することとなり、燃焼
性能を向上することができる。また、燃料ノズル1周囲
の燃焼用空気の流路が急に狭くなることによる空気供給
部の圧力損失の増加を防止することができる。
【0040】また、燃料ノズル胴体31内の気化燃料入
口42を液体燃料気化面33より高い位置に設けたこと
により、液体燃料気化面33に供給した液体燃料は完全
に気化しなければ燃料ノズル1に達することができなく
なり、気化燃料のみを燃焼室11に噴出して不完全燃焼
を防止し、燃焼性能を向上させることができる。
【0041】また、気化燃料入口42を液体燃料流路3
0の液体燃料流出位置より高くしたことにより、液体燃
料流路30から液体燃料気化面33に液体燃料を供給す
る際に液体燃料が燃料ノズル1に進入することが防止さ
れ、これにより、気化燃料のみを燃焼室11に噴出して
不完全燃焼を防止し、燃焼性能を向上させることができ
る。
【0042】なお、この実施の形態においては、断面積
を次第に変化させた燃料ノズル1として、曲線状の外形
形状のものを示したが、外形形状は直線状、階段状など
にしてもよい。
【0043】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による加熱装置の燃料ノズルおよび液体燃料気化室
に関連した要部を示す断面図、図3は図2のA−A断面
図、図4は図2のB−B断面図である。図において、3
4aは燃料ノズル1内部に設けられた発熱体、45は気
化燃料入口42と燃料噴出孔27との間の気化燃料流路
であり、この実施の形態においては発熱体34aの周囲
に複数設けられている。なお、図1に相当する部分につ
いては、同一符号を付して説明を省略する。
【0044】この実施の形態は、前記実施の形態1と異
なり燃料ノズル接続部40を設けず、発熱体34を燃料
ノズル1の内部に設けたものである。発熱体34は、燃
料ノズル1と燃料ノズル胴体31とに亘ってこれらの中
心を貫通する形に設けられており、燃料ノズル1と液体
燃料気化面33の加熱昇温を兼ねるものである。
【0045】次に動作について説明する。冷起動時に
は、燃料ノズル1と燃料ノズル胴体31の中心を貫通す
る形に設けられた発熱体34aへの通電により、燃料ノ
ズル1と燃料ノズル胴体31とが同時に加熱昇温され
る。この場合、燃料ノズル1は他の部分からの熱伝導に
よらずに確実に加熱昇温されることとなる。なお、その
他の点火動作、燃焼動作等の動作は、前記実施の形態1
と同様である。
【0046】以上のように、この実施の形態2において
は、燃料ノズル1の内部に発熱体34aを設けて燃料ノ
ズル1を加熱昇温するようにしたので、冷起動時に燃料
ノズル1を確実に加熱昇温させることができる。従っ
て、液体燃料気化面33において気化された気化燃料を
完全に気化した状態のままで燃焼室11内に噴出させる
ことができ、冷起動時の燃焼性能を向上させることがで
きる。
【0047】また、発熱体34aは燃料ノズル1と液体
燃料気化面33の加熱昇温を兼ねており、燃料ノズル1
と燃料ノズル胴体31とに亘ってこれらの中心を貫通す
る形に設けられているので、発熱体が一個の単純な構造
でよく、容易な加工・組立および低コストで上記効果の
得られる加熱装置とすることができる。
【0048】また、燃料ノズル1の断面積を次第に変化
させて燃料ノズル根元の断面積を広くしているので、液
体燃料気化面33と燃料ノズル1との間の、燃料ノズル
根元の断面積を介した熱伝導特性を向上して、液体燃料
気化面33と燃料ノズル1の温度を近い状態に保つこと
ができる。なお、その他の前記実施の形態1と同様の構
成による効果については、重複説明を省略する。
【0049】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による加熱装置の液体燃料気化室31内の構造を示
す断面図であり、図において、41は液体燃料流路30
の下端に設けられた、複数の液体燃料通過孔43を有す
る液体燃料分流部である。なお、液体燃料気化室31以
外の構成は、前記実施の形態1と同様であり、図1に相
当する部分については、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0050】液体燃料分流部41は、液体燃料流路30
より供給された液体燃料を、液体燃料気化面33に分散
供給する機能を果たすものである。
【0051】次に動作について説明する。液体燃料流路
30より供給される液体燃料は、液体燃料分流部41の
複数の液体燃料通過孔43より流出し、液体燃料気化面
33上の複数の位置に分散供給され、高温の液体燃料気
化面33上で気化して気化燃料となる。この際、液体燃
料気化面33の気化が起こっている箇所は燃料に気化熱
を奪われて温度低下を起こすが、液体燃料が分散供給さ
れているため、温度低下が液体燃料気化面の複数の位置
に分散され、気化燃料生成中の気化面の温度は気化適温
に保たれる。なお、その他の動作は、前記実施の形態1
と同様である。
【0052】以上のように、この実施の形態3において
は、液体燃料分流部41により液体燃料を液体燃料気化
面33に分散供給するようにしたため、気化燃料生成中
の気化熱による液体燃料気化面33の温度低下を複数の
位置に分散して液体燃料気化面33の温度を気化適温に
保つことができ、これにより、液体燃料の気化特性を向
上して燃焼性能を向上させることができる。また、液体
燃料気化面33の温度低下によるタールの発生等を防止
して、気化器寿命を向上させることができる。なお、そ
の他の前記実施の形態1と同様の構成による効果につい
ては、重複説明を省略する。
【0053】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4による加熱装置の液体燃料気化室内の構造を示す断
面図であり、図において、41aは下端部44の外径を
液体燃料通過孔43の位置の外径より大きく形成した液
体燃料分流部である。なお、液体燃料気化室31以外の
構成は、前記実施の形態1と同様であり、図1に相当す
る部分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0054】次に動作について説明する。液体燃料流路
30より供給される液体燃料は、図6中の実線に示すよ
うに、液体燃料分流部41aの複数の液体燃料通過孔4
3より流出し、液体燃料分流部41aの大きな外径の下
端部44を通過して、液体燃料気化面33上の広い範囲
に分散供給される。
【0055】液体燃料気化面33の気化が起こっている
箇所は、燃料の気化のため燃料に気化熱を奪われて温度
低下を起こすが、液体燃料が広い範囲に分散供給されて
いるため、温度低下が液体燃料気化面33の広い範囲に
分散され、気化燃料生成中の液体燃料気化面33の温度
は気化適温に保たれる。なお、その他の動作は、前記実
施の形態3と同様である。
【0056】以上のように、この実施の形態4において
は、液体燃料分流部41aの下端部44の外径を液体燃
料通過孔43の位置の外径より大きく形成したことによ
り、液体燃料を液体燃料気化面33の広い範囲に分散供
給することができる。従って、気化燃料生成中の気化熱
による液体燃料気化面33の温度低下を広い範囲に分散
して液体燃料気化面33の温度を気化適温に保つことが
でき、これにより、液体燃料の気化特性を向上して燃焼
性能を向上させることができる。また、液体燃料気化面
33の温度低下によるタールの発生等を防止して、気化
器寿命を向上させることができる。
【0057】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5による加熱装置の液体燃料気化室内の構造を示す断
面図である。なお、液体燃料気化室32以外の構成は、
前記実施の形態1と同様であり、図1および図6に相当
する部分については、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0058】上記実施の形態4では、液体燃料流路30
を、燃料ノズル胴体31および気化燃料入口42に対し
て偏心位置に設けたが、図7に示すように液体燃料流路
30を気化燃料入口42の真上に設けて燃料ノズル胴体
31の中心位置に設けてもよい。
【0059】この実施の形態5においては、前記実施の
形態4と同様な効果が得られる他に、液体燃料を液体燃
料気化面33の全面に近い範囲に分散供給することがで
きる。
【0060】なお、この実施の形態5の場合には、前記
実施の形態4と異なり液体燃料流路30の液体燃料流出
位置である液体燃料分流部41aの下端部44が、気化
燃料入口42より上になっているが、下端部44の大き
な外径のため、液体燃料がそのまま気化燃料入口42に
進入することはない。
【0061】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6による加熱装置の液体燃料気化室内の構造を示す断
面図であり、図において、33aは液体燃料気化室32
内に傾斜して設けられた液体燃料気化面である。なお、
液体燃料気化室32以外の構成は、前記実施の形態1と
同様であり、図1に相当する部分については、同一符号
を付して説明を省略する。
【0062】次に動作について説明する。液体燃料流路
30より液体燃料気化面33a上に滴下された液体燃料
は、液体燃料気化面33aの傾斜のために液体燃料気化
面33a上を移動しながら気化する。このため、気化熱
による温度低下が液体燃料気化面33aの広い範囲に分
散され、気化燃料生成中の気化面の温度は気化適温に保
たれる。
【0063】以上のように、この実施の形態6において
は、液体燃料気化面33aを傾斜して設けて液体燃料を
液体燃料気化面33aに分散供給するようにしたので、
前記実施の形態3から実施の形態5と同様に液体燃料気
化面33aの温度を気化適温に保つことができ、これに
より、液体燃料の気化特性を向上して燃焼性能や気化器
寿命を向上させることができる。
【0064】なお、上記各実施の形態においては、燃料
ノズル1を加熱昇温する発熱体を燃料ノズル接続部40
内や燃料ノズル1内に設けた例について説明を行った
が、燃料ノズル1を加熱昇温する発熱体は、この他に、
燃焼室11内の燃料ノズル1付近など、燃料ノズル1付
近の他の場所に設けることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、燃料ノズル胴体内の液体燃料気化室内に設けた液
体燃料気化面に液体燃料流路より液体燃料を供給し、前
記液体燃料気化面において液体燃料を気化して気化燃料
とし、この気化燃料を前記液体燃料気化室内の気化燃料
入口から燃料ノズルへと導き、この燃料ノズルの燃料噴
出孔より燃焼室に供給して、この気化燃料を前記燃焼室
の一部に設けられた空気供給部から供給される燃焼用空
気と混合して燃焼させて熱を発生させる加熱装置におい
て、前記燃料ノズルを加熱昇温する発熱体を設けるよう
に構成したので、冷起動時においても、液体燃料気化面
において気化された気化燃料が燃料ノズル中で冷却され
て凝縮することがなくなる。これにより、気化燃料を完
全に気化した状態で燃焼室に噴出させて燃焼用空気との
混合を完全に行わせることができ、冷起動時の燃焼性能
を向上させることができる効果がある。
【0066】請求項2記載の発明によれば、内部に発熱
体を設けた燃料ノズル接続部を用いて燃料ノズルと燃料
ノズル胴体とを接続するように構成したので、発熱体が
燃料ノズルと燃料ノズル胴体との中間に位置することと
なり、両者をほぼ均等に加熱することができる。これに
より、冷起動時に燃料ノズル胴体中の液体燃料気化面と
燃料ノズルの両部分を一様に昇温することができ、冷起
動時の燃焼性能を向上させることができる効果がある。
【0067】請求項3記載の発明によれば、燃料ノズル
の内部に発熱体を設けて燃料ノズルを加熱昇温するよう
に構成したので、冷起動時に燃料ノズルを確実に加熱昇
温させることができる。これにより、液体燃料気化面に
おいて気化された気化燃料を完全に気化した状態のまま
で燃焼室に噴出させることができ、冷起動時の燃焼性能
を向上させることができる効果がある。
【0068】また、この発熱体で液体燃料気化面の加熱
昇温も行うようにした場合には、発熱体が一個の単純な
構造でよく、容易な加工・組立および低コストで上記効
果の得られる加熱装置とすることができる効果がある。
【0069】請求項4記載の発明によれば、燃料ノズル
の断面積を、燃料ノズルの先端から根元に向かい次第に
大きくなるように構成したので、燃料ノズル根元の断面
積を広くすることにより、液体燃料気化面と燃料ノズル
との間の、燃料ノズル根元の断面積を介した熱伝導特性
を向上して、液体燃料気化面と燃料ノズルの温度を近い
状態に保つことができる効果がある。
【0070】また、燃料ノズルの断面積を次第に変化さ
せることにより、空気供給部より供給した燃焼用空気を
スムーズに燃料噴出孔に送り、燃料噴出孔から燃焼室内
に噴出した気化燃料と良く混合させることができ、燃焼
性能を向上することができる効果がある。また、燃料ノ
ズル周囲の燃焼用空気の流路が急に狭くなることによる
空気供給部の圧力損失の増加を防止することができる効
果がある。
【0071】また、請求項2の発明に適用する場合に
は、発熱体と燃料ノズル間および発熱体と液体燃料気化
面間の熱伝導を同程度に設定しやすく、燃料ノズルを液
体燃料気化面とほぼ同様に加熱でき、これにより、冷起
動時に燃料ノズルと液体燃料気化面の両部分を一様に昇
温することができる効果がある。
【0072】請求項5記載の発明によれば、気化燃料入
口を、液体燃料気化面の最高位置より高い位置に設ける
ように構成したので、液体燃料気化面に供給した液体燃
料が完全に気化しない状態で燃料ノズルに供給されるこ
とによる不完全燃焼を防止することができ、燃焼性能を
向上させることができる効果がある。
【0073】請求項6記載の発明によれば、前記気化燃
料入口を前記液体燃料流路の液体燃料流出位置より高く
するように構成したので、液体燃料を液体燃料気化面に
供給する際に供給する液体燃料が気化しないまま燃料ノ
ズルに進入することによる不完全燃焼を防止することが
でき、燃焼性能を向上させることができる効果がある。
【0074】請求項7記載の発明によれば、複数の液体
燃料通過孔を有する液体燃料分流部を前記液体燃料流路
の下端に設けて、液体燃料を前記液体燃料気化面に分散
供給するように構成したので、気化燃料生成中の気化熱
供与による温度低下を液体燃料気化面の複数の位置に分
散させることができ、気化燃料生成中の液体燃料気化面
の温度を気化適温に保つことができる。これにより、液
体燃料の気化特性を向上して燃焼性能を向上させること
ができる効果がある。また、液体燃料気化面の温度低下
によるタールの発生等を防止して、気化器寿命を向上さ
せることができる効果もある。
【0075】請求項8記載の発明によれば、前記液体燃
料分流部の下端部の外径を、前記液体燃料分流部の前記
液体燃料通過孔位置の外径より大きくなるように構成し
たので、液体燃料を液体燃料気化面の広い範囲に分散供
給し、気化燃料生成中の気化熱供与による温度低下を液
体燃料気化面の広い範囲に分散させることができ、気化
燃料生成中の気化面の温度を気化適温に保つことができ
る。これにより、液体燃料の気化特性を向上して燃焼性
能を向上させることができる効果がある。また、液体燃
料気化面の温度低下によるタールの発生等を防止して、
気化器寿命を向上させることができる効果もある。
【0076】請求項9記載の発明によれば、前記液体燃
料気化面に傾斜を設け、液体燃料を前記液体燃料気化面
に分散供給するように構成したので、気化燃料生成中の
気化熱供与による温度低下を液体燃料気化面の広い範囲
に分散させることができ、気化燃料生成中の気化面の温
度を気化適温に保つことができる。これにより、液体燃
料の気化特性を向上して燃焼性能を向上させることがで
きる効果がある。また、液体燃料気化面の温度低下によ
るタールの発生等を防止して、気化器寿命を向上させる
ことができる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による加熱装置の燃
料ノズルおよび液体燃料気化室に関連した要部を示す断
面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による加熱装置の燃
料ノズルおよび液体燃料気化室に関連した要部を示す断
面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 図2のB−B断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による加熱装置の液
体燃料気化室内の構造を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による加熱装置の液
体燃料気化室内の構造を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による加熱装置の液
体燃料気化室内の構造を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による加熱装置の液
体燃料気化室内の構造を示す断面図である。
【図9】 従来の気体燃料を用いる加熱装置を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 燃料ノズル、2 空気供給部、11 燃焼室、27
燃料噴出孔、30液体燃料流路、31 燃料ノズル胴
体、32 液体燃料気化室、33,33a液体燃料気化
面、34,34a 発熱体、40 燃料ノズル接続部、
41,41a 液体燃料分流部、42 気化燃料入口、
43 液体燃料通過孔、44 下端部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室に気化燃料を供給する燃料噴出孔
    を設けた燃料ノズルと、前記燃料ノズルに連通する液体
    燃料気化室と、前記液体燃料気化室内に設けた液体燃料
    気化面と、前記液体燃料気化面に液体燃料を供給する液
    体燃料流路と、前記液体燃料気化室を構成する燃料ノズ
    ル胴体と、前記液体燃料気化室内に設けられ前記燃料ノ
    ズルに連通する気化燃料入口と、前記燃焼室の一部に設
    けられ前記燃焼室に燃焼用空気を供給する空気供給部
    と、前記燃料ノズルを加熱昇温する発熱体とを備えた加
    熱装置。
  2. 【請求項2】 燃料ノズルと燃料ノズル胴体とを接続す
    る燃料ノズル接続部と、前記燃料ノズル接続部内部に設
    けられた発熱体とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 燃料ノズル内部に発熱体が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 燃料ノズルの断面積を、前記燃料ノズル
    の先端から根元に向かい次第に大きくしたことを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の
    加熱装置。
  5. 【請求項5】 気化燃料入口を、液体燃料気化面の最高
    位置より高い位置に設けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のうちのいずれか1項記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 気化燃料入口を液体燃料流路の液体燃料
    流出位置より高くしたことを特徴とする請求項1から請
    求項5のうちのいずれか1項記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 複数の液体燃料通過孔を有する液体燃料
    分流部を液体燃料流路の下端に設け、液体燃料を液体燃
    料気化面に分散供給することを特徴とする請求項1から
    請求項6のうちのいずれか1項記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 液体燃料分流部の下端部の外径を、前記
    液体燃料分流部の液体燃料通過孔位置の外径より大きく
    したことを特徴とする請求項7記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 液体燃料気化面に傾斜を設け、液体燃料
    を前記液体燃料気化面に分散供給することを特徴とする
    請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の加熱
    装置。
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