JPH0989138A - パイロットチェック弁 - Google Patents

パイロットチェック弁

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JPH0989138A
JPH0989138A JP24457595A JP24457595A JPH0989138A JP H0989138 A JPH0989138 A JP H0989138A JP 24457595 A JP24457595 A JP 24457595A JP 24457595 A JP24457595 A JP 24457595A JP H0989138 A JPH0989138 A JP H0989138A
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inlet port
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Kenji Ishizaki
健治 石崎
Tetsuo Iwai
哲夫 岩井
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Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd
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Uchida Oil Hydraulics Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2ステージ形パイロットチェック弁をフリーフ
ロー時に確実にチェック弁として機能する開弁を行える
ように改良し、実用可能にする 【解決手段】弁筺1に形成した入口ポート2と出口ポー
ト3を結ぶ流体通路4に、該入口ポートの流体圧力によ
り第1制御ばね18に抗して該流体通路を開通すべく開
弁する大径の中空プランジャ8を設け、該中空プランジ
ャにその内部の中空部15を該入口ポートへ連通させる
連通孔16と該中空部から出口ポートへ連通した差圧用
オリフィス17を形成し、該中空部内に第2制御ばね1
9で押されて該連通孔を塞ぎ且つパイロットピストン1
1により押されて該連通孔を開く小プランジャ20を設
けたパイロットチェック弁に於いて、該中空部内と該出
口ポートを結ぶバイパス通路24を設け、該バイパス通
路に該中空部内の圧力により開弁するフリーフローチェ
ック弁25を設けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として高圧・大
流量を連続して流す場合に適したパイロットチェック弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイロットチェック弁として直動
形パイロットチェック弁やデコンプレッション形(圧抜
き形)パイロットチェック弁が実用化されており、前者
は主として建設機械用に多く使用され、後者は例えばプ
レス機械用として使用されている。また、図1に示すよ
うな、弁筺aに形成した入口ポートbと出口ポートcを
結ぶ流体通路dに、該入口ポートbの流体圧力により第
1制御ばねeに抗して該流体通路dを開通すべく開弁す
る大径の中空プランジャfを設け、該中空プランジャf
にその内部の中空部gを該入口ポートbへ連通させる連
通孔hと該中空部gから出口ポートcへ連通した差圧用
オリフィスiを形成し、該中空部g内に第2制御ばねj
で押されて該連通孔hを塞ぎ且つパイロットピストンk
により押されて該連通孔hを開く小プランジャlを設け
た2ステージ形パイロットチェック弁が考えられてい
る。この図1の弁は、入口ポートbから出口ポートcへ
流れるフリーフロー時の開・閉弁条件と、出口ポートc
から入口ポートbへ流れるコントロールフロー時の開・
閉弁条件を満足する設計が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、大型走行車両等
に使用される油圧装置に於いて、高圧・大容量の装置が
使用されるようになり、これのために圧抜きではなく連
続して高圧・大容量を流すことができるパイロットチェ
ック弁が要望されている。
【0004】こうした要望には、図1に示した2ステー
ジ形パイロットチェック弁が大きな中空プランジャを備
えているので適当かと思われたが、この弁は、フリーフ
ロー時に必ずしも開弁しない不都合があり、この要望を
満足するものではない。即ち、フリーフロー時に小プラ
ンジャlが中空プランジャfにシートした状態、換言す
れば中空プランジャfと小プランジャlとが一体になっ
た状態でチェック弁としての開弁作動を行うように、小
プランジャlの開弁圧の方が中空プランジャfの開弁圧
よりも大きく設計されている。しかし、入口ポートbへ
の供給流量の増加が速いと質量の小さい小プランジャl
が先に開弁してしまい、こうなると、中空プランジャf
にはコントロールフロー時の機能を働かすための差圧用
オリフィスiが設けられているため、中空部gの圧力は
入口ポートbと出口ポートcの中間圧となり、該中空プ
ランジャfが開弁せずチェック弁として機能しなくなる
という不都合が生じる。
【0005】本発明は、該2ステージ形パイロットチェ
ック弁をフリーフロー時に確実にチェック弁として機能
する開弁を行えるように改良し、実用可能とすることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、弁筺に形成
した入口ポートと出口ポートを結ぶ流体通路に、該入口
ポートの流体圧力により第1制御ばねに抗して該流体通
路を開通すべく開弁する大径の中空プランジャを設け、
該中空プランジャにその内部の中空部を該入口ポートへ
連通させる連通孔と該中空部から出口ポートへ連通した
差圧用オリフィスを形成し、該中空部内に第2制御ばね
で押されて該連通孔を塞ぎ且つパイロットピストンによ
り押されて該連通孔を開く小プランジャを設けたパイロ
ットチェック弁に於いて、該中空部内と該出口ポートを
結ぶバイパス通路を設け、該バイパス通路に該中空部内
の圧力により開弁するフリーフローチェック弁を設ける
ことにより、上記の目的を達成するようにした。これに
於いて、該差圧用オリフィスの面積よりも該バイパス通
路の断面積の方が大きく形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2に基づ
き説明すると、同図に於いて符号1はパイロットチェッ
ク弁の弁筺を示し、該弁筺1には油圧回路に接続される
入口ポート2と出口ポート3を結ぶ内部で直角方向に曲
折した流体通路4が形成される。該曲折した流体通路4
のうちの入口ポート2側の通路4a内に、スクリューナ
ット5と一体のバレル6を嵌着固定し、該バレル6の内
部に環状の弁シート7を形成すると共に該弁シート7に
第1制御ばね18により弾発された該入口ポート2の方
向へ向いた中空プランジャ8の頭部を着座させた。該バ
レル6には、その内部を該入口ポート2へ連通させるた
めの透孔9、その内部を出口ポート3へ連通させるため
の透孔10、パイロットピストン11を収容するシリン
ダ空間12、及び該ピストン11のピストンロッド13
の挿通孔14が形成される。該中空プランジャ8の頭部
には、その内部の中空部15を入口ポート2側の流体通
路4aへ連通させる連通孔16を形成し、該頭部の側方
に出口ポート3側の流体通路4bへ連通した差圧用オリ
フィス17を形成した。該中空部15内には、第2制御
ばね19で押されて連通孔16を塞ぎ且つパイロットピ
ストン11のピストンロッド13により押されて該連通
孔16を開く小プランジャ20を移動自在に設け、該小
プランジャ20の頭部に該連通孔16を介して延びる延
長部20aを形成してこれが該ピストンロッド13によ
り押されるようにした。
【0008】21は、該小プランジャ20の内部に形成
した該オリフィス17と中空部15内を連通する透孔で
ある。また、22はパイロットピストン11に作動圧を
導くパイロット圧力回路、23は該ピストン11の作動
を可能にするためのドレン回路である。
【0009】以上の構成は、図1のものと特に変わりが
ないが、本発明のものでは該中空部15内と出口ポート
3とを結ぶバイパス通路24を設け、該通路24に該中
空部15内の圧力によりばね26に抗して開弁するフリ
ーフローチェック弁25を設け、これにより入口ポート
2から出口ポート3へ流れるフリーフロー時に該中空プ
ランジャ8が確実に開弁するようにした。該バイパス通
路24の断面積は差圧用オリフィス17の面積よりも大
きく形成され、小プランジャ20の開弁圧が中空プラン
ジャ8の開弁圧よりも大きくなるように第1制御ばね1
8と第2制御ばね19のばね力が設定される。
【0010】その作動を、該入口ポート2が油圧ポンプ
に接続されると共に出口ポート3が油圧モータに接続さ
れ、これらのポートが大流量の流通を行える例えば1.
25インチの場合につき説明すると、パイロットピスト
ン11を作動させない時は、入口ポート2に流体が供給
されることにより約1インチ程度の大径の中空プランジ
ャ8が小プランジャ20と共に第1、第2制御ばね1
8、19をたわめて後退し、入口ポート2から出口ポー
ト3へと流体がフリーフローするが、該入口ポート2へ
供給される流量が急激に増大する場合には、前記したよ
うに中空プランジャ8よりも質量の小さい小プランジャ
20の方が先に開弁する。図1のものでは小プランジャ
20が一旦先に開弁すると差圧用オリフィス17の存在
のために中空部15内が入口ポート2の圧力と出口ポー
ト3の圧力の中間圧になり質量の大きい中空プランジャ
8が開弁しないが、本発明のものでは小プランジャ20
が先に開弁したとき中空部15内が該フリーフローチェ
ック弁25を介して出口ポート3につながって出口ポー
ト3と略同圧になるため、該中空プランジャ8は制御ば
ね18をたわめて開弁し、チェック弁として入口ポート
2の流量を殆ど絞ることなく出口ポート3へ流出させる
ことができる。
【0011】入口ポート2の圧力よりも出口ポート3の
圧力が大きいとき、パイロット圧力回路22に圧力を導
入すると、該パイロットピストン11が小プランジャ2
0を押して連通孔16が開かれ、該出口ポート3から差
圧用オリフィス17と中空部15及び連通孔16を介し
て入口ポート2への流れが生じ、これによってそれまで
出口ポート3と同圧であった中空部15内の圧力が差圧
用オリフィス17の作用で該出口ポート3と入口ポート
2との中間の圧力(入口ポート2に近い圧力)に減少す
る。そのため、中空プランジャは開弁方向に作動する。
そして小プランジャ20の動きに追従し全開することが
できる。従ってパイロットピストン11には比較的小さ
いパイロット圧力を作用させることで断面積の大きい中
空プランジャ8が開弁することができ、コントロールフ
ロー方向に流せる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、弁筺
内の流体通路に介在させた大径の中空プランジャの連通
孔をその中空部内に設けた小プランジャで開閉し、該中
空部から出口ポートへ差圧用オリフィスを介して連通さ
せ、該小プランジャをパイロットピストンにより押して
該連通孔を開くパイロットチェック弁に於いて、該中空
部内と該出口ポートを結ぶバイパス通路を設けてこれに
該中空部内の圧力により開弁するフリーフローチェック
弁を設けたので、該入口ポートに供給される流量が急増
しても該中空プランジャを確実に開弁させることがで
き、その構成も比較的簡単で高圧・大容量の油圧回路に
好都合に適用できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の切断平面図
【図2】本発明の実施例の切断平面図
【符号の説明】
1 弁筺 2 入口ポート 3
出口ポート 4 流体通路 8 中空プランジャ 11
パイロットピストン 15 中空部 16 連通孔 1
7 差圧用オリフィス 18 第1制御ばね 19 第2制御ばね 2
0 小プランジャ 24 バイパス通路 25 フリーフローチェック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁筺に形成した入口ポートと出口ポートを
    結ぶ流体通路に、該入口ポートの流体圧力により第1制
    御ばねに抗して該流体通路を開通すべく開弁する大径の
    中空プランジャを設け、該中空プランジャにその内部の
    中空部を該入口ポートへ連通させる連通孔と該中空部か
    ら出口ポートへ連通した差圧用オリフィスを形成し、該
    中空部内に第2制御ばねで押されて該連通孔を塞ぎ且つ
    パイロットピストンにより押されて該連通孔を開く小プ
    ランジャを設けたパイロットチェック弁に於いて、該中
    空部内と該出口ポートを結ぶバイパス通路を設け、該バ
    イパス通路に該中空部内の圧力により開弁するフリーフ
    ローチェック弁を設けたことを特徴とするパイロットチ
    ェック弁。
  2. 【請求項2】上記差圧用オリフィスの面積よりも上記バ
    イパス通路の断面積を大きく形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のパイロットチェック弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100966846B1 (ko) * 2008-07-15 2010-06-29 (주)제이.케이.에스 유압방향전환밸브

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