JPH09889A - 多段式中空糸膜モジュール - Google Patents
多段式中空糸膜モジュールInfo
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- JPH09889A JPH09889A JP14619295A JP14619295A JPH09889A JP H09889 A JPH09889 A JP H09889A JP 14619295 A JP14619295 A JP 14619295A JP 14619295 A JP14619295 A JP 14619295A JP H09889 A JPH09889 A JP H09889A
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- fiber membrane
- membrane module
- hollow
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理量が多くできる多段式中空糸膜モジュー
ルを得る。 【構成】 中空糸１が多数充填された中空糸膜モジュー
ルＡ，Ｂ，Ｃを直列に接続してハウジング５に収納し、
このハウジング５に設けた原液供給口６から中空糸１の
外側に原液を供給し、中空糸１の内側から濾液を得るよ
うにしたものにおいて、濾液流出口７に近い中空糸膜モ
ジュールＡの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃ
の通水抵抗より小さくする。 【効果】 初期に中空糸膜モジュールＡの処理量を多く
することができ、中期以降に中空糸膜モジュールＢ，Ｃ
から得られた濾液を通水抵抗の小さい中空糸膜モジュー
ルＡを経由して得ているので、全体の処理量を多くする
ことができる。
ルを得る。 【構成】 中空糸１が多数充填された中空糸膜モジュー
ルＡ，Ｂ，Ｃを直列に接続してハウジング５に収納し、
このハウジング５に設けた原液供給口６から中空糸１の
外側に原液を供給し、中空糸１の内側から濾液を得るよ
うにしたものにおいて、濾液流出口７に近い中空糸膜モ
ジュールＡの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃ
の通水抵抗より小さくする。 【効果】 初期に中空糸膜モジュールＡの処理量を多く
することができ、中期以降に中空糸膜モジュールＢ，Ｃ
から得られた濾液を通水抵抗の小さい中空糸膜モジュー
ルＡを経由して得ているので、全体の処理量を多くする
ことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は多段式中空糸膜モジュー
ルに関するもので、さらに詳しく言えば、上下水や汚水
の処理、飲料用や医薬用の水の精製、純水の製造、工業
用水や原子力発電所用の水の処理用に用いられ、その処
理量が多くできる多段式中空糸膜モジュールに関するも
のである。
ルに関するもので、さらに詳しく言えば、上下水や汚水
の処理、飲料用や医薬用の水の精製、純水の製造、工業
用水や原子力発電所用の水の処理用に用いられ、その処
理量が多くできる多段式中空糸膜モジュールに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】上下水や汚水の処理、飲料用や医薬用の
水の精製、純水の製造、工業用水や原子力発電所用の水
の処理用には、その処理量を多くするためにハウジング
内に複数本の中空糸膜モジュールを互いに並列または直
列に接続して収納されたものが用いられる。
水の精製、純水の製造、工業用水や原子力発電所用の水
の処理用には、その処理量を多くするためにハウジング
内に複数本の中空糸膜モジュールを互いに並列または直
列に接続して収納されたものが用いられる。
【０００３】上記したもののうち、ハウジング内に複数
本の中空糸膜モジュールを互いに並列に接続したものは
ハウジングを設置する床面積を大きくする必要があるた
め、互いに直列に接続した多段式のものが広く用いられ
る。
本の中空糸膜モジュールを互いに並列に接続したものは
ハウジングを設置する床面積を大きくする必要があるた
め、互いに直列に接続した多段式のものが広く用いられ
る。
【０００４】このような多段式中空糸膜モジュールとし
ては、特開平１−６７２０５号公報や特開平５−７７４
０号公報に記載されたようなものが知られている。
ては、特開平１−６７２０５号公報や特開平５−７７４
０号公報に記載されたようなものが知られている。
【０００５】すなわち、前記各公報に記載された多段式
中空糸膜モジュールは、各中空糸膜モジュールに用いら
れる中空糸が同じ内径のものであり、これが同数充填さ
れている。
中空糸膜モジュールは、各中空糸膜モジュールに用いら
れる中空糸が同じ内径のものであり、これが同数充填さ
れている。
【０００６】一方、上記した中空糸膜モジュールは、細
い中空糸を多数充填してその有効濾過面積が大きくなる
ようにしている。
い中空糸を多数充填してその有効濾過面積が大きくなる
ようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記した多段式中空糸
膜モジュールでは、細い中空糸を多数充填した中空糸膜
モジュールを複数本直列に接続しているから、中空糸の
内側を流れる濾液に対して通水抵抗が生じ、それによっ
て濾液流出口から離れた中空糸膜モジュールの処理量が
少なくなるという問題があった。
膜モジュールでは、細い中空糸を多数充填した中空糸膜
モジュールを複数本直列に接続しているから、中空糸の
内側を流れる濾液に対して通水抵抗が生じ、それによっ
て濾液流出口から離れた中空糸膜モジュールの処理量が
少なくなるという問題があった。
【０００８】このような問題を解決する方法として種々
の提案がなされている。
の提案がなされている。
【０００９】たとえば、多段式中空糸膜モジュールの原
液供給口と濾液流出口との間の差圧を大きくしたり、各
中空糸膜モジュール同士を内径の大きい集水部を介して
直列に接続する方法が提案されている。
液供給口と濾液流出口との間の差圧を大きくしたり、各
中空糸膜モジュール同士を内径の大きい集水部を介して
直列に接続する方法が提案されている。
【００１０】上記した、原液供給口と濾液流出口との間
の差圧を大きくする方法は、中空糸の外側表面に目詰ま
り物質が強固に付着しやすいため、多段式中空糸膜モジ
ュールが早期に寿命に達するという問題があり、中空糸
膜モジュール同士を内径の大きい集水部を介して直列に
接続する方法は、集水部が占有する空間分だけ中空糸が
充填できなくなるため、多段式中空糸膜モジュールの処
理量が多くできないという問題があった。
の差圧を大きくする方法は、中空糸の外側表面に目詰ま
り物質が強固に付着しやすいため、多段式中空糸膜モジ
ュールが早期に寿命に達するという問題があり、中空糸
膜モジュール同士を内径の大きい集水部を介して直列に
接続する方法は、集水部が占有する空間分だけ中空糸が
充填できなくなるため、多段式中空糸膜モジュールの処
理量が多くできないという問題があった。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、中空糸が多数充填された中空糸膜モジュ
ールを複数本直列に接続してハウジングに収納し、この
ハウジングに設けた原液供給口から中空糸の外側に原液
を供給し、中空糸の内側から前記ハウジングに設けた濾
液流出口を介して濾液を得るようにした多段式中空糸膜
モジュールにおいて、前記濾液流出口に近い中空糸膜モ
ジュールの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールの通水抵
抗より小さくしたことを特徴とするものである。
め、本発明は、中空糸が多数充填された中空糸膜モジュ
ールを複数本直列に接続してハウジングに収納し、この
ハウジングに設けた原液供給口から中空糸の外側に原液
を供給し、中空糸の内側から前記ハウジングに設けた濾
液流出口を介して濾液を得るようにした多段式中空糸膜
モジュールにおいて、前記濾液流出口に近い中空糸膜モ
ジュールの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールの通水抵
抗より小さくしたことを特徴とするものである。
【００１２】
【作用】本発明によれば、初期に原液供給口と濾液流出
口との間の差圧を小さくしても、通水抵抗の小さい中空
糸膜モジュールの処理量を多くすることができ、中期以
降は他の中空糸膜モジュールから得られた濾液を通水抵
抗の小さい中空糸膜モジュールを経由して得ているの
で、多段式中空糸膜モジュール全体の処理量を多くする
ことができる。
口との間の差圧を小さくしても、通水抵抗の小さい中空
糸膜モジュールの処理量を多くすることができ、中期以
降は他の中空糸膜モジュールから得られた濾液を通水抵
抗の小さい中空糸膜モジュールを経由して得ているの
で、多段式中空糸膜モジュール全体の処理量を多くする
ことができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【００１４】図１は本発明の第１実施例に係る多段式中
空糸膜モジュールの断面図である。
空糸膜モジュールの断面図である。
【００１５】図１に示した本発明の第１実施例の特徴
は、多数の中空糸１の両端をポッティング剤２で固定し
て開口させたものを、側面にスリットを有し、上下端に
集水部３Ａ，３Ｂ，３Ｃを有するケース３に収容して中
空糸膜モジュールＡ，Ｂ，Ｃとし、これらを直列に接続
し、両端にガスケットパッキン４を介在させてハウジン
グ５内に収納してなるもので、前記ハウジング５の上端
に設けた原液供給口６から前記中空糸１の外側に原液を
供給し、前記中空糸１の内側から前記ハウジング５の上
端に設けた濾液流出口７を介して濾液を得るようにした
多段式中空糸膜モジュールにおいて、一部の中空糸膜モ
ジュールに充填する中空糸１の数を他の中空糸膜モジュ
ールに充填する中空糸１の数と異なるようにしたことで
ある。
は、多数の中空糸１の両端をポッティング剤２で固定し
て開口させたものを、側面にスリットを有し、上下端に
集水部３Ａ，３Ｂ，３Ｃを有するケース３に収容して中
空糸膜モジュールＡ，Ｂ，Ｃとし、これらを直列に接続
し、両端にガスケットパッキン４を介在させてハウジン
グ５内に収納してなるもので、前記ハウジング５の上端
に設けた原液供給口６から前記中空糸１の外側に原液を
供給し、前記中空糸１の内側から前記ハウジング５の上
端に設けた濾液流出口７を介して濾液を得るようにした
多段式中空糸膜モジュールにおいて、一部の中空糸膜モ
ジュールに充填する中空糸１の数を他の中空糸膜モジュ
ールに充填する中空糸１の数と異なるようにしたことで
ある。
【００１６】前記第１実施例の多段式中空糸膜モジュー
ルでは、ハウジング５の上端の濾液流出口７に近い中空
糸膜モジュールＡに充填する中空糸１の数を最も多く
し、次の中空糸膜モジュールＢに充填する中空糸１の数
を前記中空糸膜モジュールＡに充填する中空糸１の数よ
り少なくし、次の中空糸膜モジュールＣに充填する中空
糸１の数を前記中空糸膜モジュールＢに充填する中空糸
１の数より少なくし、それによって濾液流出口７に近い
中空糸膜モジュールＡの通水抵抗を他の中空糸膜モジュ
ールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくしている。
ルでは、ハウジング５の上端の濾液流出口７に近い中空
糸膜モジュールＡに充填する中空糸１の数を最も多く
し、次の中空糸膜モジュールＢに充填する中空糸１の数
を前記中空糸膜モジュールＡに充填する中空糸１の数よ
り少なくし、次の中空糸膜モジュールＣに充填する中空
糸１の数を前記中空糸膜モジュールＢに充填する中空糸
１の数より少なくし、それによって濾液流出口７に近い
中空糸膜モジュールＡの通水抵抗を他の中空糸膜モジュ
ールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくしている。
【００１７】前記多段式中空糸膜モジュールでは、濾液
流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡをそれに充填
する中空糸１の数が最も多くなるようにしているが、濾
液流出口７に近い方の２本の中空糸膜モジュールＡ，Ｂ
に充填する中空糸１の数を同数にし、濾液流出口７から
最も遠い中空糸膜モジュールＣに充填する中空糸１の数
を前記中空糸膜モジュールＡ，Ｂに充填する中空糸１の
数より少なくしてもよく、同様に濾液流出口７から遠い
方の中空糸膜モジュールＢ，Ｃに充填する中空糸１の数
を同数にし、濾液流出口７に最も近い中空糸膜モジュー
ルＡに充填する中空糸１の数を前記中空糸膜モジュール
Ｂ，Ｃに充填する中空糸１の数より多くしてもよいこと
は言うまでもない。
流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡをそれに充填
する中空糸１の数が最も多くなるようにしているが、濾
液流出口７に近い方の２本の中空糸膜モジュールＡ，Ｂ
に充填する中空糸１の数を同数にし、濾液流出口７から
最も遠い中空糸膜モジュールＣに充填する中空糸１の数
を前記中空糸膜モジュールＡ，Ｂに充填する中空糸１の
数より少なくしてもよく、同様に濾液流出口７から遠い
方の中空糸膜モジュールＢ，Ｃに充填する中空糸１の数
を同数にし、濾液流出口７に最も近い中空糸膜モジュー
ルＡに充填する中空糸１の数を前記中空糸膜モジュール
Ｂ，Ｃに充填する中空糸１の数より多くしてもよいこと
は言うまでもない。
【００１８】また、前記多段式中空糸膜モジュールで
は、３本の中空糸膜モジュールを直列に接続した例であ
るが、２本または４本以上の中空糸膜モジュールを用い
て上記の如き構成にすることもできる。
は、３本の中空糸膜モジュールを直列に接続した例であ
るが、２本または４本以上の中空糸膜モジュールを用い
て上記の如き構成にすることもできる。
【００１９】図２は本発明の第２実施例に係る多段式中
空糸膜モジュールの断面図である。
空糸膜モジュールの断面図である。
【００２０】図２に示した本発明の第２実施例の特徴
は、上記した多段式中空糸膜モジュールにおいて、一部
の中空糸膜モジュールに充填する中空糸の内径を他の中
空糸膜モジュールに充填する中空糸の内径と異なるよう
にしたことである。
は、上記した多段式中空糸膜モジュールにおいて、一部
の中空糸膜モジュールに充填する中空糸の内径を他の中
空糸膜モジュールに充填する中空糸の内径と異なるよう
にしたことである。
【００２１】前記第２実施例の多段式中空糸膜モジュー
ルでは、ハウジング５の上端の濾液流出口７に近い中空
糸膜モジュールＡに充填する中空糸１Ａの内径を最も大
きくし、次の中空糸膜モジュールＢに充填する中空糸１
Ｂの内径を前記中空糸膜モジュールＡに充填する中空糸
１Ａの内径より小さくし、次の中空糸膜モジュールＣに
充填する中空糸１Ｃの内径を前記中空糸膜モジュールＢ
に充填する中空糸１Ｂの内径より小さくし、それによっ
て濾液流出口７に近い中空糸膜モジュールＡの通水抵抗
を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃの通水抵抗より小さく
している。
ルでは、ハウジング５の上端の濾液流出口７に近い中空
糸膜モジュールＡに充填する中空糸１Ａの内径を最も大
きくし、次の中空糸膜モジュールＢに充填する中空糸１
Ｂの内径を前記中空糸膜モジュールＡに充填する中空糸
１Ａの内径より小さくし、次の中空糸膜モジュールＣに
充填する中空糸１Ｃの内径を前記中空糸膜モジュールＢ
に充填する中空糸１Ｂの内径より小さくし、それによっ
て濾液流出口７に近い中空糸膜モジュールＡの通水抵抗
を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃの通水抵抗より小さく
している。
【００２２】前記多段式中空糸膜モジュールでは、濾液
流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡをそれに充填
する中空糸１Ａの内径が最も大きくなるようにしている
が、濾液流出口７に近い方の２本の中空糸膜モジュール
Ａ，Ｂに充填する中空糸１Ａ，１Ｂの内径を同じにし、
濾液流出口７から最も遠い中空糸膜モジュールＣに充填
する中空糸１Ｃの内径を前記中空糸膜モジュールＡ，Ｂ
に充填する中空糸１Ａ，１Ｂの内径より小さくしてもよ
く、同様に濾液流出口７から遠い方の中空糸膜モジュー
ルＢ，Ｃに充填する中空糸１Ｂ，１Ｃの内径を同じに
し、濾液流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡに充
填する中空糸１Ａの内径を前記中空糸膜モジュールＢ，
Ｃに充填する中空糸１Ｂ，１Ｃの内径より大きくしても
よいことは言うまでもない。
流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡをそれに充填
する中空糸１Ａの内径が最も大きくなるようにしている
が、濾液流出口７に近い方の２本の中空糸膜モジュール
Ａ，Ｂに充填する中空糸１Ａ，１Ｂの内径を同じにし、
濾液流出口７から最も遠い中空糸膜モジュールＣに充填
する中空糸１Ｃの内径を前記中空糸膜モジュールＡ，Ｂ
に充填する中空糸１Ａ，１Ｂの内径より小さくしてもよ
く、同様に濾液流出口７から遠い方の中空糸膜モジュー
ルＢ，Ｃに充填する中空糸１Ｂ，１Ｃの内径を同じに
し、濾液流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡに充
填する中空糸１Ａの内径を前記中空糸膜モジュールＢ，
Ｃに充填する中空糸１Ｂ，１Ｃの内径より大きくしても
よいことは言うまでもない。
【００２３】また、前記多段式中空糸膜モジュールで
は、３本の中空糸膜モジュールを直列に接続した例であ
るが、２本または４本以上の中空糸膜モジュールを用い
て上記の如き構成にすることもできる。
は、３本の中空糸膜モジュールを直列に接続した例であ
るが、２本または４本以上の中空糸膜モジュールを用い
て上記の如き構成にすることもできる。
【００２４】上記した各実施例では、いずれも濾液流出
口７に近い中空糸膜モジュールＡの通水抵抗が他の中空
糸膜モジュールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくなるように
しているので、初期は原液供給口と濾液流出口との間の
差圧を小さくしても、前記中空糸膜モジュールＡでの処
理量を多くすることができる。そして、この中空糸膜モ
ジュールＡの目詰まりが進行すると次の中空糸膜モジュ
ールＢでの処理に移行し、この中空糸膜モジュールＢか
ら得られた濾液は通水抵抗の小さい中空糸膜モジュール
Ａを経由して濾液流出口７から得ることができ、この中
空糸膜モジュールＢの目詰まりが進行すると次の中空糸
膜モジュールＣでの処理に移行し、この中空糸膜モジュ
ールＣから得られた濾液は通水抵抗の小さい中空糸膜モ
ジュールＡ，Ｂを経由して濾液流出口７から得ることが
できるので、全体の処理量を多くすることができる。
口７に近い中空糸膜モジュールＡの通水抵抗が他の中空
糸膜モジュールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくなるように
しているので、初期は原液供給口と濾液流出口との間の
差圧を小さくしても、前記中空糸膜モジュールＡでの処
理量を多くすることができる。そして、この中空糸膜モ
ジュールＡの目詰まりが進行すると次の中空糸膜モジュ
ールＢでの処理に移行し、この中空糸膜モジュールＢか
ら得られた濾液は通水抵抗の小さい中空糸膜モジュール
Ａを経由して濾液流出口７から得ることができ、この中
空糸膜モジュールＢの目詰まりが進行すると次の中空糸
膜モジュールＣでの処理に移行し、この中空糸膜モジュ
ールＣから得られた濾液は通水抵抗の小さい中空糸膜モ
ジュールＡ，Ｂを経由して濾液流出口７から得ることが
できるので、全体の処理量を多くすることができる。
【００２５】なお、濾液流出口７に近い方の２本の中空
糸膜モジュールＡ，Ｂの通水抵抗を濾液流出口７から最
も遠い中空糸膜モジュールＣの通水抵抗より小さくした
り、濾液流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡの通
水抵抗を濾液流出口７に遠い方の２本の中空糸膜モジュ
ールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくした場合でも同様であ
る。
糸膜モジュールＡ，Ｂの通水抵抗を濾液流出口７から最
も遠い中空糸膜モジュールＣの通水抵抗より小さくした
り、濾液流出口７に最も近い中空糸膜モジュールＡの通
水抵抗を濾液流出口７に遠い方の２本の中空糸膜モジュ
ールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくした場合でも同様であ
る。
【００２６】また、上記した各実施例では、いずれも複
数本直列に接続した中空糸膜モジュールをハウジングに
収納したものであるが、濾液流出口が最も遠い中空糸膜
モジュールの中空糸をＵ字状にし、その上端のみをポッ
ティング剤で固定して開口させておくとハウジング５を
省略することができ、場合によっては各中空糸膜モジュ
ールのケース３を省略することもできる。
数本直列に接続した中空糸膜モジュールをハウジングに
収納したものであるが、濾液流出口が最も遠い中空糸膜
モジュールの中空糸をＵ字状にし、その上端のみをポッ
ティング剤で固定して開口させておくとハウジング５を
省略することができ、場合によっては各中空糸膜モジュ
ールのケース３を省略することもできる。
【００２７】さらに、上記した各実施例では、濾液流出
口７に近い中空糸膜モジュールＡの通水抵抗が他の中空
糸膜モジュールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくなるように
するため、前記中空糸膜モジュールＡの充填する中空糸
の数を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃに充填する中空糸
の数より多くしたり、前記中空糸膜モジュールＡに充填
する中空糸の内径を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃに充
填する中空糸の内径より大きくしたが、前記中空糸膜モ
ジュールＡに充填する中空糸を他の中空糸膜モジュール
Ｂ，Ｃに充填する中空糸より数を多くし、かつ内径を大
きくしても同様の効果が得られる。
口７に近い中空糸膜モジュールＡの通水抵抗が他の中空
糸膜モジュールＢ，Ｃの通水抵抗より小さくなるように
するため、前記中空糸膜モジュールＡの充填する中空糸
の数を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃに充填する中空糸
の数より多くしたり、前記中空糸膜モジュールＡに充填
する中空糸の内径を他の中空糸膜モジュールＢ，Ｃに充
填する中空糸の内径より大きくしたが、前記中空糸膜モ
ジュールＡに充填する中空糸を他の中空糸膜モジュール
Ｂ，Ｃに充填する中空糸より数を多くし、かつ内径を大
きくしても同様の効果が得られる。
【００２８】
【発明の効果】上記した如く、本発明の多段式中空糸膜
モジュールは、その濾液流出口に近い中空糸膜モジュー
ルの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールの通水抵抗より
小さくして初期の処理量を多くし、濾液流出口から遠い
中空糸膜モジュールから得られた濾液を通水抵抗が小さ
い中空糸膜モジュールを経由して得るようにしているの
で、全体の処理量を多くすることができ、それによって
各中空糸膜モジュールの寿命を長くすることができる。
モジュールは、その濾液流出口に近い中空糸膜モジュー
ルの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールの通水抵抗より
小さくして初期の処理量を多くし、濾液流出口から遠い
中空糸膜モジュールから得られた濾液を通水抵抗が小さ
い中空糸膜モジュールを経由して得るようにしているの
で、全体の処理量を多くすることができ、それによって
各中空糸膜モジュールの寿命を長くすることができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る多段式中空糸膜モジ
ュールの断面図である。
ュールの断面図である。
【図２】本発明の第２実施例に係る段式中空糸膜モジュ
ールの断面図である。
ールの断面図である。
１，１Ａ，１Ｂ，１Ｃ 中空糸 ２ ポッティング剤 ３ ケース ３Ａ，３Ｂ，３Ｃ 集水部 ４ ガスケットパッキン ５ ハウジング ６ 原液供給口 ７ 濾液流出口 Ａ，Ｂ，Ｃ 中空糸膜モジュール
Claims (5)
- 【請求項１】 中空糸が多数充填された中空糸膜モジュ
ールを複数本直列に接続してハウジングに収納し、この
ハウジングに設けた原液供給口から中空糸の外側に原液
を供給し、中空糸の内側から前記ハウジングに設けた濾
液流出口を介して濾液を得るようにした多段式中空糸膜
モジュールにおいて、前記濾液流出口に近い中空糸膜モ
ジュールの通水抵抗を他の中空糸膜モジュールの通水抵
抗より小さくしたことを特徴とする多段式中空糸膜モジ
ュール。 - 【請求項２】 請求項１記載の多段式中空糸膜モジュー
ルにおいて、複数本の中空糸膜モジュールのうち、一部
の中空糸膜モジュールに充填する中空糸の数を他の中空
糸膜モジュールに充填する中空糸の数と異なるようにし
たことを特徴とする多段式中空糸膜モジュール。 - 【請求項３】 請求項２記載の多段式中空糸膜モジュー
ルにおいて、濾液流出口をハウジングの一端に設け、こ
の濾液流出口に近い中空糸膜モジュールに充填する中空
糸の数を他の中空糸膜モジュールに充填する中空糸の数
より多くしたことを特徴とする多段式中空糸膜モジュー
ル。 - 【請求項４】 請求項１記載の多段式中空糸膜モジュー
ルにおいて、複数本の中空糸膜モジュールのうち、一部
の中空糸膜モジュールに充填する中空糸の内径を他の中
空糸膜モジュールに充填する中空糸の内径と異なるよう
にしたことを特徴とする多段式中空糸膜モジュール。 - 【請求項５】 請求項４記載の多段式中空糸膜モジュー
ルにおいて、濾液流出口をハウジングの一端に設け、こ
の濾液流出口に近い中空糸膜モジュールに充填する中空
糸の内径を他の中空糸膜モジュールに充填する中空糸の
内径より大きくしたことを特徴とする多段式中空糸膜モ
ジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14619295A JPH09889A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 多段式中空糸膜モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14619295A JPH09889A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 多段式中空糸膜モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09889A true JPH09889A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15402221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14619295A Pending JPH09889A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 多段式中空糸膜モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09889A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102607A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 多段膜濾過装置及びその運転方法 |
| US20110146491A1 (en) * | 2009-12-02 | 2011-06-23 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Separation membrane module and fuel vapor processing apparatus equipped with the same |
| JP2013150959A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Lixil Corp | 浄水器 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP14619295A patent/JPH09889A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102607A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 多段膜濾過装置及びその運転方法 |
| JP4526915B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2010-08-18 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 多段膜濾過装置及びその運転方法 |
| US20110146491A1 (en) * | 2009-12-02 | 2011-06-23 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Separation membrane module and fuel vapor processing apparatus equipped with the same |
| US8523982B2 (en) * | 2009-12-02 | 2013-09-03 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Separation membrane module and fuel vapor processing apparatus equipped with the same |
| JP2013150959A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Lixil Corp | 浄水器 |
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