JPH098892A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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Publication number
JPH098892A
JPH098892A JP17415895A JP17415895A JPH098892A JP H098892 A JPH098892 A JP H098892A JP 17415895 A JP17415895 A JP 17415895A JP 17415895 A JP17415895 A JP 17415895A JP H098892 A JPH098892 A JP H098892A
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JP
Japan
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voice
telephone
dial
telephone number
signal
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Application number
JP17415895A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kato
一彦 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH098892A publication Critical patent/JPH098892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、音声入力された電話番号を取得して
ダイヤル発信する利用性良好な電話装置を提供すること
を目的としている。 【構成】入力される音声を音声受信部3で音声信号に変
換し、音声識別部4で電話番号(音声番号)を識別・取
得する。ランプ点灯部7は音声番号に対応するランプ8
を点灯させ、主制御部2はRAMに音声番号を記憶す
る。ランプ8の点灯に応じてダイヤル釦10が入力され
ると、ダイヤル釦信号受信部9がダイヤル釦番号を出力
し、音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6が音声番号
とダイヤル釦番号の一致/不一致を判別する。不一致で
あると、主制御部2が音声メッセージを音声応答部13
及びスピーカ14により出力させ、またランプ8を点滅
させて不一致通知する。ダイヤル釦10で訂正入力され
たダイヤル釦番号によりRAMの音声番号の不一致部分
の番号を書き換え、訂正後の音声番号に基づきダイヤル
信号変換・発振部11がダイヤル信号送出部12を介し
てダイヤル発信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話装置に関し、詳細
には、音声によるダイヤル発信を可能とした電話装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電話装置は、その普及に伴って、
高度化、多機能化が進んでおり、ダイヤル発信を音声に
より行うことのできる電話装置が出現している。
【0003】このような従来の電話機としては、音声識
別手段を有する電話機において、識別した音声に基づく
検出信号を、音声に変換して発生させるとともに、前記
検出信号に基づいてダイヤル発信を行うことを特徴とす
るダイヤル番号発信方法(特開平4−192852号公
報参照)が提案されている。
【0004】この電話機によれば、予めRAMに名前と
電話番号との対照表が記憶されており、電話機の送話器
から名前が音声入力されると、送話器からの音声信号を
文字データとして識別して、識別した文字データの名前
がRAMに登録されている名前と一致すると、当該名前
に対応する電話番号をRAMの対照表から読み出す。こ
の読み出した電話番号を発信する。
【0005】したがって、予め名前と電話番号をRAM
に登録しておくことにより、登録されている名前を音声
入力すると、当該名前の相手先にダイヤル発信すること
ができる。
【0006】また、従来、発信者が発する着信者名を確
認する音声確認回路と前記着信者名を着信者が保有する
電話番号に変換する変換回路と前記電話番号に従ってダ
イヤル信号を送出する回路を備え、発信者が着信者名を
発することによりダイヤル信号を送出できることを特徴
とする音声ダイヤル電話機(特開昭63−193645
号公報参照)が提案されている。
【0007】この電話機によれば、変換回路に予め着信
者名と当該着信者名が保有する電話番号が記憶されてお
り、発信者がオフフックして着信者名を音声入力する
と、変換回路が着信者名を当該着信者が保有する電話番
号に変換して、ダイヤル発信する。
【0008】したがって、この従来の電話機において
も、予め登録されている相手先の名前を音声入力すると
こにより、相手先に自動的にダイヤル発信させることが
できる。
【0009】さらに、従来、通信中に電話路を伝送する
音声による番号を受信認識する音声番号受信部と、この
音声番号受信部が受信した音声信号をダイヤル番号とし
て識別して出力するダイヤル番号識別部と、前記ダイヤ
ル番号を記憶するとき既に記録済のダイヤル番号をすべ
て消去して改めて受信する前記ダイヤル番号を記憶する
ダイヤル番号記憶部とを有することを特徴とする多機能
電話機(特開平3−283855号公報参照)が提案さ
れている。
【0010】この電話機によれば、通話中に相手先から
の音声によるダイヤル番号を取得して、既にダイヤル番
号記憶部に記憶されているダイヤル番号をすべて消去し
て、今回取得したダイヤル番号をダイヤル番号記憶部に
記憶し、通話終了後、ダイヤル番号記憶部に記憶したダ
イヤル番号を取り出して、ダイヤル発信する。
【0011】したがって、相手先から音声により通知さ
れた電話番号を識別受信して、ダイヤル発信することが
でき、ダイヤル発信の誤操作を防止することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電話装置にあっては、電話装置の利用性を向
上させる上で、未だ充分ではなかった。
【0013】すなわち、特開平4−192852号公報
及び特開昭63−193645号公報記載の電話機にあ
っては、予め相手先の電話番号と名前を記憶装置に記憶
し、相手先の名前が音声入力されると、当該記憶装置か
ら相手先電話番号を読み出して、ダイヤル発信するよう
になっていたため、予め相手先の電話番号と名前を記憶
装置に登録する必要があり、登録操作が面倒であるだけ
でなく、登録されていない相手先には音声によるダイヤ
ル発信することができず、電話装置の利用性が悪いとい
う問題があった。また、電話をかける回数の少ない相手
先をも記憶装置に登録すると、記憶装置を有効に活用す
ることができず、電話装置の利用性が悪いという問題が
あった。
【0014】また、特開平3−283855号公報記載
の電話機にあっては、通話中に相手先から音声により通
知された電話番号を認識して記憶し、通話後に同じ相手
先に電話するときに、自動的にダイヤル発信することが
できるが、他の相手先に電話するときには、記憶した電
話番号を利用することができず、電話装置の利用性が悪
いという問題があった。
【0015】そこで、本発明は、予め名前や電話番号を
登録することなく、音声入力された電話番号を取得し
て、ダイヤル発信することにより、利用性の良好な電話
装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
話装置は、入力される音声を音声信号に変換する音声信
号変換手段と、前記音声信号変換手段の変換した音声信
号から電話番号を取得する電話番号取得手段と、前記電
話番号取得手段の取得した電話番号をダイヤル信号に変
換して回線に送出するダイヤル信号送出手段と、を備え
ることにより、上記目的を達成している。
【0017】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記電話装置は、前記音声信号変換手段の変換し
た音声信号を記憶/再生する音声信号記憶/再生手段
を、さらに備え、前記電話番号取得手段は、前記音声信
号記憶/再生手段の再生した前記音声信号から電話番号
を取得するものであってもよい。
【0018】また、請求項1または請求項2の場合、例
えば、請求項3に記載するように、前記電話装置は、電
話番号の各番号が入力操作されるダイヤル手段と、前記
ダイヤル手段の各番号に付属して設けられた発光手段
と、前記電話番号取得手段の取得した電話番号に基づい
て該番号に付属する前記発光手段を発光させる発光駆動
手段と、をさらに備えていてもよい。
【0019】さらに、請求項1または請求項2の場合、
例えば、請求項4に記載するように、前記電話装置は、
電話番号の各番号が入力操作されるダイヤル手段と、前
記ダイヤル手段の各番号に付属して設けられた発光手段
と、前記電話番号取得手段の取得した電話番号に基づい
て該番号に付属する前記発光手段を発光させる発光駆動
手段と、前記発光手段の発光に応じて前記ダイヤル手段
が入力操作されると、該入力操作された電話番号と前記
電話番号取得手段の取得した電話番号を比較する比較手
段と、前記比較手段が前記両電話番号が一致したと判別
すると、前記電話番号に基づいて前記ダイヤル信号送出
手段により前記ダイヤル信号を送出させる制御手段と、
をさらに備えていてもよい。
【0020】また、この場合、例えば、請求項5に記載
するように、前記電話装置は、前記電話番号取得手段の
取得した電話番号を記憶する記憶手段と、前記比較手段
が前記両電話番号が異なると判別すると、その旨を通知
する通知手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記
通知手段の通知に応じて、前記ダイヤル手段により前記
異なる番号部分の番号が入力されると、該入力された番
号により前記記憶手段に記憶する電話番号のうち該当す
る部分の番号を書き換えるとともに、前記記憶手段に記
憶されている電話番号に基づいて前記ダイヤル信号送出
手段により前記ダイヤル信号を送出させるものであって
もよい。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明の電話装置によれば、入力
される音声を、音声信号変換手段により音声信号に変換
し、電話番号取得手段が、音声信号変換手段の変換した
音声信号から電話番号を取得する。
【0022】そして、ダイヤル信号送出手段が、電話番
号取得手段の取得した電話番号をダイヤル信号に変換し
て回線に送出する。
【0023】したがって、予め相手先の名前や電話番号
を記憶させることなく、電話装置に音声により電話番号
を入力するだけで、簡単に意図する相手先に電話をかけ
ることができ、手が不自由な人や目が不自由な人であっ
ても容易に、意図する相手先に電話をかけることができ
る。
【0024】その結果、電話装置の利用性を向上させる
ことができる。
【0025】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、音声信号変換手段の変換した音声信号を、音声信
号記憶/再生手段に記憶し、電話番号取得手段が、音声
信号記憶/再生手段の再生した音声信号から電話番号を
取得するようにすると、テレビやラジオあるいは電話装
置で話中の相手先から音声により通知された電話番号を
音声信号記憶/再生手段に一旦記憶させた後、再生する
ことにより、再生音声により通知された相手先に容易に
電話をかけることができる。
【0026】したがって、音声により通知された電話番
号を紙等にいちいち記録することなく、正確に、相手先
に電話をかけることができ、電話装置の利用性をより一
層向上させることができる。
【0027】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、電話装置が、電話番号の各番号が入力操作されるダ
イヤル手段とダイヤル手段の各番号に付属して設けられ
た発光手段を備え、発光駆動手段が、音声入力されて電
話番号取得手段の取得した電話番号に基づいて、該取得
した番号に対応する発光手段を発光させるようにする
と、音声入力した電話番号が正確に取得されたかどう
か、また、意図する電話番号を正しく音声入力したかど
うかを、発光手段の発光により確認することができ、意
図する相手先に正確に電話をかけることができる。
【0028】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、電話装置が、電話番号の各番号が入力操作されるダ
イヤル手段と、ダイヤル手段の各番号に付属して設けら
れた発光手段と、電話番号取得手段の取得した電話番号
に基づいて該番号に付属する発光手段を発光させる発光
駆動手段と、発光手段の発光に応じてダイヤル手段が入
力操作されると、該入力操作された電話番号と電話番号
取得手段の取得した電話番号を比較する比較手段と、比
較手段が両電話番号が一致したと判別すると、音声入力
された電話番号に基づいてダイヤル信号送出手段により
ダイヤル信号を送出させる制御手段と、備えるようにす
ると、音声入力した電話番号とこの音声入力により発光
される番号をダイヤル入力した電話番号とが一致すると
きのみ、当該電話番号に電話をかけることができ、意図
する相手先により一層正確に電話をかけることができ
る。
【0029】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、電話装置が、電話番号取得手段の取得した電話番号
を記憶する記憶手段と、比較手段が両電話番号が異なる
と判別すると、その旨を通知する通知手段と、をさらに
備え、通知手段の通知に応じて、ダイヤル手段により異
なる番号部分の番号が入力されると、制御手段が、該入
力された番号により記憶手段に記憶する電話番号のうち
該当する部分の番号を書き換えるとともに、記憶手段に
記憶されている電話番号に基づいてダイヤル信号送出手
段によりダイヤル信号を送出させるようにすると、誤っ
て音声入力した電話番号、あるいは、誤ってダイヤル入
力した電話番号のうち、誤って入力した部分のみを訂正
入力して、正しい電話番号に訂正した後、ダイヤル送信
することができ、電話番号の訂正を容易に行うことがで
きるとともに、意図する相手先により一層正確、かつ、
容易に、電話をかけることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0031】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0032】図1は、本発明の電話装置の一実施例を示
す図である。
【0033】図1は、本発明の電話装置の一実施例を適
用した電話装置1の回路ブロック図である。
【0034】図1において、電話装置1は、主制御部
2、音声受信部3、音声識別部4、録音再生部5、音声
番号・ダイヤル釦番号比較判定部6、ランプ点灯部7、
ランプ8、ダイヤル釦信号受信部9、ダイヤル釦10、
ダイヤル信号変換・発振部11、ダイヤル信号送出部1
2、音声応答部13及びスピーカ14等を備えている。
【0035】主制御部2は、CPU(Central Processi
ng Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM
(Random Access Memory)等を備え、ROM内には、電
話装置1の基本処理プログラムが格納されているととも
に、後述する音声入力電話番号取得・発信処理プログラ
ム、これらの基本処理プログラムと音声入力電話番号取
得・発信処理プログラムを実行するために必要な各種デ
ータ及びシステムデータ等が格納されている。
【0036】主制御部2のRAM(記憶手段)は、CP
Uのワークメモリとして利用されるとともに、音声識別
部4の識別(取得)した電話番号を記憶する。
【0037】主制御部2は、そのCPUがROM内のプ
ログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用し
つつ電話装置1の各部を制御し、電話装置1としての基
本処理を実行するとともに、音声入力電話番号取得・発
信処理を実行する。
【0038】音声受信部(音声信号変換手段)3は、例
えば、電話装置1の送受話器の送話器、あるいは、送受
話器とは別に設けられたマイクロホン等が利用され、オ
ペレータが発生した音声を電気信号(音声信号)に変換
して、音声識別部4及び録音再生部5に出力する。
【0039】音声識別部(電話番号取得手段)4は、主
制御部2の制御下で動作して、音声受信部3から入力さ
れる音声信号から電話番号を識別・取得し、その識別結
果である電話番号(以下、音声番号という。)を主制御
部2、音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6及びラン
プ点灯部7に出力する。
【0040】主制御部2は、音声識別部4から入力され
る音声番号を内部RAMに一時記憶し、RAMに記憶し
た音声番号に基づいて後述するするダイヤル発信やRA
Mに記憶した音声番号のダイヤル釦番号による訂正処理
を行う。
【0041】この音声識別部4は、人間の発生した音声
であるか、音声が数字であるか及び数字が電話番号の桁
数に対応しているか等を識別することにより、音声受信
部3から入力された音声信号が電話番号であるかどうか
識別し、電話番号であれば、その電話番号を取得する。
【0042】また、音声識別部4は、日本語により音声
入力された電話番号を識別するだけでなく、英語やフラ
ンス語等の複数の外国語により音声入力された電話番号
を識別する。
【0043】録音再生部5は、磁気テープあるいはRA
M等のメモリ素子等で構成され、主制御部2の制御下で
動作して、音声受信部3から入力される音声信号を記憶
するとともに、主制御部2からの再生命令に応じて、記
憶した音声信号を再生して、音声識別部4に出力する。
音声識別部4は、録音再生部5で再生された音声信号か
ら、上記同様に、電話番号(音声番号)を識別・取得
し、音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6、ランプ点
灯部7及び主制御部2に出力する。
【0044】また、録音再生部5の記憶している音声信
号は、後述するように、主制御部2の制御下で、主制御
部2にも出力され、主制御部2は、後述する音声応答部
13及びスピーカ14を介して、録音再生部5から入力
された音声信号を拡声出力する。
【0045】ダイヤル釦(ダイヤル手段)10は、電話
装置1の操作部等に設けられた「0」〜「9」のテン
(番号)キーやアスタリスクキー(*)及びパウンドキ
ー(#)等であり、このダイヤル釦10を使用して、オ
ペレータにより電話番号が入力操作される。なお、ダイ
ヤル釦10としては、短縮キーやワンタッチキー等のダ
イヤルするのに必要な各種キーを含んでいてもよい。
【0046】ダイヤル釦10は、入力操作された釦に対
応するダイヤル釦信号をダイヤル釦信号受信部9に出力
し、ダイヤル釦信号受信部9は、ダイヤル釦10から入
力されるダイヤル釦信号から電話番号(以下、ダイヤル
釦番号という。)を形成して、音声番号・ダイヤル釦番
号比較判定部6に出力する。
【0047】音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部(比
較手段)6は、音声識別部4から入力される音声番号と
ダイヤル釦信号受信部9から入力されるダイヤル釦番号
を比較し、一致/不一致信号を主制御部2に出力すると
ともに、一致していないとき、ダイヤル釦信号受信部9
から入力されるダイヤル釦番号をランプ点灯部7に出力
する。
【0048】ランプ(発光手段)8は、上記0〜9の各
ダイヤル釦10に付属するものとして、ダイヤル釦10
に近接して、あるいは、ダイヤル釦10自体に設けら
れ、点灯あるいは点滅することにより付属するダイヤル
釦10の入力操作をオペレータに促す。
【0049】ランプ点灯部(発光駆動手段)7は、主制
御部2の制御下で動作し、ランプ点灯部7には、上述の
ように、音声認識部4からの音声番号と、音声番号・ダ
イヤル釦番号比較判定部6が不一致を判定した際のダイ
ヤル釦番号と、が入力される。
【0050】ランプ点灯部7は、音声認識部4から入力
される音声番号に対応する番号のダイヤル釦10に付属
するランプ8を点灯駆動し、また、音声番号・ダイヤル
釦番号比較判定部6からダイヤル釦番号が入力されると
きには、入力されたダイヤル釦番号に対応する番号のダ
イヤル釦10に付属するランプ8を点滅あるいは点灯駆
動する。
【0051】したがって、ランプ8及びランプ点灯部7
は、比較手段である音声番号・ダイヤル釦番号比較判定
部6が音声番号とダイヤル釦番号とが異なると判別した
とき、その旨を通知する通知手段としても機能する。
【0052】ダイヤル信号変換・発振部11は、発振回
路等を備え、通常の電話装置のダイヤルパルス発振回路
と同様に、主制御部2から入力される電話番号をダイヤ
ル信号に変換して、ダイヤルパルスとしてダイヤル信号
送出部12に出力する。
【0053】ダイヤル信号送出部12には、回線L、例
えば、電話回線が接続され、ダイヤル信号送出部12
は、ダイヤル信号変換・発振部11から入力されるダイ
ヤルパルスを回線Lに送出する。
【0054】音声応答部13は、種々の音声メッセー
ジ、特に、音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6によ
る音声番号とダイヤル釦番号との不一致を通知する旨の
メッセージや電話装置1のガイダンスメッセージ等が格
納されているメモリやこのメモリ内の音声メッセージを
再生出力するための回路等を備えている。
【0055】音声応答部13は、主制御部2の制御下で
動作し、上記音声メッセージを再生して、スピーカ14
に出力する。
【0056】したがって、音声応答部13及びスピーカ
14は、比較手段である音声番号・ダイヤル釦番号比較
判定部6が音声番号とダイヤル釦番号とが異なると判別
したとき、その旨を通知する通知手段として機能する。
【0057】なお、音声応答部13は、主制御部2の制
御に応じて、録音再生部5で再生した音声信号をもスピ
ーカ14に出力するようにしてもよい。
【0058】スピーカ14は、例えば、例えば、電話装
置1の送受話器の受話器、あるいは、送受話器とは別に
設けられたスピーカが利用され、音声応答部13から入
力される音声信号を拡声出力する。
【0059】なお、スピーカ14が電話装置1の送受話
器の受話器が利用されているときには、音声応答部13
は、回線Lから入力された音声信号をスピーカ14に出
力する。
【0060】また、電話装置1は、種々のダイヤルモー
ドを備えており、電話装置1には、図1には図示しない
が、このダイヤルモードの切り換えを行うモード切換ス
イッチが設けられている。
【0061】すなわち、電話装置1は、音声入力のみに
より電話番号を入力する音声入力モード、音声入力とダ
イヤル釦10によるダイヤル入力の双方で電話番号を入
力する音声・ダイヤル入力モード、録音再生部5に音声
信号を録音させる録音モード及び録音再生部5に録音さ
れた音声信号を再生してダイヤル発信する再生モード等
の各種ダイヤルモードを備えており、モード切換スイッ
チにより上記音声入力モードと音声・ダイヤル入力モー
ドの切換操作を行う。
【0062】さらに、電話装置1には、図示しないが、
録音再生部5の動作スイッチである録音/再生スイッチ
が設けられており、電話装置1は、録音/再生スイッチ
が録音操作されると、上記録音モードに移行して、音声
受信部3をオン状態とするとともに、録音再生部5によ
る音声信号の録音を行い、また、録音/再生スイッチが
再生操作されると、上記再生モードに移行して、録音再
生部5を再生状態とするとともに、録音再生部5に録音
されている音声信号によるダイヤル発信処理を行う。
【0063】次に、作用を説明する。
【0064】本実施例の電話装置1は、音声入力された
電話番号に基づいてダイヤル発信するところにその特徴
がある。
【0065】以下、この音声入力電話番号取得・発信処
理について、説明する。
【0066】まず、音声・ダイヤル入力モードにより電
話をかける場合について、説明する。
【0067】オペレータは、電話装置1により音声・ダ
イヤル入力モードで電話をかけるときには、モード切換
スイッチを音声・ダイヤル入力モードに設定し、音声受
信部3をオンにして、音声受信部3に向かって相手先電
話番号を音声により発生する。
【0068】音声受信部3は、例えば、所定のスイッチ
をオン操作することにより、あるいは、音声受信部3が
電話装置1の送受話器と兼用されているときには、オフ
フックすることにより、オンされる。
【0069】電話装置1は、音声受信部3がオンされ
て、音声が入力されると、入力された音声を音声信号に
変換し、録音再生部5及び音声識別部4に出力する。そ
して、録音再生部5は、入力音声信号を記憶(録音)す
る。
【0070】音声識別部4は、音声受信部3から入力さ
れる音声信号から電話番号(音声番号)を識別・取得
し、取得した音声番号を認識順に順次音声番号・ダイヤ
ル釦番号比較判定部6、ランプ点灯部7及び主制御部2
に出力する。
【0071】主制御部2は、順次入力される音声番号を
順次内部RAMに一時記憶する。
【0072】ランプ点灯部7は、音声認識部4から音声
番号が入力されると、入力された音声番号に対応するダ
イヤル釦10に付属して設けられているランプ8を、所
定時間、例えば、次の音声番号が入力されるまでの間、
点灯駆動し、オペレータは、電話番号を音声入力すると
ともに、音声入力した電話番号に対応して点灯するラン
プ8に対応するダイヤル釦10を入力操作する。
【0073】したがって、オペレータは、オペレータが
発声して、電話装置1が認識した電話番号をダイヤル釦
10の番号に対応するランプ8の点灯により確認するこ
とができ、間違った相手先に電話をかけることを防止す
ることができる。
【0074】ダイヤル釦10は、入力操作されると、入
力操作された釦に対応するダイヤル釦信号をダイヤル釦
信号受信部9に出力し、ダイヤル釦信号受信部9は、ダ
イヤル釦10から入力されるダイヤル釦信号から電話番
号(ダイヤル釦番号)を形成して、音声番号・ダイヤル
釦番号比較判定部6に出力する。
【0075】音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6
は、上記音声番号とダイヤル釦番号とを比較し、一致/
不一致信号を主制御部2に出力するとともに、一致して
いないとき、ダイヤル釦信号受信部9から入力されたダ
イヤル釦番号をランプ点灯部7に出力する。
【0076】ランプ点灯部7は、音声番号・ダイヤル釦
番号比較判定部6からダイヤル釦番号が入力されると、
入力されたダイヤル釦10の番号に対応するダイヤル釦
10に付属するランプ8を点滅あるいは点灯させる。
【0077】したがって、音声番号とダイヤル釦番号が
一致していないとき、入力操作したダイヤル釦10に付
属するランプ8が点滅あるいは点灯するので、オペレー
タは、発声により入力した音声番号と入力操作したダイ
ヤル釦番号が異なっていることを知ることができる。
【0078】また、主制御部2は、音声番号・ダイヤル
釦番号比較判定部6から不一致信号が入力されると、音
声応答部13を駆動し、音声番号とダイヤル釦番号が一
致していない旨の音声メッセージをスピーカ14を介し
て出力させる。
【0079】したがって、オペレータは、この音声メッ
セージにより音声番号とダイヤル番号が一致していない
ことを知ることができ、誤った相手先に電話をかけるこ
とを未然に防止することができる。
【0080】オペレータは、この音声メッセージやラン
プ8の点滅等に応じて、電話番号のうち、当該一致して
いない部分の番号のみをダイヤル釦10により訂正入力
する。
【0081】ダイヤル釦10が訂正入力されると、ダイ
ヤル釦信号受信部9は、ダイヤル釦10からのダイヤル
釦信号をダイヤル釦番号に形成して、音声番号・ダイヤ
ル釦番号比較判定部6に出力し、音声番号・ダイヤル釦
番号比較判定部6は、ダイヤル釦信号受信部9から入力
されるダイヤル釦番号を主制御部2に出力する。
【0082】主制御部2は、この訂正入力されたダイヤ
ル釦番号が音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6から
入力されると、RAMに記憶している音声番号のうち、
一致していない部分の音声番号を、ダイヤル釦番号によ
り書き換える。
【0083】すなわち、主制御部2は、音声識別部4か
ら順次入力される音声番号を順次RAMに記憶していく
が、音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部6から不一致
信号が入力されると、ダイヤル釦10により訂正入力さ
れたダイヤル釦番号により、当該不一致信号の入力され
た部分の音声番号を書き換える。
【0084】したがって、オペレータは、電話番号を音
声入力するとともに、ダイヤル釦10で入力して、一致
しない番号が現れると、電話番号を最初から入力し直す
ことなく、その部分のみダイヤル釦10により訂正入力
することにより、正しい電話番号の入力を行うことがで
きる。
【0085】その結果、電話装置1の利用性を向上させ
ることができるとともに、誤った相手先に電話をかける
ことを未然に防止することができる。
【0086】上記電話番号の音声入力及びダイヤル釦1
0による入力を順次行い、全ての電話番号の入力が完了
すると、主制御部2は、RAMに記憶した電話番号をダ
イヤル信号変換・発振部11に出力する。
【0087】ダイヤル信号変換・発振部11は、入力さ
れた電話番号をダイヤルパルスに変換して、ダイヤル信
号送出部12を介して回線Lに送出する。
【0088】このように、音声・ダイヤル入力モードに
よれば、音声受信部3に向かって電話番号を音声入力す
ると、音声入力した電話番号に対応するダイヤル釦10
に付属のランプ8が点灯して、この点灯するランプに対
応するダイヤル釦10を入力操作すると、音声番号を主
制御部2のRAMに記憶するとともに、音声番号とダイ
ヤル釦番号が一致/不一致を判別し、一致していないと
きには、一致していない旨の音声メッセージやランプ8
の点滅等により一致していないことを知ることができ
る。
【0089】一致していないときには、一致していない
部分の番号のみについてダイヤル釦10により正しい電
話番号を訂正入力すると、訂正入力した電話番号を主制
御部2のRAMに記憶し、全ての電話番号の入力が完了
すると、ダイヤル発信する。
【0090】したがって、音声により電話番号を入力し
て、誤った相手先への電話を未然に防止しつつ、意図す
る相手先に確実に電話をかけることができ、電話装置1
の利用性を向上させることができる。
【0091】また、音声・ダイヤル入力モードにおいて
は、録音再生部5にも音声信号が録音されているので、
電話番号の音声入力が正しく行われた場合には、モード
切換スイッチを再生入力モードに設定して、録音/再生
スイッチを再生操作することにより、録音再生部5に録
音されている音声信号により、同じ相手先に電話を再度
かけることができる。
【0092】したがって、オペレータは、再度同じ相手
先に電話をするときには、改めて電話番号を音声入力す
ることなく、簡単に電話をかけることができ、電話装置
1の利用性を向上させることができる。
【0093】なお、上記音声・ダイヤル入力モードにお
いては、録音再生部5にも音声信号を録音するようにな
っているが、これに限るものではなく、録音再生部5を
オフ状態として、録音再生部5への音声信号の録音を行
わないようにしてもよい。
【0094】このようにすると、電話装置1の電力消費
量を低減することができ、電話装置1が携帯電話や親子
電話の子機等のように電池動作する場合には、電池の消
費量を削減して、継続使用時間を長くすることができ
る。
【0095】次に、音声入力のみによって電話番号を入
力する音声入力モードにより、電話をかける場合につい
て、説明する。
【0096】オペレータは、電話装置1により音声入力
モードで電話をかけるときには、モード切換スイッチを
音声入力モードに設定し、音声受信部3をオンにして、
音声受信部3に向かって相手先電話番号を音声により発
生する。
【0097】音声受信部3は、上記同様に、入力された
音声を音声信号に変換して、音声識別部4に出力し、音
声識別部4は、音声受信部3から入力された音声信号か
ら音声番号を識別・取得してランプ点灯部7及び主制御
部2に出力する。
【0098】ランプ点灯部7は、この音声番号に基づい
て当該音声番号に対応するダイヤル釦10に付属するラ
ンプ8を点灯させ、主制御部2は、順次入力される音声
番号をRAMに記憶する。
【0099】オペレータは、ランプ8の点灯により音声
入力した電話番号が正しく識別されているかを確認する
ことができ、ランプ8の点灯により、正しく識別されな
かったことを発見したり、誤った番号を音声入力したこ
とを発見すると、電話番号の音声入力のやり直しを行
う。
【0100】なお、この場合、間違っている番号のみを
指定して、訂正入力するようにしてもよい。この場合の
訂正入力は、音声により行ってもよいし、ダイヤル釦1
0により行ってもよい。
【0101】全ての電話番号が音声入力されると、上記
同様に、主制御部2は、RAM内の電話番号をダイヤル
信号変換・発振部11に出力し、ダイヤル信号変換・発
振部11が、入力される電話番号に対応するダイヤル信
号をダイヤル信号送出部12を介して送出する。
【0102】したがって、音声入力モードによれば、音
声入力のみによって意図する相手先にダイヤル発信し
て、電話をかけることができ、手先の不自由な人や目の
不自由な人であっても、簡単に意図する相手先に電話を
かけることができる。
【0103】次に、録音モードにより音声信号を録音さ
せる場合について、説明する。
【0104】電話装置1は、上記録音/再生スイッチが
録音操作されると、録音モードに移行し、音声受信部3
で検出した音声信号を録音再生部5で録音する。
【0105】すなわち、電話装置1は、録音/再生スイ
ッチが録音操作されると、音声受信部3をオンにし、音
声受信部3に向かって入力された音声を音声受信部3で
音声信号に変換して、録音再生部5に出力する。
【0106】録音再生部5は、音声受信部3から入力さ
れる音声信号を録音し、録音/再生スイッチの録音操作
が解除されるか、図示しない停止スイッチが操作される
と、録音処理を終了する。
【0107】次に、再生モードにより電話をかける場合
について、説明する。
【0108】オペレータは、電話装置1により再生モー
ドで電話をかけるときには、録音/再生スイッチを再生
操作する。
【0109】電話装置1は、録音/再生スイッチが再生
操作されると、再生モードに移行して、録音再生部5を
再生状態にし、上記録音モードで録音再生部5に録音さ
れた音声信号を再生して、音声識別部4に出力する。
【0110】音声識別部4は、録音再生部5から入力さ
れる音声信号から電話番号(音声番号)を識別・取得
し、取得した音声番号を認識順に順次音声番号・ダイヤ
ル釦番号比較判定部6、ランプ点灯部7及び主制御部2
に出力する。
【0111】主制御部2は、このとき、モード切換スイ
ッチのスイッチ状態をチェックして、モード切換スイッ
チが音声入力モードに設定されているときには、上記音
声信号のみによるダイヤル発信を行い、モード切換スイ
ッチが音声・ダイヤル入力モードに設定されているとき
には、上記音声番号とダイヤル釦10で入力されたダイ
ヤル番号の双方に基づくダイヤル発信を行う。
【0112】これらの各モードにおける処理について
は、上記同様であり、その説明を省略する。
【0113】したがって、テレビやラジオあるいは電話
中に相手先から音声により通知される電話番号を上記録
音モードにより録音再生部5に録音し、再生モードによ
り録音再生部5に録音した音声信号によりダイヤル発信
することができる。
【0114】その結果、音声により通知される電話番号
をいちいち紙等に書き留めることなく、正確にダイヤル
発信して、電話をかけることができ、電話装置1の利用
性をより一層向上させることができる。
【0115】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0116】例えば、上記実施例においては、音声入力
された電話番号を認識する毎に、順次ランプ8を点灯さ
せるようにしているが、これに限るものではなく、例え
ば、全ての電話番号の認識が完了してから、主制御部2
のRAMに記憶した電話番号に基づいて番号順にランプ
8を点灯させるようにしてもよい。
【0117】この場合、意図する番号と異なる番号のラ
ンプ8が点灯した時点で、正しい番号をダイヤル釦10
から入力することにより、当該ランプ8の点灯に対応す
る番号をダイヤル釦10から入力された番号に訂正する
ようにすると、電話番号の確認と訂正入力を容易に行う
ことができる。
【0118】また、上記実施例においては、音声入力さ
れた電話番号に対応する番号のランプ8を点灯させるよ
うにしているが、これに限るものではなく、ランプ8の
点灯を行うことなく、単に、音声入力された電話番号先
にダイヤル発信するようにしてもよい。
【0119】このようにすると、電力消費をより一層低
減することができる。
【0120】さらに、上記実施例においては、入力モー
ドや録音/再生モードの切り換えをモード切換スイッチ
及び録音/再生スイッチを手動操作することにより行っ
ているが、これに限るものではなく、音声受信部3から
入力される切換命令の音声により切り換えるようにして
もよい。
【0121】このようにすると、より一層電話装置1の
利用性を向上させることができる。
【0122】また、上記実施例においては、電話装置1
は、複数のモードを備え、これらのモードを切り換えて
利用するようになっているが、これに限るものではな
く、例えば、上記各モードのいずれか1つのみを備えて
いてもよい。
【0123】さらに、上記実施例においては、電話装置
1は、音声入力モードと、音声・ダイヤル入力モードを
モード切換スイッチによりモードを切り換えて利用する
ようになっているが、これに限るものではなく、例え
ば、ランプ8の点灯に応じて、所定時間内にダイヤル釦
10が入力されると、音声・ダイヤル入力モードに自動
設定し、ダイヤル釦10が入力されないと、音声入力モ
ードに自動設定するようにしてもよい。
【0124】
【発明の効果】請求項1記載の発明の電話装置によれ
ば、入力される音声を、音声信号変換手段により音声信
号に変換し、電話番号取得手段が、音声信号変換手段の
変換した音声信号から電話番号を取得する。
【0125】そして、ダイヤル信号送出手段が、電話番
号取得手段の取得した電話番号をダイヤル信号に変換し
て回線に送出する。
【0126】したがって、予め相手先の名前や電話番号
を記憶させることなく、電話装置に音声により電話番号
を入力するだけで、簡単に意図する相手先に電話をかけ
ることができ、手が不自由な人や目が不自由な人であっ
ても容易に、意図する相手先に電話をかけることができ
る。
【0127】その結果、電話装置の利用性を向上させる
ことができる。
【0128】この場合、請求項2に記載するように、音
声信号変換手段の変換した音声信号を、音声信号記憶/
再生手段に記憶し、電話番号取得手段が、音声信号記憶
/再生手段の再生した音声信号から電話番号を取得する
ようにすると、テレビやラジオあるいは電話装置で話中
の相手先から音声により通知された電話番号を音声信号
記憶/再生手段に一旦記憶させた後、再生することによ
り、再生音声により通知された相手先に容易に電話をか
けることができる。
【0129】したがって、音声により通知された電話番
号を紙等にいちいち記録することなく、正確に、相手先
に電話をかけることができ、電話装置の利用性をより一
層向上させることができる。
【0130】また、請求項3に記載するように、電話装
置が、電話番号の各番号が入力操作されるダイヤル手段
とダイヤル手段の各番号に付属して設けられた発光手段
を備え、発光駆動手段が、音声入力されて電話番号取得
手段の取得した電話番号に基づいて、該取得した番号に
対応する発光手段を発光させるようにすると、音声入力
した電話番号が正確に取得されたかどうか、また、意図
する電話番号を正しく音声入力したかどうかを、発光手
段の発光により確認することができ、意図する相手先に
正確に電話をかけることができる。
【0131】さらに、請求項4に記載するように、電話
装置が、電話番号の各番号が入力操作されるダイヤル手
段と、ダイヤル手段の各番号に付属して設けられた発光
手段と、電話番号取得手段の取得した電話番号に基づい
て該番号に付属する発光手段を発光させる発光駆動手段
と、発光手段の発光に応じてダイヤル手段が入力操作さ
れると、該入力操作された電話番号と電話番号取得手段
の取得した電話番号を比較する比較手段と、比較手段が
両電話番号が一致したと判別すると、音声入力された電
話番号に基づいてダイヤル信号送出手段によりダイヤル
信号を送出させる制御手段と、備えるようにすると、音
声入力した電話番号とこの音声入力により発光される番
号をダイヤル入力した電話番号とが一致するときのみ、
当該電話番号に電話をかけることができ、意図する相手
先により一層正確に電話をかけることができる。
【0132】また、請求項5に記載するように、電話装
置が、電話番号取得手段の取得した電話番号を記憶する
記憶手段と、比較手段が両電話番号が異なると判別する
と、その旨を通知する通知手段と、をさらに備え、通知
手段の通知に応じて、ダイヤル手段により異なる番号部
分の番号が入力されると、制御手段が、該入力された番
号により記憶手段に記憶する電話番号のうち該当する部
分の番号を書き換えるとともに、記憶手段に記憶されて
いる電話番号に基づいてダイヤル信号送出手段によりダ
イヤル信号を送出させるようにすると、誤って音声入力
した電話番号、あるいは、誤ってダイヤル入力した電話
番号のうち、誤って入力した部分のみを訂正入力して、
正しい電話番号に訂正した後、ダイヤル送信することが
でき、電話番号の訂正を容易に行うことができるととも
に、意図する相手先により一層正確、かつ、容易に、電
話をかけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話装置の一実施例の回路ブロック
図。
【符号の説明】
1 電話装置 2 主制御部 3 音声受信部 4 音声識別部 5 録音再生部 6 音声番号・ダイヤル釦番号比較判定部 7 ランプ点灯部 8 ランプ 9 ダイヤル釦信号受信部 10 ダイヤル釦 11 ダイヤル信号変換・発振部 12 ダイヤル信号送出部 13 音声応答部 14 スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される音声を音声信号に変換する音声
    信号変換手段と、 前記音声信号変換手段の変換した音声信号から電話番号
    を取得する電話番号取得手段と、 前記電話番号取得手段の取得した電話番号をダイヤル信
    号に変換して回線に送出するダイヤル信号送出手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】前記電話装置は、 前記音声信号変換手段の変換した音声信号を記憶/再生
    する音声信号記憶/再生手段を、さらに備え、 前記電話番号取得手段は、 前記音声信号記憶/再生手段の再生した前記音声信号か
    ら電話番号を取得することを特徴とする請求項1記載の
    電話装置。
  3. 【請求項3】前記電話装置は、 電話番号の各番号が入力操作されるダイヤル手段と、 前記ダイヤル手段の各番号に付属して設けられた発光手
    段と、 前記電話番号取得手段の取得した電話番号に基づいて該
    番号に付属する前記発光手段を発光させる発光駆動手段
    と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の電話装置。
  4. 【請求項4】前記電話装置は、 電話番号の各番号が入力操作されるダイヤル手段と、 前記ダイヤル手段の各番号に付属して設けられた発光手
    段と、 前記電話番号取得手段の取得した電話番号に基づいて該
    番号に付属する前記発光手段を発光させる発光駆動手段
    と、 前記発光手段の発光に応じて前記ダイヤル手段が入力操
    作されると、該入力操作された電話番号と前記電話番号
    取得手段の取得した電話番号を比較する比較手段と、 前記比較手段が前記両電話番号が一致したと判別する
    と、前記電話番号に基づいて前記ダイヤル信号送出手段
    により前記ダイヤル信号を送出させる制御手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の電話装置。
  5. 【請求項5】前記電話装置は、 前記電話番号取得手段の取得した電話番号を記憶する記
    憶手段と、 前記比較手段が前記両電話番号が異なると判別すると、
    その旨を通知する通知手段と、 をさらに備え、 前記制御手段は、 前記通知手段の通知に応じて、前記ダイヤル手段により
    前記異なる番号部分の番号が入力されると、該入力され
    た番号により前記記憶手段に記憶する電話番号のうち該
    当する部分の番号を書き換えるとともに、前記記憶手段
    に記憶されている電話番号に基づいて前記ダイヤル信号
    送出手段により前記ダイヤル信号を送出させることを特
    徴とする請求項4記載の電話装置。
JP17415895A 1995-06-15 1995-06-15 電話装置 Pending JPH098892A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17415895A JPH098892A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 電話装置

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ID=15973713

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JP (1) JPH098892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012088813A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Kyocera Corp 電子機器及び制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012088813A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Kyocera Corp 電子機器及び制御方法

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