JPH0988879A - 風速制御装置 - Google Patents

風速制御装置

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JPH0988879A
JPH0988879A JP7252266A JP25226695A JPH0988879A JP H0988879 A JPH0988879 A JP H0988879A JP 7252266 A JP7252266 A JP 7252266A JP 25226695 A JP25226695 A JP 25226695A JP H0988879 A JPH0988879 A JP H0988879A
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JP
Japan
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wind speed
speed control
control device
fluctuation
function signal
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JP7252266A
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Michihiko Okamura
道彦 岡村
Hideaki Katsuki
英明 勝木
Yoichi Hirokawa
洋一 廣川
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Tokimec Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各地で測定した実際の自然の風速変動パワー
スペクトル密度に等しい風速コントロールを行い、多様
な使用者に対して、その地にいるような快適な生活環境
を提供する。 【解決手段】 ゆらぎ発生器1が複数周波数の正弦波成
分を合成した合成波を用いて離散形のゆらぎ関数信号S
aを発生して、制御回路4に出力する。設定値選択器2
からゆらぎ発生器1に対し、ここで発生するゆらぎ関数
信号に対する振幅、バイアス、基本周波数及び位相の各
変数を各地ごとに使用者が地図と共に設けたスイッチを
操作して設定する。制御回路4からの制御信号Sc(ゆ
らぎ関数信号Sa)によって、各地の自然風の実測値の
特徴に近似するように扇風機、エアコンディショナの空
調機4の風速制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の地域のそれ
ぞれ(以下、各地と記載する)の自然風の実測値の特徴
に近似した風速のコントロール(以下、風速制御と記載
する)を、室内用エアコンディショナ、扇風機などに対
して行うための風速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内用のエアコンディショナ、扇
風機は、その風速を強、中、弱などの段階的に切り替
え、又は、風速を強から弱に連続的に切り替えている。
また、扇風機などの風量制御を行う例が知られており、
この風量制御では、風速を時間的に変化させている。こ
の風速の時間的変化は1/fゆらぎに基づいて行ってお
り、その振幅を強と弱との間で制御している。この風量
制御によって、自然のそよ風のような風の変動パターン
に類似し、単に風速を段階的又は連続的に切り替える場
合に比較して心地よく感じる風を発生している。
【0003】この自然のそよ風のような風の変動パター
ンに関して、1992年、空気調和衛生工学会学術講演
会の論文「風変動空調システムの開発」を挙げることが
出来る。この論文「風変動空調システムの開発」では、
各地の風を実測し、その実測値から室内での再現を試み
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置にあっては、実際の風の測定を行ってみ
ると、心地良く感じられる風の変動パターンは、1/f
0 〜1/f1.5 〜1/f 2 ゆらぎの間であることが判明
している。すなわち、心地良く感じられる風の変動パタ
ーンは人によって感じ方が異なり、単に1/fゆらぎで
の強弱を選択するのみでは、より多くの人に適した心地
よい風の変動パターンが得られない。
【0005】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、各地で測定した実際の自然
の風速変動パワースペクトル密度に等しい風速制御がで
き、多様な使用者に対し、その地(例えば、避暑地)に
いるような自然の風の発生による快適な生活環境の提供
が可能になる風速制御装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を達成するため
に、本発明は各地の自然風の実測値の特徴に近似する風
速制御を送風機に対して行うための風速制御装置にあっ
て、ゆらぎ関数信号発生部が複数周波数の正弦波成分を
合成した合成波を用いて離散形のゆらぎ関数信号を発生
する。また、設定部によって、ゆらぎ関数信号発生部が
発生するゆらぎ関数信号に対する振幅、バイアス、基本
周波数及び位相の各変数を各地ごとに可変設定してい
る。この際、この可変設定の各変数を選択操作部によっ
て各地ごとに対応して選択している。
【0007】また、本発明の風速制御装置は選択操作部
として、地図上の各地に対応した位置に設けたスイッチ
を備えている。さらに、本発明の風速制御装置は、この
風速制御装置が送風機の本体に組み込んで配置される。
また、本発明の風速制御装置は前記選択操作部に自動選
択部が設けられており、この自動選択部によって自動的
に一時間ずつ各地を選択している。
【0008】さらに、本発明の風速制御装置は前記送風
機として、エアコンディショナを用いた際に、送風制御
と共に、各地の気温に近似した温度に設定される。ま
た、本発明の風速制御装置は前記設定部に、送風機での
風量を調整するためのバイアスを可変する可変部を備え
ている。さらに、本発明は各地の自然風の実測値の特徴
に近似する風速制御を送風機に対して行う際に、効果追
加部によって同時に少なくとも香り、又は、音響効果を
追加している。
【0009】また、本発明の風速制御装置は関数信号発
生部が出力するゆらぎ関数信号を無線送信する送信部
と、送風機に受信部とが設けられており、送風機に対し
て風速制御の遠隔操作を行っている。さらに、本発明の
風速制御装置は設定部に、振幅、バイアス、基本周波数
及び位相の各変数を、各地ごとに記憶し、かつ、書き替
え可能な記憶部と、この記憶部に記憶している各変数の
各地を選択する選択部とを備えている。
【0010】このような本発明の風速制御装置では、複
数周波数の正弦波成分を合成した合成波を用いて離散形
のゆらぎ関数信号を発生し、この際、ゆらぎ関数信号に
対する振幅、バイアス、基本周波数及び位相の各変数を
各地ごとに、その地名を付したスイッチで選択して、送
風機、例えば、扇風機、エアコンディショナの送風制御
を行っている。
【0011】したがって、各地で測定した実際の自然の
風速変動パワースペクトル密度、例えば、変動のない1
/f0.5 ゆらぎから、1/f2 ゆらぎの間での可変設定
が各地ごとに可能となる。この結果、各人の好みに適合
した自然界に存在する風に、より近い風が発生し、多様
な使用者に対して、その地(避暑地など)にいるような
快適な生活環境の提供が可能になる。
【0012】また、本発明の風速制御装置は、自動的に
一定時間ずつ各地を選択しており、使用者に対して、多
数の各地の送風制御が自動的に出来るようになる。さら
に、本発明の風速制御装置は、送風機としてエアコンデ
ィショナを用いた際に、各地の気温に近似した温度に設
定される。したがって、送風制御と共に最適な温度に設
定される。
【0013】また、本発明の風速制御装置は、送風機で
の風量を調整しているため送風制御と共に、最適な風量
に設定される。さらに、本発明の風速制御装置は、風速
制御を行うと同時に香り又は小鳥の声などの音響効果が
追加される。したがって、より効果的な送風制御が可能
になる。
【0014】また、本発明の風速制御装置は、ゆらぎ関
数信号を無線送信し、かつ、送風機で受信して、例え
ば、扇風機、エアコンディショナでの送風制御が行われ
る。したがって、人手の届き難い場所の扇風機、エアコ
ンディショナに対する遠隔操作が可能になり、その使用
の利便性が向上する。さらに、本発明の風速制御装置
は、新たな各地に対応する振幅、バイアス、基本周波数
及び位相の各変数を記憶し、かつ、この各地を選択でき
るようにしている。例えば、抵抗又は静電容量型のタブ
レットを用いて、新たに記憶した各地が、新たにスイッ
チを設けることなく選択できるようになる。したがっ
て、風速制御を行う各地の設定が自由に行われ、例え
ば、一つの地域を細分化した各地の風速制御や外国地で
の風速制御が自在に設定できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の風速制御装置の実
施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
の風速制御装置の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。図1において、マイクロコンピュータなどを用い、
1/f0 〜1/f2 ゆらぎの変動パターンである、ゆら
ぎ関数信号Saを発生するゆらぎ発生器1と、このゆら
ぎ発生器1へ所望のゆらぎ関数信号Saを発生させるた
めの、振幅、バイアス、関数系の組み合わせを選択した
設定値Sbを出力し、以降の図2に示す外観構成の設定
値選択器2とを有している。
【0016】さらに、ゆらぎ発生器1が出力するゆらぎ
関数信号Saに基づいた制御信号Scを出力する制御回
路3と、この制御回路3からの制御信号Scによって、
モータの回転などが制御されるエアコンディショナ、扇
風機等の空調機4とを有している。図2は設定値選択器
2の外観構成を示す上面図である。図2において、この
例は、日本地図Mにおける日高牧場、十和田湖、軽井沢
高原、土佐地方及び阿蘇草原といった各地の位置に、押
しボタンスイッチ(図中の黒丸)2a,2b,2c,2
d,2eが設けられている。この押しボタンスイッチ2
a〜2eを選択的に押下することによって、その地に対
応したゆらぎ関数信号Saをゆらぎ発生器1が発生させ
るための振幅、バイアス、関数系の組み合わせた設定値
Sbが出力される。
【0017】次に、この実施形態の構成における動作に
ついて説明する。図1及び図2において、ゆらぎ発生器
1は離散型のゆらぎ関数Y(t)を次式(1)の逆フー
リェ変換によって正弦波(規則波)の合成として発生す
る。 ここで、ゆらぎ関数Y(t)を1/fゆらぎ関数とする
ためには、(数1)のωR ,AR を次式(2)で決定す
る。
【0018】 AR 2 =1/ωR …(2) ωR :等差数列また、ゆらぎ関数Y(t)を1/f2
らぎ関数とする場合は(数1)のωR,AR を次式
(3)で決定する。 AR =1/ωR …(3) さらに、ゆらぎ関数Y(t)を1/f0.5 ゆらぎ関数と
する場合は(数1)のωR ,AR を次式(4)で決定す
る。
【0019】 AR =√1/ωR …(4) このようなゆらぎ関数を1/fゆらぎとした場合、単位
時間当たりのエネルギーEtは次式(5)で表される。 φR はスペクトルには関係しないが、このφR によって
ゆらぎ関数Y(t)波形やピーク値が変化する。
【0020】ここで自然なゆらぎ関数の発生には、0〜
2πまでの一様な分布のn個の乱数を使用する方法があ
る。この場合、(数2)の条件から自然な1/fゆらぎ
関数Y1/2 (t)をゆらぎ発生器1で発生させる。この
1/fゆらぎ関数Y1/f (t)は、ω=2πfとして次
数(6)で求められる。 α:振幅 β:バイアス f0 :基本周波数(Hz) φ:位相(0〜2π間の一様な分布乱数) このようにゆらぎ発生器1は(数6)に基づいた、周波
数f0 n0 (Hz)まで分布するゆらぎ関数信号S
aを発生する。ここで振幅α、バイアスβはスペクトル
密度の形状には関係せず、発生したいゆらぎ関数のゆら
ぎ幅と平均値に合わせた値に決定する。この振幅α、バ
イアスβ、基本周波数f0 、n等の変数の値を各地(日
高牧場から阿蘇草原)の実測風速変動パワースペクトル
に近くなるように組み合わせ、それぞれの組合せを図1
及び図2中の設定値選択器2の押しボタンスイッチ2a
〜2eに設定する。
【0021】設定値選択器2の押しボタンスイッチ2a
〜2eによって選択した各地のゆらぎ関数信号Saが制
御回路3に入力される。この制御回路3では、例えば、
ゆらぎ関数信号Saを電力増幅した制御信号Scを空調
機4に出力する。この空調機4が扇風機の場合、各地の
風に近いゆらぎの風速で回転することになる。すなわ
ち、各地で測定した実際の自然の風速変動パワースペク
トル密度に等しい、変動のない1/f0.5 〜1/f2
らぎの間での設定による風速制御が可能になる。
【0022】また、空調機4がエアコンディショナの場
合は、各地(日高牧場から阿蘇草原)の温度の違いに適
合するように温度調節が出来るため、選択した、その地
での最適な風速制御と共に、最適な温度設定も行われ、
より顕著な効果が得られる。この結果、多様な使用者に
適した、その地にいるような快適な生活環境を提供でき
るようになる。
【0023】図3は風速制御装置を組み込んだ扇風機の
外観構成を示す斜視図である。図3において、この扇風
機はモータ10にファン11が固定され、ファン11が
カバー12内に回転可能な状態で収容されている。モー
タ10の外装体が固定首部材13を通じて台14と固定
されている。台14には電源オン・オフ押しボタンスイ
ッチ15aと、風量を切り替えるスイッチ15b,15
c,15dが設けられている。
【0024】さらに、タイマー16が設けられている。
また、台14には図1及び図2に示した設定値選択器2
が設けられており、ここに描かれている日本地図M中の
各地に対応する押しボタンスイッチ2a〜2eを選択か
つ押下することによって、各地で測定した実際の自然の
風速変動パワースペクトル密度に等しい風速制御が行わ
れる。
【0025】図4は図1に示す風速制御装置を組み込ん
だエアコンディショナの外観構成を示す斜視図である。
図4において、このエアコンディショナは、前面に吸入
部16と、送風部17a,17bが設けられている。さ
らに、電源オン・オフスイッチ20aと、温度調整など
を設定する設定用スイッチ20bが設けられている。ま
た、図3に示す扇風機と同様に前面に図1及び図2に示
した設定値選択器2が設けられており、ここに描かれて
いる日本地図M中の各地に対応する押しボタンスイッチ
2a〜2eを選択かつ押下することによって、各地で測
定した実際の自然の風速変動パワースペクトル密度に等
しい、風速制御が可能になる。さらに、温度調節を各地
の温度の違いに適合するように温度設定を行うことによ
って、より快適な効果が得られるようになる。
【0026】図5は図1に示す風速制御装置を扇風機な
どのリモートコントローラに組み込んだ際の外観構成を
示す斜視図である。この例は、電源オン・オフ押しボタ
ンスイッチ22と、タイマー設定スイッチ23と、風量
設定用スイッチ24a,24b,24cが設けられてい
る。さらに、図1及び図2に示した設定値選択器2が設
けられており、ここに描かれている日本地図M中の各地
に対応する押しボタンスイッチ2a〜2eを有してい
る。
【0027】このリモートコントローラでは、所望の地
の押しボタンスイッチ2a〜2eを押下することによっ
て、図1に示すゆらぎ発生器1が発生したゆらぎ関数信
号Saをパルス符合化し、この符合化した赤外線信号を
扇風機などの受信部に送出する。受信部から、符合を解
読したゆらぎ関数信号Saを制御回路3から制御信号S
cとしてモータなどに供給し、各地で測定した実際の自
然の風速変動パワースペクトル密度に等しい、風速制御
が行われる。この場合、遠隔操作が可能になり、使用の
利便性が向上する。
【0028】図6は図1に示す風速制御装置をエアコン
ディショナなどのリモートコントローラに組み込んだ際
の外観構成を示す斜視図である。この例は図6に示すリ
モートコントローラと基本的に同一であり、エアコンデ
ィショナに対応した設定ボタンスイッチ26が設けられ
ている。この場合、人手の届きにくい高い場所に取り付
けられたエアコンディショナに対する遠隔操作が可能に
なり、特に操作の利便性が向上する。
【0029】図7は風速制御を行う地域を自在に変更で
きるリモートコントローラの外観構成を示す一部切り欠
き斜視図である。図7において、この例は、例えば、扇
風機用のリモートコントローラであり、電源オン・オフ
押しボタンスイッチ32と、タイマー設定スイッチ33
と、風量設定用スイッチ34a,34b,34cが設け
られている。さらに、図1及び図2の構成と同様に動作
する設定値選択器2aが設けられている。この設定値選
択器2aは日本地図Mの下面に図2に示す各地の押しボ
タンスイッチ2a〜2eに対応する抵抗型又は静電容量
型のタブレット35が貼りつけられており、このタブレ
ット35の下面が筐体36上面に配置されている。
【0030】さらに、前記の振幅α、バイアスβ、基本
周波数f0 n等の変数の値を各地(前記日高牧場から阿
蘇草原などと共に、この他の各地)の実測風速変動パワ
ースペクトルに近くなる組合せを記憶した着脱可能なE
EPROM38を有している。この構成ではEEPRO
M38に記憶された各地に対応したタブレット35上の
日本地図M中における各地を押下すると、この押下位置
の各地をタブレット35で検出する。すなわち、図1及
び図2中の設定値選択器2の押しボタンスイッチ2a〜
2eを押下した場合と同様動作する。
【0031】この結果、図1及び図2中の設定値選択器
2に押しボタンスイッチ2a〜2eを設けて構成した場
合に対して、EEPROM38に新たに記憶し、又は、
削除した、その各地に対する風速制御が出来るようにな
る。換言すれば、風速制御を行う、その各地の設定が自
由にできるようになり、北海道などの一つの地域を細分
化した、その各地の風速制御や外国地での風速制御が容
易に出来るようになる。この図7に示すEEPROM3
8を用いた構成は、図3に示す扇風機、図4に示すエア
コンディショナに組み込むことも出来る。
【0032】なお、この実施形態では押しボタンスイッ
チ2a〜2eやタブレット35で、その各地を選択して
いるが、この他にもロータリスイッチや、スライドスイ
ッチを用いて、その選択を行うようにしても良い。以上
の説明では日本の地形図で説明したが、他の諸外国の地
図を用いて外国の環境を模することができるのは当然の
ことである。また、この実施形態では各地の一つを選択
する例を以て説明したが、複数の各地を時間的に切り替
えて選択するようにも出来る。例えば、アラウンドトリ
ップといったようなモード動作を行うようにし、各地を
一定時間ごとに自動的に順次選択するようにしても良
い。この場合、このモード用の設定スイッチ及び制御回
路を追加して、図1に示すゆらぎ発生器1、設定値選択
器2及び制御回路3の制御を行えば良い。さらに、各地
の風速制御を行うと共に、全体の風量を調整するようバ
イアスを変化させることも出来る。この場合、この設定
スイッチ及び制御回路を追加して、図1に示すゆらぎ発
生器1、設定値選択器2及び制御回路3の制御を行うよ
うにする。
【0033】また、各地の風速制御を行うと共に、その
各地を代表する人工香料、例えば、牧草の香りや白樺林
の香りを発生するようにしても良い。この場合、各地に
対応する香りを収納した噴霧ボンベ、その作動機構及び
駆動回路などを設け、各地が選択された際に、この各地
に対応する噴霧ボンベを作動回路及び作動機構を通じて
噴霧させるようにする。
【0034】さらに、各地で録音した小鳥の鳴き声など
を同時に流すことが出来る。この場合、各地で録音した
テープと、その再生装置及び駆動回路などを設け、各地
が選択された際に、この各地に対応する録音テープを再
生装置を駆動回路で起動して、その再生を行うようにす
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の風速制御装置によれば、各地で測定した実際の自然の
風速変動パワースペクトル密度の可変設定が、その各地
ごとに可能となり、各人の好みに適合した自然界に存在
する風に、より近い風が発生し、多様な使用者に対し
て、避暑地などにいるような快適な生活環境を提供でき
るようになる。
【0036】また、本発明の風速制御装置によれば、自
動的に一定時間ずつ各地を選択しており、使用者に対し
て複数の各地の送風制御が自動的に出来るようになる。
さらに、本発明の風速制御装置によれば、エアコンディ
ショナを用いた際に、各地の気温に近似した温度に設定
されるため、送風制御と共に最適な温度に設定できるよ
うになる。
【0037】また、本発明の風速制御装置によれば、風
量を調整しているため、送風制御と共に、最適な風量に
設定できるようになる。さらに、本発明の風速制御装置
によれば、風速制御と共に、香り又は小鳥の声などの音
響効果を追加しているため、より効果的な送風制御を行
うことが出来るようになる。
【0038】また、本発明の風速制御装置によれば、ゆ
らぎ関数信号を無線送信し、かつ、送風機で受信して送
風制御を行っており、特に人手の届き難い場所の送風機
に対する遠隔操作が可能になり、その使用の利便性を向
上できるようになる。さらに、本発明の風速制御装置に
よれば、新たな振幅、バイアス、基本周波数及び位相の
各変数を、その新たな各地ごとに記憶し、この各地の選
択が行われるため、風速制御を行う新たな各地の設定が
自由に出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風速制御装置の実施形態の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1中の設定値選択器の外観構成を示す上面図
である。
【図3】実施形態にあって風速制御装置を組み込んだ扇
風機の外観構成を示す斜視図である。
【図4】図1に示す風速制御装置を組み込んだエアコン
ディショナの外観構成を示す斜視図である。
【図5】図1に示す風速制御装置を扇風機などのリモー
トコントローラに組み込んだ際の外観構成を示す斜視図
である。
【図6】図1に示す風速制御装置をエアコンディショナ
などのリモートコントローラに組み込んだ際の外観構成
を示す斜視図である。
【図7】実施形態にあって風速制御を行う地域を自在に
変更できるリモートコントローラの外観構成を示す一部
切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1:ゆらぎ発生器 2:設定値選択器 2a〜2e:押しボタンスイッチ 3:制御回路 4:空調機 35:タブレット 38:EEPROM Sa:ゆらぎ関数信号 Sb:設定値 Sc:制御信号 M:日本地図

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各地の自然風の実測値の特徴に近似する風
    速制御を送風機に対して行うための風速制御装置に於い
    て、 複数周波数の正弦波成分を合成した合成波を用いて離散
    形のゆらぎ関数信号を発生するゆらぎ関数信号発生部
    と、 前記ゆらぎ関数信号発生部が発生するゆらぎ関数信号に
    対する振幅、バイアス、基本周波数及び位相の各変数を
    前記各地ごとに可変設定する設定部と、 前記設定部で可変設定する各変数を前記各地ごとに対応
    して選択するための選択操作部と、 を備えることを特徴とする風速制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記選択操作部として、地図上の各地に対応した位置に設
    けたスイッチを備えることを特徴とする風速制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の風速制御装置に於いて、送
    風機の本体に組み込んで配置されることを特徴とする風
    速制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記選択操作部に自動選択部を設け、この自動選択部によ
    って自動的に一定時間ずつ各地を選択することを特徴と
    する風速制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記送風機がエアコンディショナの場合に、風速制御と共
    に、各地の気温に近似した温度に設定することを特徴と
    する風速制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記設定部に、送風機での風量を調整するためのバイアス
    を可変する可変部を備えること特徴とする風速制御装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記各地の自然風の実測値の特徴に近似する風速制御を送
    風機に対して行う際に、同時に少なくとも香り、又は、
    音響効果を追加する効果追加部を備えることを特徴とす
    る風速制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記関数信号発生部が出力するゆらぎ関数信号を無線送信
    する送信部を設け、かつ、送風機に受信部を設けて、前
    記送風機に対して風速制御の遠隔操作を行うことを特徴
    とする風速制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の風速制御装置に於いて、前
    記設定部に、振幅、バイアス、基本周波数及び位相の各
    変数を、前記各地ごとに記憶し、かつ、書き替え可能な
    記憶部と、この記憶部に記憶している各変数の各地を選
    択する選択部とを備えることを特徴とする風速制御装
    置。
JP7252266A 1995-09-29 1995-09-29 風速制御装置 Pending JPH0988879A (ja)

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