JP2000064988A - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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JP2000064988A
JP2000064988A JP10237021A JP23702198A JP2000064988A JP 2000064988 A JP2000064988 A JP 2000064988A JP 10237021 A JP10237021 A JP 10237021A JP 23702198 A JP23702198 A JP 23702198A JP 2000064988 A JP2000064988 A JP 2000064988A
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JP
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cool
sound
air volume
sounds
electric fan
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JP10237021A
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English (en)
Inventor
Akira Tatsumi
彰 辰己
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Abstract

(57)【要約】 【課題】起こす風のほか、音によっても涼感が得られる
扇風機において、扇風機の起こす風量に応じて適切な涼
音が自動で発生するようにすること。 【解決手段】風量の強弱調節が可能な扇風機であって、
涼しさを感じさせる涼音を複数種類記憶する涼音記憶部
と、扇風機が送り出す風量の大小に対応する涼音を上記
涼音記憶部から導き出す導出手段と、この導出手段で導
き出された涼音を出力する涼音出力部とを有する涼音発
生装置を備えた扇風機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、夏期の暑いとき
に風を起こして涼感を得るのに用いるような扇風機の技
術分野に属し、より詳しくは、涼しい感じを催す音を出
せるようにして涼感を得る効果が向上できるような扇風
機に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のように音を利用して涼感を得る技
術としては、例えば特開平7−208387号に開示さ
れているものがある。この涼感音発生装置は、扇風機の
前面のカバーなどに取付けるように構成されたもので、
扇風機などから送り出される風によって回転するファン
を設けるとともに、このファンの回転力でスイッチがO
Nする発信器を設けたものである。つまり、扇風機等を
駆動すれば発信器から涼感音が発信されるのである。こ
の技術によれば、音によっても涼感を得られる上に、機
械音や風切り音等の騒音を消すことができるとされてい
る。
【0003】しかし、上記涼感音発生装置から発生する
涼感音は、1種類である。つまり送り出される風が強い
ときも弱いときも同じ音が出るのであって、面白味がな
くすぐに飽きてしまい、音により涼感を得る効果の減退
が早い。
【0004】また、扇風機の騒音を消せるとされている
が、この涼感音発生装置は前面のカバーに取り付けて使
用するので、風鈴の音や鈴虫の泣き声、静かな波の音な
ど小さいのが似つかわしい涼感音の場合には、その涼感
音がかき消されてしまいやすく、また滝の音や大きな波
の音など比較的大きなのが相応しい涼感音の場合には、
送り出される風により音自体が割れてしまったり濁って
しまったりする。このように、音の種類によってその感
じを出すのに適した音量があり、上述の構成では、涼感
を与える効果と騒音を消す効果とは両立しない。
【0005】
【解決すべき課題及びそのための手段】そこでこの発明
は、風量の大小に応じて適切な涼音を自動で発生できる
ようにして、涼感を得る効果のさらなる向上を図ること
を主たる課題とする。
【0006】そのための手段は、風量の強弱調節が可能
な扇風機であって、涼しさを感じさせる音を複数種類記
憶する涼音記憶部と、扇風機が送り出す風量の大小に対
応する涼音を上記涼音記憶部から導き出す導出手段と、
該導出手段で導き出された涼音を出力する涼音出力部と
を有する涼音発生装置を備えた扇風機であることを特徴
とする。
【0007】なお、前記涼音記憶部に記憶する複数種類
の涼音を選択切換えする設定手段を設けるもよい。
【0008】また、前記導出手段を、風量を切り換える
風量スイッチのON、OFF状態に基づいて前記涼音を
導き出すように構成するもよい。
【0009】
【作用及び効果】すなわち上述の構成によれば、扇風機
を駆動して風を起こすと、涼音発生装置を構成する導出
手段が、扇風機の送り出す風量の大小に対応して涼音記
憶部から適切な涼音を導き出し、涼音出力部に対して出
力する。例えば弱運転の時には風鈴の音や鈴虫の泣き
声、静かな波の音などを出力し、中運転のときには、竹
林を渡る風の音や風にそよぐ草の音、鳥の声などを出力
する。また、強運転のときには滝の音や大きな波の音な
どがよい。このように、涼音発生装置が、送り出す風量
に応じて自動的に適切な音を出すので、妙味があり涼感
を得る効果が高く、飽きも来ない。しかも、各涼音は風
量に応じてそれぞれに適したものであり、例えば大きく
不自然な風鈴の音などではなく、扇風機のファンが回る
時の音に自然と同化する。このため、聞いていても耳障
りではなく、心地好いものとなる。
【0010】請求項2のように、涼音記憶部に記憶する
複数種類の涼音を選択切換えする設定手段を設けると、
流す涼音を適宜設定できるので、利用者の好みに応じた
状態で使用でき、効果をより一そう向上できる。
【0011】請求項3のように、導出手段を、風量を切
り換える風量スイッチのON、OFF状態に基づいて涼
音を導き出すように構成すると、構造を簡素にしてコス
トを抑えることもできる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は扇風機1の斜視図であり、この扇風機1
は風と音とによって涼感を得られるようにしたものであ
る。形態は周知のものと同様で、本体2の上部にファン
駆動モータ3を内蔵した首部4を支持し、この首部4の
前面にファン5を回転可能に固定してファン5の前後を
ガード6で包囲した構造である。
【0013】そしてこの扇風機1は風量調節が可能、す
なわち上記ファン駆動モータ3の回転早さを調節可能
で、その調節は、本体2の下部の上面に設けた3個の風
量スイッチ7,8,9(風量スイッチ1、風量スイッチ
2、風量スイッチ3)により弱、中、強の運転切換えが
できるようにしている。風量スイッチ7,8,9のON
状態は隣に設けたOFFスイッチ10でOFF切換えで
きる。またその隣のスイッチ11は涼音スイッチで、涼
音を出す涼音発生装置のON、OFF切換えをするもの
である。
【0014】涼音発生装置は、音によっても涼感を得ら
れるようにするためのもので、涼しさを感じさせる音を
複数種類記憶する涼音記憶部12と、扇風機1が送り出
す風量の大小に対応する涼音を上記涼音記憶部12から
導き出す導出手段としてのCPU13と、このCPU1
3で導き出される涼音を出力する涼音出力部としてのス
ピーカ14と、涼音記憶部12に記憶する複数種類の涼
音を選択切換えする設定手段とを有している。
【0015】図2は扇風機1の制御回路ブロック図であ
り、この図を参照して説明すると、上記涼音記憶部12
は、例えば、風鈴の音や鈴虫の泣き声、静かな波の音、
竹林を渡る風の音、風にそよぐ草の音、鳥の声、滝の
音、大きな波の音等の適宜の涼音をディジタル信号で記
憶する。風量スイッチ1に対して涼音1、風量スイッチ
2に対して涼音2、風量スイッチ3に対して涼音3を記
憶するが、あらかじめ記憶した複数種類の涼音の中から
上記設定手段による選択切換えで好みの涼音を、涼音
1、涼音2、涼音3に設定できる。設定は、本体2の下
部上面に設けた選択スイッチ15を介して行なう。
【0016】前記CPU13は、ROM16に格納され
たプログラムに沿って制御動作を実行し、RAM7は動
作に必要な制御データを記憶する。なお、風量の大小に
対応する涼音を涼音記憶部12から導き出す導出手段
は、CPU13の他、例えばシーケンス回路で構成する
もよい。
【0017】図中18は涼音の大きさレベルを調整する
音量スイッチで、19は運転時間を設定するタイマ、2
0は電源21へ接続する電源コードである。
【0018】また、前記スピーカ14は図示したように
本体2の下部の上面に設けるほか、例えば本体2の上部
前面等、他の部位に設けるもよいが、扇風機1から送り
出される風に直接的に当たらないようにするほうがよ
い。涼音が聞き苦しくなるからである。
【0019】上述のように構成した扇風機1における涼
音発生処理を、図3を参照して次に説明する。
【0020】電源21の入った状態においてn1で風量
スイッチ7,8,9をONすると、CPU13はn2で
涼音スイッチ11がONかOFFかを判断する。OFF
ならば戻り、ONならばn2〜n5で風量スイッチ1が
ONなのか、風量スイッチ2がONなのか、風量スイッ
チ3がONなのかを判断する。
【0021】風量スイッチ1がONならば、CPU13
は涼音記憶部12から涼音1を導き出してスピーカ14
に出力し、n6でスピーカ14から涼音が発生する。同
様に、風量スイッチ2がONならばn7で涼音2が発生
し、風量スイッチ3がONならばn8で涼音3が発生す
る。
【0022】そして、涼音スイッチ11がOFF操作さ
れたり、またOFFスイッチ10の操作等により風量ス
イッチ7,8,9がOFFされ扇風機1が止まる状態に
なったりした場合には、CPU13は涼音記憶部12か
らの涼音の導出を中止して、n12〜n14で涼音を停
止し、それまでは涼音を発生し続ける。風量スイッチ
7,8,9が切り換われば、上記の動作により別の涼音
を発生する。
【0023】このように、扇風機1を駆動して風を起こ
すと、涼音発生装置が風量の大小に対応して適切な涼音
を発生する。例えば弱運転の時には風鈴の音や鈴虫の泣
き声、静かな波の音などを出力し、中運転のときには、
竹林を渡る風の音や風にそよぐ草の音、鳥の声などを出
力する。また、強運転のときには滝の音や大きな波の音
などがよい。このように、涼音発生装置が、送り出す風
量に応じて自動的に適切な音を出すので、妙味があり涼
感を得る効果が高く、飽きも来ない。
【0024】しかも、各涼音は風量に応じてそれぞれに
適したものであり、例えば大きく不自然な風鈴の音など
ではなく、扇風機1のファン5が回る時の音に自然と同
化する。このため、聞いていても耳障りではなく、心地
好いものとなる。
【0025】また、涼音記憶部12に記憶する複数種類
の涼音を選択切換えする設定手段を設けているので、流
す涼音を適宜設定でき、利用者の好みに応じた状態で使
用でき、効果をより一そう向上できる。
【0026】さらに、涼音発生装置12は、風量を切り
換える風量スイッチ7,8,9のON、OFF状態に基
づいて涼音を発生するように構成しているので、例えば
風量を検知する手段などは必要なく、構造を簡素にして
コストを抑えることもできる。
【0027】さらにまた、涼音スイッチ10を設けてい
るので、涼音が不要なときには風を出したままでも涼音
を消すことができる。しかもその操作は、涼音スイッチ
10を押すだけでよく操作は簡単である。
【0028】なお、上述の一実施例では弱、中、強の3
段切換えの例を示したが、4段切換え、5段切換えの扇
風機でもよく、その場合にはより一層バラエティーに富
んだ涼音の発生が気体できる。また、一定の風量ではな
くアトランダムに風量が変わるような運転の場合には、
例えば波の音など、それに相応しい涼音を発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】扇風機の斜視図。
【図2】制御回路ブロック図。
【図3】涼音発生処理のフローチャート。
【符号の説明】
1…扇風機 7,8,9…風量スイッチ 12…涼音記憶部 13…CPU 14…スピーカ 15…選択スイッチ 16…ROM 17…RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風量の強弱調節が可能な扇風機であって、
    涼しさを感じさせる音を複数種類記憶する涼音記憶部
    と、扇風機が送り出す風量の大小に対応する涼音を上記
    涼音記憶部から導き出す導出手段と、該導出手段で導き
    出された涼音を出力する涼音出力部とを有する涼音発生
    装置を備えた扇風機。
  2. 【請求項2】前記涼音記憶部に記憶する複数種類の涼音
    を選択切換えする設定手段を設けた請求項1記載の扇風
    機。
  3. 【請求項3】前記導出手段が、風量を切り換える風量ス
    イッチのON、OFF状態に基づいて前記涼音を導き出
    す請求項1または請求項2記載の扇風機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203355A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Mazda Motor Corp アイドリングストップ機構付き車両の車室内雰囲気快適化装置
JP2014092055A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Toshiba Home Technology Corp 扇風機
CN107859639A (zh) * 2017-10-27 2018-03-30 周燕红 一种微型电风扇及制风方法

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