JPH0988204A - 難燃遮音シート - Google Patents

難燃遮音シート

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JPH0988204A
JPH0988204A JP24454095A JP24454095A JPH0988204A JP H0988204 A JPH0988204 A JP H0988204A JP 24454095 A JP24454095 A JP 24454095A JP 24454095 A JP24454095 A JP 24454095A JP H0988204 A JPH0988204 A JP H0988204A
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JP
Japan
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sound
flame
retardant
weight
insulating sheet
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JP24454095A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Sasakura
満雄 笹倉
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性能を有し、かつ遮音性に優れた難燃遮
音シートを提供すること。 【解決手段】 高比重充填材と、無機質水和化合物と、
熱分解型不燃性気体発生剤および無加硫ゴムを構成成分
とする遮音層14の片面もしくは両面に、合成繊維不織
布層11が積層されてなる難燃遮音シート。遮音層14
の高比重充填材のもつ高い質量にもとずく遮音性とさら
に無機質水和化合物および熱分解型不燃性気件発生剤の
相乗的な難燃効果により、総合的に遮音性および難燃性
に優れた難燃遮音シートが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の防音に用
いる遮音材に関するもので、難燃性を有しかつ遮音性に
優れた、特に住宅の壁部への使用に適した難燃遮音シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅騒音には、近隣住宅からの外部発生
のものと、同一住宅内で発生する内部的なものとがあ
る。テレビ、ステレオ、ピアノなどの音楽騒音等も問題
になってきており、それらの隣宅および隣室への騒音防
止が重要となってきている。
【0003】また、住宅の壁構造部等の内層用材料とし
てあるいは下地材料として、難燃性を有した遮音シート
が要求されている。これらに用いられる材料として、熱
可塑性合成樹脂に高比重充填材としての酸化鉄粉末を添
加した難燃性の軟質シート状成形体が提供されている
(例えば、特開昭57−118064号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この成
形体ではその遮音性および難燃性を向上させるために、
酸化鉄粉末を多量に充填しなければならない(熱可塑性
合成樹脂100重量部に対して100〜800重量
部)。この成形体の基材である熱可塑性合成樹脂に酸化
鉄粉末を多量に混入すると均一混合が困難であり、した
がって成形加工が著しく困難であるといった問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、遮音性を上げるために高
比重充填材を多量に配合したとしても製造が比較的容易
であり、優れた難燃性と遮音性を有する難燃遮音シート
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の難燃遮音シート
は、高比重充填材と、無機質水和化合物と、熱分解型不
燃性気体発生剤および無加硫ゴムを構成成分とする遮音
層の片面もしくは両面に、合成繊維不織布層が積層され
てなることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成
される。
【0007】以下、本発明の作用について説明する。
【0008】本発明の難燃遮音シートは、高比重充填剤
と無機質水和化合物と熱分解型不燃性気体発生剤および
無加硫ゴムを構成成分とする遮音層の片面もしくは両面
に合成繊維不織布層が積層されてなることにより、遮音
層が燃焼し難く、クラック等が発生したりせず火炎の伝
播を防止し、遮音性能を損なわない優れた遮音材を提供
し得る。
【0009】すなわち、遮音層が高比重充填材を含有す
ることにより高比重で遮音性に優れ、無機質水和化合物
を含有することにより難燃性能を向上させることがで
き、熱分解型不燃性気体発生剤を含有することにより難
燃性能をさらに付加させることができ、さらに無加硫ゴ
ムを含有することにより、内部損失の大きな無加硫ゴム
を高比重充填材と無機質水和化合物と熱分解型不燃性気
体発生剤のバインダーとして用いることで損失係数が大
きい。
【0010】また、本発明の難燃遮音シートの遮音層を
他の部材に接着する際に、この遮音層のみでは接着性が
悪いのであるが、この遮音層の片面もしくは両面に合成
繊維不織布層を設けることにより、この合成繊維不織布
層への接着剤の塗布含浸を容易にできて、壁材等の他の
部材に対する接着性を高めることができる。
【0011】合成繊維不織布層は軽く圧縮させるだけで
遮音層と接着させることができ、張り合わせた後も遮音
層表面の平面性を損なうことがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
1)遮音層 本発明の難燃遮音シートに使用される遮音層の構成成分
の詳細は次の通りである。
【0013】高比重充填材 本発明でいう高比重充填材は、比重が2以上好ましくは
4以上の充填材である。高比重充填材の性状は、粉体
状、繊維状、燐片状等いずれも使用可能であるが、混合
の観点から粉体状が好ましく、大きさは粒子径が2mm
以下が好ましい。粒子径が2mmを越える高比重充填材
は均一混合が難しくなる傾向にある。
【0014】高比重充填材の具体例としては、砂鉄、鉄
粉、酸化鉄、炭酸カルシウム、ジルコサンド、クロマイ
トサンド、製鉄スラグ粉、珪砂、鉛粉、酸化錫、酸化亜
鉛、硫酸バリウム、硫化鉄、マイカ、タルク等が挙げら
れる。
【0015】無機質水和化合物 本発明で使用される無機質水和化合物とは、燃焼時に、
結晶水の脱離によって吸熱し、周囲の温度を下げて、遮
音材に難燃性を付与するものであり、例えば、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
塩基性炭酸マグネシウム、水酸化バリウム、カオリン等
が挙げられる。
【0016】無機質水和化合物の遮音層中に占める割合
は、高比重充填材100重量部に対し10〜200重量
部の範囲が好ましく、さらに好ましくは10〜100重
量部である。10重量部未満であれば難燃性が充分付与
され難い。また、200重量部を越えると遮音層の柔軟
性が劣る。
【0017】熱分解型不燃性気体発生剤 本発明で使用される熱分解型不燃性気体発生剤とは、燃
焼時に、熱分解を起こし不燃性ガス(N2、CO2等)を
発生し、外部からの酸素の流入を遮断することにより燃
焼の抑制効果を発揮するものであり、例えば、アゾジカ
ルボンアミド、N.N’ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム等が挙げ
られる。
【0018】熱分解型不燃性気体発生剤の遮音層中に占
める割合は、高比重充填材100重量部に対し5〜10
0重量部の範囲が好ましく、さらに好ましくは10〜5
0重量部である。5重量部未満であれば難燃性の付加に
充分でなく、100重量部を越えると難燃効果の向上が
見られず経済的に不利である。
【0019】無加硫ゴム 本発明に使用される無加硫ゴムとは加硫処理されていな
いゴムであり、例えば、天然ゴム、SBR、NBR、C
R、BR、IR等が挙げられる。製造上の観点から、エ
マルジョン化可能なものが好適に使用される。例えば、
SBRエマルジョン、NBRエマルジョン等が好適に用
いられる。
【0020】無加硫ゴムの遮音層中に占める割合は、高
比重充填材100重量部に対し1〜50重量部の範囲が
好ましく、さらに好ましくは5〜30重量部である。
【0021】1重量部未満であれば、バインダーとして
の効果がみられず柔軟性に劣る。50重且部を越えると
バインダーとしての効果は充分であるが、遮音層が受け
る燃焼温度によっては、溶融または熱劣化をおこして煙
等が発生しやすくなり難燃性を阻害する傾向にある。
【0022】その他の成分 上記遮音層には、その他の成分として、例えば、上記無
加硫ゴムおよび下記ゲル化剤としてのウレタンプレポリ
マーの軟度調節のための可塑剤や、増粘剤、ゲル化剤等
の加工助剤や顔料等が配合されてもよい。
【0023】例えば、可塑剤としてはDOP等が挙げら
れ、増粘剤としてはメチルセルロース等が挙げられ、ゲ
ル化剤としてはウレタンプレポリマー等が挙げられる。
【0024】遮音層の製造方法 遮音層は、例えば、次の工程1)〜3)を順に行うこと
で製造することができる。
【0025】1)高比重充填材と無機質水和化合物と熱
分解型不燃性気体発生剤、および無加硫ゴムのエマルジ
ョンを含有する水系スラリーを調製する工程、 2)該水系スラリーを基材上に塗布する工程。基材とし
ては、合成繊維不織布層であってもよい。
【0026】3)該スラリー中の水分を乾燥除去する工
程。
【0027】上記水系スラリーとは、高比重充填材と無
機質水和化合物と熱分解型不燃性気体発生剤およびその
他の成分等を混合した後、無加硫ゴムのエマルジョンと
水を加え分散状態としたものである。
【0028】高比重充填材と無機質水和化合物及び熱分
解型不燃性気体発生剤の合計量がスラリー全体に占める
割合は、75〜95重量%が好ましく、さらに好ましく
は80〜90重量%である。75重量%未満では上記充
填材が沈降しやすく、また95重量%を越えるとスラリ
ーの均一な混合性が低下する。
【0029】スラリー中の上記三成分以外の成分のほと
んどは水である。スラリー中に水の占める割合は2〜2
5重量%が好ましく、より好ましくは10〜15重量%
である。2重量%未満では高比重充填材等の含有量が増
えるのでスラリーの均一な混合性が低下する。25重量
%を超えると上記充填材が沈降しやすい。
【0030】その他の成分としては、上記成分の粘度調
整のため用いる各種セルロース誘導体等の増粘剤があげ
られる。添加量としては極めて少量でよく、例えば、ス
ラリー全体に対して0.01〜0.1重量%の範囲が好
適である。0.01重量%以下では増粘効果が小さく、
0.1重量%以上では増粘効果が大きすぎるため塗工性
が低下する。
【0031】2)合成繊維不織布層 本発明の難燃遮音シートに使用される合成繊維不織布層
を形成する材料としては、ナイロン、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維不織布が好適
に用いられる。最も汎用的に使用されているポリエステ
ル樹脂が実績も多く好適である。
【0032】合成繊維不織布層の面重量すなわちその目
付け(m2当たりのg重量)等は特に規定はしないが、
厚みが厚いと壁材等と接着する際に接着剤が塗布しにく
くなり、また、接着剤が染み込み塗布量が多量になるな
ど不経済であるので、面重量は20g/m2〜150g
/m2が好ましい。
【0033】3)難燃遮音シート 本発明の難燃遮音シートは、上記構成の遮音層の片面も
しくは両面に合成繊維不織布層が積層されてなる。遮音
層に合成繊維不織布層を積層するには、通常、遮音層に
含まれる無加硫ゴムの接着力によって積層接着される。
【0034】この難燃遮音シートは、通常、住宅の壁構
造に使用される耐火石膏ボード等の不燃材料の下地材と
して積層接着されて用いられる。
【0035】本発明の難燃遮音シート全体の厚みは、典
型的には2〜10mmであり、好ましくは3〜5mmで
ある。2mm未満では製造が困難であり、10mmを超
えると重くなりすぎ施工性が低下する。
【0036】4)難燃遮音シートの製法 本発明の難燃遮音シートは以上の構成であり、その製造
法の一例を図面に基づいて説明すると次の通りである。
【0037】図1に示すように、攪拌羽根2を備えた混
合タンク1内に、高比重充填材3、無機質水和化合物
4、熱分解型不燃性気体発生剤5、無加硫ゴム6、水
7、および増粘剤8を入れて混合攪拌し、水系スラリー
9を調製する。
【0038】次いで、図2に示すように、混合タンク1
からポンプフィーダー10を介して水系スラリー9を、
連続移動するコンベアー13の上に配置された第1の合
成繊維不織布11上に塗工する。このコンベアー13上
の水系スラリー9は、次いでナイフコーター12により
その厚みが一定とされ、その上に第2の合成繊維不織布
11’が載設され、押さえローラー17で第2の合成繊
維不織布11’が軽く押圧されて水系スラリーより形成
される遮音層14の表裏面部と両合成繊維不織布11、
11’とがそれぞれ接着される。その後、この積層体は
カッター19により適宜長さ寸法に切断され、図3に示
すように乾燥室15内の支持台18上に載置されて乾燥
され、遮音層14中の水が蒸発除去されて本発明の難燃
遮音シート16が得られる。
【0039】上記合成繊維不織布の表面は、水系スラリ
ー(遮音層)をその上に塗布した際、または水系スラリ
ー(遮音層)の表面上を覆う際に、軽く圧縮する程度で
水系スラリーが合成繊維不織布に染み込む為に容易に接
着することができ、水系スラリーの水分を乾燥除去した
あと剥がれることがない。また、得られる難燃遮音シー
トの表面を平面に保つことができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0041】(実施例1) 1)使用原材料 (A) 遮音層: 1.高比重充填材:砂鉄(比重=4.6)、粒径50メ
ッシュパス 2.無機質水和化合物:水酸化アルミニウム、粒径8μ
m(住友化学工業社製):CS308) 3.熱分解型不燃性気体発生剤:アゾジカルボンアミ
ド、粒径3μm(大塚化学社製):ユニフォームAZS
O−20) 4.無加硫ゴム:カルボキシ変性スチレン・ブタジエン
ゴム(SBR)で比重1.0のエマルジョン(固形分離
度=48%)を使用。(日本合成ゴム社製:JSR−0
619) 5.増粘剤:メチルセルロース(信越化学社製:メトロ
ーズ90SH30000) (B) 合成繊維不織布層: スパンボンドポリエステル不織布(6301A:東洋紡
績社製) 目付け量=30g/m2 不織布の特徴としては、遮音層を塗布後、軽く圧縮する
だけで水系スラリーが染み込みやすく、容易に遮音層と
接着しやすい。
【0042】2)難燃遮音シートの製造 表1に示す重量部数で各原材料を撹拌羽根を用いて撹拌
混合して水系スラリーを得た。
【0043】
【表1】
【0044】次に、得られた水系スラリーを型枠とナイ
フコーターを用いて、合成繊維不織布上に厚み3.0m
mに塗工した。さらにその上から、上記と同様の材料の
合成繊維不織布を積層し、軽く圧縮して接着させた。得
られた積層体を、約50℃に保たれた乾燥室で24時間
乾燥して、本発明の難燃遮音シートが得られた。製造中
に使用された水は、上記乾燥によって蒸発除去されてい
て、層間の剥離もなく一体化されていた。
【0045】得られた難燃遮音シートの特徴は、以下の
通りであった。
【0046】 ・全体厚み=3.1mm ・遮音層材料構成 砂鉄、無機質水和化合物 95重量% 熱分解型不燃性気体発生剤その他バインダー成分 5
重量% ・面重量=3.8kg/m2 (比較例1)表1に示す重量部数で各原材料を撹拌混合
して水系スラリーを得た他は、実施例1と同様にして難
燃遮音シートを得た。
【0047】得られた難燃遮音シートの特徴は、以下の
通りであった。
【0048】・全体厚み=2.9mm ・遮音層材料構成 砂鉄、無機質水和化合物 96重量% その他バインダー成分 4重量% ・面重量=3.7kg/m2 (比較例2)表1に示す重量部数で各原材料を撹拌混合
して水系スラリーを得た他は、実施例1と同様にして難
燃遮音シートを得た。
【0049】得られた難燃遮音シートの特徴は、以下の
通りであった。
【0050】・全体厚み=3.0mm ・遮音層材料構成 砂鉄、熱分解型不燃性気体発生剤 96重量% その他バインダー成分 4重量% ・面重量=3.8kg/m2 (比較例3)高比重充填剤として砂鉄100重量部、塩
化ビニル樹脂25重量部、添加剤として塩化ビニル樹脂
用安定剤1.0重量部、DOP15部、難燃剤として三
酸化アンチモン2.5重量部とほう酸塩2.5重量部を
併用して用いて、撹拌し、6インチロールにて170〜
180℃の温度で約80分間混練し、160℃で3分間
プレスして厚み3mmのシートに成形した。
【0051】しかしながら、ロール混錬時、塩化ビニル
樹脂のゲル化とともに均一な混合が困難になり、部分的
に不均一なものとなった。
【0052】3)評価 上記実施例および比較例にて作成した難燃遮音シートの
音響評価と難燃評価を行った。
【0053】(A) 音響評価 残響室による軽量床衝撃音測定方法に準じて、難燃遮音
シートの音響評価を行った。
【0054】上記難燃遮音シートを、厚み15mmのパ
ーチクルボードと厚み6.2mmの寄せ木フローリング
材の間に接着剤及び釘併用で施工し、評価用材料を作成
した。
【0055】この評価用材料を上下残響室間の2m×3
mの開口部にセットした。
【0056】上記評価用材料にスピーカーによる音響を
加え、下部の残響室での騒音レベルを測定した。
【0057】その結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】(B) 難燃評価 上記実施例および比較例の難燃遮音シートを、JIS
A 1321建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方
法に準じて、建築材料燃焼性試験装置((株)東洋精機
製作所)にて難燃性評価を行った。その結果を表に表3
す。
【0060】
【表3】
【0061】
【発明の効果】本発明の難燃遮音シートは、高比重充填
材と無機質水和化合物と熱分解型不燃性気体発生剤等を
水系スラリーにして混合することでその遮音層を形成す
ることができるので、充填剤等を多量に配合したとして
もそれらの混合が容易であり、従って、均質で遮音性に
優れた難燃遮音シートを製造することができる。
【0062】そして、遮音層の高比重充填材のもつ高い
質量にもとずく遮音性とさらに無機質水和化合物および
熱分解型不燃性気件発生剤の相乗的な難燃効果により、
総合的に遮音性および難燃性に優れたものとなされてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の難燃遮音シートを製造する際に使用し
た水系スラリーの調製を示す概略図である。
【図2】本発明の難燃遮音シートを製造する際に使用し
た水系スラリーを塗工する工程を示す概略図である。
【図3】本発明の難燃遮音シートを製造する際の乾燥工
程を示す概略図であり、図3の(A)は概略側面図を示
し、図3の(B)は概略平面図を示す。
【符号の説明】
1 混合タンク 2 撹拌羽根 3 高比重充填材 4 無機質水和化合物 5 熱分解型不燃性気体発生剤 6 無加硫ゴム 7 水 8 増粘剤 9 水系スラリー 10 ポンプフィーダー 11 合成繊維不織布 12 ナイフコーター 13 コンベアー 14 遮音層 15 乾燥室 16 難燃遮音シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高比重充填材と、無機質水和化合物と、
    熱分解型不燃性気体発生剤および無加硫ゴムを構成成分
    とする遮音層の片面もしくは両面に、合成繊維不織布層
    が積層されてなることを特徴とする難燃遮音シート。
JP24454095A 1995-09-22 1995-09-22 難燃遮音シート Pending JPH0988204A (ja)

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JP24454095A JPH0988204A (ja) 1995-09-22 1995-09-22 難燃遮音シート

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226828A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 栗田煙草苗育布製造株式会社 難燃性吸音材の製造方法
JP2015507562A (ja) * 2011-12-27 2015-03-12 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 耐火複合構造

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