JPH0988132A - 水処理カートリッジを具備する原水供給配管構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各家庭等において各吐水口ごとに浄水器を設
けることを不要とすることができ、かつ、水処理カート
リッジの交換も容易に行なうことができる水処理カート
リッジを具備する原水供給配管構造を提供する。 【解決手段】 原水供給配管である水道分岐管１１の中
途に水処理カートリッジ２５を取付け、この取付を、水
処理カートリッジ２５の両側にそれぞれ水流入配管部２
６と水流出配管部２７とを一体的に設け、水流入配管部
２６と水流出配管部２７とを、それぞれ、水道分岐管１
１の対応する開口端部に接続金具２８、２９を用いて着
脱自在に連通連結することによって行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭やビル等
の屋内配管に接続される水道本管や水道分岐管等の原水
供給配管の中途に水処理カートリッジを具備する原水供
給配管構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、水道水の汚染の拡大に起因して、
各種形態の浄水器が開発されており、これらの浄水器の
一形態として、容器本体内に、塩素や細菌等を除去する
ための活性炭層と、ミネラル成分を付与して水をアルカ
リ化するミネラル添加層とを収納したものがあり、かか
る浄水器は、塩素を含まず、カルキ臭がない美味しいア
ルカリ浄水を生成することができる。これらの浄水器
は、例えば、一般家庭の場合、台所のシンク上面上に設
置したり、台所や洗面所等における蛇口等の各吐水口の
先端に取付けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の浄水器は、未だ、以下の解決すべき課題を有
していた。 各家庭において、アルカリ浄水を各吐水口ごとに得た
い場合は、各吐水口ごとに浄水器を設ける必要があるの
で、設備費が高くなる。 各家庭における浄水器の設置箇所である台所や洗面所
等は空間的に狭いので、大処理能力を有する大型の浄水
器を設置することができず、処理能力が小さい浄水器し
か設置できないので、使い勝手が悪い。 本発明は、各家庭等において各吐水口ごとに浄水器を設
けることを不要とすることができ、かつ、水処理カート
リッジの交換も容易に行なうことができる水処理カート
リッジを具備する原水供給配管構造を提供することを目
的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の水処理カートリッジを具備する原水供給配管構造
は、原水供給配管の中途に水処理カートリッジを取付
け、該取付を、前記水処理カートリッジの両側にそれぞ
れ水流入配管部と水流出配管部とを一体的に設け、該水
流入配管部と該水流出配管部とを、それぞれ、前記原水
供給配管の対応する開口端部に接続金具を用いて着脱自
在に連通連結することによって行なうようにしている。
特に、請求項２記載の水処理カートリッジを具備する原
水供給配管構造は、請求項１記載の水処理カートリッジ
を具備する原水供給配管構造において、前記接続金具と
してクイックカップラーを用いることを特徴とする。ま
た、請求項３記載の水処理カートリッジを具備する原水
供給配管構造は、請求項１又は２記載の水処理カートリ
ッジを具備する原水供給配管構造において、前記水流入
配管部と接続される前記原水供給配管の開口端部の上流
側に上流側止水栓を設けるとともに、前記水流出配管部
と接続される原水供給配管の対応する開口端部の下流側
に下流側止水栓を設けている。また、請求項４記載の水
処理カートリッジを具備する原水供給配管構造は、請求
項３記載の水処理カートリッジを具備する原水供給配管
構造において、前記原水供給配管の前記上流側止水栓の
上流側をなす箇所と前記下流側止水栓の下流側をなす箇
所とをバイパス配管によって接続し、かつ、該バイパス
配管に流路切替弁を取付けたことを特徴とする。また、
請求項５記載の水処理カートリッジを具備する原水供給
配管構造は、請求項１〜４のいずれか１項に記載の水処
理カートリッジを具備する原水供給配管構造において、
水処理カートリッジは、容器本体内に、ミネラル添加層
と活性炭層とを層状に収納している。

【０００５】

【作用】請求項１〜５記載の水処理カートリッジを具備
する原水供給配管構造においては、水道本管や水道分岐
管等の原水供給配管から各家庭の屋内配管に供給される
水道水は、まず、通常屋外に設置される大処理能力を有
する大型の水処理カートリッジを通して処理される。そ
の後、処理水は、台所や洗面所のみならず、浴室やトイ
レにおける吐水口に給送され、吐水口から吐出されるこ
とになる。また、水処理カートリッジの処理能力が低下
し交換を要する場合は、接続金具を操作して、水処理カ
ートリッジの両側に一体的に設けた水流入配管部と水流
出配管部とを、対応する原水供給配管の開口端部から離
脱し、そのまま、水処理カートリッジの製造元や代理店
に送り、新規な水処理カートリッジと交換してもらい、
再度、水処理カートリッジを接続金具を用いて原水供給
配管に接続し、再度、水処理カートリッジによる水処理
を行なう。請求項２記載の水処理カートリッジを具備す
る原水供給配管構造においては、接続金具としてクイッ
クカップラーを用いることによって、交換を要する水処
理カートリッジの両側に一体的に設けた水流入配管部と
水流出配管部とを、対応する原水供給配管の開口端部か
ら容易かつ確実に離脱することができるとともに、新規
な水処理カートリッジの水流入配管部と水流出配管部と
を、対応する原水供給配管の開口端部に、容易かつ確実
に連通連結することができる。

【０００６】請求項３記載の水処理カートリッジを具備
する原水供給配管構造においては、水処理カートリッジ
の水流入配管部と接続される原水供給配管の開口端部の
上流側に上流側止水栓を設けるとともに、水処理カート
リッジの水流出配管部と接続される原水供給配管の対応
する開口端部の下流側に下流側止水栓を設けているの
で、前述した水処理カートリッジの取外し作業におい
て、上流側及び下流側止水栓を共に閉にすることによっ
て、原水供給配管内の水が外部に漏出するのを防止する
ことができる。請求項４記載の水処理カートリッジを具
備する原水供給配管構造においては、原水供給配管の前
記上流側止水栓の上流側をなす箇所と下流側止水栓の下
流側をなす箇所とをバイパス配管によって接続し、か
つ、同バイパス配管に流路切替弁を取付けているので、
上流側及び下流側止水栓を共に閉にして、水処理カート
リッジを取外した後、流路切替弁を開とすることによっ
て、水道水をそのまま原水供給配管及び屋内配管を通し
て各吐水口から吐出させることができ、水道水中の次亜
塩素酸によって原水供給配管及び屋内配管の殺菌・洗浄
を行なう。また、請求項５記載の水処理カートリッジを
具備する原水供給配管構造においては、水処理カートリ
ッジ内にミネラル添加層と活性炭層とを層状に収納して
いるので、同水処理カートリッジを流れる水道水から塩
素やカルキ臭等を除去することができると共に、ミネラ
ル分を添加した後、各家庭における吐水口から美味しい
アルカリ浄水等を吐水することができる。

【０００７】

【発明の効果】請求項１〜５記載の水処理カートリッジ
を具備する原水供給配管構造においては、水道本管等の
原水供給配管に単一の水処理カートリッジを取付けるだ
けで、台所や洗面所のみならず、浴室やトイレにおける
多数の吐水口から処理水を吐出することができるので、
各吐水口ごとに水処理カートリッジを取付ける必要がな
く、設備費を安価にすることができる。また、原水供給
配管に水処理カートリッジを取付けるので水処理カート
リッジの屋外設置が可能となり、大処理能力を有する大
型の水処理カートリッジを用いることができ、多くの吐
水口において、大容量の吐水が可能となる。また、水処
理カートリッジの処理能力が低下した場合は、接続金具
を用いて、原水供給配管からの水処理カートリッジの取
外しと、水処理カートリッジの原水供給配管への取付け
を行なうようにしているので、水処理カートリッジの交
換作業を容易かつ迅速に行なうことができる。

【０００８】特に、請求項２記載の水処理カートリッジ
を具備する原水供給配管構造においては、接続金具とし
てクイックカップラーを用いることによって、水処理カ
ートリッジの交換作業をさらに容易かつ迅速に行なうこ
とができる。特に、請求項３記載の水処理カートリッジ
を具備する原水供給配管構造においては、水処理カート
リッジの原水供給配管からの取外し作業をおいて、上流
側止水栓と下流側止水栓とを共に閉にすることによって
原水供給配管内の水が外部に漏出するのを防止すること
ができるので、漏出水の処理を不要とすることができ、
この面からも水処理カートリッジの交換作業を容易に行
なうことができる。特に、請求項４記載の水処理カート
リッジを具備する原水供給配管構造においては、定期的
に行なう水処理カートリッジの交換作業時等において、
バイパス配管を通して次亜塩素酸を含む水道水を、その
まま原水供給配管及び屋内配管を通して各吐出口から吐
出させることができ、次亜塩素酸によって原水供給配管
及び屋内配管の殺菌・洗浄を行ない、安全性を確保でき
る。特に、請求項５記載の水処理カートリッジを具備す
る原水供給配管構造においては、活性炭層によって水処
理カートリッジを流れる水道水から塩素やカルキ臭等を
除去することができると共に、ミネラル添加層によって
ミネラル分を添加した後、各家庭における吐水口からア
ルカリ浄水を吐出することができ、使用者は美味しい水
を飲むことができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。

【００１０】ここに、図１は本発明の一実施の形態に係
る水処理カートリッジを具備する原水供給配管構造の斜
視図、図２は同拡大正面図、図３は同変容例の拡大正面
図である。

【００１１】図１に、本発明の一実施の形態に係る水処
理カートリッジを具備する原水供給配管構造Ａを一般家
庭に適用した場合を示す。図１に示すように、水道本管
１０から分岐した原水供給配管としての水道分岐管１１
の下流側端は、建物Ｂ内の屋内配管１２の上流側端に接
続されている。この屋内配管１２の複数の下流側端は、
それぞれ、台所のシンク１３上に設けた吐水口１４と、
便器１５のシスターン１６上に設けた吐水口１７と、浴
槽１８を有する浴室（図示しない）に設けた吐水口１９
とに接続されている。図１及び図２に示すように、水道
分岐管１１の屋外配管の一部は上方に矩形に屈曲されて
おり、水処理カートリッジ取付部２０を形成している。
かかる水処理カートリッジ取付部２０は、水道分岐管１
１の屋外配管の一部を分断して、両分断部２１、２２に
上流側立ち上げ管２３と下流側立ち上げ管２４の下端を
連通連結し、上流側立ち上げ管２３、下流側立ち上げ管
２４の上端開口部を、それぞれ、水処理カートリッジ２
５の水流入配管部２６と水流出配管部２７とに接続金具
２８、２９を用いて着脱自在に連通連結することによっ
て構成されている。ここに、接続金具２８、２９として
は、配管同士を瞬間的にかつ水密状態に連通連結するこ
とができるクイックカップラーを好適に用いることがで
きる。

【００１２】次に、水処理カートリッジ２５の構成につ
いて説明すると、有底筒状の容器本体３０の内部に、上
部空間３１と下部空間３２とを除いて、カルシウム等の
ミネラル成分を含有する焼結ミネラル添加剤を充填した
ミネラル添加層３３と、抗菌性活性炭を充填した活性炭
層３４とが上下方向に積層状態に収納されている。ま
た、容器本体３０の上部には蓋体３５が取付けられてお
り、蓋体３５には水流入配管部２６と水流出配管部２７
とが貫通している。そして、水流入配管部２６の下流側
配管３６の開口端部は上部空間３１内に位置しており、
その上流側配管３７は水平方向に伸延した後下方に屈曲
して、その開口端部は接続金具２８を介して上流側立ち
上げ配管２３の上端開口部に着脱自在に連結されてい
る。一方、水流出配管部２７の上流側配管３８はミネラ
ル添加層３３と活性炭層３４を貫通して下部空間３２内
に位置しており、その下流側配管３９は水平方向に伸延
した後下方に屈曲して、接続金具２９を介して下流側立
ち上げ配管２４の上端開口部に着脱自在に連結されてい
る。

【００１３】また、図２に示すように、上流側立ち上げ
管２３の上端開口部の近傍をなす上流側部分と下流側立
ち上げ管２４の上端開口部の近傍をなす下流側部分に
は、それぞれ、上流側止水栓４０と下流側止水栓４１と
が取付けられている。

【００１４】さらに、図１及び図２に示すように、原水
供給配管である水道分岐管１１の両分断部２１、２２と
はバイパス配管４２によって接続されており、このバイ
パス配管４２の中途には電動モータ駆動の流路切替弁４
３が取付けられている。図１におけるその他の構成につ
いて説明すると、４４は前記した上流側立ち上げ管２３
や、下流側立ち上げ管２４や、接続金具２８、２９等を
密閉状態に収納し、これらを雨水から保護する屋外保護
ケースである。

【００１５】次に、上記した構成を有する水処理カート
リッジ２５を具備する原水供給配管構造Ａを用いて水道
水を処理し、アルカリ浄水を、各吐水口１４、１７、１
９より吐水する手順について説明する。水道本管１０及
び水道分岐管１１を通して建物Ｂ内に配管した屋内配管
１２に供給される水道水は、上流側立ち上げ管２３→上
流側止水栓４０→接続金具２８→水流入配管部２６を通
って水処理カートリッジ２５の上部空間３１内に流入す
る。流入した水道水は積層されたミネラル添加層３３と
活性炭層３４とを順に通過していき、この際、まず、ミ
ネラル添加層３３によってカルシウム等のミネラル成分
が添加され、次に、活性炭層３４によって水道水中の塩
素やカルキ臭等が除去され、その後、水処理カートリッ
ジ２５の下部空間３２内に流入する。この流入したアル
カリ浄水は、その後、水流出配管部２７→接続金具２９
→下流側止水栓４１→下流側立ち上げ管２４→水道分岐
管１１を通して屋内配管１２に給送され、その後、アル
カリ浄水は、複数の吐水口１４、１７、１９から、それ
ぞれ、シンク１３、シスターン１６、浴槽１８内に吐水
されることになる。

【００１６】従って、使用者は美味しいアルカリ浄水を
台所で飲むことができ、また、トイレでは局部洗浄装置
から噴射される刺激の少ないアルカリ浄水によっておし
りを洗浄することができ、さらに、浴室では刺激の少な
いアルカリ浄水による入浴を楽しむことができる。ま
た、本発明の一実施の形態では、水道分岐管１１に単一
の水処理カートリッジ２５を取付けるだけで、台所や浴
室やトイレに設けた多数の吐水口１４、１７、１９から
処理水を吐出することができるので、各吐水口１４、１
７、１９ごとに水処理カートリッジ２５を取付ける必要
がなく、設備費を安価にすることができる。また、水処
理カートリッジ２５は屋外設置が可能なので、大処理能
力を有する大型の水処理カートリッジ２５を用いること
ができ、上記した多数の吐水口１４、１７、１９におい
て大容量のアルカリ浄水の吐水が可能となる。

【００１７】次に、水処理カートリッジ２５の処理能力
が低下し交換を要する場合は、まず、上流側止水栓４０
と下流側止水栓４１を閉にした後、クイックカップラー
等からなる接続金具２８、２９を操作して、水処理カー
トリッジ２５の両側に一体的に設けた水流入配管部２６
と水流出配管部２７とを、対応する上流側立ち上げ管２
３と下流側立ち上げ管２４とから離脱し、そのまま、水
処理カートリッジ２５の製造元や代理店に送り、新規な
水処理カートリッジ２５と交換してもらい、再度、水処
理カートリッジ２５を接続金具２８、２９を用いて上流
側立ち上げ管２３と下流側立ち上げ管２４に接続し、上
流側止水栓４０と下流側止水栓４１とを開にした後、再
度、水処理カートリッジ２５による水処理を行い、アル
カリ浄水を各吐水口１４、１７、１９から吐水すること
ができる。なお、新規な水処理カートリッジ２５を予備
品として備えている場合は、処理能力が低下した水処理
カートリッジ２５の離脱とともに、迅速に新規な水処理
カートリッジ２５を取付けることができる。このよう
に、水処理カートリッジ２５の処理能力が低下した場合
は、クイックカップラー等の接続金具２８、２９を用い
て、水道分岐管１１からの水処理カートリッジ２５の取
外しと、水処理カートリッジ２５の水道分岐管１１への
取付けを行なうようにしているので、水処理カートリッ
ジ２５の交換作業を容易かつ迅速に行なうことができ
る。

【００１８】また、上記交換作業中は、上流側止水栓４
０と下流側止水栓４１を共に閉にしているので、水道分
岐管１１から水道水が外部に漏出するのを防止すること
ができ、漏出水の処理を要せず、この面からも水処理カ
ートリッジ２５の交換作業を容易かつ迅速に行なうこと
ができる。

【００１９】さらに、上記した交換作業において、バイ
パス配管４２に設けた流路切替弁４３を、図１に示すよ
うに、屋外保護ケース４４の前面に設けた操作スイッチ
４５を用いて開とすることによって、次亜塩素酸を含む
水道水を水道分岐管１１を通して屋内配管１２に給送
し、各吐水口１４、１７、１９より吐水することによっ
て、水道分岐管１１と、屋内配管１２と、各吐水口１
４、１７、１９での殺菌洗浄を効果的に行なうことがで
きる。

【００２０】また、図３に、本発明の一実施の形態に係
る水処理カートリッジを具備する原水供給配管構造の変
容例Ｃを示す。図示するように、本変容例は、水道本管
（図示しない）に接続した原水供給配管としての水道分
岐管５０に、二つの水処理カートリッジ５１、５２を直
列に接続したことを特徴とする。ここに、一方の水処理
カートリッジ５１は、図１を参照して説明した水処理カ
ートリッジ２５と同様に、その容器本体５３内にミネラ
ル添加層５４と活性炭層５５とを層状に収納するととも
に、その水流入配管部５６と水流出配管部５７とを、そ
れぞれ、クイックカップラー等からなる接続金具５８、
５９を用いて水道分岐管５０に着脱自在に連通連結して
いる。また、他方の水処理カートリッジ５２は、その容
器本体６０内に除菌フィルタ６１を二層にわたって充填
している。また、水道分岐管５０には、接続金具５８の
上流側部分と、接続金具５９の下流側部分と、水処理カ
ートリッジ５２の下流側部分とに、それぞれ、止水栓６
２、６３、６４が設けられている。

【００２１】かかる構成によって、水道水を前段の水処
理カートリッジ５１に通すことによってミネラル添加と
塩素除去を行なうことができると共に、後段で除菌を行
なうことができ、その後、アルカリ浄水を、図１に示す
屋内配管１２に供給して、各吐水口１４、１７、１９か
ら吐水することができる。また、本変容例においても、
前記と同様に、水処理カートリッジ５１を容易かつ迅速
に交換することができる。さらに、図３に示すように、
水道分岐管５０の止水栓６２より上流側をなす部分と、
止水栓６４より下流側をなす部分とはバイパス配管６５
によって連通連結されており、このバイパス配管６５の
中途には電動モータによって駆動される流路切替弁６６
が取付けられている。従って、水処理カートリッジ５１
の交換作業時に、このバイパス配管６５に設けた流路切
替弁６６を開とし、接続金具５８、５９を接続すること
によって、塩素を含む水道水を水道分岐管５０を通して
屋内配管１２に給送し、各吐水口１４、１７、１９より
吐水することによって、水道分岐管５０と、屋内配管１
２と、各吐水口１４、１７、１９の殺菌洗浄を効果的に
行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る水処理カートリッ
ジを具備する原水供給配管構造の斜視図である。

【図２】同原水供給配管構造の拡大正面図である。

【図３】同原水供給配管構造の変容例の拡大正面図であ
る。

【符号の説明】

Ａ 原水供給配管構造 Ｂ 建物 Ｃ 原水供給配管構造 １０ 水道本管 １１ 水道分岐管 １２ 屋内配管 １３ シンク １４ 吐水口 １５ 便器 １６ シスターン １７ 吐水口 １８ 浴槽 １９ 吐水口 ２０ 水処理カートリッジ取付部 ２１ 分断部 ２２ 分断部 ２３ 上流側立ち
上げ管 ２４ 下流側立ち上げ管 ２５ 水処理カー
トリッジ ２６ 水流入配管部 ２７ 水流出配管
部 ２８ 接続金具 ２９ 接続金具 ３０ 容器本体 ３１ 上部空間 ３２ 下部空間 ３３ ミネラル添
加層 ３４ 活性炭層 ３５ 蓋体 ３６ 下流側配管 ３７ 上流側配管 ３８ 上流側配管 ３９ 下流側配管 ４０ 上流側止水栓 ４１ 下流側止水
栓 ４２ バイパス配管 ４３ 流路切替弁 ４４ 屋外保護ケース ４５ 操作スイッ
チ ５０ 水道分岐管 ５１ 水処理カー
トリッジ ５２ 水処理カートリッジ ５３ 容器本体 ５４ ミネラル添加層 ５５ 活性炭層 ５６ 水流入配管部 ５７ 水流出配管
部 ５８ 接続金具 ５９ 接続金具 ６０ 容器本体 ６１ 除菌フィル
タ ６２ 止水栓 ６３ 止水栓 ６４ 止水栓 ６５ バイパス配
管 ６６ 流路切替弁

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原水供給配管の中途に水処理カートリッ
   ジを取付け、該取付を、前記水処理カートリッジの両側
   にそれぞれ水流入配管部と水流出配管部とを一体的に設
   け、該水流入配管部と該水流出配管部とを、それぞれ、
   前記原水供給配管の対応する開口端部に接続金具を用い
   て着脱自在に連通連結することによって行なうようにし
   たことを特徴とする水処理カートリッジを具備する原水
   供給配管構造。
2. 【請求項２】 前記接続金具としてクイックカップラー
   を用いることを特徴とする請求項１記載の水処理カート
   リッジを具備する原水供給配管構造。
3. 【請求項３】 前記水流入配管部と接続される前記原水
   供給配管の開口端部の上流側に上流側止水栓を設けると
   ともに、前記水流出配管部と接続される原水供給配管の
   対応する開口端部の下流側に下流側止水栓を設けたこと
   を特徴とする請求項１又は２記載の水処理カートリッジ
   を具備する原水供給配管構造。
4. 【請求項４】 前記原水供給配管の前記上流側止水栓の
   上流側をなす箇所と前記下流側止水栓の下流側をなす箇
   所とをバイパス配管によって接続し、かつ、該バイパス
   配管に流路切替弁を取付けたことを特徴とする請求項３
   記載の水処理カートリッジを具備する原水供給配管構
   造。
5. 【請求項５】 水処理カートリッジは、容器本体内に、
   ミネラル添加層と、活性炭層とを層状に収納することを
   特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の水処理
   カートリッジを具備する原水供給配管構造。