JPH0987988A - 製紙用スクリーン装置 - Google Patents
製紙用スクリーン装置Info
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- JPH0987988A JPH0987988A JP24350195A JP24350195A JPH0987988A JP H0987988 A JPH0987988 A JP H0987988A JP 24350195 A JP24350195 A JP 24350195A JP 24350195 A JP24350195 A JP 24350195A JP H0987988 A JPH0987988 A JP H0987988A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、回転に伴う動力の軽減化を図った製
紙用スクリーン装置を提供することを目的としている。 【解決手段】製紙用スクリーン装置1は、製紙原料の入
口部4と出口部6を有し、該製紙原料を貯留する槽3
と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するため
に、槽3内に設けられ、回転自在に支持された円筒形状
のスクリーン2と、この円筒形状のスクリーン2は、一
方の端部は閉塞され、該端部に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部22が設けら
れたものであり、槽3の内壁に設けられ、スクリーン2
の側面部に接近して設けられた固定翼30と、スクリーン
2の他方の端部に接近すると共に槽3の内壁の全周に亙
って設けられた仕切壁40とを備えている。
紙用スクリーン装置を提供することを目的としている。 【解決手段】製紙用スクリーン装置1は、製紙原料の入
口部4と出口部6を有し、該製紙原料を貯留する槽3
と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するため
に、槽3内に設けられ、回転自在に支持された円筒形状
のスクリーン2と、この円筒形状のスクリーン2は、一
方の端部は閉塞され、該端部に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部22が設けら
れたものであり、槽3の内壁に設けられ、スクリーン2
の側面部に接近して設けられた固定翼30と、スクリーン
2の他方の端部に接近すると共に槽3の内壁の全周に亙
って設けられた仕切壁40とを備えている。
Description
【0001】本発明は、製紙用スクリーン装置に係り、
特に、回転に伴う動力の軽減化を図った製紙用スクリー
ン装置に関する。
特に、回転に伴う動力の軽減化を図った製紙用スクリー
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製紙用スクリーン装置において
は、製紙原料を貯留する槽と、この槽に固定された円筒
形状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンの周囲
に回転自在に設けられた撹拌部材(例えば、特公昭59
−1838号公報に記載された羽根12参照)を有してい
る。
は、製紙原料を貯留する槽と、この槽に固定された円筒
形状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンの周囲
に回転自在に設けられた撹拌部材(例えば、特公昭59
−1838号公報に記載された羽根12参照)を有してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものにおいては、撹拌部材の形状が、例えば、特公昭5
9−1838号公報に記載されているように、回転子
(11)からふるい部片(スクリーン)(6)の外周に接
近する羽根(12)を垂設し、該羽根(12)は長手形状で
4枚となっており、抵抗が大きく撹拌部材の回転数を上
げると、多大の動力を要すると共に製紙原料中の異物が
羽根(12)に絡みやすく、スクリーンの精選効率を低下
させ、更に、羽根(12)の回転に伴って回転子(11)に
遠い側の羽根(12)は外方へと拡がり、ふるい部片(ス
クリーン)(6)との間隙が回転子(11)に近い側の羽
根(12)と回転子(11)に遠い側の羽根(12)とでは、
不均一となり、スクリーンの精選効率を低下させるとい
う問題点があった。
ものにおいては、撹拌部材の形状が、例えば、特公昭5
9−1838号公報に記載されているように、回転子
(11)からふるい部片(スクリーン)(6)の外周に接
近する羽根(12)を垂設し、該羽根(12)は長手形状で
4枚となっており、抵抗が大きく撹拌部材の回転数を上
げると、多大の動力を要すると共に製紙原料中の異物が
羽根(12)に絡みやすく、スクリーンの精選効率を低下
させ、更に、羽根(12)の回転に伴って回転子(11)に
遠い側の羽根(12)は外方へと拡がり、ふるい部片(ス
クリーン)(6)との間隙が回転子(11)に近い側の羽
根(12)と回転子(11)に遠い側の羽根(12)とでは、
不均一となり、スクリーンの精選効率を低下させるとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、上記欠点を解消するようにした
製紙用スクリーン装置を提供することを目的としてい
る。
製紙用スクリーン装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の製紙用スクリーン装置は、製紙原料の入口
部と出口部を有し、該製紙原料を貯留する槽と、前記製
紙原料から、ほこり、異物を除去するために、前記槽内
に設けられ、回転自在に支持された円筒形状のスクリー
ンと、この円筒形状のスクリーンは、一方の端部は閉塞
され、該端部に対向する他方の端部は開放され、側面部
はスリット、丸孔等の間隙部が設けられたものであり、
前記槽の内壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接
近して設けられた固定翼と、前記スクリーンの他方の端
部に接近すると共に前記槽の内壁の全周に亙って設けら
れた仕切壁とを備えてなるものである。
に、本発明の製紙用スクリーン装置は、製紙原料の入口
部と出口部を有し、該製紙原料を貯留する槽と、前記製
紙原料から、ほこり、異物を除去するために、前記槽内
に設けられ、回転自在に支持された円筒形状のスクリー
ンと、この円筒形状のスクリーンは、一方の端部は閉塞
され、該端部に対向する他方の端部は開放され、側面部
はスリット、丸孔等の間隙部が設けられたものであり、
前記槽の内壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接
近して設けられた固定翼と、前記スクリーンの他方の端
部に接近すると共に前記槽の内壁の全周に亙って設けら
れた仕切壁とを備えてなるものである。
【0006】また、本発明の製紙用スクリーン装置は、
製紙原料の入口部と出口部を有し、該製紙原料を貯留す
る槽と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するた
めに、前記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒
形状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンは、一
方の端部は閉塞され、該端部に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部が設けられ
たものであり、前記スクリーンの開放された他方の端部
に外側に向かうように設けられた膨出部と、前記槽の内
壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接近して設け
られた固定翼と、前記スクリーンの他方の端部に接近す
ると共に前記槽の内壁の全周に亙って設けられた仕切壁
と、この仕切壁と前記スクリーンとの間隙を前記製紙原
料が通過するのを妨げるように、前記仕切壁に対向する
前記膨出部の面に設けられた突起とを具備したものであ
る。
製紙原料の入口部と出口部を有し、該製紙原料を貯留す
る槽と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するた
めに、前記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒
形状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンは、一
方の端部は閉塞され、該端部に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部が設けられ
たものであり、前記スクリーンの開放された他方の端部
に外側に向かうように設けられた膨出部と、前記槽の内
壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接近して設け
られた固定翼と、前記スクリーンの他方の端部に接近す
ると共に前記槽の内壁の全周に亙って設けられた仕切壁
と、この仕切壁と前記スクリーンとの間隙を前記製紙原
料が通過するのを妨げるように、前記仕切壁に対向する
前記膨出部の面に設けられた突起とを具備したものであ
る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例の製紙用スクリーン装置に
ついて図面を参照して説明する。
ついて図面を参照して説明する。
【0008】図1乃至図4において、1は、製紙用スク
リーン装置で、製紙用スクリーン装置1は、例えば、製
紙原料をスクリーン2の外側から内側に向かって流入さ
せて、精選する所謂セントリピータル式スクリーンと称
されるもので、製紙原料から、ほこり、異物を除去する
ためのスクリーン2が槽3内に設けられている。
リーン装置で、製紙用スクリーン装置1は、例えば、製
紙原料をスクリーン2の外側から内側に向かって流入さ
せて、精選する所謂セントリピータル式スクリーンと称
されるもので、製紙原料から、ほこり、異物を除去する
ためのスクリーン2が槽3内に設けられている。
【0009】この槽3は、製紙原料を貯留するところ
で、製紙原料の入口部4、異物排出口5及び出口部6を
有している。
で、製紙原料の入口部4、異物排出口5及び出口部6を
有している。
【0010】7は、一次室で、一次室7は入口部4及び
異物排出口5に臨んでいる。また、8は、二次室で、二
次室8は出口部6に臨んでいる。そして、入口部4は原
料供給管(図示せず)、異物排出口5は異物排出管(図
示せず)に、出口部6は原料排出管(図示せず)にそれ
ぞれ接続されている。
異物排出口5に臨んでいる。また、8は、二次室で、二
次室8は出口部6に臨んでいる。そして、入口部4は原
料供給管(図示せず)、異物排出口5は異物排出管(図
示せず)に、出口部6は原料排出管(図示せず)にそれ
ぞれ接続されている。
【0011】スクリーン2は円筒形状で、回転自在に支
持されている。この円筒形状のスクリーン2は、一方の
端部21は閉塞され、該端部21に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部22が設けら
れ、該間隙部22により製紙原料から、ほこり、異物を分
離している。
持されている。この円筒形状のスクリーン2は、一方の
端部21は閉塞され、該端部21に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部22が設けら
れ、該間隙部22により製紙原料から、ほこり、異物を分
離している。
【0012】端部21には、モータ9の回転を伝達する回
転軸10が取り付けられている。槽3及びモータ9は、ベ
ース20に取り付け部材23、24を介して取り付けれてい
る。
転軸10が取り付けられている。槽3及びモータ9は、ベ
ース20に取り付け部材23、24を介して取り付けれてい
る。
【0013】また、槽3の内壁には、固定翼30が複数
(例えば、2個)設けられ、固定翼30はスクリーン2の
側面部に接近している。
(例えば、2個)設けられ、固定翼30はスクリーン2の
側面部に接近している。
【0014】また、スクリーン2の他方の端部近くには
仕切壁40が設けられ、仕切壁40は他方の端部に接近し、
槽3の内壁の全周に亙って設けられている。
仕切壁40が設けられ、仕切壁40は他方の端部に接近し、
槽3の内壁の全周に亙って設けられている。
【0015】従って、図1乃至図4記載の製紙用スクリ
ーン装置1においては、ポンプ(図示せず)により製紙
原料が原料供給管(図示せず)、入口部4を介して一次
室7内に導入されると、一次室7内の原料は回転(例え
ば、時計回りに回転する。)するスクリーン2と固定翼
40との間で撹拌され、離解された製紙原料はスクリーン
2を通過し二次室8内に導かれ、出口部6、原料排出管
(図示せず)を介して槽3外へ導かれる。
ーン装置1においては、ポンプ(図示せず)により製紙
原料が原料供給管(図示せず)、入口部4を介して一次
室7内に導入されると、一次室7内の原料は回転(例え
ば、時計回りに回転する。)するスクリーン2と固定翼
40との間で撹拌され、離解された製紙原料はスクリーン
2を通過し二次室8内に導かれ、出口部6、原料排出管
(図示せず)を介して槽3外へ導かれる。
【0016】その結果、本実施例によれば、従来のよう
な撹拌部材(例えば、特公昭59−1838号公報に記
載された羽根12参照)を回転せず、回転する円筒形状の
スクリーン2と固定翼40で代用させたから、回転に要す
る動力を軽減させることができ、しかも、回転するスク
リーン2は円筒形状であるため、抵抗も少なく従来のよ
うに異物が撹拌部材(例えば、特公昭59−1838号
公報に記載された羽根12参照)に絡むことも防止され、
更に、従来のように、回転に伴い長手形状の撹拌部材
(例えば、特公昭59−1838号公報に記載された羽
根12参照)が変形し該撹拌部材とスクリーンとの間隔が
不均一になることが防止される。
な撹拌部材(例えば、特公昭59−1838号公報に記
載された羽根12参照)を回転せず、回転する円筒形状の
スクリーン2と固定翼40で代用させたから、回転に要す
る動力を軽減させることができ、しかも、回転するスク
リーン2は円筒形状であるため、抵抗も少なく従来のよ
うに異物が撹拌部材(例えば、特公昭59−1838号
公報に記載された羽根12参照)に絡むことも防止され、
更に、従来のように、回転に伴い長手形状の撹拌部材
(例えば、特公昭59−1838号公報に記載された羽
根12参照)が変形し該撹拌部材とスクリーンとの間隔が
不均一になることが防止される。
【0017】そして、スクリーン2を通過できない一次
室7内の製紙原料は、一次室7に連通する異物排出口5
を介して異物排出管(図示せず)に設けた開閉弁(図示
せず)を開閉することにより、槽3外へ適宜導かれる。
室7内の製紙原料は、一次室7に連通する異物排出口5
を介して異物排出管(図示せず)に設けた開閉弁(図示
せず)を開閉することにより、槽3外へ適宜導かれる。
【0018】なお、スクリーン2の開放した他方の端部
は、図1及び図2に示すように、該端部の円周面2aを仕
切壁40に対向させ、仕切壁40とスクリーン2との間に間
隙Sを形成しているが、図5に示すように、開放した他
方の端部の端面2bを仕切壁40に対向させ、仕切壁40とス
クリーン2との間に間隙Sを形成しても良い。そして、
図5記載の仕切壁40は図1乃至図4記載の仕切壁40と同
様に、開放した他方の端部に接近し、槽3の内壁の全周
に亙って設けられている。
は、図1及び図2に示すように、該端部の円周面2aを仕
切壁40に対向させ、仕切壁40とスクリーン2との間に間
隙Sを形成しているが、図5に示すように、開放した他
方の端部の端面2bを仕切壁40に対向させ、仕切壁40とス
クリーン2との間に間隙Sを形成しても良い。そして、
図5記載の仕切壁40は図1乃至図4記載の仕切壁40と同
様に、開放した他方の端部に接近し、槽3の内壁の全周
に亙って設けられている。
【0019】また、前述の実施例では、仕切壁40とスク
リーン2との間に間隙Sが形成されているため、スクリ
ーン2で精選されていない製紙原料がそのまま通過する
不具合を有する。
リーン2との間に間隙Sが形成されているため、スクリ
ーン2で精選されていない製紙原料がそのまま通過する
不具合を有する。
【0020】次に述べる実施例においては、製紙原料が
仕切壁40とスクリーン2との間隙Sを通過するのを妨げ
るように、抵抗部を設けたものである。
仕切壁40とスクリーン2との間隙Sを通過するのを妨げ
るように、抵抗部を設けたものである。
【0021】抵抗部としては、図6に示すように、仕切
壁40に段部41(図示では、段部を別体にして形成した
が、一体的に形成しても良い。)を形成し、該段部41の
窪みにスクリーン2の開放された他方の端部を臨ませて
も良いし(なお、図6記載の段部41を形成した仕切壁40
は、図1乃至図4記載の仕切壁40と同様に、開放した他
方の端部に接近し、槽3の内壁の全周に亙って設けられ
ている。)、また、図7に示すように、仕切壁40の先端
側を立ち上がらせて立設片42を形成し、該立設片42をス
クリーン2の開放された他方の端部内に没入しても良い
し(なお、図7記載の段部41を形成した仕切壁40は、図
1乃至図4記載の仕切壁40と同様に、開放した他方の端
部に接近し、槽3の内壁の全周に亙って設けられてい
る。)、また、図8乃至図11に示すように、仕切壁40に
段部41を形成し、該段部41の窪みにスクリーン2の開放
された他方の端部に外側に向かうように形成された膨出
部2cを没入しても良いし(なお、図8乃至図11に示すも
のは、仕切壁40に段部41を形成し、該段部41の窪みにス
クリーン2の開放された他方の端部に外側に向かうよう
に形成された膨出部2cを没入した点を除けば、図1乃至
図4記載のものと同様であるから、同一部分に同一符号
を付してその説明を省略する。)、更に、図12乃至図15
に示すように、仕切壁40に対向する膨出部2cの面に突起
2dを複数設け、突起2dにより仕切壁40とスクリーン2と
の間隙Sを通過し、二次室8内への製紙原料の流れを阻
止するようにしても良い(なお、図12乃至図15に示すも
のは、仕切壁40に対向する膨出部2cの面に突起2dを複数
設け、該突起2dにより二次室8内への製紙原料の流れを
阻止する点を除けば、図1乃至図4記載のものと同様で
あるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略
する。)。
壁40に段部41(図示では、段部を別体にして形成した
が、一体的に形成しても良い。)を形成し、該段部41の
窪みにスクリーン2の開放された他方の端部を臨ませて
も良いし(なお、図6記載の段部41を形成した仕切壁40
は、図1乃至図4記載の仕切壁40と同様に、開放した他
方の端部に接近し、槽3の内壁の全周に亙って設けられ
ている。)、また、図7に示すように、仕切壁40の先端
側を立ち上がらせて立設片42を形成し、該立設片42をス
クリーン2の開放された他方の端部内に没入しても良い
し(なお、図7記載の段部41を形成した仕切壁40は、図
1乃至図4記載の仕切壁40と同様に、開放した他方の端
部に接近し、槽3の内壁の全周に亙って設けられてい
る。)、また、図8乃至図11に示すように、仕切壁40に
段部41を形成し、該段部41の窪みにスクリーン2の開放
された他方の端部に外側に向かうように形成された膨出
部2cを没入しても良いし(なお、図8乃至図11に示すも
のは、仕切壁40に段部41を形成し、該段部41の窪みにス
クリーン2の開放された他方の端部に外側に向かうよう
に形成された膨出部2cを没入した点を除けば、図1乃至
図4記載のものと同様であるから、同一部分に同一符号
を付してその説明を省略する。)、更に、図12乃至図15
に示すように、仕切壁40に対向する膨出部2cの面に突起
2dを複数設け、突起2dにより仕切壁40とスクリーン2と
の間隙Sを通過し、二次室8内への製紙原料の流れを阻
止するようにしても良い(なお、図12乃至図15に示すも
のは、仕切壁40に対向する膨出部2cの面に突起2dを複数
設け、該突起2dにより二次室8内への製紙原料の流れを
阻止する点を除けば、図1乃至図4記載のものと同様で
あるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略
する。)。
【0022】又、二次室8内への製紙原料の流れを阻止
するように、図16乃至図18に示すように、仕切壁40とス
クリーン2との間隙Sに向かうように管50より希釈水を
導入しても良いし、又、膨出部2cの仕切壁40に対向する
面に設けた突起2dは、図13に記載した位置に限らず、図
17に示す位置でも良く、又、図18に示すように、図16及
び図17に示す位置に設けた突起2dを併用しても良い。
するように、図16乃至図18に示すように、仕切壁40とス
クリーン2との間隙Sに向かうように管50より希釈水を
導入しても良いし、又、膨出部2cの仕切壁40に対向する
面に設けた突起2dは、図13に記載した位置に限らず、図
17に示す位置でも良く、又、図18に示すように、図16及
び図17に示す位置に設けた突起2dを併用しても良い。
【0023】更に、上述したスクリーン2の間隙部22
は、図3に示すように、ストレート形状であるが、例え
ば、製紙原料の流れを作るために、図19に示すように形
成された形状の間隙部22を設けても良いし、或は、スク
リーン2の表面に突起24(バー)を設けても良いし(図
3に示すストレート形状の間隙部22を有するスクリーン
2の表面に突起(バー)を設けても良い)、更に、図20
に示すような形状の間隙部22を有するスクリーン2の表
面に突起(バー)24を併用して設けても良い。
は、図3に示すように、ストレート形状であるが、例え
ば、製紙原料の流れを作るために、図19に示すように形
成された形状の間隙部22を設けても良いし、或は、スク
リーン2の表面に突起24(バー)を設けても良いし(図
3に示すストレート形状の間隙部22を有するスクリーン
2の表面に突起(バー)を設けても良い)、更に、図20
に示すような形状の間隙部22を有するスクリーン2の表
面に突起(バー)24を併用して設けても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明の製紙用スクリーン装置は、製紙
原料の入口部と出口部を有し、該製紙原料を貯留する槽
と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するため
に、前記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒形
状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンは、前記
側面部にスリット、丸孔等の間隙部を設け、一方の端部
を閉塞し、該端部に対向する他方の端部を開放したもの
であり、前記槽の内壁に設けられ、前記スクリーンの側
面部に接近して設けられた固定翼と、前記槽の内壁の全
周に亙って設けられ、前記スクリーンの他方の端部に接
近して設けられた仕切壁とを備えているから、従来のよ
うな撹拌部材を回転せず、回転する円筒形状のスクリー
ンと固定翼で代用させたから、回転に要する動力を軽減
させることができ、しかも、回転するスクリーンは円筒
形状であるため、抵抗も少なく従来のように異物が撹拌
部材に絡むことも防止され、更に、従来のように、回転
に伴い長手形状の撹拌部材が変形し該撹拌部材とスクリ
ーンとの間隔が不均一になることが防止される。
原料の入口部と出口部を有し、該製紙原料を貯留する槽
と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するため
に、前記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒形
状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンは、前記
側面部にスリット、丸孔等の間隙部を設け、一方の端部
を閉塞し、該端部に対向する他方の端部を開放したもの
であり、前記槽の内壁に設けられ、前記スクリーンの側
面部に接近して設けられた固定翼と、前記槽の内壁の全
周に亙って設けられ、前記スクリーンの他方の端部に接
近して設けられた仕切壁とを備えているから、従来のよ
うな撹拌部材を回転せず、回転する円筒形状のスクリー
ンと固定翼で代用させたから、回転に要する動力を軽減
させることができ、しかも、回転するスクリーンは円筒
形状であるため、抵抗も少なく従来のように異物が撹拌
部材に絡むことも防止され、更に、従来のように、回転
に伴い長手形状の撹拌部材が変形し該撹拌部材とスクリ
ーンとの間隔が不均一になることが防止される。
【0025】また、本発明の製紙用スクリーン装置は、
製紙原料の入口部と出口部を有し、該製紙原料を貯留す
る槽と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するた
めに、前記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒
形状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンは、一
方の端部は閉塞され、該端部に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部が設けられ
たものであり、前記スクリーンの開放された他方の端部
に外側に向かうように設けられた膨出部と、前記槽の内
壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接近して設け
られた固定翼と、前記スクリーンの他方の端部に接近す
ると共に前記槽の内壁の全周に亙って設けられた仕切壁
と、この仕切壁と前記スクリーンとの間隙を前記製紙原
料が通過するのを妨げるように、前記仕切壁に対向する
前記膨出部の面に設けられた突起とを具備したから、従
来のような撹拌部材を回転せず、回転する円筒形状のス
クリーンと固定翼で代用させたから、回転に要する動力
を軽減させることができ、しかも、回転するスクリーン
は円筒形状であるため、抵抗も少なく従来のように異物
が撹拌部材に絡むことも防止され、更に、従来のよう
に、回転に伴い長手形状の撹拌部材が変形し該撹拌部材
とスクリーンとの間隔が不均一になることが防止され、
また、膨出部の仕切壁に対向する面に設けられた突起に
より、仕切壁とスクリーンとの間隙を製紙原料が通過す
るのを妨げるようにして、効率良く分離をすることがで
きる。
製紙原料の入口部と出口部を有し、該製紙原料を貯留す
る槽と、前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するた
めに、前記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒
形状のスクリーンと、この円筒形状のスクリーンは、一
方の端部は閉塞され、該端部に対向する他方の端部は開
放され、側面部はスリット、丸孔等の間隙部が設けられ
たものであり、前記スクリーンの開放された他方の端部
に外側に向かうように設けられた膨出部と、前記槽の内
壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接近して設け
られた固定翼と、前記スクリーンの他方の端部に接近す
ると共に前記槽の内壁の全周に亙って設けられた仕切壁
と、この仕切壁と前記スクリーンとの間隙を前記製紙原
料が通過するのを妨げるように、前記仕切壁に対向する
前記膨出部の面に設けられた突起とを具備したから、従
来のような撹拌部材を回転せず、回転する円筒形状のス
クリーンと固定翼で代用させたから、回転に要する動力
を軽減させることができ、しかも、回転するスクリーン
は円筒形状であるため、抵抗も少なく従来のように異物
が撹拌部材に絡むことも防止され、更に、従来のよう
に、回転に伴い長手形状の撹拌部材が変形し該撹拌部材
とスクリーンとの間隔が不均一になることが防止され、
また、膨出部の仕切壁に対向する面に設けられた突起に
より、仕切壁とスクリーンとの間隙を製紙原料が通過す
るのを妨げるようにして、効率良く分離をすることがで
きる。
【図1】図1は、本発明の一実施例の製紙用スクリーン
装置の概略的断面図である。
装置の概略的断面図である。
【図2】図2は、図1の一部を拡大して示す概略的断面
図である。
図である。
【図3】図3は、図1のA−A線による概略的断面図で
ある。
ある。
【図4】図4は、図1のB−B線による概略的断面図で
ある。
ある。
【図5】図5は、本発明の他の実施例を示す概略的断面
図である。
図である。
【図6】図6は、本発明の他の実施例を示す概略的断面
図である。
図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例を示す概略的断面
図である。
図である。
【図8】図8は、本発明の他の実施例の製紙用スクリー
ン装置の概略的断面図である。
ン装置の概略的断面図である。
【図9】図9は、図8の図1の一部を拡大して示す概略
的断面図である。
的断面図である。
【図10】図10は、図8のC−C線による概略的断面
図である。
図である。
【図11】図11は、図8のD−D線による概略的断面
図である。
図である。
【図12】図12は、本発明の他の実施例の製紙用スク
リーン装置の概略的断面図である。
リーン装置の概略的断面図である。
【図13】図9は、図12の一部を拡大して示す概略的
断面図である。
断面図である。
【図14】図14は、図12のE−E線による概略的断
面図である。
面図である。
【図15】図15は、図12のF−F線による概略的断
面図である。
面図である。
【図16】図16は、図13記載の他の実施例を示す概
略的断面図である。
略的断面図である。
【図17】図17は、図16記載の他の実施例を示す概
略的断面図である。
略的断面図である。
【図18】図18は、図17記載の他の実施例を示す概
略的断面図である。
略的断面図である。
【図19】図19は、図3記載の他の実施例を示す概略
的一部断面図である。
的一部断面図である。
【図20】図20は、図19記載の他の実施例を示す概
略的一部断面図である。
略的一部断面図である。
1 製紙用スクリーン装置 2 スクリーン 3 槽 4 入口部 6 出口部 30 固定翼 40 仕切壁
Claims (2)
- 【請求項1】製紙原料の入口部と出口部を有し、該製紙
原料を貯留する槽と、 前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するために、前
記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒形状のス
クリーンと、 この円筒形状のスクリーンは、一方の端部は閉塞され、
該端部に対向する他方の端部は開放され、側面部はスリ
ット、丸孔等の間隙部が設けられたものであり、 前記槽の内壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接
近して設けられた固定翼と、 前記スクリーンの他方の端部に接近すると共に前記槽の
内壁の全周に亙って設けられた仕切壁とを備えてなるこ
とを特徴とする製紙用スクリーン装置。 - 【請求項2】製紙原料の入口部と出口部を有し、該製紙
原料を貯留する槽と、 前記製紙原料から、ほこり、異物を除去するために、前
記槽内に設けられ、回転自在に支持された円筒形状のス
クリーンと、 この円筒形状のスクリーンは、一方の端部は閉塞され、
該端部に対向する他方の端部は開放され、側面部はスリ
ット、丸孔等の間隙部が設けられたものであり、 前記スクリーンの開放された他方の端部に外側に向かう
ように設けられた膨出部と、 前記槽の内壁に設けられ、前記スクリーンの側面部に接
近して設けられた固定翼と、 前記スクリーンの他方の端部に接近すると共に前記槽の
内壁の全周に亙って設けられた仕切壁と、 この仕切壁と前記スクリーンとの間隙を前記製紙原料が
通過するのを妨げるように、前記仕切壁に対向する前記
膨出部の面に設けられた突起とを具備したことを特徴と
する製紙用スクリーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07243501A JP3140669B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 製紙用スクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07243501A JP3140669B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 製紙用スクリーン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987988A true JPH0987988A (ja) | 1997-03-31 |
JP3140669B2 JP3140669B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=17104841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07243501A Expired - Fee Related JP3140669B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 製紙用スクリーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140669B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP07243501A patent/JP3140669B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3140669B2 (ja) | 2001-03-05 |
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