JP2003201691A - 製紙用スクリ−ン - Google Patents

製紙用スクリ−ン

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JP2003201691A
JP2003201691A JP2001394517A JP2001394517A JP2003201691A JP 2003201691 A JP2003201691 A JP 2003201691A JP 2001394517 A JP2001394517 A JP 2001394517A JP 2001394517 A JP2001394517 A JP 2001394517A JP 2003201691 A JP2003201691 A JP 2003201691A
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Yoshihiko Aikawa
川 叔 彦 相
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Aikawa Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Aikawa Iron Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、入口側の表面に繊維の層が堆積する
のを防ぐことができる製紙用スクリ−ンを提供すること
を目的としている。 【解決手段】製紙用スクリ−ンSは、環状に配置された
複数の第1の係止部11Kを有する第1の支持部材11と、
この第1の支持部材11に対向して設けられると共に、環
状に配置された複数の第2の係止部12Kを有する第2の
支持部材12と、この第2の支持部材12と第1の支持部材
11との間に設けられると共に、環状に配置された複数の
棒状部材と、この複数の棒状部材hの一端は、複数の第
1の係止部11Kに、複数の棒状部材hの他端は、複数の
第2の係止部12Kに、それぞれ係止し、複数の棒状部材
hの隣接する棒状部材hは隙間40を有して環状に配置さ
れる製紙用スクリ−ンSであって、第2の支持部材12と
第1の支持部材11との間に設けられ、複数の棒状部材h
の長手方向に平行であると共に、複数の棒状部材hの隣
接する棒状部材hのそれぞれに溶接により固着され、環
状に配置された複数の棒状部材hの外周より突出して設
けられた外周突出棒状部材30を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、製紙用スクリ−ンに係り、特
に、入口側の表面に繊維の層が堆積するのを防ぐことが
できる製紙用スクリ−ンに関する。
【0002】
【従来の技術】製紙原料から異物を除去する製紙用スク
リ−ンにあっては、製紙用スクリ−ンの入口側の表面に
繊維の層(原料マット)が堆積する。この堆積を防ぐた
めに、板材にスリット加工を施した製紙用スクリ−ンに
あっては、スリットとスリットの間の板材に突出する部
材を固着させて、スリットの入口側に突出する部分を形
成している。
【0003】このように、スリットとスリットの間の板
材に突出する部材を固着させるものは、板材にスリット
加工を施して形成された製紙用スクリ−ンである。しか
しながら、第1の支持部材と第2の支持部材との間に複
数の棒状部材を環状に配置すると共に、隣接する棒状部
材の間に隙間を有してなる製紙用スクリ−ンにあって
は、上述したスリットとスリットの間の板材に設けられ
た突出する部材に相当するものはなく、製紙用スクリ−
ンの入口側の表面に繊維の層(原料マット)が堆積し、
処理能力が低下するという問題点があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を除去するようにした製紙用スクリ−ンを提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の製紙用スクリ−ンは、環状に配置さ
れた複数の第1の係止部を有する第1の支持部材と、こ
の第1の支持部材に対向して設けられると共に、環状に
配置された複数の第2の係止部を有する第2の支持部材
と、この第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に
設けられると共に、環状に配置された複数の棒状部材
と、この複数の棒状部材の一端は、前記複数の第1の係
止部に、前記複数の棒状部材の他端は、前記複数の第2
の係止部に、それぞれ係止し、前記複数の棒状部材の隣
接する棒状部材は隙間を有して環状に配置される製紙用
スクリ−ンであって、前記第2の支持部材と前記第1の
支持部材との間に設けられ、前記複数の棒状部材の長手
方向に平行であると共に、前記複数の棒状部材の隣接す
る棒状部材のそれぞれに溶接により固着され、前記環状
に配置された複数の棒状部材の外周より突出して設けら
れた外周突出棒状部材を有するものである。
【0005】また、請求項2記載の製紙用スクリ−ン
は、環状に配置された複数の第1の係止部を有する第1
の支持部材と、この第1の支持部材に対向して設けられ
ると共に、環状に配置された複数の第2の係止部を有す
る第2の支持部材と、この第2の支持部材と前記第1の
支持部材との間に設けられると共に、環状に配置された
複数の棒状部材と、この複数の棒状部材の一端は、前記
複数の第1の係止部に、前記複数の棒状部材の他端は、
前記複数の第2の係止部に、それぞれ係止し、前記複数
の棒状部材の隣接する棒状部材は隙間を有して環状に配
置される製紙用スクリ−ンであって、前記複数の棒状部
材の内、少なくとも、一つの棒状部材は、前記一つの棒
状部材を除く他の複数の棒状部材の外周より突出する外
周突出部を有するものである。
【0006】また、請求項3記載の製紙用スクリ−ン
は、環状に配置された複数の第1の係止部を有する第1
の支持部材と、この第1の支持部材に対向して設けられ
ると共に、環状に配置された複数の第2の係止部を有す
る第2の支持部材と、この第2の支持部材と前記第1の
支持部材との間に設けられると共に、環状に配置された
複数の棒状部材と、この複数の棒状部材の一端は、前記
複数の第1の係止部に、前記複数の棒状部材の他端は、
前記複数の第2の係止部に、それぞれ係止し、前記複数
の棒状部材の隣接する棒状部材は隙間を有して環状に配
置される製紙用スクリ−ンであって、前記第2の支持部
材と前記第1の支持部材との間に設けられ、前記複数の
棒状部材の長手方向に平行であると共に、前記複数の棒
状部材の隣接する棒状部材のそれぞれに溶接により固着
され、前記環状に配置された複数の棒状部材の内周より
突出して設けられた内周突出棒状部材を有するものであ
る。
【0007】また、請求項4記載の製紙用スクリ−ン
は、環状に配置された複数の第1の係止部を有する第1
の支持部材と、この第1の支持部材に対向して設けられ
ると共に、環状に配置された複数の第2の係止部を有す
る第2の支持部材と、この第2の支持部材と前記第1の
支持部材との間に設けられると共に、環状に配置された
複数の棒状部材と、この複数の棒状部材の一端は、前記
複数の第1の係止部に、前記複数の棒状部材の他端は、
前記複数の第2の係止部に、それぞれ係止し、前記複数
の棒状部材の隣接する棒状部材は隙間を有して環状に配
置される製紙用スクリ−ンであって、前記複数の棒状部
材の内、少なくとも、一つの棒状部材は、前記一つの棒
状部材を除く他の複数の棒状部材の内周より突出する内
周突出部を有するものである。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例の製紙用スクリ−ンを図面
を参照して説明する。 (実施例1)図1乃至図6において、Aは製紙用スクリ
−ン装置で、製紙用スクリ−ン装置Aは、例えば、図1
に示すように、製紙原料が製紙用スクリ−ンSの外側か
ら内側に向かって流れて精選するセントリピ−タル式ス
クリ−ン装置と称されるもので、概略的に、ケ−シング
1内を製紙用スクリ−ンSによって1次室2と2次室3
に区画されている。
【0009】ケ−シング1内には、ケ−シング1内にパ
ルプ、古紙等の製紙原料を受け入れる製紙原料入口4、
製紙原料を攪拌し製紙用スクリ−ンSの目洗いの作用を
する攪拌部材(アジテ−タ、フォイル)5、製紙用スク
リ−ンSを通過できない異物をケ−シング1の外へ排出
する異物出口6がそれぞれ設けられている。異物出口6
は、例えば、図示しないバルブにより開閉するようにな
っている。攪拌部材5は、製紙用スクリ−ンSの外側に
位置し、図示しないモ−タからの回転をベルト7を介し
て回転軸8に伝達され、製紙用スクリ−ンSの外側を回
転するようになっている。なお、10は、精選された製紙
原料をケ−シング1の外へ排出する製紙原料出口で、製
紙原料出口10は2次室3に臨んでいる。
【0010】製紙用スクリ−ンSは、例えば、図1及び
図2に示すように、略円筒形状で、ケ−シング1内に設
けられたベアリング等を内在した支持部材9に支持さ
れ、一方側に環状に配置された複数の第1の係止部11K
(例えば、凹所)を有する第1の支持部材11(例えば、
環状の支持部材)が、他方側に環状に配置された複数の
第2の係止部12K(例えば、凹所)を有する第2の支持
部材12(例えば、リング状の支持部材)がそれぞれ位置
し、第1の支持部材11と第2の支持部材12とは対向して
設けられている。
【0011】hは棒状部材で、棒状部材hは第2の支持
部材12と第1の支持部材11との間に設けられると共に、
環状に配置されている。そして、複数の棒状部材hの一
端は、図3に示すように、環状に配置された複数の第1
の係止部11Kに、複数の棒状部材hの他端は、図4に示
すように、環状に配置された複数の第2の係止部12K
に、それぞれ係止し、複数の棒状部材hの隣接する棒状
部材hは隙間40(図6参照)を有して環状に配置して製
紙用スクリ−ンSが形成されている。なお、第1の係止
部11Kと第2の係止部12Kとは対向して設けられてい
る。また、製紙用スクリ−ンSの第1の支持部材11と第
2の支持部材12との間隔は、複数の間隔保持部材13によ
り保持されるようになっているが、間隔保持部材13を用
いず、例えば、複数の棒状部材hの一端を第1の支持部
材11に、複数の棒状部材hの他端を第2の支持部材12
に、それぞれ溶接等により固着するようにしても良い。
【0012】14、15は中間支持部材で、16、17、18はス
パン保持部材(例えば、二つの部材間の距離を保つため
に用いる円筒形のカラ−)で、スパン保持部材16は第1
の支持部材11と中間支持部材14との間を、スパン保持部
材17は中間支持部材15と中間支持部材15に対向する中間
支持部材(図示せず)との間を、スパン保持部材18は第
2の支持部材12と中間支持部材15との間を、それぞれ保
持するようになっている。また、上述した間隔保持部材
13は、間隔保持部材13の一方の端部に設けた雌螺子に第
1の支持部材11の開口部を介して設けられた雄螺子19
を、間隔保持部材13の他方の端部に設けた雌螺子に第2
の支持部材12の開口部を介して設けられた雄螺子20を、
それぞれ螺合することにより、第1の支持部材11と第2
の支持部材12との間隔が保持されるようになっている。
【0013】30は外周突出棒状部材で、外周突出棒状部
材30は、図3乃至図6に示すように、第2の支持部材12
と第1の支持部材11との間に設けられ、複数の棒状部材
hの長手方向に平行であると共に、複数の棒状部材hの
隣接する棒状部材hのそれぞれに溶接(溶接部分を図6
にXで図示している。)して固着し、隣接する棒状部材
の隙間を塞ぐと共に、環状に配置された複数の棒状部材
hの外周より突出して設けられようになっている(図6
参照)。なお、より望ましくは、図6に示すように、複
数の棒状部材hの長手方向と直交する(横切る)方向の
断面において、複数の棒状部材hは円Cを描くように配
置され、この円Cより外方に突出して外周突出棒状部材
30が設けられようになっている。
【0014】従って、この実施例の製紙用スクリ−ンS
によれば、棒状部材hの外側から内側に向かって製紙原
料が流れるタイプのものにあっては、環状に配置された
複数の棒状部材hの外周より外方に突出して設けられた
外周突出棒状部材30により、外周面の一部に突出する部
分が形成されるため、製紙用スクリ−ンSの入口である
外周面が滑らかでなく、凸部分が形成され、製紙用スク
リ−ンSの外側に位置する攪拌部材5による剥離が容易
となると共に、該凸部分と攪拌部材5との間に大きな乱
流が発生し、製紙用スクリ−ンSの入口である外周面に
繊維の層(原料マット)が形成されにくく、しかも、外
周突出棒状部材30は複数の棒状部材hの隣接する棒状部
材hのそれぞれに溶接により固着し、隣接する棒状部材
hの隙間40を塞ぐため、該部分40への製紙原料の流れが
なく、その分繊維の層(原料マット)が形成されにく
く、更に、外周突出棒状部材30を介して一体化されるた
め、隣接する棒状部材hの剛性をも向上させることがで
きる。
【0015】(実施例2)なお、上述の実施例1におい
ては、外周突出棒状部材30は複数の棒状部材hの隣接す
る棒状部材hのそれぞれに溶接により固着したが、作業
性の点で改善の余地があり、この点を改良した実施例に
ついて説明する(図7乃至図9参照)。即ち、複数の棒
状部材hの内、少なくとも、一つの棒状部材hは、一つ
の棒状部材hを除く他の複数の棒状部材hの外周より突
出する外周突出部h1 を有し、外周突出部h1 を有する
棒状部材hの一端は、他の複数の棒状部材hと同様に、
第1の支持部材11に設けられた環状に配置された複数の
第1の係止部11K(例えば、凹所)に、複数の棒状部材
hの他端は、他の複数の棒状部材hと同様に、第2の支
持部材12に設けられた環状に配置された複数の第2の係
止部12K(例えば、凹所)に、それぞれ係止するように
なっている。なお、より望ましくは、図9に示すよう
に、複数の棒状部材hの長手方向と直交する(横切る)
方向の断面において、外周突出部h1 を有しない複数の
棒状部材hは円Cを描くように配置され、この円Cより
外方に突出する外周突出部h 1 を有する棒状部材hを少
なくとも一つ有するように設けられようになっている。
その他の点は、上述の実施例1と同様であるので、同一
部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0016】従って、この実施例の製紙用スクリ−ンS
によれば、棒状部材hの外側から内側に向かって製紙原
料が流れるタイプのものにあっては、複数の棒状部材h
の内、少なくとも、一つの棒状部材hは、一つの棒状部
材hを除く他の複数の棒状部材hの外周より外方に突出
する外周突出部h1 を有するため、製紙用スクリ−ンS
の入口である外周面が滑らかでなく、凸部分が形成さ
れ、製紙用スクリ−ンSの外側に位置する攪拌部材5に
よる剥離が容易となると共に、該凸部分と攪拌部材5と
の間に大きな乱流が発生し、製紙用スクリ−ンSの入口
である外周面に繊維の層(原料マット)が形成されにく
い。特に、この実施例の製紙用スクリ−ンSにおいて
は、外周突出部h1 を有する棒状部材hの第1の支持部
材11及び第2の支持部材12への係止は、他の棒状部材h
と同様であるため、外周突出部h1 を有する棒状部材h
の取り付けが容易となり、組立時において、外周突出部
1 を有する棒状部材hを任意の位置で、しかも、任意
の数自在に設置できる利点を有する。
【0017】また、上述の実施例1及び実施例2におい
ては、製紙原料が製紙用スクリ−ンSの外側から内側に
向かって流れて精選するセントリピ−タル式スクリ−ン
装置に適用した例について説明したが、本発明の製紙用
スクリ−ンSは、これに限らず、製紙原料が製紙用スク
リ−ンSの内側から外側に向かって流れて精選するセン
トリフユ−ガル式スクリ−ン装置にも適用できるもので
あり、その際、製紙用スクリ−ンSの入口は内周面とな
り、製紙原料を攪拌し製紙用スクリ−ンSの目洗いの作
用をする攪拌部材(アジテ−タ、フォイル)は、製紙用
スクリ−ンSの内側に位置することとなる。 (実施例3)即ち、図11及び図12に示すように、内周突
出棒状部材30’は、第2の支持部材12と第1の支持部材
11との間に設けられ、複数の棒状部材hの長手方向に平
行であると共に、複数の棒状部材hの隣接する棒状部材
hのそれぞれに溶接により固着され、環状に配置された
複数の棒状部材hの内周より突出して設けられている。
なお、より望ましくは、図12に示すように、複数の棒状
部材hの長手方向と直交する(横切る)方向の断面にお
いて、複数の棒状部材hは円C’を描くように配置さ
れ、この円C’より内方に突出して内周突出棒状部材3
0’が設けられようになっている。その他の点は、上述
の実施例1と同様であるので、同一部分に同一符号を付
して、その説明を省略する。
【0018】従って、この実施例の製紙用スクリ−ンS
によれば、棒状部材hの内側から外側に向かって製紙原
料が流れるタイプのものにあっては、環状に配置された
複数の棒状部材hの内周より内方に突出して設けられた
内周突出棒状部材30’により、内周面の一部に突出する
部分が形成されるため、製紙用スクリ−ンSの入口であ
る内周面が滑らかでなく、凸部分が形成され、製紙用ス
クリ−ン内の内側に位置する攪拌部材(図示せず)によ
る剥離が容易となると共に、該凸部分と攪拌部材(図示
せず)との間に大きな乱流が発生し、製紙用スクリ−ン
Sの入口である内周面に繊維の層(原料マット)が形成
されにくく、しかも、内周突出棒状部材30’は複数の棒
状部材hの隣接する棒状部材hのそれぞれに溶接により
固着し、隣接する棒状部材hの隙間40を塞ぐため、該部
分40への製紙原料の流れがなく、その分繊維の層(原料
マット)が形成されにくく、更に、内周突出棒状部材3
0’を介して一体化される隣接する棒状部材hの剛性を
も向上させることができる。
【0019】なお、上述の実施例3においては、内周突
出棒状部材30’は複数の棒状部材hの隣接する棒状部材
hのそれぞれに溶接により固着したが、作業性の点で改
善の余地があり、この点を改良した実施例について説明
する(図13参照)。 (実施例4)即ち、図13に示すように、複数の棒状部材
hの内、少なくとも、一つの棒状部材hは、一つの棒状
部材hを除く他の複数の棒状部材hの内周より突出する
内周突出部h1 ’を有し、内周突出部h1 ’を有する棒
状部材hの一端は、他の複数の棒状部材hと同様に、第
1の支持部材11に設けられた環状に配置された複数の第
1の係止部11K(例えば、凹所)に、複数の棒状部材h
の他端は、他の複数の棒状部材hと同様に、第2の支持
部材12(例えば、凹所)に設けられた環状に配置された
複数の第2の係止部12Kに、それぞれ係止するようにな
っている。なお、より望ましくは、図13に示すように、
複数の棒状部材hの長手方向と直交する(横切る)方向
の断面において、内周突出部h1 ’を有しない複数の棒
状部材hは円C’を描くように配置され、この円C’よ
り内方に突出する内周突出部h1 ’を有する棒状部材h
を少なくとも一つ有するように設けられようになってい
る。その他の点は、上述の実施例1と同様であるので、
同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0020】従って、この実施例の製紙用スクリ−ンS
によれば、複数の棒状部材hの内、少なくとも、一つの
棒状部材hは、一つの棒状部材hを除く他の複数の棒状
部材hの内周より内方に突出する内周突出部h1 ’によ
り、内周面の一部に突出する部分が形成されるため、製
紙用スクリ−ンSの入口である内周面が滑らかでなく、
凸部分が形成され、製紙用スクリ−ンSの内側に位置す
る攪拌部材(図示せず)による剥離が容易となると共
に、該凸部分と攪拌部材(図示せず)との間に大きな乱
流が発生し、製紙用スクリ−ンSの入口である内周面に
繊維の層(原料マット)が形成されにくい。特に、この
実施例の製紙用スクリ−ンSにおいては、内周突出部h
1 ’を有する棒状部材hの第1の支持部材11及び第2の
支持部材12への係止は、他の棒状部材hと同様であるた
め、内周突出部h1 ’を有する棒状部材hの取り付けが
容易となり、組立時において、内周突出部h1 ’を有す
る棒状部材hを任意の位置で、しかも、任意の数自在に
設置できる利点を有する。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の製紙用スクリ−ンによれ
ば、棒状部材の外側から内側に向かって製紙原料が流れ
るタイプのものにあっては、環状に配置された複数の棒
状部材の外周より突出して設けられた外周突出棒状部材
により、外周面の一部に突出する部分が形成されるた
め、製紙用スクリ−ンの入口である外周面に繊維の層
(原料マット)が形成されにくく、しかも、外周突出棒
状部材は複数の棒状部材の隣接する棒状部材のそれぞれ
に溶接により固着し、隣接する棒状部材の隙間を塞ぐた
め、該部分への製紙原料の流れがなく、その分繊維の層
(原料マット)が形成されにくく、更に、外周突出棒状
部材を介して隣接する棒状部材が一体化されるため、隣
接する棒状部材の剛性をも向上させることができる。
【0022】また、請求項2記載の製紙用スクリ−ンに
よれば、棒状部材の外側から内側に向かって製紙原料が
流れるタイプのものにあっては、複数の棒状部材の内、
少なくとも、一つの棒状部材は、一つの棒状部材hを除
く他の複数の棒状部材の外周より突出する外周突出部に
より、外周面の一部に突出する部分が形成されるため、
製紙用スクリ−ンSの入口である外周面に繊維の層(原
料マット)が形成されにくく、しかも、外周突出部を有
する棒状部材の第1の支持部材及び第2の支持部材への
係止は、他の棒状部材と同様であるため、外周突出部を
有する棒状部材の取り付けが容易となる。
【0023】また、請求項3記載の製紙用スクリ−ンに
よれば、棒状部材の内側から外側に向かって製紙原料が
流れるタイプのものにあっては、環状に配置された複数
の棒状部材の内周より突出して設けられた内周突出棒状
部材により、内周面の一部に突出する部分が形成される
ため、製紙用スクリ−ンの入口である内周面に繊維の層
(原料マット)が形成されにくく、しかも、内周突出棒
状部材は複数の棒状部材の隣接する棒状部材のそれぞれ
に溶接により固着し、隣接する棒状部材の隙間を塞ぐた
め、該部分への製紙原料の流れがなく、その分繊維の層
(原料マット)が形成されにくく、更に、内周突出棒状
部材を介して一体化される隣接する棒状部材の剛性をも
向上させることができる。
【0024】また、請求項4記載の製紙用スクリ−ンに
よれば、棒状部材の内側から外側に向かって製紙原料が
流れるタイプのものにあっては、複数の棒状部材の内、
少なくとも、一つの棒状部材は、一つの棒状部材を除く
他の複数の棒状部材hの内周より突出する内周突出部に
より、内周面の一部に突出する部分が形成されるため、
製紙用スクリ−ンの入口である内周面に繊維の層(原料
マット)が形成されにくく、しかも、内周突出部を有す
る棒状部材の第1の支持部材及び第2の支持部材への係
止は、他の棒状部材と同様であるため、内周突出部を有
する棒状部材の取り付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の製紙用スクリ−ン
を内蔵した製紙用スクリ−ン装置の概略的断面図であ
る。
【図2】図2は、図1の製紙用スクリ−ンの概略的断面
図である。
【図3】図3は、図1の第1の支持部材と棒状部材との
係合関係を示すための概略的分解斜視図である。
【図4】図4は、図1の第2の支持部材と棒状部材との
係合関係を示すための概略的分解斜視図である。
【図5】図5は、図2の5−5線による概略的断面図で
ある。
【図6】図6は、図5の一部を拡大して示す概略的一部
拡大断面図である。
【図7】図7は、本発明の他の実施例(実施例2)の製
紙用スクリ−ンの第1の支持部材と棒状部材との係合関
係を示すための概略的分解斜視図である。
【図8】図8は、本発明の他の実施例(実施例2)の第
2の支持部材と棒状部材との係合関係を示すための概略
的分解斜視図である。
【図9】図9は、本発明の他の実施例(実施例2)の概
略的断面図である。
【図10】図10は、図9の一部を拡大して示す概略的
一部拡大断面図である。
【図11】図11は、本発明の他の実施例(実施例3)
の製紙用スクリ−ンの概略的断面図である。
【図12】図12は、図11の12−12線による概略
的断面図である。
【図13】図13は、本発明の他の実施例(実施例4)
の概略的断面図である。
【符号の説明】
S ・・・・・製紙用スクリ−ン 11 ・・・・・第1の支持部材 11K・・・・・第1の係止部 12 ・・・・・第2の支持部材 12K・・・・・第2の係止部 h ・・・・・棒状部材 30 ・・・・・外周突出棒状部材 40 ・・・・・隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状に配置された複数の第1の係止部を有
    する第1の支持部材と、 この第1の支持部材に対向して設けられると共に、環状
    に配置された複数の第2の係止部を有する第2の支持部
    材と、 この第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に設け
    られると共に、環状に配置された複数の棒状部材と、 この複数の棒状部材の一端は、前記複数の第1の係止部
    に、前記複数の棒状部材の他端は、前記複数の第2の係
    止部に、それぞれ係止し、前記複数の棒状部材の隣接す
    る棒状部材は隙間を有して環状に配置される製紙用スク
    リ−ンであって、 前記第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に設け
    られ、前記複数の棒状部材の長手方向に平行であると共
    に、前記複数の棒状部材の隣接する棒状部材のそれぞれ
    に溶接により固着され、前記環状に配置された複数の棒
    状部材の外周より突出して設けられた外周突出棒状部材
    を有することを特徴とする製紙用スクリ−ン。
  2. 【請求項2】環状に配置された複数の第1の係止部を有
    する第1の支持部材と、 この第1の支持部材に対向して設けられると共に、環状
    に配置された複数の第2の係止部を有する第2の支持部
    材と、 この第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に設け
    られると共に、環状に配置された複数の棒状部材と、 この複数の棒状部材の一端は、前記複数の第1の係止部
    に、前記複数の棒状部材の他端は、前記複数の第2の係
    止部に、それぞれ係止し、前記複数の棒状部材の隣接す
    る棒状部材は隙間を有して環状に配置される製紙用スク
    リ−ンであって、 前記複数の棒状部材の内、少なくとも、一つの棒状部材
    は、前記一つの棒状部材を除く他の複数の棒状部材の外
    周より突出する外周突出部を有することを特徴とする製
    紙用スクリ−ン。
  3. 【請求項3】環状に配置された複数の第1の係止部を有
    する第1の支持部材と、 この第1の支持部材に対向して設けられると共に、環状
    に配置された複数の第2の係止部を有する第2の支持部
    材と、 この第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に設け
    られると共に、環状に配置された複数の棒状部材と、 この複数の棒状部材の一端は、前記複数の第1の係止部
    に、前記複数の棒状部材の他端は、前記複数の第2の係
    止部に、それぞれ係止し、前記複数の棒状部材の隣接す
    る棒状部材は隙間を有して環状に配置される製紙用スク
    リ−ンであって、 前記第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に設け
    られ、前記複数の棒状部材の長手方向に平行であると共
    に、前記複数の棒状部材の隣接する棒状部材のそれぞれ
    に溶接により固着され、前記環状に配置された複数の棒
    状部材の内周より突出して設けられた内周突出棒状部材
    を有することを特徴とする製紙用スクリ−ン。
  4. 【請求項4】環状に配置された複数の第1の係止部を有
    する第1の支持部材と、 この第1の支持部材に対向して設けられると共に、環状
    に配置された複数の第2の係止部を有する第2の支持部
    材と、 この第2の支持部材と前記第1の支持部材との間に設け
    られると共に、環状に配置された複数の棒状部材と、 この複数の棒状部材の一端は、前記複数の第1の係止部
    に、前記複数の棒状部材の他端は、前記複数の第2の係
    止部に、それぞれ係止し、前記複数の棒状部材の隣接す
    る棒状部材は隙間を有して環状に配置される製紙用スク
    リ−ンであって、 前記複数の棒状部材の内、少なくとも、一つの棒状部材
    は、前記一つの棒状部材を除く他の複数の棒状部材の内
    周より突出する内周突出部を有することを特徴とする製
    紙用スクリ−ン。
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