JPH0986624A - 重量物搬送装置 - Google Patents

重量物搬送装置

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JPH0986624A
JPH0986624A JP24783495A JP24783495A JPH0986624A JP H0986624 A JPH0986624 A JP H0986624A JP 24783495 A JP24783495 A JP 24783495A JP 24783495 A JP24783495 A JP 24783495A JP H0986624 A JPH0986624 A JP H0986624A
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center plate
plate
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雅之 ▲よし▼川
Masayuki Yoshikawa
Kazuya Enomoto
一也 榎本
Tetsuya Murano
哲也 村野
Hiroshi Nishimura
寛 西村
Tomoaki Shin
智章 申
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲線走行時等におけるチェーン偏りを防止し
てチェーンのピンやプレート等の損耗を防止するととも
に搬送時のエネルギーロスをなくし、また、直進走行時
に安定性が得られる重量物搬送装置をを提供する。 【解決手段】 チェーン6の無負荷位相を案内して、セ
ンタープレート5の負荷側の面を移動するローラ9の位
置を矯正するパイロット部材10を備えており、チェー
ン6が無負荷位相を移動する途中で、パイロット部材1
0によって案内され、ローラ9の位置が矯正される。セ
ンタープレート5に対して適正な位置を移動するように
矯正されたチェーン6の無負荷位相部分のローラ9は、
センタープレート5の端縁5Aを回って負荷側へ循環移
動して負荷を支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラが無端状に
連結されて循環されるチェーンによって構成される重量
物搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の重量物搬送装置は、例えば実公昭
63−45404号公報に記載されているものが知られ
ており、これは図10に示すように、被搬送物が載置さ
れるトッププレートaから対向して垂設された一対のサ
イドプレートbの間に跨って配置されたセンタープレー
トcの外周にローラdをピンe、リンクプレートfで環
状に連結した無端チェーンを囲繞保持させて、多数個の
ローラdの転動により、重量のある被搬送物を僅かな搬
送力で容易に搬送できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成の重量物搬送装置では、曲線に沿った搬送に
用いると、センタープレート下方のチェーンの負荷位相
のローラの偏りにより、ピンがサイドプレートに摺接し
てスラスト荷重が作用し、搬送時のエネルギーロスや、
ピン、サイドプレート等の損耗を生じる問題点があっ
た。
【0004】また、前記エネルギーロスは多くの場合、
短期間に増大しながら変動するため、搬送に必要な動力
をあらかじめ決定することができず、重量物を移動させ
るための駆動部の容量にゆとりをみておく必要から駆動
部が大型化し、施設コストの増大を招く問題があったば
かりか、重量物搬送装置自体が消耗品となり、設備を運
用するコストが増大する問題があった。
【0005】一方、実開平7−9816号公報に記載さ
れている重量物搬送装置のように、センタープレートの
下面中央にガイドプレートを設け、前記ガイドプレート
の下方を走行するローラの中央に形成されているガイド
溝に前記ガイドプレートを侵入させて、ローラの偏りを
防止しているものがあるが、この装置では、ローラに加
わるスラスト荷重を前記ガイドプレートによって受けて
いるため、ローラのガイド溝やガイドプレートが摩耗し
たり破損を生じる問題があった。
【0006】そこで、本発明は前述したような従来技術
の問題点を解決し、曲線走行時等におけるチェーン偏り
を防止してチェーンのピンやプレート等の損耗を防止す
るとともに搬送時のエネルギーロスをなくし、また、直
進走行時に安定性が得られる重量物搬送装置を提供する
ことを目的する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の重量物搬送装置は、対向して設けられた一対のサイド
プレートと、前記一対のサイドプレート間に支持された
センタープレートと、前記センタープレートの負荷側の
面と無負荷側の面とを循環するようにローラが無端状に
連結されたチェーンとを備えた重量物搬送装置におい
て、前記チェーンの無負荷位相を案内して、前記チェー
ンのセンタープレートの負荷側の面を移動するローラ位
置を矯正する少なくとも一つのパイロット部材を備えた
ものである。前記パイロット部材の一つは、センタープ
レートの無負荷側の面を移動するチェーン部分のローラ
の両端面を案内する一対のローラガイドで構成すること
ができる。
【0008】また、前記パイロット部材の一つは、前記
一対のサイドプレートの対向面の前端側と後端側とにそ
れぞれ設けられてチェーンのピンの両端面を案内するパ
イロットプレートで構成することもできる。
【0009】さらに、パイロット部材の一つは、センタ
ープレートの無負荷側の面とローラ周面との間に前記ロ
ーラの側方から侵入させてセンタープレートに対するチ
ェーンの巻き付き余裕をローラの左右両側で異ならせる
ようにした巻き付き余裕調節プレートで構成することも
できる。
【0010】また、前記パイロット部材の一つは、セン
タープレートの端縁を傾斜させてチェーンの巻き付き余
裕をローラの左右両側で異ならせるようにしたセンター
プレートで兼用することもできる。
【0011】
【作用】重量物の荷重を支えて移動するチェーンの負荷
位相のローラは、前記重量物の移動に伴って、センター
プレートの一方の端縁からローラにラジアル荷重が作用
しない無負荷位相へ移動する。そして、チェーンが無負
荷位相を移動する途中でパイロット部材によって案内さ
れ、ローラ位置が矯正される。センタープレートに対し
て適正な位置を移動するように矯正されたチェーンの無
負荷位相のローラは、センタープレートの他方の端縁を
回って負荷位相へ循環移動し、再び重量物搬送装置を支
持する。
【0012】パイロット部材としてローラガイドを用い
ている場合、センタープレートの負荷側の面から無負荷
側の面に移動したローラは、ローラガイドによってセン
タープレートに対する左右方向の偏りが矯正された後、
再び、センタープレートの負荷側の面に循環移動して、
再び重量物の荷重を支える。
【0013】また、パイロット部材として、パイロット
プレートを用いている場合には、チェーンの無負荷位相
で、チェーンのピンの両端面がパイロットプレートによ
って案内されて、チェーンのセンタープレートに対する
左右方向の偏りが矯正される。
【0014】また、巻き付き余裕調節プレートをパイロ
ットプレートとして用いている場合には、重量物搬送装
置が曲がる側の巻き付き余裕調節プレートをセンタープ
レートとローラとの間に押し込んで、ローラの片側をセ
ンタープレートから離間させると、センタープレート周
囲のチェーンの巻き付き余裕がローラの左右両側で差が
生じ、巻き付き余裕調節プレートを押し込んだ側へ重量
物搬送装置の移動方向を容易に曲げられる。
【0015】さらに、パイロット部材がセンタープレー
トで兼用されている場合、センタープレート周囲のチェ
ーンの巻き付き余裕がセンタープレート端縁の傾斜によ
って、ローラの左右両側で差が生じ、チェーンの巻き付
き余裕が少ない側に重量物搬送装置の移動方向を容易に
曲げることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の重量物搬送装置の第1
の実施例を示す側面図、図2は正面図、図3は平面図で
あって、これらの図において、重量物搬送装置1は、被
搬送物を支持するトッププレート2を備えており、前記
トッププレート2上面には、前記被搬送物の下面を傷つ
けず、また、滑らないように支持するためのゴムパッド
3が取り付けられている。
【0017】トッププレート2の下面には、トッププレ
ート2の長手方向に平行に、左右一対のサイドプレート
4,4が対向して設けられている。これらのサイドプレ
ート4,4には、それぞれの長手方向に長く形成されて
いる貫通孔4Aが形成されており、前記それぞれの貫通
孔4Aには、センタープレート5の両側端部が嵌合され
て前記一対のサイドプレート4,4間に支持されてい
る。前記センタープレート5の上下の面に亘って、重量
物搬送装置1を移動させるための無端状に連結されたチ
ェーン6が巻き掛けられている。
【0018】前記チェーン6には、ピン7によって連結
されている左右のプレート8,8間に前記ピン7を軸と
してローラ9が回動自在に支持されており、前記センタ
ープレート5の負荷側の面である下面に沿って循環する
部分のチェーン6のローラ9によって、被搬送物を載せ
て移動する重量物搬送装置1全体の重量が支持されてい
る。
【0019】一方、前記一対のサイドプレート4の内側
の面とトッププレート2の下面とが交わる隅部には、パ
イロット部材としての一対のローラガイド10,10が
取り付けられている。前記一対のローラガイド10,1
0は、センタープレート5の無負荷側の面である上面と
トッププレート2の下面との間を循環する部分のチェー
ン6のローラ9の両端面とチェーン6のプレート8の側
縁に接して、各ローラ9の左右方向の偏りを矯正すると
同時に、センタープレート5上面からローラ9が浮き上
がらないように押さえている。
【0020】被搬送物を搬送する際は、前述したように
構成されている重量物搬送装置1を必要な台数用意し、
例えば、被搬送物下面の四隅等にそれぞれ配置する。そ
して、前記被搬送物を移動させようとする方向に押す
と、センタープレート5下面の部分のチェーン6のロー
ラ9がコロの役目をして、センタープレート5下面を転
動しながらチェーン6がセンタープレート5の上下面を
循環して重量物搬送装置1が移動する。
【0021】重量物搬送装置1の移動に伴って、センタ
ープレート5の下面側から上面側へ移動するチェーン6
は、ローラガイド10の前後両端に形成されている先端
側が外側に傾斜している案内面10Aによって案内さ
れ、センタープレート5の中央に沿って移動するように
センタリングされた後、一対のローラガイド10,10
の対向面でローラ9の両側の端面が左右方向への移動を
規制された状態で前方へと移動し、センタープレート5
の前側の端縁5Aからその下面側へ送られる。前記の構
成によれば、重量物搬送装置1を直線経路に沿って移動
させる場合、センタープレート5の下面を移動するロー
ラ9の位置が左右に蛇行しても、センタープレート5の
後側の端縁5Bを回ってセンタープレート5の上面側へ
移動すると、ローラガイド10によって前記蛇行が矯正
されるため、重量物搬送装置1は、安定した直線移動を
行うことができる。
【0022】また、重量物搬送装置1を曲線経路に沿っ
て移動させる場合には、センタープレート5下面のチェ
ーン6の負荷位相のローラ9に一時的な左右方向の偏り
を生じるが、前記ローラ9がセンタープレート5の後側
の端縁5Bを回ってセンタープレート5の上面側へ移動
すると、前述したように、一対のローラガイド10,1
0によって、前記偏りが矯正されるため、センタープレ
ート5の下面で生じたローラ9の偏りが増長されて、左
右のサイドプレート4の内側の面とチェーン6のピン7
の端面とが摩擦して損耗することが防止される。
【0023】なお、ローラガイド10は、図2に示すよ
うに、センタープレート5に対して締結部材11によっ
て着脱自在に取り付けて、損耗した場合等に交換できる
ような構造としておくことが望ましい。また、ローラガ
イド10はサイドプレート4に取り付けるようにしても
よい。
【0024】次に、図4乃至図6は、本発明の重量物搬
送装置の第2の実施例を示すものであって、図4は、そ
の側面図、図5は正面図、図6は、図4のA−A線位置
の断面を上方から見た図である。
【0025】これらの図において、図1乃至図3中の番
号と同一番号で示している部分は前述した第1の実施例
と同一の構成を有する部分である。本実施例では、前述
した第1の実施例に示した重量物搬送装置の構成に加え
てさらに、サイドプレート4の対向する内側の面の前端
側の部分と後端側の部分とにチェーン6のピン7の両端
面の位置を規制するパイロット部材としてのパイロット
プレート12をそれぞれ設けている。
【0026】前記パイロットプレート12は、センター
プレート5下面のローラ9がセンタープレート5の後側
の端縁5Aまたは5Bを回ってセンタープレート5の上
面側へ移動する際に、前記ローラ9が支持されているチ
ェーン6のピン7の両端面の位置を規制して、ローラ9
がセンタープレート5の中央位置を移動するように位置
を矯正する役割を有する。パイロットプレート12は、
サイドプレート4に対して着脱可能に取り付け、摩耗が
生じた場合に容易に交換できるようにしておくことが望
ましい。
【0027】また、本実施例においては、センタープレ
ート5の前側の端縁5Aと後側の端縁5Bとがそれぞれ
中央が張り出した円弧状に形成されており、これらの部
分を通過する際にローラ9が容易に左右に傾くことがで
きるようになっている。これは、重量物搬送装置1が曲
線経路を移動する際に、ローラ9が曲線経路に容易に追
従できるようにするためであり、センタープレート5の
これらの端縁5A,5Bも、パイロット部材としての機
能を有している。
【0028】すなわち、重量物搬送装置1が曲線経路を
移動する場合に、センタープレート5の前後の端縁5
A,5Bを通過する位置のローラ9が傾斜することによ
って、センタープレート5の下面の負荷側を移動するチ
ェーン6の負荷位相のローラ9が前記曲線経路に沿うよ
うに弓なりに湾曲することが容易にでき、重量物搬送装
置1の曲線経路に沿った移動が円滑に行なうことができ
る。
【0029】さらに、本実施例においては、両側のサイ
ドプレート4の前後方向の中央位置において、貫通孔4
Aの上縁部の一部が切り欠かれて巻き付き余裕調節プレ
ート挿通溝4Bが形成されている。そして前記巻き付き
余裕調節プレート挿通溝4Bには、左右のサイドプレー
ト4の両外側からそれぞれ内側に向けて出没自在なパイ
ロット部材としての巻き付き余裕調節プレート13が嵌
挿されている。
【0030】前記一対の巻き付き余裕調節プレート13
は、重量物搬送装置1を直線経路に沿って移動させる場
合には、図5に示すように、一対のローラガイド10の
対向幅と対応する位置に固定しておく。前記位置では、
各巻き付き余裕調節プレート13の先端面は、ローラ9
の両端面の位置をローラガイド10と同様に、ローラ9
がセンタープレート5の中央位置を移動するように案内
している。そのため、巻き付き余裕調整プレート13先
端の幅方向両側角部には、図6に示すようにローラ9を
円滑に案内するために面取りが施されている。なお、巻
き付き余裕調節プレート13は、その上面がチェーン6
のプレート8の下端縁と接触しない厚さとしている。
【0031】また、重量物搬送装置1を曲線経路に沿っ
て移動させる場合には、重量物搬送装置1が曲がる側の
巻き付き余裕調節プレート13を図7のようにセンター
プレート5とローラ9との間に押し込んで、ローラ9の
片側を上方へ持ち上げると、センタープレート5周囲の
チェーン6の巻き付き余裕が、ローラ9の左右で差が生
じて、巻き付き余裕調節プレート13を押し込んだ側へ
重量物搬送装置1の向きを曲げることが容易となる。
【0032】図8は、巻き付き余裕調節プレート13の
取付構造の一例を示す図であって、巻き付き余裕調節プ
レート13は、サイドプレート4の内側へ出没する先端
側がローラ9の下面を押し上げて、ローラ9とセンター
プレート5との間に入り込むことができるように、先端
に楔面13Aが形成されている。また、巻き付き余裕調
節プレート13の後部には、上方へ直角に屈曲された立
ち上がり部13Bが形成されている。
【0033】前記立ち上がり部13Bには、案内ボルト
貫通孔13Cが設けられ、そこには樹脂製のブシュ14
が止め輪15によって固定されている。前記ブシュ14
は、サイドプレート4に固定されている案内ボルト16
に摺動自在に嵌挿されており、前記ブシュ14に設けら
れている固定ねじ17によって、巻き付き余裕調節プレ
ート13の位置が固定できるように構成されている。
【0034】パイロット部材として用いられている、ロ
ーラガイド10、パイロットプレート12、及び、巻き
付き余裕調節プレート13は、何れか一つだけ重量物搬
送装置1に設けてもよく、本実施例のように組み合わせ
て用いてもよい。
【0035】さらに、ローラガイド10は、センタープ
レート5の上面を移動するチェーン6の前後の部分での
みローラ9を案内するように、前後2つに分割して設け
てもよく、また、トッププレート2下面やセンタープレ
ート5上面のローラ9との当接する面に、ローラ9を案
内する溝を形成したり、無負荷側でのサイドプレート
4,4の対向する面にローラの端面を案内する溝を形成
して、これらの部材によってパイロット部材を兼用させ
てもよい。
【0036】また、センタープレート5の前側の端縁5
Aと後側の端縁5Bの少なくとも一方を傾斜させて、セ
ンタープレート5の左右方向のチェーン6の巻き付き余
裕を異ならせ、左右何れかの向きへの曲線移動が容易に
できるように、センタープレート5をパイロット部材と
して兼用した構成とすることもできる。
【0037】次に、図9は、本発明の重量物搬送装置の
第3の実施例を示すものである。前述した各実施例で
は、図1に示すように、一対のサイドプレート4の上部
に重量物が搭載されるトッププレート2が設けられ、重
量物搬送装置1自体が、搬送する重量物と共に移動する
ように構成されているのに対し、本実施例のものは、前
述した図1に示す重量物搬送装置1を上下反対にした形
態となっている。
【0038】すなわち、図1のトッププレート2の代わ
りに、図9に示すように、取付孔19Aに貫通されてい
る締結部材18によって床面に固定された取り付けプレ
ート19を備えており、重量物搬送装置1は床面に固定
されている。その他の部分については、図1に示すもの
と同一構成となっており、図9中では図1と同一番号で
示している。
【0039】本実施例の場合には、被搬送物である重量
物Wは、センタープレート5の負荷側の面となる上面を
移動するチェーン6のローラ9によって支持され、重量
物Wの移動に伴って、チェーン6がセンタープレート5
の上下面を循環するように構成されている。
【0040】この実施例では、チェーン6の無負荷位相
は、センタープレート5の下面に沿って移動する部分と
端縁5A,5Bを周回する部分にあり、取付プレート1
9の上面に固定された一対のローラガイド10をパイロ
ット部材として、図1の実施例のものと同様に、チェー
ン6の無負荷位相のローラ9の両端面が案内されてい
る。
【0041】前述した各実施例において、本発明の重量
物搬送装置は、チェーンの負荷位相のローラを、床面や
被搬送物の底面に当接させて使用しているが、本発明の
重量物搬送装置は、さらに、横倒しの状態としてローラ
の軸線が垂直になるように重量物の側部に固定し、前記
重量物を搬送する際に、前記ローラを搬送路の側方に設
置されたガイドレールや壁面等に当接させて、搬送方向
を案内するような使い方をすることもできる。また、前
記と同様に横倒しの姿勢の重量物搬送装置を重量物の移
動経路の側方に定置し、重量物を移動させる際に、前記
ローラによって重量物の側面を案内するような態様で用
いることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の重量物
搬送装置によれば、荷重の作用しないチェーンの無負荷
位相をパイロット部材で案内するようにしているため、
重量物搬送装置が曲線経路或いは直線経路を移動する際
に、チェーンの負荷位相のローラの位置を容易に矯正す
ることができるとともに、チェーンのピンやプレート、
及び、パイロット部材の損耗を防止することができる。
【0043】また、被搬送物を搬送中に生じるエネルギ
ーロスを低減することができるとともに、エネルギーロ
スの変動を少なくすることができるので、搬送に必要な
動力を予め決定することができる。
【0044】そして、前記パイロット部材としてセンタ
ープレートの無負荷側の面を移動するチェーン部分のロ
ーラの両端面を案内する一対のローラガイドを用いてい
る場合には、センタープレートの負荷側の面から無負荷
側の面に移動したローラは、前記一対のローラガイドに
よって、センタープレートに対する左右方向の偏りが矯
正された後、再び負荷側に循環移動するため、チェーン
の負荷位相のローラの偏りが矯正される。
【0045】また、前記パイロット部材が、一対のサイ
ドプレートの対向面の前端側と後端側とにそれぞれ設け
られてチェーンのピンの両端面を案内するパイロットプ
レートで構成されている場合には、重量物搬送装置が直
線経路に沿って移動する際に、チェーンの負荷位相のロ
ーラの偏りがローラガイドを用いた場合と同様に矯正す
ることができるとともに、曲線経路に沿って移動する場
合に、チェーンの負荷位相となる部分が湾曲してサイド
プレート前後の内側にチェーンのピンが接触して両者が
摩耗したり破損することが防止される。
【0046】さらに、前記パイロット部材に巻き付き余
裕調節プレートを用いている場合には、ローラの左右両
側でのチェーンのセンタープレートへの巻き付き余裕に
差をつけることによって、ローラを曲線経路に沿って円
滑に追従させることができ、重量物搬送装置の方向変換
が容易となる。また、前記パイロット部材が、センター
プレートの端縁を傾斜させてチェーンの巻き付き余裕を
ローラの左右両側で異ならせるようにしたセンタープレ
ートで兼用している場合には、独立したパイロット部材
を組み込むことなく、曲線経路に沿う重量物搬送装置の
移動が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の重量物搬送装置の第1の実施例を
示す側面図。
【図2】 本発明の重量物搬送装置の第1の実施例を
示す正面図。
【図3】 本発明の重量物搬送装置の第1の実施例を
示す平面図。
【図4】 本発明の重量物搬送装置の第2の実施例を
示す側面図。
【図5】 本発明の重量物搬送装置の第2の実施例を
示す正面図。
【図6】 図4のA−A線における断面図。
【図7】 巻き付き余裕調節プレートをセンタープレ
ート上面とローラ下面との間に差し込んだ状態を示す
図。
【図8】 本発明の重量物搬送装置に用いる巻き付き
余裕調整プレートの取付構造の一例を示す図。
【図9】 本発明の重量物搬送装置の第3の実施例を
示す側面図。
【図10】 従来の重量物搬送装置の一例を示す図。
【符号の説明】
1 重量物搬送装置 4 サイドプレート 5 センタープレート 5A,5B 端縁 6 チェーン 7 ピン 8 プレート 9 ローラ 10 ローラガイド 12 パイロットプレート 13 巻き付き余裕調節プレート
フロントページの続き (72)発明者 西村 寛 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 申 智章 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して設けられた一対のサイドプレー
    トと、 前記一対のサイドプレート間に支持されたセンタープレ
    ートと、 前記センタープレートの負荷側の面と無負荷側の面とを
    循環するようにローラが無端状に連結されたチェーンと
    を備えた重量物搬送装置において、 前記チェーンの無負荷位相を案内して、前記チェーンの
    センタープレートの負荷側の面を移動するローラ位置を
    矯正する少なくとも一つのパイロット部材を備えたこと
    を特徴とする重量物搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記パイロット部材の一つが、センター
    プレートの無負荷側の面を移動するチェーン部分のロー
    ラの両端面を案内する一対のローラガイドで構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の重量物搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記パイロット部材の一つが、前記一対
    のサイドプレートの対向面の前端側と後端側とにそれぞ
    れ設けられてチェーンのピンの両端面を案内するパイロ
    ットプレートで構成されていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の重量物搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記パイロット部材の一つが、センター
    プレートの無負荷側の面とローラ周面との間に前記ロー
    ラの側方から侵入させてセンタープレートに対するチェ
    ーンの巻き付き余裕をローラの左右両側で異ならせるよ
    うにした巻き付き余裕調節プレートで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の重量物搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記パイロット部材の一つが、センター
    プレートの端縁を傾斜させてチェーンの巻き付き余裕を
    ローラの左右両側で異ならせるようにしたセンタープレ
    ートで兼用されていることを特徴とする請求項1,2,
    3、又は4記載の重量物搬送装置。
JP24783495A 1995-09-26 1995-09-26 重量物搬送装置 Expired - Lifetime JP2918823B2 (ja)

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JP2009078893A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Asai:Kk 重量物搭載走行装置
WO2009093818A3 (en) * 2008-01-25 2009-10-22 Filobe Co., Ltd. Roller for movement

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