JPH098627A - 2端子対複数共通端子マトリクススイッチ - Google Patents
2端子対複数共通端子マトリクススイッチInfo
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- JPH098627A JPH098627A JP7152872A JP15287295A JPH098627A JP H098627 A JPH098627 A JP H098627A JP 7152872 A JP7152872 A JP 7152872A JP 15287295 A JP15287295 A JP 15287295A JP H098627 A JPH098627 A JP H098627A
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- transistor
- common
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部品が少なく回路が簡素で通過損失の小
さな2端子対複数共通端子マトリクススイッチを提供す
る。 【構成】 すべてのトランジスタを電界効果トランジス
タ(FET)とすると第1および第2の制御端子Vco
nt1,Vcont2に共にH電位を加えて第1の短絡
用のトランジスタQS1は非導通、第2の短絡用のトラ
ンジスタQS2を導通、第1および第4の接続用トラン
ジスタQC1,QC4は非導通、第2および第3の接続
用トランジスタQC2,QC3を導通とさせて第1の端
子RF1と第2の共通端子RFCOM2との間を接続さ
せるように構成する。
さな2端子対複数共通端子マトリクススイッチを提供す
る。 【構成】 すべてのトランジスタを電界効果トランジス
タ(FET)とすると第1および第2の制御端子Vco
nt1,Vcont2に共にH電位を加えて第1の短絡
用のトランジスタQS1は非導通、第2の短絡用のトラ
ンジスタQS2を導通、第1および第4の接続用トラン
ジスタQC1,QC4は非導通、第2および第3の接続
用トランジスタQC2,QC3を導通とさせて第1の端
子RF1と第2の共通端子RFCOM2との間を接続さ
せるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として高周波回路にお
いて2つの端子と2つ以上の共通端子間の信号の流れを
切り換える2端子対複数共通端子マトリクススイッチに
関する。
いて2つの端子と2つ以上の共通端子間の信号の流れを
切り換える2端子対複数共通端子マトリクススイッチに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波回路において電界効果トラ
ンジスタ等のスイッチング素子を用いて信号の流れを切
り換えることが行われている。以下従来例のの2端子と
2共通端子間において1つの信号の流れを形成する2端
子対2共通端子マトリクススイッチについて、そのブロ
ック図である図6を用いて説明する。
ンジスタ等のスイッチング素子を用いて信号の流れを切
り換えることが行われている。以下従来例のの2端子と
2共通端子間において1つの信号の流れを形成する2端
子対2共通端子マトリクススイッチについて、そのブロ
ック図である図6を用いて説明する。
【0003】第1の端子RF1から2個の電界効果トラ
ンジスタ(以下FETと略称)Q11,Q13のドレイ
ンに接続され、第2の端子RF2から2個のFETのQ
12,Q14のドレインに接続されている。2個のFE
TのQ13とQ14のソースは結合されFETのQ2
3,Q24のソースに接続されている。
ンジスタ(以下FETと略称)Q11,Q13のドレイ
ンに接続され、第2の端子RF2から2個のFETのQ
12,Q14のドレインに接続されている。2個のFE
TのQ13とQ14のソースは結合されFETのQ2
3,Q24のソースに接続されている。
【0004】FETのQ23のドレインとQ21のドレ
インは第1の共通端子RFCOM1に接続され、FET
のQ24のドレインとQ22のドレインは第2の共通端
子RFCOM2に接続されている。トランジスタQ1
1,12,21,22のそれぞれのソースは接地されて
いる。第1の制御端子Vcont1は抵抗器R32,R
33を介してFETのQ12およびQ13のゲートにそ
れぞれ接続され、また第1の制御端子Vcont1から
インバータInv1を通った後、抵抗器R31,R34
を介してFETQ11,Q14のゲートにそれぞれ接続
されている。
インは第1の共通端子RFCOM1に接続され、FET
のQ24のドレインとQ22のドレインは第2の共通端
子RFCOM2に接続されている。トランジスタQ1
1,12,21,22のそれぞれのソースは接地されて
いる。第1の制御端子Vcont1は抵抗器R32,R
33を介してFETのQ12およびQ13のゲートにそ
れぞれ接続され、また第1の制御端子Vcont1から
インバータInv1を通った後、抵抗器R31,R34
を介してFETQ11,Q14のゲートにそれぞれ接続
されている。
【0005】第2の制御端子Vcont2は抵抗器R3
6,R37を介してFETのQ22およびQ23のゲー
トにそれぞれ接続され、また第2の制御端子Vcont
2からインバータInv2を通った後、抵抗器R35,
R38を介してFETのQ21,Q24のゲートにそれ
ぞれ接続されている。
6,R37を介してFETのQ22およびQ23のゲー
トにそれぞれ接続され、また第2の制御端子Vcont
2からインバータInv2を通った後、抵抗器R35,
R38を介してFETのQ21,Q24のゲートにそれ
ぞれ接続されている。
【0006】以上のように構成され、つぎに図6の等価
回路である図7と、制御電圧の印加と回路動作の関係を
示す(表1)を用いてその動作を説明する。
回路である図7と、制御電圧の印加と回路動作の関係を
示す(表1)を用いてその動作を説明する。
【0007】
【表1】
【0008】第1および第2の制御端子Vcont1,
Vcont2から制御電圧として(表1)のようにハイ
レベル(H)、またはローレベル(L)の電位を与え
る。まずVcont1、Vcont2がともにH電位の
場合は、FETは一般にゲートがH電位のときにONと
なるので、図7のように第1の端子RF1からの入力信
号はトランジスタQ13、Q23がONとなっており、
またインバータInv1,Inv2によりトランジスタ
Q11,Q14,Q21,Q24はOFFとなっている
ので第1の共通端子RFCOM1へと導通し、第2の端
子RF2からの信号はトランジスタQ12がON、トラ
ンジスタQ14がOFFとなっているので接地されて他
の共通端子へ出力できない。Vcont1、Vcont
2がともにL電位の場合には、図7とまったく逆の関係
となり、第2の端子RF2からの信号はトランジスタQ
14、Q24がON、トランジスタQ12,Q13,Q
22,Q23がOFFとなっているので第2の共通端子
RFCOM2へと導通し、第1の端子RF1からの入力
信号はトランジスタQ11がON、トランジスタQ13
がOFFとなっているので接地されて他の共通端子へ出
力できない。
Vcont2から制御電圧として(表1)のようにハイ
レベル(H)、またはローレベル(L)の電位を与え
る。まずVcont1、Vcont2がともにH電位の
場合は、FETは一般にゲートがH電位のときにONと
なるので、図7のように第1の端子RF1からの入力信
号はトランジスタQ13、Q23がONとなっており、
またインバータInv1,Inv2によりトランジスタ
Q11,Q14,Q21,Q24はOFFとなっている
ので第1の共通端子RFCOM1へと導通し、第2の端
子RF2からの信号はトランジスタQ12がON、トラ
ンジスタQ14がOFFとなっているので接地されて他
の共通端子へ出力できない。Vcont1、Vcont
2がともにL電位の場合には、図7とまったく逆の関係
となり、第2の端子RF2からの信号はトランジスタQ
14、Q24がON、トランジスタQ12,Q13,Q
22,Q23がOFFとなっているので第2の共通端子
RFCOM2へと導通し、第1の端子RF1からの入力
信号はトランジスタQ11がON、トランジスタQ13
がOFFとなっているので接地されて他の共通端子へ出
力できない。
【0009】同様にVcont1、Vcont2がそれ
ぞれL,HおよびH,Lの組み合わせのときは(表1)
に示すように導通し、結果的に図8の等価回路のように
2つの端子のいずれかと2つの共通端子のいずれかとの
間を1組だけずつ独立に接続を行う2端子対2共通端子
マトリクススイッチとして動作する。信号の流れは上記
で説明したのと逆の流れも可能である。
ぞれL,HおよびH,Lの組み合わせのときは(表1)
に示すように導通し、結果的に図8の等価回路のように
2つの端子のいずれかと2つの共通端子のいずれかとの
間を1組だけずつ独立に接続を行う2端子対2共通端子
マトリクススイッチとして動作する。信号の流れは上記
で説明したのと逆の流れも可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の2端子対2共通端子マトリクススイッチ
を構成するためには、図6のように8個のトランジスタ
を必要とし、それに応じて抵抗器の数も多くなり、回路
構成が複雑となっていた。また共通端子を増やそうとす
ればトランジスタの数も多くなり、制御も複雑となるも
のであった。また、さらに、入力端子から出力端子の共
通端子への経路に直列にFETが2個入るために信号の
通過損失も大きなものとなっていた。
ような従来例の2端子対2共通端子マトリクススイッチ
を構成するためには、図6のように8個のトランジスタ
を必要とし、それに応じて抵抗器の数も多くなり、回路
構成が複雑となっていた。また共通端子を増やそうとす
ればトランジスタの数も多くなり、制御も複雑となるも
のであった。また、さらに、入力端子から出力端子の共
通端子への経路に直列にFETが2個入るために信号の
通過損失も大きなものとなっていた。
【0011】本発明は少ない素子数で同等の作用がで
き、通過損失を低減させ、付加回路の追加で複数共通端
子への切り換えも行うことのできる2端子対複数共通端
子マトリクススイッチを提供することを目的とする。
き、通過損失を低減させ、付加回路の追加で複数共通端
子への切り換えも行うことのできる2端子対複数共通端
子マトリクススイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の2端子対複数共通端子マトリクススイッチ
は、第1および第2の端子と、第1ないし第nの共通端
子と、前記第1の端子と接地との間に接続された第1の
短絡用トランジスタと、前記第2の端子と接地との間に
接続された第2の短絡用トランジスタと、前記第1の端
子と前記第1ないし第nの共通端子との間に接続された
第1ないし第nの接続用トランジスタと、前記第2の端
子と前記第1ないし第nの共通端子との間に接続された
第n+1ないし第2nの接続用トランジスタと、出力を
前記第1および第2の短絡用トランジスタと前記第1な
いし第2nの接続用トランジスタのゲートに接続し、前
記第1の端子と第k(1≦k≦n)の共通端子との間を
導通させるときは、前記第1の短絡用トランジスタを非
導通、前記第2の短絡用トランジスタを導通とするとと
もに少なくとも第kの接続用トランジスタを導通させ、
前記第2の端子と前記第kの共通端子との間を導通させ
るときは、前記第1の短絡用トランジスタを導通、前記
第2の短絡用トランジスタを非導通とするとともに少な
くとも第n+kの接続用トランジスタを導通させるよう
に制御する制御手段とを備えた構成となっている。
に本発明の2端子対複数共通端子マトリクススイッチ
は、第1および第2の端子と、第1ないし第nの共通端
子と、前記第1の端子と接地との間に接続された第1の
短絡用トランジスタと、前記第2の端子と接地との間に
接続された第2の短絡用トランジスタと、前記第1の端
子と前記第1ないし第nの共通端子との間に接続された
第1ないし第nの接続用トランジスタと、前記第2の端
子と前記第1ないし第nの共通端子との間に接続された
第n+1ないし第2nの接続用トランジスタと、出力を
前記第1および第2の短絡用トランジスタと前記第1な
いし第2nの接続用トランジスタのゲートに接続し、前
記第1の端子と第k(1≦k≦n)の共通端子との間を
導通させるときは、前記第1の短絡用トランジスタを非
導通、前記第2の短絡用トランジスタを導通とするとと
もに少なくとも第kの接続用トランジスタを導通させ、
前記第2の端子と前記第kの共通端子との間を導通させ
るときは、前記第1の短絡用トランジスタを導通、前記
第2の短絡用トランジスタを非導通とするとともに少な
くとも第n+kの接続用トランジスタを導通させるよう
に制御する制御手段とを備えた構成となっている。
【0013】
【作用】本発明の2端子対複数共通端子マトリクススイ
ッチは、上記の構成において、制御手段は前記第1の端
子と第k(1≦k≦n)の共通端子との間を導通させる
ときは、前記第1の短絡用トランジスタを非導通、前記
第2の短絡用トランジスタを導通とするとともに少なく
とも前記第kの接続用トランジスタを導通させ、制御手
段は前記第2の端子と前記第kの共通端子との間を導通
させるときは、前記第1の短絡用トランジスタを導通、
前記第2の短絡用トランジスタを非導通とするとともに
少なくとも前記第n+kの接続用トランジスタを導通さ
せるように作用する。
ッチは、上記の構成において、制御手段は前記第1の端
子と第k(1≦k≦n)の共通端子との間を導通させる
ときは、前記第1の短絡用トランジスタを非導通、前記
第2の短絡用トランジスタを導通とするとともに少なく
とも前記第kの接続用トランジスタを導通させ、制御手
段は前記第2の端子と前記第kの共通端子との間を導通
させるときは、前記第1の短絡用トランジスタを導通、
前記第2の短絡用トランジスタを非導通とするとともに
少なくとも前記第n+kの接続用トランジスタを導通さ
せるように作用する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の2端子対
複数共通端子マトリクススイッチの実施例を説明する。
複数共通端子マトリクススイッチの実施例を説明する。
【0015】(第1の実施例)図1は本発明の2端子対
複数共通端子マトリクススイッチの基本的な実施形態で
ある第1の実施例の2端子対2共通端子マトリクススイ
ッチのブロック図を示す。図においてトランジスタはす
べて電界効果トランジスタ(以下FETと略称)である
ものとする。第1の端子RF1から第1の短絡用のトラ
ンジスタのQS1、第1の接続用のトランジスタQC1
および第2の接続用のトランジスタQC2のドレインに
接続され、第2の端子RF2から第2の短絡用のトラン
ジスタQS2,第3の接続用のトランジスタQC3およ
び第4の接続用のトランジスタQC4のドレインに接続
されている。トランジスタQC1とQC3のソースは第
1の共通端子RFCOM1に接続され、トランジスタQ
C2とQC4のソースは第2の共通端子RFCOM2に
接続されている。トランジスタQS1,QS2のソース
はそれぞれ接地されている。
複数共通端子マトリクススイッチの基本的な実施形態で
ある第1の実施例の2端子対2共通端子マトリクススイ
ッチのブロック図を示す。図においてトランジスタはす
べて電界効果トランジスタ(以下FETと略称)である
ものとする。第1の端子RF1から第1の短絡用のトラ
ンジスタのQS1、第1の接続用のトランジスタQC1
および第2の接続用のトランジスタQC2のドレインに
接続され、第2の端子RF2から第2の短絡用のトラン
ジスタQS2,第3の接続用のトランジスタQC3およ
び第4の接続用のトランジスタQC4のドレインに接続
されている。トランジスタQC1とQC3のソースは第
1の共通端子RFCOM1に接続され、トランジスタQ
C2とQC4のソースは第2の共通端子RFCOM2に
接続されている。トランジスタQS1,QS2のソース
はそれぞれ接地されている。
【0016】第1の制御端子Vcont1は抵抗器R2
を介してトランジスタQS2のゲートに接続され、また
インバータInv1、抵抗器R1を介してトランジスタ
QS1のゲートに接続されている。第2の制御端子Vc
ont2は抵抗器R4,R5を介してそれぞれトランジ
スタQC2およびQC3のそれぞれのゲートに接続さ
れ、またインバータInv2を通った後に、抵抗器R
3、R6を介してそれぞれトランジスタQC3,QC4
のゲートに接続されている。
を介してトランジスタQS2のゲートに接続され、また
インバータInv1、抵抗器R1を介してトランジスタ
QS1のゲートに接続されている。第2の制御端子Vc
ont2は抵抗器R4,R5を介してそれぞれトランジ
スタQC2およびQC3のそれぞれのゲートに接続さ
れ、またインバータInv2を通った後に、抵抗器R
3、R6を介してそれぞれトランジスタQC3,QC4
のゲートに接続されている。
【0017】上記の接続を異なった表現を用いると、第
1および第2の入力端子RF1,RF2のそれぞれと接
地との間に第1および第2の短絡用のトランジスタQS
1,QS2を配置し、第1の端子RF1と第1の共通端
子RFCOM1との間、第1の端子RF1と第2の共通
端子RFCOM2との間、第2の端子RF2と第1の共
通端子RFCOM1との間および第2の端子RF2と第
2の共通端子RFCOM2との間にそれぞれ対応してブ
リッジ状に第1ないし第4の接続用のトランジスタQC
1ないしQC4を接続する。
1および第2の入力端子RF1,RF2のそれぞれと接
地との間に第1および第2の短絡用のトランジスタQS
1,QS2を配置し、第1の端子RF1と第1の共通端
子RFCOM1との間、第1の端子RF1と第2の共通
端子RFCOM2との間、第2の端子RF2と第1の共
通端子RFCOM1との間および第2の端子RF2と第
2の共通端子RFCOM2との間にそれぞれ対応してブ
リッジ状に第1ないし第4の接続用のトランジスタQC
1ないしQC4を接続する。
【0018】そして第1の制御端子Vcont1から第
1および第2の短絡用のトランジスタのQS1,QS2
ゲートの一方、この例の場合トランジスタQS2には直
接に、他方のトランジスタQS1にはインバータInv
1を介して接続し、第2の制御端子RF2から第1ない
し第4の接続用のトランジスタのブリッジの対極にある
組の一方たとえばQC2とQC3のゲートに対しては直
接に、ブリッジの他の対極にある組、この場合QC1と
QC4のゲートに対してはインバータInv2を通して
接続されている。
1および第2の短絡用のトランジスタのQS1,QS2
ゲートの一方、この例の場合トランジスタQS2には直
接に、他方のトランジスタQS1にはインバータInv
1を介して接続し、第2の制御端子RF2から第1ない
し第4の接続用のトランジスタのブリッジの対極にある
組の一方たとえばQC2とQC3のゲートに対しては直
接に、ブリッジの他の対極にある組、この場合QC1と
QC4のゲートに対してはインバータInv2を通して
接続されている。
【0019】以上のように構成され、つぎに図1の等価
回路である図2と、制御電圧の印加と回路動作の関係を
示す(表2)を用いてその動作を説明する。
回路である図2と、制御電圧の印加と回路動作の関係を
示す(表2)を用いてその動作を説明する。
【0020】
【表2】
【0021】第1および第2の制御端子Vcont1,
Vcont2から制御電圧としてハイレベル(H)また
はローレベル(L)の電位を与える。
Vcont2から制御電圧としてハイレベル(H)また
はローレベル(L)の電位を与える。
【0022】いまたとえば第1の制御端子Vcont
1、第2の制御端子Vcont2に、ともにH電位を与
えたとすると、前述のようにFETはゲートがH電位の
ときにONとなるので、第1の制御端子Vcont1へ
のH電位によってトランジスタQS2はON、インバー
タInv1によりトランジスタQS1はOFFとなり、
第2の制御端子Vcont2へのL電位によってトラン
ジスタQC2、QC3はON、インバータInv2を通
って極性が反転するためにトランジスタQC1,QC4
はOFFとなり、図2の等価回路の状態となって、第1
の端子RF1から入力した信号は第2の共通端子RFC
OM2のみに接続され、ここから出力する。第2の端子
RF2から入力した信号はトランジスタQS2がONと
なっているので接地され、他の共通端子に出力すること
ができない。
1、第2の制御端子Vcont2に、ともにH電位を与
えたとすると、前述のようにFETはゲートがH電位の
ときにONとなるので、第1の制御端子Vcont1へ
のH電位によってトランジスタQS2はON、インバー
タInv1によりトランジスタQS1はOFFとなり、
第2の制御端子Vcont2へのL電位によってトラン
ジスタQC2、QC3はON、インバータInv2を通
って極性が反転するためにトランジスタQC1,QC4
はOFFとなり、図2の等価回路の状態となって、第1
の端子RF1から入力した信号は第2の共通端子RFC
OM2のみに接続され、ここから出力する。第2の端子
RF2から入力した信号はトランジスタQS2がONと
なっているので接地され、他の共通端子に出力すること
ができない。
【0023】つぎに第1の制御端子Vcont1、第2
の制御端子Vcont2に、ともにL電位を与えると、
FETはゲートがL電位のときにOFFとなるので、す
べてのFETは図2の状態と反対となり、第2の端子R
F2から入力した信号は第2の共通端子RFCOM2の
みに接続され、ここから出力する。第1の端子RF1か
ら入力した信号はトランジスタQS1がONとなってい
るので接地され、他の共通端子に出力することができな
い。
の制御端子Vcont2に、ともにL電位を与えると、
FETはゲートがL電位のときにOFFとなるので、す
べてのFETは図2の状態と反対となり、第2の端子R
F2から入力した信号は第2の共通端子RFCOM2の
みに接続され、ここから出力する。第1の端子RF1か
ら入力した信号はトランジスタQS1がONとなってい
るので接地され、他の共通端子に出力することができな
い。
【0024】第1および第2の制御端子Vcont1,
Vcont2に与える電位をそれぞれL,HまたはH,
Lとすると、(表2)に示すように導通する。この結
果、従来例で用いた図8の等価回路のように2つの端子
のいずれかと2つの共通端子のいずれかとの間を1組だ
けずつ独立に接続を行う2端子対2共通端子マトリクス
スイッチとして動作する。信号の流れは上記で説明した
のと逆の流れも可能である。
Vcont2に与える電位をそれぞれL,HまたはH,
Lとすると、(表2)に示すように導通する。この結
果、従来例で用いた図8の等価回路のように2つの端子
のいずれかと2つの共通端子のいずれかとの間を1組だ
けずつ独立に接続を行う2端子対2共通端子マトリクス
スイッチとして動作する。信号の流れは上記で説明した
のと逆の流れも可能である。
【0025】ここでは一般的にFETとして説明した
が、FETとしてガリウム砒素電界効果トランジスタ
(GaAsFET)を使用する場合はH電位として接地
電位、L電位としてチャネルをピンチオフさせる十分な
負の電位を与え、金属酸化物電界効果トランジスタ(M
OSFET)を使用する場合にはL電位として接地電
位、H電位としてチャネルが十分形成される正の電位を
与えることで、上記の効果を得ることが可能となる。
が、FETとしてガリウム砒素電界効果トランジスタ
(GaAsFET)を使用する場合はH電位として接地
電位、L電位としてチャネルをピンチオフさせる十分な
負の電位を与え、金属酸化物電界効果トランジスタ(M
OSFET)を使用する場合にはL電位として接地電
位、H電位としてチャネルが十分形成される正の電位を
与えることで、上記の効果を得ることが可能となる。
【0026】このように本実施例では図1のように構成
したことによって、従来例の図9の場合に比べてトラン
ジスタ2個、抵抗器2個を減少させることができ、回路
構成を簡素にすることができる。
したことによって、従来例の図9の場合に比べてトラン
ジスタ2個、抵抗器2個を減少させることができ、回路
構成を簡素にすることができる。
【0027】(第2の実施例)つぎに本発明の第2の実
施例として2端子対3共通端子マトリクススイッチにつ
いて、そのブロック図である図3、制御端子の制御電位
による回路各部の動作を示す(表3)を参照しながら説
明する。
施例として2端子対3共通端子マトリクススイッチにつ
いて、そのブロック図である図3、制御端子の制御電位
による回路各部の動作を示す(表3)を参照しながら説
明する。
【0028】
【表3】
【0029】図3(a)はトランジスタマトリクス部
分、図3(b)は制御回路部分である。図においてトラ
ンジスタは第1の実施例同様すべて電界効果トランジス
タ(FET)であるものとする。図3(a)において第
1の端子RF1から第1の短絡用のトランジスタのQS
11、第1の接続用のトランジスタQC11、第2の接
続用のトランジスタQC12および第3の接続用のトラ
ンジスタQC13のドレインに接続され、第2の端子R
F2から第2の短絡用のトランジスタQS12,第4の
接続用のトランジスタQC14、第5の接続用のトラン
ジスタQC15および第6の接続用のトランジスタQC
16のドレインに接続されている。トランジスタQC1
1とQC14のソースは第1の共通端子RFCOM1に
接続され、トランジスタQC12とQC15のソースは
第2の共通端子RFCOM2に接続され、トランジスタ
QC13とQC16のソースは第3の共通端子RFCO
M3に接続されている。トランジスタQS11,QS1
2のソースはそれぞれ接地されている。トランジスタQ
S11,QS12のゲートはそれぞれ抵抗器R11,R
12を介して端子GS11,GS12に接続され、トラ
ンジスタQC11ないしQC16のゲートはそれぞれ抵
抗器R13ないしR18を介して端子GC11ないしG
C16に接続されている。
分、図3(b)は制御回路部分である。図においてトラ
ンジスタは第1の実施例同様すべて電界効果トランジス
タ(FET)であるものとする。図3(a)において第
1の端子RF1から第1の短絡用のトランジスタのQS
11、第1の接続用のトランジスタQC11、第2の接
続用のトランジスタQC12および第3の接続用のトラ
ンジスタQC13のドレインに接続され、第2の端子R
F2から第2の短絡用のトランジスタQS12,第4の
接続用のトランジスタQC14、第5の接続用のトラン
ジスタQC15および第6の接続用のトランジスタQC
16のドレインに接続されている。トランジスタQC1
1とQC14のソースは第1の共通端子RFCOM1に
接続され、トランジスタQC12とQC15のソースは
第2の共通端子RFCOM2に接続され、トランジスタ
QC13とQC16のソースは第3の共通端子RFCO
M3に接続されている。トランジスタQS11,QS1
2のソースはそれぞれ接地されている。トランジスタQ
S11,QS12のゲートはそれぞれ抵抗器R11,R
12を介して端子GS11,GS12に接続され、トラ
ンジスタQC11ないしQC16のゲートはそれぞれ抵
抗器R13ないしR18を介して端子GC11ないしG
C16に接続されている。
【0030】図3(b)において、それぞれ反転入力を
含む3つの入力を持つ3つのアンド回路AND1,AN
D2およびAND3に対して第1の制御端子Vcont
11はアンド回路AND1の反転入力、AND2,AN
D3の入力に接続するとともに端子GC11に接続され
同時にインバータInv12を介して端子GC14に接
続されている。第2の制御端子Vcont12はアンド
回路AND2の反転入力、AND1,AND3の入力に
図のように接続するとともに端子GC12に接続され同
時にインバータInv13を介して端子GC15に接続
されている。第2の制御端子Vcont13はアンド回
路AND3の反転入力、AND1,AND2の入力に図
のように接続するとともに端子GC13に接続され同時
にインバータInv14を介して端子GC16に接続さ
れている。アンド回路AND1ないしAND3の出力は
オア回路OR1に入力され、オア回路OR1の出力は端
子GS11に接続されるとともにインバータInv11
を介して端子GS12に接続されている。
含む3つの入力を持つ3つのアンド回路AND1,AN
D2およびAND3に対して第1の制御端子Vcont
11はアンド回路AND1の反転入力、AND2,AN
D3の入力に接続するとともに端子GC11に接続され
同時にインバータInv12を介して端子GC14に接
続されている。第2の制御端子Vcont12はアンド
回路AND2の反転入力、AND1,AND3の入力に
図のように接続するとともに端子GC12に接続され同
時にインバータInv13を介して端子GC15に接続
されている。第2の制御端子Vcont13はアンド回
路AND3の反転入力、AND1,AND2の入力に図
のように接続するとともに端子GC13に接続され同時
にインバータInv14を介して端子GC16に接続さ
れている。アンド回路AND1ないしAND3の出力は
オア回路OR1に入力され、オア回路OR1の出力は端
子GS11に接続されるとともにインバータInv11
を介して端子GS12に接続されている。
【0031】以上のように構成され、つぎにその動作を
説明すると、(表3)のように制御端子Vcont11
ないしVcont13にそれぞれL,H,およびH電位
を与えるとアンド回路AND1のみにH電位の出力が得
られ、アンド回路AND2,3にはL電位の出力が得ら
れるので、端子GS11はH,GS12はL電位とな
り、トランジスタQS11は導通して第1の端子RF1
からの入力は接地され、トランジスタQS12は非導通
となり第2の端子RF2からの入力は受け入れられる。
端子GC14はH電位となりトランジスタQC14はオ
ンとなり第2の端子RF2と第1の共通端子RFCOM
1は接続される。端子GC15,GC16がL電位のた
めにトランジスタQC15,QC16はオフとなり、他
の共通端子への接続はない。端子GC12,GC13は
H電位となりトランジスタQC12,QC13はオンと
なるが上述のように第1の端子RF1が接地されている
ので、第2、第3の共通端子への信号出力はない。
説明すると、(表3)のように制御端子Vcont11
ないしVcont13にそれぞれL,H,およびH電位
を与えるとアンド回路AND1のみにH電位の出力が得
られ、アンド回路AND2,3にはL電位の出力が得ら
れるので、端子GS11はH,GS12はL電位とな
り、トランジスタQS11は導通して第1の端子RF1
からの入力は接地され、トランジスタQS12は非導通
となり第2の端子RF2からの入力は受け入れられる。
端子GC14はH電位となりトランジスタQC14はオ
ンとなり第2の端子RF2と第1の共通端子RFCOM
1は接続される。端子GC15,GC16がL電位のた
めにトランジスタQC15,QC16はオフとなり、他
の共通端子への接続はない。端子GC12,GC13は
H電位となりトランジスタQC12,QC13はオンと
なるが上述のように第1の端子RF1が接地されている
ので、第2、第3の共通端子への信号出力はない。
【0032】このように第1、第2および第3の制御端
子Vcont1ないしVcont3に与える電位のうち
1つだけをLに、他をHとするか、または1つだけをH
に、他をLとすることによって、(表3)に示すように
各部の電位が変化して図示のように導通する。この結
果、2つの端子のいずれかと3つの共通端子のいずれか
との間を1組だけずつ独立に接続を行う2端子対3共通
端子マトリクススイッチとして動作する。信号の流れは
上記で説明したのと逆の流れも可能である。
子Vcont1ないしVcont3に与える電位のうち
1つだけをLに、他をHとするか、または1つだけをH
に、他をLとすることによって、(表3)に示すように
各部の電位が変化して図示のように導通する。この結
果、2つの端子のいずれかと3つの共通端子のいずれか
との間を1組だけずつ独立に接続を行う2端子対3共通
端子マトリクススイッチとして動作する。信号の流れは
上記で説明したのと逆の流れも可能である。
【0033】第1の実施例と同様に、FETとしてGa
AsFETを使用する場合はH電位として接地電位、L
電位としてチャネルをピンチオフさせる十分な負の電位
を与え、MOSFETを使用する場合にはL電位として
接地電位、H電位としてチャネルが十分形成される正の
電位を与えることで、上記の効果を得ることが可能とな
る。
AsFETを使用する場合はH電位として接地電位、L
電位としてチャネルをピンチオフさせる十分な負の電位
を与え、MOSFETを使用する場合にはL電位として
接地電位、H電位としてチャネルが十分形成される正の
電位を与えることで、上記の効果を得ることが可能とな
る。
【0034】(第3の実施例)つぎに本発明の第3の実
施例として2端子対4共通端子マトリクススイッチにつ
いて、そのブロック図である図4、制御端子の制御電位
による回路各部の動作を示す(表4)を参照しながら説
明する。
施例として2端子対4共通端子マトリクススイッチにつ
いて、そのブロック図である図4、制御端子の制御電位
による回路各部の動作を示す(表4)を参照しながら説
明する。
【0035】
【表4】
【0036】図4(a)はトランジスタマトリクス部
分、図4(b)は制御回路部分である。図においてトラ
ンジスタは第1の実施例同様すべて電界効果トランジス
タ(FET)であるものとする。
分、図4(b)は制御回路部分である。図においてトラ
ンジスタは第1の実施例同様すべて電界効果トランジス
タ(FET)であるものとする。
【0037】図4(a)において第1および第2の端子
RF1,RF2、第1ないし第3の共通端子RFCOM
1ないしRFCOM3、第1および第2の短絡用のトラ
ンジスタQS21,QS22、第1ないし第3の接続用
のトランジスタQC21ないしQC23、第5ないし第
7の接続用のトランジスタQC25ないしQC27の部
分は第2の実施例のそれぞれ対応する部分と同様である
が、第2の実施例に比べて異なるのは、第4の共通端子
RFCOM4と、この第4の共通端子RFCOM4にソ
ースを接続した第4および第8の接続用のトランジスタ
QC24,QC28が加わった点である。
RF1,RF2、第1ないし第3の共通端子RFCOM
1ないしRFCOM3、第1および第2の短絡用のトラ
ンジスタQS21,QS22、第1ないし第3の接続用
のトランジスタQC21ないしQC23、第5ないし第
7の接続用のトランジスタQC25ないしQC27の部
分は第2の実施例のそれぞれ対応する部分と同様である
が、第2の実施例に比べて異なるのは、第4の共通端子
RFCOM4と、この第4の共通端子RFCOM4にソ
ースを接続した第4および第8の接続用のトランジスタ
QC24,QC28が加わった点である。
【0038】図4(b)において第2の実施例と異なる
のは、アンド回路AND21ないしAND24は、それ
ぞれ反転入力を含む4つの入力を持つものであり、第4
の制御端子Vcont24とインバータInv25が加
わった点であり、その他の対応する部分は第2の実施例
と同様である。
のは、アンド回路AND21ないしAND24は、それ
ぞれ反転入力を含む4つの入力を持つものであり、第4
の制御端子Vcont24とインバータInv25が加
わった点であり、その他の対応する部分は第2の実施例
と同様である。
【0039】以上のように構成され、つぎにその動作を
説明すると、(表4)のように制御端子Vcont21
ないしVcont24にそれぞれL,H,H,およびH
レベルの電位を与えるとアンド回路AND21のみにH
電位の出力が得られ、アンド回路AND22,AND2
3およびAND24にはL電位の出力が得られるので、
端子GS21はH,GS22はL電位となり、トランジ
スタQS21は導通して第1の端子RF1からの入力は
接地され、トランジスタQS22は非導通となり第2の
端子RF2からの入力は受け入れられる。端子GC25
はH電位となりトランジスタQC25はオンとなり第2
の端子RF2と第1の共通端子RFCOM1は接続され
る。端子GC26,GC27,GC28がL電位のため
にトランジスタQC26,QC27,およびQC28は
オフとなり、他の共通端子への接続はない。端子GC2
2,GC23,GC24はH電位となりトランジスタQ
C22,QC23,QC24はオンとなるが上述のよう
に第1の端子RF1が接地されているので、第2、第3
および第4の共通端子RFCOM2ないしRFCOM4
への信号出力はない。
説明すると、(表4)のように制御端子Vcont21
ないしVcont24にそれぞれL,H,H,およびH
レベルの電位を与えるとアンド回路AND21のみにH
電位の出力が得られ、アンド回路AND22,AND2
3およびAND24にはL電位の出力が得られるので、
端子GS21はH,GS22はL電位となり、トランジ
スタQS21は導通して第1の端子RF1からの入力は
接地され、トランジスタQS22は非導通となり第2の
端子RF2からの入力は受け入れられる。端子GC25
はH電位となりトランジスタQC25はオンとなり第2
の端子RF2と第1の共通端子RFCOM1は接続され
る。端子GC26,GC27,GC28がL電位のため
にトランジスタQC26,QC27,およびQC28は
オフとなり、他の共通端子への接続はない。端子GC2
2,GC23,GC24はH電位となりトランジスタQ
C22,QC23,QC24はオンとなるが上述のよう
に第1の端子RF1が接地されているので、第2、第3
および第4の共通端子RFCOM2ないしRFCOM4
への信号出力はない。
【0040】このように第1、第2,第3および第4の
制御端子Vcont21ないしVcont24に与える
電位のうち1つだけをLに、他をHとするか、または1
つだけをHに、他をLとすることによって、(表4)に
示すように各部の電位が変化して(表4)のように導通
する。この結果、2つの端子のいずれかと4つの共通端
子のいずれかとの間を1組だけずつ独立に接続を行う2
端子対4共通端子マトリクススイッチとして動作する。
信号の流れは上記で説明したのと逆の流れも可能であ
る。
制御端子Vcont21ないしVcont24に与える
電位のうち1つだけをLに、他をHとするか、または1
つだけをHに、他をLとすることによって、(表4)に
示すように各部の電位が変化して(表4)のように導通
する。この結果、2つの端子のいずれかと4つの共通端
子のいずれかとの間を1組だけずつ独立に接続を行う2
端子対4共通端子マトリクススイッチとして動作する。
信号の流れは上記で説明したのと逆の流れも可能であ
る。
【0041】第1、第2の実施例と同様に、FETとし
てガリウム砒素電界効果トランジスタ(GaAsFE
T)を使用する場合はH電位として接地電位、L電位と
してチャネルをピンチオフさせる十分な負の電位を与
え、金属酸化物電界効果トランジスタ(MOSFET)
を使用する場合にはL電位として接地電位、H電位とし
てチャネルが十分形成される正の電位を与えることで、
上記の効果を得ることが可能となる。
てガリウム砒素電界効果トランジスタ(GaAsFE
T)を使用する場合はH電位として接地電位、L電位と
してチャネルをピンチオフさせる十分な負の電位を与
え、金属酸化物電界効果トランジスタ(MOSFET)
を使用する場合にはL電位として接地電位、H電位とし
てチャネルが十分形成される正の電位を与えることで、
上記の効果を得ることが可能となる。
【0042】このように上記第1ないし第3の実施例と
も第1または第2の端子のいずれかが短絡用のトランジ
スタで接地され、また接地されていない第1または第2
の端子のいずれかと第k(1≦k≦n)の共通端子のい
ずれか1つとの間の接続を行うように接続用のトランジ
スタのゲートを制御する制御回路により、2つの端子の
いずれかと第kの共通端子のいずれかとの間を1組だけ
ずつ独立に接続を行う2端子対n共通端子マトリクスス
イッチとして動作する。nが4以上の場合は実施例2と
実施例3との差異に見られるように接続用トランジスタ
と制御回路の制御端子を増やしてゆけばよい。
も第1または第2の端子のいずれかが短絡用のトランジ
スタで接地され、また接地されていない第1または第2
の端子のいずれかと第k(1≦k≦n)の共通端子のい
ずれか1つとの間の接続を行うように接続用のトランジ
スタのゲートを制御する制御回路により、2つの端子の
いずれかと第kの共通端子のいずれかとの間を1組だけ
ずつ独立に接続を行う2端子対n共通端子マトリクスス
イッチとして動作する。nが4以上の場合は実施例2と
実施例3との差異に見られるように接続用トランジスタ
と制御回路の制御端子を増やしてゆけばよい。
【0043】(第4の実施例)また、図5に第4の実施
例の2端子対2共通端子マトリクススイッチを示す。
例の2端子対2共通端子マトリクススイッチを示す。
【0044】図5に示した2端子対2共通端子マトリク
ススイッチは図1の第1の実施例との相違点は各端子と
短絡用トランジスタのソースと接地の間に直流カットコ
ンデンサを設け、各接続用トランジスタのソースと短絡
用トランジスタのソースに基準電圧を与えるVrefを
加えている点である。
ススイッチは図1の第1の実施例との相違点は各端子と
短絡用トランジスタのソースと接地の間に直流カットコ
ンデンサを設け、各接続用トランジスタのソースと短絡
用トランジスタのソースに基準電圧を与えるVrefを
加えている点である。
【0045】この構成によりトランジスタのスイッチン
グを制御するゲート電圧の基準値をVrefの大きさで
相対的に変化させることが可能となる。例えば、GaA
sFETをFETとして使用する場合は前述の通り、H
電位として接地電位、L電位として負電位が必要である
が、この構成でVrefとしてL電位として用いてきた
負電位と絶対値の等しい正の電位を与えるとすると、L
電位として接地電位、H電位としてVrefと等しい正
の電位を用いても同様に動作させることが可能となる。
グを制御するゲート電圧の基準値をVrefの大きさで
相対的に変化させることが可能となる。例えば、GaA
sFETをFETとして使用する場合は前述の通り、H
電位として接地電位、L電位として負電位が必要である
が、この構成でVrefとしてL電位として用いてきた
負電位と絶対値の等しい正の電位を与えるとすると、L
電位として接地電位、H電位としてVrefと等しい正
の電位を用いても同様に動作させることが可能となる。
【0046】これは、2端子対2共通端子マトリクスス
イッチだけでなく、2端子対3以上の複数端子マトリク
ススイッチにも適用できることは言うまでもない。
イッチだけでなく、2端子対3以上の複数端子マトリク
ススイッチにも適用できることは言うまでもない。
【0047】なお実施例にはトランジスタとしてガリウ
ム砒素電界効果トランジスタおよび金属酸化物電界効果
トランジスタを例示したが、トランジスタはこの形式に
限定されるものでなく、用途に合った性能のものであれ
ばどのような材料、構造のものでもよい。
ム砒素電界効果トランジスタおよび金属酸化物電界効果
トランジスタを例示したが、トランジスタはこの形式に
限定されるものでなく、用途に合った性能のものであれ
ばどのような材料、構造のものでもよい。
【0048】また制御回路は例示のものに限定されるこ
となく、たとえばマイクロコンピュータで少なくとも上
記と同様な制御信号電位を各短絡用、各接続用のトラン
ジスタのゲートに与えるように構成してもよく、その場
合はたとえば第1の実施例であれば接続用のトランジス
タのうち1個だけを導通するように制御することもでき
る。マイクロコンピュータの利用は共通端子の数nが大
となるほど有利となる。
となく、たとえばマイクロコンピュータで少なくとも上
記と同様な制御信号電位を各短絡用、各接続用のトラン
ジスタのゲートに与えるように構成してもよく、その場
合はたとえば第1の実施例であれば接続用のトランジス
タのうち1個だけを導通するように制御することもでき
る。マイクロコンピュータの利用は共通端子の数nが大
となるほど有利となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の2端子対複
数共通端子マトリクススイッチは、第1および第2の端
子と、第1ないし第nの共通端子と、第1の端子と接地
との間に接続された第1の短絡用トランジスタと、第2
の端子と接地との間に接続された第2の短絡用トランジ
スタと、第1の端子と第1ないし第nの共通端子との間
に接続された第1ないし第nの接続用トランジスタと、
第2の端子と第1ないし第nの共通端子との間に接続さ
れた第n+1ないし第2nの接続用トランジスタと、出
力を第1および第2の短絡用トランジスタと第1ないし
第2nの接続用トランジスタのゲートに接続した制御手
段とを備えている。
数共通端子マトリクススイッチは、第1および第2の端
子と、第1ないし第nの共通端子と、第1の端子と接地
との間に接続された第1の短絡用トランジスタと、第2
の端子と接地との間に接続された第2の短絡用トランジ
スタと、第1の端子と第1ないし第nの共通端子との間
に接続された第1ないし第nの接続用トランジスタと、
第2の端子と第1ないし第nの共通端子との間に接続さ
れた第n+1ないし第2nの接続用トランジスタと、出
力を第1および第2の短絡用トランジスタと第1ないし
第2nの接続用トランジスタのゲートに接続した制御手
段とを備えている。
【0050】この制御手段は、第1の端子と第k(1≦
k≦n)の共通端子との間を導通させるときは、第1の
短絡用トランジスタを非導通、第2の短絡用トランジス
タを導通とするとともに少なくとも第kの接続用トラン
ジスタを導通させ、第2の端子と第kの共通端子との間
を導通させるときは、第1の短絡用トランジスタを導
通、第2の短絡用トランジスタを非導通とするとともに
少なくとも第n+kの接続用トランジスタを導通させる
ように制御することによって、2つの端子のいずれかと
第kの共通端子のいずれかとの間を1組だけずつ独立に
接続を行う2端子対n共通端子マトリクススイッチを少
ない素子で簡素に構成することができる。
k≦n)の共通端子との間を導通させるときは、第1の
短絡用トランジスタを非導通、第2の短絡用トランジス
タを導通とするとともに少なくとも第kの接続用トラン
ジスタを導通させ、第2の端子と第kの共通端子との間
を導通させるときは、第1の短絡用トランジスタを導
通、第2の短絡用トランジスタを非導通とするとともに
少なくとも第n+kの接続用トランジスタを導通させる
ように制御することによって、2つの端子のいずれかと
第kの共通端子のいずれかとの間を1組だけずつ独立に
接続を行う2端子対n共通端子マトリクススイッチを少
ない素子で簡素に構成することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の2端子対2共通端子マ
トリクススイッチのブロック図
トリクススイッチのブロック図
【図2】同じくその等価回路図
【図3】同じく第2の実施例の2端子対n共通端子マト
リクススイッチのブロック図
リクススイッチのブロック図
【図4】同じく第3の実施例の2端子対n共通端子マト
リクススイッチのブロック図
リクススイッチのブロック図
【図5】同じく第4の実施例の2端子対2共通端子マト
リクススイッチのブロック図
リクススイッチのブロック図
【図6】従来例の2端子対2共通端子マトリクススイッ
チのブロック図
チのブロック図
【図7】同じくその等価回路図
【図8】同じくマトリックススイッチとしての等価回路
図
図
AND1〜AND3,AND21〜AND24 アンド
回路 Inv1,Inv2,Inv11〜Inv14,Inv
21〜Inv25 インバータ OR1 オア回路 QS1,QS2,QS11,QS12,QS21,QS
22 短絡用トランジスタ QC1〜QC4,QC11〜QC16,QC21〜QC
28 接続用トランジスタ R1〜R6,R11〜R18,R21〜R30 抵抗器 C1〜C6 直流カットコンデンサ RF1 第1の端子 RF2 第2の端子 RFCOM1 第1の共通端子 RFCOM2 第2の共通端子 RFCOM3 第3の共通端子 RFCOM4 第4の共通端子 Vcont1,Vcont11,Vcont21 第1
の制御端子 Vcont2,Vcont12,Vcont22 第2
の制御端子 Vcont13,Vcont23 第3の制御端子 Vcont24 第4の制御端子 Vref 制御基準電圧端子
回路 Inv1,Inv2,Inv11〜Inv14,Inv
21〜Inv25 インバータ OR1 オア回路 QS1,QS2,QS11,QS12,QS21,QS
22 短絡用トランジスタ QC1〜QC4,QC11〜QC16,QC21〜QC
28 接続用トランジスタ R1〜R6,R11〜R18,R21〜R30 抵抗器 C1〜C6 直流カットコンデンサ RF1 第1の端子 RF2 第2の端子 RFCOM1 第1の共通端子 RFCOM2 第2の共通端子 RFCOM3 第3の共通端子 RFCOM4 第4の共通端子 Vcont1,Vcont11,Vcont21 第1
の制御端子 Vcont2,Vcont12,Vcont22 第2
の制御端子 Vcont13,Vcont23 第3の制御端子 Vcont24 第4の制御端子 Vref 制御基準電圧端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 洋一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】第1および第2の端子と、 第1ないし第nの共通端子と、 前記第1の端子と接地との間に接続された第1の短絡用
トランジスタと、 前記第2の端子と接地との間に接続された第2の短絡用
トランジスタと、 前記第1の端子と前記第1ないし第nの共通端子との間
に接続された第1ないし第nの接続用トランジスタと、 前記第2の端子と前記第1ないし第nの共通端子との間
に接続された第n+1ないし第2nの接続用トランジス
タと、 出力を前記第1および第2の短絡用トランジスタと前記
第1ないし第2nの接続用トランジスタのゲートに接続
し、前記第1の端子と第k(1≦k≦n)の共通端子と
の間を導通させるときは、前記第1の短絡用トランジス
タを非導通、前記第2の短絡用トランジスタを導通とす
るとともに少なくとも第kの接続用トランジスタを導通
させ、前記第2の端子と前記第kの共通端子との間を導
通させるときは、前記第1の短絡用トランジスタを導
通、前記第2の短絡用トランジスタを非導通とするとと
もに少なくとも第2kの接続用トランジスタを導通させ
るように制御する制御手段とを備えた2端子対複数共通
端子マトリクススイッチ。 - 【請求項2】第1および第2の端子と、 第1および第2の共通端子と、 前記第1および第2の入力端子のそれぞれと接地との間
に配置された第1および第2の短絡用のトランジスタ
と、 前記第1の端子と前記第1の共通端子との間、前記第1
の端子と前記第2の共通端子との間、前記第2の端子と
前記第1の共通端子との間および前記第2の端子と前記
第2の共通端子との間にそれぞれ対応してブリッジ状に
接続された第1ないし第4の接続用のトランジスタと、 前記第1および第2の短絡用のトランジスタのゲートの
一方には直接に、他方にはインバータを介して接続され
た第1の制御端子と、 前記第1ないし第4の接続用のトランジスタのブリッジ
の対極にある組の一方のゲートに対しては直接に、ブリ
ッジの他の対極にある組のゲートに対してはインバータ
を通して接続された第2の制御端子とを備え、 前記第1および第2の制御端子からの制御電位のレベル
に応じて前記第1および第2の短絡用のトランジスタの
いずれかを導通、他方を非導通とし、前記第1ないし第
4の導通用のトランジスタの対極の組をそれぞれ導通、
非導通として前記第1または第2の端子のいずれかと2
つの共通端子のいずれかとの間を接続するように構成し
た2端子対2共通端子マトリクススイッチ。 - 【請求項3】短絡用のトランジスタと接地の間と各端子
と各共通端子に直流カットコンデンサを備え、短絡用の
トランジスタのソースと接続用トランジスタのソースに
基準電圧を付加し、制御電圧を相対的に変化させること
を特徴とする請求項1記載の2端子対複数共通端子マト
リクススイッチ。 - 【請求項4】短絡用のトランジスタと接地の間と各端子
と各共通端子に直流カットコンデンサを備え、短絡用の
トランジスタのソースと接続用トランジスタのソースに
基準電圧を付加し、制御電圧を相対的に変化させること
を特徴とする請求項2記載の2端子対2共通端子マトリ
クススイッチ。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
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