JPH0984116A - 移動通信システム用移動局装置及び基地局装置 - Google Patents

移動通信システム用移動局装置及び基地局装置

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JPH0984116A
JPH0984116A JP7235605A JP23560595A JPH0984116A JP H0984116 A JPH0984116 A JP H0984116A JP 7235605 A JP7235605 A JP 7235605A JP 23560595 A JP23560595 A JP 23560595A JP H0984116 A JPH0984116 A JP H0984116A
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JP
Japan
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alarm
signal
mobile station
station device
communication
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JP7235605A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sakurai
義之 桜井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話中に通話断となる状態を通話者双方にア
ラームし、かつ容易に移動通信システムに適用できる移
動局装置及び基地局装置を提供する。 【解決手段】 移動通信システムにおいて、通信状態の
劣化を双方の通話者にアラームとして通知する移動局装
置であって、通信状態を評価する通信状態評価手段と、
第1のアラーム信号と第2のアラーム信号を生成するア
ラーム発生手段と、前記通信状態評価手段で評価された
通信状態に基づいて前記アラーム発生手段を制御し、前
記第1のアラーム信号を送話路に挿入し、前記第2のア
ラーム信号を受話路に挿入する制御手段とを有し、前記
通信状態が劣化したときに、前記第1のアラーム信号を
通話相手に送信し、かつ前記第2のアラーム信号を前記
移動局装置の通話者に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
用移動局装置及び基地局装置に関し、特に、デジタル移
動通信システムにおいて、通話状態の劣化を通信者にア
ラームとして通知する移動局装置及び基地局装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の移動体通信技術の向上により、デ
ジタル携帯電話機が広く使用されてきている。デジタル
携帯電話機は、たとえ受信特性がある程度劣化しても、
ゾーン内では均質な音声品質のサービスを提供すること
ができる。アナログ携帯電話機の場合、音声品質は受信
レベルの低下に応じて徐々に劣化するが、デジタル携帯
電話機では、比較的低い誤り率まで、ほぼ一定の音声品
質を維持することができる。
【0003】図5に、平均誤り率に対するデジタル及び
アナログ携帯電話機の通話品質の比較を示す。アナログ
携帯電話機では、平均誤り率が劣化するに従い音声品質
が徐々に劣化し、従って、通話中において相手側の携帯
電話機の受信特性が劣化していることを判断できる。こ
のため、音声品質の劣化状態において通話断になって
も、大きな不快感を感じない。しかし、デジタル携帯電
話機は、ある程度の平均誤り率までは、音声の品質が保
たれるが、ある平均誤り率以下になると音声品質は急激
に劣化し突然通話断になることがある。従って、この場
合、通話者は双方とも大きな不快感を感じる。
【0004】また、デジタル及びアナログ携帯電話機
共、電池の電圧が低下すると突然通話断となる。この場
合も、通話者は双方とも不快感を持つことが度々ある。
従って、通話断になる前に、受信レベルの劣化や電池電
圧の低下によって、通話が切れそうなことを事前に知ら
せるアラーム発生機能が必要である。
【0005】図6は、従来のデジタル携帯電話機のアラ
ーム発生機構を示す図である。従来のデジタル携帯電話
機は、MODEM部2において受信レベル検出部(re
ceive signal strength inf
ormaion:RSSI検出部)を有し、また電源制
御部3において電池電圧検出部を有している。これらの
回路において、受信レベルの低下、及び電池電圧の低下
を検出すると、CPU1が、通話断となる前に、アラー
ム発生部4を制御して自分の携帯電話機側のスピーカ1
4にのみアラーム音を発生する。上記の劣化を検出した
携帯電話機のユーザは、現在の受信状態及び電池の残容
量を事前に知ることができる。このとき、その携帯電話
機のユーザは、自分の携帯電話機の受信特性の劣化、或
いは電池の残容量の低下によって通話が切れるかもしれ
ない状況にあることを、口頭で通話相手側に予告してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデジタル携帯電話機には次のような問題点があ
る。携帯電話機の受信特性が劣化したとき、或いは電池
の残容量が不足した時、携帯電話機のユーザが、通話断
になるかも知れないことを通話相手に口頭で知らせない
ときは、突然通話断になった時に通話相手に不快感を与
えていた。そのために、通話相手にもアラーム信号を送
出する方法が提案されている。この方法は、始めに携帯
電話機において通話断となる状態を検出し、自分自身で
アラーム信号をスピーカに発生すると共に、そのアラー
ム信号を基地局に送信して、基地局から通話相手に送出
するものであった。しかし、この方法では、携帯電話機
にアラーム信号発生部が必要で、かつ基地局装置にもア
ラーム信号検出部及びアラーム信号送出部が必要であ
り、移動局及び基地局の双方のハードウェア装置の変更
が必要であった。即ち、この従来の方法はシステム全体
の変更が必要であり、容易に移動通信システムに適用す
ることは難しかった。
【0007】また、従来のアラーム発生機能を有するデ
ジタル携帯電話機では、受信レベルを受信信号の回線品
質として使用している。受信レベルは、無線区間の雑音
(フェージング等)の影響を受けやすく、通話断となる
状態を把握するための情報としては精度が低い。従っ
て、受信特性を受信レベルだけで特定する方法では、通
話断となる状態の把握を正確に行えないという問題があ
った。
【0008】本発明の目的は、上記の問題点を鑑みて、
通話中に通話断となる状態を通話者双方が互いに把握可
能なアラーム発生機能を有し、かつ容易に移動通信シス
テムに適用できる移動局装置及び基地局装置を提供す
る。本発明の他の目的は、受信特性の測定精度を向上
し、通話断となる状態を正確に把握できるアラーム発生
機能を有する移動通信システム用移動局装置及び基地局
装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1記載の発明装置では、移動通信シス
テムにおいて、通信状態の劣化を双方の通話者にアラー
ムとして通知する移動局装置であって、通信状態を評価
する通信状態評価手段と、第1のアラーム信号と第2の
アラーム信号を生成するアラーム発生手段と、前記通信
状態評価手段で評価された通信状態に基づいて前記アラ
ーム発生手段を制御し、前記第1のアラーム信号を送話
路に送出し、前記第2のアラーム信号を受話路に送出す
る制御手段とを有し、前記通信状態が劣化したときに、
前記第1のアラーム信号を通話相手に送信し、かつ前記
第2のアラーム信号を前記移動局装置の通話者に送出す
ることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明装置では、請求項1項
記載の移動局装置において、音声信号と音声符号化信号
との変換を行うコーデックをさらに有し、前記アラーム
発生手段は、前記第1及び第2のアラーム信号を前記コ
ーデックの符号化に基づいたデジタル信号で出力するデ
ジタルアラーム信号発生手段を有し、前記送話路は前記
コーデックの音声符号化信号出力に接続され、前記受話
路は前記コーデックの音声符号化信号入力に接続されて
いることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明装置では、請求項1又
は2記載の移動局装置において、前記通信状態評価手段
は、複数の評価手段を含み、前記アラーム発生手段は、
前記複数の評価手段からの各出力に対応したアラーム音
信号を発生するアラーム音信号発生手段を含み、前記制
御手段は、前記複数の評価手段で評価された複数の通信
状態に基づいて前記アラーム音信号発生手段を制御し、
前記複数の評価手段からの1出力に対応したアラーム音
信号を、送話路及び受話路に送出することを特徴とす
る。
【0012】請求項4記載の発明装置では、請求項1又
は2記載の移動局装置において、前記通信状態評価手段
は、複数の評価手段を含み、前記アラーム発生手段は、
前記複数の評価手段からの各出力に対応したメッセージ
信号を発生するメッセージ信号発生手段を含み、前記制
御手段は、前記複数の評価手段で評価された複数の通信
状態に基づいて前記メッセージ信号発生手段を制御し、
前記複数の評価手段からの1出力に対応したメッセージ
信号を、送話路及び受話路に送出することを特徴とす
る。
【0013】請求項5記載の発明装置では、移動通信シ
ステムにおいて、移動局装置における通信状態の劣化を
双方の通話者にアラームとして通知するための基地局装
置であって、前記移動局装置において測定された通信状
態情報を含んだ信号を前記移動局装置から受信し、前記
通信状態情報を検出する通信状態受信手段と、第1のア
ラーム信号と第2のアラーム信号を生成するアラーム発
生手段と、前記移動局装置から検出された前記通信状態
情報に基づいて前記アラーム発生手段を制御し、前記第
1のアラーム信号を前記移動局装置に対応する送話路に
送出し、前記第2のアラーム信号を前記移動局装置に対
応する受話路に送出する制御手段とを有し、前記通信状
態の劣化が受信されたときに、前記第1のアラーム信号
を通話相手に送信し、かつ前記第2のアラーム信号を前
記移動局装置の通話者に送信することを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明装置では、請求項5記
載の基地局装置において、前記アラーム発生手段は、前
記第1及び第2のアラーム信号をコーデックの符号化に
基づいたデジタル信号で出力するデジタルアラーム信号
発生手段を有し、前記送話路は、前記コーデックの音声
符号化信号出力に接続され、前記受話路は、前記コーデ
ックの音声符号化信号入力に接続されていることを特徴
とする。
【0015】請求項7記載の発明装置では、請求項5又
は6記載の基地局装置において、前記通信状態情報は、
複数の品質情報を含み、前記アラーム発生手段は、前記
複数の品質情報に対応したアラーム音信号を発生するア
ラーム音信号発生手段を含み、前記制御手段は、前記複
数の品質情報に基づいて前記アラーム音信号発生手段を
制御し、前記複数の品質情報の1情報に対応したアラー
ム音信号を、送話路及び受話路に送出することを特徴と
する。
【0016】請求項8記載の発明装置では、請求項5又
は6記載の基地局装置において、前記通信状態情報は、
複数の品質情報を含み、前記アラーム発生手段は、前記
複数の品質情報に対応したメッセージ信号を発生するメ
ッセージ信号発生手段を含み、前記制御手段は、前記複
数の品質情報に基づいて前記メッセージ信号発生手段を
制御し、前記複数の品質情報の1情報に対応したメッセ
ージ信号を、送話路及び受話路に送出することを特徴と
する。
【0017】請求項9記載の発明システムでは、移動局
装置における通信状態の劣化を、基地局を介して双方の
通話者にアラームとして通知する機能を有する移動通信
システムであって、前記移動局装置は、通信状態を評価
する通信状態評価手段と、前記通信状態評価手段で評価
した通信状態を上り信号で通信状態情報として基地局に
送信する送信手段とを有し、前記基地局装置は、前記移
動局装置において測定された通信状態情報を含んだ信号
を前記移動局装置から受信し、前記通信状態情報を検出
する通信状態受信手段と、第1のアラーム信号と第2の
アラーム信号を生成するアラーム発生手段と、前記移動
局装置から検出された前記通信状態情報に基づいて前記
アラーム発生手段を制御し、前記第1のアラーム信号を
前記移動局装置に対応する送話路に送出し、前記第2の
アラーム信号を前記移動局装置に対応する受話路に送出
する制御手段とを有し、前記基地局装置において前記移
動局装置の前記通信状態の劣化が受信されたときに、前
記第1のアラーム信号を通話相手に送信し、かつ前記第
2のアラーム信号を前記移動局装置の通話者に送信する
ことを特徴とする。
【0018】上記の本発明は、以下のように作用するこ
とができる。請求項1記載の移動局装置においては、通
信状態が劣化したときに、第1のアラーム信号を通話相
手に送信し、かつ第2のアラーム信号を移動局装置の通
話者に送出する。
【0019】従って、通話中の携帯電話機のユーザは、
建物の影から出る、自動車を止めるなどして、回線品質
の回復に努めることができる。また、通話相手も、通信
断になることが容易に予測できるため、通信断になった
場合でも大きな不快感を感じずにいられる。さらに、上
述の通話断となる状態をアラームとして通話者双方に送
出する機能は、基地局の動作に関係なく、携帯電話機の
みに於いて実現できる。従って、移動通信システムを変
更することなく、既存のシステムにおいて、本発明に係
わる携帯電話機に交換するだけで、容易に上記の効果を
得ることができる。本発明をシステムに容易に適用でき
る。
【0020】請求項2記載の移動局装置においては、コ
ーデックの音声符号化信号側に、コーデックの符号化に
基づいたデジタル信号の第1のアラーム信号及び第2の
アラーム信号が送出される。従って、アラーム信号のデ
ジタルデータは、PCMデータに比べて圧縮されている
ため、アラーム信号のデータ量を低減できる。よって、
アラーム信号発生手段をROMで構成した場合、必要な
ROMの容量を低減でき、小型化、低コスト化が図れ
る。
【0021】請求項3又は4記載の移動局装置において
は、複数の通信状態(例えば、エラーレートの劣化、電
池電圧の低下)に基づいて適切なアラーム音又はメッセ
ージを通話相手及び移動局装置の通話者に送信される。
例えば、エラーレートの劣化、電池電圧の低下のそれぞ
れについて2種類のアラーム音又はメッセージを用意
し、その通信状態に対応するアラーム音又はメッセージ
を出力する。
【0022】従って、通話相手及び移動局装置の通話者
は、通話の劣化原因を容易に把握できる。請求項5記載
の基地局装置、又は請求項9項記載の移動通信システム
においては、移動局装置から通信状態の劣化が基地局に
おいて受信されたときに、基地局装置において、第1の
アラーム信号を通話相手に送信し、かつ第2のアラーム
信号を移動局装置の通話者に送信する。
【0023】従って、通話中の移動局装置のユーザは、
建物の影から出る、自動車を止めるなどして、回線品質
の回復に努めることができる。また、通話相手も、通信
断になることが容易に予測できるため、通信断になった
場合でも大きな不快感を感じずにいられる。
【0024】特に、本発明に係わる基地局装置及び移動
通信システムでは、基地局側にアラーム発生機能を設置
し、移動局装置にはアラーム発生機能を有する必要がな
い。移動局において、通信状態(例えば、回線品質情報
と電池電圧情報)を基地局に送信する構成は、ソフトウ
ェアで容易に実現することが可能である。よって、移動
局装置に関して、ハードウェアの変更を行う必要はな
い。従って、移動局の構成を複雑化することなく、本発
明を実施することができる。
【0025】請求項6記載の基地局装置においては、コ
ーデックの音声符号化信号側に、コーデックの符号化に
基づいたデジタル信号の第1のアラーム信号及び第2の
アラーム信号が送出される。従って、アラーム信号のデ
ジタルデータは、PCMデータに比べて圧縮されている
ため、アラーム信号のデータ量を低減できる。よって、
アラーム信号発生手段をROMで構成した場合、必要な
ROMの容量を低減でき、小型化、低コスト化が図れ
る。結果的に、基地局の小型化が図れる。
【0026】請求項7又は8記載の基地局装置において
は、複数の通信状態(例えば、エラーレートの劣化、電
池電圧の低下)に基づいて適切なアラーム音又はメッセ
ージを通話相手及び移動局装置の通話者に送信される。
従って、通話相手及び移動局装置の通話者は、通話の劣
化原因を容易に把握できる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のデジタル携帯電
話機の第1実施例のアラーム発生機構を示す図である。
図1に示すデジタル携帯電話機は、基地局からの下り信
号を受信するMODEM部2、受信した下り信号の回線
品質を測定するエラーレート測定部40、電池パックの
電圧を検出する電源制御部3、及びエラーレート測定部
40からの回線品質検出信号15と電源制御部3からの
電池電圧検出信号16とを処理するCPU1とを含んで
いる。電源制御部3は、図6に示す従来の電源制御部3
と同じ構成を有することができる。
【0028】デジタル携帯電話機は、さらに、アラーム
を発生するアラーム発生部4を含んでおり、該アラーム
発生部4は、CPU1からの制御信号21によって制御
される。アラーム発生部4は、アラーム音発生回路、又
は音声再生IC/音声ROMにより構成できる。アラー
ム音発生回路、また音声再生IC/音声ROMは、回線
品質劣化、或いは電池電圧低下によって、それぞれ、2
種類のアラーム音、2種類のアラームメッセージを出力
することができる。アラーム音としては、一般的なトー
ンを使用でき、また、メッセージとしては、例えば
「(相手の)回線品質劣化により通話断になります」、
「(相手の)電池電圧低下により通話断になります」等
が使用できる。
【0029】また、デジタル携帯電話機は、スイッチ
6、7を含んでいる。スイッチ6は、アラーム発生部4
から出力される受話アラーム音/メッセージ28を、受
話音20に接続するために使用される。また、スイッチ
7は、アラーム発生部4から出力される送話アラーム音
/メッセージ29を、送話音19に接続するために使用
される。受話アラーム音/メッセージ28及び送話アラ
ーム音/メッセージ29は、CODEC部10とマイク
13及びスピーカ14との間のベースバンド部5におい
て、受話音20及び送話音19に重畳される。従って、
受話アラーム音/メッセージ28及び送話アラーム音/
メッセージ29は、アナログ信号として生成できる。ス
イッチ6、7は、アナログ信号を通すアナログ型のスイ
ッチを使用できる。また、スイッチ6、7は、ベースバ
ンド5内の送話路及び受話路に直接接続することがで
き、この場合、マイク13からの信号をアラーム信号に
切り替えてコーデック部10に送出したり、コーデック
部10からの受話音をアラーム信号に切り替えてスピー
カ14に送出することも可能である。
【0030】次に、図1に示すデジタル携帯電話機の第
1実施例のアラーム発生機構の動作について説明する。
図1において、エラーレート測定部40では、基地局か
らの受信信号のエラーレートを精度良く測定することが
できる。一般的に、デジタル移動通信システムの場合、
基地局からの受信信号に、移動局において既知のデータ
が含まれている。例えば、フレーム同期用の同期ワード
が使用できる。従って、受信データと既知のデータを比
較することによって、誤りのビットを検出できる。よっ
て、ある期間、これらのデータの誤りをカウントするこ
とによって、容易に誤り率を測定することができる。誤
り率は、回線品質そのものを表すため、無線伝送路にフ
ェージングが生じていても、その状況に応じた回線品質
を精度よく測定することができる。測定された誤り率
は、回線品質検出信号15として使用される。
【0031】回線品質検出信号15と電池電圧検出信号
16は、CPU1に入力される。CPU1では、回線品
質が所定値より劣化した場合、或いは電池電圧が所定値
より低下した場合、アラーム発生部4を制御して、受話
アラーム音/メッセージ28及び送話アラーム音/メッ
セージ29を発生させる。CPU1は、さらに、スイッ
チ6,7を制御して、受話アラーム音/メッセージ28
を受話音20に重畳し、さらに送話アラーム音/メッセ
ージ29を送話音19に重畳する。この操作によって、
通話中の携帯電話機のユーザと通信相手の双方に、アラ
ーム音/メッセージが通知される。この場合、回線品質
が劣化した場合、或いは電池電圧が低下した場合、それ
ぞれ異なるアラーム音/メッセージが通知される。
【0032】従って、回線品質が劣化し、或いは電池電
圧が低下し、通話断に制御されそうな場合、通話中の携
帯電話機のユーザと通話相手の双方に、劣化原因を含め
たアラーム音/メッセージを通知できる。よって、通話
中の携帯電話機のユーザは、建物の影から出る、自動車
を止めるなどして、回線品質の回復に努めることができ
る。また、通話相手も、通信断になることが、携帯電話
機のユーザから口頭で言われるまでもなく容易に予測で
きるため、通信断になった場合でも大きな不快感を感じ
ずにいられる。
【0033】また、上述したように、通話断となる状態
をアラームとして通話者双方に送出する機能は、基地局
の動作に関係なく、携帯電話機のみに於いて実現でき
る。従って、移動通信システムを変更することなく、既
存のシステムにおいて、本発明に係わる携帯電話機に交
換するだけで、容易に上記の効果を得ることができる。
【0034】さらに、上記の実施例では、回線品質検出
として、受信レベル検出の代わりにエラーレート検出が
使用されている。従って、回線品質を受信レベルよりも
精度よく測定でき、よって、通信断を精度よく予測する
ことが可能となる。図2は、本発明のデジタル携帯電話
機の第2実施例のアラーム発生機構を示す図である。な
お、図1と同じ機能を示す構成要素には、同じ参照番号
を付している。第2実施例のデジタル携帯電話機も、図
1に示す第1実施例のデジタル携帯電話機と同様に、M
ODEM部2、エラーレート測定部40、電源制御部
3、及びCPU1を有する。しかし、第2実施例では、
図1のアナログ信号のアラーム音/メッセージを出力す
るアラーム発生部4の代わりに、デジタル信号のアラー
ム/メッセージを出力するアラーム発生部4’を有して
いる。従って、アラーム発生部4’からのデジタル信号
のアラーム/メッセージは、TDMA部9とCODEC
部10との間に挿入される。
【0035】TDMA部9は、TDMA(時分割多重ア
クセス)システムを採用したデジタル携帯電話機で使用
される回路である。TDMA部9では、時分割的にMO
DEM部2において受信されたデジタルデータが連続し
た音声符号化データに変換されたり、CODEC部10
からのデジタル化された音声符号化データが、付加的な
データと共にTDMAフレームに載せられる。従って、
TDMA部9とCODEC部10との間は、CODEC
部10における符号化に基づいたデジタル信号が伝送さ
れている。CODEC部10としては、例えば、音声信
号(PCM:64kbps)を11.2kbpsのデー
タに符号化するコーデックを使用できる。
【0036】アラーム発生部4’は、アラーム音/メッ
セージ用のROMと、それを読み出すLOGIC回路
(パラレル/シリアル変換回路)を含んでいる。アラー
ム音もデジタル信号で表現されるので、そのデータをR
OMに格納することができる。また、アラーム音及びメ
ッセージは、それぞれCODEC部10の符号化に基づ
いて作成されたデジタル信号である。従って、CODE
C部10によって、元のアナログのアラーム音及びアナ
ログの音声メッセージに変換できる。
【0037】さらに詳細には、アラーム発生部4’は、
受話アラーム音/メッセージ34を、スイッチ32に出
力し、送話アラーム音/メッセージ35を、スイッチ3
0に出力する。このスイッチ32では、TDMA部9か
らの受信音声符号化信号が、受話アラーム音/メッセー
ジ34に切り替えられて、CODEC部10へ送られ
る。また、スイッチ30では、CODEC部10からの
送信音声符号化信号が、送話アラーム音/メッセージ3
5に切り替えられて、TDMA部9に送られる。これ
は、音声符号化信号同志は容易に加算器などで重畳する
ことができないためである。以上のようなスイッチ構成
によって、一時的に通話は遮られるが、デジタルのアラ
ーム信号を容易に伝送回線に挿入することができる。
【0038】図2に示すデジタル携帯電話機の第1実施
例のアラーム発生機構は、図1に示す第1実施例のアラ
ーム発生機構の動作と同様に動作する。エラーレート測
定部40で精度良く測定された回線品質検出信号15
と、電源制御部3で検出された電池電圧検出信号16
は、CPU1に入力される。CPU1では、回線品質が
所定値より劣化した場合、或いは電池電圧が所定値より
低下した場合、アラーム発生部4’を制御して、受話ア
ラーム音/メッセージ34及び送話アラーム音/メッセ
ージ35を発生させる。CPU1は、さらに、スイッチ
32,30を制御して、受話アラーム音/メッセージ3
4をTDMA部9からの受信音声符号化データ27の代
わりに挿入し、さらに送話アラーム音/メッセージ35
をCODEC部10からの送信音声符号化データ31の
代わりに挿入する。この操作によって、通話中の携帯電
話機のユーザと通信相手の双方に、アラーム音/メッセ
ージが通知される。この場合、回線品質が劣化した場
合、或いは電池電圧が低下した場合、それぞれ異なるア
ラーム音/メッセージが通知される。これは、アラーム
音用ROM、或いは音声メッセージ用ROMのアドレス
を指定することによって容易に選択できる。 従って、
第2実施例においても、第1実施例と同様の効果を有す
ることができる。さらに、第2実施例では、アラーム発
生部4’を全てデジタル回路(ROM)で構成できるの
で、小型化に有利である。第1実施例では、2種類のト
ーン(アラーム)信号を得るのに、発振回路、或いはそ
れと同等のアナログ回路が必要であり、また、音声RO
Mをデータをアナログ音声化する音声再生ICが必要で
あった。
【0039】第2実施例では、アラーム音、メッセージ
を全てデジタルデータとして記憶することができる。ア
ラーム音やメッセージの種類を増やすことも容易にでき
る。さらに、このデジタルデータは、CODEC部10
の符号化に基づいて、PCMデータを圧縮して形成して
いるので、第1実施例に示したメッセージデータに比べ
て情報量を低減できる。従って、必要なROMの容量を
低減でき、小型化、低コスト化が図れる。
【0040】上記の実施例についても、第1実施例と同
様に、移動局装置のみにおいて双方向通知のアラーム発
生機構を構成できるため、容易にシステムに適用でき、
かつその携帯電話機も第1実施例に比べて、より簡易に
構成できる。図3は、本発明のデジタル携帯電話機の第
2実施例の応用例を示す図である。なお、図2と同じ機
能を示す構成要素には、同じ参照番号を付している。本
実施例は、第2実施例のデジタル携帯電話機に、音声録
音/再生部36が付加されている。音声録音/再生部3
6は、留守録音RAMで構成されており、送話メッセー
ジや受話メッセージを記憶することができる。この音声
録音/再生部36の追加によって、留守電話機能を実現
できる。
【0041】前述したように、TDMA部9とCODE
C部10との間を伝送する信号は、デジタル信号の音声
符号化信号である。従って、この信号から音声情報を読
み込んだり、書き込むことを可能とするハードウェア構
成によって、音声情報等をメモリ等の記憶部に効率良く
格納したり、読み出したりすることができる。特に、上
記の音声符号化信号は、一般的にPCM信号に比べて圧
縮されているため、少ないメモリ容量で音声録音が可能
となる。
【0042】以上の構成によって、例えば、携帯電話機
を留守電話モードに設定した場合、着呼時にオンフック
できないとき、音声録音/再生部36からメッセージを
スイッチ30を介して送出し、また、受話メッセージを
スイッチ32を介して、音声録音/再生部36に記録す
ることができる。記録した受話メッセージは、任意の時
刻に、スイッチ32を介してCODEC部10に送出
し、音声信号として聞くことができる。
【0043】図4は、本発明のデジタル移動通信用基地
局装置の第1実施例を示す図である。基地局Aは、RF
部50、MODEM部52、TDMA部54、及びCO
DEC部60を有しており、デジタル携帯電話機aと通
信することができる。TDMAシステムでは、1つの周
波数に複数のチャネルが多重化されているため、TDM
A部54では、その多重化・分離が行われる。従って、
基地局におけるTDMA部54とCODEC部60の間
は、チャネルに相当する数の配線で結ばれる。よって、
CODEC部60は、チャネルに相当する数のコーデッ
クで構成される。なお、このCODEC部60は、図4
の例では、基地局装置の内部に設置されているが、1か
所に纏めて置かれ、複数の基地局からのTDMA部から
の信号が集められるように構成することもできる。
【0044】基地局Aは、さらに、アラーム発生部80
を有している。アラーム発生部80は、図2に示したデ
ジタル携帯電話機の第2実施例のアラーム発生部4’と
同様の機能を有する。アラーム発生部80からのアラー
ム音/メッセージは、チャネル毎に用意することもでき
るが、複数のチャネルで同時に通話断になる可能性は低
いことから、その確率に応じて1つのアラーム音/メッ
セージを複数のチャネルで共用することができる。従っ
て、用意しなければならないアラーム音/メッセージの
回路を低減できる。アラーム発生部80からの送話アラ
ーム音/メッセージは、スイッチ56−1〜56−n
(nは、チャネル数)を介して、移動局からの上り音声
符号化信号に代わって挿入され、受話アラーム音/メッ
セージは、スイッチ58−1〜58−nを介して、移動
局への下り音声符号化信号に代わって挿入される。
【0045】基地局Aは、さらに、CPU70を有して
いる。デジタル携帯電話機aが、上り信号で、携帯電話
機内で検出した回線品質情報及び電池電圧情報を基地局
に送出したとき、基地局AのCPU70が、MODEM
部52を介して、それらを検出する。続いて、CPU7
0は、回線品質情報及び電池電圧情報を解析し、所定値
以下の場合は通話断の状態に近いと判断する。このと
き、アラーム発生部80を制御して、該デジタル携帯電
話機に対応する上り及び下りの双方のチャネルに、スイ
ッチ56−i,58−i(iは、任意のチャネルを示
す)を介して、アラーム音/メッセージを挿入する。
【0046】上記の本発明の実施例は、本発明に係わる
デジタル携帯電話機のアラーム発生機能を、基地局装置
に設置したものである。従って、デジタル携帯電話機の
第2の実施例と同様の効果を有することができる。即
ち、携帯電話機において、回線品質が劣化し、或いは電
池電圧が低下し、通話断の状態に近い場合、通話中の携
帯電話機のユーザと通信相手の双方に、劣化原因を含め
たアラーム音/メッセージを通知できる。さらに、上記
の実施例では、回線品質検出として、受信レベル検出の
代わりにエラーレート検出が使用されているので、通信
断を精度よく予測することが可能となる。
【0047】特に、本実施例では、基地局側にアラーム
発生機能を設置し、移動局にはアラーム発生機能を有す
る必要がない。移動局において、回線品質情報と電池電
圧情報を基地局に送信する構成は、ソフトウェアで容易
に実現することが可能である。よって、移動局装置に関
して、ハードウェアの変更を行う必要はない。従って、
移動局の構成を複雑化することなく、本発明を実施する
ことができる。
【0048】また、図4の実施例に示すように、アラー
ム音/メッセージをTDMA部54とCODEC部60
の間に挿入する場合、図2のデジタル携帯電話機の第2
実施例のように、アラーム音/メッセージをデジタル信
号で構成できる。従って、アラーム発生部80も、RO
M等のメモリで構成でき、基地局装置の小型化が容易と
なる。
【0049】なお、図1のデジタル携帯電話機の第1実
施例のように、CODEC部の復号化音声信号(PCM
信号)出力において、アナログ信号のアラーム音/メッ
セージを挿入することも可能である。以上、本発明の実
施例により説明したが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で改良及び変形が
可能であることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば以下に
示す効果を有する。請求項1記載の移動局装置において
は、通信状態が劣化したときに、第1のアラーム信号を
通話相手に送信し、かつ第2のアラーム信号を移動局装
置の通話者に送出する。
【0051】従って、通話中の携帯電話機のユーザは、
建物の影から出る、自動車を止めるなどして、回線品質
の回復に努めることができる。また、通話相手も、通信
断になることが容易に予測できるため、通信断になった
場合でも大きな不快感を感じずにいられる。さらに、上
述の通話断となる状態をアラームとして通話者双方に送
出する機能は、基地局の動作に関係なく、携帯電話機の
みに於いて実現できる。従って、移動通信システムを変
更することなく、既存のシステムにおいて、本発明に係
わる携帯電話機に交換するだけで、容易に上記の効果を
得ることができる。本発明をシステムに容易に適用でき
る。
【0052】請求項2記載の移動局装置においては、コ
ーデックの音声符号化信号側に、コーデックの符号化に
基づいたデジタル信号の第1のアラーム信号及び第2の
アラーム信号が送出される。従って、アラーム信号のデ
ジタルデータは、PCMデータに比べて圧縮されている
ため、アラーム信号のデータ量を低減できる。よって、
アラーム信号発生手段をROMで構成した場合、必要な
ROMの容量を低減でき、小型化、低コスト化が図れ
る。
【0053】請求項3又は4記載の移動局装置において
は、複数の通信状態(例えば、エラーレートの劣化、電
池電圧の低下)に基づいて適切なアラーム音又はメッセ
ージを通話相手及び移動局装置の通話者に送信される。
例えば、エラーレートの劣化、電池電圧の低下のそれぞ
れについて2種類のアラーム音又はメッセージを用意
し、その通信状態に対応するアラーム音又はメッセージ
を出力する。
【0054】従って、通話相手及び移動局装置の通話者
は、通話の劣化原因を容易に把握できる。請求項5記載
の基地局装置、又は請求項9項記載の移動通信システム
においては、移動局装置から通信状態の劣化が基地局に
おいて受信されたときに、基地局装置において、第1の
アラーム信号を通話相手に送信し、かつ第2のアラーム
信号を移動局装置の通話者に送信する。
【0055】従って、通話中の移動局装置のユーザは、
建物の影から出る、自動車を止めるなどして、回線品質
の回復に努めることができる。また、通話相手も、通信
断になることが容易に予測できるため、通信断になった
場合でも大きな不快感を感じずにいられる。
【0056】特に、本発明に係わる基地局装置及び移動
通信システムでは、基地局側にアラーム発生機能を設置
し、移動局装置にはアラーム発生機能を有する必要がな
い。移動局において、通信状態(例えば、回線品質情報
と電池電圧情報)を基地局に送信する構成は、ソフトウ
ェアで容易に実現することが可能である。よって、移動
局装置に関して、ハードウェアの変更を行う必要はな
い。従って、移動局の構成を複雑化することなく、本発
明を実施することができる。
【0057】請求項6記載の基地局装置においては、コ
ーデックの音声符号化信号側に、コーデックの符号化に
基づいたデジタル信号の第1のアラーム信号及び第2の
アラーム信号が送出される。従って、アラーム信号のデ
ジタルデータは、PCMデータに比べて圧縮されている
ため、アラーム信号のデータ量を低減できる。よって、
アラーム信号発生手段をROMで構成した場合、必要な
ROMの容量を低減でき、小型化、低コスト化が図れ
る。結果的に、基地局の小型化が図れる。
【0058】請求項7又は8記載の基地局装置において
は、複数の通信状態(例えば、エラーレートの劣化、電
池電圧の低下)に基づいて適切なアラーム音又はメッセ
ージを通話相手及び移動局装置の通話者に送信される。
従って、通話相手及び移動局装置の通話者は、通話の劣
化原因を容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル携帯電話機の第1実施例のア
ラーム発生機構を示す図。
【図2】本発明のデジタル携帯電話機の第2実施例のア
ラーム発生機構を示す図。
【図3】本発明のデジタル携帯電話機の第2実施例の応
用例を示す図。
【図4】本発明のデジタル移動通信用基地局装置の第1
実施例を示す図。
【図5】受信特性に対するデジタル及びアナログ携帯電
話機の通話品質の比較。
【図6】従来のデジタル携帯電話機のアラーム発生機構
を示す図。
【符号の説明】 1 CPU 2 MODEM 3 電源制御部 4、4’ アラーム発生部 5 ベースバンド部 6、7 スイッチ 8 RF部 9 TDMA部 10 CODEC部 11 電池パック 12 アンテナ 13 マイク 14 スピーカ 30、32 スイッチ 36 音声録音/再生部 40 エラーレート測定部 50 RF部 52 MODEM部 54 TDMA部 56−1〜56n、58−1〜58n スイッチ 60 コーデック部 70 CPU 80 アラーム発生部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムにおいて、通信状態の
    劣化を双方の通話者にアラームとして通知する移動局装
    置であって、 通信状態を評価する通信状態評価手段と、 第1のアラーム信号と第2のアラーム信号を生成するア
    ラーム発生手段と、 前記通信状態評価手段で評価された通信状態に基づいて
    前記アラーム発生手段を制御し、前記第1のアラーム信
    号を送話路に送出し、前記第2のアラーム信号を受話路
    に送出する制御手段とを有し、前記通信状態が劣化した
    ときに、前記第1のアラーム信号を通話相手に送信し、
    かつ前記第2のアラーム信号を前記移動局装置の通話者
    に送出することを特徴とする移動局装置。
  2. 【請求項2】 音声信号と音声符号化信号との変換を行
    うコーデックをさらに有し、前記アラーム発生手段は、
    前記第1及び第2のアラーム信号を前記コーデックの符
    号化に基づいたデジタル信号で出力するデジタルアラー
    ム信号発生手段を有し、前記送話路は前記コーデックの
    音声符号化信号出力に接続され、前記受話路は前記コー
    デックの音声符号化信号入力に接続されていることを特
    徴とする請求項1記載の移動局装置。
  3. 【請求項3】 前記通信状態評価手段は、複数の評価手
    段を含み、前記アラーム発生手段は、前記複数の評価手
    段からの各出力に対応したアラーム音信号を発生するア
    ラーム音信号発生手段を含み、前記制御手段は、前記複
    数の評価手段で評価された複数の通信状態に基づいて前
    記アラーム音信号発生手段を制御し、前記複数の評価手
    段からの1出力に対応したアラーム音信号を、送話路及
    び受話路に送出することを特徴とする請求項1又は2記
    載の移動局装置。
  4. 【請求項4】 前記通信状態評価手段は、複数の評価手
    段を含み、前記アラーム発生手段は、前記複数の評価手
    段からの各出力に対応したメッセージ信号を発生するメ
    ッセージ信号発生手段を含み、前記制御手段は、前記複
    数の評価手段で評価された複数の通信状態に基づいて前
    記メッセージ信号発生手段を制御し、前記複数の評価手
    段からの1出力に対応したメッセージ信号を、送話路及
    び受話路に送出することを特徴とする請求項1又は2記
    載の移動局装置。
  5. 【請求項5】 移動通信システムにおいて、移動局装置
    における通信状態の劣化を双方の通話者にアラームとし
    て通知するための基地局装置であって、 前記移動局装置において測定された通信状態情報を含ん
    だ信号を前記移動局装置から受信し、前記通信状態情報
    を検出する通信状態受信手段と、 第1のアラーム信号と第2のアラーム信号を生成するア
    ラーム発生手段と、 前記移動局装置から検出された前記通信状態情報に基づ
    いて前記アラーム発生手段を制御し、前記第1のアラー
    ム信号を前記移動局装置に対応する送話路に送出し、前
    記第2のアラーム信号を前記移動局装置に対応する受話
    路に送出する制御手段とを有し、前記通信状態の劣化が
    受信されたときに、前記第1のアラーム信号を通話相手
    に送信し、かつ前記第2のアラーム信号を前記移動局装
    置の通話者に送信することを特徴とする基地局装置。
  6. 【請求項6】 前記アラーム発生手段は、前記第1及び
    第2のアラーム信号をコーデックの符号化に基づいたデ
    ジタル信号で出力するデジタルアラーム信号発生手段を
    有し、前記送話路は、前記コーデックの音声符号化信号
    出力に接続され、前記受話路は、前記コーデックの音声
    符号化信号入力に接続されていることを特徴とする請求
    項5記載の基地局装置。
  7. 【請求項7】 前記通信状態情報は、複数の品質情報を
    含み、前記アラーム発生手段は、前記複数の品質情報に
    対応したアラーム音信号を発生するアラーム音信号発生
    手段を含み、前記制御手段は、前記複数の品質情報に基
    づいて前記アラーム音信号発生手段を制御し、前記複数
    の品質情報の1情報に対応したアラーム音信号を、送話
    路及び受話路に送出することを特徴とする請求項5又は
    6記載の基地局装置。
  8. 【請求項8】 前記通信状態情報は、複数の品質情報を
    含み、前記アラーム発生手段は、前記複数の品質情報に
    対応したメッセージ信号を発生するメッセージ信号発生
    手段を含み、前記制御手段は、前記複数の品質情報に基
    づいて前記メッセージ信号発生手段を制御し、前記複数
    の品質情報の1情報に対応したメッセージ信号を、送話
    路及び受話路に送出することを特徴とする請求項5又は
    6記載の基地局装置。
  9. 【請求項9】 移動局装置における通信状態の劣化を、
    基地局を介して双方の通話者にアラームとして通知する
    機能を有する移動通信システムであって、前記移動局装
    置は、 通信状態を評価する通信状態評価手段と、 前記通信状態評価手段で評価した通信状態を上り信号で
    通信状態情報として基地局に送信する送信手段とを有
    し、 前記基地局装置は、 前記移動局装置において測定された通信状態情報を含ん
    だ信号を前記移動局装置から受信し、前記通信状態情報
    を検出する通信状態受信手段と、 第1のアラーム信号と第2のアラーム信号を生成するア
    ラーム発生手段と、 前記移動局装置から検出された前記通信状態情報に基づ
    いて前記アラーム発生手段を制御し、前記第1のアラー
    ム信号を前記移動局装置に対応する送話路に送出し、前
    記第2のアラーム信号を前記移動局装置に対応する受話
    路に送出する制御手段とを有し、前記基地局装置におい
    て前記移動局装置の前記通信状態の劣化が受信されたと
    きに、前記第1のアラーム信号を通話相手に送信し、か
    つ前記第2のアラーム信号を前記移動局装置の通話者に
    送信することを特徴とする移動通信システム。
JP7235605A 1995-09-13 1995-09-13 移動通信システム用移動局装置及び基地局装置 Withdrawn JPH0984116A (ja)

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