JPH0983967A - 文字放送送信方法、文字放送送信装置、文字放送受信装置 - Google Patents

文字放送送信方法、文字放送送信装置、文字放送受信装置

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JPH0983967A
JPH0983967A JP26090695A JP26090695A JPH0983967A JP H0983967 A JPH0983967 A JP H0983967A JP 26090695 A JP26090695 A JP 26090695A JP 26090695 A JP26090695 A JP 26090695A JP H0983967 A JPH0983967 A JP H0983967A
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JP
Japan
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program
teletext
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update
data
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JP26090695A
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Takashi Toyoda
崇 豊田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組内容の更新状態を正確に受信装置側で判
別できるようにする。 【解決手段】 文字放送送信信号内に、文字放送番組の
内容の更新に応じて値が更新される少なくとも2ビット
以上のコードによる更新番号を付加するようにする。例
えば番組データヘッダなどにおける未定義領域を利用す
る。更新番号は例えば放送内容の更新に応じて値がイン
クリメントされるようなコードとし、受信装置側で、そ
の更新番号の値により更新状況を確認できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字放送システムに
好適な送信方法、送信装置、及び受信装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】文字放送として知られているように、テ
レビジョン放送の映像信号内に独立の番組となる文字デ
ータを重畳して送信する放送方式が実施されている。こ
の文字放送は、1つの番組が何ページ分かの文字データ
により構成されるわけであり、文字放送受信装置は、受
信したテレビジョン放送の映像信号から文字データを抽
出して各ページ毎の文字放送画面となる映像信号を生成
し、それをモニタ装置に供給して表示させることにな
る。
【0003】この文字放送において、番組のページ送出
間隔、つまり受信装置が各ページの情報を受信できる間
隔は約20秒である。従って或る番組が例えば10ペー
ジで構成されていた場合、その番組の受信には約200
秒を要することになる。従って、文字放送を視聴する際
に、ユーザーが番組を選択してからその選択された番組
の情報を受信し、表示させようとすると、ユーザーにと
っては番組選択操作から実際の表示出力までかなり待た
されることが多いことになる。
【0004】このため従来より文字放送受信装置には、
予約登録と呼ばれる機能が設けられている。これは、ユ
ーザーが予め見たい番組を選択し、予約登録しておく
と、受信装置はその番組の受信に応じて番組内容をメモ
リに記憶しておく。そしてユーザーが実際の視聴のため
にその番組を選択した場合は、メモリから番組内容を読
み出すことで、即座にモニタ表示させることができるよ
うにする機能である。
【0005】例えば番組が天気予報であった場合を例に
あげる。この番組は朝、昼、晩と1日に3回内容が更新
されるものであるとし、また10ページ程度で構成され
ているとする。ユーザーはこの天気予報の番組を予約登
録しておくと受信装置は、繰り返し放送されている天気
予報の番組の受信動作を行い、受信できたら、その10
ページ分の番組内容をメモリに記憶する。そしてユーザ
ーが視聴のために天気予報番組を選択した場合、メモリ
に保持されている番組内容を即座に表示させる。例えば
5ページ目の内容が見たい場合であっても、それもメモ
リから引き出すことで即座に表示できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように予約登録機
能によって文字放送の視聴に際してのユーザーの待ち時
間はなくなり、使用性は格段に向上するものであるが、
モニタ出力される番組内容はあくまでそれより前の時点
で予めメモリに記憶しておいた内容である。このため、
或る時点でメモリに取り込んだ番組内容をそのままにし
ておくと、視聴時点では既に古くなった番組内容が表示
される場合もある。このことから、受信装置では放送さ
れている番組の内容が更新されたことを検出して、それ
に応じてメモリに記憶した内容を更新していくという動
作を行なうことが好適である。
【0007】文字放送の場合、送信される番組内容の更
新状況を受信装置側に認識させるために放送信号内に更
新フラグというデータを用意している。この更新フラグ
は、放送局側が番組内容を更新する際に、『1』と
『0』を反転させる1ビットのデータとして決められて
いる。この更新フラグを利用することにより、受信装置
側では番組内容が更新された場合のみにメモリに記憶さ
れた番組内容を書き換えるという動作が可能となる。
【0008】ところが、更新時に反転されるデータであ
るため、その番組を継続して受信していない限りは現在
の番組内容が更新されているか否かを正確に知ることは
できない。例えば或るチャンネルで10分毎に更新され
る番組Aがあったとし、メモリに取り込んだ時点で更新
フラグが『0』であったとする。ここで、その後他のチ
ャンネルの或る番組Bのメモリ取込などの動作に20分
以上かかったとする。その時点で再び番組Aを受信する
と、その番組内容は2回更新されているため、更新フラ
グは『0』に戻っている。つまり受信装置は内容が更新
されていないと誤認してしまうことになり、メモリ書き
換えを行なわず、古い番組内容のデータが残されてしま
う。
【0009】例えばこのように更新フラグによる更新状
況の判別は常に正確に行なうことはできないという問題
があり、これによって、視聴の際にすでに古くなった番
組内容が表示されてしまうことなどが発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、番組内容の更新状態を正確に受信装置側で
判別できるようにし、ユーザーに最新の情報を提供でき
るようにすることを目的とする。
【0011】このため文字放送送信信号内に、文字放送
番組の内容の更新に応じて値が更新される少なくとも2
ビット以上のコードによる更新番号を付加するようにす
る。つまり、更新番号は例えば放送内容の更新に応じて
値がインクリメントされるようなコードとし、受信装置
側で、その更新番号の値により更新状況を確認できるよ
うにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
の文字放送システムを次の順序で説明する。 1.更新番号を付加した文字信号フォーマット 2.送信装置 3.受信装置
【0013】1.更新番号を付加した文字放送信号フォ
ーマット 1つの番組を形成する文字放送信号のフォーマットを図
1に示す。1つの文字放送番組データとしての信号は、
図1(a)のように、複数のデータグループDGにより
形成される。最初のデータグループDGは番組管理デー
タとされ、続くn個のデータグループDGがそれぞれ文
字放送としての1ページを構成するページデータP1〜
P(n)とされる。
【0014】各データグループDGは、それぞれ例えば
20秒間隔で送信される。従ってページデータP1〜P
9により9ページで構成される番組であった場合、受信
装置では約200秒の受信期間で、図1(a)の番組デ
ータ全体を取り込むことができる。
【0015】図1(b)に示すように、番組管理データ
としてのデータグループDGには番組データヘッダが設
けられている。また番組データヘッダに続いて所要のデ
ータによるデータユニットDUが設けられる。さらにペ
ージデータP1〜P(n)としてのとしての各データグ
ループDGには、ページデータヘッダが設けられ、続い
て実際の文字データなどが配されるデータユニットDU
が設けられる。
【0016】番組データヘッダは1つの番組の1回の送
信につき最初に1回送信されるデータであり、その内容
は図2のように規定されている。なお、図2(及び図
3、図4)において『DBx』とはデータグループ内の
バイト数を示しており、図2のような番組データヘッダ
は番組管理データとしてのデータグループDGにおける
第8バイトDB8〜第19バイトDB19の位置に配さ
れることを意味している。b1 〜b8 はビット位置を示
している。
【0017】番組データヘッダには、図2に示すように
番組単位で規定される番組番号やページ総数などのデー
タが載せられる。また前述した更新フラグについては、
この番組データヘッダ内である第17バイトDB17の
ビットb2 としての位置に記されることになっている。
【0018】ページデータヘッダは1つの番組の各ペー
ジの送信毎に1回送信されるデータであり、その内容は
図3のように規定されている。このページデータヘッダ
にはページ単位で必要な情報として、番組番号やページ
番号、表示モード制御などの各種データが載せられる。
【0019】ところで、図1(a)に示した番組管理デ
ータや、各ページデータP1〜P(n)は、複数のデー
タグループDGにより送信される場合もある。例えば1
つのページデータP1が、ページデータP1(1) とペー
ジデータP1(2) という2つのデータグループで送信さ
れる場合を図1(c)に示している。この場合、図1
(d)に示すように、ページデータP1(1) については
図1(b)の場合と同様にページデータヘッダ及びデー
タユニットDUが設けられるが、後続するページデータ
P1(2) としてのデータグループについては、ページデ
ータヘッダのかわりに継続データヘッダが設けられる。
この継続データヘッダの内容は図4のように規定されて
いるが、そのデータグループはそれより前に送信された
データグループに継続して1つの文字放送ページを構成
するためのデータが載せられていることが示される。
【0020】文字放送信号フォーマットとしては、図2
〜図4のような番組データヘッダ、ページデータヘッ
ダ、継続データヘッダが存在するが、これらのデータヘ
ッダには、各図において斜線部として示すように記すべ
きデータが規定されていない未定義領域が存在する。本
実施の形態では、この未定義領域を用いて、所定ビット
数で、番組内容の更新に応じて値が更新される更新番号
を載せ、文字放送の送信を行なうようにするものであ
る。
【0021】更新番号を2ビットとすると、番組内容の
更新毎に、その更新番号の値が『00』『01』『1
0』『11』『00』・・・・・ と変化して送信されること
になる。受信装置側では、後述する予約登録機能におい
て番組内容を記憶する際に、同時にそのときの更新番号
も記憶する。そしてその後、その番組を受信した際に、
受信信号から得られた更新番号と記憶している更新番号
とを比較し、一致していなけれ番組内容が更新されてい
るとして、記憶内容の書き換えを行なうようにすればよ
い。更新状況の判別の正確性を向上させるには、更新番
号をより長いビット数で設定することが好ましい。
【0022】例えば番組データヘッダには7ビット分の
未定義領域が存在するため、番組データヘッダに更新番
号を載せる場合は、最大7ビットの更新番号を設定する
ことができる。またページデータヘッダには12ビット
分の未定義領域が存在するため、ページデータヘッダに
更新番号を載せる場合は、最大12ビットの更新番号を
設定することができる。さらに継続データヘッダには5
6ビット分の未定義領域が存在するため、ページデータ
ヘッダに更新番号を載せる場合は、最大56ビットの更
新番号を設定することができる。
【0023】これらの未定義領域のどこを用いて何ビッ
トの更新番号を設定するかは実際の文字放送システムの
運用事情等を考慮して決定することとなる。もちろん各
データヘッダを組み合わせて更新番号付加領域を設定し
てもよい。
【0024】なお、受信装置の受信動作はデータグルー
プ単位で行なわれるため、例えば番組データヘッダと、
各ページデータP1〜P(n)におけるページデータヘ
ッダを用いて7ビット程度の更新番号を送信するように
すれば、受信装置では各データグループの受信時点で更
新番号を知ることができる。また継続データヘッダは、
通常、番組管理データや各ページデータP1〜P(n)
が複数のデータグループDGにより送信される場合にの
み付加されるものであるが、例えばダミーデータによる
継続データグループDGを設定して継続データヘッダを
設け、そこに更新番号を付加するようにしてもよい。
【0025】2.送信装置 このように更新番号を付加して文字放送信号を送信する
送信装置10の構成を図5に示す。通常のテレビジョン
信号は、送信装置10における合成部16を介して送信
部17に供給され、放送電波としてアンテナ18から送
信出力される。合成部16は、テレビジョン信号の垂直
ブランキング期間における所定の水平ラインに文字放送
としての信号を重畳する部位である。
【0026】文字放送番組としての内容となるデータは
送信装置10におけるエンコーダ11に供給される。ま
たエンコーダ12には、制御データ発生部12から、各
種制御データが供給される。この制御データとは上述し
た各種データヘッダなどに記される情報をいう。制御デ
ータは送信制御部13からの指令に基づいて各種制御デ
ータを発生させる。
【0027】エンコーダ11では、文字放送番組として
の内容となるデータと、制御データ発生部12からの制
御データを用い、文字放送フォーマットに規定された形
態の送信信号を生成することになる。なお図1では説明
を省略したが、実際の文字放送信号フォーマットでは、
さらに同期データやチェックコードなども配される。エ
ンコーダ11ではこれらの信号も付加した文字放送とし
ての送信信号を生成することになる。
【0028】エンコーダ11によって生成される文字放
送番組としての送信信号は送信番組格納部14に格納さ
れる。この送信番組格納部14に格納された各種番組の
文字放送送信信号がそれぞれ所定のタイミングで周期的
に読み出され、テレビジョン信号に重畳されて放送され
ることになる。
【0029】送信番組格納部14からは送出制御部13
の制御に基づいて送信すべき番組の送信信号がデータグ
ループ単位で読み出され、文字放送信号送出部15に供
給される。送出制御部13ではテレビジョン信号の水平
同期信号H及び垂直同期信号Vに基づいてタイミングを
設定し、文字放送信号送出部15の動作を制御する。文
字放送信号送出部15は送出制御部13からのタイミン
グ制御に基づいて、テレビジョン信号の垂直ブランキン
グ期間における所定のラインのタイミングで、文字放送
送信信号を合成部16に供給し、合成部16において文
字放送送信信号の重畳を実行させる。これにより合成部
16の出力は、文字放送番組が多重化されたテレビジョ
ン信号とされ、これが送信部17を介してアンテナ18
から送信(放送)されることになる。
【0030】番組内容が更新される際は、その新たな内
容のデータがエンコーダ11でエンコードされるわけで
あるが、その際に制御データ発生部12では、その番組
についての更新番号をインクリメントしてエンコーダ1
1に供給することになる。つまり、制御データ発生部は
各番組についての更新番号を記憶しており、或る番組に
ついて新たに内容データがエンコーダ11に供給された
場合、その番組についての送信信号に付加される更新番
号の値が変化されるように、更新番号の値をエンコーダ
11に供給するものである。
【0031】送信装置10において、制御データ発生部
12がこのような動作を行なうことで、或る番組の内容
が更新された場合、その放送に付加される更新番号の値
が変化することになる。
【0032】3.受信装置 以上のように番組内容の更新に伴って更新番号の値が変
化する文字放送システムにおける受信装置20の構成を
図6に示す。アンテナ21で受信されたテレビジョン放
送電波はテレビジョンチューナ22において選局され、
復調されてそのチャンネルで放送されている映像信号が
出力される。
【0033】このテレビジョンチューナ22から出力さ
れる映像信号はスイッチ23のT端子に供給される。ス
イッチ23の出力は端子24からモニタ装置に供給され
る。従ってスイッチ23がT端子に接続されている場
合、モニタ装置には通常のテレビジョン放送としての映
像信号が供給され、テレビジョン放送が表示されること
になる。
【0034】なお、この文字放送受信装置20とモニタ
装置(例えばテレビジョン受像機)の接続形態は各種考
えられ、例えば映像信号はRF信号形態で接続したり、
もしくはコンポジットビデオ信号形態や、Y/Cビデオ
信号形態、さらにはRGB信号形態なども考えられる。
これらの信号形態の違いにより端子24の前段の出力回
路系の構成は異なるものとなるが、この点については詳
述を避ける。また、この文字放送受信装置がテレビジョ
ン受像機に内蔵される場合も考えられる。
【0035】符号抽出部25は、受信/復調された映像
信号における垂直ブランキング期間の所定ラインに重畳
されている文字放送としてのデータを抽出する。抽出さ
れたデータは一旦コントローラ26に供給される。コン
トローラ26は制御部としてマイクロコンピュータによ
り構成されている。そして制御信号SGにより各部の動
作の制御を行なうことになる。
【0036】コントローラ26は抽出された文字放送デ
ータをそのまま画面合成部28に供給して文字放送番組
としての映像信号を合成させることができる。またコン
トローラ26は抽出された文字放送データを一旦番組メ
モリ27aに記憶させ、ユーザーが視聴する時点で読み
出して画面合成部28に供給し、文字放送番組としての
映像信号を合成させることもできる。画面合成部28の
出力はスイッチ23のM端子に供給される。文字放送視
聴の際にはコントローラ26はスイッチ23をM端子に
接続させることになり、これによってモニタ装置では画
面合成部28で合成された文字放送としての映像が出力
される。
【0037】操作部29には、ユーザーが文字放送番組
を選択するための操作キーや、予約登録を行なうための
操作キーが設けられている。番組選択については、先ず
放送局チャンネルを選択するチャンネル操作キーが設け
られており、ユーザーがチャンネルを選択したら、それ
に応じてコントローラ26はテレビジョンチューナ22
の受信周波数を制御することになる。またチャンネル選
択の後にユーザーは番組番号を選択する。番組番号の選
択には例えば『0』〜『9』のテンキーや『#』キーが
設けられており、例えばユーザーが『1』『2』『3』
『#』と操作すれば、番組番号『123#』が指定され
たことになる。コントローラ26は指定された番組番号
に応じて符号抽出部25に、その番組としての文字デー
タの抽出動作を実行させる。
【0038】また、操作部29には予約登録のための操
作キーとして例えば予約モードキー、予約セットキーが
設けられている。そしてユーザーが予約モードキーを操
作した後、例えばチャンネル『1』、番組番号『1』
『5』『6』『#』と操作し、さらに予約セットキーを
操作した場合は、コントローラ26は、1チャンネルの
番組番号『156#』の番組が予約登録操作されたと認
識し、その『チャンネル1/番組番号156#』という
データを予約登録データとして予約登録メモリ27bに
記憶する。
【0039】予約登録メモリ27bには、このようにユ
ーザーの操作に応じて設定された予約登録データが記憶
される。例えば図7のように各種番組のチャンネル及び
番組番号が予約登録データとして記憶される。そしてコ
ントローラ26は、予約登録メモリ27bに登録された
番組については、随時その番組を受信させるべくTVチ
ューナ22の選局制御や符号抽出部25での処理の実行
制御を行ない、必要に応じて符号抽出部25で抽出され
た番組内容を番組メモリ27aに記憶させる。受信され
た文字放送番組を番組メモリ27aに記憶する場合の処
理については後述する。
【0040】番組メモリ27aとしては、例えば300
ページ分など比較的大量の文字放送内容を記憶できるよ
うに記憶容量が設定されている。そして、予約登録され
た番組を番組メモリ27aに保持しておくことで、ユー
ザーがその番組を見たいと思って番組番号操作をした際
に、コントローラ26は即座に番組メモリ27aから番
組内容を読み出して、モニタ装置上でその番組の映像を
出力させることができる。例えば番組メモリ27aに
は、図8のように或る予約登録された番組の受信に応じ
て、その番組内容を、チャンネル番号及び番組番号とと
もに記憶させる。なお、番組内容としてのデータ量は、
その番組が何ページ分の画像で構成されるかによるもの
であり、番組毎に異なるデータサイズとなる。
【0041】このような受信装置20において実現され
る動作について以下説明する。この受信装置20では、
図8のように、番組メモリ27aへの番組内容の記憶の
際に、その番組内容に対応させて、同時に受信される更
新番号も記憶するようにしている。なお、この例では更
新番号を7ビットのデータとしており、例えば文字放送
信号内において番組データヘッダと、各ページデータP
1〜P(n)におけるページデータヘッダ内の所定の領
域に7ビットの更新番号が付加されているものとする。
そして符号抽出部25では、或る文字放送信号からのデ
ータを抽出する際に、そのとき受信されたデータグルー
プに付加されている番組データヘッダもしくはページデ
ータヘッダの所定領域から更新番号の値を読込み、コン
トローラ26に供給することになる。
【0042】また、更新番号を番組メモリ27aに記憶
させるようにしたが、更新番号については、各時点で番
組メモリ27aに記憶されている番組内容に対応されて
保持されていればよく、例えば番組番号及びチャンネル
と対応させて予約登録メモリ27bに記憶させたり、或
はコントローラ26の内部レジスタなどに記憶させるよ
うにしてもよい。いずれにしても本実施例では、コント
ローラ26が、番組メモリ27aに記憶された各番組内
容に対応して、その番組内容を受信し、記憶した際に得
られた更新番号を把握できるようにすればよい。
【0043】操作部9からの操作によりユーザーは所要
の番組が予約登録として予約登録メモリに記憶されてい
くことができるが、1又は複数の予約登録番組が設定さ
れているときは、コントローラ26は、随時、その各予
約登録番組のチャンネルに応じてTVチューナ22に必
要な選局動作を実行させていき、予約登録番組の放送信
号を受信していく動作制御を行なうことになる。
【0044】図9に予約登録番組の受信に関するコント
ローラ26の処理を示す。コントローラ26がTVチュ
ーナ22及び符号抽出部25により予約登録番組の受信
動作を制御している際において、予約登録されている番
組が受信できたら(F101)、コントローラ6は符号抽出部
によりその番組の内容を抽出させるわけであるが、その
際にまず、その受信された番組の信号に付加されている
更新番号を取り込む(F102)。そして、取り込んだ更新番
号と、その番組について過去に番組メモリ27aに記憶
させた際に同時に記憶させた更新番号とを比較する(F10
3)。ここで、更新番号が一致していた場合は、その番組
について今回受信された内容は、番組メモリ27aに記
憶している内容と同一であり、つまり放送されている内
容が更新されていないと判断する。従って、今回受信し
た番組内容により番組メモリ27aの内容を書き換える
必要はないと判断して、処理を終える (F104→YES)。
【0045】一方、ステップF104で不一致と判断された
場合は、今回受信された番組内容は、その時点で番組メ
モリ27aに記憶している内容から更新された内容であ
り、つまり最新の内容であると判断して、ステップF105
に進み、受信された番組内容及び更新番号により番組メ
モリ27aに記憶している内容を書き換える処理を行な
うことになる。
【0046】以上の動作を図7、図8で例を上げて説明
する。図7のようにチャンネル1の番組番号『003
#』という番組が予約登録されている場合、コントロー
ラ26は随時この番組の受信動作を行なう。予約登録後
最初に受信された時点では、図8のように番組内容及び
更新番号が番組メモリ27aに記憶されることになる。
このとき更新番号が『0110010』であったとす
る。この文字放送番組が、例えば1日のうちで正午に内
容が更新される番組であったとし、予約登録後最初に受
信された時点が例えば午前8時であったとする。
【0047】この受信時以降も、番組番号『003#』
の番組は所定の周期で繰り返し放送されており、従っ
て、コントローラ26による予約番組の受信制御として
この番組についての図9の処理は、正午の時点に達する
前でも何回か行なわれることになる。ところが、午前中
に受信される分については、内容は午前8時の時点から
変わっておらず、従って受信された更新番号は『011
0010』のままであるため、ステップF104の処理で一
致、つまり更新されていないと判断され、番組メモリ2
7aにおける書き換えは行なわない。
【0048】一方、正午以降の時点において最初にこの
番組が受信されると、そのときに受信データから読み出
される更新番号はインクリメントされた値である『01
10011』となっている。従ってステップF104で更新
番号が不一致であり、番組内容が更新されたと判断し
て、受信された番組内容、及び更新番号により、図8の
番組番号『003#』に関するの番組内容及び更新番号
が書き換えられることになる。
【0049】このような処理により、番組メモリ27a
のデータの書き換えは、内容が更新された時のみに効率
的に実行できることになり、しかも、番組内容の更新状
況は例えば7ビットの更新番号によりほぼ確実に正確な
判断が可能となるため、更新状況の判断を誤って、古い
番組内容を番組メモリ27aに保持したままにしておく
というような誤動作も生じない。
【0050】以上本発明の実施の形態を説明してきた
が、文字放送システムにおける送信装置、受信装置の構
成は図5、図6に限定されず、各種考えられるものであ
る。例えば受信装置20については予約登録メモリ27
bと番組メモリ27aは一体のメモリ素子で構成しても
よいし、またコントローラ26(マイクロコンピュー
タ)内部のメモリを用いてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、文字放
送送信信号内に、文字放送番組の内容の更新に応じて値
が更新される少なくとも2ビット以上のコードによる更
新番号を付加するようにしたため、受信装置側で、その
更新番号の値により正確に更新状況を確認できるように
なるという効果があり、これによって予約登録機能に関
する効率的なメモリ動作、チューニングスキャン動作を
実現するとともに、ユーザーに対して出力する文字放送
内容については、更新状況の判断を誤って最新の番組内
容を取り込まなかったことに起因する古い内容の提示と
いう不都合な動作を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】文字放送信号フォーマットの説明図である。
【図2】本発明の実施の形態において更新番号を付加で
きる領域としての番組データヘッダの説明図である。
【図3】実施の形態において更新番号を付加できる領域
としてのページデータヘッダの説明図である。
【図4】実施の形態において更新番号を付加できる領域
としての継続データヘッダの説明図である。
【図5】実施の形態の文字放送送信装置のブロック図で
ある。
【図6】実施の形態の文字放送受信装置のブロック図で
ある。
【図7】実施の形態の文字放送受信装置の予約登録メモ
リ内のデータの説明図である。
【図8】実施の形態の文字放送受信装置の番組メモリ内
のデータの説明図である。
【図9】実施の形態の文字放送受信装置の予約登録番組
の受信時の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 送信装置 11 エンコーダ 12 制御データ発生部 13 送出制御部 14 送信番組格納部 15 文字放送信号送出部 16 合成部 17 送信部 20 受信装置 22 テレビジョンチューナ 23 スイッチ 25 符号抽出部 26 コントローラ 27a 番組メモリ 27b 予約登録メモリ 28 画面合成部 29 操作部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字放送番組の内容の更新に応じて値が
    更新される少なくとも2ビット以上のコードによる更新
    番号を発生させ、その更新番号を文字放送番組の送信信
    号内の所定領域に付加して送信を行なうことを特徴とす
    る文字放送送信方法。
  2. 【請求項2】 前記更新番号は、文字放送送信信号内に
    おいて番組単位のヘッダ領域に付加されることを特徴と
    する請求項1に記載の文字放送送信方法。
  3. 【請求項3】 前記更新番号は、文字放送送信信号内に
    おいて番組を構成する各ページ単位で設定されているヘ
    ッダ領域に付加されることを特徴とする請求項1に記載
    の文字放送送信方法。
  4. 【請求項4】 各文字放送番組について、少なくとも2
    ビット以上のコードによる更新番号を、その文字放送番
    組の内容の更新に応じて値が更新されるようにして発生
    させる更新番号発生手段と、 送信すべき文字放送番組としての信号内に、その文字放
    送番組について前記更新番号発生手段から発生された更
    新番号を付加して文字放送番組の送信信号を生成する送
    信信号生成手段と、 前記送信信号生成手段により生成された送信信号をテレ
    ビジョン放送信号に重畳して送信出力する送信手段と、 を有して構成されることを特徴とする文字放送送信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記送信信号生成手段は、前記更新番号
    を番組単位のヘッダ領域に付加して送信信号を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の文字放送送信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信信号生成手段は、前記更新番号
    を番組を構成する各ページ単位で設定されているヘッダ
    領域に付加して送信信号を生成することを特徴とする請
    求項4に記載の文字放送送信装置。
  7. 【請求項7】 文字放送信号を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信された文字放送信号から、所定領域
    に付加されている更新番号を読み取る更新番号判別手段
    と、 受信された文字放送番組の内容データ及び更新番号を記
    憶することができる記憶手段と、 予約登録された文字放送番組が前記受信手段で受信され
    た際に、前記更新番号判別手段で判別された更新番号
    と、その予約登録された文字放送番組について前記記憶
    手段に記憶されている更新番号とが異なった場合に、前
    記記憶手段におけるその文字放送番組の内容データ及び
    更新番号を、受信された内容データ及び更新番号に書き
    換えるように制御を行なう制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする文字放送受信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記更新番号判別手段は、受信された文
    字放送信号において番組単位のヘッダ領域に付加されて
    いる更新番号を読み取ることを特徴とする請求項7に記
    載の文字放送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記更新番号判別手段は、受信された文
    字放送信号において番組を構成する各ページ単位で設定
    されているヘッダ領域に付加されている更新番号を読み
    取ることを特徴とする請求項7に記載の文字放送受信装
    置。
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Cited By (2)

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