JPH0983470A - リアルタイム相関メーター - Google Patents

リアルタイム相関メーター

Info

Publication number
JPH0983470A
JPH0983470A JP23858195A JP23858195A JPH0983470A JP H0983470 A JPH0983470 A JP H0983470A JP 23858195 A JP23858195 A JP 23858195A JP 23858195 A JP23858195 A JP 23858195A JP H0983470 A JPH0983470 A JP H0983470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunable receiver
side display
real
receiving
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23858195A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryu Taochen
リュ タオチェン
P Cook Barry
ピー. クック バリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EE C NIIRUSEN CO
TNC US Holdings Inc
Original Assignee
EE C NIIRUSEN CO
AC Nielsen Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EE C NIIRUSEN CO, AC Nielsen Co filed Critical EE C NIIRUSEN CO
Priority to JP23858195A priority Critical patent/JPH0983470A/ja
Publication of JPH0983470A publication Critical patent/JPH0983470A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同調可能受信器の同調状態をリアルタイムで
決定できる相関メーターを提供すること。 【解決手段】 この相関メーターは、音響音声出力のよ
うな同調可能受信器の出力を受信する。アナログデジタ
ル変換器は、この同調可能受信器の出力をデジタル式の
サンプル側表示に変換する。アンテナ或いはその他の信
号収集器は、同調可能受信器が同調するチャンネルに対
応する基準側表示を受信する。相関メーターは、基準側
表示の受信に伴ってデジタル式サンプル側表示と基準側
表示とを相関させ、同調可能受信器の同調状態を決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、同調可能
な受信器をモニターするためのメーターに関し、特に、
同調可能な受信器のサンプル側の出力表示と、基準側表
示の遠隔ソースから供給される基準側表示とを実質的に
リアルタイムで相関させることにより、同調可能な受信
器の同調状態を決定するリアルタイム相関メーターに関
する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】現
在、テレビ及び/或いはラジオ番組は、一般に、無線、
有線、衛星、及び/或いはこれらに類する手段によって
送信されている。テレビ及び/或いはラジオ番組が如何
なる手段によって送信されるにせよ、こうした番組の視
聴者数を確認したいという要求が存在する。このため、
現在のテレビ及び/或いはラジオ受信器は、統計学的に
選出された回答者が同調する受信器のチャンネルを確定
するために、通常のチャンネルメーターを使用して計測
を行っている。このチャンネル情報は、少なくとも部分
的には、テレビ及び/或いはラジオ視聴率報告の収集に
使用される。こうした視聴率報告は、対応する番組の送
信時間中にそのテレビ及び/或いはラジオ視聴者に対し
て各番組が占める割合、即ち、パーセンテージに関する
情報を提供している。
【0003】視聴率情報の潜在的利用可能性は広範囲な
分野に及んでいる。広告主であれば、自社製品の広告の
ために買い付けるチャンネル時間に関して、その適切な
コストを割り出すために視聴率情報を利用したいと考え
るであろう。放送業者(ネットワーク放送業者、独立放
送業者、ケーブル放送業者、その他類似の放送業者)
は、この視聴率情報を、広告主が買うチャンネル時間に
対する価格を決定する際の一要素として、或いは番組選
定及びスケジュール決定における一要素として使用する
ことができる。また芸能人達は、視聴率情報を利用し
て、その演技に対する妥当な報酬額の決定に、或いは過
去の作品に対する再放送料の決定に役立てることができ
る。
【0004】視聴率情報の獲得には、幾つかの方式が採
用されている。その一つに、回答者が手許に日誌をつけ
る方式がある。この場合、回答者は自分がその受信器を
同調させた番組を日誌に記入しなければならない。日誌
方式には多くの問題がある。
【0005】例えば、回答者は時としてその番組選定の
記入を忘れる場合がある。また、日誌は視聴率会社が手
渡しで配布し、渡された回答者は手許にこれを保持し、
視聴率会社が直接回収に廻って、記入データを分析し、
視聴率情報を引き出している。
【0006】この人海戦術は労働集約的であると共に時
間の浪費である。さらに、視聴率情報は、番組が最終利
用者に配布されたその日、或いはその翌日には提出しな
ければならないことが多い。こうした配布、回収に要す
る早急な往復時間は、日誌方式の障害でしかない。
【0007】他の方式では、計測対象となる受信器に視
聴メーターが物理的に接続されている。視聴メーター
は、計測対象受信器が同調したチャンネルを自動的に同
定する。通常、視聴メーターには一連のスイッチが含ま
れており、その各スイッチが、選出家庭の個々の回答者
に割り当てられている。スイッチは、選出家庭における
回答者達の操作により、各回答者が視聴者計測活動のメ
ンバーであることを視聴メーターに送信する。従って、
この視聴メーターは、計測対象受信器が同調したチャン
ネルの同定情報を提供するだけでなく、視聴者の構成に
関する情報をも提供する。
【0008】この視聴メーターは、回答者による計測過
程への事実上の関与を減少させている点で、かなり良好
に機能している。これはまた、視聴メーターが記録する
データを電子的に回収可能である点からも、かなり良く
機能している。電子的に回収されることで、日誌方式に
比べてデータの回収をより頻繁に、また容易に行うこと
ができる。これは視聴メーターには、例えば公衆電話シ
ステムのような伝送システムに接続されたモデムが備わ
っているためである。視聴率会社は、定期的に指示を出
して視聴メーターからその収納データを視聴率会社に送
信させている。
【0009】これは、視聴率会社の希望により何度でも
送信を督促することができる。このように、日誌を配布
することも直接回収する必要もなく、また選出家庭の回
答者が番組情報を日誌に記入することもなしに、同調及
び集計調査データを、いくらでも高頻度で回収すること
が可能である。
【0010】しかしながら、こうした視聴メーターにも
問題が幾つかある。例えば、今日使用されている受信装
置は高性能であるため、実際のチャンネル番号の決定が
非常に困難である。この種の高性能受信装置としては、
衛星、ケーブル、ビデオカセット、空中アンテナなどを
通じて配信される番組の受信が可能なテレビがある。
【0011】少なくとも、こうした番組のうちの幾つか
は、既存のチャンネル、例えばチャンネル3、を通じて
テレビに送られているため、視聴する番組が送信されて
いる実際のチャンネル番号を特定するのは実に難しい。
【0012】さらに仮に視聴メーターが、選出された回
答者が受信を選択した番組を送信する実際のチャンネル
番号を正確に特定できるとしても、この種の視聴メータ
ーが特定するのはこうしたチャンネル番号のみであっ
て、受信を選択した番組までを特定することはない。視
聴率会社は視聴メーターが回収するチャンネル情報に基
づいて選定番組を特定するため、頻繁に番組表を所蔵し
ておくことが多い。こうした番組表から、チャンネル、
日付、及び時刻毎に、ネットワーク、ケーブル会社、及
びその類似機関が放送を予定している番組を識別するこ
とができる。この種の番組表の使用により、計測対象受
信器が同調するチャンネルの番組を特定することができ
る。
【0013】しかしながら、一般に番組表は人手によっ
て収集され、また番組表のもとになる番組日程情報が通
常、番組の実際の放送以前に入手されることから、放送
予定情報の入力が不正確であったり、また番組表の入力
時から受信器の計測時までの間に予定変更があった場合
にはエラーが発生する。さらに、番組の放送予定情報の
獲得や同情報からの番組表の収集には、かなりの人手を
要する。
【0014】そのため、実際に視聴者に対して放送され
た番組を自動的に判定できる番組確認システムが創案さ
れている。一般に、番組確認システムは、埋め込み型番
組コードの検知、或いはパターン照合の何れかで構成さ
れている。埋め込み型の番組コードは、番組コードが埋
め込まれた番組を唯一のものとして特定するため、送信
された番組におけるこのコード検知を利用して、どの番
組が、どのチャンネルで放送されたか、またどの時間帯
に番組が放送されたかを確認することができる。パター
ン照合の場合、各時間帯に各チャンネルを通じて番組が
放送される間、各番組からサンプルパターン(識別記号
とも呼ばれる)を抽出し、このサンプルパターンを予め
番組から抽出してある基準パターンと相関させる。次い
で照合により、どの時間帯に、どのチャンネルによっ
て、どの番組が放送されたかが指示される。この情報
は、番組表の電子的作成、或いは単に放送番組の確認に
利用することができる。しかしながら、埋め込み型番組
コードを使用する番組確認の場合には、必ずしも全ての
番組に番組コードが埋め込まれているわけではなく、ま
たパターン照合を使用する場合には維持費が高くなるな
どの問題がある。
【0015】さらに、今日の視聴メーターは計測の対象
となる同調可能受信器に物理的に接続されており、従っ
て回答者がその同調可能受信器の固定位置から離れたと
ころに居る場合に、計測不可能となる。通常、この固定
位置は選出回答者の家庭内にあることから、この回答者
が自宅以外、例えばスポーツバー、友人の家、或いは自
動車内といった場所にある受信器が受信する番組を視聴
しているような場合、同回答者が非計測対象の同調可能
受信器が同調した番組を視聴しているという事実は記録
されない。この事実の記録漏れは、対象番組とその裏番
組に完全に相関して作成される視聴率情報をゆがめるこ
とになる。
【0016】本発明は、上記記載の1以上の問題点を解
決するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態にお
いては、請求項1に記載のとおり、相関メーターが第1
及び第2受信器と1台の相関器によって構成されてい
る。第1受信器は、同調可能受信器の出力信号を受信
し、サンプル側表示を供給する。サンプル側表示は、同
調可能受信器の出力パターンを表す。第2受信器は、基
準側表示用遠隔ソースからの複数の基準側表示を受信す
る。基準側表示は、同調可能受信器が同調する複数のチ
ャンネルによって送信される信号に対応した複数のパタ
ーンを表す。
【0018】相関器は、実質的に、第2受信器による基
準側表示の受信に伴って、サンプル側表示と基準側表示
とを相関させ、同調可能受信器の同調状態を決定する。
【0019】本発明の他の形態においては、請求項15
に記載のとおり、リアルタイムの同調可能受信器モニタ
ーシステムが、複数の対応チャンネルが送信する複数の
伝送信号を受信するための第1受信器を含んでいる。チ
ャンネルは、同調可能受信器が同調するチャンネルに対
応している。第1受信器には、第1受信器が受信する伝
送信号に基づいて複数の基準側表示を生成する機器が接
続されている。基準側表示はそれぞれ、対応する伝送信
号パターンを表している。この機器には、基準側表示を
送信する送信機が接続されている。第2受信器は、基準
側表示を受信する。第3受信器は同調可能受信器の出力
信号を受信し、同出力信号のサンプル側表示を提示す
る。サンプル側表示は、出力信号のパターンを表示す
る。第2、第3受信器には相関器が接続され、サンプル
側表示と基準側表示とを相関させて同調可能受信器の状
態を決定する。基準側表示は、同相関器によって実質的
にリアルタイムでサンプル側表示と相関される。
【0020】さらに本発明の他の形態においては、請求
項44に記載のとおり、携帯式相関メーターがマイクロ
フォン、アンテナ、受信器、及び処理器から構成されて
いる。マイクロフォンは、同調可能受信器の音響音声出
力を受信し、同音響音声出力を電気信号に変換し、同電
気信号をサンプル側表示として提示するようになってい
る。アンテナは、同調可能受信器が同調することのでき
る伝送信号の基準側表示によって変調された搬送波を受
信するためのものである。受信器は同アンテナに接続さ
れており、変調搬送波を復調し基準側表示を抽出するよ
うに調整されている。処理器はマイクロフォンと受信器
に接続されており、実質的にアンテナが基準側表示を受
信したとき、サンプル側表示と基準側表示とを相関さ
せ、同調可能受信器の同調状態を決定するようになって
いる。
【0021】本発明のさらにその他の形態においては、
請求項48に記載のとおり、同調可能受信器モニターシ
ステムが、互いに離れた位置にある基準記号生成器と受
信器モニターとを含んでいる。基準記号生成器は基準記
号抽出器を含み、複数の対応チャンネルから基準記号を
抽出する。こうしたチャンネルは、同調可能受信器が同
調するチャンネルに対応している。基準記号生成器はま
た、基準記号を送信するための基準記号送信器を含んで
いる。受信器モニターは基準記号受信器を含み、基準記
号送信器が送信する基準記号を受信する。受信器モニタ
ーはまたサンプル記号抽出器を含み、同調可能受信器の
出力からモニター用のサンプル記号を抽出する。この出
力は、同調可能受信器が同調するチャンネルに対応して
いる。受信器モニターはさらに、基準記号受信器とサン
プル記号抽出器とに接続される相関器を含んでいる。同
相関器は、サンプル記号と基準記号とを実質的にリアル
タイムで相関させ、同調可能受信器の同調状態を決定す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】上記、及びその他の特徴及び優位
点は、本発明を以下の図面と共に詳細に検討することに
よりさらに明らかとなる。
【0023】図1は、複数の同調可能受信器が同調する
チャンネルを決定するための複数の携帯式リアルタイム
相関メーターを含む、同調可能受信器モニターシステム
を図示している。
【0024】図2は、図1に示されている同調可能受信
器モニターシステムの基準サイドをさらに詳細化したも
のである。
【0025】図3は、図1に示されている同調可能受信
器モニターシステムのサンプルサイドをさらに詳細化し
たものである。
【0026】図4は、図2のデジタル信号処理器(DS
P)が実行可能なコンピュータープログラムを表すフロ
ーチャートである。
【0027】図5は、図3のデジタル信号処理器(DS
P)が実行可能なコンピュータープログラムを表すスロ
ーチャートである。
【0028】図6は、図3で示されたデジタル信号処理
器(DSP)が実行する相関機能を示したものである。
【0029】図7は、複数の同調可能受信器が同調する
チャンネルを決定するための複数の固定式リアルタイム
相関メーターを含む、同調可能受信器モニターシステム
を示している。
【0030】図8は、本発明による同調可能受信器モニ
ターシステムの代替例を示している。
【0031】本発明のリアルタイム式相関メーターは、
携帯式のリアルタイム相関メーター、固定式のリアルタ
イム相関メーター、或いはそれに類似するものとして実
現可能である。本発明を携帯式のリアルタイム相関メー
ターとして実現したものを図1から図5に示している。
【0032】図1が示すように、同調可能受信器モニタ
ーシステム10には、複数の携帯式リアルタイム相関メ
ーターが、複数の携帯式リアルタイム相関モニター装置
12−1乃至12−Nとして含まれている。リアルタイ
ム相関モニター装置12−1至る12−Nはそれぞれ、
計測対象の視聴者である当該回答者が携行できるもので
ある。携帯式のリアルタイム相関モニター装置12−1
乃至12−Nは、それぞれ、その電子回路への供給電源
として充電可能なバッテリーを含んでいる。
【0033】携帯式のリアルタイム相関モニター装置1
2−1にはマイクロフォン14−1と受信用アンテナ1
6−1が付いている。同様に、携帯式リアルタイム相関
モニター装置12−2にもマイクロフォン14−2と受
信用アンテナ16−2が付いており、携帯式リアルタイ
ム相関モニター装置12−Nにもマイクロフォン14−
Nと受信用アンテナ16−Nが付いている。対応する携
帯式リアルタイム相関モニター装置12−1乃至12−
Nのマイクロフォン14−1乃至14−Nは、受信器の
音声出力を音響的に検知し、その音声出力を対応する電
気信号に変換し、対応する携帯式リアルタイム相関モニ
ター装置12−1乃至12−Nの電子回路によって処理
するように調整されている。
【0034】携帯式リアルタイム相関モニター装置12
−1乃至12−Nは、それぞれ対応する回答者達が携行
するため、回答者の家庭の内外に在る何れの同調可能受
信器をも計測することができる。このように、携帯式リ
アルタイム相関モニター装置12−1乃至12−Nは、
これを携行している回答者が計測対象の同調可能受信器
の近くにいてその視聴者となった場合に同調可能受信器
を計測する。即ち、計測対象となる同調可能受信器は、
回答者の家庭の内外何れにあってもよい。
【0035】一例として、携帯式リアルタイム相関モニ
ター装置12−1に関し、同携帯式リアルタイム相関モ
ニター装置12−1の対応するマイクロフォン14−1
が、計測可能な同調可能受信器20からの音響音声出力
18を検知している状態を図1に示している。同調可能
受信器20は、テレビ受信器、ラジオ受信器、及び/或
いはこれらに類似のものである。同調可能受信器20
は、番組選定用の番組選定器22(即ち、チューナー)
と、選定した番組の音響出力を視聴者に音響的に投射す
るためのスピーカー24とを含んでいる。携帯式リアル
タイム相関モニター装置12−1に加えて、その対応す
る回答者は、携帯式リアルタイム相関モニター装置12
−2をそのマイクロフォン14−2がスピーカー24か
らの音響音声出力18をピックアップ可能な位置にまで
携行することができる。携帯式リアルタイム相関モニタ
ー装置12−Nは、対応するそのマイクロフォン14−
Nが計測対象同調可能受信器28からの音響音声出力2
6を受信可能な位置にある。
【0036】同調可能受信器20の場合と同様に、この
同調可能受信器28は、番組選定器30(即ち、チュー
ナー)とスピーカー32を有している。番組選定器30
はチャンネルを選択し、スピーカー32は選定チャンネ
ルが送信する番組を表示する電気信号を音響音声出力2
6に変換して音響音声出力26が視聴者によって知覚で
きるようにする。
【0037】同調可能受信器20及び28の番組選定器
22及び30は、複数の番組ソース36から複数の対応
するチャンネルを通じて送信される複数の伝送信号34
の中から選択を行なう。複数の番組ソース36として
は、例えば、AMチャンネルを送信するAMラジオ局、
FMチャンネルを送信するFMラジオ局、VHF及びU
HFの両方のテレビチャンネルを送信するテレビ局、ケ
ーブルチャンネルを送信するケーブルヘッドエンド、及
び/或いはこれらに類するものである。
【0038】複数の番組ソース36が送信する複数の伝
送信号34はまた、基準側処理システム38によっても
受信される。基準側処理システム38には、モニターす
る伝送信号を送信する各チャンネル用の独立チューナ
ー、或いは複数の番組ソース36が伝送信号34を送信
する複数のチャンネルの各々に順次同調するように制御
可能な走査用チューナーの何れかが含まれる。
【0039】番組選定器40(即ち、チューナー)が選
定したチャンネルによって送信される番組を表す電気信
号は、基準側処理システム38の処理部42へと供給さ
れる。処理部42は、番組選定器40が選定したチャン
ネルによって送信される番組を表す各電気信号からサン
プル抽出を行ない、抽出した電気信号を濾波して番組選
定器40が選定したチャンネルによって送信される番組
に対応する電気信号の基準側表示を生成し、基準側表示
にチャンネル情報を追加し、基準側表示を時分割多重様
式により変調信号として変調器44へ供給する。必要に
応じて、番組特定情報を基準側表示に追加することがで
きる。こうした基準側表示は、番組ソースが送信するチ
ャンネルに対応する電気信号のパターンであり、基準記
号とも呼ばれる。
【0040】変調器44は例えば、処理部42から受信
する変調波長のFM無線周波副搬送波(サブキャリア)
信号を変調し、変調されたFM副搬送波を無線周波送信
器46へ供給する。無線周波送信器46は、変調された
無線周波信号を送信用アンテナ48により空中に送信す
る。送信された変調無線周波信号は、対応する携帯式リ
アルタイム相関モニター装置12−1乃至12−Nの受
信用アンテナ16−1乃至16−Nによって検知可能で
ある。この携帯式リアルタイム相関モニター装置12−
1乃至12−Nに対する基準側表示の送信には、FM無
線周波副搬送波以外の送信メディアを使用することがで
きる。例えば、テレビジョン側波帯、セルラー電話、A
M送信器、マイクロ波送信器、衛星、既存バージョンの
公衆電話システム、その他これらに類するものが利用で
きる。
【0041】携帯式リアルタイム相関モニタ−装置12
−1乃至12−Nは、それと同調可能受信器20及び2
8との距離が対応する音声出力を検知可能な範囲である
場合に、送信アンテナ48から送信される基準側表示と
同調可能受信器20及び28の音声出力から得るサンプ
ル側表示の比較を行なう。
【0042】図2では基準側処理システム38がさらに
詳細に図示されている。番組選定器40は チューナー
50を含んでいる。このチューナーは走査チューナーで
あり、最終ユーザーに空中送信される複数の伝送信号3
4を探知するようになっている。また同選定器40は一
対のチューナー52及び54を含んでいるが、それらは
走査チューナーであり、何れもケーブルチャンネルを受
信するカプラー56からの出力を受信する。カプラー5
6は、ケーブル58より受信した全てのケーブルチャン
ネルをチューナー52、及び54の双方に結合させる。
チューナー52は、ケーブルチャンネルの第1部分を選
択するために配置され、チューナー54はケーブルチャ
ンネルの第2部分を選択するために配置されている。番
組選定器40におけるチューナーの数は、選択可能なチ
ャンネル数と各チューナーの容量に依存する。従ってケ
ーブルチャンネルの数やモニターする空中チャンネルの
数が単一走査チューナーの容量を越える場合には、複数
のチューナーが必要となる。また、チューナーは、衛
星、マイクロ波送信機などのような他の設備から送信さ
れるチャンネルにも同調するように配慮されている。
【0043】さらに、同調可能受信器モニターシステム
10の分離能力を増すために、出来るだけ頻繁に各チャ
ンネルの基準側表示を供給することが望ましい。例え
ば、各チャンネルに対して基準側表示が1秒毎に生成さ
れる場合、同調可能受信器モニターシステム10は、回
答者の番組受信を1秒以内に検知することができる。従
って、各チューナーの安定時間(即ち、同調後に同調信
号が安定するまでの時間)を必要とする場合があるた
め、チューナーの数を増やして所定時間内に可能なチャ
ンネル全てを巡回させる必要がある。従って、1チュー
ナーの出力が安定する間に他のチューナーの出力が処理
される。
【0044】チューナー50、52、54はそれぞれ対
応する復調器60、62、64に出力を供給する。復調
器60、62、64は対応するチューナー50、52、
54の出力から音声信号だけではなく、自動同調(AF
T)信号及び/或いは自動利得制御(AGC)信号を取
り出す。復調器60、62、64は、その関連音声、A
FT、及びAGC出力と、復調器60、62、64から
の出力をアナログデジタル変換器68に1度に1つずつ
接続している多重記憶制御装置66へ供給する。アナロ
グデジタル変換器68はサンプルを抽出して保持する機
能を果たし、多重記憶制御装置66から受信するアナロ
グ量を対応するデジタル量に変換する。
【0045】アナログデジタル変換器68はデジタル信
号処理器(DSP)70に接続されている。デジタル信
号処理器70はチューナー50、52、54の作動だけ
でなく、多重記憶制御装置66及びアナログデジタル変
換器68の作動とも同期している。依って、デジタル信
号処理器70は、チューナー50、52、54に各々の
チャンネルを選択させ、アナログデジタル変換器68に
チューナー50、52、54の復調出力を順に供給する
ように多重記憶制御装置66を制御している。
【0046】アナログデジタル変換器68の抽出及び保
持部は、多重記憶制御装置66が供給するその時点のチ
ャンネル信号値を抽出して保持する。アナログデジタル
変換器68が使用するサンプリング率は、主にナイキス
ト規格、フーリエ変換アルゴリズム、デジタルフィルタ
ー要件、及び/或いはその他の類似事項に基づくシステ
ム要件によって決定されている。アナログデジタル変換
器68は、例えば4KHzバンド幅を作り出す8KHz
サンプル率を使用している。
【0047】必要があれば、デジタル信号処理器70の
制御下にある多重記憶制御装置66に復調器60、6
2、64からのAFT及びAGC電圧レベルの読取りを
行わせることも可能である。また、チューナー50、5
2、54がテレビチューナーである場合、チューナー5
0、52、54が供給するビデオ信号を垂直、水平同期
パルスを抽出している同期セパレーターに供給すること
も可能である。アナログデジタル変換器68は対応出力
をデジタル信号に変換する。それによって、デジタル信
号処理器70は、垂直、水平同期パルスを決定してチュ
ーナー50、52、54のチャンネル状態、及びその他
の作動及び試験状態を決定することができる。
【0048】デジタル信号処理器70は、チューナー5
0、52、54、多重記憶制御装置66、及びアナログ
デジタル変換器68のタイムサンプリング、信号調節、
信号処理、誤差の事前修正の付加、信号初期化、及び同
期制御を行なうことが可能である。また同処理器70
は、自らの出力調整も行なうため、適正に利用すれば搬
送波の変調も実行可能である。最後に同処理器70には
チャンネルスタンプ、及び/或いはプログラム識別スタ
ンプの付加が可能である。従って、同調可能モニターシ
ステム10は能動的エンコーディング及び受動的プログ
ラム、及び/或いはチャンネルモニターの両方の属性を
兼ね備えることができる。
【0049】デジタル信号処理器70は、デジタルアナ
ログ変換器72にその出力を供給する。デジタルアナロ
グ変換器72は、デジタル信号処理器70が供給するデ
ジタル量をアナログ波形に変換する。このアナログ波形
は、分離及び安全上の理由でバンドパスフィルター74
に通される。バンドパスフィルター74の出力は変調器
44に供給され、変調器44はまた、搬送波源78から
の搬送波を受信する。
【0050】搬送波源78としては、例えばFMステー
ションのような場合があるが、これはその出力を搬送波
源78が使用する副搬送波に同調させたローパスフィル
ター80にFM副搬送波の形で供給している。バンドパ
スフィルター74が供給する変調信号は、ローパスフィ
ルター80からの搬送波を有する変調器44によって集
計され、その結果として得られる変調信号が、送信アン
テナ48により変調器搬送波を送信する無線周波送信器
46に供給される。
【0051】依って、基準側処理システム38はモニタ
ーされる各チャンネルのアナログ断片を順次捕捉する。
各々のアナログ断片は、デジタルフォーマットに変換、
調整され、またデジタル化された断片に対応するチャン
ネルのチャンネルスタンプ、及び/或いはプログラム識
別名が供給される。次いでチャンネルスタンプ及び/或
いはプログラム識別名を与えられたデジタル断片は、搬
送波を変調する変調信号として使用されるアナログ波形
に逆変換される。変調した搬送波はこうして送信され
る。その結果、送信した変調搬送波は計測対象チャンネ
ルが搬送する信号の複数のシーケンス表示を含んでい
る。これらの基準側表示を、ここではアナログ断片とし
て示しているが、こうした表示はこれ以外に定量化し、
デジタル形式で送信することが可能であり、また計測対
象チャンネルが搬送する電気的信号を個々に定義する一
連のアナログまたはデジタル係数として処理、送信する
こともできる。
【0052】図3は携帯式リアルタイム相関モニター装
置12−1のような、同装置12−1乃至12−Nの1
つをさらに詳細に図示している。図3に示されているよ
うに、携帯式リアルタイム相関モニター装置12−1に
は音声増幅器100が含まれ、マイクロフォン14−1
の出力を増幅し、この増幅された出力をアナログデジタ
ル変換器102に供給している。その結果、マイクロフ
ォン14−1は携帯式リアルタイム相関モニター装置1
2−1のローカルエリアに於いて生成された波形を受信
し、電気的信号に変換する。こうした電気的信号は音声
増幅器100によって基準側表示に近いレベルにまで増
幅される。
【0053】音声増幅器100は自動利得制御機能を有
する場合がある。この自動利得制御機能は、拡張ダイナ
ミック入力レンジを供給し、局所的な受信器が生成する
もの以外の会話やその他無関係な音である音響信号(こ
こでは雑音と考える)を減少、またはマスクするために
使用されている。このような増幅器制御は、セルラー無
線技術に使用されるスピーチ処理においては一般的な方
法である。
【0054】アナログデジタル変換器102は、音声増
幅器100からの増幅出力信号をデジタルフォーマット
に変換し、次いでそのデジタルフォーマットされた増幅
出力信号をデジタル信号処理器104に供給する。アナ
ログデジタル変換器102がデジタル信号処理器104
に供給するデジタル化された増幅信号はサンプル側表示
と呼ばれ、計測対象受信器の音声出力から派生してい
る。サンプル側表示は、マイクロフォン14−1が受信
する音波のパターンであり、別名サンプル記号と呼ばれ
ている。
【0055】受信アンテナ16−1は基準側処理システ
ム38から送信アンテナ48によって送信された変調搬
送信号を受信する。FM受信器106(例えば従来型の
FM受信器など)は、受信アンテナ16−1に接続さ
れ、変調搬送波の復調を行って基準側処理システム38
の変調器44によって搬送波に付加するベースバンド信
号を生成する。FM受信器106は固定チューナー型、
若しくは基準側処理システム38が送信する適切な搬送
波を自動探知及びロッキングする自動走査チューナー型
である。
【0056】こうして、FM受信器106を同調させ、
基準側処理システム38によって送信された搬送波を選
択する。受信アンテナ16−1が受信し、FM受信器1
06が同調した信号を含む音声信号は、ハイパスフィル
ター108によって除去され、FM受信器及びハイパス
フィルター108は、計測対象チャンネルのアナログ形
式の基準側表示のみを通過させる。
【0057】アナログデジタル変換器110はハイパス
フィルター108とデジタル信号処理器104の間に接
続されている。同変換器110はデジタル信号処理器1
04による処理のためにハイパスフィルター108のア
ナログ出力をデジタル信号に変換している。デジタル信
号処理器104はこのデジタル化された信号を処理し、
伝送チャンネルに於ける異常を捕捉及び/或いは訂正す
る。こうした異常は、例えば雑音やフェーディング、多
重パス及び同一チャンネル干渉などによるものである。
【0058】デジタル信号処理器104のメモリーがデ
ジタル化された時間多重基準側表示を遅延させる場合が
ある。これは受信アンテナ16−1が受信するアナログ
の時間多重基準側表示を含む変調搬送波が、マイクロフ
ォン14−1が受信する音波(音速)より早い速度(光
の速度に近い)で伝送されるからである。デジタル信号
処理器104は、アナログデジタル変換器102から受
信するデジタル化されたサンプル側表示をアナログデジ
タル変換器110が供給するデジタル化された基準側表
示に相関させる。こうして、この相関機能はデジタル信
号処理器104が基準側表示にインポーズした遅延によ
って、マイクロフォン14−1が受信する音響信号と受
信アンテナ16−1が受信する電磁信号との間の伝送速
度の差を考慮している。
【0059】デジタル信号処理器70は、搬送波源78
が供給する搬送波の変調を制御するために、図4に示す
コンピュータープログラム120のようなコンピュータ
ープログラムとして機能する。コンピュータープログラ
ム120は図4に図示されている通り、このプログラム
120が実行されると、まず変数iを0に設定するよう
なコードブロック122を含んでいる。ブロック124
では次いでiを1増加させ、またブロック126ではi
の初期値が1であるチューナーi を選択する。
【0060】その後、ブロック128では変数Kを0に
設定し、ブロック130では変数Kを1だけ増加させ
る。次いでブロック132でチューナーi をチャンネル
K に設定することによって、チューナーi ではチャンネ
ルK が搬送する電気信号を通過させる。例えば、図2に
示されているチューナー50を第1チューナーとした場
合(即ちiが1であるチューナーi )、デジタル信号処
理器70はチューナー50を制御して、第1チャンネル
(即ち、Kが1であるようなチャンネルK )に同調させ
る。
【0061】ブロック134はチャンネルK のサンプリ
ングを行わせる。このように、デジタル信号処理器70
は多重記憶制御装置66、及びアナログデジタル変換器
68を制御して、チャンネルK に対応するチューナーi
のアナログ出力をデジタルフォーマットに変換する。ブ
ロック136ではチャンネルK のデジタル化された信号
を、例えば信号の調整、事前の誤差訂正の付加、フォー
マット、及びチャンネルK に対応するチャンネルスタン
プの付加などによって処理する。ブロック138ではそ
の結果として得られたデジタル信号を変調信号として、
以下のような基準側処理システム38の残余部分に移送
する。即ち、デジタルアナログ変換器72によって前記
デジタル信号をアナログ信号に変換し、得られたアナロ
グ信号をバンドパスフィルター74によって濾波し、濾
波したアナログ信号を変調器44に供給し、ローパスフ
ィルター80が供給する搬送信号を濾波されたアナログ
信号により変調器44において変調し、さらに変調され
た搬送波を無線周波送信器46及び送信アンテナ48に
よって送信する部分である。
【0062】次いで、ブロック140では変数K がチュ
ーナーi 用のKmax と同等であるか否かを決定する。K
がKmax に等しくない場合、コンピュータープログラム
120はKを1だけ増加させるブロック130に戻る。
次いで、ブロック132ではチューナーi を処理予定の
次のチャンネルにセットする。その結果、チューナーi
が同調する各チャンネルによって搬送される信号の断片
は時間多重化され、また送信アンテナ48によって送信
するために搬送波の変調に使用される。
【0063】モニターされるチャンネルの各々にチュー
ナーi が同調すると(即ち、変数KがKmax に等しい場
合)、ブロック142ではiがimax と同等か否かを決
定する。iがimax に等しくない場合、コンピューター
プログラム120はiを1増加するブロック124に戻
る。ブロック126では次のチューナーを選択し、ブロ
ック128では変数Kを0にリセットする。そして、ブ
ロック130乃至140が次のチューナーのチャンネル
の処理を行なう。iがimax に等しければ、コンピュー
タープログラム120は終了し、その直後、或いは希望
する時間だけ遅延した後に再スタートする。
【0064】マイクロフォン14−1が受信する音声信
号源に同調するチャンネルを決定するために、携帯式リ
アルタイム相関モニター装置12−1のデジタル信号処
理器104によって、図5に示されたコンピュータープ
ログラム150のようなコンピュータープログラムを実
行する。コンピュータープログラム150が実行される
と、ブロック152では音声増幅器100の自動利得機
能を制御し、マイクロフォン14−1が供給する電気信
号をFM受信器106及びハイパスフィルター108の
出力に近似するレベルまで増幅する。ブロック154で
はアナログデジタル変換器102を制御し、音声増幅器
100の出力をサンプリングする。このサンプル抽出さ
れた出力は、マイクロフォン14−1が受信する音響音
声信号のサンプル側表示を形成する。
【0065】同様に、ブロック156では、アナログデ
ジタル変換器110を制御してハイパスフィルター10
8の出力をサンプリングし、この出力をデジタルフォー
マットに変換する。このサンプリングされた出力は、ア
ンテナ16−1を経由して基準側処理システム38から
受信する基準側表示を形成する。相関器ブロック158
では、アナログデジタル変換器102から受信するサン
プル側表示をアナログデジタル変換器110から受信す
る基準側表示に相関させる。
【0066】相関器ブロック158では適切な相関プロ
セスを実施する。例えば、相関器ブロック158では、
相関される信号の零クロッシングポイントのマッチング
を含む零クロッシング検知を実施する。また、同相関器
ブロック158では、相関用信号のデジタル表示を比較
するため、デジタル比較を実施する。他の例として、相
関器ブロック158では、音声分析において一般的に使
用されている相関方法である線形予測コーディング(L
PC)を使用するか、或いは特別のスペクトル分析を実
施するために多重レート信号処理技術を使用し、またス
ライディング相関器を形成するように周知の方法で改良
を施した短時間スペクトル分析(STSA)を使用する
ことができる。多重レート信号処理技術は、現在、デジ
タルフィルターバンクス、スペクトル分析、及び他の多
くのデジタル信号処理アルゴリズムにおいて使用されて
いる。必要があれば、相関器ブロック158において複
数のこうした技術を実施し、サンプル側表示と基準側表
示との間のマッチングを検知するための信頼性を高める
ことができる。
【0067】上記で論じたように、送信アンテナ48と
受信アンテナ16−1との間の無線周波送信の伝送時
間、及びモニター対象の同調可能受信器とマイクロフォ
ン14−1との間の音声送信の伝送時間は同じではない
可能性がある。例えば、基準側処理システム38を携帯
式リアルタイム相関モニター装置12−1から10km
の位置に設置し、またモニター対象の同調可能受信器を
携帯式リアルタイム相関モニター装置12−1から4m
の位置に設置した場合、送信アンテナ48と受信アンテ
ナ16−1との間の伝送に無線周波送信は約 33.3
マイクロ秒を要するのに対して、音声信号がモニター対
象の同調可能受信器と携帯式リアルタイム相関モニター
装置12−1のマイクロフォン14−1との間の伝送に
要する時間は約12.0ミリ秒である。
【0068】無線周波送信と音声送信の伝送時間の差が
一定である場合、単純時間遅延を使用すれば、基準側表
示が遅延しサンプル側表示と同期する。即ち、音声の同
一部分から派生する基準側表示及びサンプル側表示は、
同時に相関器に到着する。こうした例が本発明のリアル
タイム相関メーターが固定位置リアルタイム相関メータ
ーとして具現化された場合の事例である。
【0069】しかしながら、無線周波送信と音声送信の
伝送時間の差が一定であるという可能性はあまりない。
特に、本発明のリアルタイム相関メーターが携帯式リア
ルタイム相関メーターとして具現化される場合は可能性
が低い。即ち、回答者が携帯式リアルタイム相関モニタ
ー装置12−1を携行することにより、送信アンテナ4
8と受信アンテナ16−1との間の無線周波送信の伝送
時間に目立った変化は無いにしても、モニター対象の受
信器とマイクロフォン14−1との間の音響送信の伝送
時間は大幅に変化する場合がある。例えば、仮に20℃
の標準圧力状態を想定すると、モニター対象の受信器と
マイクロフォン14−1との間の音響送信の伝送時間
は、モニター対象の受信器とマイクロフォン14−1と
の距離が3フィートの場合の約2.9ミリ秒から、24
フィートの場合の約23.3ミリ秒までの間で変化する
可能性がある。
【0070】従って、必要があれば、適応時間遅延技術
を採用して基準側表示をサンプル側表示と同期させるこ
とが可能である。またその代わりに、無線周波送信と音
声送信の伝送時間差における偏差を捕捉するために、ス
ライディング相関機能を採用することも可能である。即
ち、基準側表示、及びサンプル側表示を相互の時間軸に
関して調整し両者間の最大相関点を見つけることが可能
である。それによって得られた最大相関を限界値と比較
し、基準側表示とサンプル側表示との突き合わせ(マッ
チ)を推定するだけの十分な大きさを有しているか否か
を決定する。こうしたスライディング相関機能は、スプ
レッドスペクトルシステムのような周知の多様なシステ
ムに於いて使用されている。(エコー解除技術もまた双
方のデジタル信号処理器104の両側に於いて多重パ
ス、残響、その他の現象を是正するために必要であ
る。)ブロック160でサンプル側表示と基準側表示と
の間のマッチを検知しない場合、コンピュータープログ
ラム150はブロック152に戻り処理を継続する。
【0071】ブロック160でマッチを検知した場合、
ブロック162で携帯式リアルタイム相関モニター装置
12−1のメモリー164(図3参照)にマッチ記録を
収納させる。このマッチ記録は同調可能受信器の同調状
態を示すものである。この同調状態は以下の事項によっ
て構成される。(i)マッチの日付、或いは(ii)マ
ッチの時間、或いは(iii)サンプル側表示とマッチ
した基準側表示に含まれるチャンネル、或いは(iv)
サンプル側表示とマッチした基準側表示に含まれるプロ
グラム識別、或いは(v)上記事項、或いはその他の類
似事項の組合せなどである。従って、プログラム識別ス
タンプが基準側表示にも含まれている場合は、プログラ
ム識別スタンプはマッチレコードの一部としてメモリー
164にも格納される。コンピュータープログラム15
0は、このマッチレコードをメモリー164に格納した
後、ブロック152に戻り処理を継続する。さらに、マ
ッチレコードを比較して、基準側表示におけるプログラ
ム識別スタンプのミスコーディングを構成すること、ま
た重複するデータを対応するマッチレコード、その他か
ら削除してデータを圧縮すること等が可能である。
【0072】メモリー164に収納されたマッチレコー
ドは公衆電話システムなどを介して離れた地点に定期的
にダウンロードすることができる。
【0073】図6は、図5の相関器ブロック158によ
って実施される相関機能を図示している。対応する要素
を示すため、図6は図2と同じ参照番号を幾つか使用し
ている。図6が示すように、対応する番組ソース無線周
波送信の復調によって得られた6つの音声部分202、
204、206、208、210、及び212が6つの
プログラムソースを表している。デジタル信号処理器7
0の制御下にある多重記憶制御装置66は、番組ソース
無線周波送信の対応する音声部分202、204、20
6、208、210、及び212から断片 214、2
16、218、220、222、及び224を取得す
る。多重記憶制御装置 66の出力はアナログデジタル
変換器68によってデジタルフォーマットに変換され、
デジタル信号処理器70による処理が行われ、デジタル
アナログ変換器72によってアナログフォーマットに逆
変換され、バンドパスフィルター74で濾波され、搬送
波源78及びローパスフィルター80が供給する搬送波
の変調に使用される。
【0074】依って、時分割多重信号226は、無線周
波送信器46及び送信アンテナ48で構成される基準側
送信機によって、受信アンテナ16−1、FM受信器1
06、ハイパスフィルター108、アナログデジタル変
換器110及びデジタル信号処理器104で構成される
基準側受信器及び処理器に送信される。
【0075】時分割多重信号226は、複数の基準側表
示228、230、232、234、236、238を
含んでおり、このそれぞれが断片214、216、21
8、220、222、224に対応している。従って、
適切な任意の時間切片に基準側表示240が相関器ブロ
ック158に提示される。
【0076】図6に示された時間のスナップショットに
於いては、基準側表示240は基準側表示232に対応
し、基準側表示232がまた番組ソース無線周波送信の
1つである音声部分206の断片218に対応してい
る。1つ前の時間切片では基準側表示240は基準側表
示234に対応し、基準側表示234がまた番組ソース
無線周波送信の1つである音声部分208の断片220
に対応していた。1つ後の時間切片では基準側表示24
0は基準側表示230に対応し、基準側表示230がま
た番組ソース無線周波送信の1つである音声部分204
の断片216に対応するはずである。
【0077】同様にして、音声部分202、204、2
06、208、210、212の発生源である番組ソー
ス無線周波送信を受信し、また番組選定器22或いは3
0の1つに対応する可能性がある番組選定器242は、
番組ソース無線周波送信に対応するチャンネルを選択
し、おそらくは音声出力として出力信号244を供給す
る。この出力信号244は、マイクロフォン14−1、
音声増幅器100、アナログデジタル変換器102、デ
ジタル信号処理器104で構成されるサンプル側受信
器、及び処理器によってサンプリングが行われ、出力信
号244の断片248に対応するサンプル側表示246
が相関器ブロック158に提出される。相関器ブロック
158は、基準側表示240とサンプル側表示246の
間の相関関係を作り、この相関関係はブロック160に
よって試験され、基準側表示240とサンプル側表示2
46のマッチング状態が決定される。
【0078】前述のように、無線周波送信と音声送信と
の間には伝送時間の差に変化があるため、サンプル側表
示246と基準側表示240との適正なマッチングを得
るには、この2つの表示が同期する必要性があると考え
られる。同期は、例えば基準側表示240とサンプル側
表示246にスライディング相関機能を適用することで
達成することができる。即ち、相関器ブロック158が
基準側表示240とサンプル側表示246を相互に時間
軸に沿って調整し、両者の最大相関点を確定する。次い
で、ブロック160で得られた最大相関を限界値と比較
し、基準側表示240とサンプル側表示246との間の
マッチングを推定するだけの十分な大きさを有している
か否かを決定する。リアルタイム相関装置が非可動状態
にある限り、最適相関点の早急な学習とその利用による
最大相関達成時間の短縮が可能であることから、相関器
ブロック158は適応処理を実施することができる。リ
アルタイム相関装置が再び可動状態になった場合は、時
間ラインが再度延長される。
【0079】図7は、固定式リアルタイム相関メーター
として具現化された本発明によるリアルタイム相関メー
ターを図示している。図7が示すように、同調可能受信
器モニターシステム300は固定式リアルタイム相関モ
ニター装置302を含んでいる。このリアルタイム相関
モニター装置302は、同調可能受信器304−1乃至
304−Nのような1以上のモニター対象同調可能受信
器を有する構造において適切な位置に固定されている。
固定式リアルタイム相関モニター装置302は壁面コン
セントや充電式バッテリーのような電池及び/或いはそ
れらに類似する電源からの電力供給が可能である。
【0080】この固定式リアルタイム相関モニター装置
302は、放送信号収集器306−1乃至306−Nの
ような信号収集器306を1台或いは複数台有してい
る。信号収集器306−1乃至306−Nは例えばアン
テナの形式であり、同調可能受信器304−1乃至30
4−Nの位置から送信される電磁信号を受信する。固定
式リアルタイム相関モニター装置302はまた、図1乃
至6に示された基準側処理システム38に類似する基準
側処理システム310からの基準側表示を受信するため
の受信用アンテナ308を有している。
【0081】同調可能受信器304−1乃至304−N
は、それぞれ対応するアンテナ312−1乃至312−
Nを有している。こうしたアンテナ312−1乃至31
2−Nは、対応する同調可能受信器の出力検出器314
−1乃至314−Nを有し、同調可能受信器304−1
乃至314−Nに対応する出力の検出を行なう。対応す
る同調可能受信器の出力検出器314−1乃至314−
Nが検出するこうした同調可能受信器304−1乃至3
04−Nの出力は、対応する搬送波と混合され、対応す
るアンテナ312−1乃至312−Nによって送信され
る。従って、固定式リアルタイム相関モニター装置30
2は同調可能受信器304−1乃至304−Nが家庭内
のどこに設置されていようとも、それらを遠隔的にモニ
ターすることが可能である。
【0082】こうした同調可能受信器の出力検知器31
4−1乃至314−Nは、例えば同調可能受信器304
−1乃至304−Nの音声出力を音響的に検知するマイ
クロフォンである場合がある。この場合、同調可能受信
器の出力検知器314−1乃至314−Nは、それぞれ
対応する同調可能受信器304−1乃至304−Nの音
声出力を対応する搬送波との混合用電気信号、及び対応
するアンテナ312−1乃至312−Nによる送信用電
気信号に変換する。或いは、同調可能受信器の出力検知
器314−1乃至314−Nが、モニター対象テレビの
輝度を検知する光電セル検知器である場合もある。この
場合、同調可能受信器の出力検知器314−1乃至31
4−Nは、対応する同調可能受信器304−1乃至30
4−Nのビデオ出力を対応する搬送波との混合用電気信
号、及び対応するアンテナ312−1乃至312−Nに
よる送信用電気信号に変換する。さらにまた、同調可能
受信器の出力検知器314−1乃至314−Nが、モニ
ター対象受信器が生成する適切な電磁場を検知する誘導
コイルである場合もある。
【0083】固定式リアルタイム相関モニター装置30
2は、複数の受信器316−1乃至316−Nを含んで
おり、同受信器は各々対応する信号収集器306−1乃
至306−Nに接続され、同信号収集器は、それぞれ、
対応するアンテナ312−1乃至312−Nが送信する
搬送波に同調している。受信器316−1乃至316−
Nは、それぞれ、その対応する搬送波を取り出し、その
対応するベースバンド信号を対応する零クロッシング相
関器318−1乃至318−Nに通される。こうしたベ
ースバンド信号は、対応する同調可能受信器304−1
乃至304−Nが同調する番組のサンプル側表示を表し
ている。
【0084】また、固定式リアルタイム相関モニター装
置302は、受信アンテナ308に接続されている基準
受信器320も含んでいる。基準受信器320は、基準
側処理システム310が送信する変調搬送波を復調し、
零クロッシング相関器318−1乃至318−Nに平行
な基準側表示を通過させる。
【0085】零クロッシング相関器318−1乃至31
8−Nは、対応する受信器316−1乃至316−Nか
らのサンプル側表示を基準受信器320が供給する基準
側表示に相関させる。零クロッシング相関器318−1
乃至318−Nは、例えば図5に示されているコンピュ
ータープログラム150に類似するコンピュータープロ
グラムを実行することができる。零クロッシング相関器
318−1乃至318−Nがマッチを検知した場合、マ
ッチ記録が固定式リアルタイム相関モニター装置302
のホームユニット322に送信され、メモリーに格納さ
れる。上記のように、マッチ記録は同調可能受信器の同
調状態を指示するものである。この同調状態は、(i)
マッチの日付、或いは(ii)マッチの時間、あるいは
(iii)サンプル側表示とマッチした基準側表示に含
まれるチャンネル、あるいは(iv)サンプル側表示と
マッチした基準側表示に含まれるプログラム識別、ある
いは(v)上記事項、或いはその他の類似事項の組合せ
によって構成される。ホームユニット322に格納され
たマッチレコードは公衆電話システムなどを介して離れ
た地点に定期的にダウンロードすることが可能である。
【0086】上記では、幾つかの改良については論じて
きた。例えば、対応する携帯式及び固定式リアルタイム
相関モニター装置12−1乃至12−N及び302の受
信アンテナ16−1乃至16−N及び308は、FM無
線周波副搬送波を使用する基準側表示を受信する。ま
た、基準側表示を携帯式及び固定式リアルタイム相関モ
ニター装置12−1乃至12−N及び302に送信する
ためにFM無線周波副搬送波以外の送信媒体が使用可能
であることも上記で論じた。従って、図8で示されてい
るように、相関メーター400は、例えば電気接続器4
04によりモデム402に接続されることによって、電
話回線などの搬送波回線を通して基準側表示を受信する
ことが可能である。また、相関メーターへの基準側表示
の送信には、マイクロ波、ケーブル、衛星、及び/或い
はそれに類似するものを代わりに使用することもでき
る。
【0087】当業者が、その他の変更態様を着想するこ
ともある。例えば、携帯式リアルタイム相関モニター装
置12−1乃至12−Nが、それぞれ、同調可能受信器
からの音声信号を受信するための対応マイクロフォン1
4−1乃至14−Nと共に示され、また同調可能受信器
出力検知器314−1乃至314−Nが、それぞれ、マ
イクロフォン或いは光電セルとして記述されているが、
1またはそれ以上のマイクロフォン14−1乃至14−
N、或いは1またはそれ以上の同調可能受信器出力検知
器314−1至る314−Nがモニター対象の同調可能
受信器上の対応する音声用及び/或いはビデオ用ジャッ
クなどにプラグ接続する電気的ジャックに交換すること
もできることを理解すべきである。従って、図8に示さ
れているように、相関メーター400は、電気接続器4
08によって同調可能受信器406の音声ジャック、或
いはビデオジャックの何れかに接続することができる。
依って、本発明による相関メーターは直接的な電気的接
続によって、モニター対象受信器の音声及び/或いはビ
デオ出力を受信することができる。
【0088】さらに、テレビをモニターする場合、携帯
式リアルタイム相関モニター装置12−1至る12−N
は、テレビの音声或いはビデオの何れかを使用可能であ
ることも理解すべきである。ビデオを使用する場合、携
式型リアルタイム相関モニター装置12−1乃至12−
Nはモニター対象受信器のビデオを受信するように調整
される。この場合、マイクロフォン14−1乃至14−
Nは、モニター対象テレビの時間変化する輝度を空間的
に平均化する光電セル検知器に交換される。モニター対
象テレビのこうした空間的に平均化した時間変化輝度の
パターンは、同様にして派生した基準パターンと相関さ
れ、モニター対象のテレビが同調する番組が決定され
る。一方で、上記で論じられたように、マイクロフォン
14−1乃至14−Nをモニター対象のテレビに設備さ
れている対応するビデオジャックにプラグ接続するため
の電気的ジャックに変更することができる。その結果、
モニター対象テレビの映像管の光出力を受信する代わり
に、携式型リアルタイム相関モニター装置12−1乃至
12−Nが、直接的な電気的接続によってモニター対象
テレビのビデオを受信することができる。
【0089】さらに、携帯式リアルタイム相関メータ
ー、及び固定式リアルタイム相関メーターは、ここでは
異なる装置として示されているが、単一のリアルタイム
相関メーターが、携帯式リアルタイム相関メーター、及
び固定式リアルタイム相関メーターの双方の機能を兼ね
得ることは明白である。例えば、本発明によるリアルタ
イム相関メーターには、同メーターを固定式リアルタイ
ム相関メーターとして使用する場合にプラグ接続するた
めのベースユニットを付けることができる。こうした基
本ユニットは、リアルタイム相関メーターのバッテリー
の充電機能、及びホームユニット或いは他の機器との通
信機能を果たすことができる。リアルタイム相関メータ
ーを携帯式リアルタイム相関メーターとして使用する場
合、回答者は単にベースユニットから外し、持ち運ぶだ
けでよい。
【0090】一方で、携帯式と固定式の両方を兼ねたリ
アルタイム相関メーターは、ベースユニットを持つ必要
がない場合もある。このリアルタイム相関メーターに
は、代わりに壁面のコンセントに直接差し込んでバッテ
リーを蓄電したり、家庭内ユニットやその他の機器との
直接通信ができるような内部通信機能を持たせることが
可能である。こうした修正は全て本発明の範囲内にあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数の同調可能受信器が同調するチャンネル
を決定するための複数の携帯式リアルタイム相関メータ
ーを含む、本発明の同調可能受信器モニターシステムを
示すブロック図である。
【図2】 図1に示した同調可能受信器モニターシステ
ムの基準サイドをさらに詳細に図示したものである。
【図3】 図1に示した同調可能受信器モニターシステ
ムのサンプルサイドをさらに詳細に図示したものであ
る。
【図4】 図2のデジタル信号処理器(DSP)が実行
可能なコンピュータープログラムを表すフローチャート
である。
【図5】 図3のデジタル信号処理器(DSP)が実行
可能なコンピュータープログラムを表すスローチャート
である。
【図6】 図3で示されたデジタル信号処理器(DS
P)が実行する相関機能を示したものである。
【図7】 複数の同調可能受信器が同調するチャンネル
を決定するための複数の固定式リアルタイム相関メータ
ーを含む、同調可能受信器モニターシステムを示すブロ
ック図である。
【図8】 本発明の同調可能受信器モニターシステムの
代替例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10・・・ 同調可能受信機モニターシステム 12−1〜N・・・ 携帯式リアルタイム相関モニター装置 14−1〜N・・・ マイクロフォン 16・・・ 受信用アンテナ 18・・・ 音響音声出力信号 20、28・・・ 同調可能受信機 24・・・ スピーカー 22、30・・・ 番組選定器 34・・・ 伝送信号 38・・・ 基準側処理システム 40・・・ 番組選定器 42・・・ 処理部 44・・・ 変調部 46・・・ 無線周波送信器 48・・・ 送信用アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バリー ピー. クック アメリカ合衆国 06840 コネティカット ニュー カナーン ブラッシー リッジ ロード 66

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調可能受信器の出力を受信し、サンプ
    ル側表示を提供するためのものであり、サンプル側表示
    が同調可能受信器の出力パターンを表す第1受信手段
    と、 基準側表示の遠隔源から複数の基準側表示を受信するた
    めのものであり、基準側表示が、同調可能受信器が同調
    する複数のチャンネルにより搬送される信号に対応する
    複数のパターンを表す第2受信手段と、 第2受信手段が基準側表示を実質的に受信したとき、サ
    ンプル側表示と基準側表示とを相関させ、この相関作業
    によって同調可能受信器の同調状態を決定するための相
    関手段とから構成されることを特徴とする相関メータ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記の第2受信手段が基準側表示を受信
    したとき、基準側表示がサンプル側表示に連続して相関
    される請求項1記載の相関メーター。
  3. 【請求項3】 前記の基準側表示が時分割多重方式であ
    る請求項2記載の相関メーター。
  4. 【請求項4】 前記の第2受信手段が、基準側表示を抽
    出可能な送信を受信するためのアンテナを含む請求項3
    記載の相関メーター。
  5. 【請求項5】 前記の基準側表示がデジタル方式であ
    り、サンプル側表示がデジタル方式であり、また相関手
    段が、デジタル式サンプル側表示とデジタル式基準側表
    示を相関させて同調可能受信器の同調状態を決定する請
    求項2記載の相関メーター。
  6. 【請求項6】 前記の相関メーターが携帯式である請求
    項2記載の相関メーター。
  7. 【請求項7】 前記の相関メーターが固定式である請求
    項2項記載の相関メーター。
  8. 【請求項8】 前記の同調可能受信器の出力がビデオ出
    力であり、第1受信手段が同調可能受信器のビデオ出力
    を受信する手段を含む請求項2記載の相関メーター。
  9. 【請求項9】 前記のビデオ出力の受信手段が、同調可
    能受信器が放射する光を受信するための光受信手段を含
    む請求項8記載の相関メーター。
  10. 【請求項10】 前記のビデオ出力の受信手段が、同調
    可能受信器のビデオ出力ジャックを相関メーターに接続
    するための電気コネクターを含む請求項8記載の相関メ
    ーター。
  11. 【請求項11】 前記の同調可能受信器の出力が音声出
    力であり、第1受信手段が同調可能受信器の音声出力を
    受信するための手段を含む請求項2記載の相関メータ
    ー。
  12. 【請求項12】 前記の音声出力が音響出力であり、第
    1受信手段が同調可能受信器の音響出力を電気信号に変
    換するための変換手段を含む請求項11記載の相関メー
    ター。
  13. 【請求項13】 前記の音響出力の受信手段が、同調可
    能受信器の音響出力ジャックを相関メーターに接続する
    ための電気コネクターを含む請求項11記載の相関メー
    ター。
  14. 【請求項14】 前記の第2受信手段が、基準側表示を
    抽出することのできる送信を受信するためのアンテナを
    含む請求項11記載の相関メーター。
  15. 【請求項15】 複数の対応するチャンネルが搬送する
    複数の伝送信号を受信するためのものであり、同チャン
    ネルが同調可能受信器が同調するチャンネルに対応する
    第1手段と、 第1手段が受信する伝送信号に基づいて複数の基準側表
    示を生成するために第1手段に接続されており、各基準
    側表示が対応する伝送信号のパターンを表している第2
    手段と、 基準側表示を送信するために第2手段に接続されている
    第3手段と、 基準側表示を受信するための第4手段と、 同調可能受信器の出力を受信し、同出力のサンプル側表
    示を供給するためのものであり、同サンプル側表示が同
    出力のパターンを表す第5手段と、 サンプル側表示と基準側表示とを相関させ、この相関作
    業により同調可能受信器の同調状態を決定するために第
    4手段及び第5手段に接続されており、実質的にリアル
    タイムで基準側表示をサンプル側表示に相関させる相関
    手段とによって構成されることを特徴とするリアルタイ
    ム同調可能受信器モニターシステム。
  16. 【請求項16】 前記の第2受信手段が実質的に基準側
    表示を受信したとき、基準側表示がサンプル側表示に連
    続的に相関される請求項15記載のリアルタイム同調可
    能受信器モニターシステム。
  17. 【請求項17】 前記の基準側表示が時分割多重方式で
    ある請求項16記載のリアルタイム同調可能受信器モニ
    ターシステム。
  18. 【請求項18】 前記の第4手段が、基準側表示を抽出
    可能な送信を受信するためのアンテナを含む請求項17
    記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  19. 【請求項19】 前記の基準側表示がデジタル方式であ
    り、サンプル側表示がデジタル方式であり、また相関手
    段がデジタル式サンプル側表示とデジタル式基準側表示
    を相関させて同調可能受信器の同調状態を決定する請求
    項16記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記の第4手段、第5手段、及び相関
    手段が携帯式の相関メーターを含む請求項16記載のリ
    アルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  21. 【請求項21】 前記の第4手段、第5手段、及び相関
    手段が固定式の相関メーターを含む請求項16記載のリ
    アルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  22. 【請求項22】 前記の同調可能受信器の出力がビデオ
    出力であり、第5手段が同調可能受信器の同ビデオ出力
    を受信する手段を含む請求項16記載のリアルタイム同
    調可能受信器モニターシステム。
  23. 【請求項23】 前記のビデオ出力の受信手段が、同調
    可能受信器が放射する光を受信するための光受信手段を
    含む請求項22記載のリアルタイム同調可能受信器モニ
    ターシステム。
  24. 【請求項24】 前記のビデオ出力の受信手段が、同調
    可能受信器のビデオ出力ジャックを相関メーターに接続
    するための電気コネクターを含む請求項22記載のリア
    ルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  25. 【請求項25】 前記の同調可能受信器の出力が音声出
    力であり、第5手段が同調可能受信器の音声出力を受信
    するための手段を含む請求項16記載のリアルタイム同
    調可能受信器モニターシステム。
  26. 【請求項26】 前記の音声出力が音響出力であり、第
    5手段が同調可能受信器の音響出力を電気信号に変換す
    るための変換手段を含む請求項25記載のリアルタイム
    同調可能受信器モニターシステム。
  27. 【請求項27】 前記の音響出力の受信手段が、同調可
    能受信器の音響出力ジャックを相関メーターに接続する
    ための電気コネクターを含む請求項25記載のリアルタ
    イム同調可能受信器モニターシステム。
  28. 【請求項28】 前記の第4手段が、基準側表示を抽出
    できる送信を受信するためのアンテナを含む請求項25
    記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  29. 【請求項29】 前記の第1手段が、同調可能受信器が
    同調する少なくとも幾つかのチャンネルに同調するため
    の同調手段を含む請求項16記載のリアルタイム同調可
    能受信器モニターシステム。
  30. 【請求項30】 前記の第3手段が、基準側表示に基づ
    いて搬送波を変調するための変調手段を含む請求項29
    記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  31. 【請求項31】 前記の第2手段が、第1手段が受信す
    る伝送信号をデジタル化するためのデジタル化手段を含
    む請求項29記載のリアルタイム同調可能受信器モニタ
    ーシステム。
  32. 【請求項32】 前記の第2手段が、デジタル化された
    伝送信号を処理するように調整された処理器を含む請求
    項31記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシス
    テム。
  33. 【請求項33】 前記の第2手段が、デジタル化され処
    理された伝送信号を変調信号に変換するための変換手段
    を含む請求項31記載のリアルタイム同調可能受信器モ
    ニターシステム。
  34. 【請求項34】 前記の第3手段が、変調信号を搬送波
    と混合して搬送波を変調するための混合手段を含む請求
    項34記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシス
    テム。
  35. 【請求項35】 前記の第4手段が、変調された搬送波
    を受信し、受信した変調搬送波を復調して変調搬送波か
    ら基準側表示を生成するための復調手段を含む請求項3
    4記載のリアルタイム同調可能受信器モニターシステ
    ム。
  36. 【請求項36】 前記の第4手段が、復調された変調搬
    送波をデジタル式基準側表示に変換するための手段を含
    む請求項35記載のリアルタイム同調可能受信器モニタ
    ーシステム。
  37. 【請求項37】 前記の第5手段が、同調可能受信器の
    出力をデジタル式サンプル側表示に変換するための手段
    を含む請求項36記載のリアルタイム同調可能受信器モ
    ニターシステム。
  38. 【請求項38】 前記の相関手段が、デジタル式サンプ
    ル側表示とデジタル式基準側表示を相関させて同調可能
    受信器の同調状態を決定するように調整された処理器を
    含む請求項37記載のリアルタイム同調可能受信器モニ
    ターシステム。
  39. 【請求項39】 前記の基準側表示が時分割多重方式で
    ある請求項38記載のリアルタイム同調可能受信器モニ
    ターシステム。
  40. 【請求項40】 前記の第3手段が、変調搬送波を空中
    送信するように調整されたアンテナを含む請求項39記
    載のリアルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  41. 【請求項41】 前記の第4手段が、第3手段が送信す
    る変調搬送波を受信するように調整されたアンテナを含
    む請求項40記載のリアルタイム同調可能受信器モニタ
    ーシステム。
  42. 【請求項42】 前記のモニター対象受信器の出力が音
    響出力であり、第5手段が同調可能受信器の音響出力を
    電気信号に変換するための変換手段を含む請求項41記
    載のリアルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  43. 【請求項43】 前記の電気信号がサンプル側のアナロ
    グ式電気信号であり、第5手段がサンプル側のアナログ
    式電気信号をデジタル式サンプル側表示に変換するため
    の手段を含むんでいる、特許請求範囲第42項記載のリ
    アルタイム同調可能受信器モニターシステム。
  44. 【請求項44】 同調可能受信器の音響音声出力を受信
    するように、また音響音声出力を電気信号に変換するよ
    うに調整され、且つサンプル側表示として電気信号を供
    給するように調整されたマイクロフォンと、 同調可能受信器が同調する伝送信号の基準側表示によっ
    て変調された搬送波を受信するように調整されたアンテ
    ナと、 アンテナに接続され、変調搬送波を復調してそこから基
    準側表示を抽出するように調整された受信器と、 マイクロフォン及び受信器に接続され、実質的にアンテ
    ナが基準側表示を受信したとき、サンプル側表示と基準
    側表示とを相関させて同調可能受信器の同調状態を決定
    するように調整された処理器とによって構成したことを
    特徴とする携帯式相関メーター。
  45. 【請求項45】 前記のマイクロフォンがアナログデジ
    タル変換器を含み、同アナログデジタル変換器が電気信
    号をデジタル式サンプル側表示に変換するように調整さ
    れ、前記の処理器がデジタル式サンプル側表示と基準側
    表示とを相関させるように調整されている請求項44記
    載の携帯式相関メーター。
  46. 【請求項46】 前記の処理器がアナログデジタル変換
    器を含み、処理器のアナログデジタル変換器がデジタル
    式基準側表示を生成するように調整され、処理器がデジ
    タル式サンプル側表示と基準側表示とを相関させるよう
    に調整されている請求項45記載の携帯式相関メータ
    ー。
  47. 【請求項47】 前記の処理器が、実質的に基準側表示
    を受信したとき、基準側表示とサンプル側表示とを連続
    的に相関させるように調整されている請求項44記載の
    携帯式相関メーター。
  48. 【請求項48】 複数の対応するチャンネルから基準記
    号を抽出するためのものであり、チャンネルが同調可能
    受信器の同調するチャンネルに対応する基準記号抽出手
    段と、基準記号を送信するための基準記号送信手段とを
    含む基準記号生成器と、 基準記号処理器から離れた位置にあり、基準記号送信手
    段が送信する基準記号を受信するための基準記号受信手
    段と、モニター対象同調可能受信器の出力からサンプル
    記号を抽出するためのサンプル記号抽出手段と、サンプ
    ル記号と基準記号を事実上のリアルタイムで相関させて
    同調可能受信器の同調状態を決定するために基準記号受
    信手段及びサンプル記号抽出手段とに接続された相関手
    段とを含む受信器モニターとによって構成したことを特
    徴とする同調可能受信器モニターシステム。
  49. 【請求項49】 前記の基準記号送信手段が基準信号を
    空中送信する請求項48記載の同調可能受信器モニター
    システム。
  50. 【請求項50】 前記の基準記号送信手段がケーブルに
    よって基準信号を送信する請求項48記載の同調可能受
    信器モニターシステム。
  51. 【請求項51】 前記の相関手段が、事実上のリアルタ
    イムで基準記号とサンプル記号とを連続的に相関させる
    ように調整されている請求項48記載の同調可能受信器
    モニターシステム。
JP23858195A 1995-09-18 1995-09-18 リアルタイム相関メーター Withdrawn JPH0983470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23858195A JPH0983470A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 リアルタイム相関メーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23858195A JPH0983470A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 リアルタイム相関メーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0983470A true JPH0983470A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17032342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23858195A Withdrawn JPH0983470A (ja) 1995-09-18 1995-09-18 リアルタイム相関メーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0983470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10469901B2 (en) 2008-10-31 2019-11-05 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to verify presentation of media content

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10469901B2 (en) 2008-10-31 2019-11-05 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to verify presentation of media content
US11070874B2 (en) 2008-10-31 2021-07-20 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to verify presentation of media content

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5594934A (en) Real time correlation meter
US6647548B1 (en) Coded/non-coded program audience measurement system
US5481294A (en) Audience measurement system utilizing ancillary codes and passive signatures
JP4918082B2 (ja) ハイブリッドラジオ波形のアナログ及びデジタル音声を整合する方法
US5850249A (en) Receiver monitoring system with local encoding
US20100235853A1 (en) Detection of media links in broadcast signals
EP2106050A2 (en) Audio matching system and method
WO1991011062A1 (en) Method and apparatus for broadcast media audience measurement
CA2809775A1 (en) Audio signature extraction and correlation
EP1119971B1 (en) Television audience monitoring system and method employing display of cable converter box
US6484316B1 (en) Television audience monitoring system and apparatus and method of aligning a magnetic pick-up device
JP2000307530A (ja) ウェアラブル視聴率メータシステム
US20040111738A1 (en) Method and system for measuring audience ratings
US20090170446A1 (en) Rf radio broadcast transceiver
CN102449939A (zh) 校园广播通信整合系统
JP4219749B2 (ja) 視聴率調査システム及び視聴率調査方法
CA2293957C (en) Detection of media links in broadcast signals
JPH0983470A (ja) リアルタイム相関メーター
JP2000068956A (ja) 個人視聴取率集計システム
JPH11308185A (ja) 個人視聴取率集計システム
NL1010024C2 (nl) Stelsel voor het registreren van kijk- en/of luistergedrag.
JP2011501548A (ja) 電気ネットワークから消費パターンを測定する装置及び方法
WO2006025756A1 (en) Method and system for suveying the ratings of popularity of tv and/or radio programs

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041206