JPH098282A - 電荷転送デバイス - Google Patents

電荷転送デバイス

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JPH098282A
JPH098282A JP15566895A JP15566895A JPH098282A JP H098282 A JPH098282 A JP H098282A JP 15566895 A JP15566895 A JP 15566895A JP 15566895 A JP15566895 A JP 15566895A JP H098282 A JPH098282 A JP H098282A
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JP
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transfer
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group
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JP15566895A
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Inventor
Shuichi Kono
修一 河野
Shinichi Iizuka
伸一 飯塚
Shigeyuki Miyazaki
茂行 宮崎
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Kyocera Crystal Device Corp
Original Assignee
Kyocera Crystal Device Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の転送特性を持った不要輻射の少ないC
CDを提供する。 【構成】 ドライバ31,32から出力されたクロック
パルスφa ,φb は、抵抗手段群41a,41bの各抵
抗手段r1〜riと各段の転送ゲート11−1,12−
1,13−1,14−1,…の容量とによって所定時間
ずつ遅延され、転送ゲート群の初段から中央の段へ向っ
て順次印加されていく。一方、ドライバ31,32から
出力されたクロックパルスφa ,φb は、抵抗手段群4
2a,42bの各抵抗手段r1〜riと各段の転送ゲー
ト11−n,12−n,13−n,14−n,…の容量
とによって所定時間ずつ遅延され、転送ゲート群の最終
段から中央の段へ向って順次印加されていく。そのた
め、転送ゲート群下の信号電荷Qは、その初段から最終
段方向へ順次転送されていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遅延線、フィルタ、マ
ルチプレクサ等といったアナログ信号処理に用いられる
電荷転送デバイス(Charge Coupled Device 、以下CC
Dという)、特にその信号電荷の転送時に生じる高調波
(不要輻射)による他の回路素子への悪影響を防止する
ためのCCDの不要輻射低減技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCCDでは、半導体基板上に複数
段の転送ゲート群が形成され、それらの各転送ゲートに
複数相のクロックパルスを印加することによって該半導
体基板中の信号電荷を入力側から出力側へ順次転送して
いくようになっている。各段の転送ゲートでは、クロッ
クパルスの印加によってその転送ゲートの直下の半導体
基板中に空乏層(ポテンシャル井戸の容量)が生じ、こ
のポテンシャル井戸の容量内に、注入された信号電荷が
蓄積される。ポテンシャル井戸の容量、即ちポテンシャ
ル井戸の深さは、印加されるクロックパルスの電圧の大
きさに比例する。そのため、複数段の転送ゲート群に電
圧レベルの異なる複数相のクロックパルスを印加する
と、半導体基板中に注入された信号電荷が、各転送ゲー
トの直下に形成されるポテンシャル井戸に流入された後
に排出され、該転送ゲート群の入力側から出力側へ向っ
て順次転送されていく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CCDでは、転送ゲート群の段数が多くなり、しかも転
送速度を速くするためにそれらの各転送ゲートに印加す
るクロックパルスが数MHz〜数十MHzという高周波
になると、次のような問題が生じる。即ち、同一のクロ
ックパルスが印加される複数の転送ゲートの総容量が大
きくなり、このような大容量に対し、高周波のクロック
パルスによって信号電荷の充放電が行われると、不要輻
射(高調波)が発生し、他の回路素子(例えば、映像回
路系の高周波チューナ等)に悪影響を与える。このよう
な不要輻射による悪影響を防止する方法として、例え
ば、同一のクロックパルスが印加される複数の転送ゲー
トを複数のブロックに分割し、該クロックパルスを遅延
させて時間をずらして各ブロックの転送ゲートに印加す
ることも考えられる。しかし、このような方法では、出
力側の転送ゲートに印加されるクロックパルスにタイミ
ングずれが生じ、設計値通りの所望の転送特性を持った
CCDを製造することが難しくなる。本発明は、前記従
来技術が持っていた課題を解決し、所望の転送特性を有
し、不要輻射の少ないCCDを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1及び第2の発明は、
前記課題を解決するために、半導体基板上に形成され、
複数相のクロックパルスの印加によって該半導体基板中
の信号電荷を順次転送していく複数段の転送ゲート群を
備えたCCDにおいて、前記複数段の転送ゲート群を前
段側と後段側とに2分割して第1の転送ゲート群と第2
の転送ゲート群とに区分し、第1の抵抗手段群と第2の
抵抗手段群とを前記半導体基板上に形成している。ここ
で、第1の抵抗手段群は、複数の第1の抵抗手段(例え
ば、配線抵抗)が直列に接続され、それら各第1の抵抗
手段と前記第1の転送ゲート群中の各転送ゲートの容量
とによって前記複数相のクロックパルスを所定時間順次
遅延していき、それらの遅延されたクロックパルスを、
前記第1の転送ゲート群中の初段の転送ゲートから終段
の転送ゲートへ向って順次印加していくものである。ま
た、第2の抵抗手段群は、複数の第2の抵抗手段(例え
ば、配線抵抗)が直列に接続され、それら各第2の抵抗
手段と前記第2の転送ゲート群中の各転送ゲートの容量
とによって前記複数相のクロックパルスを前記所定時間
順次遅延していき、それらの遅延されたクロックパルス
を、前記第2の転送ゲート群中の終段の転送ゲートから
初段の転送ゲートへ向って順次印加していくものであ
る。
【0005】
【作用】第1及び第2の発明によれば、以上のようにC
CDを構成したので、複数相のクロックパルスが、各第
1の抵抗手段及び各転送ゲートの容量によって順次遅延
され、第1の転送ゲート群の初段から終段へ向って順次
印加されていく。さらに、前記クロックパルスは、各第
2の抵抗手段及び各転送ゲートの容量によって順次遅延
され、第2の転送ゲート群の終段から初段へ向って順次
印加されていく。そのため、第1の転送ゲート群の初段
の下の信号電荷が、その終段方向へ向って各転送ゲート
下を順次転送されていく。第1の転送ゲート群の終段の
下へ転送された信号電荷は、第2の転送ゲート群の初段
から終段へ向って各転送ゲート下を順次転送されてい
く。これにより、同一のクロックパルスが印加される複
数の転送ゲートが所定の遅延時間だけずれて順次動作す
ることになるので、クロックパルスの駆動電流のレベル
が低くなる。さらに、クロックパルスの遅延方向が、全
転送ゲート群の初段及び最終段から中央の段へ向って、
前段側と後段側で対称となるので、それらの全転送ゲー
ト群の初段と最終段のクロックパルスのタイミングのず
れが無くなる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すCCDの概略の
平面構造図、及び図2はその図1のCCDの模式的な断
面構造図である。このCCDでは、Si基板等の半導体
基板1上に、絶縁膜を介して複数(n)段の2相電極構
造からなる転送ゲート群が形成されている。このn段の
転送ゲート群は、一定間隔で配列されたn段の第2相の
転送ゲート11−1〜11−nと、それらの各転送ゲー
ト11−1〜11−n間に交互に配列されたn段の第2
相の転送ゲート13−1〜13−nと、それらの各転送
ゲート11−1〜11−nにオーバラップして配列され
たn段の第1相の転送ゲート12−1〜12−nと、そ
れらの各転送ゲート13−1〜13−nにオーバラップ
して配列されたn段の第1相の転送ゲート14−1〜1
4−nとで、構成されている。これらの各転送ゲート1
1−1〜11−n,12−1〜12−n,13−1〜1
3−n,14−1〜14−nは、絶縁膜によって互いに
電気的に分離されており、ポリSi等で形成されてい
る。初段の転送ゲート11−1側の半導体基板1内に
は、信号電荷Qを入力するための不純物拡散層からなる
入力ダイオード21が形成され、さらにその入力ダイオ
ード21の近傍の半導体基板1上に、入力制御を行うた
めのポリSi等からなる入力ゲート22が形成されてい
る。最終段の転送ゲート14−n側の半導体基板1内に
は、転送されてきた信号電荷Qを出力するための不純物
拡散層からなる出力ダイオード23が形成され、さらに
その出力ダイオード23の近傍の半導体基板1上に、出
力制御を行うためのポリSi等からなる出力ゲート24
が形成されている。
【0007】半導体基板1上には、転送ゲート11−1
〜11−n,12−1〜12−nに印加するためのクロ
ックパルスφa を出力するドライバ31と、転送ゲート
13−1〜13−n,14−1〜14−nに印加するた
めのクロックパルスφb を出力するドライバ32とが、
形成されている。クロックパルスφa とφb は、位相が
180°異なる相補的なパルスである。n段の転送ゲー
ト11−1,12−1,13−1,14−1〜11−
n,12−n,13−n,14−nは、前段側と後段側
とに2分割して、n/2段の第1の転送ゲート11−
1,12−1,13−1,14−1〜11−i,12−
i,13−i,14−iと、n/2段の第2の転送ゲー
ト11−(i+1),12−(i+1),13−(i+
1),14−(i+1)〜11−n,12−n,13−
n,14−nとに、区分されている。半導体基板1上の
第1の転送ゲート11−1,12−1,13−1,14
−1〜11−i,12−i,14−iの近傍には、ドラ
イバ31,32に接続された2本の第1の抵抗手段群4
1a,41bが形成されている。さらに、第2の転送ゲ
ート11−n,12−n,13−n,14−n〜11−
(i+1),12−(i+1),13−(i+1),1
4−(i+1)の近傍にも、ドライバ31,32に接続
された2本の第2の抵抗手段群42a,42bが形成さ
れている。
【0008】2本の第1の抵抗手段群41a,41bの
うちの一方の抵抗手段群41aは、i個の抵抗手段r1
〜riを有し、それらが第1の転送ゲート11−1,1
2−1〜11−i,12−iの初段から終段方向へ直列
に接続され、それらの各直列接続点が各転送ゲート11
−1,12−1〜11−i,12−iに接続されてい
る。他方の抵抗手段群41bは、i個の抵抗手段r1〜
riを有し、それらが第1の転送ゲート13−1,14
−1〜13−i,14−iの初段から終段方向へ直列に
接続され、それらの各直列接続点が各転送ゲート13−
1,14−1〜13−i,14−iに接続されている。
2本の第2の抵抗手段群42a,42bのうちの一方の
抵抗手段群42aは、i個の抵抗手段r1〜ri(但
し、riは第1の抵抗手段群41a側と共用)を有し、
それらが第2の転送ゲート11−n,12−n〜11−
(i+1),12−(i+1)の終段から初段方向へ直
列に接続され、それらの各直列接続点が各転送ゲート1
1−n,12−n〜11−(i+1),12−(i+
1)に接続されている。他方の抵抗手段群42bは、i
個の抵抗手段r1〜ri(但し、riは第1の抵抗手段
群41b側と共用)を有し、それらが第2の転送ゲート
13−n,14−n〜13−(i+1),14−(i+
1)の終段から初段方向へ直列に接続され、それらの直
列接続点が各転送ゲート13−n,14−n〜13−
(i+1),14−(i+1)に接続されている。抵抗
手段r1〜riは、温度変化に対して安定性の良いポリ
Si等の配線抵抗や、あるいは不純物拡散層の抵抗素子
等で形成されている。なお、図1中の矢印A,Bは、ク
ロックパルスφa ,φb の転送方向を示す。また、図2
中の半導体基板1内に描かれた波形は、クロックパルス
φa ,φb の印加によって各転送ゲート11−1,12
−1,13−1,14−1〜11−n,12−n,13
−n,14−nの直下に生じる信号電荷Qを蓄積するた
めのポテンシャル井戸43である。
【0009】図3は、図1中のドライバ31,32の出
力電流の波形図である。以下、この図3を参照しつつ、
図1及び図2に示すCCDの動作を説明する。まず、半
導体基板1内の入力ダイオード21下に形成されるポテ
ンシャル井戸43に信号電荷Qが注入される。電圧の印
加によって入力ゲート22下に形成されるポテンシャル
井戸43が上下動すると、ドライバ31から出力される
クロックパルスφa の“H”レベルによって転送ゲート
11−1,12−1下に形成されるポテンシャル井戸4
3が図2の破線で示すように深くなる。そして、その深
くなったポテンシャル井戸43に、入力ダイオード21
下の信号電荷Qが流入する。次に、クロックパルスφa
が“L”レベルになると共に、ドライバ32から出力さ
れるクロックパルスφb が“H”レベルになる。する
と、転送ゲート13−1,14−1下に形成されるポテ
ンシャル井戸43が深くなり、転送ゲート11−1,1
2−1下の信号電荷Qが、この深くなったポテンシャル
井戸43へ転送される。
【0010】クロックパルスφa は、抵抗手段群41a
の抵抗手段r1と転送ゲート11−1,12−1の容量
とで決定される時定数により、図3の遅延時間t1(例
えば、数ナノ秒〜数十ナノ秒)だけ遅れて次段の転送ゲ
ート11−2,12−2に印加される。すると、その下
に形成されるポテンシャル井戸43が深くなり、そこに
転送ゲート13−1,14−1下の信号電荷Qが転送さ
れる。抵抗手段群41aの抵抗手段r1の出力側のクロ
ックパルスφa が“L”レベルになると、抵抗手段群4
2bの抵抗手段r1と転送ゲート13−1,14−1の
容量とによって決定される時定数の遅延時間t1だけ遅
れたクロックパルスφb が“H”レベルとなり、次段の
転送ゲート13−2,14−2に印加される。その結
果、転送ゲート13−2,14−2下に形成されるポテ
ンシャル井戸43が深くなり、そこに転送ゲート11−
2,12−2下の信号電荷Qが転送される。
【0011】このように、ドライバ31,32から出力
された相補的なクロックパルスφa,φb が、抵抗手段
群41a,41bの抵抗手段r1,r2,r3,…と各
段の転送ゲート11−1,12−1,13−1,14−
1,…の容量とによって図3の遅延時間t1,t2,t
3,…だけ順次遅延され、各段の転送ゲート11−1,
12−1,13−1,14−1,…に順次印加されてい
く。その結果、入力ダイオード21下に注入された信号
電荷Qが、各段の転送ゲート11−1,12−1,13
−1,14−1〜11−i,12−i,13−i,14
−iの初段から終段方向へ順次転送されていく。一方、
ドライバ31,32から出力されたクロックパルス
φa ,φb は、第2の抵抗手段群42a,42bの抵抗
手段r1,r2,r3,…と各段の転送ゲート11−
n,12−n,13−n,14−n,…の容量とによっ
て決定される時定数の遅延時間t1,t2,t3,…だ
け順次遅延され、それら各段の転送ゲート11−n,1
2−n,13−n,14−n〜11−(i+1),12
−(i+1),13−(i+1),14−(i+1)の
終段から初段方向へ順次印加されていく。そのため、中
央の転送ゲート11−i,12−i,13−i,14−
i下に転送されてきた信号電荷Qは、後段側の転送ゲー
ト11−(i+1),12−(i+1),13−(i+
1),14−(i+1)〜11−n,12−n,13−
n,14−nの初段から終段方向へ順次転送されてい
く。最終段の転送ゲート13−n,14−n下の信号電
荷Qは、電圧印加によって出力ゲート24下に形成され
るポテンシャル井戸43の上下動により、出力ダイオー
ド23から出力される。
【0012】本実施例では、次の(a),(b)のよう
な利点がある。 (a) 本実施例では、ドライバ31から出力されたク
ロックパルスφa が、抵抗手段群41aの抵抗手段r1
〜ri及び抵抗手段群42aの抵抗手段r1〜riと各
段の転送ゲート11−1,12−1〜11−n,12−
nの容量とによって順次遅延されて、それら各段の転送
ゲート11−1,12−1〜11−n,12−nに印加
され、さらに、ドライバ32から出力されたクロックパ
ルスφb が、抵抗手段群41bの抵抗手段r1〜ri及
び抵抗手段群42bの抵抗手段r1〜riと各段の転送
ゲート13−1,14−1〜13−n,14−nとによ
って順次遅延されて、それら各段の転送ゲート13−
1,14−1〜13−n,14−nに印加される。その
ため、図3に示すように、ドライバ31,32の出力電
流が、抵抗手段r1〜ri及び転送ゲートの容量によっ
て遅延時間t1,t2,t3,…だけ順次ずれたような
波形を示すので、その出力電流のレベルが低くなり、従
来のCCDに比べて不要輻射が少なくなる。従って、半
導体基板1に形成された他の回路素子に与える悪影響を
防止できる。 (b) 本実施例では、ドライバ31,32から出力さ
れたクロックパルスφa,φb を、図1中の矢印A,B
で示すように、転送ゲート11−1,12−1,13−
1,14−1〜11−n,12−n,13−n,14−
nの初段から中央の段へ向って、さらに最終段から中央
の段へ向って、左右対称に順次遅延させてそれらの各転
送ゲート11−1,12−1,13−1,14−1〜1
1−n,12−n,13−n,14−nに印加するよう
にしている。そのため、初段の転送ゲート11−1,1
2−1と最終段の転送ゲート13−n,14−nとの信
号電荷Qの転送タイミングを合わせることができる。従
って、タイミングずれの無い、設計値通りの所望の転送
特性を持ったCCDを実現できる。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次の(1),(2)のようなものがある。 (1) 上記実施例では、相補的な2相のクロックパル
スφa ,φb で転送される2相電極構造のCCDについ
て説明したが、それらのクロックパルスは3相以上の任
意のクロックパルスで、しかも電極構造も他の構造のも
のに変更してもよい。また、入力ダイオード21及び入
力ゲート22で構成される信号電荷Qの入力手段と、出
力ダイオード23及び出力ゲート24で構成される信号
電荷Qの出力手段も、図示以外の他の構造に変更しても
よい。 (2) 抵抗手段群41a,41b,42a,42bの
抵抗手段r1〜riは、配線抵抗や不純物拡散層の抵抗
等で形成したので、CCDの構造が簡単になるという特
徴がある。しかし、これらの抵抗手段r1〜riを、他
の信号遅延手段で構成することも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、複数段の転送ゲート群を第1と第2の転送ゲ
ート群に区分し、複数相のクロックパルスを、第1の抵
抗手段群及び各段の転送ゲートの容量により、転送ゲー
ト群の初段から中央の段へ向って順次遅延しつつそれら
各段の転送ゲートに印加すると共に、該複数相のクロッ
クパルスを、第2の抵抗手段群及び各段の転送ゲートの
容量により、該転送ゲート群の最終段から中央の段へ向
って順次遅延しつつそれら各段の転送ゲートに印加する
ようにしている。そのため、同一のクロックパルスによ
って転送動作を行う複数段の転送ゲートが時間的にずれ
て動作するので、クロックパルスの駆動電流のレベルが
低くなり、不要輻射が少なくなって他の回路素子に与え
る悪影響を防止できる。しかも、この第1の発明では、
転送ゲート群に与えるクロックパルスが、初段の転送ゲ
ートから中央の段に向って順次遅延されて印加されると
共に、最終段の転送ゲートから中央の段へ向って順次遅
延されて印加される。そのため、転送ゲート群の初段と
最終段の信号電荷のタイミングを合わせることができ、
タイミングずれの無い、設計値通りの所望の転送特性を
持ったCCDを簡単な構造で実現できる。第2の発明に
よれば、第1及び第2の抵抗手段を配線抵抗で構成した
ので、その配線抵抗と各段の転送ゲートの容量とによっ
て、簡単な構造で、クロックパルスを遅延できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すCCDの概略の平面構造
図である。
【図2】図1のCCDの模式的な断面構造図である。
【図3】図1中のドライバの出力電流の波形図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 11−1,12−1,13−1,14−1〜11−n,
12−n,13−n,14−n 転送ゲ
ート 31,32 ドライバ 41a,41b 第1の抵抗手段群 42a,42b 第2の抵抗手段群 r1〜ri 抵抗手段 φa ,φb クロックパルス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、複数相のクロ
    ックパルスの印加によって該半導体基板中の信号電荷を
    順次転送していく複数段の転送ゲート群を備えた電荷転
    送デバイスにおいて、 前記複数段の転送ゲート群を前段側と後段側とに2分割
    して第1の転送ゲート群と第2の転送ゲート群とに区別
    し、 複数の第1の抵抗手段が直列に接続され、それら各第1
    の抵抗手段と前記第1の転送ゲート群中の各転送ゲート
    の容量とによって前記複数相のクロックパルスを所定時
    間順次遅延していき、それらの遅延されたクロックパル
    スを、前記第1の転送ゲート群中の初段の転送ゲートか
    ら終段の転送ゲートへ向って順次印加していく第1の抵
    抗手段群と、 複数の第2の抵抗手段が直列に接続され、それら各第2
    の抵抗手段と前記第2の転送ゲート群中の各転送ゲート
    の容量とによって前記複数相のクロックパルスを前記所
    定時間順次遅延していき、それらの遅延されたクロック
    パルスを、前記第2の転送ゲート群中の終段の転送ゲー
    トから初段の転送ゲートへ向って順次印加していく第2
    の抵抗手段群とを、 前記半導体基板上に形成したことを特徴とする電荷転送
    デバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電荷転送デバイスにおい
    て、 前記第1及び第2の抵抗手段は、配線抵抗で構成したこ
    とを特徴とする電荷転送デバイス。
JP15566895A 1995-06-22 1995-06-22 電荷転送デバイス Withdrawn JPH098282A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4961660A (en) * 1987-12-28 1990-10-09 Sharp Kabushiki Kaisha Method for correcting mistypes in an electric typewriter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4961660A (en) * 1987-12-28 1990-10-09 Sharp Kabushiki Kaisha Method for correcting mistypes in an electric typewriter

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