JPH098255A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH098255A
JPH098255A JP15075695A JP15075695A JPH098255A JP H098255 A JPH098255 A JP H098255A JP 15075695 A JP15075695 A JP 15075695A JP 15075695 A JP15075695 A JP 15075695A JP H098255 A JPH098255 A JP H098255A
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JP
Japan
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bit line
memory cell
potential
reference potential
line
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JP15075695A
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English (en)
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Takanori Shiga
隆則 志賀
Toshihiro Nakayama
智弘 中山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配線密度を高めることなく、参照電位に対する
比較電位のノイズマージンを向上させる。 【構成】並設されたメモリセルブロックM1L〜M8L
の一端にそれぞれセルブロック選択スイッチ1L〜8L
の一端が接続され、メモリセルブロックM1L〜M8L
の他端にそれぞれビット線B1〜B8が接続され、ビッ
ト線B1〜B7がそれぞれ右隣のメモリセルブロックM
2L〜M8Lの他端に接続されている。例えばメモリセ
ルブロック2Lのメモリセルのデータをビット線B2か
ら読み出す場合、左隣のビット線B1がグランド線に導
通され、ビット線B(2+4)=B6に、これを参照電
位にするためのダミーセルが導通され、ビット線B2の
比較電位とビット線B6の参照電位との差が差動型セン
スアンプで増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のナンド型ROMのメモリ
セルアレイの一部を示す。メモリセルブロックM1L〜
M4L及びM1R〜M4Rはいずれも、16個のnMO
Sトランジスタが直列接続されて、16ビットのメモリ
セルを構成しており、ゲートにワード線WB00〜WB
15が供給される。nMOSトランジスタは、エンハン
スメント型であればゲートが高レベルのときオンになり
(データ‘1’のメモリセル)、イオン注入したデプレ
ッション型であればゲートの高/低レベルによらずオン
状態を維持する(データ‘0’のメモリセル)。
【0003】メモリセルブロックM1L〜M4L及びM
1R〜M4Rにはそれぞれ、エンハンスメント型とデプ
レッション型のnMOSトランジスタが直列接続された
ブロック選択スイッチ1L〜4L及び1R〜4Rが直列
に接続されている。ブロック選択スイッチ1L〜4Lは
そのゲートに供給されるブロック選択線SB1が高レベ
ルのときオンになり、ブロック選択スイッチ1R〜4R
はそゲートに供給されるのブロック選択線SB2が高レ
ベルのときオンになる。
【0004】ブロック選択スイッチiL(i=1〜4)
の一端とブロック選択スイッチiRの一端との間は配線
iDで導通され、メモリセルブロックM1L〜M4L及
びM1R〜M4Rの一端は配線Uで互いに導通され、配
線Uがグランド線GNDに接続されている。ビット線B
L1〜BL4はそれぞれ、配線1D〜4Dに接続されて
いる。
【0005】図7の回路のパターンを図8に示す。例え
ば、ビット線BL1〜BL4及びグランド線GNDはア
ルミニウム等の低抵抗金属であり、ゲートラインである
ワード線WB00〜WB15及びブロック選択線SB
1、SB2はポリシリコンであり、配線1D〜4D及び
Uは半導体基板表面部に形成されたn型拡散層である。
ビット線BL1〜BL4及びグランド線GND上の矩形
は、これらと下方のn型拡散層との間を接続するための
コンタクトである。
【0006】上記構成において、例えばメモリセルブロ
ックM2Lの第0ビットのデータを読み出す場合、第0
ビットに対応したワード線WB00を低レベルにし、そ
の他のワード線WB01〜WB15を高レベルにする。
ブロック選択線SB1及びSB2を共に低レベルにして
ブロック選択スイッチ1L〜4L及び1R〜4Rをオフ
にした状態で、ビット線BL1〜BL4をプリチャージ
する。
【0007】次に、ブロック選択線SB1を高レベルに
してブロック選択スイッチ1L〜4Lをオンにする。メ
モリセルブロックM3Lの第0ビットはデプレッション
型nMOSトランジスタであるのでオン状態を維持し、
ビット線BL3上の電荷は配線3D、ブロック選択スイ
ッチ3L、メモリセルブロックM3L及び配線Uを通っ
てグランド線GNDへ流れ、ビット線BL3の電位が低
下する。メモリセルブロックM1L、M2L及びM4L
の第0ビットはエンハンスメント型nMOSトランジス
タであるので、メモリセルブロックM1L、M2L及び
M4Lはオフとなり、ビット線BL1、BL2及びBL
4の電位は高レベルに保持される。
【0008】次に、不図示のセンスアンプによりビット
線BL1〜BL4の電位(比較電位)と参照電位との差
が増幅され、不図示のコラムデコーダによりビット線B
L2が選択され、ビット線BL2上のデータ‘1’が読
み出される。ビット線の配線容量により、比較電位と参
照電位との差は小さい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高集積化による回路素
子の微細化及び回路素子の信頼性確保のために電源電圧
が低くされ、電源電圧を低くするほど参照電位と比較電
位との差が小さくなるので、参照電位に対する比較電位
のノイズマージンが狭くなり、センスアンプで増幅した
ときに誤ったデータとなり、誤読み出しが生ずる原因と
なる。
【0010】このノイズマージンを広くするには、比較
電位及び参照電位をより適正化する必要がある。第1
に、ビット線BL1〜BL4(実際には、例えば16
本)の各々とグランド線GNDとの間の、n型拡散層で
形成された配線Uの距離に差があるので、ビット線BL
1〜BL4上のデータ‘0’の電位が互いに異なり、参
照電位との差にばらつきが生じて、ノイズマージンが狭
くなる。これを防止するため、ビット線BL1〜BL4
の各々に隣接してグランド線を配置すると、配線密度が
高くなり、高集積化の妨げになる。
【0011】第2に、半導体チップ上のプロセス特性の
差により比較電位がビット線位置に依存するので、参照
電位との差にばらつきが生じて、ノイズマージンが狭く
なる。これを防止するため、ビット線BL1〜BL4の
各々に隣接してダミービット線を配置し参照電位を生成
すると、配線密度が高くなり、高集積化の妨げになる。
【0012】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、配線密度を高めることなく、参照電位に対する比較
電位のノイズマージンを向上させることができる半導体
記憶装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明では、第1〜nメモリセルブロックがこの順に並設さ
れ、該第1〜nメモリセルブロックはいずれも、ワード
線の電位レベルによりオン/オフされ又はワード線の電
位レベルによらずオン状態を維持するスイッチ素子がメ
モリセルとして複数個直列接続されており、該第1〜n
メモリセルブロックの一端にそれぞれ第1〜nセルブロ
ック選択スイッチの一端が接続され、該第1〜nメモリ
セルブロックの他端にそれぞれ金属の第1〜nビット線
が接続された構成のメモリセルアレイを有する半導体記
憶装置において、i=1〜n−1の各々について、該第
iビット線が該第(i+1)メモリセルブロックの他端
に接続されており、j=2〜nの任意のjについて、該
第jメモリセルブロックのメモリセルのデータを該第j
ビット線から読み出す場合に、第(j−1)ビット線に
電源の基準電位を印加する第1選択回路を有する。
【0014】この第1発明によれば、読み出しビット線
の隣のビット線が基準電位配線、例えばグランド線とし
て用いられるので、読み出しビット線から基準電位配線
までの距離によって読み出しビット線の電位が異なるの
を防止することができ、これにより、参照電位に対する
比較電位(読み出しビット線の電位)のノイズマージン
が従来より広くなる。また、各ビット線に沿って専用の
基準電位配線を配置する必要がないので、高集積化が可
能となる。
【0015】第1発明の第1態様では、上記第1メモリ
セルブロックの上記他端に疑似ビット線が接続され、上
記第1〜nビット線及び該疑似ビット線は形状が互いに
等しく、上記第1選択回路は、該第1メモリセルブロッ
クのメモリセルのデータを該第1ビット線から読み出す
場合に、該疑似ビット線に上記電源の基準電位を印加す
る。
【0016】この第1態様によれば、第1ビット線から
データを読み出す場合の第1ビット線の参照電位が、隣
の第2ビット線からデータを読み出す場合の第2ビット
線のの参照電位にほぼ等しくなる。第1発明の第2態様
では、一端の比較電位と他端の参照電位との差を増幅す
る差動型センスアンプを有し、上記第1選択回路は、上
記第jビット線からデータを読み出す場合に、該第jビ
ット線を該センスアンプの該一端に導通させる。
【0017】第1発明の第3態様では、上記第1選択回
路は、上記第jビット線からデータを読み出す場合に、
該第jビット線及び上記第(j−1)ビット線以外の第
kビット線を上記センスアンプの上記他端に導通させ、
該第kビット線に上記参照電位を与えるためのダミーセ
ルと、該第jビット線からデータを読み出す場合に、該
第kビット線を該ダミーセルに導通させる第2選択回路
とを有する。
【0018】この第3態様によれば、読み出しビット線
の近くのビット線をダミービット線として用いているの
で、半導体チップ上のプロセス特性の差により比較電位
がビット線位置に依存しても、比較電位と参照電位との
差は半導体チップ上のプロセス特性の差に殆ど依存せ
ず、これにより、参照電位に対する比較電位のノイズマ
ージンが従来より広くなる。また、各ビット線に対応し
て専用のダミービット線を配置する必要がないので、高
集積化が可能となる。
【0019】第2発明では、第1〜nメモリセルブロッ
クがこの順に並設され、該第1〜nメモリセルブロック
はいずれも、ワード線の電位レベルによりオン/オフさ
れ又はワード線の電位レベルによらずオン状態を維持す
るスイッチ素子がメモリセルとして複数個直列接続され
ており、該第1〜nメモリセルブロックの一端にそれぞ
れ第1〜nセルブロック選択スイッチの一端が接続さ
れ、該第1〜nメモリセルブロックの他端にそれぞれ第
1〜nビット線が接続された構成のメモリセルアレイを
有する半導体記憶装置において、一端の比較電位と他端
の参照電位との差を増幅する差動型センスアンプと、j
=1〜nの任意のjについて、該第jメモリセルブロッ
クのメモリセルのデータを該第jビット線から読み出す
場合に、該第jビット線を該センスアンプの該一端に導
通させ、該第jビット線以外の第kビット線を該センス
アンプの該他端に導通させる第1選択回路と、該第kビ
ット線に該参照電位を与えるためのダミーセルと、該第
jビット線からデータを読み出す場合に、該第kビット
線を該ダミーセルに導通させる第2選択回路とを有す
る。
【0020】この第2発明によれば、上記第3態様の効
果が得られる。第1発明の第4態様及び第2発明の第1
態様では、上記nは偶数2mであり、上記j及びkは、
1≦j≦mのときk=j+mであり、m+1≦j≦2m
のときk=j−mである。この態様によれば、読み出し
ビット線から一定の距離の位置のビット線をダミービッ
ト線として用いているので、参照電位に対する比較電位
のノイズマージンが従来より広くなるという上記第3態
様の効果がさらに高められる。また、読み出しビット線
とダミービット線との関係が単純であるので、構成が簡
単になる。
【0021】第1発明の第5態様及び第2発明の第2態
様では、上記第1〜nメモリセルブロック及び上記第1
〜nセルブロック選択スイッチはいずれもMISトラン
ジスタで構成され、上記ダミーセルは、該メモリセルブ
ロックのMISトランジスタの直列接続段数と該セルブ
ロック選択スイッチのMISトランジスタの直列接続段
数との和に等しい個数の、ゲート電位レベルによりオン
/オフされるMISトランジスタが直列に接続されてお
り、該MISトランジスタの各ゲートに、該MISトラ
ンジスタをオンにする電源電位が印加される。
【0022】この第2態様によれば、ダミーセルの設計
パラメータを定める必要がなく、設計が容易であり、か
つ、ダミーセルに導通されたダミービット線を適当な参
照電位にすることが確実にできる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、ナンド型ROMの概略構成を示すブロ
ック図である。図2は、図1のメモリセルアレイ10の
一部10aを示す回路図であり、図3は、図2の回路の
一部のパターン図である。
【0024】図2のメモリセルアレイ10aは、ビット
線B1〜B8の形状及び接続が図7のビット線と異な
り、また、配線1U〜8Uは、互いに独立している点で
図7の配線Uと異なる。すなわち、メモリセルブロック
MiL(i=1〜8)の一端とメモリセルブロックMi
Rの一端とがn型拡散層配線iUで導通され、ブロック
選択スイッチiLの一端とブロック選択スイッチiRの
一端との間が配線iDで導通され、ビット線Biは、配
線iDと、配線iUの右隣の配線(i+1)Uとに接続
されている。一端側の疑似ビット線B0は配線1Uのみ
に接続され、他端側のビット線B8は配線8Dのみに接
続されている。疑似ビット線B0及びビット線B1〜B
8は、互いに同一形状である。他の点は図7の従来構成
と同様である。
【0025】図2において、配線1D〜8Dの下方及び
配線1U〜8Uの上方の構成はそれぞれ、配線1D〜8
Dと配線1U〜8Uとの間のブロック構成を、配線1D
〜8Dを通る線及び配線1U〜8Uを通る線に関し対象
的に配置したものになっている。各ブロック構成の対応
するワード線には互いに同一信号が供給される。図2
中、WA00はワード線WB00に対応したワード線で
あり、SC1及びSC2はブロック選択線である。
【0026】図2の構成により、ビット線Bi上からデ
ータを読み出す場合、配線iUがビット線B(i−1)
に接続されているので、後述のようにビット線B(i−
1)を、電源の基準電位が印加されるグランド線として
用いることが可能となる。以下、ワード線はWB00〜
WB15のみ、ブロック選択線はSB1及びSB2のみ
について説明する。
【0027】ワード線WB00〜WB15、ブロック選
択線SB1及びSB2は、図1のロウデコーダ20の出
力であり、ロウアドレスRAをデコードして生成され
る。メモリセルアレイ10のビット線の一端は、ビット
線一端選択回路30に接続されており、その構成の一部
30aを図4に示す。ビット線B1〜B4はそれぞれE
型(エンハンスメント型)nMOSトランジスタ31A
〜34Aを介してビット線BXに共通に接続され、ビッ
ト線B5〜B8はそれぞれE型nMOSトランジスタ3
5A〜38Aを介してビット線BYに共通に接続されて
いる。また、疑似ビット線B0及びビット線B1〜B3
はそれぞれ、E型nMOSトランジスタ31B〜34B
を介してE型nMOSトランジスタ301の一端に接続
され、ビット線B4〜B7はそれぞれ、E型nMOSト
ランジスタ35B〜38Bを介してE型nMOSトラン
ジスタ302の一端に接続されている。E型nMOSト
ランジスタ301及び302の他端はグランド線に接続
されている。
【0028】i=1〜4の各々について、E型nMOS
トランジスタ3iA、3iB、3(i+4)A及び3
(i+4)Bのゲートにはビット線選択信号CUiが供
給され、E型nMOSトランジスタ301及び302の
ゲートにはそれぞれ接地制御信号CG1及びCG2が供
給される。これらビット線選択信号CU1〜CU4及び
接地制御信号CG1及びCG2は、図1のコラムデコー
ダ50の出力であり、コラムアドレスCAをデコードし
て生成される。
【0029】図4の構成において、ビット線選択信号C
U1〜CU4、接地制御信号CG1及びCG2を全て低
レベルにすると、ビット線一端選択回路30a内のトラ
ンジスタは全てオフになり、疑似ビット線B0及びビッ
ト線B1〜B8の一端が開放(遮断)状態になる。この
状態から、i=1〜4の任意のiについて、ビット線選
択信号CUiのみ高レベルにすると、ビット線BiがE
型nMOSトランジスタ3iAを介してビット線BXと
導通し、ビット線B(i+4)がE型nMOSトランジ
スタ3(i+4)Aを介してビット線BYと導通する。
この状態で接地制御信号CG1を高レベルにすれば、ビ
ット線Biの左隣のビット線B(i−1)がE型nMO
Sトランジスタ3iB及びE型nMOSトランジスタ3
01を介してグランド線に導通され、接地制御信号CG
2を高レベルにすれば、ビット線B(i+4)の左隣の
ビット線B(i+3)がE型nMOSトランジスタ3
(i+4)B及びE型nMOSトランジスタ302を介
してグランド線に導通される。
【0030】ビット線BXとビット線BYとの電位差
は、図1の差動増幅型センスアンプ(センスアンプ群)
40の1つであるセンスアンプ40aにより増幅され
る。ビット線BX及びBY上のデータは、図1のコラム
デコーダ50により選択されて出力される。ビット線B
1〜B8の他端側は、図5に示す如く構成されている。
図5のプリチャージ回路60a、ビット線他端選択回路
70a及びダミーセル群80aはそれぞれ図1のプリチ
ャージ回路60、ビット線他端選択回路70及びダミー
セル群80の一部である。
【0031】プリチャージ回路60aは、プリチャージ
用のE型nMOSトランジスタ61A〜68Aと、イコ
ライザ用のE型nMOSトランジスタ62B〜68Bと
からなる。E型nMOSトランジスタ61A〜68Aの
一端は互いに共通に接続され、これに電源電位の半分の
電位Vdd/2が印加され、E型nMOSトランジスタ6
1A〜68Aの他端はそれぞれビット線B1〜B8に接
続されている。E型nMOSトランジスタ62B〜68
Bはそれぞれビット線B1〜B8の隣り合う間に接続さ
れている。E型nMOSトランジスタ61A〜68A及
び62B〜68Bのゲートには、図1の制御回路90か
らプリチャージパルスPrが供給される。ビット線B1
〜B8を開放状態にしてプリチャージパルスPrを高レ
ベルにすると、ビット線B1〜B8がプリチャージさ
れ、互いに等電位Vdd/2になる。
【0032】ビット線B1〜B8はそれぞれ、ビット線
他端選択回路70aのE型nMOSトランジスタ71〜
78を介して、ダミーセル群80aのダミーセル81〜
88に接続されている。E型nMOSトランジスタ71
〜78のゲートにはそれぞれ、図1のコラムデコーダ5
0から出力されるビット線選択信号CD1〜CDSが供
給される。ダミーセル81〜88は互いに同一構成であ
り、ダミーセル81の構成例を図6(A)に示す。
【0033】ダミーセル81は、ダミービット線に参照
電位を与えるためのものであり、図2のメモリセルブロ
ックM1Lとブロック選択スイッチ1LとのnMOSト
ランジスタ直列接続個数に等しい18個のE型nMOS
トランジスタ8100〜8117が直列に接続され、そ
の一端がビット線に接続され、他端がグランド線に接続
され、ゲートに電位Vddが供給される。E型はD型(デ
プレッション型)よりオン抵抗が大きいので、ダミーセ
ル81に接続されたビット線電位は、18個中2個以上
がD型でオンになっているメモリブロックを介しグラン
ド線に導通されたビット線の電位より高くなり、オフに
なっているメモリブロックに導通されたビット線電位よ
り当然低い。したがって、ダミーセル81に接続された
ビット線電位は、参照電位として機能する。
【0034】図6(B)は、他の構成のダミーセル81
Aを示す。このダミーセル81Aは、E型nMOSトラ
ンジスタ810のドレインが抵抗811を介してVddに
接続され、E型nMOSトランジスタ810のドレイン
・ゲート間が短絡されてビット線に接続され、E型nM
OSトランジスタ810のソースがグランド線に接続さ
れている。抵抗811の抵抗値は、ダミーセル81Aに
接続されたビット線電位が上記のような参照電位として
機能するように定められる。
【0035】ダミーセル81Aはダミーセル81よりも
構成が簡単であるが、ダミーセル81はダミーセル81
Aのように抵抗値を選定する必要がなく、設計が容易で
あり、かつ、ダミーセルに導通されたダミービット線を
適当な参照電位にすることが確実にできる。図1の制御
回路90は、他のブロックに対し各種制御信号を供給す
る。
【0036】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作を説明する。図2のメモリセルブロックM2Lの、ワ
ード線WB00に対応した第0ビットからデータを読み
出す場合について説明する。 (1)ブロック選択線SB1及びSB2を含む全てのブ
ロック選択信号、図4のビット線選択信号CU1〜CU
4、接地制御信号CG1、CG2、図5のプリチャージ
信号Pr、ビット線選択信号CD1〜CD8を全て低レ
ベルにする。これにより、疑似ビット線B0及びビット
線B1〜B8は開放状態となる。
【0037】(2)この状態で、プリチャージパルスP
rによりビット線B1〜B8をプリチャージする。 (3)ロウアドレスRA及びコラムアドレスCRをそれ
ぞれロウデコーダ20及びコラムデコーダ50でデコー
ド開始する。 (4)読み出しビットに対応したワード線WB00を除
くワード線WB01〜WB15が高レベルになる。メモ
リセルブロックM2Lは、その第0ビットのnMOSト
ランジスタがE型のときオフになり(図2ではE型)、
D型のときオン状態を維持する。
【0038】ブロック選択線SB1、図4のビット線選
択信号CU2、接地制御信号CG1及び図5のビット線
選択信号C(2+4)=CD6を高レベルにする。これ
により、次のように動作する。ブロック選択スイッチ1
L〜8Lがオンになり、ブロック選択スイッチ1R〜8
Rがオフ状態を維持する。ビット線B2上の電荷は、メ
モリセルブロックM2Lがオフの場合には放電されず、
メモリセルブロックM2Lがオンの場合には配線2D、
ブロック選択スイッチ2L、メモリセルブロックM2
L、配線2U、ビット線B1、E型nMOSトランジス
タ32B及び301を通ってグランド線へ流れる。この
ビット線B2の電位は、E型nMOSトランジスタ32
Aを介してビット線BXに伝達される。他方、ビット線
B6上の電荷は、図5のE型nMOSトランジスタ76
及びダミーセル86を通ってグランド線へ流れる。この
ビット線B6の電位は、図4のE型nMOSトランジス
タ36Aを介してビット線BYに伝達される。E型nM
OSトランジスタ36Bもオンになるが、E型nMOS
トランジスタ302がオフであるので、ビット線B5は
開放状態になっている。
【0039】(5)センスアンプ40が動作状態にさ
れ、ビット線BXの比較電位とビット線BYの参照電位
との差が増幅される。 (6)コラムデコーダ50により選択されたビット線B
X及びBY上のデータが出力される。上記(1)、
(2)の動作を行って、次の読み出しに備える。 このようにして、ビット線B2が読み出しビット線とし
て用いられる場合には、ビット線B2の左隣のビット線
B1がグランド線として用いられ、ビット線B2に対応
したビット線B(2+4)=B6がダミービット線とし
て用いられる。逆に、ビット線B6が読み出しビット線
として用いられる場合には、上記(4)において、接地
制御信号CG1の替わりに接地制御信号CG2が高レベ
ルにされ、ビット線選択信号CD6の替わりにビット線
選択信号CD(6−4)=CD2が高レベルにされ、こ
れにより、ビット線B6の左隣のビット線B5がグラン
ド線として用いられ、ビット線B6に対応したビット線
B(6−4)=B2がダミービット線として用いられ
る。他のビット線からの読み出しの場合についても同様
である。
【0040】本実施例によれば、読み出しビット線の隣
のビット線がグランド線として用いられるので、読み出
しビット線からグランド線までの距離が一定になり、読
み出しビット線からグランド線までの距離によって読み
出しビット線の電位(比較電位)が異なるのを防止する
ことができ、これにより、参照電位に対する比較電位の
ノイズマージンが従来より広くなる。また、各ビット線
に沿って専用のグランド線を配置する必要がないので、
高集積化が可能となる。
【0041】さらに、読み出しビット線の近くかつ読み
出しビット線から一定の距離の位置のビット線をダミー
ビット線として用いているので、半導体チップ上のプロ
セス特性の差により比較電位がビット線位置に依存して
も、比較電位と参照電位との差は半導体チップ上のプロ
セス特性の差に依存せず、これにより、参照電位に対す
る比較電位のノイズマージンが従来より広くなる。ま
た、各ビット線に沿って専用のダミービット線を配置す
る必要がないので、高集積化が可能となる。
【0042】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば、図5のプリチャージ回路60aは、読
み出しビット線及びダミービット線のみ選択的にプリチ
ャージし且つイコライズする構成であってもよい。ま
た、ダミーセル群80aの替わりに、1つのダミーセル
のみを用い、E型nMOSトランジスタ71〜78の一
端に共通に接続した構成であってもよい。さらに、図2
の疑似ビット線B0はグランド電位印加用のみとして機
能するので、疑似ビット線B0の替わりに、配線2Uを
直接グランド線に接続してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のナンド型ROMの概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のメモリセルアレイの一部を示す回路図で
ある。
【図3】図2の回路の一部のパターン図である。
【図4】図1のビット線一端側の回路の一部を示す図で
ある。
【図5】図1のビット線他端側の回路の一部を示す図で
ある。
【図6】図5のダミーセルの構成例を示す回路図であ
る。
【図7】従来のナンド型ROMのメモリセルアレイの一
部回路図である。
【図8】図7の回路のパターン図である。
【符号の説明】
10、10a メモリセルアレイ 20 ロウデコーダ 30、30a ビット線一端選択回路 40、40a センスアンプ 50 コラムデコーダ 60、60a プリチャージ回路 70、70a ビット線他端選択回路 80、80a ダミーセル群 81〜88、81A ダミーセル M1L〜M8L、M1R〜M8R メモリセルブロック 1L〜8L、1R〜8R ブロック選択スイッチ B0〜B8 ビット線 WB00〜WB05 ワード線 SB1、SB2 ブロック選択線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1〜nメモリセルブロックがこの順に
    並設され、該第1〜nメモリセルブロックはいずれも、
    ワード線の電位レベルによりオン/オフされ又はワード
    線の電位レベルによらずオン状態を維持するスイッチ素
    子がメモリセルとして複数個直列接続されており、該第
    1〜nメモリセルブロックの一端にそれぞれ第1〜nセ
    ルブロック選択スイッチの一端が接続され、該第1〜n
    メモリセルブロックの他端にそれぞれ金属の第1〜nビ
    ット線が接続された構成のメモリセルアレイを有する半
    導体記憶装置において、 i=1〜n−1の各々について、該第iビット線が該第
    (i+1)メモリセルブロックの他端に接続されてお
    り、 j=2〜nの任意のjについて、該第jメモリセルブロ
    ックのメモリセルのデータを該第jビット線から読み出
    す場合に、第(j−1)ビット線に電源の基準電位を印
    加する第1選択回路を有することを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1メモリセルブロックの前記他端
    に疑似ビット線が接続され、前記第1〜nビット線及び
    該疑似ビット線は形状が互いに等しく、 前記第1選択回路は、該第1メモリセルブロックのメモ
    リセルのデータを該第1ビット線から読み出す場合に、
    該疑似ビット線に前記電源の基準電位を印加することを
    特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 一端の比較電位と他端の参照電位との差
    を増幅する差動型センスアンプを有し、 前記第1選択回路は、前記第jビット線からデータを読
    み出す場合に、該第jビット線を該センスアンプの該一
    端に導通させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1選択回路は、前記第jビット線
    からデータを読み出す場合に、該第jビット線及び前記
    第(j−1)ビット線以外の第kビット線を前記センス
    アンプの前記他端に導通させ、 該第kビット線に前記参照電位を与えるためのダミーセ
    ルと、 該第jビット線からデータを読み出す場合に、該第kビ
    ット線を該ダミーセルに導通させる第2選択回路とを有
    することを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 第1〜nメモリセルブロックがこの順に
    並設され、該第1〜nメモリセルブロックはいずれも、
    ワード線の電位レベルによりオン/オフされ又はワード
    線の電位レベルによらずオン状態を維持するスイッチ素
    子がメモリセルとして複数個直列接続されており、該第
    1〜nメモリセルブロックの一端にそれぞれ第1〜nセ
    ルブロック選択スイッチの一端が接続され、該第1〜n
    メモリセルブロックの他端にそれぞれ第1〜nビット線
    が接続された構成のメモリセルアレイを有する半導体記
    憶装置において、 一端の比較電位と他端の参照電位との差を増幅する差動
    型センスアンプと、 j=1〜nの任意のjについて、該第jメモリセルブロ
    ックのメモリセルのデータを該第jビット線から読み出
    す場合に、該第jビット線を該センスアンプの該一端に
    導通させ、該第jビット線以外の第kビット線を該セン
    スアンプの該他端に導通させる第1選択回路と、 該第kビット線に該参照電位を与えるためのダミーセル
    と、 該第jビット線からデータを読み出す場合に、該第kビ
    ット線を該ダミーセルに導通させる第2選択回路とを有
    することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記nは偶数2mであり、前記j及びk
    は、1≦j≦mのときk=j+mであり、m+1≦j≦
    2mのときk=j−mであることを特徴とする請求項4
    又は5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1〜nメモリセルブロック及び前
    記第1〜nセルブロック選択スイッチはいずれもMIS
    トランジスタで構成され、 前記ダミーセルは、該メモリセルブロックのMISトラ
    ンジスタの直列接続段数と該セルブロック選択スイッチ
    のMISトランジスタの直列接続段数との和に等しい個
    数の、ゲート電位レベルによりオン/オフされるMIS
    トランジスタが直列に接続されており、該MISトラン
    ジスタの各ゲートに、該MISトランジスタをオンにす
    る電源電位が印加されることを特徴とする請求項4又は
    5記載の半導体記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7414909B2 (en) 2005-12-06 2008-08-19 Renesas Technology Corp. Nonvolatile semiconductor memory
KR100877023B1 (ko) * 2001-07-23 2009-01-07 엘피다 메모리 가부시키가이샤 반도체 집적회로장치
EP3029872A1 (en) 2003-02-03 2016-06-08 Sony Corporation Collision avoidance in mobile ad hoc networks

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