JPH0982485A - 蛍光灯駆動回路 - Google Patents

蛍光灯駆動回路

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JPH0982485A
JPH0982485A JP7235600A JP23560095A JPH0982485A JP H0982485 A JPH0982485 A JP H0982485A JP 7235600 A JP7235600 A JP 7235600A JP 23560095 A JP23560095 A JP 23560095A JP H0982485 A JPH0982485 A JP H0982485A
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JP
Japan
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circuit
fluorescent lamp
pulse width
transformer
feedback
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JP7235600A
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Inventor
Hiroyasu Ota
博康 太田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧を断続するデューティー制御用の大
型のトランジスタを設ける必要がなく、小型で高効率が
得られるデューティー調光方式の蛍光灯駆動回路を提供
する。 【解決手段】 本発明の蛍光灯駆動回路は、インバータ
回路を備えた自励発振方式の蛍光灯駆動回路であり、イ
ンバータ回路の帰還回路内に帰還信号を断続するスイッ
チング回路を備えている。この蛍光灯駆動回路では、ス
イッチング回路によって帰還回路内を流れる微弱な帰還
信号を断続することにより、高電圧の入力電圧の断続を
行うことなく、デューティー調光を実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイのバックライトとして使用される蛍光灯の駆動に
好適な蛍光灯駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイのバックライトとして
使用される蛍光灯は、光出力の可変幅、すなわち調光範
囲に対する要求が厳しく、10%〜100%程度の範囲
で光出力を変えられるようにすることが要求されてい
る。そこで、液晶ディスプレイのバックライトとして使
用される蛍光灯の調光には、調光範囲を広くとることが
可能なデューティ調光方式が広く採用されている。
【0003】デューティ調光方式とは、蛍光灯に印加す
る高周波電圧をパルス状にし、このパルス状電圧のパル
ス幅によって蛍光灯からの光出力の大きさを制御するも
のである。すなわち、デューティ調光方式では、蛍光灯
を明るくするときには、図6(1)に示すように蛍光灯
に印加する電圧のパルス幅を広くし、蛍光灯を暗くする
ときには、図6(2)に示すように蛍光灯に印加する電
圧のパルス幅を狭くすることにより、蛍光灯の調光を行
う。
【0004】このようなデューティ調光方式を用いた蛍
光灯駆動回路は、図7に示すように、調光のために入力
電圧のパルス幅を制御する調光部101と、調光部10
1から供給されるパルス状電圧を高周波に変換するイン
バータ部102とを備えている。そして、蛍光灯103
はインバータ部102に接続され、インバータ部102
から供給される高周波の電圧によって発光する。
【0005】上記調光部101は、パルス幅変調回路1
04と、PNPトランジスタ105とを備えており、所
定のパルス幅に変調されたパルス状の電圧をインバータ
部102に供給している。すなわち、調光部101のパ
ルス幅変調回路104には、制御信号入力端子106か
らパルス状の制御信号が入力され、パルス幅変調回路1
04は、この制御信号のパルス幅の変調を行う。そし
て、パルス幅が変調された制御信号がパルス幅変調回路
104からPNPトランジスタ105のベースに供給さ
れる。また、PNPトランジスタ105には、エミッタ
に直流電源供給端子107から直流電圧が供給され、そ
の結果、PNPトランジスタ105のコレクタから所定
のパルス幅に変調されたパルス状の電圧がインバータ部
102に供給される。
【0006】一方、上述のように調光部101からパル
ス状の電圧が供給されるインバータ部102は、2つの
NPNトランジスタ108,109と、1次コイル11
0a、2次コイル110b及び3次コイル110cを有
するトランス110とを備えており、調光部101から
供給されるパルス状の電圧を高周波に変換して蛍光灯1
03へと供給している。
【0007】ここで、調光部101のNPNトランジス
タ105のコレクタは、トランス110の1次コイル1
10aの中間タップに接続されるとともに、抵抗111
を介してNPNトランジスタ108のベース及びトラン
ス110の3次コイル110cに接続されている。ま
た、トランス110の1次コイル110aはコンデンサ
112と共にタンク回路を構成しており、このタンク回
路の一端がNPNトランジスタ108のコレクタに接続
され、他端がNPNトランジスタ109のコレクタに接
続されている。また、トランス110の2次コイル11
0bは、コンデンサ113を介して蛍光灯103と接続
されている。そして、トランス110の3次コイル11
0cは、一端がNPNトランジスタ109のベースに接
続され、他端がNPNトランジスタ108のベースに接
続されており、自励発振を行うように帰還回路を構成し
ている。また、NPNトランジスタ108のエミッタと
NPNトランジスタ109のエミッタは、共に接地側端
子107bに接続されている。
【0008】そして、このインバータ部102では、調
光部101からのパルス状の電圧を高周波に変換して蛍
光灯103へと供給している。例えば、このような蛍光
灯駆動回路を液晶ディスプレイのバックライトに用いる
ときには、通常、調光部101から供給される周波数約
200〜1000Hzのパルス電圧をインバータ部10
2において周波数約40kHzに変換した上で蛍光灯1
03に供給している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のデューティー調光方式の蛍光灯駆動回路では、入力
電圧を調光部のトランジスタによって断続してパルス状
の電圧にした上でインバータ部へ入力させる必要がある
ため、以下のような問題が生じている。
【0010】すなわち、調光部のトランジスタによって
電圧降下が生じてしまい、その結果、効率が大幅に低下
してしまっている。また、調光部のトランジスタによっ
て大きな入力電圧を断続する必要があるため、ノイズの
発生が大きくなってしまっている。また、調光部のトラ
ンジスタに大きな電圧が印加されるため、調光部のトラ
ンジスタに耐電圧の高い大型のトランジスタを用いる必
要があり、コストが高くなってしまっている。
【0011】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、調光部に入力電圧を断続
する大型のトランジスタを設ける必要がないデューティ
ー調光方式の蛍光灯駆動回路を提供すること目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係る蛍光灯駆動回路は、インバ
ータ回路を備えた自励発振方式の蛍光灯駆動回路であっ
て、インバータ回路の帰還回路内に帰還信号を断続する
スイッチング回路を備えることを特徴とするものであ
る。
【0013】ここで、スイッチング回路は、例えば、パ
ルス幅変調回路から供給されるパルス信号に基づいて帰
還信号の断続を行う。このとき、スイッチング回路に供
給されるパルス信号のパルス幅をパルス幅変調回路によ
って変調することにより、蛍光灯の調光が行われる。
【0014】このような蛍光灯駆動回路においては、イ
ンバータ回路の帰還回路内に配されたスイッチング回路
によって帰還信号を断続することにより、蛍光灯に供給
される電圧の断続が行われる。したがって、この蛍光灯
駆動回路では、従来の蛍光灯駆動回路のように入力電圧
を予めトランジスタによって断続する必要がなく、イン
バータ回路の外部に調光用の大型のトランジスタを設け
る必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成を任意に変
更することが可能であることは言うまでもない。
【0016】第1の実施の形態 本実施の形態に係る蛍光灯駆動回路の回路図を図1に示
す。この蛍光灯駆動回路は、インバータ回路を備えた自
励発振方式の蛍光灯駆動回路であり、直流電源供給端子
1から直流電圧が印加されるとともに、制御信号入力端
子2からパルス状の制御信号がパルス幅変調回路P1を
介して入力され、これにより蛍光灯3を発光させるもの
である。
【0017】この蛍光灯駆動回路は、図1に示すよう
に、1次コイル4a、2次コイル4b及び3次コイル4
cを有するロイヤー型のトランス4と、1次コイル5a
及び2次コイル5bを有する小型のトランス5と、トラ
ンス4の1次コイル4aとトランス5の1次コイル5a
との間に配される2つのNPNトランジスタ6,7とを
有するインバータ回路を備えるとともに、このインバー
タ回路の帰還回路内に帰還信号を断続するスイッチング
回路S1を備えている。すなわち、この蛍光灯駆動回路
では、小型のトランス5によって帰還用のループが形成
されており、このループの途中に設けられたスイッチン
グ回路S1によって後述するように蛍光灯3の調光が行
われる。
【0018】この蛍光灯駆動回路において、直流電源供
給端子1からの配線は、トランス4の1次コイル4aの
中間タップに接続されるとともに、抵抗8を介してNP
Nトランジスタ6のベースに接続されている。そして、
直流電源供給端子1からの配線が接続されたトランス4
の1次コイル4aはコンデンサ9と共にタンク回路を構
成しており、このタンク回路の一端がNPNトランジス
タ6のコレクタに接続され、他端がNPNトランジスタ
7のコレクタに接続されている。一方、トランス5の1
次コイル5aは、一端がNPNトランジスタ6のベース
に接続され、他端がNPNトランジスタ7のベースに接
続されている。すなわち、NPNトランジスタ6は、ベ
ースが抵抗8を介して直流電源供給端子1と接続される
と共にトランス5の1次コイル5aと接続され、コレク
タがトランス4の1次コイル4aとコンデンサ9からな
るタンク回路に接続されており、NPNトランジスタ7
は、ベースがトランス5の1次コイル5aと接続され、
コレクタがトランス4の1次コイル4aとコンデンサ9
からなるタンク回路に接続されている。また、NPNト
ランジスタ6のエミッタとNPNトランジスタ7のエミ
ッタは共に接地側端子1bに接続されている。
【0019】また、トランス4の2次コイル4bは、整
流用のコンデンサ10を介して蛍光灯3と接続されてお
り、高周波に変換された電圧がトランス4の2次コイル
4bから蛍光灯3へと供給される。
【0020】一方、トランス4の3次コイル4cとトラ
ンス5の2次コイル5bを結ぶ回路は、帰還信号を断続
するスイッチング回路S1を備えた帰還回路を構成して
いる。すなわち、トランス4の3次コイル4cは、一端
が2つのコンデンサ11,12を介してトランス5の2
次コイル5cの一端に接続され、他端がトランス5の2
次コイル5bの他端と共に接地側端子1bに接続されて
いる。そして、トランス4の3次コイル4cと、トラン
ス5の2次コイル5bとの間には、ダイオード13とN
PNトランジスタ14が並列に配されてシャント回路が
構成されている。すなわち、NPNトランジスタ14の
コレクタがコンデンサ11とコンデンサ12の間の配線
に接続されており、ダイオード13のカソードがNPN
トランジスタ14のコレクタとコンデンサ11との間の
配線に接続されている。ここで、NPNトランジスタ1
4のベースはパルス幅変調回路P1に接続されており、
NPNトランジスタ14のエミッタとダイオード13の
アノードは共に接地側端子1bに接続されている。
【0021】このようなスイッチング回路S1を備えた
帰還回路においては、制御信号入力端子2から一定のパ
ルスの制御信号がパルス幅変調回路P1に入力し、この
パルス幅変調回路P1によって制御信号のパルス幅が変
調され、このパルス幅が変調された制御信号がスイッチ
ング回路S1のNPNトランジスタ14のベースに入力
し、これによって帰還信号の断続が行われる。
【0022】ここで、スイッチング回路S1に使用され
るNPNトランジスタ14は、数mA程度の微弱な電流
であるパルス幅変調回路P1からの制御信号を扱うた
め、極めて小型のトランジスタでよく、パルス幅変調回
路P1と共にICに組み込むことが可能である。そし
て、このNPNトランジスタ14をパルス幅変調回路P
1と共にICに組み込むことにより、部品点数を大幅に
削減することができ、蛍光灯駆動回路の小型化及び低価
格化を実現することができる。
【0023】なお、上記蛍光灯駆動回路では、帰還信号
を断続するスイッチング回路S1にNPNトランジスタ
14とダイオード13を用いたシャント方式を適用した
が、MOS形電界効果トランジスタ(MOSFET)に
よるシャント方式や、シリーズ接続した方式等を適用し
てもよい。また、上記蛍光灯駆動回路では、帰還回路に
トランス5を用いたが、トランス5を用いずに、トラン
ス4からの帰還ループに2回路のスイッチ素子を付け加
えるようにしてもよい。
【0024】以上のような蛍光灯駆動回路を用いて蛍光
灯3を発光させる際には、直流電源供給端子1から図2
(1)に示すように一定の直流電圧を供給するととも
に、制御信号入力端子2から一定のパルス幅の制御信号
を供給する。そして、パルス幅変調回路P1において、
蛍光灯3の明るさが所定の明るさとなるように、制御信
号のパルス幅を変調する。このとき、蛍光灯3を明るく
するときには、図2(2)のAに示すように、パルス幅
が狭くなるように制御信号のパルス幅を変調し、蛍光灯
3を暗くするときには、図2(2)のBに示すように、
パルス幅が広くなるように制御信号のパルス幅を変調す
る。
【0025】このとき、直流電源供給端子1から供給さ
れる直流電圧は直接にインバータ回路に供給される。す
なわち、従来の蛍光灯駆動回路では、入力された直流電
圧を調光のためにインバータ回路に供給する前に断続し
てパルス状にする必要があったが、この蛍光灯駆動回路
では、入力された直流電圧をインバータ回路に供給する
前に断続するようなことがない。したがって、この蛍光
灯駆動回路では、入力電圧の断続に起因する電圧降下や
ノイズの発生等が生じることがない。
【0026】このように、直流電源供給端子1から一定
の直流電圧を供給するとともに、パルス幅変調回路P1
においてパルス幅が変調された制御信号を入力したと
き、トランス4からの出力は、図2(3)に示すよう
に、インバータ回路によって高周波に変換されるととも
に、パルス幅変調回路P1においてパルス幅が変調され
た制御信号がオン状態のときに出力が停止し、制御信号
がオフ状態のときに出力が行われる。すなわち、制御信
号のパルス幅が狭いときにはトランス4からの出力が大
きくなり、制御信号のパルス幅が広いときにはトランス
4からの出力が小さくなる。
【0027】したがって、トランス4から供給される高
周波の電圧によって発光する蛍光灯3の光出力は、図2
(4)のAに示すように、制御信号のパルス幅が狭いと
きに多くなり、図2(4)のBに示すように、制御信号
のパルス幅が広いときには少なくなる。ここで、光出力
の周波数が十分に高いときには、蛍光灯3の視覚上の明
るさは光出力を平均したものとなるため、蛍光灯3の視
覚上の明るさは図2(4)中の破線Cで示すようにな
る。すなわち、蛍光灯3の視覚上の明るさは、上述した
ように、パルス幅変調回路P1からの制御信号のパルス
幅が狭いときに明るくなり、パルス幅変調回路P1から
の制御信号のパルス幅が広いときには暗くなる。
【0028】第2の実施の形態 本実施の形態に係る蛍光灯駆動回路は、第1の実施の形
態に係る蛍光灯駆動回路と同様に、インバータ回路を備
えた自励発振方式の蛍光灯駆動回路であり、直流電源供
給端子から直流の入力電圧が印加されるとともに、制御
信号入力端子からパルス状の制御信号がパルス幅変調回
路を介して入力され、これによって蛍光灯を発光させる
ものであるが、第1の実施の形態において使用したロイ
ヤー型のトランスに換えて圧電トランスを用いている。
圧電トランスとは、圧電セラミックスの電歪効果を利用
して周波数変換等を行うトランスであり、圧電セラミッ
クスと、圧電セラミックスに電界を印加するための2つ
の入力用電極と、周波数変換等が行われた信号が出力さ
れる出力用電極とを備えている。
【0029】本実施の形態に係る蛍光灯駆動回路の回路
図を図3に示す。この蛍光灯駆動回路において、直流電
源供給端子21からの配線は、コイル22を介して圧電
トランス23の第1の入力用電極23aに接続されてい
るとともに、抵抗24とNPNトランジスタ25を介し
て圧電トランス23の第1の入力用電極23aに接続さ
れている。すなわち、直流電源供給端子21からの配線
が抵抗24を介してNPNトランジスタ25のベースに
接続されており、このNPNトランジスタ25のコレク
タが圧電トランス23の第1の入力用電極23aに接続
されている。ここで、圧電トランス23の第2の入力用
電極23b、及びNPNトランジスタ25のエミッタは
共に接地側端子21bに接続されている。
【0030】そして、圧電トランス23の出力用電極2
3cは、蛍光灯26の一方の電極26aに接続されてお
り、高周波に変換された電圧が圧電トランス23の出力
用電極23cから蛍光灯26へと供給される。また、圧
電トランス23の出力用電極23cは、上述のNPNト
ランジスタ25のベースに2つのコンデンサ27,28
を介して接続されており、帰還回路を形成している。こ
こで、帰還回路の部分には、NPNトランジスタ29と
ダイオード30が並列に配されてシャント回路S2が構
成されている。すなわち、NPNトランジスタ29のコ
レクタがコンデンサ27とコンデンサ28の間の配線に
接続されており、ダイオード30のカソードがNPNト
ランジスタ29のコレクタとコンデンサ27との間の配
線に接続されている。ここで、NPNトランジスタ29
のベースはパルス幅変調回路P2に接続されており、N
PNトランジスタ29のエミッタとダイオード30のア
ノードは、蛍光灯26の他方の電極26bと共に接地側
端子21bに接続されている。
【0031】この帰還回路においても、第1の実施の形
態のときと同様に、制御信号入力端子31から一定のパ
ルスの制御信号がパルス幅変調回路P2に入力し、この
パルス幅変調回路P2によって制御信号のパルス幅が変
調され、この制御信号がスイッチング回路S2のNPN
トランジスタ29のベースに入力し、これによって帰還
信号の断続が行われる。
【0032】以上のような蛍光灯駆動回路でも、第1の
実施の形態の蛍光灯駆動回路と同様に蛍光灯26の発光
が行われる。すなわち、直流電源供給端子21から一定
の直流電圧を供給すると共に、制御信号入力端子31か
ら一定のパルス幅の制御信号を供給することにより、蛍
光灯26が発光する。そして、パルス幅変調回路P2に
よって制御信号のパルス幅を変調することにより、蛍光
灯26の調光が行われる。
【0033】このとき、直流電源供給端子21から供給
される直流電圧は、第1の実施の形態の蛍光灯駆動回路
と同様、直接にインバータ回路に供給される。すなわ
ち、従来の蛍光灯駆動回路では、入力された直流電圧を
調光のためにインバータ回路に供給する前に断続してパ
ルス状にする必要があったが、この蛍光灯駆動回路では
第1の実施の形態の蛍光灯駆動回路と同様に、入力され
た直流電圧をそのままインバータ回路に供給すればよ
い。したがって、この蛍光灯駆動回路では、入力電圧の
断続に起因する電圧降下やノイズの発生等が生じること
がない。
【0034】なお、上述の第1及び第2の実施の形態に
係る蛍光灯駆動回路に対して、より安定な出力が得られ
るように、蛍光灯に印加される電圧、及び蛍光灯駆動回
路に供給される入力電圧を検出し、これらをフィードバ
ックする回路を追加してもよい。
【0035】具体的には、図4に示すように、上述した
蛍光灯駆動回路に、蛍光灯駆動回路の直流電源供給端子
31に供給される入力電圧、及び蛍光灯32に印加され
る電圧と、基準となる電圧とを比較する比較回路33を
追加し、この比較結果によってパルス幅変調回路Pによ
る制御信号のパルス幅の変調を制御するようにすればよ
い。
【0036】すなわち、蛍光灯32の接地側の電極32
bを、並列に配された抵抗34とダイオード35を介し
て接地側端子31bに接続させるとともに、蛍光灯32
の電極32bを、抵抗36を介して比較回路33の第1
の入力端子33aに接続する。そして、さらに、蛍光灯
駆動回路の直流電源供給端子31を抵抗37を介して比
較回路33の第1の入力端子33aに接続する。これに
より、比較回路33の第1の入力端子33aに、蛍光灯
32に印加される電圧と、蛍光灯駆動回路の直流電源供
給端子31に供給される入力電圧とが印加される。一
方、比較回路33の第2の入力端子33bには、直流電
源38及び可変抵抗器39を備えた基準電圧供給回路4
0から基準となる電圧を供給する。ここで、基準となる
電圧は、可変抵抗器39を用いて適切な大きさとなるよ
うに制御する。
【0037】そして、比較回路33によって、蛍光灯3
2に印加される電圧、及び蛍光灯駆動回路の直流電源供
給端子31に供給される入力電圧と、基準電圧供給回路
40から供給される基準となる電圧とを比較して、その
比較結果によってパルス幅変調回路Pによる制御信号の
パルス幅の変調を制御する。すなわち、例えば、図5
(1)に示すように直流電源供給端子31からの入力電
圧に変動があった場合、図5(2)に示すように、入力
電圧が高いときにはパルス幅変調回路によって制御信号
のパルス幅を大きくし、入力電圧が低いときにはパルス
幅変調回路によって制御信号のパルス幅を小さくする。
これにより、図5(3)に示すように、トランスから蛍
光灯への出力が直流電源供給端子31からの入力電圧に
よって変化する。すなわち、直流電源供給端子31から
の入力電圧が高いときに、トランスからの出力がオフ状
態の時間が長くなり、直流電源供給端子31からの入力
電圧が低いときに、トランスからの出力がオン状態の時
間が長くなる。したがって、図5(4)に示すように、
蛍光灯からの光出力は、入力電圧が高いときには振幅が
大きく且つパルス幅が小さくなり、入力電圧が低いとき
には振幅が小さく且つパルス幅が大きくなる。その結
果、図5(1)に示したように入力電圧に変動があって
も、視覚上の平均の明るさは図5(4)中の破線Aで示
すように一定なものとなる。
【0038】なお、本発明を適用した蛍光灯駆動回路の
用途は特に限定されるものではないが、調光範囲を広く
とることが可能なデューティー調光方式を用いているの
で、調光範囲に対する要求が厳しい液晶ディスプレイの
バックライトに特に好適である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る蛍光灯駆動回路では、インバータ回路の帰還回路
内に配されたスイッチング回路によって帰還信号を断続
することにより、蛍光灯に供給される電圧の断続が行わ
れる。したがって、この蛍光灯駆動回路では、入力電圧
を調光のために予め断続するトランジスタが不要とな
る。
【0040】したがって、本発明に係る蛍光灯駆動回路
では、従来の蛍光灯駆動回路のように調光部のトランジ
スタによる電圧降下が生じることがなく、効率が大幅に
向上する。また、本発明に係る蛍光灯駆動回路では、従
来の蛍光灯駆動回路のように調光部のトランジスタによ
って大きな入力電圧を断続するようなことがないため、
ノイズの発生を大幅に低減できる。しかも、本発明に係
る蛍光灯駆動回路では、調光用の大型のトランジスタが
不要となるため、小型化が図れると共に、低価格化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した蛍光灯駆動回路の第1の実施
の形態を示す回路図である。
【図2】図1に示した蛍光灯駆動回路の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【図3】本発明を適用した蛍光灯駆動回路の第2の実施
の形態を示す回路図である。
【図4】蛍光灯駆動回路の出力を安定化するためのフィ
ードバック回路の一構成例を示す回路図である。
【図5】図4に示したフィードバック回路の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図6】デューティー調光方式を説明するための図であ
る。
【図7】従来の蛍光灯駆動回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源供給端子 2 制御信号入力端子 3 蛍光灯 4,5 トランス 6,7 NPNトランジスタ 8 抵抗 9 コンデンサ 10,11,12 コンデンサ 13 ダイオード 14 NPNトランジスタ S1 スイッチング回路 P1 パルス幅変調回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ回路を備えた自励発振方式の
    蛍光灯駆動回路において、 上記インバータ回路の帰還回路内に帰還信号を断続する
    スイッチング回路を備えることを特徴とする蛍光灯駆動
    回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング回路にパルス信号を供
    給するパルス幅変調回路を備え、 上記スイッチング回路が、上記パルス幅変調回路から供
    給されるパルス信号に基づいて前記帰還信号の断続を行
    うことを特徴とする請求項1記載の蛍光灯駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング回路に供給されるパル
    ス信号のパルス幅を前記パルス幅変調回路によって変調
    することにより、蛍光灯の調光を行うことを特徴とする
    請求項2記載の蛍光灯駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記インバータ回路が、入力側コイルで
    ある1次コイルと、出力側コイルである2次コイルと、
    帰還信号を検出する3次コイルとを有する電磁トランス
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の蛍光灯駆
    動回路。
  5. 【請求項5】 前記インバータ回路が、圧電セラミック
    を用いた圧電トランスを備えていることを特徴とする請
    求項1記載の蛍光灯駆動回路。
JP7235600A 1995-09-13 1995-09-13 蛍光灯駆動回路 Abandoned JPH0982485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100576692B1 (ko) * 2000-07-06 2006-05-03 엘지전자 주식회사 액정표시장치의 백 라이트 램프 구동회로

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