JPH0982441A - 過電流保護機能を備えたブラシ装置及びその製造方法 - Google Patents

過電流保護機能を備えたブラシ装置及びその製造方法

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JPH0982441A
JPH0982441A JP26080795A JP26080795A JPH0982441A JP H0982441 A JPH0982441 A JP H0982441A JP 26080795 A JP26080795 A JP 26080795A JP 26080795 A JP26080795 A JP 26080795A JP H0982441 A JPH0982441 A JP H0982441A
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JP
Japan
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lead wire
brush device
sectional area
cross
overcurrent protection
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JP26080795A
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English (en)
Inventor
Koji Ueda
康志 上田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、回転電機に過電流が流れた場合、
回転電機本体を保護する装置を得ることを目的とする。 【構成】 本発明は、ブラシ装置(1)に過電流保護機
能を持たせ、過電流保護機能を有するために、カーボン
ブラシ(2)と結合したリード線(3)の断面積を一定
にしておき、ある部分において断面積を小さくした極細
部(31)を設けたことを特徴とし、過電流により、こ
の極細部(31)は溶断し、回転電機電流回路が遮断さ
れ、回転電機本体に過電流が流れなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機に使われるブラシ
装置であって、電動機に過電流が流れたときその過電流
で電動機が焼損しないようにするための過電流保護機能
を備えたブラシ装置およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機に過電流が流れたときその
過電流で電動機が焼損しないようにするための過電流保
護機能を備えた装置として、以下のような技術が従来存
在していた。第一にパワーウィンドウ装置に使われる電
動機の場合、電動機と直列にバイメタルが設けられ、こ
のバイメタルはターミナルを介して折り曲げることによ
り組付け固定されていた。第二にサーボ電動機の場合、
電動機と直列にPTCをプレートを用いて組み込み、そ
の後ハンダ付けを行っていた。さらに、実開平2−31
59号公報、実開平3−3166号公報、実開平4−1
21373号公報、に開示されたものの場合、ターミナ
ルを介してサーキットブレーカを接続していた。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】ところがこれらの部品は全て電動機とは別
部品であるため、特別に部品を用意し、しかも、この部
品を電動機の内部に組付けを行うという必要があった。
よって、部品点数および組付け工数が多くなるという問
題点があった。
【0004】そこで本発明は、部品点数を減らし、単純
な組付けができる低コストな電動機の保護部材を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一として、電
動機の保護部材として、ブラシ装置を用い、特にブラシ
装置に使われるリード線を一定である断面積の一部を減
少させ、極細部を形成することにより過電流保護機能を
備えたブラシ装置を得た。前記構成により、電源供給部
からくる過電流は一定の断面積から断面積が縮小した極
細部に陥る。この結果、この極細部は単位面積当たりの
電流量がより一層多くなり、発熱する。そしてこの発熱
が放出される前に電流が次々と極細部に入り込んで来る
ので、この極細部はさらに温度上昇を続ける。そして、
この極細部が高温のため溶け始め、最終的にこの極細部
は溶断してしまう。この極細部の溶断の結果電動機には
電流が流れなくなり電動機内部の焼損防止を行う。この
ブラシ装置が電動機保護部材の役割を果たすので、特別
に部品を用意する必要も無く、特別な組付けも不要にな
る。
【0006】本発明の第二として、リード線および導線
を銅製としており、リード線の断面積は導線の断面積よ
りも小さく設定している。その結果、電動機と接続する
回路において、リード線部分が相対的に抵抗が大きくな
り、特に極細部分は最も抵抗が大きくなる。よって、電
動機回路に過電流が流れた場合、この抵抗の大きいリー
ド線の極細部分が他の部分よりも先に溶断し電動機は保
護される。溶断する部分はブラシ装置の極細部に限られ
るので電動機の修理が比較的容易に行える。
【0007】本発明の第三として、ブラシ装置は回転電
機の給電部側に設けられているので、過電流は回転電機
に入る前にリード線の極細部を通るので、過電流が回転
電機本体に入ることが防止される。
【0008】本発明の第四として、過電流保護機能を備
えたブラシ装置の製造方法であって、リード線の一部を
2つの治具で固定しその治具の距離を離すことによりリ
ード線は治具の方向に引っ張られる。そして、治具で挟
んだ間のリード線は引っ張ることにより細くなり極細部
を形成する。よって、特別な道具を用いることがないの
で、極細部を有するリード線を簡単に得ることができ
る。
【0009】本発明の第五として、過電流保護機能を備
えたブラシ装置の製造方法であって、リード線は一定の
断面積を有し複数の細線を縒り形成されている。このリ
ード線の一部を加熱圧着すると、細線の一部が溶融し相
互にくっつくので、細線は圧縮部として一体化される。
この部分を一部除去するのでこの圧縮部の断面積は小さ
くなり極細部を形成する。よって、特別な道具を用いる
ことがないので、極細部を有するリード線を簡単に得る
ことができる。
【0010】
【実施の形態】本発明である過電流保護機能を備えたブ
ラシ装置の実施形態例を図1に示し、その製造方法の実
施形態例を図2に示し説明する。
【0011】図1に示した一実施形態例である過電流保
護機能を備えたブラシ装置1はカーボンブラシ2にリー
ド線3が固着されている。そして、本発明特徴部である
ようにリード線3には極細部31が設けられている。
【0012】そして、このリード線3の断面積は図示し
ない回転電機の巻線である導線の断面積よりも小さい断
面積であり、極細部31はさらに小さい断面積となって
いる。よって、回転電機に流れる電流は、給電部からリ
ード線、カーボンブラシ、整流子片、巻線である導線、
整流子片、カーボンブラシ、リード線というように流れ
る。以上の回転電機の電流回路において過電流が流れた
場合、最も単位断面積当たりの電流密度の大きい箇所で
あるリード線の極細部では、他の部分よりも最も先に溶
融切断し、電動機の保護装置として働く。このブラシ装
置1ならばカーボンブラシ2およびリード線3のみを交
換することで容易に取り替えることができる。
【0013】そして、このブラシ装置は回転電機の電源
のプラス側に結合される給電部側と、電源のマイナス側
に結合される非給電部側とに配置されており、極細部を
有した本実施形態例は、給電部側に設けられている。そ
の結果、過電流が回転電機に入り込む前に過電流がこの
リード線の極細部を通るので、巻線である導線よりもリ
ード線の極細部が先に溶断し、回転電機内部には過電流
が入らず、回転電機本体は保護されることになる。
【0014】次にこのブラシ装置の製造方法について説
明する。図2(a)(b)、及び図3に示すような方法
で本発明である過電流保護機能を用いたブラシ装置を形
成することができる。
【0015】まず、カーボンブラシ2に断面積が一定の
リード線3を組付ける工程を行う。その後、図2(a)
に示すようにリード線3を2つの治具4、5でリード線
3の一部を固定する工程を行う。そして、2つの治具
4、5でリード線3を固定したままそれらの治具4、5
の距離を離し、図2(b)のようにリード線3の一部が
細くなるまで引っ張る工程を行う。その結果、極細部3
1が形成されることになる。以上の工程により過電流保
護機能を備えたブラシ装置を製造することができ、簡単
な方法で作ることができる。
【0016】上記実施形態例の他に、図3に記載する他
の実施形態例では、複数の細線を縒り形成されたリード
線3を加熱圧着し、複数の細線を一つの金属の集合体に
束ね一体化した圧縮部32を形成する。その圧縮部にお
いて図3に示すように一部33を両側から除去しリード
線の断面積を減少させ極細部31を形成する。以上の工
程により過電流保護機能を備えたブラシ装置を製造する
ことができ、簡単な方法で作ることができる。なお、圧
縮部32を両側から除去したが片側から切り欠きをする
ことにり断面積を減らし極細部31を形成してもよい。
また、加熱することなしにリード線3に加える圧力が高
ければ同時に加熱する必要はない。
【0017】上記実施形態例に限定されずに本発明を製
造する上でどのような工程を用いてもよく、最初から極
細部を有した細線から、リード線を縒り形成しても良
い。
【0018】
【発明の効果】本発明により、回転電機に必要なブラシ
装置が電流保護機能を有しているので、特別な部材を用
いることがなく、組付けも容易に行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過電流保護機能を備えたブラシ装
置の第一実施形態例を示した構成図である。
【図2】本発明に係る過電流保護機能を備えたブラシ装
置の製造方法における一実施形態例の(a)は治具で固
定する工程を示す斜視図であり、(b)は極細部を形成
する工程を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る過電流保護機能を備えたブラシ装
置の製造方法における他の実施形態例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 過電流保護機能を備えたブラシ装置 2 カーボンブラシ 3 リード線 31 極細部 32 圧縮部 33 圧縮部の一部 4 治具 5 治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンブラシと、 該カーボンブラシと電源供給部と結合し、電源供給部側
    からカーボンブラシ側に向かって一定の断面積を有しつ
    つ、一部において断面積が減少する極細部を有する金属
    製のリード線、を備えた過電流保護機能を備えたブラシ
    装置。
  2. 【請求項2】 電動機に用いられる巻線である導線およ
    び前記リード線は銅製であり、前記リード線の断面積は
    導線の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1記
    載の過電流保護機能を備えたブラシ装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ装置は回転電機の給電部側に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の過電流
    保護機能を備えたブラシ装置。
  4. 【請求項4】 カーボンブラシに一定の断面積を有する
    リード線を組付ける工程と、 前記リード線の一部を2つの治具で固定する工程と、 前記2つの治具の距離を離し、前記リード線の一部に極
    細部を形成する工程により構成される過電流保護機能を
    備えたブラシ装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 カーボンブラシに一定の断面積を有し複
    数の細線を縒り形成されたリード線を組付ける工程と、 前記リード線の一部を加熱圧着させ前記複数の細線を一
    体化する圧縮部を形成する工程と、 断面積が小さくなるように前記圧縮部の一部を除去する
    工程により構成される過電流保護機能を備えたブラシ装
    置の製造方法。
JP26080795A 1995-09-12 1995-09-12 過電流保護機能を備えたブラシ装置及びその製造方法 Pending JPH0982441A (ja)

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