JPH0981260A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JPH0981260A
JPH0981260A JP7231234A JP23123495A JPH0981260A JP H0981260 A JPH0981260 A JP H0981260A JP 7231234 A JP7231234 A JP 7231234A JP 23123495 A JP23123495 A JP 23123495A JP H0981260 A JPH0981260 A JP H0981260A
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JP
Japan
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power supply
input
information processing
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computer
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JP7231234A
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Inventor
Motohisa Miyao
元久 宮尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザが利用しやすいコンピュータシステム
を提供する。 【構成】このコンピュータシステムは、電源装置17の
起動によって電源が供給されてシステム全体が立ち上が
るコンピュータシステムであって、磁気カードが挿入さ
れ、そのカードから少なくともユーザ識別情報を読み取
るカードリーダ26と、磁気カードがカードリーダ26
に挿入されたとき電源装置17を起動させるカードリー
ダ制御装置2と、電源装置17からの電源供給により起
動すると共に、処理終了時に磁気カードから読み取った
ユーザ識別情報に対応させて、そのときのシステム状態
およびメモリイメージを補助記憶装置16に記憶し、カ
ードリーダ26により新たにユーザ識別情報が読み取ら
れたとき、補助記憶装置16を検索し、ユーザ識別情報
に対応するシステム状態およびメモリイメージを読み出
すCPU11とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジューム機能を有す
る情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理システム、例えばコンピ
ュータシステムなどは環境設定などが面倒であり、使い
勝手の向上が望まれている。
【0003】従来から、補助記憶装置およびプリンタな
どをコンピュータに接続してなるコンピュータシステム
には、データの保護を目的としたレジューム機能が設け
られている。このレジューム機能は、コンピュータの電
源を落とすときの主メモリのデータ内容やシステム状態
などを何らかの方法で保存し、電源再投入時に、元の状
態に復帰させる機能である。
【0004】ところで、近年では、コンピュータは、多
くのユーザによって利用されるようになってきた。また
ユーザがコンピュータを利用する目的も多様化しつつあ
り、これに伴ってさまざまな環境設定がなされるように
なった。
【0005】しかしながら、従来の情報処理システムの
レジューム機能は、電源を切る直前に使用したユーザの
環境でしかデータをレジュームすることができないた
め、次にコンピュータを利用するユーザが直前に利用し
た人と違った場合は、コンピュータを立ちあげた後、環
境設定を再設定する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の情報処理システムでは、レジューム機能は、一人の
ユーザが使用する場合は有効であるが、複数のユーザが
同じコンピュータを利用する場合には、直前に使用した
ユーザの環境でしかデータをレジュームすることができ
ないため、他のユーザは使用するたびに環境設定を行う
必要があり、使い勝手が良くないという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、複数のユーザが利用しやすい情報処理
システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の情報処理システムは、電源装置
の起動によって電源が供給されてシステム全体が立ち上
がる情報処理システムにおいて、このシステムを利用す
るユーザからユーザ個人を識別するための識別情報が入
力されて、前記電源装置を起動させる入力手段と、前記
電源装置からの電源供給により所定の情報処理を行う情
報処理手段と、前記情報処理手段による情報処理途中で
前記電源装置からの電源供給が遮断された場合、前記入
力手段から入力された識別情報に対応させてそのときの
システム状態および処理データを所定の記憶手段に記憶
するレジューム記憶手段と、前記入力手段から新たに識
別情報が入力されたとき、前記識別情報を基に前記所定
の記憶手段を検索し、対応するシステム状態および処理
データを読み出しシステム内に展開するレジューム復帰
手段とを具備している。
【0009】また請求項2記載の情報処理システムは、
電源装置の起動によって電源が供給されてシステム全体
が立ち上がる情報処理システムにおいて、このシステム
を利用するユーザ個人を識別するための識別情報が記録
されたカード状記録媒体が挿入され、前記カード状記録
媒体から情報を読み取ると共に、前記カード状記録媒体
の挿入により前記電源装置を起動する読取手段と、前記
電源装置からの電源供給により所定の情報処理を行う情
報処理手段と、前記情報処理手段が情報処理途中で前記
電源装置からの電源供給が遮断された場合、前記読取手
段により読み取られた識別情報に対応させてそのときの
システム状態および処理データを所定の記憶手段に記憶
するレジューム記憶手段と、前記読取手段に新たにカー
ド状記録媒体が挿入され、前記読取手段により識別情報
が読み取られたとき、読み取とった識別情報を基に前記
所定の記憶手段を検索し、対応するシステム状態および
処理データを読み出しシステム内に展開するレジューム
復帰手段とを具備している。 さらに請求項3記載の情
報処理システムは、電源装置の起動によって電源が供給
されてシステム全体が立ち上がる情報処理システムにお
いて、前記電源装置を起動する電源スイッチと、このシ
ステムを利用するユーザ個人を識別するための識別情報
がキーコードで入力されるキー入力手段と、前記電源装
置からの電源供給により所定の情報処理を行う情報処理
手段と、前記情報処理手段が情報処理途中で前記電源装
置からの電源供給が遮断された場合、前記キー入力手段
から入力されたキーコードに対応させてそのときのシス
テム状態および処理データを所定の記憶手段に記憶する
レジューム記憶手段と、前記電源スイッチにより前記電
源装置が起動し、前記キー入力手段から新たにキーコー
ドが入力されたとき、前記キーコードを基に前記所定の
記憶手段を検索し、対応するシステム状態および処理デ
ータを読み出しシステム内に展開するレジューム復帰手
段とを具備している。 また請求項4記載の情報処理シ
ステムは、ネットワーク上にサーバコンピュータおよび
クライアントコンピュータを接続してなる情報処理シス
テムにおいて、前記クライアントコンピュータに設けら
れ、前記クライアントコンピュータを利用するユーザ個
人を識別するための識別情報を入力する入力手段と、前
記サーバコンピュータに設けられ、前記クライアントコ
ンピュータが処理を終了する際、前記入力手段から入力
された識別情報に対応させて前記クライアントコンピュ
ータのシステム状態および処理データを前記ネットワー
クを通じて格納するレジューム記憶手段と、前記クライ
アントコンピュータに設けられ、前記クライアントコン
ピュータが起動する際に前記入力手段により入力された
識別情報に対応するシステム状態および処理データを前
記サーバコンピュータの前記レジューム記憶手段から前
記ネットワークを通じて取り込みコンピュータ内部に展
開するレジューム復帰手段とを具備している。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、システムを利用する
ユーザ個人を識別するための識別情報が入力手段から入
力されると、電源装置からの電源が供給されて情報処理
手段が所定の情報処理を始める。そして情報処理途中で
電源供給が遮断された場合、入力手段から入力された識
別情報に対応してシステム状態および処理データが所定
の記憶手段に記憶される。そして、ユーザが次にシステ
ムを立ち上げる際、入力手段からユーザ個人の識別情報
を入力すると、前回終了した時点のユーザ環境でコンピ
ュータがレジューム復帰する。
【0011】すなわち、予め識別情報を記憶しておけ
ば、各ユーザはシステム立ち上げ時に入力手段から自身
の識別情報を入力するだけで、前回終了した時点の自分
のユーザ環境でコンピュータがレジューム復帰し、改め
て環境設定を行う必要がなくなる。
【0012】また請求項2記載の発明では、システムを
利用するユーザ個人を識別するための識別情報を記録し
たカード状記録媒体が読取手段に挿入されると、電源装
置が起動し、この電源装置からの電源供給により情報処
理手段が所定の情報処理を始める。そして情報処理途中
で電源供給が遮断された場合、読取手段により読み取ら
れた識別情報に対応してシステム状態および処理データ
が所定の記憶手段に記憶される。そして、ユーザが次に
システムを立ち上げる際、読取手段からカード状記録媒
体が挿入されると、そのカード状記録媒体から識別情報
を読み取って、この識別情報に対応するシステム状態お
よび処理データが読み出されて前回終了した時点のユー
ザ環境でコンピュータがレジューム復帰する。
【0013】すなわち、予め識別情報を記憶しておけ
ば、次に各ユーザが自身のカード状記録媒体を読取手段
に挿入すれば、前回の自分のユーザ環境でコンピュータ
がレジューム復帰し、改めて環境設定を行う必要がなく
なる。
【0014】さらに請求項3記載の発明では、情報処理
途中で電源供給が遮断されると、キー入力手段から入力
されたキーコードに対応させてそのときのシステム状態
および処理データが所定の記憶手段に記憶される。そし
て、次に電源スイッチにより電源装置が起動し、キー入
力手段から新たにキーコードが入力されたとき、その入
力されたキーコードを基に所定の記憶手段が検索され、
対応するシステム状態および処理データが読み出されて
システム内に展開される。
【0015】すなわち、各ユーザがシステム立ち上げ時
に電源スイッチをONし、識別情報をキーコードで入力
することにより前回使用したシステム状態、つまり自分
のユーザ環境でコンピュータがレジューム復帰する。こ
こでの識別情報はキーコードで入力されるので、識別情
報は固定的でなく、さまざまに変えることができる。ま
た請求項4記載の発明では、各クライアントコンピュー
タの電源が遮断された場合、入力手段から入力された識
別情報に対応させてそのときのクライアントコンピュー
タのシステム状態および処理データがネットワークを通
じてサーバコンピュータに転送されて所定の記憶手段に
レジューム記憶される。
【0016】そしてユーザが次にクライアントコンピュ
ータを利用する上で、入力手段からユーザ個人を識別す
るための識別情報を入力すると、サーバコンピュータで
所定の記憶手段が検索され、入力された識別情報に対応
するシステム状態および処理データがネットワークを通
して転送されてクライアントコンピュータ側に読み込ま
れてそのコンピュータ内部に展開される。
【0017】したがって、各ユーザは、ネットワーク上
に繋がっているどのクライアントコンピュータからでも
自分の環境でコンピュータをレジューム復帰できる。
【0018】上記結果、複数のユーザはコンピュータを
利用する際に、自身の利用環境を一々設定することなく
コンピュータを利用できるようになりコンピュータが使
いやすくなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0020】図1は本発明の情報処理システムに係る第
1実施例のコンピュータシステムの構成を示す図であ
る。
【0021】同図において、1はコンピュータである。
このコンピュータ1は、CPU11主メモリ12、Boot
ROM13、通信インターフェース14(以下インター
フェースをI/Fと称す)、補助記憶装置I/F15、
補助記憶装置16および電源装置17などからなる。C
PU11は、コンピュータシステム全体の制御を行いな
がら主メモリ12に取り込んだ情報を処理する情報処理
手段である。主メモリ12には、システムを動作させる
ためのオペレーティング・システム(以下OSと称
す)、各種プログラムおよびデータなどが記憶されてい
る。BootROM13は、システム起動時に実行されるBo
ot Programが格納されている。通信I/F14は、CP
U11がカードリーダ制御装置2と通信を行うためのイ
ンターフェースである。補助記憶装置I/F15は、ハ
ードディスクドライブ(以下HDDと称す)などの補助
記憶装置16とデータの授受を行うためのインターフェ
ースである。補助記憶装置16は、システム内のデータ
(環境設定されているシステム状態のデータ、処理中の
メモリイメージデータなど)をレジューム記憶するため
のものであり、少なくともシステム使用領域16aと、
レジューム使用領域16bとを有している。このレジュ
ーム使用領域16bは、エントリーNo1、2、3…な
どからなり、レジューム記憶時、つまり電源遮断時など
には、例えばエントリーNo1などに、ユーザ識別情
報、システム状態およびメモリイメージなどの情報が記
録される。電源装置17は、外部から入力される電源O
N入力信号の入力端子17aを有しており、電源ON入
力信号の入力によって起動する。
【0022】2はカードリーダ制御装置である。このカ
ードリーダ制御装置2は、マイコン21、電源制御I/
F22、通信I/F23、データ格納用メモリ24、カ
ードリーダI/F25およびカードリーダ26などから
なるカード読取手段である。マイコン21は、カードリ
ーダ制御装置2全体を制御するものであり、例えばコン
ピュータ1が停止中でも電源装置7に対するON/OF
F制御などを電源制御I/F22を通じて行う。通信I
/F23は、この制御装置2とコンピュータ1との間で
カードデータの通信に使用されるものである。データ格
納用メモリ24には、カードリーダ26で読み取ったデ
ータが格納される。カードリーダI/F25は、カード
リーダ26との通信インターフェースである。カードリ
ーダ26は、所定のカード状記録媒体、例えば磁気カー
ドやICカードなどからデータ(カードデータ)を読み
取るものである。近年、社員証などの代わりにICカー
ドが用いられており、このようなICカードには、通
常、個々のユーザを示す識別情報(IDコードなど)が
記録されており、この識別情報が読み取られる。磁気カ
ードなども予め識別情報を記録しておけば同じである。
【0023】続いて、このコンピュータシステムの動作
を説明する。
【0024】このコンピュータシステムの場合、システ
ム電源がOFFされているときに、カードリーダ26に
カードが入力されると、カードリーダ制御装置2内のマ
イコン21でエラーチェックが行われ、OKならば(エ
ラーがなければ)、電源制御I/F22を通じて電源装
置17の電源ON入力端子17aにON信号が出力さ
れ、電源装置17が起動し、コンピュータ1のCPU1
1に電源が供給され、CPU11が起動する。CPU1
1は、起動時に、BootROM13に格納されたBootプロ
グラムをローディングし、Bootプログラムを実行する。
【0025】まず、CPU11は、通信I/F14、2
3を通じてカードデータをカードリーダ制御装置2から
読み出す。そしてCPU11は、読み出したカードデー
タと補助記憶装置16内のユーザ識別情報とを比較し、
互いの識別情報が一致した場合、一致したユーザ識別情
報に対応するシステム状態を読み出す。
【0026】次に、CPU11は、読み出したシステム
状態が現在のハードウェア(H/W)の構成で実現でき
るか否かをチェックする。
【0027】ここで、実現可能、つまりOKならば、補
助記憶装置16からメモリイメージを読み出し、主メモ
リ12に展開する。なお上記一連の処理は、Boot後、O
Sが起動する以前に実行されるローダープログラムによ
り実行されることもある。
【0028】そして、電源をOFF(遮断)する時に
は、CPU11は、シャットダウン処理は行わず、補助
記憶装置16内の該当するエントリー、つまり電源OF
F時に利用していたユーザのユーザ識別情報に対応する
システム状態とメモリイメージとがレジューム使用領域
16bに保存される。
【0029】したがって、コンピュータ1を利用する各
ユーザは、自分が以前にコンピュータ1でレジューム記
憶したシステム状態から作業を始めることができる。
【0030】このように第1実施例のコンピュータシス
テムによれば、コンピュータ1をOFF(電源遮断)す
るとき、そのときのシステム状態とメモリイメージと
が、利用ユーザのユーザ識別情報に対応して保存される
ので、次にコンピュータ1を立ち上げる際、ユーザ識別
情報を入力することによりコンピュータ1は前回利用し
ていたシステム状態、つまり個々のユーザ環境で立ち上
げられるので、複数のユーザが同じコンピュータを利用
するときでも環境設定を一々行わずに済み、個々のユー
ザがコンピュータを利用しやすくなる。
【0031】次に、図2を参照して本発明の第2実施例
のコンピュータシステムについて説明する。図2は本発
明に係る第2実施例のコンピュータシステムの構成を示
す図である。なお上記第1実施例と共通する構成には同
一の符号を付し、その説明は省略する。
【0032】同図において、31はコンピュータであ
り、独立した電源スイッチ32と、この電源スイッチ3
2がONされることにより電源ON入力信号が入力端子
33aに入力されて起動する電源装置33と、キーボー
ド34から入力されたユーザコード(キーデータ)をC
PU11がユーザ識別情報として受け取るためのキーボ
ードI/F35を有している。キーボード34は、コン
ピュータ31の利用ユーザが電源スイッチ32をONし
た後、ユーザ固有のキーコードを入力するためのキー入
力手段である。
【0033】すなわち、このコンピュータシステムにお
いて、上記第1実施例と異なる点は、コンピュータ31
を立ち上げるときの電源起動手段と、コンピュータ利用
ユーザが自身の識別情報を入力する際の入力手段であ
る。
【0034】続いて、この第2実施例のコンピュータシ
ステムの動作を説明する。
【0035】このコンピュータシステムの場合、コンピ
ュータシステムが電源OFF時に、キーボード34を押
しながら電源スイッチ32がONされると、電源装置3
3が起動し、コンピュータ31内の各部に電源を供給す
る。この電源供給によりCPU11が起動すると、CP
U11は、BootROM13に格納されたBootプログラム
をローディングし、Bootプログラムを実行する。
【0036】まず、CPU11は、キーボード34から
のキーコード(キーデータ)をキーボードI/F35を
通じて取り込む。そしてキーデータと補助記憶装置16
内に予め記憶しておいてユーザ識別情報とを比較する。
ここで、互いが一致した場合、一致したエントリのシス
テム状態を読み出す。
【0037】続いて、CPU11は、システム状態が現
在のH/W構成で実現できるか否かをチェックし、OK
ならば、補助記憶装置16からメモリイメージを読み出
し、主メモリ12に展開する。
【0038】そして、コンピュータ31の電源をOFF
する時には、CPU11は、シャットダウン処理は行わ
ず、補助記憶装置16内の該当するエントリに、そのと
きのシステム状態とメモリイメージとを保存する。この
とき、次回投入するときのユーザコードをキーボード3
4から指定できる。なおユーザコードは、キーコードで
あれば、どんなコードでもよく、例えば英字、数字、記
号および漢字などでもよい。
【0039】したがって、次にコンピュータ31を立ち
上げるとき、ユーザは電源スイッチ32をONし、キー
ボード34からユーザコードを入力すると、補助記憶装
置16に保存されていた前回のシステム状態とメモリイ
メージとが呼び出されてコンピュータ31は、そのユー
ザ環境で立ち上がるようになる。
【0040】このように第2実施例のコンピュータシス
テムによれば、コンピュータ31の電源をOFF(遮
断)する時にシステム状態とメモリイメージとが、その
ときキーボード34から入力されたユーザコードに対応
して保存され、次にユーザがコンピュータ31を立ち上
げる際、電源スイッチ32をONし、キーボード34か
らユーザコードを入力することにより、補助記憶装置1
6に保存されていた前回のシステム状態とメモリイメー
ジとが呼び出されてコンピュータ31は、そのユーザ環
境で立ち上がるので、複数のユーザが同じコンピュータ
を利用するときでも、個々のユーザがコンピュータ31
を利用しやすくなる。
【0041】なお上記レジューム機能をキーボードを利
用して簡易的に実現する方法として、キーボードの一つ
のキーを押した状態で電源遮断すると、キーをユーザ識
別情報としてそのときのシステム状態がレジューム記憶
され、電源再投入時にそのキーを押すことにより該当す
る環境でシステムが立ち上がるようにもできる。
【0042】次に、図3を参照して本発明に係る第3実
施例のコンピュータシステムについて説明する。図3は
本発明の第3実施例のコンピュータシステムの構成を示
す図である。
【0043】同図に示すように、このコンピュータシス
テムは、ネットワーク40上にサーバコンピュータ50
と複数のクライアントコンピュータ60とを接続して構
成されている。
【0044】サーバコンピュータ50は、CPU51、
主メモリ52、通信I/F53、補助記憶装置I/F5
4および補助記憶装置55などからなる。CPU51
は、サーバコンピュータ50全体の制御を行うものであ
る。主メモリ52には、システムが動作するためのO
S、プログラムおよびデータなどが格納されている。ネ
ットワーク通信I/F53は、ネットワーク40との通
信を行うインターフェースである。補助記憶装置I/F
54には、HDDなどの補助記憶装置55が接続されて
おり、システムと補助記憶装置55の間でデータをレジ
ューム記憶するために使用される。補助記憶装置55内
には、少なくともシステム使用領域55aと、レジュー
ム使用領域55bとが設けられている。レジューム使用
領域55aは、エントリーNo1、2、3…などからな
り、レジューム記憶時、つまり電源遮断時にデータを保
護するときなどは、例えばエントリーNo1などに、ユ
ーザ識別情報に対応させてシステム状態およびメモリイ
メージなどの情報が記録される。 一方、各クライアン
トコンピュータ60は、CPU61、BootROM62、
ネットワーク通信I/F63および主メモリ64などか
らなる。CPU61は、クライアントコンピュータ60
全体の制御を行いながら情報を処理する情報処理手段で
ある。BootROM62には、システム起動時にCPU6
1によって読み込まれ実行されるBoot Programが格納さ
れている。ネットワーク通信I/F63は、ネットワー
ク40との通信を行うインターフェースである。主メモ
リ64には、システムが動作するためのOS、各種プロ
グラムおよびデータなどが格納されている。なお図示は
していないが各クライアントコンピュータ60には、一
般的な情報入力手段であるキーボード、記憶手段である
ハードディスクドライブなども設けられている。
【0045】続いて、この第3実施例のコンピュータシ
ステムの動作を説明する。
【0046】このコンピュータシステムの場合、クライ
アントコンピュータ60の電源が投入されると共に、キ
ーボードなどからユーザ個人を識別するためのユーザ識
別情報が入力されると、CPU61は、起動時に、Boot
ROM62に格納されたBootプログラムをローディング
し、Bootプログラムを実行する。
【0047】この場合、CPU61は、まず、起動時に
ネットワーク通信I/F63およびネットワーク40を
通じてサーバコンピュータ50へユーザ識別情報を転送
する。 サーバコンピュータ50側では、ネットワーク
40からネットワーク通信I/F63を通じて受け取っ
たユーザ識別情報と補助記憶装置55内に予め記憶され
ていたユーザ識別情報とをCPU51が比較する。
【0048】ここで、互いが一致した場合、一致したエ
ントリのシステム状態をクライアントコンピュータ60
に要求する。この要求に対してクライアントコンピュー
タ60はユーザ識別情報に対応するシステム状態のデー
タを返信する。
【0049】次に、サーバコンピュータ50は、システ
ム状態が現在のクライアントコンピュータ60のハード
ウェア(H/W)構成で実現できるか否かをチェックす
るここで、実現可能、つまりOKならば補助記憶装置5
5内のメモリイメージをクライアントコンピュータ60
に転送する。
【0050】クライアントコンピュータ60側では、ネ
ットワーク40からネットワーク通信I/F63を通じ
てメモリイメージを受け取ると、受け取ったメモリイメ
ージを主メモリ64に展開する。なお上記一連の処理
は、Boot後、OSが起動する以前に実行されるローダー
プログラムにより実行されることもある。
【0051】したがって、各クライアントコンピュータ
60のユーザは、自分が以前に各クライアントコンピュ
ータ60でレジューム記憶した状態から作業を始めるこ
とができる。
【0052】そして、クライアントコンピュータ60で
の作業が終了し、電源をOFFにするときには、クライ
アントコンピュータ60は、シャットダウン処理を行わ
ず、サーバコンピュータ50へネットワーク40を通じ
て作業終了時のシステム状態とメモリイメージとを転送
する。
【0053】これらデータが転送されてくると、サーバ
コンピュータ50側では、補助記憶装置55内のレジュ
ーム使用領域55bの該当するエントリにシステム状態
とメモリイメージとが保存される。
【0054】このように第3実施例のコンピュータシス
テムによれば、処理終了時にユーザ識別情報に対応させ
てシステム状態およびメモリイメージなどを記憶するレ
ジューム記憶機能を有するサーバコンピュータ50と、
このサーバコンピュータ50に対してレジューム復帰要
求を行う機能を有するクライアントコンピュータ60と
をネットワーク40上に接続しておくことで、ネットワ
ーク40内の各クライアントコンピュータ60を複数の
ユーザが利用するとき、コンピュータ起動時に各ユーザ
毎のシステム状態、つまりユーザ環境を再現できる。
【0055】なお本発明は上記第1実施例〜第3実施例
のみに限定されるものではない。
【0056】応用例として、上述した汎用のコンピュー
タシステムだけでなく、例えば組み込み用システムに応
用することで、簡易なユーザインタフェースを実現する
ことが可能となる。
【0057】また第1実施例に示したカードリーダなど
のカード読取手段以外に、コンピュータに音声入力装置
や画像入力装置などの入力手段を接続することにより識
別情報を音声や画像などで入力するように拡張すること
も可能である。また指紋検出などを行ってユーザ個人を
識別するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ユーザ個人を示す識別情報を基に、ユーザ環
境が読み出されてシステムが立ち上がるので、複数のユ
ーザが一台のコンピュータを使用する場合でも、個々の
ユーザ環境でコンピュータを立ち上げることができる。
【0059】これにより、ユーザはコンピュータを利用
するたびに環境設定を一々行わずに済むようになり、コ
ンピュータが使いやすくなる。
【0060】また請求項2記載の発明によれば、予め識
別情報を記憶しておけば、次に各ユーザが自身のカード
状記録媒体を読取手段に挿入すれば、前回終了した時点
の自分のユーザ環境でコンピュータがレジューム復帰
し、改めて環境設定を行う必要がなくなり、各ユーザは
コンピュータを使いやすくなる。
【0061】さらに請求項3記載の発明によれば、複数
のユーザが一台のコンピュータを使用する場合でも、キ
ー入力手段から予め入力および記憶させておいたユーザ
個人の識別情報を基に、個々のユーザ環境がコンピュー
タにレジューム復帰されるので、各ユーザは環境設定を
一々することなく作業を開始できるようになり、コンピ
ュータが使いやすくなる。
【0062】また請求項4記載の発明によれば、サーバ
コンピュータとクライアントコンピュータ間で識別情報
に基づいたシステム状態および処理データの授受がネッ
トワークを通じて行われるので、ネットワーク内のどの
コンピュータからでも個々のユーザ環境をレジューム復
帰させることができ、各ユーザの使い勝手が向上し、コ
ンピュータが使いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のコンピュータシステ
ムの構成を示す図である。
【図2】本発明に係る第2実施例のコンピュータシステ
ムの構成を示す図である。
【図3】本発明に係る第3実施例のコンピュータシステ
ムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…コンピュータ、2…カードリーダ制御装置、11…
CPU、12…主メモリ、13…BootROM、14…通
信I/F、15…補助記憶装置I/F、16…補助記憶
装置、16a…システム使用領域、16b…レジューム
使用領域、17…電源装置、17a…電源ON入力信号
の入力端子、21…マイコン、22…電源制御I/F、
23…通信I/F、24…データ格納用メモリ、25…
カードリーダI/F、26…カードリーダ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置の起動によって電源が供給され
    てシステム全体が立ち上がる情報処理システムにおい
    て、 このシステムを利用するユーザからユーザ個人を識別す
    るための識別情報が入力されて、前記電源装置を起動さ
    せる入力手段と、 前記電源装置からの電源供給により所定の情報処理を行
    う情報処理手段と、 前記情報処理手段による情報処理途中で前記電源装置か
    らの電源供給が遮断された場合、前記入力手段から入力
    された識別情報に対応させてそのときのシステム状態お
    よび処理データを所定の記憶手段に記憶するレジューム
    記憶手段と、 前記入力手段から新たに識別情報が入力されたとき、前
    記識別情報を基に前記所定の記憶手段を検索し、対応す
    るシステム状態および処理データを読み出しシステム内
    に展開するレジューム復帰手段とを具備したことを特徴
    とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 電源装置の起動によって電源が供給され
    てシステム全体が立ち上がる情報処理システムにおい
    て、 このシステムを利用するユーザ個人を識別するための識
    別情報が記録されたカード状記録媒体が挿入され、前記
    カード状記録媒体から情報を読み取ると共に、前記カー
    ド状記録媒体の挿入により前記電源装置を起動する読取
    手段と、 前記電源装置からの電源供給により所定の情報処理を行
    う情報処理手段と、 前記情報処理手段が情報処理途中で前記電源装置からの
    電源供給が遮断された場合、前記読取手段により読み取
    られた識別情報に対応させてそのときのシステム状態お
    よび処理データを所定の記憶手段に記憶するレジューム
    記憶手段と、 前記読取手段に新たにカード状記録媒体が挿入され、前
    記読取手段により識別情報が読み取られたとき、読み取
    とった識別情報を基に前記所定の記憶手段を検索し、対
    応するシステム状態および処理データを読み出しシステ
    ム内に展開するレジューム復帰手段とを具備したことを
    特徴とする情報処理システム。
  3. 【請求項3】 電源装置の起動によって電源が供給され
    てシステム全体が立ち上がる情報処理システムにおい
    て、 前記電源装置を起動する電源スイッチと、このシステム
    を利用するユーザ個人を識別するための識別情報がキー
    コードで入力されるキー入力手段と、 前記電源装置からの電源供給により所定の情報処理を行
    う情報処理手段と、 前記情報処理手段が情報処理途中で前記電源装置からの
    電源供給が遮断された場合、前記キー入力手段から入力
    されたキーコードに対応させてそのときのシステム状態
    および処理データを所定の記憶手段に記憶するレジュー
    ム記憶手段と、 前記電源スイッチにより前記電源装置が起動し、前記キ
    ー入力手段から新たにキーコードが入力されたとき、前
    記キーコードを基に前記所定の記憶手段を検索し、対応
    するシステム状態および処理データを読み出しシステム
    内に展開するレジューム復帰手段とを具備したことを特
    徴とする情報処理システム。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上にサーバコンピュータお
    よびクライアントコンピュータを接続してなる情報処理
    システムにおいて、 前記クライアントコンピュータに設けられ、前記クライ
    アントコンピュータを利用するユーザ個人を識別するた
    めの識別情報を入力する入力手段と、 前記サーバコンピュータに設けられ、前記クライアント
    コンピュータが処理を終了する際、前記入力手段から入
    力された識別情報に対応させて前記クライアントコンピ
    ュータのシステム状態および処理データを前記ネットワ
    ークを通じて格納するレジューム記憶手段と、 前記クライアントコンピュータに設けられ、前記クライ
    アントコンピュータが起動する際に前記入力手段により
    入力された識別情報に対応するシステム状態および処理
    データを前記サーバコンピュータの前記レジューム記憶
    手段から前記ネットワークを通じて取り込みコンピュー
    タ内部に展開するレジューム復帰手段とを具備したこと
    を特徴とする情報処理システム。
JP7231234A 1995-09-08 1995-09-08 情報処理システム Withdrawn JPH0981260A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09120321A (ja) * 1995-10-26 1997-05-06 Hitachi Ltd サスペンド/レジューム機能を有する情報処理装置
JP2014203225A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 シャープ株式会社 情報処理装置及び画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09120321A (ja) * 1995-10-26 1997-05-06 Hitachi Ltd サスペンド/レジューム機能を有する情報処理装置
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