JPH0981084A - 表示装置および画面の表示制御方法 - Google Patents

表示装置および画面の表示制御方法

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JPH0981084A
JPH0981084A JP7236629A JP23662995A JPH0981084A JP H0981084 A JPH0981084 A JP H0981084A JP 7236629 A JP7236629 A JP 7236629A JP 23662995 A JP23662995 A JP 23662995A JP H0981084 A JPH0981084 A JP H0981084A
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data
image
scroll
display device
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JP7236629A
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Hisao Fujiwara
久男 藤原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面更新の時間を短くし、かつ画像情報の
スクロールの最中にはシステム全体としてもデータ転送
量および表示信号処理削減することにより、高速表示か
つ低消費電力の表示装置を実現する。 【解決手段】表示データによる画像を、画像表示手段に
表示する表示装置において、スクロール表示時にはその
スクロール表示対象の表示データが間引かれて与えられ
ると共に、この与えられた表示データによる画像を、画
像表示手段の所定の部分領域内で表示させるべく制御す
る手段5,6,7を備えることを特徴とする。これによ
り、スクロール時には表示画面更新の時間を短くし、快
適なユーザ・インターフェースを提供できると共に画像
情報のスクロールの最中にはシステム全体としてもデー
タ転送量および表示信号処理削減することにより、高速
表示かつ低消費電力の表示装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、スクロール表示を行う際
に、省電力化を図ることができるようにした表示装置お
よび画面の表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に画像を表示することができる表示
装置は、TVカメラ等の信号源から送出される信号をそ
のまま表示画面上に表示するか、パソコンなどのように
表示装置または信号源に半導体メモリ等の表示信号保持
手段を有し、それらの保持手段から一定周期で読み出さ
れる表示信号を用いて表示画面に画像を表示している。
【0003】これらの表示装置は、どちらの場合も表示
装置に供給される表示信号は一定周期であるため、表示
信号の内容によらず表示装置で消費される消費電力は、
ほぼ一定である。つまり、表示信号や表示内容によって
表示装置の消費電力を大きく低減することができない。
【0004】ここで、パソコン等のように、信号源側
(システム側)にメモリを有し、そのメモリに保持され
た信号を表示装置に伝送して表示を行う場合を考える。
図8に従来の一般的なパソコンのシステム構成例をブロ
ック図で示す。
【0005】図8の構成例では、表示装置81に供給す
る表示信号は画像メモリ(VRAM)82に保持されて
おり、その表示信号はディスプレイ・コントローラ(D
ISP‐CONT)80により、VGA(Video
Graphics Array)等のディスプレイ規格
に準拠した一定周期で表示信号の読み出しが行われる。
【0006】一定周期で読み出された表示信号は表示信
号バス83を通じて、表示装置81に供給される。パソ
コンの場合、演算処理や制御のための中枢であるマイク
ロプロセッサ(CPU)84を有しており、このCPU
84の実行するプログラムなどの記憶保持のために、R
OM(リードオンリメモリ)85やRAM(ランダムア
クセスメモリ)86が設けられており、CPU84の主
記憶アドレス空間に割り付けてある。また、外部記憶装
置としてHDD(ハードディスク装置)87やFDD
(フロッピディスク装置)88といった装置が設けてあ
り、テキストや画像データ、プログラムなどを保存して
利用することができるようにしてある。
【0007】パソコンに画像表示する場合には表示対象
のデータをVRAM82に書き込み、これを読出して表
示装置81に与えるのが一般的であり、図8の構成例か
ら分かるように、VRAM82に作業用RAM86やH
DD(HDC)87、FDD(FDC)88等の記憶装
置からデータを取り込む場合にはDISP‐CONTを
通して行う必要がある。
【0008】図9に、一般的なVRAMのブロック図を
示す。VRAM82は画像表示するための対象のデータ
を保持するセルアレイと、コントロール要素と、パラレ
ル入出力を行うための入出力部であるパラレルI/O
(W1/IO1〜W4/IO4)、そして、シリアル入
出力を行うための入出力部であるシリアルI/O(SI
O1〜SIO4)を有しており、コントロール信号を含
めて外部とセルアレイ間の入出力はこのパラレルI/O
を介してパラレルデータで行う。また、画像データにつ
いては外部とセルアレイ間の入出力をシリアルI/Oを
介してシリアルデータで行うこともできる。
【0009】VRAM82の制御はDISP‐CONT
86によって行われる。そして、DISP‐CONT8
6は、通常、VRAM82の内容を更新する場合には、
図9中のパラレルI/O(W1/IO1〜W4/IO
4)を通じて行い、表示装置81に供給する表示信号は
シリアルI/O(SIO1〜SIO4)を通して行うよ
うに、コントロールを行っている。
【0010】一般的に、VRAM82においてはシリア
ル入出力を行うシリアルI/Oに比べてパラレルI/O
の動作スピードは1桁は遅いから、パラレル入出力処理
を行う場合にVRAM82は、シリアル入出力処理を行
う場合に比べて動作スピードは1桁程、遅くなる。しか
し、シリアルI/Oは表示に供しているために、データ
内容の書き換え等には普段、利用できない。つまり、表
示装置では、画面の走査速度に合わせて画像信号を受け
る必要があり、VRAM82のデータ内容を書き換える
場合や、表示画面のスクロールを行う場合においては、
膨大な量となるVRAM内のデータを書き換える必要が
あるため、VRAM内の表示データの更新、つまり表示
装置に表示する表示画像の更新に非常な時間を必要とす
ることが分かる。
【0011】特に、近年、ディスプレイは高精細化の一
途を辿り、高精細の画像を扱うことができるようにする
ために、VRAMの大容量化が進んでいることから、V
RAMのデータ更新に、ますます時間を要する事態とな
っているため、素速い速度で表示画面を更新するという
快適な使用環境(ユーザ・インタフェース)を実現する
ことが出来ない、という問題がある。
【0012】そしてこれに追い討ちをかけるように、パ
ソコンやワープロ(ワードプロセッサ装置)などのシス
テムは、省スペースや携帯性のために、コンパクト化が
進んでおり、その表示装置として液晶表示装置は不可欠
のものとなっていて、この液晶表示装置の持つ動作速度
の遅さが問題となる。また、コンパクト化されたパソコ
ンやワープロにおいては、電源がバッテリであることか
ら、その重量や収納スペースの観点から一層の省電力化
が要求される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置におい
て、省電力化の決め手になる技術の一つとして、強誘電
性液晶(FLC)を用いた液晶表示装置(LCD)の利
用がある。強誘電性液晶を用いた液晶表示装置(FLC
‐LCD)の場合、表示装置の画面自体にメモリ性(画
像保存特性)があるので、表示が静止画の状態で良い場
合等では、表示信号を与え続ける必要は無く、表示内容
に変更が生じた場合にのみ表示信号を伝送して表示を行
うようにすれば良いためで、表示状態を変えない期間は
駆動エネルギが不要であることから、電力エネルギを節
約できる下地が十分にあることによる。
【0014】つまり、ストレージブラウン管(残光性の
高い蛍光体を使用したブラウン管(CRT))などを除
き、通常、ディスプレイのために使用される表示装置
は、常に表示信号を与えて表示走査していないと、画像
は消えてしまう。
【0015】しかしここで、表示装置の画面自体にメモ
リ性(画像保存特性)があるものを使用したと仮定して
みると、一般のCRTのように一定周期でパソコンなど
のシステム側から表示信号を与え続ける必要は無く、表
示内容に変更が生じた場合にのみ表示信号を伝送して表
示を行うことも可能である。
【0016】そして、表示装置の画面自体にメモリ性が
ある表示装置として強誘電性液晶(FLC)を用いた液
晶表示装置(LCD)が広く知られている。しかし、こ
のこの強誘電性液晶を用いた液晶表示装置(FLC‐L
CD)の場合、動作速度の遅さが携帯用のパソコンなど
への利用の道を閉ざしている。
【0017】すなわち、FLC‐LCDの動作特性は図
4に示す如きであり、ヒステリシス特性を有していて、
透過光量0%の状態において電圧零から印加電圧を正方
向に上げてゆくと、ある電圧レベル(+Vth;但し、0
<+Vth)に達した段階で透過光量が増え出し、さらに
印加電圧を正方向に上げてゆくと、ある電圧レベル(+
Vth)に達した段階で透過光量が増え出し、ある電圧レ
ベル(+Vsat ;但し、0<+Vth<+Vsat )で透過
光量最大になり、飽和状態で、もはやそれ以上は透過光
量が変わらなくなる。これが画素のON状態である。
【0018】つぎにこの状態から、今度は印加電圧を負
方向に変化させてゆく。すると電圧零になってもまだ透
過光量最大の状態が続き、さらに負方向に電圧を変化さ
せてゆくと、ある電圧レベル(−Vth;但し、0>−V
th)に達した段階で透過光量が減り出し、さらに印加電
圧を負方向に下げてゆくと、ある電圧レベル(−Vsat
;但し、0>−Vth>−Vsat )で透過光量最小にな
り、飽和状態で、もはやそれ以上は透過光量が変わらな
くなる。これが画素のOFF状態である。
【0019】そして、この状態から、今度は印加電圧を
正方向に上げてゆくと、電圧零に到達しても透過光量は
変化なく、さらに印加電圧を正方向に上げてゆき、ある
電圧レベル(+Vth;但し、0<+Vth)に達した段階
で透過光量が増え出し、さらに印加電圧を正方向に上げ
てゆくと、ある電圧レベル(+Vth)に達した段階で透
過光量が増え出し、ある電圧レベル(+Vsat ;但し、
0<+Vth<+Vsat)で透過光量最大になる。
【0020】つまり、FLC‐LCDにおいては、画素
をオンの状態にするには、+Vsat以上の電圧を印加す
る必要があり、画素をオフの状態にするには、−Vsat
以下の電圧を印加する必要がある。しかし、その電圧を
印加した後は、電圧を零にしても画素の状態はそのまま
保たれることになる。これがFLC‐LCDにおけるメ
モリ性である。
【0021】FLC‐LCDにおいては、ディスプレイ
の表示内容変更に要する時間は液晶材料によって決まっ
てしまい、その値は表示画像の1ライン当りほぼ数μs
〜数10μsである。また、FLC−LCDを駆動する
場合、図5に示す如き駆動信号を使用する。図5の
(a)は走査電極駆動信号の波形であり、(b)はオフ
波形であり、(c)はオン波形であり、(d)はOFF
画素(オフ画素;黒画素)の電位であり、(e)はON
画素(オン画素;白画素)の電位である。
【0022】画素をオンさせる波形と、オフさせる波形
は、信号電源が、+と−の二つの極性を持つバイポーラ
形波形のパルス信号を利用する場合、図4に示したFL
C−LCDの特性から、画素のOFF表示を行う場合に
は最初に正極性そして、つぎに負極性となるパルスを使
用する(図5の(d))ことで、最後に印加される電圧
が−Vsat 以上の電圧となるようにし、また、画素のO
N表示を行う場合には最初に負極性そして、つぎに正極
性となるパルスを使用する(図5の(e))ことで、最
後に印加される電圧が+Vsat 以上の電圧となるように
する。
【0023】従って、これらのことから、2フィールド
1フレームの表示走査を行う方式の場合、画素状態をO
N状態からOFF状態へ、あるいはその逆の状態に変化
させるには、フィールド毎にこのような電圧印加操作を
行わねばならないので、電圧を変えるだけで良い通常の
液晶材料を用いたLCDよりも2倍の書き込み時間を必
要とすることがわかる。
【0024】つまり、表示画像が高精細化して表示ライ
ン数が増加した場合には、表示画像の書き換え時間がそ
れに対応して長くなってしまい、表示データを大量に更
新する場合でのシステム側のVRAMの書き換え時間の
増大と相俟って、快適な使用環境(ユーザ・インタフェ
ース)を実現することが出来ない、という問題が生じ
る。
【0025】本発明はこの様な点に鑑みてなされたもの
で、表示画像のスクロール表示などによる表示データの
大量更新に起因するVRAM更新時間の長時間化、ま
た、表示画面自体がメモリ性を有するような表示装置の
場合に生じる表示画像自体の更新時間の長時間化という
課題を解消して、強誘電性液晶を用いた場合においても
表示内容の書き替えを高速に行うことができる省電力効
果の高い表示装置および画面の表示制御方法を提供るこ
とにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はつぎのように構成する。すなわち、第1に
は、表示データによる画像を、画像表示手段に表示する
表示装置において、与えられた表示データによる画像
を、スクロール表示モード時には、画像表示手段の所定
の部分領域内で表示させるべく制御する手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0027】第2には、表示画面自身がメモリ性を有す
る表示装置、またはシステム的に表示画像を一時保持す
る手段を有する表示装置において、与えられた表示デー
タによる画像を、スクロール表示モード時には、画像表
示手段の所定の部分領域内で表示させるべく制御する手
段を備えることを特徴とする。
【0028】更には、第2の構成において、画像表示手
段は表示用の複数のセルをマトリックス配置した構造と
し、各セルの駆動は表示データに応じてセル単位で行う
表示装置駆動回路により行うと共に、表示装置駆動回路
は駆動対象となる領域を分割して各分割した領域単位で
駆動可能であり、画像表示手段の表示画面の一部に画像
をスクロール表示する場合には、当該表示対象領域を駆
動対象として駆動すべく制御することを特徴とする。
【0029】また、表示データによる画像を、画像表示
手段に表示する表示装置において、表示画像のデータを
一時保持する保持手段と、与えられた表示データを、ス
クロール表示モード時には、画像表示手段の所定の部分
領域内で表示させるべく前記保持手段における当該所定
の部分領域内に更新保持制御すると共に、この保持手段
のデータを読出して画像表示に供する制御手段とを備
え、前記制御手段は、画像を表示画面の一部にスクロー
ル表示する場合には、前記保持手段における前記表示画
面の一部に相当する領域のみをデータ更新すると共に、
他の部分は更新を行わないか、もしくは通常の表示時に
比べ更新回数を低減させるべく制御する機能を備えるこ
とを特徴とする。
【0030】また、表示画面の一部にスクロール表示す
る場合には、スクロールを行った結果、新たに表示する
べき本来の表示画像の画素を間引いた画像の表示データ
を表示信号源から伝送して、表示データとすることを特
徴とする。
【0031】本発明は、表示画像のスクロール表示など
による表示データの大量更新に起因するVRAM更新時
間の長時間化、また、表示画面自体がメモリ性を有する
ような表示装置の場合に生じる表示画像自体の更新時間
の長時間化という課題を、表示画像のスクロールモード
時には、画素を粗くしたデータを伝送し、かつ、このデ
ータにより画像表示手段の表示画面の一部の領域を用い
て、画像のスクロール表示をするようにしたことによ
り、データ伝送時間と画像表示制御の時間を短縮し、ユ
ーザが必要な画像情報検索までの時間を短くし、快適な
ユーザ・インターフェースを提供するとともに、画像情
報のスクロールの最中には表示装置の全画面の表示デー
タよりも少ない表示画像の伝送、および表示信号処理を
行うことにより、システム全体としても、低消費電力の
表示装置を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の具体例)以下、本発明の具体例を説明する。図
1に本発明の第1の具体例にかかる液晶表示装置のブロ
ック図を示す。図1は通常の液晶表示装置にスクロール
情報としてスクロールON信号15を入力する機能を追
加したものである。
【0033】図1において、1はコネクタ、2は表示コ
ントローラ、3はDC/DCコンバータ、4は液晶セル
駆動電圧源、5は上側Xドライバ、6は下側Xドライ
バ、7はYドライバ、8は液晶パネルである。また、9
は表示データ、11は上側信号線(X)ドライバ用セル
駆動電圧、13は下側信号線(X)ドライバ用セル駆動
電圧、10は上側Xドライバ5に対応した表示信号、1
2は下側Xドライバ6に対応した表示信号、14は液晶
パネル8を走査するYドライバ7を制御する信号、15
はスクロールON信号、16は駆動回路制御用スクロー
ルON信号である。
【0034】DC/DCコンバータ3は、直流‐直流変
換器であって、直流電源(バッテリなど)から供給され
る直流の電圧を所要の電圧レベルに変換して出力するも
のであり、液晶セル駆動電圧源4は、このDC/DCコ
ンバータ3の変換出力から液晶セルの駆動に必要な電圧
を得るものである。
【0035】液晶パネル8は、液晶を用いたディスプレ
イ用のパネルであって、微小面積の複数のセルがマトリ
ックス状に配置されて個々のセルを個別に駆動できるよ
うにした2次元ディスプレイ用のパネルである。液晶パ
ネル8はセルがマトリックス状に配置されているため、
その行方向(Y方向)と列方向(X方向)を選択して駆
動制御することにより、特定のセルをオンオフ制御する
ことできる。
【0036】上側Xドライバ5と下側Xドライバ6は、
液晶パネル8をその列方向(X方向)について駆動する
ためのドライバであり、液晶パネル8に施すことのでき
る配線の関係で、液晶パネル8の上側の領域のセルのX
方向駆動をする上側Xドライバ5と、液晶パネル8の下
側の領域のセルのX方向駆動をする下側Xドライバ6と
に分けてある。また、Yドライバ7は、液晶パネル8の
Y方向駆動をするためのドライバである。
【0037】表示コントローラ2は、コネクタ1を介し
て与えられる表示データとスクロールON信号を元に、
表示データに対応した画像を表示すべく信号を発生して
上側Xドライバ5,下側Xドライバ6,Yドライバ7に
与え、これらドライバは当該与えられた信号に従って液
晶の駆動信号を発生して対応する各セルに与えるもので
ある。表示データとスクロールON信号はパソコン等の
システム側が内蔵するディスプレイ・コントローラ(D
ISP‐CONT)から得られるものであり、通常、D
ISP‐CONTはスクロールモードの時に、それを知
らせるスクロールON信号を発生する仕組みとなってい
るので、本システムではDISP‐CONTから得られ
るこのスクロールON信号を元に、スクロールモードで
あるか否かを知るようにしており、スクロールモードの
ときは液晶パネル8の表示領域のうち、特定の狭い領域
についてのみ、駆動してこの領域部分の画像表示制御を
行う構成とする。
【0038】また、この具体例においては、画面表示の
速度が特に気になるスクロール表示時での、円滑で早い
スクロール操作ができるようにするために、表示データ
は文字であればフォントを間引き、画であれば画素を間
引く処理をシステム側で行ってからスクロール表示であ
ることを示すスクロールON信号と共に、図1の液晶表
示装置に与えることで、データ伝送時間を短縮し、一
方、表示装置側では表示するデータ量が少なくなること
と、スクロール表示に供する領域を狭くすることによる
見掛け上の動作の高速化を利用して、これらの相乗効果
により、快適なスクロール動作を実現する。
【0039】そのために、本具体例では、スクロール表
示時の場合は、スクロール表示領域は、図3に示すよう
に表示装置の表示画面の一部領域にする。これは表示に
供する画像のデータを間引くことで、この一部領域内に
納まるような表示画像にするもので、例えば、全表示画
面の1/16程度に画像を粗くする。これにより、フレ
ーム書き込みを行う画像データ数を激減させて、システ
ム側から液晶表示装置に伝送する表示データを短時間に
行えるようにすると共に、また、スクロールモードで
は、画面の一部でしか書き込み動作を行わないようにし
て、書き替え時間を短縮できるようにし、また、液晶表
示装置での消費電力も低減するようにした構成である。
【0040】図1に示す液晶表示装置の液晶パネル8の
周辺構成は図2に示す如きであり、Xドライバ5,6、
およびYドライバ7は、いずれもドライブ回路DRVを
4組、シリアルに接続した構成であって、各ドライブ回
路DRVが、液晶パネル8の行方向もしくは列方向の1
/4の駆動を担っている。
【0041】ドライブ回路DRVはスタートパルス(S
TH、STV)が与えられるとクロック信号(CPH,
CPV)に同期して順次表示データを取り込んでゆき、
表示データの取り込みが終わるとデータ取り込みパルス
を発生して次段に渡す構成である。
【0042】そのために、ドライブ回路DRVにはスタ
ートパルス入力端子と、データ取り込みパルス出力端子
があり、前段と後段のドライブ回路DRVは前段のドラ
イブ回路DRVのデータ取り込みパルス出力端子を、後
段のドライブ回路DRVのスタートパルス入力端子とを
接続する構成とする。
【0043】そして、初段のドライブ回路DRVのデー
タ取り込みパルス出力端子と、次段のドライブ回路DR
Vのスタートパルス入力端子との間には2入力アンドゲ
ート(51,or 61,or 71)を設けて、その
一方の入力端子にスクロールON信号の反転信号を入力
し、他方の端子を初段のドライブ回路DRVのデータ取
り込みパルス出力端子に接続することで、スクロールO
N信号があるときに初段のドライブ回路DRVのデータ
取り込みパルスを次段のドライブ回路DRVに渡さない
ようにする構成としてある。
【0044】この回路例においては、各ドライバ、すな
わち、Xドライバ5,6およびYドライバ7にはスクロ
ールON信号を反転して各2入力アンドゲート(51,
or61,or 71)に与えるようにしており、スク
ロールON信号がないときには初段のドライブ回路DR
Vのデータ取り込みパルスは次段のドライブ回路DRV
に渡されるが、スクロールON信号があるときには初段
のドライブ回路DRVのデータ取り込みパルスを次段の
ドライブ回路DRVに渡さないようにする構成としてあ
る。
【0045】従って、スクロールON信号が無いときは
通常の表示になるように、Xドライバ5,6およびYド
ライバ7は動作するが、スクロールON信号の入力によ
って表示コントローラ2から、スクロール表示時の制御
信号である駆動回路制御用スクロールON信号16が出
力されると、Xドライバ5,6およびYドライバ7と
も、初段のドライブ回路のみ通常に動作させ、その他の
ドライブ回路の動作はさせないよう動作する。
【0046】そのため、スクロールON信号が与えられ
たときは、行方向と列方向のそれぞれ一対のドライブ回
路DRVにより、(1/4)×(1/4)計1/16の
領域のみをアクセスすることができる。
【0047】図2の構成では、スクロールON信号の入
力時、行方向と列方向のドライバのうち、それぞれ初段
のドライブ回路DRVのみが動作する構成であり、この
初段のドライブ回路DRVにて駆動可能な液晶パネル8
の1/16の領域(液晶パネル8の表示画面を16区画
に等分割した領域のうち、最初の区画)にスクロール画
像を表示することができる。
【0048】つぎに上記構成の本装置の作用を説明す
る。このような構成の液晶表示装置は、システム側から
コネクタ1を通じて表示データ9が入力され、スクロー
ル操作がある場合にはスクロールON信号15がこのコ
ネクタ1を通じて入力される仕組みである。
【0049】システム側から入力された表示データ9は
表示コントローラ2に入力され、ここで上側Xドライバ
5と下側Xドライバ6に対応した表示信号10,12に
振り分けられると共に、さらにこの表示コントローラ2
において液晶パネル8を走査するYドライバ7を制御す
る信号14が作成される。そして、Yドライバ7は当該
信号14によりタイミング制御されながら、Y方向の位
置を切り替えつつ、液晶パネル8のY方向について駆動
させ、上側Xドライバ5と下側Xドライバ6はそれぞれ
対応した表示信号10,12を受けてその信号対応の電
圧を出力させて液晶パネル8のX方向についての駆動を
行う。
【0050】このようにしてYドライバ7によるY方向
の走査と、Xドライバ5,6によるX方向の表示信号対
応の電圧を与えた駆動制御をすることにより、液晶パネ
ル8には表示データ対応の画像が表示されることにな
る。
【0051】つぎに、システム側でスクロールの操作が
なされて、当該システム側から液晶表示装置に、スクロ
ールON信号15が入力されたとする。すると、このス
クロールON信号15により、表示コントローラ2では
Xドライバ5,6およびYドライバ7をスクロールモー
ドにするためのドライバ制御信号である駆動回路制御用
スクロールON信号16を発生させて、これら各ドライ
バ5,6,7に入力する。
【0052】Xドライバ5,6、およびYドライバ7
は、いずれもドライブ回路DRVが4段構成であり、ド
ライブ回路DRVはスタートパルス(STH、STV)
が与えられるとクロック信号(CPH,CPV)に同期
して順次表示データを取り込んでゆき、表示データの取
り込みが終わるとデータ取り込みパルスを発生して次段
に渡す構成である。
【0053】そのために、ドライブ回路DRVにはスタ
ートパルス入力端子と、データ取り込みパルス出力端子
があり、前段と後段のドライブ回路DRVは前段のドラ
イブ回路DRVのデータ取り込みパルス出力端子を、後
段のドライブ回路DRVのスタートパルス入力端子とを
接続する構成としてあり、そして、初段のドライブ回路
DRVのデータ取り込みパルス出力端子と、次段のドラ
イブ回路DRVのスタートパルス入力端子との間には2
入力アンドゲート(51,or 61,or71)を設
けて、その一方の入力端子にスクロールON信号の反転
信号を入力し、他方の端子を初段のドライブ回路DRV
のデータ取り込みパルス出力端子に接続することで、ス
クロールON信号があるときに初段のドライブ回路DR
Vのデータ取り込みパルスを次段のドライブ回路DRV
に渡さないようにする構成としてある。
【0054】そして、各ドライバ、すなわち、Xドライ
バ5,6およびYドライバ7にはスクロールON信号を
反転して各2入力アンドゲート(51,or 61,o
r71)に与えられるようにしており、スクロールON
信号がないときには初段のドライブ回路DRVのデータ
取り込みパルスは次段のドライブ回路DRVに渡される
が、スクロールON信号があるときには初段のドライブ
回路DRVのデータ取り込みパルスを次段のドライブ回
路DRVに渡さないようにする構成としてある。
【0055】従って、スクロールON信号が無いときは
通常の表示になるように、Xドライバ5,6およびYド
ライバ7は動作するが、スクロールON信号が入力され
ることによって表示コントローラ2から、スクロール表
示時の制御信号である駆動回路制御用スクロールON信
号16が出力されると、Xドライバ5,6およびYドラ
イバ7とも、初段のドライブ回路のみ通常に動作させ、
その他のドライブ回路の動作はさせないよう動作するよ
うになる。
【0056】つまり、通常の動作の場合、上側Xドライ
バ5には、表示信号Vsig (U)10の最初の表示信号
に同期して行方向用のスタートパルスSTH(U)が入
力され、初段のドライブ回路DRVから順次、表示デー
タが取り込まれて行き、初段のドライブ回路DRVが表
示データ10の取り込みを終えると次段にデータ取り込
みパルス50を出力し、そのデータ取り込みパルス50
に従って次段のドライブ回路DRVは表示データ10の
取り込みを開始する。
【0057】しかし、スクロール表示時の制御信号であ
る駆動回路制御用スクロールON信号16がXドライバ
5,6に印加された場合には、初段から次段へ出力され
るデータ取り込みパルス50,60はANDゲート5
1,61により次段へは伝送されず、従って、スクロー
ル表示時にはXドライバ5,6の初段のみが動作し、次
段以降は動作しない状態が達成できる。Yドライバ7の
場合も同様に、スクロール表示時は次段に伝える走査開
始パルスをANDゲート71により、Yドライバ7の初
段のみ動作し、次段以降が動作しない状態を達成でき
る。
【0058】従って、液晶パネル8はその液晶セルにメ
モリ性のある材料を用いた構成とした場合には、Xドラ
イバ5,6の初段部とYドライバ7の初段部によっての
み順次表示データを表示できて、その他の表示画面部分
では全く駆動されないことにより、その全く駆動されな
い領域の画面はメモリ性のためにスクロール表示になる
前の画像がそのまま保持されることになる。その表示状
態を図3に示す。
【0059】スクロール表示時では、表示データは文字
であればフォントを間引き、画であれば画素を間引く処
理をシステム側で行ってから表示装置側に伝送してお
り、表示画像のドット数は少ない。この間引きにより、
1画面当りXおよびY方向共、画素数がそれぞれ1/4
の数になるようにしてあったとすると、画素数は元の画
面の1/16になるから、これを用いてXドライバ5,
6を駆動し、初段のドライブ回路DRVのみで表示駆動
に供すると共に、Yドライバ7によりY方向走査をY方
向の1/4の範囲で行うことで、図3に示すように、ス
クロール表示時の場合は、液晶パネル8の全表示画面の
1/16の表示範囲で画像が表示される。この表示画面
は元の画像の画素を間引くことによって、粗いものとな
っているが、スクロール画面は状態を把握できる程度の
品質があれば良く、スクロール中に中身を細かく見ると
いった用法はないから、これで実用に十分である。そし
て、この液晶パネル8の全表示画面の1/16の表示範
囲で1画面分の画像表示がされるので、表示操作にかか
る時間も1/16になる。
【0060】その一方で、液晶パネル8の全表示画面の
1/16程度にしか毎フレーム書き込みを行う必要がな
いため、システム側から液晶表示装置に伝送する表示デ
ータを1/16にまで削減することができる。そのた
め、データ伝送時間が単純計算でも1/16に短縮され
ることになり、また、画面の一部でしか書き込み動作を
行わない訳であるから、当然液晶表示装置での消費電力
も1/4以下に削減することが出来る。
【0061】ゆえに、スクロール時での表示は高速、円
滑に行えるようになり、しかも、省電力化をも図ること
ができるようになる。システム側から表示装置側へ表示
データを伝送する際の詳細は後で詳述する。
【0062】本発明においては、スクロール表示させる
場合に、そのスクロール画像は液晶パネル8の画面の一
部に表示される。そして、スクロール状態での表示画面
は、画素を間引いたものであり、画面内のあるウインド
ウ内にスクロールされながら表示されるべき表示信号の
一部を間引いた(サブサンプルした)表示信号によって
行われる。つまり、間引きにより文字の場合はフォント
が粗くなり、文章全体の構成を判別するには十分である
が、一文字ずつ読みとるためには不十分な表示画像とな
る。また、絵の場合は大まかな様子が分かる程度にな
る。
【0063】しかしながら、通常のスクロール表示の場
合にはその対象が文書ファイルであれば、文章の内容よ
りも、文章の段落の区切りや図表の有無、またはページ
の移り変わりが分かれば良い。つまり文章の内容より
も、文章のレイアウト情報などが重要な情報となる。ま
た、データベース等のメディアの検索等では、取得した
情報の中から目的のものが素早く探し当てられれば良
い。
【0064】従って、目的の文章、情報を高速に見つけ
るためには、データベース等のメディアの検索およびデ
ータ転送を高速に行うことも重要であるが、同様に表示
装置のスクロール画面の表示自体も高速に行う必要があ
る。
【0065】従って、その目的を達成するためには、文
章のレイアウトが判別出来るような画像を画面の一部に
小さく表示して、且つ高速にその内容を書き換えていく
事が重要である。特に画面全体の更新に長い時間を要す
る強誘電性液晶を用いた液晶表示装置の場合には、スク
ロール情報を高速に書き換えることができて、快適なス
クロール操作が可能になるという効果は実用上、極めて
大きい。
【0066】ここで、メモリ性を有する液晶として強誘
電性液晶(FLC)を例にとって、駆動信号を説明す
る。図4にFLCの印加電圧と透過光量の関係を示す。
図4に示すようにFLCの場合は、印加電圧が0[V]
の場合でも、つまり駆動を行っていない状態でもON状
態とOFF状態のどちらかで安定状態をとるので、メモ
リ性がある液晶ディスプレイが実現できる事が分かる。
【0067】このFLCを駆動する場合、ON状態にす
るには、+Vthを越え更に+Vsatも上回る電圧値を液
晶セルに印加して、その後に0[V]に戻るような駆動
信号を液晶セルに印加すれば良い。
【0068】また、OFF状態にするには−Vthを越え
て更に−Vsat をも上回るような電圧値を液晶セルに印
加して、その後に0[V]に戻るような駆動信号を液晶
セルに印加すればよい。FLCを駆動する場合の駆動波
形の例を図5に示す。図5の駆動は、1フィールド毎に
ON状態の書き込みとOFF状態の書き込みを繰り返し
て行い、2フィールドで1フレームを構成している駆動
法の例である。1フレーム内では、走査側の駆動信号
が、最初のフィールドと次のフィールドでは位相が18
0度異なっている信号で構成されている。
【0069】図5の駆動の例では、OFF状態の表示に
するためには、1走査時間の後半に負の電圧が印加され
るような走査信号(a)が印加されている時に、走査電
極側の信号と位相が180度異なっているOFF書き込
みパルス(b)を信号線側から印加することにより、画
素に印加される電圧は−Vsat を越えてから0[V]に
戻る(d)ためOFF状態での安定状態が得ることが出
来る。
【0070】また、ON状態の表示を行うためには、O
FF状態書き込みとは逆に、1走査時間の後半に正の電
圧が印加されるような走査信号(a)が印加されている
フィールドで、走査信号と位相が180度異なるON状
態書き込みパルス(c)を信号線側に印加することによ
り、画素に印加される電圧は+Vsat を越えてから0
[V]に戻るため、ON状態での安定状態が得ることが
出来る。
【0071】以上のようにして、FLCへのOFF状態
書き込みとON状態書き込みが可能になるが、図1およ
び図2に示すようなFLC液晶表示装置の場合、Xドラ
イバ5および6ではONまたはOFFの書き込みパルス
を発生させ、Yドライバ7では走査信号を発生させてい
る。また、その際の信号電圧は液晶セル駆動用電圧源4
で作成される。
【0072】ここで、駆動を行わない画素に印加される
信号電圧(駆動波形)を考えてみると、図5のOFF状
態の書き込みを行った後のフィールドと、ON状態の書
き込みを行う前のフィールドに着目すると分かるよう
に、走査電極に印加される信号と同じ位相で+Vthまた
は、−Vthを越えない程度の信号を印加しておけば良
い。こうすることにより画素に印加される電圧は0
[V]付近で推移するため、図4に示すON状態または
OFF状態から変化することはない。
【0073】次に図1および図2に示すような液晶表示
装置に表示データ9を供給するシステム側の構成例を図
6に示す。図中、100は図1および図2で説明した構
成を持つ本発明の表示装置であり、また、15はスクロ
ールON情報である。その他は、図8で説明した従来の
パソコンのシステム構成と同じであり、同一物には同一
符号を付して説明は省略する。
【0074】図6の例ではディスプレイコントローラ
(DISP‐CONT)80から表示装置100にスク
ロールON信号15が供給されている点、そして、スク
ロールの場合には、表示データは画素を間引きしてDI
SP‐CONT80に与える点が、通常のシステムと大
きく異なる部分である。
【0075】しかし、DISP‐CONT80はシステ
ム側でスクロールモ−ドを指示した場合、スクロール表
示を行う動作モードになるが、その際にスクロール情報
を出力する構成となっているのが普通である。そのた
め、このスクロール情報をそのまま利用するだけで、表
示装置100にスクロールON信号15を供給できる構
成となる。
【0076】通常、キーボードまたはマウス等からカー
ソル・キーの入力情報やスクロール・キーの入力情報が
あった場合に、システム(オペレーティング・システ
ム:OS)はDISP‐CONT80に対して画像メモ
リ(VRAM)82のスクロール開始アドレスまたはス
クロール終了アドレスを指定してくる。つまり、システ
ム(OS)がスクロールアドレスを指定してVRAM8
2の内容更新を行っている最中はスクロールON状態と
いうことになる。
【0077】従って、表示装置に対しては、OSがDI
SP‐CONT80に対してスクロール開始アドレスを
指定してVRAM82を更新してから、スクロールアド
レスを解除するまでをスクロールON状態と判定して、
スクロールON信号15を表示装置に供給すれば良い。
【0078】ここで、システム的な処理の流れについて
説明する。図10は、スクロールモードでの一連の処理
の一例を示すフローチャートである。以下、このフロー
チャートを参照して説明する。
【0079】まず、システムのユーザがマウスやカーソ
ル・キーなどを操作して表示画面のスクロールを指示す
ると、それまで行われていた通常モード、つまり、表示
画面およびVRAM82の全画面アクセスのモードが、
図10に示すようなスクロールモードの表示処理に変わ
る。
【0080】スクロールモードの処理に変わると、ま
ず、CPU84はそれまでにVRAM82から読出しを
行っていたSAM(Serial Accece Memory)のアドレス
を参考にして、スクロールを開始するSAMアドレス
と、終了するSAMアドレスとを算出する(図10のS
1)。
【0081】その算出されたアドレスは、ディスプレイ
・コントローラ(DSP‐CONT)80にセットさ
れ、DSP‐CONT80をスクロールモードにセット
する(図10のS2)。
【0082】つぎに、表示したいデータが作業用RAM
86に確保されているか否かを確認し、もし、データの
追加読み込みが必要な場合は、対象となっているメディ
アから、必要なデ−タの読み込みを行う(図10のS
3,S13,S14)。例えば、現在、作業用RAM8
6に保存されている最後のデータをアクセス(表示)し
ており、さらにその部分に続く文章を表示させたい場合
などでは、メディアから新たにデ−タを読み込む必要が
ある。
【0083】その対象メディアからのデータ読み込みが
完了すると、作業用RAM86からVRAM82へ伝送
するデータが文字であるか、画像であるかを判定する
(図10のS4,S5)。
【0084】その判定の結果、表示するデータが文字の
場合には、文字コードから文字フォント(実際に画像と
して表示するためのドット構成の情報)に変換する(図
10のS6)。このフォントへの変換は、漢字ROMや
システムで実行されているアプリケーション・ソフトウ
ェア等のフォントが用いられる。
【0085】フォントに変化された文字は、VRAM8
2へ伝送されるが(図10のS8)、その伝送の際には
フォントの情報が間引かれて伝送されるため、通常の場
合よりも少ない時間で文字フォントのデータ伝送が完了
する。
【0086】図10のS5の判定の結果、画像であった
場合には、作業用RAM86などにある画像データをサ
ブサンプルして読み込み、さらにこれをVRAM82へ
伝送させる(図10のS8)。その伝送の際には画像の
情報が間引かれて伝送されるため、通常の場合よりも少
ない時間で画像のデータ伝送が完了する。
【0087】つぎに作業用RAM86に保存されている
画像データを間引いてVRAM82へ伝送する。VRA
M82への書き込みは、VRAMアドレスの列方向に対
しては通常通り伝送する表示データ1バイトにつき、ア
ドレスをインクリメント(+1)するが、行アドレスは
列アドレスの数分の1だけアクセスされた時点で、イン
クリメント(+1)される。
【0088】例えば、表示するデータを1/16に間引
く場合、表示画面の水平方向と垂直方向の双方を1/4
ずつ間引くことで実現できる。従って、表示画面の水平
方向に相当している列アドレスが全列アドレスの1/4
に達したときに、行アドレスを+1して列アドレスを
“0”にリセットする。
【0089】同様に、行アドレスも全行アドレスの1/
4をアクセスし終わった場合に、最初のアドレスへとリ
セットされる。当然、間引きを行う間隔を幾つに設定す
るかによって、VRAM82の列、行アドレスをリセッ
トするタイミングは異なるが、これは使用しているディ
スプレイとの整合をとっていれば、特に限定されるもの
ではない。
【0090】このようにして、表示データがVRAM8
2の一部のみに書き込まれ、スクロールモードが実現さ
れる。VRAM82への書き込みが間引かれた画面にお
いて、1画面分の更新が実現される。
【0091】VRAM82への書き込みが間引かれた画
面において、1画面分の更新が終了したならば、まだ、
ユーザからのスクロール表示要求が続いているか否かを
確認し(図10のS9)、その結果、スクロール要求が
続いているならば、ステップS1の処理に戻り、再度、
スクロールアドレスの設定からの処理を繰り返す。
【0092】ユーザからのスクロール要求が、ある間引
き画面の更新後に消滅したときは(図10のS9)、ス
クロールアドレスを固定して、そのアドレスを通常の読
出しアドレスに設定する(図10のS10)。従って、
スクロールが終わった時点のアドレスの状態を、通常表
示での読出し開始アドレスと終了アドレスにセットし
て、DISP‐CONT80のスクロールモードをリセ
ットする(図10のS11)。
【0093】つぎに、VRAM82の全表示領域に作業
用RAM86の最新データを書き込み、全画面を更新し
た後に(図10のS12)、通常表示モードに戻る。ま
た、システムと表示装置100との表示データの伝送に
関しては、図1および図2に示すように、FLCを用い
た表示装置100でスクロール時には画面の一部しか毎
フレーム表示信号の更新を行わないシステムでは、その
表示サイズに合わせて表示データをサブサンプルして表
示装置に表示信号を伝送すれば良い。
【0094】図7に通常表示時の読み出しデータ(a)
とスクロール表示時の読み出しデータ(b)の配列を示
す。通常の読み出しの時には、i行、j列のデータをG
1,1からGi,jまで順序良く読み出すが、スクロー
ル表示時は表示装置の画面の一部にしか毎フレームの表
示データを表示しないので、G1,1 G1,5…(列
方向)と、G5,1 G9,1(行方向)にも間引いて
表示データを伝送すれば良い。
【0095】このようにすることにより、スクロール表
示で必要な表示データを必要な分だけ伝送することが可
能になり、表示信号伝送に要する余分な消費電力の増大
を抑えることができる。
【0096】以上のようなことにより、システムでのス
クロール状態検出から表示装置での表示画面の一部にス
クロール状態を表示する事が可能となる。こうすること
により、スクロール表示の表示装置内容の更新データ量
を抑えることができ、表示画面の更新時間短縮や表示内
容の更新に要する消費電力も低減できる。
【0097】これまでは、FLC液晶表示装置のように
表示画面にメモリ性のある表示装置の場合の説明であっ
たが、CRTのように一定周期で表示している表示画像
をリフレッシュしなければならない場合は、システム側
で対応する事により、高速なスクロール表示を実現でき
る。
【0098】つまり、図7(b)のようにスクロール状
態を表示するためには、本来必要な表示画像の数分の1
を更新すれば良いわけであるから、システム側に持って
いるVRAMの更新データを、はじめからスクロール状
態表示画面の部分に相当したデータ量まで間引いて更新
すればVRAM自体の更新時間を短縮でき、システム全
体のスクロール時間を短縮できる。
【0099】たとえば、図6に示すようなシステムで、
フロッピーの文章をスクロールしながら確かめたい場合
は、CPU84からFDC88や作業用RAM85、D
ISP‐CONT80等にモードが設定された後、FD
C88からRAM86、VRAM82へデータが伝送さ
れるが、そのときにVRAM82への伝送データが通常
よりも数分の1に削減できる訳であるから、当然スクロ
ール動作全体のデータ伝送時間は短縮され、結果として
システム全体の高速化が可能となる。
【0100】このように、本発明によれば、システムで
のスクロールモード検出と、表示装置で表示画面の一部
を使ったスクロール状態表示、またはシステム自体のV
RAM更新データ量の削減により、スクロール時の高速
な画面更新を実現し、ユーザが快適に必要な文章を捜す
ことが出来る環境を提供できる。また、その際には表示
データの更新に要する消費電力を低減できるという特徴
も合わせ持っている。
【0101】また、本発明はスクロール情報の表示方法
を有する表示装置に関するものであり、表示装置または
システムに表示メモリ(含ディスプレイ自体のメモリ
性)を有するものであれば、CRT、LCD、PDP
(プラズマ・ディスプレイ・パネル)、磁気応用のディ
スプレイ、メカニカル方式ディスプレイ等に広く応用可
能であり、ディスプレイの材料等により制限されるもの
ではない。
【0102】(第2の具体例)図11に本発明の第2の
具体例にかかる液晶表示装置のブロック図を示す。図1
1の液晶表示装置は、通常のTN液晶を用いた場合の例
である。TN液晶は現在、最も多く使用されている液晶
材料であるが、メモリ性はない。つまり、図11に示す
ブロック図の例では、メモリ性のない材料を用いてスク
ロール表示を行う際に、メモリ性のある液晶材料を用い
た液晶表示装置と同等に液晶表示装置で消費される電力
を低減できるようにした構成例を示している。
【0103】以下、図11を用いて動作を説明する。基
本的には、図2に示した構成の液晶表示装置にnフレー
ムカウンタ280と、ANDゲート281が追加された
構成である。
【0104】そのnフレームカウンタ280は、1フレ
ームの最初に印加される垂直同期信号であるCPV信号
をカウントし、nフレームのカウントが終了すると、1
フレームの時間だけ、ANDゲート281をオンにする
FRM_ON信号を発生させる回路である。従って、Y
ドライバ7の第2段以降を制御しているANDゲート7
1は、駆動回路制御用スクロールON信号16がオンし
ている期間は、nフレームに1回だけオンする。
【0105】つまり、スクロール時には液晶パネル8
は、nフレームに1回の割合で全体の書き替え(リフレ
ッシュ)が行われる。スクロール時にはシステム側のV
RAM82の更新は、一部分についてしか、行われない
ため、VRAM82においては更新されないデータにつ
いても、液晶表示装置100で毎フレーム、書き替えを
行うことは無駄が多い。しかし、TN液晶自体にはメモ
リ性がないため、完全なリフレッシュ無しにはできな
い。
【0106】よって、毎フレーム毎にリフレッシュを行
う場合と、スクロール時のリフレッシュ無し、その中間
状態を実現するための回路が、図11の回路である。つ
まり、液晶表示装置に用いられている液晶パネル8に信
号を書き込んだ後、その信号が液晶パネル8からリーク
(放電)して液晶画像が劣化する前に、再度信号を液晶
パネル8のセルに書き込むようにすれば、メモリ性のな
い液晶材料でも表示画像の劣化無しに、液晶表示装置で
消費する電力を低減することができる。
【0107】これによって消費電力の低減できる割合、
つまり、次式のnは、使用する液晶材料に依存するが、
nを変えることにより、 ((n−1)/4)+1)/n の割合まで、消費電力低減が可能である。一般的なTN
液晶とTFTとの組み合わせによれば、nを3〜10程
度、つまり、消費電力を1/2〜1/3程度まで、低減
できる。この低減率は、メモリ性のある強誘電液晶には
及ばないものの、TN液晶とTFTとの組み合わせによ
り、中間調を持つディスプレイやフルカラーディスプレ
イで低消費電力化が実現できる。
【0108】以上は、液晶表示装置をディスプレイに用
いた場合の具体例であったが、図1に示す構成で、同様
な低消費電力か効果を期待できる。例えば、PDP(プ
ラズマ・ディスプレイ・パネル)も、スクロールを行わ
ない表示領域に関しては、リフレッシュレートを下げる
ことにより、消費電力を低減できる。また、PDPでは
表示用ではなく、表示のための予備放電等を用いること
により、表示に要している放電を持続させることが可能
になり、nを大きく取ることが可能である。その場合に
は、より大きい消費電力の低減が期待できる。
【0109】以上、種々の具体例を説明したが、要する
に本発明は、表示画像のスクロール表示などによる表示
データの大量更新に起因するVRAM更新時間の長時間
化、また、表示画面自体がメモリ性を有するような表示
装置の場合に生じる表示画像自体の更新時間の長時間化
という課題を、表示画像のスクロールモード時には、画
素を粗くしたデータを伝送し、かつ、このデータにより
画像表示手段の表示画面の一部の領域を用いて、画像の
スクロール表示をするようにしたことにより、データ伝
送時間と画像表示制御の時間を短縮し、ユーザが必要な
画像情報検索までの時間を短くし、快適なユーザ・イン
ターフェースを提供するとともに、画像情報のスクロー
ルの最中には表示装置の全画面の表示データよりも少な
い表示画像の伝送、および表示信号処理を行うことによ
り、システム全体としても、低消費電力の表示装置を提
供できるものである。
【0110】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示画像
のスクロール表示などによる表示データの大量更新に起
因するVRAM更新時間の長時間化、また、表示画面自
体がメモリ性を有するような表示装置の場合に生じる表
示画像自体の更新時間の長時間化という課題を解消し
て、快適なユーザ・インターフェースを提供するととも
に、画像情報のスクロールの最中には表示装置の全画面
の表示データよりも少ない表示画像の伝送、および表示
信号処理を行う事により、システム全体としても、低消
費電力の表示装置が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1具体例にかかる液晶表示装置のブロ
ック図。
【図2】本発明の1具体例にかかる液晶セル周辺の詳細
ブロック図。
【図3】スクロール状態の表示画面を説明するための
図。
【図4】強誘電性液晶の印加電圧と光透過量を表す図。
【図5】強誘電性液晶の駆動波形の一例を示す図。
【図6】本発明の1具体例にかかるシステム(パソコ
ン)の一構成例を示すブロック図。
【図7】表示データの転送を説明するための表示データ
配列を表す図。
【図8】従来のシステム(パソコン)の一構成例を示す
ブロック図。
【図9】VRAMの一構成例を表す図。
【図10】本発明を説明するための図であって、スクロ
ールモードのシステムの処理を説明するためのフローチ
ャート。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明
の第2の具体例にかかる液晶表示装置のブロック図。
【符号の説明】
1…表示装置の信号入力コネクタ 2…表示コントローラー 3…DC/DCコンバータ 4…液晶セル駆動用電圧源 5…上側信号線(X)ドライバ 6…下側信号線(X)ドライバ 7…走査信号線(Y)ドライバ 8…液晶セル 9…表示データ 10…上側信号線(X)ドライバ用表示データ 11…上側信号線(X)ドライバ用セル駆動電圧 12…下側信号線(X)ドライバ用表示データ 13…下側信号線(X)ドライバ用セル駆動電圧 14…走査信号線(Y)ドライバ用走査制御信号 15…スクロールON信号 16…駆動回路制御用スクロールON信号 50,60…Xドライバのデータ取り込みパルス 51,61…Xドライバのデータ取り込みパルス用AN
Dゲート 70…Yドライバのデータ取り込みパルス 71…Yドライバのデータ取り込みパルス用ANDゲー
ト 80…ディスプレイコントローラ(DISP‐CON
T) 82…画像メモリ(VRAM) 84…CPU 86…作業用RAM 100…表示装置 280…nフレームカウンタ 281…ANDゲート。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/34 9377−5H G09G 5/34 W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データによる画像を、画像表示手段
    に表示する表示装置において、 与えられた表示データによる画像を、スクロール表示モ
    ード時には、画像表示手段の所定の部分領域内で表示さ
    せるべく制御する手段を備えることを特徴とする表示装
    置。
  2. 【請求項2】 表示画面自身がメモリ性を有する表示装
    置、またはシステム的に表示画像を一時保持する手段を
    有する表示装置において、 与えられた表示データによる画像を、スクロール表示モ
    ード時には、画像表示手段の所定の部分領域内で表示さ
    せるべく制御する手段を備えることを特徴とする表示装
    置。
  3. 【請求項3】 画像表示手段は表示用の複数のセルをマ
    トリックス配置した構造とし、各セルの駆動は表示デー
    タに応じてセル単位で行う表示装置駆動回路により行う
    と共に、表示装置駆動回路は駆動対象となる領域を分割
    して各分割した領域単位で駆動可能であり、画像表示手
    段の表示画面の一部に画像をスクロール表示する場合に
    は、当該表示対象領域を駆動対象として駆動すべく制御
    することを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 表示データによる画像を、画像表示手段
    に表示する表示装置において、 表示画像のデータを一時保持する保持手段と、 与えられた表示データを、スクロール表示モード時に
    は、画像表示手段の所定の部分領域内で表示させるべく
    前記保持手段における当該所定の部分領域内に更新保持
    制御すると共に、この保持手段のデータを読出して画像
    表示に供する制御手段と、を備えることを特徴とする表
    示装置。
  5. 【請求項5】 表示データによる画像を、画像表示手段
    に表示する表示装置において、 与えられた表示データによる画像を、スクロール表示モ
    ード時には、画像表示手段の所定の部分領域内で表示さ
    せるべく制御することを特徴とする画面の表示制御方
    法。
  6. 【請求項6】 表示データによる画像を、画像表示手段
    に表示する表示装置において、 スクロール表示時にはそのスクロール表示対象の表示デ
    ータを間引くと共に、この間引いた表示データによる画
    像を、画像表示手段の所定の部分領域内で表示させるべ
    く制御することを特徴とする画面の表示制御方法。
JP7236629A 1995-09-14 1995-09-14 表示装置および画面の表示制御方法 Pending JPH0981084A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7236629A JPH0981084A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 表示装置および画面の表示制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007079146A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Casio Comput Co Ltd 表示装置
US7292235B2 (en) 2003-06-03 2007-11-06 Nec Electronics Corporation Controller driver and display apparatus using the same

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