JPH0979757A - 浮揚溶解装置 - Google Patents
浮揚溶解装置Info
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- JPH0979757A JPH0979757A JP23366695A JP23366695A JPH0979757A JP H0979757 A JPH0979757 A JP H0979757A JP 23366695 A JP23366695 A JP 23366695A JP 23366695 A JP23366695 A JP 23366695A JP H0979757 A JPH0979757 A JP H0979757A
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Abstract
導コイルの交換を容易にする。 【解決手段】冷却水孔4に冷却水を給排水する水回路
は、るつぼ1の上部、下部、上下部のいずれかに取外し
可能に取付けられた集水管9(11)と、集水管9(1
1)からるつぼ外部の配管に接続する接続管10a,
(12a)とから構成する。
Description
材を交番磁界中に置いて電磁誘導作用によって誘導加熱
するとともに、所定の分布の磁界を生成して被溶解材に
電磁力による浮揚力を与えて浮揚状態で溶解する浮揚溶
解装置に関する。
において、1はるつぼ、2は上誘導コイル、3は下誘導
コイル、4はるつぼ1の冷却水孔、5はるつぼ1の出湯
穴、6はるつぼ1の出湯穴5に続く出湯管部、7は溶
湯、8はるつぼ1の円筒状部に放射状に略等間隔で設け
られた縦長のスリット、10は冷却水孔4と外部配管と
を接続する接続管、12は冷却水孔4と外部配管とを接
続する接続管、13は接続管の先端部の冷却水接続口を
示す。この図7において、るつぼ1は円筒状部に放射状
に略等間隔で設けられた縦長のスリット8、およびスリ
ット8間の上下方向のるつぼの全長に渡る冷却水孔4を
有する良導電金属製であり、有底の円筒状に形成されそ
の底部に溶湯を出す出湯穴5及びそれに続く出湯穴5よ
り内径の大きい出湯管部6を持つように構成されてい
る。縦長のスリット8の上端部の上は環状に繋がってお
り、冷却水孔4と外部配管とを接続する接続管10が接
続されている。また、縦長のスリット8の下端部の下
は、上部と同様に環状に繋がっており、冷却水孔4と外
部配管とを接続する接続管12が接続されている。接続
管12の先端には外部配管とねじ接続する冷却水接続口
が取付けられている。るつぼ1の外径側には上誘導コイ
ル2と、下誘導コイル3とが巻回されている。誘導コイ
ル2、3の合計高さは、スリット8の高さより低くして
あり、誘導コイル2、3の上下でスリット8がはみ出す
ようになっている。上誘導コイル2はるつぼ1内の金属
を溶かし溶湯7にするとともに、溶湯7の側面に水平方
向の電磁力を与えて浮揚した溶湯6を安定させている。
下誘導コイル3は、出湯穴5の部分で穴径をすぼめて、
出湯管部6では穴径を広げて、誘導電流が出湯穴5の部
分に集中するようにして溶湯7により大きい浮揚力を与
える。
導コイル2、3はるつぼとの径の差から下側から着脱す
るしかなく、また、冷却水接続口13と外部配管との接
続はるつぼ1の下部ではスペース的に制限されるので冷
却水接続口13と接続管12の径は制限される。この制
限を緩和するために、最初は、接続管12、および冷却
水接続口13をるつぼ1の下部の外径と同じ径内に配置
しておき、誘導コイル2、3をるつぼ胴部に装着してか
ら、接続管12を外側に折り曲げて、冷却水接続口13
と外部配管とを接続するようにする方法があるが、折り
曲げを繰り返すとその箇所が損傷する恐れがある。
流により、るつぼが自己発熱する熱と、溶湯からるつぼ
への輻射による熱は冷却水孔に通水する冷却水で冷却す
るのでるつぼには多量の冷却水を通水する必要がある
が、接続管12、および冷却水接続口13の孔径が小さ
いとその分水頭損が増加して、通水量を制限し、そのた
めに誘導コイルへの入力も制限される。るつぼ1内の溶
湯は、誘導コイル2、3に流れる高周波電流との反発力
と、るつぼ中を流れる渦電流との反発力によって浮揚す
るが、安定に浮揚するためには周方向から等しい力を受
けることが必要となるため、誘導コイル2、3とるつぼ
の中心軸を一致させることが重要である。
の体積固有抵抗値が大きく変わった場合は、その溶解材
料に合った巻数の誘導コイルに交換して、安定した溶解
エネルギと浮揚力が得られるようにすべきである。
つぼ、または誘導コイルを交換する際は、るつぼ下部の
接続管、および冷却水接続口をるつぼ下部で誘導コイル
の最小内径以内に位置するように設計、製作するか、接
続管をその都度曲げ戻してるつぼ下部で誘導コイルの最
小内径以内に位置するようにしているが、前者は冷却水
接続口に外部配管を接続する際に使用する工具の関係か
ら接続管、および冷却水接続口を径の小さいものにする
ために、冷却水の通水量が制限され、誘導コイルへの電
力入力が制限される問題がある。
による金属疲労から接続管が破壊する恐れがある。この
発明の目的は、誘導コイルの交換を容易にするととも
に、るつぼへの通水量が接続管、および冷却水接続口に
より制限されない浮揚溶解装置を提供することにある。
は、有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を出湯する
出湯穴、円筒状部に放射状に略等間隔で設けられた縦長
のスリット、およびスリット間の上下方向の略全長に渡
る冷却水孔を有する良導電金属製の水冷式るつぼと、る
つぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備えた浮揚溶
解装置において、冷却水孔に繋がり円周方向に環状の管
路を有し、るつぼの上部、下部、上下部のいずれかにね
じ取付けされた集水管と、集水管からるつぼ外部の配管
に接続する接続管とを設け、るつぼから集水管と接続管
とを取外すことにより誘導コイルの交換が可能になるよ
うにした浮揚溶解装置とする。
水を通す冷却水通水路を有する良導電金属製のセグメン
トが周方向に絶縁物を介して積層されて有底の円筒状に
形成されその底部に溶湯を出湯する出湯穴を有するるつ
ぼと、るつぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備え
た浮揚溶解炉において、円周方向に環状の管路を有し、
るつぼの上部、下部、上下部のいずれかに冷却水孔と管
接続された環状体と、その環状体に取外し可能に取付け
られた集水管と、集水管からるつぼ外部の配管に接続す
る接続管とを設け、るつぼから集水管と接続管とを取外
すことにより誘導コイルの交換が可能になるようにした
浮揚溶解装置とする。
請求項2に記載の浮揚溶解装置において、るつぼ上部の
集水管に接続する接続管は集水管の上面から上方向、集
水管の側面から横方向のいずれかに引き出す浮揚溶解装
置とする。請求項4に記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載の浮揚溶解装置において、るつぼ下部の集
水管に接続する接続管は集水管の下面から下方向、集水
管の側面から横方向のいずれかに引き出す浮揚溶解装置
とする。
形成されその底部に溶湯を出す出湯穴、円筒状部に放射
状に略等間隔で設けられた縦長のスリット、およびスリ
ット間の上下方向の略全長に渡る冷却水孔を有する良導
電金属製の水冷式るつぼと、るつぼの外径側に設けられ
た誘導コイルとを備えた浮揚溶解装置において、冷却水
孔に繋がり円周方向に環状の管路を有し、るつぼの上
部、下部、上下部のいずれかに直結する環状体と、環状
体に管接続され、円周方向に環状の管路を有する集水管
と、集水管に取外し可能に取付けられ、集水管からるつ
ぼ外部の配管に接続する接続管とを設け、るつぶ下部の
集水管と接続管とを接続する場所が誘導コイル下部の内
径以内に位置するようにして集水管から接続管を取外す
ことにより誘導コイルの交換が可能になるようにした浮
揚溶解装置とする。
水を通す冷却水通水路を有する良導電金属製のセグメン
トが周方向に絶縁物を介して積層されて有底の円筒状に
形成されその底部に溶湯を出湯する出湯穴を有するるつ
ぼと、るつぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備え
た浮揚溶解炉において、円周方向に環状の管路を有し、
るつぼの上部、下部、上下部のいずれかに冷却水孔と管
接続された集水管と、集水管に取外し可能に取付けら
れ、集水管からるつぼ外部の配管に接続する接続管とを
設け、るつぶ下部の集水管と接続管とを接続する場所が
誘導コイル下部の内径以内に位置するようにして集水管
から接続管を取外すことにより誘導コイルの交換が可能
になるようにした浮揚溶解装置とする。
形成されその底部に溶湯を出湯する出湯穴、円筒状部に
放射状に略等間隔で設けられた縦長のスリット、および
スリット間の上下方向の略全長に渡る冷却水孔を有する
良導電金属製の水冷式るつぼと、るつぼの外径側に設け
られた誘導コイルとを備えた浮揚溶解装置において、冷
却水孔に繋がり円周方向に環状の管路を有し、るつぼの
下部に直結する集水管と、誘導コイルの下部の内径から
はみ出さない位置に、集水管からるつぼ外部の配管に接
続する接続管とを設け、接続管から外部配管を取外すこ
とにより誘導コイルの交換が可能になるようにした浮揚
溶解装置とする。
請求項7のいずれかに記載の浮揚溶解装置において、接
続管の孔の断面積の総和をるつぼの冷却水孔の断面積の
総和に等しいかそれ以上にするとともに、集水管からる
つぼ外部の配管に接続する接続管の本数をるつぼの冷却
水孔の数より少なくする浮揚溶解装置とする。スリット
タイプのるつぼ上下部の環状に繋がった部分の外周にね
じを切り、そのねじ部に集水管をねじ込み取付けして、
るつぼの冷却水孔と集水管の管路が繋がるようにして、
集水管に接続管を接続して外部配管と接続することによ
り、集水管はねじ部でるつぼから取外しが容易になり、
集水管をるつぼから取外した後は、誘導コイルの交換が
容易になる。
とにより、接続管を集水管から外せば誘導コイルの交換
が容易になる。セグメントタイプのるつぼの場合は、る
つぼの冷却水孔と管接続する環状体、または、集水管を
設けることにより、スリットタイプと同様な集水管、ま
たは接続管の取付け、取外しができる。
に長めにすることにより、内部の管路の断面積を広くし
て、それに接続する接続管の本数をるつぼの冷却水孔の
数より少なくしてもるつぼの冷却水孔の断面積の総和よ
り接続管の断面積の総和を大きくすることが可能にな
る。
部の構成図を示す。この図1において、従来例と同一の
符号を付けた部材はおおよそ同一の機能を有するのでそ
の説明は省略する。この図1において、1はるつぼ、2
は上誘導コイル、3は下誘導コイル、4はるつぼ1の冷
却水孔、5はるつぼ1の出湯穴、6はるつぼ1の出湯穴
5に続く出湯管部、7は溶湯、8はるつぼ1の円筒状部
に放射状に略等間隔で設けられた縦長のスリット、9は
るつぼ1の上部にねじ接続された環状の集水管、10a
は集水管9と外部配管とを接続する接続管、11はるつ
ぼ1の下部にねじ接続された環状の集水管、12aは集
水管11と外部配管とを接続する接続管、13は接続管
の先端部の冷却水接続口を示す。この図1において、る
つぼ1は円筒状部に放射状に略等間隔で設けられた縦長
のスリット8、およびスリット8間の上下方向のるつぼ
の全長に渡る冷却水孔4を有する良導電金属製であり、
有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を出す出湯穴5
及びそれに続く出湯穴5より内径の大きい出湯管部6を
持つように構成されている。縦長のスリット8の上端部
の上は環状に繋がっており、環状部分の外周にはねじが
切られている。上部の集水管9はるつぼ1の上部から、
前記ねじを利用して取付けられており、集水管9と外部
配管とを接続する接続管10aが接続されている。ま
た、縦長のスリット8の下端部の下は、上部と同様に環
状に繋がっており、環状部分の外周にはねじが切られて
いる。下部の集水管11は前記ねじを利用して取付けら
れており、集水管11と外部配管とを接続する接続管1
2aが接続されている。るつぼ1の外径側には上誘導コ
イル2と、下誘導コイル3とが巻回されている。誘導コ
イル2、3の合計高さは、スリット8の高さより低くし
てあり、誘導コイル2、3の上下でスリット8がはみ出
すようになっている。上誘導コイル2はるつぼ1内の金
属を溶かし溶湯7にするとともに、溶湯7の側面に水平
方向の電磁力を与えて浮揚した溶湯6を安定させてい
る。下誘導コイル3は、出湯穴5の部分で穴径をすぼめ
て、出湯管部6では穴径を広げて、誘導電流が出湯穴5
の部分に集中するようにして溶湯7により大きい浮揚力
を与える。
流により、るつぼが自己発熱する熱と、溶湯からるつぼ
への輻射による熱は、外部配管から接続管10a,12
aと集水管9,11とを通して冷却水孔4に通水して冷
却されるが、接続管10a(または、12a)の内断面
積の総和はるつぼの冷却水孔4の断面積の総和以上にし
ているのでるつぼには充分な冷却水が供給できる。
に長めにして集水管内部の管路の断面積を広くするとと
もに、内外径の大きい接続管を接続して接続管の本数を
減らすことができる。その場合の接続管の本数は、例え
ば、上、下共3〜6本にできる。上記の実施例は一体構
成のるつぼの胴部に縦長スリットを放射状に入れたスリ
ットタイプのるつぼに取外し可能な集水管を取付ける例
について説明したが、長手方向に冷却水を通す冷却水孔
を有する良導電金属製のセグメントが周方向に絶縁物を
介して積層されて円筒状に形成されたセグメントタイプ
のるつぼについても、るつぼの上下に冷却水孔と管接続
された環状体を設けて、その環状体に取り外し可能に集
水管取り付けて、集水管に外部配管と接続する接続管を
取付けることにより適用できる。以下にその例を説明す
る。
す。この図2において、1はるつぼ、2は上誘導コイ
ル、3は下誘導コイル、4はるつぼ1の冷却水孔、5は
るつぼ1の出湯穴、6はるつぼ1の出湯穴5に続く出湯
管部、7は溶湯、11aは環状体15に取外し可能に取
付けられる集水管、12aは集水管11aと外部配管と
を接続する接続管、13は接続管の先端部の冷却水接続
口、14はるつぼ1を構成するセグメント,10は冷却
水孔4と外部配管とを接続する接続管を示す。この図2
において、長手方向に冷却水を通す冷却水孔4を有する
良導電金属製のセグメント14が周方向に絶縁物を介し
て積層されて円筒状に形成されたセグメントタイプのる
つぼ1は、その外周部に上誘導コイル2と下誘導コイル
3が巻回されており、セグメント14の上部には外部配
管とを接続する接続管17が付けられている。セグメン
ト14の下部には冷却水孔4と管接続された環状体15
が取付けられ、その環状体15に集水管11aがねじ取
付けされ、接続管12aを介して外部配管に接続され
る。この構成により、環状体15から集水管11aを外
せば、誘導コイル2、3の交換は容易に行える。
いてのみ説明したが、上部集水管を同様の構成にしても
良い。なお、集水管11a内部の管路の断面積を広くす
るとともに、内外径の大きい接続管を接続して接続管の
本数を減らすことができる。図3はこの発明に使用され
る集水管の例で、(a)は上部集水管に上面引出しの接
続管を付けた構成図、(b)は上部集水管に側面引出し
の接続管を付けた構成図、(c)は下部集水管に側面引
出しの接続管を付けた構成図,(d)は下部集水管に下
面引出しの接続管を付けた構成図を示す。この図2
(a),(b),(c),(d)において、9はるつぼ
1の上部の集水管、10a、10bは集水管9と外部配
管とを接続する接続管、11はるつぼ1の下部の集水
管、12a,12bは集水管11と外部配管とを接続す
る接続管、13は接続管の先端部の冷却水接続口を示
す。この図2(a),(b),(c),(d)におい
て、集水管9、および11は内部にるつぼの冷却水孔4
に繋がる管路が穿孔されており、管路の下側(または上
側)にはるつぼ1の外周に切られたねじ部に取り付ける
雌ねじが設けられている。(a)では集水管9aから外
部配管に接続する接続管10bは上面から、(b)では
集水管9から外部配管に接続する接続管10aは側面か
ら引き出されている。(c)では集水管11から外部配
管に接続する接続管12aは側面から、(d)では集水
管11から外部配管に接続する接続管12bは下面から
引き出されている。
外しを行うねじ部がるつぼ1の外周側に設けられていた
が、集水管の取付け、取外しを行うねじ部はるつぼの内
周側に設ける構造としても良い。図4は、この発明の他
の実施例の構成図を示す。この図4において、1はるつ
ぼ、2は上誘導コイル、3は下誘導コイル、4はるつぼ
1の冷却水孔、5はるつぼ1の出湯穴、6はるつぼ1の
出湯穴5に続く出湯管部、7は溶湯、8はるつぼ1の円
筒状部に放射状に略等間隔で設けられた縦長のスリッ
ト、9aはるつぼ1の上部に直結された集水管、10a
は集水管9aと外部配管とを接続する接続管、11bは
るつぼ1の下部に直結された環状体15に管接続された
集水管、12cは集水管11aにねじ取付けされ、集水
管11bと外部配管とを接続する接続管、13は接続管
の先端部の冷却水接続口を示す。この図4が図1と異な
る点は、上部集水管9aをるつぼ1に直結し、るつぼ1
の下部には環状体15を直結して、その環状体15と下
部の集水管11bとを管接続して、下部の集水管11b
に接続管12cをねじ取付けして、そのねじ取付け部分
で接続管12cが外せるようにした点と、環状体15と
集水管11bとの内部の管路の断面積を広くするととも
に、内外径の大きい接続管を接続して接続管の本数を減
らして4本にした点である。
図5において、1はるつぼ、2は上誘導コイル、3は下
誘導コイル、4はるつぼ1の冷却水孔、5はるつぼ1の
出湯穴、6はるつぼ1の出湯穴5に続く出湯管部、7は
溶湯、13は接続管の先端部の冷却水接続口、11cは
冷却水孔4と管接続された集水管、12cは集水管11
cにねじ取付けされ、集水管11cと外部配管とを接続
する接続管,14はるつぼ1を構成するセグメント,1
7は冷却水孔4と外部配管とを接続する接続管を示す。
この図5が図2と異なる点は、環状体を無くして冷却水
孔4と集水管11cとを管接続した点と、集水管に接続
管をねじ取付けして、そのねじ取付け部分で接続管12
cが外せるようにした点である。
図6において、1はるつぼ、2は上誘導コイル、3は下
誘導コイル、4はるつぼ1の冷却水孔、5はるつぼ1の
出湯穴、6はるつぼ1の出湯穴5に続く出湯管部、7は
溶湯、8はるつぼ1の円筒状部に放射状に略等間隔で設
けられた縦長のスリット、9aはるつぼ1の上部に直結
された集水管、10aは集水管9aと外部配管とを接続
する接続管、11dはるつぼ1の下部に直結された集水
管、12aは集水管11aに取付けされ、集水管11d
と外部配管とを接続する接続管、13は接続管の先端部
の冷却水接続口を示す。この図6が図1と異なる点は、
上部集水管9aをるつぼ1に直結し、るつぼ1の下部に
は集水管11d直結して、集水管に接続管12aを直結
取付けして、接続管12aの先端の冷却水接続口13と
外部配管とが外せるようにした点と、集水管11dの内
部の管路の断面積を広くするとともに、内外径の大きい
接続管を接続して接続管の本数を4本に減らして、誘導
コイルの最小内径以内に冷却水接続口13が配置できる
ようにした点である。
管を取外しできるので、誘導コイル、またはるつぼの交
換が容易になる効果がある。また、集水管の管路の断面
積、および接続管の断面積をるつぼの冷却水孔の断面積
に比べて大きくできるので、集水管の管路、および接続
管での水頭損が小さくなり、るつぼはその分水圧が高く
できて、冷却水量の増加が可能になり、冷却効果が高ま
るので、電力入力を増加させて、溶解能力を増す効果が
ある。
上部集水管に上面引出しの接続管を付けた構成図、
(b)は上部集水管に側面引出しの接続管を付けた構成
図、(c)は側部集水管に下面引出しの接続管を付けた
構成図,(d)は下部集水管に下面引出しの接続管を付
けた構成図
Claims (8)
- 【請求項1】有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を
出湯する出湯穴、円筒状部に放射状に略等間隔で設けら
れた縦長のスリット、およびスリット間の上下方向の略
全長に渡る冷却水孔を有する良導電金属製の水冷式るつ
ぼと、るつぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備え
た浮揚溶解装置において、冷却水孔に繋がり円周方向に
環状の管路を有し、るつぼの上部、下部、上下部のいず
れかにねじ取付けされた集水管と、集水管からるつぼ外
部の配管に接続する接続管とを設け、るつぼから集水管
と接続管とを取外すことにより誘導コイルの交換が可能
になるようにしたことを特徴とする浮揚溶解装置。 - 【請求項2】長手方向に冷却水を通す冷却水通水路を有
する良導電金属製のセグメントが周方向に絶縁物を介し
て積層されて有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を
出湯する出湯穴を有するるつぼと、るつぼの外径側に設
けられた誘導コイルとを備えた浮揚溶解炉において、円
周方向に環状の管路を有し、るつぼの上部、下部、上下
部のいずれかに冷却水孔と管接続された環状体と、その
環状体に取外し可能に取付けられた集水管と、集水管か
らるつぼ外部の配管に接続する接続管とを設け、るつぼ
から集水管と接続管とを取外すことにより誘導コイルの
交換が可能になるようにしたことを特徴とする浮揚溶解
装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の浮揚溶解
装置において、るつぼ上部の集水管に接続する接続管は
集水管の上面から上方向、集水管の側面から横方向のい
ずれかに引き出すことを特徴とする浮揚溶解装置。 - 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の浮揚溶解
装置において、るつぼ下部の集水管に接続する接続管は
集水管の下面から下方向、集水管の側面から横方向のい
ずれかに引き出すことを特徴とする浮揚溶解装置。 - 【請求項5】有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を
出す出湯穴、円筒状部に放射状に略等間隔で設けられた
縦長のスリット、およびスリット間の上下方向の略全長
に渡る冷却水孔を有する良導電金属製の水冷式るつぼ
と、るつぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備えた
浮揚溶解装置において、冷却水孔に繋がり円周方向に環
状の管路を有し、るつぼの上部、下部、上下部のいずれ
かに直結する環状体と、環状体に管接続され、円周方向
に環状の管路を有する集水管と、集水管に取外し可能に
取付けられ、集水管からるつぼ外部の配管に接続する接
続管とを設け、るつぶ下部の集水管と接続管とを接続す
る場所が誘導コイル下部の内径以内に位置するようにし
て集水管から接続管を取外すことにより誘導コイルの交
換が可能になるようにしたことを特徴とする浮揚溶解装
置。 - 【請求項6】長手方向に冷却水を通す冷却水通水路を有
する良導電金属製のセグメントが周方向に絶縁物を介し
て積層されて有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を
出湯する出湯穴を有するるつぼと、るつぼの外径側に設
けられた誘導コイルとを備えた浮揚溶解炉において、円
周方向に環状の管路を有し、るつぼの上部、下部、上下
部のいずれかに冷却水孔と管接続された集水管と、集水
管に取外し可能に取付けられ、集水管からるつぼ外部の
配管に接続する接続管とを設け、るつぶ下部の集水管と
接続管とを接続する場所が誘導コイル下部の内径以内に
位置するようにして集水管から接続管を取外すことによ
り誘導コイルの交換が可能になるようにしたことを特徴
とする浮揚溶解装置。 - 【請求項7】有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を
出湯する出湯穴、円筒状部に放射状に略等間隔で設けら
れた縦長のスリット、およびスリット間の上下方向の略
全長に渡る冷却水孔を有する良導電金属製の水冷式るつ
ぼと、るつぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備え
た浮揚溶解装置において、冷却水孔に繋がり円周方向に
環状の管路を有し、るつぼの下部に直結する集水管と、
誘導コイルの下部の内径からはみ出さない位置に、集水
管からるつぼ外部の配管に接続する接続管とを設け、接
続管から外部配管を取外すことにより誘導コイルの交換
が可能になるようにしたことを特徴とする浮揚溶解装
置。 - 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
の浮揚溶解装置において、接続管の孔の断面積の総和を
るつぼの冷却水孔の断面積の総和に等しいかそれ以上に
するとともに、集水管からるつぼ外部の配管に接続する
接続管の本数をるつぼの冷却水孔の数より少なくするこ
とを特徴とする浮揚溶解装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110035071A (ko) * | 2009-09-29 | 2011-04-06 | 주식회사 포스코 | 소재의 부양 가열 장치 |
CN104195476A (zh) * | 2014-09-26 | 2014-12-10 | 东莞台一盈拓科技股份有限公司 | 利用冷坩锅熔炉装置制造锆基非晶合金方法 |
CN108941590A (zh) * | 2018-08-14 | 2018-12-07 | 宁波中物力拓超微材料有限公司 | 钛合金熔炼雾化制粉设备及制备工艺 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP23366695A patent/JP3351194B2/ja not_active Expired - Fee Related
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