JPH0976189A - ペーパーカッター - Google Patents

ペーパーカッター

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JPH0976189A
JPH0976189A JP25922595A JP25922595A JPH0976189A JP H0976189 A JPH0976189 A JP H0976189A JP 25922595 A JP25922595 A JP 25922595A JP 25922595 A JP25922595 A JP 25922595A JP H0976189 A JPH0976189 A JP H0976189A
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circle blade
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単数枚の紙のみならず、複数枚の紙をも正確
な寸法に裁断することができ、かつ、刃の交換を安全に
行うことができるペーパーカッターを提供する。 【解決手段】 裁断方向へスライド自在な手動操作用ス
ライド体6が、刃取付ユニット8を有する。刃取付ユニ
ット8は、サークル刃5と、取付用ケース19と、取付用
ケース19に上下スライド可能に取付けられるサークル刃
カバー20と、を有する。サークル刃カバー20は、カバー
本体23と、ユニット離脱状態にて取付用ケース19の下端
縁に係止してサークル刃5の刃先が隠れる位置にサーク
ル刃カバー20を保持すると共にユニット装着状態にてサ
ークル刃5の刃先が露出可能となるように取付用ケース
19の下端縁から離脱するストッパ片45, 45を、有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は卓上で用いられるペ
ーパーカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペーパーカッターとしては、裁断
方向の下刃が固着された基台に、裁断方向の長尺切断刃
を、その切断刃の刃先が下刃の刃先に接しつつ水平軸心
廻りに揺動するように、基台に枢着し、かつ、その基台
の上面の上方に、紙押さえを上下動自在に配設したもの
が公知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来のペーパーカッターにて、10枚〜20枚程度の複数枚
の紙を一度に裁断すると、下刃に対して切断刃が微妙に
位置ずれしたり、紙がずれたりして、正確な寸法に裁断
することができなかった。また、切断刃の刃先に手が不
意に触れやすく、安全性に問題があった。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、単数枚の紙のみならず、複数枚の紙をも正確な寸法
に裁断することができると共に安全性に優れたペーパー
カッターを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係るペーパーカッターは、刃受マットを上
面に有する基台と、該基台に裁断方向にスライド自在に
設けられると共に裁断方向と直交する水平軸心廻りに回
転自在なサークル刃を有する手動操作用スライド体と、
を備え、該手動操作用スライド体が、本体部と、該本体
部に装着・離脱自在に取付けられる刃取付ユニットと、
から成り、該刃取付ユニットが、上記サークル刃と、該
サークル刃を回転自在に保持する取付用ケースと、上記
サークル刃の刃先露出状態と刃先隠し状態とに切り換え
可能となるように該取付用ケースに上下スライド可能に
取付けられるサークル刃カバーと、を有し、該サークル
刃カバーが、カバー本体と、ユニット離脱状態にて上記
取付用ケースの下端縁に係止してサークル刃の刃先が隠
れる位置にサークル刃カバーを保持すると共にユニット
装着状態にてサークル刃の刃先が露出可能となるように
取付用ケースの下端縁から離脱するストッパ片を、有す
るものである。
【0006】なお、サークル刃カバーのストッパ片が、
カバー本体の裁断方向両側面から斜め下方へ延伸された
弾性揺動アーム部と、該アーム部の下端部に形成された
係止爪部と、から成るも好ましい。
【0007】また、手動操作用スライド体が、刃取付ユ
ニットを上方から挿入するための上下方向溝を有し、か
つ、ストッパ片の係止爪部の下面が勾配面とされ、刃取
付ユニットの装着の際に上記係止爪部が取付用ケースの
下端縁から離脱するように上記ストッパ片の係止爪部の
勾配面に摺接する離脱誘導摺接部が、上記手動操作用ス
ライド体の上下方向溝の下方に設けられているも望まし
い。
【0008】また、サークル刃カバーのカバー本体に、
サークル刃を目視するための窓部が貫設されているも好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】図1と図2は、本発明に係るペーパーカッ
ターの実施の一形態を示し、このペーパーカッターは、
帯状の刃受マット1を上面に有する基台2と、その基台
2に裁断方向に設けられる固定水平ガイドレール3と、
基台2に上下動可能かつ裁断方向に付設された紙押さえ
4と、裁断方向と直交する水平軸心L1 廻りに回転自在
なサークル刃5を有すると共にガイドレール3にスライ
ド自在に取付けられる手動操作用スライド体6と、を備
えている。
【0011】基台2の上面のガイドレール3の一長辺側
には、紙の大きさを合わせるサイズ目盛30と、裁断方向
と直交する方向の長さを合わせる長さ目盛31が、付され
ている。かつ、ガイドレール3の他長辺側には、裁断方
向と直交する方向の長さを合わせる長さ目盛32が、付さ
れている。
【0012】固定水平ガイドレール3の長手方向両端部
は、基台2に上方突出状に設けられた支持部材9,9に
固着されている。図3の断面図に示すように、固定水平
ガイドレール3は、一側方へ開口するレール溝10と、下
方開口溝11とを有する。
【0013】また、紙押さえ4の上方に、裁断方向の水
平杆27を設ける。水平杆27は、ガイドレール3の下方開
口溝11内に挿通される。
【0014】紙押さえ4の上面には裁断方向の一対のガ
イド壁部36, 36が立設され、そのガイド壁部36, 36の間
に、水平杆27の下降状態にて紙押さえ4を弾発的に下方
へ押圧する下方押圧弾発部材28が配設される。
【0015】(図1と図2にもどって)一方の支持部材
9に、揺動レバー29が、裁断方向と直交する水平軸心L
3 廻りに揺動自在に枢着され、かつ、その支持部材9の
水平軸心L3 に偏心した位置に、水平杆27の一端部が枢
着される。
【0016】さらに、他方の支持部材9に、揺動アーム
40の上端部が裁断方向と直交する水平軸心L4 廻りに揺
動自在に枢着され、かつ、その揺動アーム40の下端部
が、水平杆27の他端部に枢着される。しかして、水平杆
27と揺動レバー29と揺動アーム40と支持部材9,9と基
台2にて、平行リンクが構成され、水平杆27が昇降可能
かつ水平に支持される。
【0017】下方押圧弾発部材28は、傾斜片部28aとそ
の上下両端部に一体に設けられた略水平片部28b,28b
とから成る板ばねであり、下方の略水平片部28bが、紙
押さえ4の上面に固着されると共に上方の略水平片部28
bが水平杆27の下面に近接乃至当接する。
【0018】紙押さえ4の長手方向両端部は、支持部材
9,9に上下動可能に取付けられる。かつ、その紙押さ
え4の両端部には、紙押さえ4を上方へ弾発的に付設す
るばね部材35, 35が配設される。
【0019】しかして、図1に実線にて示すように、揺
動レバー29を上方へ揺動させると、水平杆27が上昇し、
弾発部材28…を介して紙押さえ4を下方へ押圧する力が
極めて小さくなるため、紙押さえ4は、ばね部材35, 35
の押上力により上昇した状態に保持される。
【0020】また、仮想線にて示すように、揺動レバー
29を横に倒すと、水平杆27が下降して弾発部材28の上端
の略水平片部28bが下方へ押圧される。これにより、弾
発部材28を介して、紙押さえ4が下方に押されて下降
し、その紙押さえ4が基台2上に置かれた図示省略の紙
を下方へ押圧する。
【0021】このとき、紙の合計厚みが大きくなるほど
紙押さえ4が上方に位置し、かつ、弾発部材28の弾性変
形の度合いが大きくなる。即ち、紙押さえ4が紙を押さ
える力は、紙の合計厚みに比例して大きくなる。従っ
て、紙の合計厚みに適した押さえ力にて押さえることが
でき、裁断時の紙の位置ずれを確実に防止できると共に
紙を正確な寸法に裁断できる。
【0022】なお、揺動レバー29を再び上方へ揺動させ
ると、水平杆27が上昇して弾発部材28による押下力が小
さくなるため、紙押さえ4が上昇する。
【0023】次に、図3と図4と図5に示すように、手
動操作用スライド体6は、本体部7と、その本体部7に
装着・離脱自在に取付けられる刃取付ユニット8と、か
ら成る。本体部7は、固定水平ガイドレール3のレール
溝10内に転動自在に挿入される転動ローラ37…を有する
スライドブロック12とそのスライドブロック12に前記水
平軸心L1 と平行な揺動中心軸L2 廻りに揺動自在に枢
着される手動操作部13とを有する。
【0024】具体的には、手動操作部13の揺動中心軸L
2 は、本体部7の走行方向の一端寄りに位置する。ま
た、スライドブロック12と手動操作部13との間に、サー
クル刃5を下方へ押下げるように手動操作部13を弾発的
に付勢する弾発部材14, 14を、設ける。弾発部材14, 14
は引張コイルばねから成る。なお、図例では、弾発部材
14は、引張コイルばねから成るが、それ以外にも板ばね
等のばねを使用するも自由である。
【0025】さらに、手動操作部13は、操作部本体部13
aと、それに回転自在に付設されるねじ部材15と、その
ねじ部材15を介して操作部本体部13aに着脱自在に取付
けられるホルダー13bとを有する。
【0026】操作部本体部13aのサークル刃5取付側の
面には、ホルダー13bと刃取付ユニット8を上方から挿
脱自在に挿入するための上下方向溝16が設けられる。
【0027】しかして、図6と図7と図8に示すよう
に、ホルダー13bは、図外の刃取付ユニット8が嵌入さ
れる嵌込凹所17を、裏面側に有する。さらに、その嵌込
凹所17内の所定箇所に、小凸部18, 18が設けられてい
る。
【0028】また、図9と図10と図11と図12に示すよう
に、刃取付ユニット8は、サークル刃5と、そのサーク
ル刃5を回転自在に保持する取付用ケース19と、サーク
ル刃5の刃先露出状態と刃先隠し状態とに切り換え可能
となるように取付用ケース19に上下スライド可能に取付
けられるサークル刃カバー20と、を有する。
【0029】サークル刃5は外周端縁に刃先を有する薄
肉円板状であり、サークル刃5の中央には、軸部材21が
貫通状に取付けられる。さらに、その軸部材21が、取付
用ケース19に回転自在に取付けられる。また、取付用ケ
ース19の一面に凹所22が設けられ、その凹所22にサーク
ル刃5が回転自在に収納される。
【0030】かつ、凹所22にサークル刃カバー20が上下
スライド可能に挿入される。つまり、手動操作用スライ
ド体6の刃取付ユニット8の取付用ケース19に、サーク
ル刃カバー20が、サークル刃5の軸心L1 方向と直交す
る方向へスライド可能に取付けられる。さらに、その取
付用ケース19の凹所22を成す壁部の所定箇所に、ホルダ
ー13bの小凸部18, 18が挿入される小貫孔25, 25が形成
される。
【0031】また、サークル刃カバー20は、サークル刃
5の一面に接近する内面を有するカバー本体23と、ユニ
ット離脱状態にて取付用ケース19の下端縁に係止してサ
ークル刃5の刃先が隠れる位置にサークル刃カバー20を
保持すると共にユニット装着状態にてサークル刃5の刃
先が露出可能となるように取付用ケース19の下端縁から
離脱するストッパ片45, 45と、カバー本体23の上部に上
方突出状に設けられる反発ばね部24, 24と、取付用ケー
ス19内に設けられた突部50, 50に係止してカバー20が外
れるのを防止する抜止爪片47, 47と、から成る。
【0032】ストッパ片45, 45は、カバー本体23の裁断
方向両側面から斜め下方へ延伸された弾性揺動アーム部
45aと、そのアーム部45aの下端部に形成された係止爪
部45bと、から成る。また、係止爪部45bの下面は勾配
面46とされる。
【0033】さらに、サークル刃カバー20のカバー本体
23に、サークル刃5を目視するための窓部48, 48が貫設
されている。これにより、サークル刃カバー20にてサー
クル刃5が隠されている状態であっても、サークル刃5
があるのを確認することができ、安全性が高くなる。
【0034】また、図13の(イ)(ロ)(ハ)に示すよ
うに、刃取付ユニット8の装着の際に係止爪部45bが取
付用ケース19の下端縁から離脱するようにストッパ片45
の係止爪部45bの勾配面46に摺接する離脱誘導摺接部49
が、手動操作用スライド体6の上下方向溝16の下方に設
けられている。
【0035】しかして、刃取付ユニット8を手動操作用
スライド体6に装着するには、先ず、図12に示すよう
に、図外の本体部13aから取外したホルダー13bの嵌込
凹所17に、その刃取付ユニット8を嵌入する。
【0036】この状態では、反発ばね部24,24の反発弾
性力にてサークル刃カバー20が下降状態に保持されるた
め、ストッパ片45,45の係止爪部45b,45bが取付用ケ
ース19の下端縁に係止してサークル刃5の刃先が隠れた
状態に保持される。
【0037】その後、図13の(イ)に示すように、操作
部本体部13aの上下方向溝16に、ホルダー13bと刃取付
ユニット8を上方から挿入する。すると、図13の(ロ)
に示すように、ストッパ片45の勾配面46が手動操作用ス
ライド体6の離脱誘導摺接部49に摺接し、ユニット8が
下降するに連れて、ストッパ片45が内側へ弾性変形す
る。
【0038】そして、図13の(ハ)に示すように、スト
ッパ片45の係止爪部45bが取付用ケース19の下端縁から
離脱する。これにより、サークル刃カバー20が上方へス
ライド可能となる。
【0039】さらに、ホルダー13bと刃取付ユニット8
を下方へ押し込むと、サークル刃カバー20の下端部が紙
押さえ4の上面に当接して、サークル刃カバー20が取付
用ケース19に対して相対的に上昇し、図14に示すような
ユニット装着状態となる。具体的には、サークル刃カバ
ー20は下降せず、取付用ケース19とサークル刃5が一体
状に下降する。
【0040】これにより、刃取付ユニット8の装着が完
了すると共に、サークル刃5が自動的に下方へ露出し
て、裁断可能な状態となる。なお、このとき、反発ばね
部24,24は弾性変形して弾性エネルギーを蓄積した状態
に保持される。
【0041】しかして、手動操作用スライド体6を手で
握って裁断方向へスライドさせれば、サークル刃5の刃
先が下方の刃受マット1に当接しつつ転動して、紙を裁
断することができる(図1と図2参照)。なお、スライ
ド体6を図1の矢印D,Eにて示す何れの方向にスライ
ドさせても紙を裁断することができる。
【0042】また、図4と図5に示したスライドブロッ
ク12と手動操作部13との間の弾発部材14,14にてサーク
ル刃5が下方へ押されるので、裁断時にサークル刃5が
浮き上がるのを防止できる。かつ、人の手の押し下げ力
を加減することにより、サークル刃5の押し下げ力を加
減することができ、適度な力にて軽快に裁断することが
可能である。
【0043】なお、刃取付ユニット8を再び図9と図12
に示したユニット離脱状態とすれば、反発ばね部24, 24
が復元して取付用ケースに対して相対的にカバー20が下
降するので、ストッパ片45,45の係止爪部45b,45bが
取付用ケース19の下端縁に自動的に係止して刃先隠し状
態に保持できる。
【0044】しかして、このペーパーカッターによれ
ば、刃取付ユニット8を装着状態としたときにのみサー
クル刃5の刃先が露出し、離脱状態では自動的に刃先が
隠れると共に刃先が隠れた状態に確実に保持できる。
【0045】また、図9と図12に示した刃取付ユニット
8の離脱状態に於て、サークル刃カバー20を取付用ケー
ス19内に押し込む方向の外力が作用しても、ストッパ片
45には略長手方向の引張力が作用するのみであるため、
きわめて強い外力にも耐えてストッパ片45の係止状態を
確実に保持できる。
【0046】従って、サークル刃5の交換を安全に行う
ことができる。また、刃取付ユニット8が机上や引出し
の中に置いてあっても、誤ってサークル刃5の刃先に指
等が触れることが無く、安全性がきわめて高い。なお、
本ペーパーカッターでは、サークル刃5の交換は、刃取
付ユニット8ごと行う。
【0047】また、このペーパーカッターによれば、1
ストロークにて約15枚の紙を裁断することができる。即
ち、手動操作用スライド体6を裁断方向へ1往復させる
ことにより、約30枚の紙を裁断できる。
【0048】なお、図5から明らかなように、手動操作
用スライド体6には3個の転動ローラ37…が設けられて
いるが、転動ローラ37の個数を2個としてもよい。ま
た、図9と図12から明らかなように、サークル刃カバー
20に、2つの窓部48, 48が貫設されているが、窓部48を
1つのみとしてもよい。
【0049】次に、図15と図16と図17は、本発明に係る
ペーパーカッターの他の実施の形態を示し、水平杆27と
紙押さえ4の間の下方押圧弾発部材28…が、コイル状の
圧縮ばねにて形成されている。下方押圧弾発部材28…の
略上半部には、筒状体38が外嵌される。他の構造は、図
1〜図14のものとほぼ同様である。
【0050】上述の構成により、図16に示すように、揺
動レバー29を略起立状態(傾斜状)とすれば、水平杆27
が上昇すると共に下方押圧弾発部材28…が伸びた状態と
なる。このため、紙押さえ4は上昇状態に保持される。
【0051】また、図17に示すように、揺動レバー29を
横倒状態(水平状)とすれば、水平杆27が筒状体38…の
上面に摺動しつつ下降し、その筒状体38…が下降すると
共に下方押圧弾発部材28…が弾性エネルギーを蓄積しつ
つ収縮する。これにより、弾発部材28を介して、紙押さ
え4が下方に押されて下降し、その紙押さえ4が基台2
上に置かれた紙Pを下方へ押圧する。
【0052】従って、紙Pの合計厚みに適した押さえ力
にて紙Pを押さえることができ、裁断時の紙Pの位置ず
れを確実に防止できると共に紙Pを正確な寸法に裁断で
きる。
【0053】なお、図16の如く揺動レバー29を再び立て
ると、水平杆27が筒状体38…の上面に摺動しつつ上昇
し、弾発部材28が伸びると共に紙押さえ4が上昇するの
で、裁断した紙を容易に取り出すことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0055】請求項1記載のペーパーカッターによれ
ば、刃取付ユニット8の離脱状態に於て、サークル刃5
の刃先が隠れた状態に確実に保持することができ、か
つ、刃取付ユニット8を本体部7に装着すれば、サーク
ル刃5の刃先が自動的に露出するので、サークル刃5に
手等が触れることは無く、安全性が高い。特に、刃取付
ユニット8の交換を安全かつ確実に行うことができる。
【0056】請求項2記載のペーパーカッターによれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
刃取付ユニット8の離脱状態に於て、サークル刃カバー
20に、取付用ケース19内へ押し込む方向の強い外力が作
用しても、その外力に耐えてストッパ片45の係止状態を
確実に保持でき、サークル刃5が露出するのを確実に防
止できる。従って、安全性が一層高くなる。
【0057】請求項3記載のペーパーカッターによれ
ば、請求項1及び2記載のものと同様の効果を奏すると
共に、刃取付ユニット8を手動操作用スライド体6の本
体部7に装着するのみで、サークル刃カバー20のストッ
パ片45を自動的かつ確実に取付用ケース19の下端縁から
離脱させることができる。
【0058】請求項4記載のペーパーカッターによれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
刃取付ユニット8の離脱状態に於て、サークル刃カバー
20の窓部48をとおしてサークル刃5の存在を確認するこ
とができるため、刃取付ユニット8を取り扱う人に注意
を促すことができ、一層安全性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す断面図である。
【図2】平面図である。
【図3】要部拡大断面図である。
【図4】要部拡大平面図である。
【図5】要部拡大側面図である。
【図6】ホルダーの側面図である。
【図7】ホルダーの平面図である。
【図8】ホルダーの正面図である。
【図9】刃取付ユニットのユニット離脱状態の側面図で
ある。
【図10】刃取付ユニットのユニット離脱状態の断面平面
図である。
【図11】刃取付ユニットのユニット離脱状態の正面図で
ある。
【図12】ユニット離脱状態を説明する断面図である。
【図13】刃取付ユニットの装着方法説明図である。
【図14】刃取付ユニット装着状態の断面図である。
【図15】他の実施の形態の断面図である。
【図16】紙押さえ上昇状態の要部断面図である。
【図17】紙押さえ下降状態の要部断面図である。
【符号の説明】
1 刃受マット 2 基台 5 サークル刃 6 手動操作用スライド体 7 本体部 8 刃取付ユニット 16 上下方向溝 19 取付用ケース 20 サークル刃カバー 23 カバー本体 45 ストッパ片 45a 弾性揺動アーム部 45b 係止爪部 48 窓部 49 離脱誘導摺接部 L1 水平軸心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃受マット1を上面に有する基台2と、
    該基台2に裁断方向にスライド自在に設けられると共に
    裁断方向と直交する水平軸心L1 廻りに回転自在なサー
    クル刃5を有する手動操作用スライド体6と、を備え、
    該手動操作用スライド体6が、本体部7と、該本体部7
    に装着・離脱自在に取付けられる刃取付ユニット8と、
    から成り、該刃取付ユニット8が、上記サークル刃5
    と、該サークル刃5を回転自在に保持する取付用ケース
    19と、上記サークル刃5の刃先露出状態と刃先隠し状態
    とに切り換え可能となるように該取付用ケース19に上下
    スライド可能に取付けられるサークル刃カバー20と、を
    有し、該サークル刃カバー20が、カバー本体23と、ユニ
    ット離脱状態にて上記取付用ケース19の下端縁に係止し
    てサークル刃5の刃先が隠れる位置にサークル刃カバー
    20を保持すると共にユニット装着状態にてサークル刃5
    の刃先が露出可能となるように取付用ケース19の下端縁
    から離脱するストッパ片45, 45を、有することを特徴と
    するペーパーカッター。
  2. 【請求項2】 サークル刃カバー20のストッパ片45が、
    カバー本体23の裁断方向両側面から斜め下方へ延伸され
    た弾性揺動アーム部45aと、該アーム部45aの下端部に
    形成された係止爪部45bと、から成る請求項1記載のペ
    ーパーカッター。
  3. 【請求項3】 手動操作用スライド体6が、刃取付ユニ
    ット8を上方から挿入するための上下方向溝16を有し、
    かつ、ストッパ片45の係止爪部45bの下面が勾配面46と
    され、刃取付ユニット8の装着の際に上記係止爪部45b
    が取付用ケース19の下端縁から離脱するように上記スト
    ッパ片45の係止爪部45bの勾配面46に摺接する離脱誘導
    摺接部49が、上記手動操作用スライド体6の上下方向溝
    16の下方に設けられている請求項2記載のペーパーカッ
    ター。
  4. 【請求項4】 サークル刃カバー20のカバー本体23に、
    サークル刃5を目視するための窓部48が貫設されている
    請求項1記載のペーパーカッター。
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