JPH0976068A - 溶接位置ずれ自動修正システム - Google Patents
溶接位置ずれ自動修正システムInfo
- Publication number
- JPH0976068A JPH0976068A JP26067595A JP26067595A JPH0976068A JP H0976068 A JPH0976068 A JP H0976068A JP 26067595 A JP26067595 A JP 26067595A JP 26067595 A JP26067595 A JP 26067595A JP H0976068 A JPH0976068 A JP H0976068A
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- Japan
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- welding
- mark
- sensor
- positional deviation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ティーチングプレイバック方式自動溶接にお
ける溶接部の溶接中の位置ずれを、溶接対象物の形状,
寸法に左右されずに簡便,的確かつ高精度に検出でき、
溶接作業の工数低減化及び効率化を図ることができる。 【解決手段】 ティーチングプレイバック方式自動溶接
装置において、溶接対象物1の溶接部2とは異なる個所
に固定されたマーク3と、マーク3に対向して配設され
たマニピュレーター4に取付けられた上部マーク検出型
センサー5a及び下部マーク検出型センサー5bとレー
ザー変位型距離センサー6と、センサー5a,5b,6
の出力を検出するエンコーダー7とを具えている。
ける溶接部の溶接中の位置ずれを、溶接対象物の形状,
寸法に左右されずに簡便,的確かつ高精度に検出でき、
溶接作業の工数低減化及び効率化を図ることができる。 【解決手段】 ティーチングプレイバック方式自動溶接
装置において、溶接対象物1の溶接部2とは異なる個所
に固定されたマーク3と、マーク3に対向して配設され
たマニピュレーター4に取付けられた上部マーク検出型
センサー5a及び下部マーク検出型センサー5bとレー
ザー変位型距離センサー6と、センサー5a,5b,6
の出力を検出するエンコーダー7とを具えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ティーチングプレ
イバック方式自動溶接装置に適用される溶接位置ずれ自
動修正システムに関する。
イバック方式自動溶接装置に適用される溶接位置ずれ自
動修正システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4斜視図に示すように管に管
台を溶接部2により取付ける溶接対象物1に対し、ティ
ーチングプレイバック方式自動溶接装置により溶接部2
を形成するにあたっては、溶接中に溶接対象物1が溶接
熱で膨張,収縮して歪み溶接部2が変位するので、この
溶接部2の変位を常に検出し、溶接前のティーチング時
と溶接中における溶接部の位置ずれを溶接装置側にフィ
ードバックし、溶接装置の溶接位置ずれを修正する必要
があり、従来は溶接部2の変位の検出は、接触式センサ
ーを用いる方法か、図4に示すZ軸方向のレーザー変位
型距離センサー91 及びX軸方向のレーザー変位型距離
センサー92 等非接触式センサーを用いる方法が採られ
ている。しかしながら、接触式センサーを用いると、溶
接ポイントが連続で移動していく溶接対象物1では、測
定するポイントが次々と移動しかつ溶接対象物1が熱で
膨張,収縮を繰り返すため、センサーと溶接対象物1と
をしっかりと固定しないと測定するポイントがずれを起
こし、正確な変位をとらえることができない。また非接
触式センサーでは、溶接対象物1及び対象物周辺をセン
シングするため、溶接対象物1の形状,寸法や隣接する
溶接部2との間隔によって適用の可否や精度が大きく影
響される。
台を溶接部2により取付ける溶接対象物1に対し、ティ
ーチングプレイバック方式自動溶接装置により溶接部2
を形成するにあたっては、溶接中に溶接対象物1が溶接
熱で膨張,収縮して歪み溶接部2が変位するので、この
溶接部2の変位を常に検出し、溶接前のティーチング時
と溶接中における溶接部の位置ずれを溶接装置側にフィ
ードバックし、溶接装置の溶接位置ずれを修正する必要
があり、従来は溶接部2の変位の検出は、接触式センサ
ーを用いる方法か、図4に示すZ軸方向のレーザー変位
型距離センサー91 及びX軸方向のレーザー変位型距離
センサー92 等非接触式センサーを用いる方法が採られ
ている。しかしながら、接触式センサーを用いると、溶
接ポイントが連続で移動していく溶接対象物1では、測
定するポイントが次々と移動しかつ溶接対象物1が熱で
膨張,収縮を繰り返すため、センサーと溶接対象物1と
をしっかりと固定しないと測定するポイントがずれを起
こし、正確な変位をとらえることができない。また非接
触式センサーでは、溶接対象物1及び対象物周辺をセン
シングするため、溶接対象物1の形状,寸法や隣接する
溶接部2との間隔によって適用の可否や精度が大きく影
響される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、ティーチングプレイバ
ック方式自動溶接における溶接部の溶接中の位置ずれ
を、溶接対象物の形状,寸法に左右されずに簡便,的確
かつ高精度に検出でき、溶接作業の工数低減化及び効率
化を図ることができる溶接位置ずれ自動修正システムを
提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、ティーチングプレイバ
ック方式自動溶接における溶接部の溶接中の位置ずれ
を、溶接対象物の形状,寸法に左右されずに簡便,的確
かつ高精度に検出でき、溶接作業の工数低減化及び効率
化を図ることができる溶接位置ずれ自動修正システムを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、テ
ィーチングプレイバック方式自動溶接装置において、溶
接対象物の溶接部とは異なる個所に固定されたマーク
と、上記マークに対向して配設されたマニピュレーター
に取付けられたマーク検出型センサー及びレーザー変位
型距離センサーと、上記センサーの出力を検出するエン
コーダーとを具えたことを特徴とする。
ィーチングプレイバック方式自動溶接装置において、溶
接対象物の溶接部とは異なる個所に固定されたマーク
と、上記マークに対向して配設されたマニピュレーター
に取付けられたマーク検出型センサー及びレーザー変位
型距離センサーと、上記センサーの出力を検出するエン
コーダーとを具えたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明溶接位置ずれ自動修正シス
テムの一実施形態を図面について説明すると、図1は本
システムの正面図、図2は溶接部とマークの変位関係の
説明図、図3はマーク検出型センサーの作用の説明図で
ある。図1において、管に管台を溶接部2により取付け
る溶接対象物1には、溶接部2から周方向で90°離れ
た側部に溶接対象物1の軸線Yに沿い延在するマーク3
が固定されており、その表面は溶接対象物1の外面色よ
り高い輝度を有している。このマーク3に対向する位置
に配設されているマニピュレーター4上には、マーク3
の上下部に対向しレーザー光8を投射する上部マーク検
出型センサー5a及び下部マーク検出型センサー5bが
取付けられるとともに、上部マーク検出型センサー5a
にレーザー変位型距離センサー6が固定されマーク3に
向けレーザー光8を投射するようになっており、更にこ
れらセンサー5a,5b,6の出力端にはそれぞれエン
コーダー7が接続されている。
テムの一実施形態を図面について説明すると、図1は本
システムの正面図、図2は溶接部とマークの変位関係の
説明図、図3はマーク検出型センサーの作用の説明図で
ある。図1において、管に管台を溶接部2により取付け
る溶接対象物1には、溶接部2から周方向で90°離れ
た側部に溶接対象物1の軸線Yに沿い延在するマーク3
が固定されており、その表面は溶接対象物1の外面色よ
り高い輝度を有している。このマーク3に対向する位置
に配設されているマニピュレーター4上には、マーク3
の上下部に対向しレーザー光8を投射する上部マーク検
出型センサー5a及び下部マーク検出型センサー5bが
取付けられるとともに、上部マーク検出型センサー5a
にレーザー変位型距離センサー6が固定されマーク3に
向けレーザー光8を投射するようになっており、更にこ
れらセンサー5a,5b,6の出力端にはそれぞれエン
コーダー7が接続されている。
【0006】このような装置において、溶接部2とマー
ク3の変位の関係は図2に示す通りであり、図2(A)
において、溶接部2がZ方向に動く場合、溶接対象物1
も溶接部2と同一方向に同一量移動するため、溶接対象
物1に固定してあるマーク3の移動量を上部マーク検出
型センサー5a,下部マーク検出型センサー5bで反射
レーザービームの光量により検出し、溶接部2の移動量
とする。また図2(B)において、溶接部2がX方向に
動く場合、Z方向同様に溶接対象物1も溶接部2と同一
方向に同一量移動するため、溶接対象物1に固定してあ
るマーク3のX方向の移動量をレーザー変位型距離セン
サー6で反射レーザービームの結像位置により検出す
る。なおZ方向検出の要領を図3について説明すると、
図3(A)のようにマーク3が上へ移動すると、下部マ
ーク検出型センサー5bが暗部をとらえ上部マーク検出
型センサー5aは明部のまゝとなるためマーク3が上へ
移動したことを認識し、図3(B)のようにマーク3が
下へ移動すると、その逆となる。
ク3の変位の関係は図2に示す通りであり、図2(A)
において、溶接部2がZ方向に動く場合、溶接対象物1
も溶接部2と同一方向に同一量移動するため、溶接対象
物1に固定してあるマーク3の移動量を上部マーク検出
型センサー5a,下部マーク検出型センサー5bで反射
レーザービームの光量により検出し、溶接部2の移動量
とする。また図2(B)において、溶接部2がX方向に
動く場合、Z方向同様に溶接対象物1も溶接部2と同一
方向に同一量移動するため、溶接対象物1に固定してあ
るマーク3のX方向の移動量をレーザー変位型距離セン
サー6で反射レーザービームの結像位置により検出す
る。なおZ方向検出の要領を図3について説明すると、
図3(A)のようにマーク3が上へ移動すると、下部マ
ーク検出型センサー5bが暗部をとらえ上部マーク検出
型センサー5aは明部のまゝとなるためマーク3が上へ
移動したことを認識し、図3(B)のようにマーク3が
下へ移動すると、その逆となる。
【0007】かくして溶接中において、マーク3のZ方
向の変位を上部マーク検出型センサー5a及び下部マー
ク検出型センサー5bで検出するとともに、マーク3の
X方向の変位をレーザー変位型距離センサー6で検出
し、それぞれの検出値をエンコーダー7で数値化し、溶
接前と溶接中における溶接部2の位置ずれを溶接装置へ
フィードバックし、溶接装置の溶接位置ずれを的確かつ
高精度に修正する。
向の変位を上部マーク検出型センサー5a及び下部マー
ク検出型センサー5bで検出するとともに、マーク3の
X方向の変位をレーザー変位型距離センサー6で検出
し、それぞれの検出値をエンコーダー7で数値化し、溶
接前と溶接中における溶接部2の位置ずれを溶接装置へ
フィードバックし、溶接装置の溶接位置ずれを的確かつ
高精度に修正する。
【0008】
【発明の効果】要するに本発明によれば、ティーチング
プレイバック方式自動溶接装置において、溶接対象物の
溶接部とは異なる個所に固定されたマークと、上記マー
クに対向して配設されたマニピュレーターに取付けられ
たマーク検出型センサー及びレーザー変位型距離センサ
ーと、上記センサーの出力を検出するエンコーダーとを
具えたことにより、ティーチングプレイバック方式自動
溶接における溶接部の溶接中の位置ずれを、溶接対象物
の形状,寸法に左右されずに簡便,的確かつ高精度に検
出でき、溶接作業の工数低減化及び効率化を図ることが
できる溶接位置ずれ自動修正システムを得るから、本発
明は産業上極めて有益なものである。
プレイバック方式自動溶接装置において、溶接対象物の
溶接部とは異なる個所に固定されたマークと、上記マー
クに対向して配設されたマニピュレーターに取付けられ
たマーク検出型センサー及びレーザー変位型距離センサ
ーと、上記センサーの出力を検出するエンコーダーとを
具えたことにより、ティーチングプレイバック方式自動
溶接における溶接部の溶接中の位置ずれを、溶接対象物
の形状,寸法に左右されずに簡便,的確かつ高精度に検
出でき、溶接作業の工数低減化及び効率化を図ることが
できる溶接位置ずれ自動修正システムを得るから、本発
明は産業上極めて有益なものである。
【図1】本発明溶接位置ずれ自動修正システムの一実施
形態の正面図である。
形態の正面図である。
【図2】同上における溶接部とマークの変位関係の説明
図である。
図である。
【図3】同上におけるマーク検出型センサーの作用の説
明図である。
明図である。
【図4】従来の非接触式センサーの斜視図である。
1 溶接対象物 2 溶接部 3 マーク 4 マニピュレーター 5a 上部マーク検出型センサー 5b 下部マーク検出型センサー 6 レーザー変位型距離センサー 7 エンコーダー 8 レーザー光
Claims (1)
- 【請求項1】 ティーチングプレイバック方式自動溶接
装置において、溶接対象物の溶接部とは異なる個所に固
定されたマークと、上記マークに対向して配設されたマ
ニピュレーターに取付けられたマーク検出型センサー及
びレーザー変位型距離センサーと、上記センサーの出力
を検出するエンコーダーとを具えたことを特徴とする溶
接位置ずれ自動修正システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26067595A JP3192942B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 溶接位置ずれ自動修正システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26067595A JP3192942B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 溶接位置ずれ自動修正システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976068A true JPH0976068A (ja) | 1997-03-25 |
JP3192942B2 JP3192942B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=17351216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26067595A Expired - Fee Related JP3192942B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 溶接位置ずれ自動修正システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192942B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103143815A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-06-12 | 江苏科技大学 | 基于波形匹配的旋转电弧窄间隙气保焊焊缝偏差识别方法 |
CN106595495A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-04-26 | 长沙理工大学 | 一种光学位移测量系统 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP26067595A patent/JP3192942B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103143815A (zh) * | 2013-02-04 | 2013-06-12 | 江苏科技大学 | 基于波形匹配的旋转电弧窄间隙气保焊焊缝偏差识别方法 |
CN103143815B (zh) * | 2013-02-04 | 2015-01-21 | 江苏科技大学 | 基于波形匹配的旋转电弧窄间隙气保焊焊缝偏差识别方法 |
CN106595495A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-04-26 | 长沙理工大学 | 一种光学位移测量系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3192942B2 (ja) | 2001-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010418 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |