JPH0975621A - 濾過装置における回転ドラムの支持構造 - Google Patents

濾過装置における回転ドラムの支持構造

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JPH0975621A
JPH0975621A JP7229474A JP22947495A JPH0975621A JP H0975621 A JPH0975621 A JP H0975621A JP 7229474 A JP7229474 A JP 7229474A JP 22947495 A JP22947495 A JP 22947495A JP H0975621 A JPH0975621 A JP H0975621A
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JP
Japan
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rotary
rotary drum
coolant
casing
filtration
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JP7229474A
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Yukio Enomoto
行雄 榎本
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Enomoto Industry Co Ltd
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転ドラムを軽量化して、ケーシングに対して
容易に組付けれるようにする。 【解決手段】切削屑13を含むクーラントCが流し込ま
れるケーシング11を設ける。このケーシング11内に
濾過用回転ドラム14,15を回転可能に支持すし、同
回転ドラム14,15の回転によりクーラントCを濾過
するとともに、クーラント液面Wに浮遊する切削屑13
bをクーラント投入口11bから浮遊廃棄物回収位置α
側へ移動させる。そして、この濾過用回転ドラム14,
15の基端を片持状に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を含む廃液
を濾過する濾過装置における回転ドラムの支持構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の濾過装置は、例えば工作
機械から排出される切削屑を含むクーラントを濾過する
ものが提案されている。すなわち、ケーシングの側壁に
はクーラント投入口とクーラント排出口とが形成されて
いる。このクーラント投入口とクーラント排出口との間
におけるケーシング内には、回転ドラムの両側が駆動軸
にて回転可能に支持され、その胴体部にはメッシュが張
設されている。そして、回転ドラムはクーラントを濾過
するとともに、ケーシング内におけるクーラント液面に
浮遊する切削屑を浮遊廃棄物回収位置側へ移動するよう
になっている。この回転ドラム内にはその両側のうち何
れか一方の側から洗浄ノズルが挿入されている。そし
て、この洗浄ノズルから噴射される洗浄液により、メッ
シュの外周面に付着した浮遊切削屑が取り除かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おける濾過装置では、次のような問題があった。すなわ
ち、回転ドラムの両側に2つの駆動軸が設けられている
ため、回転ドラムの全体重量が重くなってしまう。その
ため、ケーシングに対し回転ドラムを組付けにくいとい
う問題があった。又、回転ドラムの駆動軸が邪魔とな
り、洗浄ノズルを挿入配置しにくいという問題があっ
た。さらに、この駆動軸が邪魔となって回転ドラム内に
おける洗浄ノズルの配置位置が限定されてしまうため、
設計の自由度が低かった。
【0004】この発明は前記各問題を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、回転ドラムを軽量化
することで、ケーシングに対して容易に組付けることに
ある。又、第2の目的は、駆動軸のない回転ドラムの先
端側からその内部に洗浄ノズルを容易に挿入配置し得る
ことにある。さらに、第3の目的は、回転ドラムの先端
側を開口させて、洗浄ノズルを任意の位置で配置できる
ようにし、設計の自由度を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、切削屑等の廃棄物を含む廃液が流し込まれるケーシ
ング内に、この廃液を濾過するとともに、廃液面に浮遊
する廃棄物を廃液の流入側から浮遊廃棄物回収位置側へ
移動させる回転ドラムを回転可能に支持した濾過装置に
おいて、前記回転ドラムの基端を片持状に支持したこと
を要旨とするものである。この構成によれば、ケーシン
グに対して回転ドラムの先端は支持されないため、その
全体重量が軽くなる。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記回転ドラム
内には、その回転軸心周りの外周面に付着した浮遊廃棄
物を洗浄すべく流体を噴射させる洗浄ノズルが配置さ
れ、この洗浄ノズルは回転ドラムの先端側から挿入され
ていることを要旨とするものである。この構成によれ
ば、組付け時において、洗浄ノズルは回転ドラムの先端
側から挿入されて、同回転ドラム内に配置される。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記回転ドラム
の先端には前記洗浄ノズルが挿入される開口部が透設さ
れていることを要旨とするものである。この構成によれ
ば、開口部における任意の位置で洗浄ノズルが取付けら
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をチップコンベアの
濾過装置における回転ドラムの支持構造に具体化した一
実施形態を図面を参照して説明する。
【0009】図1,図2(a)に示すように、クーラン
トCの貯溜槽1内にはコンベア本体2が配設されてい
る。コンベア本体2のトラフ3は、下部において水平に
延びる供給部4と、その供給部4の先端(図2(a)の
左側)から上方へ斜め状に延びる上昇部5と、その上昇
部5の上端から下方へ延びる排出部6とから構成されて
いる。トラフ3の供給部4及び排出部6内にはスプロケ
ット7a,7bが回転可能に支持され、それらのスプロ
ケット7a,7b間には無端状の搬送体8が掛装されて
いる。搬送体8の外側には複数個の搬送スクレーパ9が
所定間隔おきで配設されている。そして、図示しないモ
ータの駆動により、搬送体8は供給部4、上昇部5及び
排出部6に沿って図2(a)に示す時計回り方向へ周回
するようになっている。
【0010】前記搬送体8の上方において、トラフ3の
供給部4上には濾過装置10が設けられている。この濾
過装置10におけるケーシング11の下部開口部11a
と、供給部4の上部開口部4aとは連通されている。な
お、図2(a)に示すケーシング11の右側を上流側と
し、左側を下流側とする。ケーシング11の上流側側壁
にはクーラント投入口11bが形成され、このクーラン
ト投入口11bにはケーシング11内に延びる樋12が
挿入されている。そして、工作機械から排出された切削
屑(廃棄物)13を含むクーラント(廃液)Cは、樋1
2を介してケーシング11内に流し込まれるようになっ
ている。この切削屑13は、ケーシング11におけるク
ーラント液面Wの下方に沈む沈降切削屑13aと、クー
ラント液面Wに浮く浮遊切削屑(浮遊廃棄物)13bと
が混合されている。このクーラント液面Wと、コンベア
本体2の上昇部5における搬送体8との交差位置が浮遊
切削屑回収位置αとなっている。又、樋12の下方に対
向する搬送体8の上面が沈降切削屑回収位置βとなって
いる。
【0011】前記ケーシング11内にはその上流側にお
ける第1濾過用回転ドラム14と、下流側における第2
濾過用回転ドラム15とが並設されている。ケーシング
11の下流側一方の側壁11dには軸受け16が取着さ
れ、同軸受け16にはケーシング11内に突設された駆
動軸17が回転可能に支持されている。駆動軸17の外
端にはスプロケット18が固着されて、スプロケット1
8はチェーンを介してモータ(何れも図示しない)に駆
動連結されている。又、駆動軸17の内端には第1及び
第2濾過用回転ドラム14,15の基端が片持状に支持
されている。すなわち、第1及び第2濾過用回転ドラム
14,15の基端は、駆動軸17によりケーシング11
に対して片持ち支持されている。そして、モータの駆動
により、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15は、
前記駆動軸17の軸心である回転軸心Kを中心にして図
2(a)に示す矢印A方向へ回転(4.5 回転/分)する
ようになっている。
【0012】前記第1及び第2濾過用回転ドラム14,
15の構造は何れも同一構造であるため、以下には第1
濾過用回転ドラム14のみについて説明する。図2
(a),図3に示すように、前記第1濾過用回転ドラム
14は、その基端において円形状をなす回転フレーム2
1と、先端における回転リング22と、両者21,22
の間で架設されたスクレーパ23と、スクレーパ23の
内側で周方向へ張設されたメッシュ29とから構成され
ている。
【0013】回転フレーム21は、前記駆動軸17の内
端面に対しボルト24にて螺着され、回転リング22と
同一径となっている。回転リング22は第1濾過用回転
ドラム14の回転軸心K周りの外周面に沿うように形成
されている。従って、第1濾過用回転ドラム14の先端
面は、回転リング22の開口部22aによりほぼ全体が
開口されている。回転フレーム21及び回転リング22
の外側面には環状の取付部25が形成され、この取付部
25には環状のパッキン26が取着されている。そし
て、パッキン26により回転フレーム21とケーシング
11の内側面との間、及び回転リング22とケーシング
の内側面との間がシールされている。
【0014】回転フレーム21及び回転リング22の外
周縁は、スクレーパ23の先端縁よりも突出されてい
る。前記第1濾過用回転ドラム14の隅部付近における
ケーシング11の内側面には支持片27が半径方向外方
へ突設され、各支持片27には油掻取り部材28(本実
施形態では4つ)が固着されている。油掻取り部材28
はNBR(ブタジエン・アクリロニトリル共重合物)製
からなり、耐油性及び耐磨耗性に優れている。この油掻
取り部材28は平断面凹状に形成され、前記回転フレー
ム21及び回転リング22の外端縁に挿嵌されている。
そして、第1濾過用回転ドラム14が回転すると、油掻
取り部材28の内側面に対し、回転フレーム21及び回
転リング22の外周縁が摺動されてそれらに付着した油
が掻き取られるようになっている。この油は切削屑13
から分離してクーラント液面Wに浮遊している切削油で
ある。
【0015】回転フレーム21及び回転リング22の内
側面周縁部には所定間隔をおいて複数のスクレーパ23
が固着されている。スクレーパ23はアングル状をな
し、その先端縁は第1濾過用回転ドラム14の外周面か
ら半径方向外方へ放射状に突出されている。又、スクレ
ーパ23は、第1濾過用回転ドラム14の回転軸心Kに
沿うようにその幅間に亘って延設されている。そして、
第1及び第2濾過用回転ドラム14,15が回転する
と、その上流側におけるスクレーパ23は、浮遊切削屑
をクーラント液面W下へ押し込めて各ドラム14,15
の下流側へ掻上げる。従って、第1濾過用回転ドラム1
4の上流側における浮遊切削屑13bは、クーラント液
面W下を通って第2濾過用回転ドラム15の上流側にお
けるクーラント液面Wに移動し、さらに、クーラント液
面W下を通って浮遊切削屑回収位置αに移動する。
【0016】スクレーパ23の内側面には、金属製メッ
シュ29が設けられている。メッシュ29は円筒状をな
し、ボルト30とナット31によりスクレーパ23の内
側面に対し螺着されている。そして、クーラントCはメ
ッシュ29を通過する際に濾過される一方、浮遊切削屑
13bは第1濾過用回転ドラム14の内部に通過しない
ようになっている。
【0017】又、第1及び第2濾過用回転ドラム14,
15の先端側に面するケーシング11の側壁にはクーラ
ント排出口11cが形成され、このクーラント排出口1
1cの両側縁には支持体19の両側縁が固着されてい
る。支持体19の下端は開口され、前記貯溜槽1と連通
するクーラント排出通路19aとなっている。そして、
両ドラム14,15を通過したクーラントCは、クーラ
ント液面Wとそれよりも下方位置にある貯溜槽1のクー
ラント液面W1 との高低差により、クーラント排出口1
1c及びクーラント排出通路19aを介して貯溜槽1内
に排出される。
【0018】前記支持体19には洗浄ノズル20が挿通
固着され、その先端はケーシング11のクーラント排出
口11c及び回転リング22の開口部22aを介して両
濾過用回転ドラム14,15内に延出されている。この
洗浄ノズル20は、図2(b)に示すように、両濾過用
回転ドラム14,15の回転軸心Kを通る垂立面と水平
面とで区画される上左領域T1 、上右領域T2 、下左領
域T3 及び下右領域T4 とを想定した場合、上左領域T
1 に配置されている。そして、貯溜槽1から汲み上げら
れたクーラントCが、下左領域T3 における両濾過用回
転ドラム14,15とクーラント液面Wとの交差点に向
けて(図2(b)に示す矢印B方向)へ向けて噴射され
るようになっている。
【0019】次に、上記のように構成されたチップコン
ベアの濾過装置における回転ドラムの支持構造における
作用を以下に説明する。工作機械から切削屑13と共に
排出されるクーラントCが樋12を通ってケーシング1
1内に流入されると、沈降切削屑13aは各搬送スクレ
ーパ9間における搬送体8の沈降切削屑回収位置βへ沈
降する。その回収位置βを通過した後、各搬送スクレー
パ9が反転されると、沈降切削屑13aは、搬送スクレ
ーパ9とトラフ3の内側面とで囲まれる搬送空間に収容
された状態で、トラフ3の供給部4から上昇部5及び排
出部6を介して外部へ排出される。
【0020】一方、クーラントCは、第1及び第2濾過
用回転ドラム14,15を通過する際に濾過され、第1
及び第2濾過用回転ドラム14,15の上流側における
クーラント液面Wには浮遊切削屑13bと切削屑13か
ら分離した切削油のみが残る。濾過されたクーラントC
は各濾過用回転ドラム14,15の回転リング22及び
その開口部22a、クーラント排出口11c及びクーラ
ント排出通路19aを介して前記貯溜槽1に排出され
る。そして、清浄化されたクーラントCは工作機械へ循
環される。
【0021】又、浮遊切削屑13bや切削屑13から分
離した切削油は、第1濾過用回転ドラム14の上流側付
近へと流され、スクレーパ23により強制的にクーラン
ト液面Wの下方に沈み込まされて第2濾過用回転ドラム
15の上流側に掻き出される。このとき、第1濾過用回
転ドラム14の上流側に位置するスクレーパ23は、第
1濾過用回転ドラム14の回転軸心Kを含む垂立面まで
浮遊切削屑13b及び切削油を押し込め、その垂立面を
過ぎたらそれらの浮遊物をクーラント液面Wまで掻き上
げる。
【0022】更に、第2濾過用回転ドラム15のスクレ
ーパ23により強制的にクーラント液面Wの下方に沈み
込まされて第2濾過用回転ドラム15の浮遊切削屑回収
位置αへと掻き出される。このとき、第2濾過用回転ド
ラム15の上流側に位置するスクレーパ23は、第2濾
過用回転ドラム15の垂立面まで浮遊切削屑13b及び
切削油を押し込め、その垂立面を過ぎたらクーラント液
面Wまで掻き上げる。従って、両濾過用回転ドラム1
4,15により、浮遊切削屑13b及び切削油は浮遊切
削屑回収位置αに集められる。
【0023】そして、浮遊切削屑回収位置αにおいて浮
遊切削屑13bは、搬送体8の両側から回り込んで、ク
ーラント液面Wを通過する搬送体8の搬送スクレーパ9
にて掻上げられ、トラフ3の上昇部5の下端部まで搬送
されてきた沈降切削屑13aと一緒に搬送されて、排出
部6から排出される。このとき、切削油は、トラフ3の
上昇部5の下端部まで搬送されてきた沈降切削屑13a
に付着され、沈降切削屑13aと一緒に搬送されて、排
出部6から排出される。従って、浮遊切削屑回収位置α
付近において切削油が溜まることはない。
【0024】第1及び第2及濾過用回転ドラム14,1
5におけるメッシュ29の表面に付着した浮遊切削屑1
3bや切削油は、洗浄ノズル20から噴射されるクーラ
ントの流圧にて剥離洗浄される。又、回転フレーム21
及び回転リング22の周縁に付着した切削油は、油掻取
り部材28にて掻取られ、クーラント液面Wへ垂れ落
ち、上述したように第1及び第2濾過用回転ドラム1
4,15にてケーシング11から排出される。
【0025】本実施形態は下記の(1)〜(5)の特徴
を有する。 (1)第1及び第2濾過用回転ドラム14,15を、そ
の基端において駆動軸17にてケーシング11に対し片
持ち支持し、先端において駆動軸17、軸受け16及び
スプロケット18からなる駆動系機構を無くして自由端
となるようにした。従って、両回転ドラム14,15を
軽量化でき、ケーシング11に対して容易に組付けるこ
とができる。
【0026】(2)開口部22aを有する回転リング2
2により、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15を
より一層軽量化できて、駆動軸17が受けるドラム支持
力を軽減できる。よって、駆動軸17等の駆動系機構が
大型化するのを防止できる。
【0027】(3)一つの前記駆動系機構で第1及び第
2濾過用回転ドラム14,15を回転させることができ
る。よって、両濾過用回転ドラム14,15の全体構造
を簡素化することができ、濾過装置10全体の製造コス
トを低減できる。それとともに、駆動系機構の数を減ら
すことで、駆動系のメンテナンスを楽に行うことができ
る。
【0028】(4)第1及び第2濾過用回転ドラム1
4,15の先端側には前記駆動系機構が省略されている
ため、各回転ドラム14,15の内部に洗浄ノズル20
を容易に挿入配置できる。しかも、洗浄ノズル20をそ
の軸心と両回転14,20の回転軸心Kとが一致する位
置で配置すれば、洗浄ノズル20にて駆動軸17を兼用
することができる。よって、駆動軸17等の部品点数を
削減するとともに、組付け作業工程を減らして製造コス
トを低減できる。
【0029】(5)回転リング22の開口部22aは、
第1及び第2濾過用回転ドラム14,15の先端面ほぼ
全体で開口した。そのため、第1及び第2濾過用回転ド
ラム14,15の先端側開口部22aで、洗浄ノズル2
0を設ければ、その取付位置の制限を受け難くなる。従
って、設計上ではチップコンベアの仕様に応じて、洗浄
ノズル20を第1及び第2濾過用回転ドラム14,15
の上左領域T1 以外にも上右領域T2 、下左領域T3 又
は下右領域T4 に配置することが可能となる。それとと
もに、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15のさら
なる軽量化を図ることができ、より一層駆動系機構の大
型化を防止することができる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、回転リング22の開口部22
aを両濾過用回転ドラム14,15の先端面全体に開口
したが、開口部22aに十字状のスポークを設け、その
回転中心部に洗浄ノズル20を取付けてもよい。この構
成にすれば、このスポークにて両濾過用回転ドラム1
4,15の強度を増すことができる。
【0031】(b)前記実施形態では、洗浄ノズル20
を両濾過用回転ドラム14,15の上左領域T1 に設け
たが、これ以外の領域T2 〜T4 に設けてもよい。又、
洗浄ノズル20をクーラント液面Wの上方に設けたが、
下方に設けてもよい。
【0032】(c)前記実施形態では、支持体19に洗
浄ノズル20を固着したが、固着することなくその支持
体19を省略し、作業者が洗浄ノズル20を把持しなが
ら洗浄できるようにしてもよい。
【0033】次に、前記実施の形態から把握できる請求
項以外の技術的思想について、それらの効果と共に記載
する。 (1)ケーシングには回転ドラムの先端側に対向するよ
うに支持体が設けられ、支持体には回転ドラム内の所定
位置において洗浄ノズルが支持されている請求項1乃至
請求項3のうち何れかに記載の濾過装置における回転ド
ラムの支持構造。この構成によれば、洗浄ノズルのがた
つきを防止でき、安定なるドラム洗浄が可能となる。
【0034】(2)開口部は回転ドラムの先端面全体で
透設されている請求項3に記載の濾過装置における回転
ドラムの支持構造。この構成によれば、回転ドラムがよ
り一層軽量化されて、その組付けがより一層容易にな
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回転ド
ラムを軽量化できるため、ケーシングに対して容易に組
付けることができる。
【0036】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、駆動軸のない回転ドラムの
先端側からその内部へ洗浄ノズルを容易に挿入配置する
ことができる。
【0037】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、回転ドラムの先端側におい
て、洗浄ノズルを任意の位置に配置できるため、設計の
自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すチップコンベアの平
断面図。
【図2】同じく、(a)はチップコンベアの側断面図、
(b)は濾過用回転ドラムにおける洗浄ノズルの位置を
示す説明図。
【図3】同じく、濾過用回転ドラムの拡大平断面図。
【符号の説明】
11…ケーシング、13…切削屑(廃棄物)、13b…
浮遊切削屑(浮遊廃棄物)、14…濾過用回転ドラム、
15…濾過用回転ドラム、17…駆動軸、20…洗浄ノ
ズル、22a…開口部、C…クーラント(廃液)、K…
回転軸心。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削屑等の廃棄物(13)を含む廃液
    (C)が流し込まれるケーシング(11)内に、この廃
    液(C)を濾過するとともに、廃液面(W)に浮遊する
    廃棄物(13b)を廃液(C)の流入側から浮遊廃棄物
    回収位置(α)側へ移動させる回転ドラム(14,1
    5)を回転可能に支持した濾過装置において、前記回転
    ドラム(14,15)の基端を片持状に支持した濾過装
    置における回転ドラムの支持構造。
  2. 【請求項2】前記回転ドラム(14,15)内には、そ
    の回転軸心(K)周りの外周面に付着した浮遊廃棄物
    (13b)を洗浄すべく流体を噴射させる洗浄ノズル
    (20)が配置され、この洗浄ノズル(20)は回転ド
    ラム(14,15)の先端側から挿入されている請求項
    1に記載の濾過装置における回転ドラムの支持構造。
  3. 【請求項3】前記回転ドラム(14,15)の先端には
    洗浄ノズル(20)が挿入される開口部(22a)が透
    設されている請求項2に記載の濾過装置における回転ド
    ラムの支持構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6375424B1 (ja) * 2017-09-13 2018-08-15 株式会社ブンリ 濾過装置

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