JPH0975620A - チップコンベアにおける濾過装置 - Google Patents
チップコンベアにおける濾過装置Info
- Publication number
- JPH0975620A JPH0975620A JP7229473A JP22947395A JPH0975620A JP H0975620 A JPH0975620 A JP H0975620A JP 7229473 A JP7229473 A JP 7229473A JP 22947395 A JP22947395 A JP 22947395A JP H0975620 A JPH0975620 A JP H0975620A
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- cutting
- floating
- filtration
- rotary
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- Filtration Of Liquid (AREA)
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】クーラントの液面に浮遊する切削屑以外にも切
削油までも確実に回収する。 【解決手段】クーラントの貯溜槽1内に工作機械から排
出される切削屑13を排出部6に搬送し得るコンベア本
体2を配設する。コンベア本体2にケーシング11を設
け、その内部に切削屑13とともに排出されるクーラン
トを濾過するとともに、クーラントの液面Wに浮遊する
切削屑13を浮遊切削屑回収位置αに移動させる濾過用
回転ドラム14,15を設ける。そして、浮遊する切削
屑13bがクーラントの液面W下に沈み込んで浮遊切削
屑回収位置α側へ向かって移動するように、濾過用回転
ドラム14,15の回転方向を設定する。
削油までも確実に回収する。 【解決手段】クーラントの貯溜槽1内に工作機械から排
出される切削屑13を排出部6に搬送し得るコンベア本
体2を配設する。コンベア本体2にケーシング11を設
け、その内部に切削屑13とともに排出されるクーラン
トを濾過するとともに、クーラントの液面Wに浮遊する
切削屑13を浮遊切削屑回収位置αに移動させる濾過用
回転ドラム14,15を設ける。そして、浮遊する切削
屑13bがクーラントの液面W下に沈み込んで浮遊切削
屑回収位置α側へ向かって移動するように、濾過用回転
ドラム14,15の回転方向を設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械から排出
される切削屑等を搬送するためのチップコンベアにおい
て、切削屑等を含んだクーラントを濾過する濾過装置に
関するものである。
される切削屑等を搬送するためのチップコンベアにおい
て、切削屑等を含んだクーラントを濾過する濾過装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の濾過装置においては、例えば実
公平7−13769号公報に記載されたものが知られて
いる。すなわち、この濾過装置は、切削屑を含むクーラ
ントが連続して投入される処理槽を備えている。処理槽
内には、クーラントの液面に浮遊する浮遊切削屑、及び
液面下に沈降する切削屑を排出部に搬送するコンベア本
体と、クーラントを濾過する濾過用回転ドラムとを備え
ている。濾過用回転ドラムには複数のスクレーパが設け
られている。そして、濾過用回転ドラムが回転すると、
浮遊切削屑はスクレーパによりクーラントの液面下に沈
められることなく掻上げられてコンベア本体の浮遊切削
屑回収位置へ運ばれる。その後、コンベア本体にて排出
部へ搬送される。
公平7−13769号公報に記載されたものが知られて
いる。すなわち、この濾過装置は、切削屑を含むクーラ
ントが連続して投入される処理槽を備えている。処理槽
内には、クーラントの液面に浮遊する浮遊切削屑、及び
液面下に沈降する切削屑を排出部に搬送するコンベア本
体と、クーラントを濾過する濾過用回転ドラムとを備え
ている。濾過用回転ドラムには複数のスクレーパが設け
られている。そして、濾過用回転ドラムが回転すると、
浮遊切削屑はスクレーパによりクーラントの液面下に沈
められることなく掻上げられてコンベア本体の浮遊切削
屑回収位置へ運ばれる。その後、コンベア本体にて排出
部へ搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
示す濾過装置においては、スクレーパが浮遊切削屑を掻
上げるため、切削屑から分離した切削油がクーラントの
液面に垂れ落ちて浮遊した状態で残ってしまう。そのた
め、浮遊切削屑をコンベア本体まで搬送して回収するこ
とはできても、切削油までも回収することができないと
いう問題があった。
示す濾過装置においては、スクレーパが浮遊切削屑を掻
上げるため、切削屑から分離した切削油がクーラントの
液面に垂れ落ちて浮遊した状態で残ってしまう。そのた
め、浮遊切削屑をコンベア本体まで搬送して回収するこ
とはできても、切削油までも回収することができないと
いう問題があった。
【0004】本発明は、クーラントの液面に浮遊する切
削屑以外にも切削油までも確実に回収することを目的と
する。
削屑以外にも切削油までも確実に回収することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、工作機械から排出される切削屑を排出部に搬送し得
るコンベア本体と、前記切削屑とともに排出されるクー
ラントを濾過するとともに、クーラントの液面に浮遊す
る切削屑を本体コンベアの浮遊切削屑回収位置に移動さ
せる濾過用回転ドラムとを備えたチップコンベアにおい
て、浮遊する切削屑がクーラントの液面下に沈み込んで
前記浮遊切削屑回収位置側へ向かって移動するように前
記濾過用回転ドラムの回転方向を設定したことを要旨と
するものである。この構成によれば、濾過用回転ドラム
が回転すると、クーラントの液面に浮遊する切削屑は、
クーラントの液面下へ強制的に沈み込ませられる。この
とき、切削屑から分離してクーラントの液面に浮遊して
いる切削油は、浮遊切削屑回収位置で沈降切削屑に付着
されて、その沈降切削屑と共に排出部から排出される。
は、工作機械から排出される切削屑を排出部に搬送し得
るコンベア本体と、前記切削屑とともに排出されるクー
ラントを濾過するとともに、クーラントの液面に浮遊す
る切削屑を本体コンベアの浮遊切削屑回収位置に移動さ
せる濾過用回転ドラムとを備えたチップコンベアにおい
て、浮遊する切削屑がクーラントの液面下に沈み込んで
前記浮遊切削屑回収位置側へ向かって移動するように前
記濾過用回転ドラムの回転方向を設定したことを要旨と
するものである。この構成によれば、濾過用回転ドラム
が回転すると、クーラントの液面に浮遊する切削屑は、
クーラントの液面下へ強制的に沈み込ませられる。この
とき、切削屑から分離してクーラントの液面に浮遊して
いる切削油は、浮遊切削屑回収位置で沈降切削屑に付着
されて、その沈降切削屑と共に排出部から排出される。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記濾過用回転
ドラムは、その回転軸心周りの外周面に沿って設けられ
た濾過部材と、濾過用回転ドラムの外周面から外方へ突
設され、浮遊する切削屑を前記浮遊切削屑回収位置側へ
掻き出す掻出し部材とから構成されていることを要旨と
するものである。この構成によれば、切削屑を含むクー
ラントは濾過部材を通過して濾過される。又、濾過用回
転ドラムが回転すると、スクレーパがクーラントの液面
下に沈み込んで浮遊切削屑を浮遊切削屑回収位置側へ掻
き出す。
ドラムは、その回転軸心周りの外周面に沿って設けられ
た濾過部材と、濾過用回転ドラムの外周面から外方へ突
設され、浮遊する切削屑を前記浮遊切削屑回収位置側へ
掻き出す掻出し部材とから構成されていることを要旨と
するものである。この構成によれば、切削屑を含むクー
ラントは濾過部材を通過して濾過される。又、濾過用回
転ドラムが回転すると、スクレーパがクーラントの液面
下に沈み込んで浮遊切削屑を浮遊切削屑回収位置側へ掻
き出す。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記掻出し部材
は濾過用回転ドラムの回転軸心方向に沿うように同濾過
用回転ドラムの幅間に亘って延設されていることを要旨
とするものである。この構成によれば、濾過用回転ドラ
ムの幅方向全体に亘って切削屑が浮遊切削屑回収位置側
へ掻き出される。
は濾過用回転ドラムの回転軸心方向に沿うように同濾過
用回転ドラムの幅間に亘って延設されていることを要旨
とするものである。この構成によれば、濾過用回転ドラ
ムの幅方向全体に亘って切削屑が浮遊切削屑回収位置側
へ掻き出される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のチップコンベアに
おける濾過装置を具体化した一実施形態を図面を参照し
て説明する。
おける濾過装置を具体化した一実施形態を図面を参照し
て説明する。
【0009】図1,図2に示すように、クーラントの貯
溜槽1内にはコンベア本体2が配設されている。コンベ
ア本体2のトラフ3は、下部において水平に延びる供給
部4と、その供給部4の左端(図2の左側)から上方へ
斜め状に延びる上昇部5と、その上昇部5の上端から下
方へ延びる排出部6とから構成されている。トラフ3の
供給部4及び排出部6内にはスプロケット7a,7bが
回転可能に支持され、それらのスプロケット7a,7b
間には無端状の搬送体8が掛装されている。搬送体8の
外側には複数個の搬送スクレーパ9が所定間隔おきで配
設されている。そして、図示しないモータの駆動によ
り、搬送体8は供給部4、上昇部5及び排出部6に沿っ
て図2に示す時計回り方向へ周回するようになってい
る。
溜槽1内にはコンベア本体2が配設されている。コンベ
ア本体2のトラフ3は、下部において水平に延びる供給
部4と、その供給部4の左端(図2の左側)から上方へ
斜め状に延びる上昇部5と、その上昇部5の上端から下
方へ延びる排出部6とから構成されている。トラフ3の
供給部4及び排出部6内にはスプロケット7a,7bが
回転可能に支持され、それらのスプロケット7a,7b
間には無端状の搬送体8が掛装されている。搬送体8の
外側には複数個の搬送スクレーパ9が所定間隔おきで配
設されている。そして、図示しないモータの駆動によ
り、搬送体8は供給部4、上昇部5及び排出部6に沿っ
て図2に示す時計回り方向へ周回するようになってい
る。
【0010】前記搬送体8の上方において、トラフ3の
供給部4上には濾過装置10が設けられている。この濾
過装置10におけるケーシング11の下部開口部11a
と、供給部4の上部開口部4aとは連通されている。な
お、図2に示すケーシング11の右側を上流側とし、左
側を下流側とする。ケーシング11の上流側側壁には投
入口11bが形成され、この投入口11bにはケーシン
グ11内に延びる樋12が挿入されている。そして、工
作機械から排出された切削屑13を含むクーラントC
は、樋12を介してケーシング11内に流し込まれるよ
うになっている。この切削屑13内は、ケーシング11
におけるクーラント液面Wの下方に沈む沈降切削屑13
aと、クーラント液面Wに浮く浮遊切削屑13bとが混
合されている。このクーラント液面Wと、コンベア本体
2の上昇部5における搬送体8との交差位置が浮遊切削
屑回収位置αとなっている。又、樋12の下方に対向す
る搬送体8の上面が沈降切削屑回収位置βとなってい
る。
供給部4上には濾過装置10が設けられている。この濾
過装置10におけるケーシング11の下部開口部11a
と、供給部4の上部開口部4aとは連通されている。な
お、図2に示すケーシング11の右側を上流側とし、左
側を下流側とする。ケーシング11の上流側側壁には投
入口11bが形成され、この投入口11bにはケーシン
グ11内に延びる樋12が挿入されている。そして、工
作機械から排出された切削屑13を含むクーラントC
は、樋12を介してケーシング11内に流し込まれるよ
うになっている。この切削屑13内は、ケーシング11
におけるクーラント液面Wの下方に沈む沈降切削屑13
aと、クーラント液面Wに浮く浮遊切削屑13bとが混
合されている。このクーラント液面Wと、コンベア本体
2の上昇部5における搬送体8との交差位置が浮遊切削
屑回収位置αとなっている。又、樋12の下方に対向す
る搬送体8の上面が沈降切削屑回収位置βとなってい
る。
【0011】前記ケーシング11内にはその上流側おけ
る第1濾過用回転ドラム14と、下流側における第2濾
過用回転ドラム15とが並設されている。ケーシング1
1の下流側側壁には軸受け16が取着され、同軸受け1
6にはケーシング11内に突設された駆動軸17が回転
可能に支持されている。駆動軸17の外端にはスプロケ
ット18が固着されて、スプロケット18はチェーンを
介してモータ(何れも図示しない)に駆動連結されてい
る。又、駆動軸17の内端には第1及び第2濾過用回転
ドラム14,15の基端が片持状に支持されている。そ
して、モータの駆動により、第1及び第2濾過用回転ド
ラム14,15は、前記駆動軸17の軸心である回転軸
心Kを中心にして図2に示す矢印A方向へ回転(4.5 回
転/分)するようになっている。
る第1濾過用回転ドラム14と、下流側における第2濾
過用回転ドラム15とが並設されている。ケーシング1
1の下流側側壁には軸受け16が取着され、同軸受け1
6にはケーシング11内に突設された駆動軸17が回転
可能に支持されている。駆動軸17の外端にはスプロケ
ット18が固着されて、スプロケット18はチェーンを
介してモータ(何れも図示しない)に駆動連結されてい
る。又、駆動軸17の内端には第1及び第2濾過用回転
ドラム14,15の基端が片持状に支持されている。そ
して、モータの駆動により、第1及び第2濾過用回転ド
ラム14,15は、前記駆動軸17の軸心である回転軸
心Kを中心にして図2に示す矢印A方向へ回転(4.5 回
転/分)するようになっている。
【0012】前記第1及び第2濾過用回転ドラム14,
15の構造は何れも同一構造であるため、以下に第1濾
過用回転ドラム14のみ説明する。図2,図3に示すよ
うに、前記第1濾過用回転ドラム14は、その基端にお
いて円形状をなす回転フレーム21と、先端において回
転フレーム21と同一径なる回転リング22と、両者2
1,22の間で架設された掻き出し部材としてのスクレ
ーパ23と、スクレーパ23の内側で周方向へ張設され
た濾過部材としてのメッシュ29とから構成されてい
る。回転フレーム21は、前記駆動軸17の内端面に対
しボルト24にて螺着されている。回転フレーム21及
び回転リング22の外側面には環状の取付部25が形成
され、この取付部25には環状のパッキン26が取着さ
れている。そして、パッキン26により回転フレーム2
1とケーシング11の内側面との間、及び回転リング2
2とケーシングの内側面との間がシールされている。
15の構造は何れも同一構造であるため、以下に第1濾
過用回転ドラム14のみ説明する。図2,図3に示すよ
うに、前記第1濾過用回転ドラム14は、その基端にお
いて円形状をなす回転フレーム21と、先端において回
転フレーム21と同一径なる回転リング22と、両者2
1,22の間で架設された掻き出し部材としてのスクレ
ーパ23と、スクレーパ23の内側で周方向へ張設され
た濾過部材としてのメッシュ29とから構成されてい
る。回転フレーム21は、前記駆動軸17の内端面に対
しボルト24にて螺着されている。回転フレーム21及
び回転リング22の外側面には環状の取付部25が形成
され、この取付部25には環状のパッキン26が取着さ
れている。そして、パッキン26により回転フレーム2
1とケーシング11の内側面との間、及び回転リング2
2とケーシングの内側面との間がシールされている。
【0013】回転フレーム21及び回転リング22の外
周縁は、スクレーパ23の先端縁よりも突出されてい
る。前記第1濾過用回転ドラム14の隅部付近における
ケーシング11の内側面には支持片27が半径方向外方
へ突設され、各支持片27には油掻取り部材28(本実
施形態では4つ)が固着されている。油掻取り部材28
はNBR(ブタジエン・アクリロニトリル共重合物)製
からなり、耐油性及び耐磨耗性に優れている。この油掻
取り部材28は平断面凹状に形成され、前記回転フレー
ム21及び回転リング22の外端縁に挿嵌されている。
そして、第1濾過用回転ドラム14が回転すると、油掻
取り部材28の内側面に対し、回転フレーム21及び回
転リング22の外周縁が摺動されてそれらに付着した油
が掻き取られるようになっている。この油は切削屑13
から分離してクーラント液面Wに浮遊している切削油で
ある。
周縁は、スクレーパ23の先端縁よりも突出されてい
る。前記第1濾過用回転ドラム14の隅部付近における
ケーシング11の内側面には支持片27が半径方向外方
へ突設され、各支持片27には油掻取り部材28(本実
施形態では4つ)が固着されている。油掻取り部材28
はNBR(ブタジエン・アクリロニトリル共重合物)製
からなり、耐油性及び耐磨耗性に優れている。この油掻
取り部材28は平断面凹状に形成され、前記回転フレー
ム21及び回転リング22の外端縁に挿嵌されている。
そして、第1濾過用回転ドラム14が回転すると、油掻
取り部材28の内側面に対し、回転フレーム21及び回
転リング22の外周縁が摺動されてそれらに付着した油
が掻き取られるようになっている。この油は切削屑13
から分離してクーラント液面Wに浮遊している切削油で
ある。
【0014】回転フレーム21及び回転リング22の内
側面周縁部には所定間隔をおいて複数のスクレーパ23
が固着されている。スクレーパ23はアングル状をな
し、その先端縁は第1濾過用回転ドラム14の外周面か
ら半径方向外方へ放射状に突出されている。又、スクレ
ーパ23は、第1濾過用回転ドラム14の回転軸心Kに
沿うようにその幅間に亘って延設されている。このスク
レーパ23は、第1及び第2濾過用回転ドラム14,1
5が回転すると、クーラント液面W下で前記浮遊切削屑
回収位置αへ向けて回転する。そして、第1濾過用回転
ドラム14の回転により、その上流側における浮遊切削
屑13bは第2濾過用回転ドラム15の上流側に移動す
る。さらに、第2濾過用回転ドラム15の回転により、
その上流側における浮遊切削屑13bは浮遊切削屑回収
位置αに移動する。
側面周縁部には所定間隔をおいて複数のスクレーパ23
が固着されている。スクレーパ23はアングル状をな
し、その先端縁は第1濾過用回転ドラム14の外周面か
ら半径方向外方へ放射状に突出されている。又、スクレ
ーパ23は、第1濾過用回転ドラム14の回転軸心Kに
沿うようにその幅間に亘って延設されている。このスク
レーパ23は、第1及び第2濾過用回転ドラム14,1
5が回転すると、クーラント液面W下で前記浮遊切削屑
回収位置αへ向けて回転する。そして、第1濾過用回転
ドラム14の回転により、その上流側における浮遊切削
屑13bは第2濾過用回転ドラム15の上流側に移動す
る。さらに、第2濾過用回転ドラム15の回転により、
その上流側における浮遊切削屑13bは浮遊切削屑回収
位置αに移動する。
【0015】スクレーパ23の内側面には、金属製メッ
シュ29が設けられている。メッシュ29は円筒状をな
し、ボルト30とナット31によりスクレーパ23の内
側面に対し螺着されている。そして、クーラントCはメ
ッシュ29を通過する際に濾過される一方、浮遊切削屑
13bは第1濾過用回転ドラム14の内部に通過しない
ようになっている。
シュ29が設けられている。メッシュ29は円筒状をな
し、ボルト30とナット31によりスクレーパ23の内
側面に対し螺着されている。そして、クーラントCはメ
ッシュ29を通過する際に濾過される一方、浮遊切削屑
13bは第1濾過用回転ドラム14の内部に通過しない
ようになっている。
【0016】又、第1及び第2濾過用回転ドラム14,
15の先端側に面するケーシング11の側壁にはクーラ
ント排出孔11cが形成され、このクーラント排出孔1
1cの両側縁には支持体19の両側縁が固着されてい
る。支持体19の下端は開口され、前記貯溜槽1と連通
するクーラント排出通路19aとなっている。そして、
両ドラム14,15を通過したクーラントCは、クーラ
ント液面Wとそれよりも下方位置にある貯溜槽1のクー
ラント液面W1 との高低差により、クーラント排出口1
1c及びクーラント排出通路19aを介して貯溜槽1内
に排出される。
15の先端側に面するケーシング11の側壁にはクーラ
ント排出孔11cが形成され、このクーラント排出孔1
1cの両側縁には支持体19の両側縁が固着されてい
る。支持体19の下端は開口され、前記貯溜槽1と連通
するクーラント排出通路19aとなっている。そして、
両ドラム14,15を通過したクーラントCは、クーラ
ント液面Wとそれよりも下方位置にある貯溜槽1のクー
ラント液面W1 との高低差により、クーラント排出口1
1c及びクーラント排出通路19aを介して貯溜槽1内
に排出される。
【0017】前記支持体19には洗浄ノズル20が挿通
固着され、その先端はケーシング11のクーラント排出
孔11cを介して両濾過用回転ドラム14,15内に延
出されている。そして、貯溜槽1から汲み上げられたク
ーラントが洗浄ノズル20の長手方向に亘って両濾過用
回転ドラム14,15の下流側方向(図2に示す矢印B
方向)へ向けて噴射されるようになっている。
固着され、その先端はケーシング11のクーラント排出
孔11cを介して両濾過用回転ドラム14,15内に延
出されている。そして、貯溜槽1から汲み上げられたク
ーラントが洗浄ノズル20の長手方向に亘って両濾過用
回転ドラム14,15の下流側方向(図2に示す矢印B
方向)へ向けて噴射されるようになっている。
【0018】次に、上記のように構成されたチップコン
ベアにおける濾過装置の作用について説明する。工作機
械から切削屑13と共に排出されるクーラントCが樋1
2を通ってケーシング11内に流入されると、沈降切削
屑13aは各搬送スクレーパ9間における搬送体8の沈
降切削屑回収位置βへ沈降する。その回収位置βを通過
した後、各搬送スクレーパ9が反転されると、沈降切削
屑13aは、搬送スクレーパ9とトラフ3の内側面とで
囲まれる搬送空間に収容された状態で、トラフ3の供給
部4から上昇部5及び排出部6を介して外部へ排出され
る。
ベアにおける濾過装置の作用について説明する。工作機
械から切削屑13と共に排出されるクーラントCが樋1
2を通ってケーシング11内に流入されると、沈降切削
屑13aは各搬送スクレーパ9間における搬送体8の沈
降切削屑回収位置βへ沈降する。その回収位置βを通過
した後、各搬送スクレーパ9が反転されると、沈降切削
屑13aは、搬送スクレーパ9とトラフ3の内側面とで
囲まれる搬送空間に収容された状態で、トラフ3の供給
部4から上昇部5及び排出部6を介して外部へ排出され
る。
【0019】一方、クーラントCは、第1及び第2濾過
用回転ドラム14,15を通過する際に濾過され、第1
及び第2濾過用回転ドラムの上流側におけるクーラント
液面Wには浮遊切削屑13bと切削屑13から分離した
切削油のみが残る。濾過されたクーラントは各濾過用回
転ドラム14,15の回転リング22及びの開口部、ク
ーラント排出孔11c及びクーラント排出通路19aを
介して前記貯溜槽1に排出される。そして、清浄化され
たクーラントは工作機械へ循環される。
用回転ドラム14,15を通過する際に濾過され、第1
及び第2濾過用回転ドラムの上流側におけるクーラント
液面Wには浮遊切削屑13bと切削屑13から分離した
切削油のみが残る。濾過されたクーラントは各濾過用回
転ドラム14,15の回転リング22及びの開口部、ク
ーラント排出孔11c及びクーラント排出通路19aを
介して前記貯溜槽1に排出される。そして、清浄化され
たクーラントは工作機械へ循環される。
【0020】又、浮遊切削屑13bや切削屑13から分
離した切削油は、第1濾過用回転ドラム14の上流側付
近へと流され、スクレーパ23により強制的にクーラン
ト液面Wの下方に沈み込まされて第2濾過用回転ドラム
15の上流側に掻き出される。このとき、第1濾過用回
転ドラム14の上流側に位置するスクレーパ23は、第
1濾過用回転ドラム14の回転軸心Kを含む垂立面まで
浮遊切削屑13b及び切削油を押し込め、その垂立面を
過ぎたらそれらの浮遊物をクーラント液面Wまで掻き上
げる。
離した切削油は、第1濾過用回転ドラム14の上流側付
近へと流され、スクレーパ23により強制的にクーラン
ト液面Wの下方に沈み込まされて第2濾過用回転ドラム
15の上流側に掻き出される。このとき、第1濾過用回
転ドラム14の上流側に位置するスクレーパ23は、第
1濾過用回転ドラム14の回転軸心Kを含む垂立面まで
浮遊切削屑13b及び切削油を押し込め、その垂立面を
過ぎたらそれらの浮遊物をクーラント液面Wまで掻き上
げる。
【0021】更に、第2濾過用回転ドラム15のスクレ
ーパ23により強制的にクーラント液面Wの下方に沈み
込まされて第2濾過用回転ドラム15の浮遊切削屑回収
位置αへと掻き出される。このとき、第2濾過用回転ド
ラム15の上流側に位置するスクレーパ23は、第2濾
過用回転ドラム14の垂立面まで浮遊切削屑13b及び
切削油を押し込め、その垂立面を過ぎらそれらの浮遊物
クーラント液面Wまで掻き上げる。従って、両濾過用回
転ドラム14,15により、浮遊切削屑13b及び切削
油は浮遊切削屑回収位置αに集められる。
ーパ23により強制的にクーラント液面Wの下方に沈み
込まされて第2濾過用回転ドラム15の浮遊切削屑回収
位置αへと掻き出される。このとき、第2濾過用回転ド
ラム15の上流側に位置するスクレーパ23は、第2濾
過用回転ドラム14の垂立面まで浮遊切削屑13b及び
切削油を押し込め、その垂立面を過ぎらそれらの浮遊物
クーラント液面Wまで掻き上げる。従って、両濾過用回
転ドラム14,15により、浮遊切削屑13b及び切削
油は浮遊切削屑回収位置αに集められる。
【0022】そして、浮遊切削屑回収位置αにおいて浮
遊切削屑13bは、搬送体8の両側から回り込んで、ク
ーラント液面Wを通過する搬送体8の搬送スクレーパ9
にて掻上げられ、トラフ3の上昇部5の下端部まで搬送
されてきた沈降切削屑13aと一緒に搬送されて、排出
部6から排出される。このとき、切削油は、トラフ3の
上昇部5の下端部まで搬送されてきた沈降切削屑13a
に付着され、沈降切削屑13aと一緒に搬送されて、排
出部6から排出される。従って、浮遊切削屑回収位置α
付近において切削油が溜まることはない。
遊切削屑13bは、搬送体8の両側から回り込んで、ク
ーラント液面Wを通過する搬送体8の搬送スクレーパ9
にて掻上げられ、トラフ3の上昇部5の下端部まで搬送
されてきた沈降切削屑13aと一緒に搬送されて、排出
部6から排出される。このとき、切削油は、トラフ3の
上昇部5の下端部まで搬送されてきた沈降切削屑13a
に付着され、沈降切削屑13aと一緒に搬送されて、排
出部6から排出される。従って、浮遊切削屑回収位置α
付近において切削油が溜まることはない。
【0023】第1及び第2及濾過用回転ドラム14,1
5におけるメッシュ29の表面に付着した浮遊切削屑1
3bや切削油は、洗浄ノズル20から噴射されるクーラ
ントの流圧にて剥離洗浄される。又、回転フレーム21
及び回転リング22の周縁に付着した切削油は、油掻取
り部材28にて掻取られ、クーラント液面Wへ垂れ落
ち、上述したように第1及び第2濾過用回転ドラム1
4,15にてケーシング11から排出される。
5におけるメッシュ29の表面に付着した浮遊切削屑1
3bや切削油は、洗浄ノズル20から噴射されるクーラ
ントの流圧にて剥離洗浄される。又、回転フレーム21
及び回転リング22の周縁に付着した切削油は、油掻取
り部材28にて掻取られ、クーラント液面Wへ垂れ落
ち、上述したように第1及び第2濾過用回転ドラム1
4,15にてケーシング11から排出される。
【0024】本実施形態は(1)〜(5)の特徴を有す
る。 (1)浮遊切削屑13b及び切削油等がスクレーパ23
にて強制的にクーラント液面Wの下方に沈み込むよう
に、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15の回転方
向(図2に示す矢印A方向)を設定した。そのため、浮
遊切削屑13b及び切削油を確実に下流側へ掻き出し、
搬送体8にてトラフ3の排出部6から沈降切削屑13a
と共に排出することができる。従って、第1及び第2濾
過用回転ドラム14,15の上流側に切削油が溜まるの
を確実に防止できるため、貯溜槽1に切削油が流れ込ま
なくなり、クーラントCの浄化度を高めることができ
る。
る。 (1)浮遊切削屑13b及び切削油等がスクレーパ23
にて強制的にクーラント液面Wの下方に沈み込むよう
に、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15の回転方
向(図2に示す矢印A方向)を設定した。そのため、浮
遊切削屑13b及び切削油を確実に下流側へ掻き出し、
搬送体8にてトラフ3の排出部6から沈降切削屑13a
と共に排出することができる。従って、第1及び第2濾
過用回転ドラム14,15の上流側に切削油が溜まるの
を確実に防止できるため、貯溜槽1に切削油が流れ込ま
なくなり、クーラントCの浄化度を高めることができ
る。
【0025】(2)ケーシング11内に投入されたクー
ラントCが下流側へ流れるように、第1及び第2濾過用
回転ドラム14,15の回転方向を設定した。そのた
め、クーラントCの流れは下流方向となり、第2濾過用
回転ドラム15の下流側に到達した浮遊切削屑13bと
切削油とが上流側へ戻され難くなる。従って、浮遊切削
屑13b及び切削油の回収効率を向上することができ
る。
ラントCが下流側へ流れるように、第1及び第2濾過用
回転ドラム14,15の回転方向を設定した。そのた
め、クーラントCの流れは下流方向となり、第2濾過用
回転ドラム15の下流側に到達した浮遊切削屑13bと
切削油とが上流側へ戻され難くなる。従って、浮遊切削
屑13b及び切削油の回収効率を向上することができ
る。
【0026】(3)スクレーパ23は第1及び第2濾過
用回転ドラム14,15の回転軸心方向に沿うようにそ
の幅間に亘って形成したため、ケーシング11の幅方向
に亘って浮遊切削屑13bと切削油とを掻き出すことが
できて、掻き出し効率を向上できる。
用回転ドラム14,15の回転軸心方向に沿うようにそ
の幅間に亘って形成したため、ケーシング11の幅方向
に亘って浮遊切削屑13bと切削油とを掻き出すことが
できて、掻き出し効率を向上できる。
【0027】(4)洗浄ノズル20から噴出されるクー
ラントの噴射方向を各濾過用回転ドラム14,15の下
流側に向かうように設定したため、剥離洗浄された浮遊
切削屑13bや切削油が各濾過用回転ドラム14,15
の上流側へ戻るのを防止できる。従って、上流側から下
流側へ送り出された浮遊切削屑13bと切削油とが各濾
過用回転ドラム14,15の上流付近から確実に排除す
ることができる。
ラントの噴射方向を各濾過用回転ドラム14,15の下
流側に向かうように設定したため、剥離洗浄された浮遊
切削屑13bや切削油が各濾過用回転ドラム14,15
の上流側へ戻るのを防止できる。従って、上流側から下
流側へ送り出された浮遊切削屑13bと切削油とが各濾
過用回転ドラム14,15の上流付近から確実に排除す
ることができる。
【0028】(5)回転フレーム21及び回転リング2
2の外周縁に付着した切削油を油掻取り部材28にて掻
き取るようにしたため、各濾過用回転ドラム14,15
の上流付近が切削油で汚れるのを防止することができ
る。
2の外周縁に付着した切削油を油掻取り部材28にて掻
き取るようにしたため、各濾過用回転ドラム14,15
の上流付近が切削油で汚れるのを防止することができ
る。
【0029】(6)油掻取り部材28の材質はNBRに
したため、耐油性を向上することができる。しかも、N
BRは耐磨耗性も有しているため、回転フレーム21又
は回転リング22との摺動摩擦による油掻取り部材28
の消耗度を軽減できる。
したため、耐油性を向上することができる。しかも、N
BRは耐磨耗性も有しているため、回転フレーム21又
は回転リング22との摺動摩擦による油掻取り部材28
の消耗度を軽減できる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、第1及び第2濾過用回転ドラ
ム14,15に複数のスクレーパ23を設けたが、一つ
以上であれば幾つ設けてもよい。
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、第1及び第2濾過用回転ドラ
ム14,15に複数のスクレーパ23を設けたが、一つ
以上であれば幾つ設けてもよい。
【0031】(b)前記実施形態では、油掻取り部材2
8の先端をスクレーパ23の先端付近まで突出したが、
スクレーパ23の長手方向両端付近を切欠いて同スクレ
ーパ23の基端付近まで突出してもよい。この構成にす
れば、メッシュ29よりも外方へ突出している部分にお
いて、回転フレーム21及び回転リング22に付着した
切削油を確実に取り除くことができる。
8の先端をスクレーパ23の先端付近まで突出したが、
スクレーパ23の長手方向両端付近を切欠いて同スクレ
ーパ23の基端付近まで突出してもよい。この構成にす
れば、メッシュ29よりも外方へ突出している部分にお
いて、回転フレーム21及び回転リング22に付着した
切削油を確実に取り除くことができる。
【0032】(c)前記実施形態では、油掻取り部材2
8の材質はNBRにしたが、この材質に代えてCR(ク
ロロプロピレンゴム)、T(ポリアルキレン・スルフィ
ドゴム)、NEM(高飽和ニトリルゴム)、ECO(エ
ピクロルヒドリン・エチレンオキシド共重合物)、Q
(アルキル・シロキサン縮合物)、ACM(アクリル酸
エステル・架橋用コモノマー共重合体)、ANM(アク
リル酸エステル・アクリロニトリル共重合体)等の材質
にしてもよい。
8の材質はNBRにしたが、この材質に代えてCR(ク
ロロプロピレンゴム)、T(ポリアルキレン・スルフィ
ドゴム)、NEM(高飽和ニトリルゴム)、ECO(エ
ピクロルヒドリン・エチレンオキシド共重合物)、Q
(アルキル・シロキサン縮合物)、ACM(アクリル酸
エステル・架橋用コモノマー共重合体)、ANM(アク
リル酸エステル・アクリロニトリル共重合体)等の材質
にしてもよい。
【0033】(d)前記実施形態では、メッシュ29を
金属製にしたが、布製にしてもよい。この構成にすれ
ば、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15の軽量化
を図ることができる。
金属製にしたが、布製にしてもよい。この構成にすれ
ば、第1及び第2濾過用回転ドラム14,15の軽量化
を図ることができる。
【0034】(e)前記実施形態では、第1及び第2濾
過用回転ドラム14,15はケーシング11の長手方向
に沿って直列に配置したが、並列に配置してもよい。 (f)前記実施形態では、2つの濾過用回転ドラム1
4,15を使用したが、クーラントCの排出容量に応じ
て1つにしたり、3つ以上にしてもよい。
過用回転ドラム14,15はケーシング11の長手方向
に沿って直列に配置したが、並列に配置してもよい。 (f)前記実施形態では、2つの濾過用回転ドラム1
4,15を使用したが、クーラントCの排出容量に応じ
て1つにしたり、3つ以上にしてもよい。
【0035】次に、前記実施の形態から把握できる請求
項以外の技術的思想について、それらの効果と共に記載
する。 (1)前記濾過用回転ドラムの外周縁には切削油を掻き
取るための油掻取り部材が設けられている請求項1乃至
請求項3のうち何れかに記載のチップコンベアにおける
濾過装置。この構成によれば、濾過用回転ドラムの外周
縁に付着した切削油を取り除くことができ、クーラント
をより一層クリーンにすることができる。
項以外の技術的思想について、それらの効果と共に記載
する。 (1)前記濾過用回転ドラムの外周縁には切削油を掻き
取るための油掻取り部材が設けられている請求項1乃至
請求項3のうち何れかに記載のチップコンベアにおける
濾過装置。この構成によれば、濾過用回転ドラムの外周
縁に付着した切削油を取り除くことができ、クーラント
をより一層クリーンにすることができる。
【0036】(2)前記油掻取り部材は耐油性ゴムから
なるチップコンベアにおける濾過装置。この構成によれ
ば、油により油掻取り部材が劣化するのを軽減すること
ができる。
なるチップコンベアにおける濾過装置。この構成によれ
ば、油により油掻取り部材が劣化するのを軽減すること
ができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の発明によ
れば、クーラントの液面に浮遊する切削屑以外にも切削
油までも確実に回収することができる。
れば、クーラントの液面に浮遊する切削屑以外にも切削
油までも確実に回収することができる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、濾過用回転ドラムの幅方向
に亘って切削屑と切削油とを掻き出すことができるた
め、それらの掻き出し効率を向上できる。
に記載の発明の効果に加え、濾過用回転ドラムの幅方向
に亘って切削屑と切削油とを掻き出すことができるた
め、それらの掻き出し効率を向上できる。
【図1】本発明の一実施形態を示すチップコンベアの平
断面図。
断面図。
【図2】同じく、チップコンベアの側断面図。
【図3】同じく、濾過用回転ドラムの拡大平断面図。
2…コンベア本体、13…切削屑、14…第1濾過用回
転ドラム、15…第2濾過用回転ドラム、23…スクレ
ーパ(掻き出し部材)、29…メッシュ(濾過部材)、
W…液面、K…回転軸心、α…浮遊切削屑回収位置。
転ドラム、15…第2濾過用回転ドラム、23…スクレ
ーパ(掻き出し部材)、29…メッシュ(濾過部材)、
W…液面、K…回転軸心、α…浮遊切削屑回収位置。
Claims (3)
- 【請求項1】工作機械から排出される切削屑(13)を
排出部(6)に搬送し得るコンベア本体(2)と、 前記切削屑(13)とともに排出されるクーラントを濾
過するとともに、クーラントの液面(W)に浮遊する切
削屑(13)を本体コンベア(2)の浮遊切削屑回収位
置(α)に移動させる濾過用回転ドラム(14,15)
とを備えたチップコンベアにおいて、 浮遊する切削屑(13b)がクーラントの液面(W)下
に沈み込んで前記浮遊切削屑回収位置(α)側へ向かっ
て移動するように前記濾過用回転ドラム(14,15)
の回転方向を設定したチップコンベアにおける濾過装
置。 - 【請求項2】前記濾過用回転ドラム(14,15)は、
その回転軸心(K)周りの外周面に沿って設けられた濾
過部材と、 濾過用回転ドラム(14,15)の外周面から外方へ突
設され、浮遊する切削屑(13b)を前記浮遊切削屑回
収位置(α)側へ掻き出す掻出し部材(23)とから構
成されている請求項1に記載のチップコンベアにおける
濾過装置。 - 【請求項3】前記掻出し部材(23)は濾過用回転ドラ
ム(14,15)の回転軸心(K)方向に沿うように同
濾過用回転ドラム(14,15)の幅間に亘って延設さ
れている請求項2に記載のチップコンベアにおける濾過
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229473A JPH0975620A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | チップコンベアにおける濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229473A JPH0975620A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | チップコンベアにおける濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975620A true JPH0975620A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16892736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7229473A Pending JPH0975620A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | チップコンベアにおける濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0975620A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000061331A1 (fr) * | 1999-04-14 | 2000-10-19 | Enomoto Industry Co., Ltd. | Bande transporteuse de copeaux et dispositif de separation et de collecte de copeaux utilise avec la bande transporteuse |
US8211304B1 (en) | 2007-01-13 | 2012-07-03 | Jk Industries, Llc | Coolant filtration system and method for metal working machines |
CN107717614A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-02-23 | 沈阳机床(东莞)智能装备有限公司 | 一种多排屑装置串联结构及排屑方法 |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP7229473A patent/JPH0975620A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000061331A1 (fr) * | 1999-04-14 | 2000-10-19 | Enomoto Industry Co., Ltd. | Bande transporteuse de copeaux et dispositif de separation et de collecte de copeaux utilise avec la bande transporteuse |
US6601691B1 (en) | 1999-04-14 | 2003-08-05 | Enomoto Industry Co., Ltd. | Chip conveyor and chip-separation/recovery apparatus |
US8211304B1 (en) | 2007-01-13 | 2012-07-03 | Jk Industries, Llc | Coolant filtration system and method for metal working machines |
CN107717614A (zh) * | 2017-11-16 | 2018-02-23 | 沈阳机床(东莞)智能装备有限公司 | 一种多排屑装置串联结构及排屑方法 |
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