JPH0975408A - 医療台 - Google Patents

医療台

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JPH0975408A
JPH0975408A JP7257160A JP25716095A JPH0975408A JP H0975408 A JPH0975408 A JP H0975408A JP 7257160 A JP7257160 A JP 7257160A JP 25716095 A JP25716095 A JP 25716095A JP H0975408 A JPH0975408 A JP H0975408A
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JP
Japan
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seat plate
patient
supporters
holding member
medical table
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JP7257160A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Yoshiraku
知一 吉楽
Eiji Koike
英二 小池
Kazuo Matsubara
一雄 松原
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Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】患者の腰部を保持し得る座板3と、この座
板3に取り付けられた保持部材5と、この保持部材5に
設けられた平行な2つの回動軸を中心としてそれぞれ軸
支される左側及び右側の支脚器7、8と、左側及び右側
の支脚器7、8を相互に広がる方向に回動させる第1の
駆動手段23とを備える。 【効果】左側及び右側の支脚器7、8がそれぞれ格納位
置に移行される際、これらの支脚器7、8が障害物を避
けるように制御される。従って、医療台1をベッドとし
て用いる場合と、分娩台として用いる場合とで、左側及
び右側の支脚器7、8のそれぞれを移行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分娩台と、妊婦を
寝かせておくベッドとを兼用できる医療台に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、一般的な出産の場合、妊婦の
陣痛の間隔等を記録することにより、分娩のタイミング
を予測している。従って、妊婦は、ベッドで寝ながら、
頃合いを見計らって分娩台に移動していた。陣痛の合間
でなら、一人で、あるいは僅かな人の助けを借りてベッ
ドから分娩台に移ることができるが、常に陣痛の合間に
ベッドから分娩台に移ることができるとは限らない。従
って、陣痛に耐えながらベッドから分娩台に移ることも
あった。この場合、妊婦を誤って落とす等ということは
万が一にも起こってはならず、看護婦は十分な注意を払
って妊婦の移送を行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】妊婦が寝ているベッド
が分娩台に兼用できれば、妊婦をベッドから分娩台に移
送する必要がなくなる。従って、妊婦の移送時の問題が
回避される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の医療台は、ベッ
ドと分娩台とを兼用することを目的とし、患者の腰部を
保持し得る座板と、この座板に取り付けられた保持部材
に設けられた平行な2つの回動軸を中心としてそれぞれ
軸支される左側及び右側の支脚器と、上記左側及び右側
の支脚器を相互に広がる方向に回動させる第1の駆動手
段とを備えたものである。
【0005】また、上記保持部材は、上記座板に軸支さ
れて、第2の駆動手段によって上下に回動させられるも
のであってもよい。
【0006】さらに、上記左側及び右側の支脚器は、相
互に広がる方向の回動角が第1の角度検出手段で検出さ
れ、上記保持部材は、上下の回動角が第2の角度検出手
段で検出され、上記第1及び第2の角度検出手段から得
られる、上記左側及び右側の支脚器の操作位置、格納位
置及び上記操作位置と上記格納位置との間の中間位置を
示す各信号に基づいて、上記左側及び右側の支脚器を上
記操作位置から上記中間位置を経由して上記格納位置に
それぞれ移行させるようにするのが好ましい。従って、
左側及び右側の支脚器は、操作位置と格納位置との間に
障害物があっても、中間位置を経由させることで、障害
物を避けて、格納位置から操作位置、あるいは操作位置
から格納位置に移行させることができる。
【0007】また、上記座板は、後方部分が基台に軸支
され、第3の駆動手段によって上下に回動させられるも
のであってもよい。
【0008】さらに、上記左側及び右側の支脚器は、上
記患者が左右の手でつかむ左側及び右側のグリップを備
えたものであってもよい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1は、本発明の医療台の正面図である。
この医療台1は、患者の腰部を保持し得る座板3と、こ
の座板3に取り付けられた保持部材5と、この保持部材
5の面に対して直交した2つの回動軸を中心としてそれ
ぞれ軸支される左側及び右側の支脚器7、8とを備え、
左側及び右側の支脚器7、8は、第1の駆動手段23に
よって相互に広がる方向または相互に閉じる方向に回動
させることができる。従って、患者の左右の脚を左側及
び右側の支脚器7、8でそれぞれ保持し、相互に広がる
方向に回動させれば、患者の左右の大腿部を自然に開か
せ、分娩を容易に行うことができる。なお、この図にお
いて、保持部材5及び第1の駆動手段23は、カバーで
覆われているので図示を省略している。
【0011】また、左側及び右側の支脚器7、8を相互
に広がる方向に回動させる第1の駆動手段23と、これ
らの支脚器7、8を軸支している保持部材5を上下に回
動させる第2の駆動手段27とによる2軸の動作によっ
て、左側及び右側の支脚器7、8を様々な位置に迅速に
移行させることができる。従って、これらの支脚器7、
8を、格納位置から操作位置及び操作位置から格納位置
に移行させる際、格納位置と操作位置との間に例えば障
害物があっても、この障害物を回避することができる。
【0012】また、座板3は、後方部分が医療台の基台
29に軸支され、第3の駆動手段31によって上下に回
動させることができる。従って、背もたれ15を寝かせ
る際、背もたれ15の傾斜角に合わせて座板3を回動さ
せることができる。
【0013】さらに、左側及び右側の支脚器7、8は、
患者の左右の踵をそれぞれ保持する左側及び右側の踵受
け9、10、患者の左右の大腿部をそれぞれ保持する左
側及び右側の股受け11、12並びに左側及び右側の股
受けのそれぞれの近傍に患者が左右の手でつかむ左側及
び右側のグリップ13、14とをそれぞれ一体に備えて
いる。従って、患者が左右の大腿部を左側及び右側の股
受け11、12に載せた状態で、左右の腕を自然に降ろ
すと、左右の手がそれぞれ左右の大腿部の近傍に位置す
る左側及び右側のグリップ13、14を自然な状態でつ
かむことができる。
【0014】図2は、本発明の医療台1に脚載せ17を
取り付けた状態を示す斜視図である。脚載せ17は、座
板3の延長部として、座板3の前方に配置されている汚
物ロート19の上側に着脱自在に構成されている。従っ
て患者は、この脚載せ17に両脚を載せて、楽な姿勢で
分娩を待つことができる。また、このとき、左側及び右
側の支脚器7、8は矢印の方向に予め移行させて格納し
ておくので、患者が医療台に座る際、あるいは医療台か
ら降りる際に左側及び右側の支脚器7、8が邪魔になら
ず、安全である。しかも、この医療台の上で分娩を待つ
間これらの支脚器7、8が視野に入ることがないので、
患者の緊張を少しでも和らげることができる。
【0015】図3は、本発明の医療台1に脚載せ17を
取り付け、背もたれ15及び座板3を水平にした状態を
示す側面図である。左側及び右側の支脚器7、8を格納
しておくと、ストレッチャー(患者を搬送するためのベ
ッド、図示せず)を医療台1に横付けしたときに左側及
び右側の支脚器7、8が邪魔にならず、ストレッチャー
と医療台1との間に大きな隙間ができず、しかもこれら
の支脚器7、8が上方に突出することもない。従って、
ストレッチャーから医療台1へ、あるいは医療台1から
ストレッチャーへの患者の移動を安全かつ容易に行え
る。
【0016】図4は、本発明の医療台1の各部の駆動機
構を示す概略側面図である。患者の腰部を保持し得る座
板3に取り付けられた保持部材5には、この保持部材5
に設けられた平行な2つの回動軸を中心として、左側及
び右側の支脚器7、8がそれぞれ軸支されている。左側
及び右側の支脚器7、8を相互に広がる方向または相互
に閉じる方向に回動させる第1の駆動手段23は、例え
ば、左側及び右側の支脚器7、8の被駆動アーム21、
22に一端と他端とがそれぞれ接続される複動式の油圧
シリンダ24と、左側の支脚器7と右側の支脚器8との
間の回転伝達機構25とを備えている。なお、この図に
おいて、右側の支脚器8は、左側の支脚器7の奥に位置
するため、図示されていない。
【0017】また、左側及び右側の支脚器7、8を軸支
している保持部材5は、座板3に軸支されて、第2の駆
動手段27によって回動される。この第2の駆動手段2
7は、例えば、一端が保持部材5に取り付けられ、他端
が座板3に取り付けられる複動式の油圧シリンダ28で
ある。従って、これらの支脚器7、8は、第1の駆動手
段23と第2の駆動手段27とにより2軸制御されて、
様々な位置をとり得ると共に、左側の支脚器7と右側の
支脚器8とが面対称に動作するので、左側及び右側の支
脚器7、8を迅速に調節できる。
【0018】また、座板3は、後方部分が医療台1の基
台29に軸支され、第3の駆動手段31によって上下に
回動させられるようになっている。この第3の駆動手段
31は、例えば、一端が座板3に取り付けられ、他端が
基台29に取り付けられる油圧シリンダ32である。こ
の油圧シリンダ32は、座板3が重力によって下方に付
勢されているので、単動式の油圧シリンダ32を用いる
ことができる。また、背もたれ15は、下方部分が医療
台1の基台29に軸支され、第4の駆動手段33によっ
て起伏させられるようになっている。この第4の駆動手
段33は、例えば、一端が背もたれ15に取り付けら
れ、他端が基台29に取り付けられる複動式の油圧シリ
ンダ34である。従って、これら第3及び第4の駆動手
段31、33で座板3と背もたれ15とを同時に回動さ
せれば、患者を着座姿勢のまま回動させることができ
る。
【0019】図5は、第1の駆動手段23の概略を示す
平面図である。油圧シリンダ24は、一端が左側の支脚
器7の被駆動アーム21に取り付けられ、他端が右側の
支脚器8の被駆動アーム22に取り付けられている。従
って、油圧シリンダ24を伸縮することにより左側及び
右側の支脚器7、8が相互に閉じる(広がる)方向に回
動される。なお、このとき、油圧シリンダ24が左側及
び右側の支脚器7、8のそれぞれの被駆動アーム21、
22にのみ取り付けられているため、左側の支脚器7と
右側の支脚器8との間に回転伝達機構25を備えて左側
及び右側の支脚器7、8の回動方向を制御している。こ
の回転伝達機構25は、例えば図示のように、左側及び
右側の支脚器7、8のそれぞれの回動軸を中心として回
動する傘歯車と、これらの傘歯車と噛合する傘歯車を両
端に取り付けている回転伝達軸とを備えている。従っ
て、左側の支脚器7と右側の支脚器8とが左右対称に回
動する。
【0020】また、詳細な図示を省略しているが、この
医療台1は、左側及び右側の支脚器7、8の左右の回動
角を検出する第1の角度検出手段(図5のポテンショメ
ータ35)と、保持部材5の上下の回動角を検出する第
2の角度検出手段(図4のポテンショメータ36)とを
備え、第1及び第2の角度検出手段から得られる、左側
及び右側の支脚器7、8の操作位置、格納位置及び操作
位置と格納位置との中間の中間位置を示す各信号に基づ
いて、左側及び右側の支脚器7、8を操作位置から中間
位置を通して格納位置にそれぞれ格納するようにしてい
る。なお、ここで言う操作位置とは、患者の脚を保持さ
せて分娩等を行う際の位置であり、格納位置とは、これ
らの支脚器7、8を使用しないときに、これらの支脚器
7、8の各部が例えば脚載せ17の上方及び左右側面か
ら突出しない位置であり、また、中間位置とは、これら
の支脚器7、8を操作位置から格納位置に移動させる
際、これらの支脚器7、8の各部が例えば座板3の延長
部分である脚載せ17や汚物ロート19等と干渉しない
位置である。これらの位置は、例えば工場において、手
作業で決められて、これらに関する角度情報が記憶され
る。
【0021】従って、例えば格納スイッチ等を操作する
と、左側及び右側の支脚器7、8の操作位置における座
標情報と、予め記憶されている中間位置の座標情報とを
比較しながら、これらの支脚器7、8を中間位置まで移
行させ、脚載せ17等の障害物を避けて、この中間位置
から予め記憶されている格納位置の座標に向かってこれ
らの支脚器7、8を移行できる。また、格納の手順を逆
に行うことで、これらの支脚器7、8を格納位置から操
作位置に戻し、分娩に素早く対応させることができる。
【0022】左側及び右側の支脚器7、8の左右方向及
び保持部材5の上下方向の回動角を検出する各ポテンシ
ョメータ35、36には予め例えば2.56ボルトの電
圧を印加し、各ポテンショメータの可動接点から、左右
方向及び上下方向の回動角に対応する電圧値を得て、8
ビットのマルチチャンネルA/Dコンバータの第1及び
第2チャンネルに入力する。マルチチャンネルA/Dコ
ンバータでは、左右方向及び上下方向の回動角に対応す
る各電圧値を8ビットのデジタル値に変換して、CPU
システムに入力する。CPUシステムは、格納スイッチ
が操作された際、予めEEPROM等に記憶されている
中間位置及び格納位置を示す情報と、各ポテンショメー
タから得られる、左側及び右側の支脚器7、8の操作位
置を示す各信号とを比較し、先ず、左側及び右側の支脚
器7、8がそれぞれ脚載せ17等の障害物を避けるため
の中間位置に到達するように第1及び第2の駆動手段2
3、27を制御する。次に、左側及び右側の支脚器7、
8がそれぞれ中間位置から格納位置に到達するように第
1及び第2の駆動手段23、27を制御する。従って、
これらの支脚器7、8を、操作位置から障害物を避ける
ための中間位置を通して格納位置へ移動させるといった
複雑な動作を、一つの操作スイッチの操作で行える。ま
た、これらの支脚器7、8を格納位置から操作位置に移
動させる場合、予めこれらの支脚器7、8を移動調節し
て、操作位置を決め、このとき各ポテンショメータから
得られた各信号を記憶させておけば、妊婦の分娩に際し
て一つの操作スイッチの操作で、これらの支脚器7、8
を操作位置に迅速にセットできる。なお、これらの支脚
器7、8の操作位置として、平均的な患者の体格に合う
設定を予め記憶させておけば、緊急事態に際して、取り
合えずこれらの支脚器7、8をセットすることができ
る。
【0023】なお、座板3及び背もたれ15の回動にそ
れぞれ連動するポテンショメータを備え、座板3及び背
もたれ15用の各ポテンショメータの可動接点から得ら
れるそれぞれの回動角に対応する電圧値を、マルチチャ
ンネルA/Dコンバータの残りのチャンネルに入力し
て、座板3及び背もたれ15を左側及び右側の支脚器
7、8の格納動作あるいはセット動作に連動させてもよ
い。例えば、左側及び右側の支脚器7、8を格納する
際、座板3及び背もたれ15をほぼ水平になるように制
御すれば、一つの操作スイッチの操作で、医療台を図3
に示すような形に変形させることができ、あるいは、こ
の状態から分娩に対応する形状に変形させることができ
る。
【0024】この実施例では8ビットのA/Dコンバー
タを用いているので、左側及び右側の支脚器7、8等の
左右方向及び保持部材5の上下方向の回動範囲を256
段階で検出することが可能である。実際には、左側及び
右側の支脚器7、8等の各部材は、その回動範囲が大き
くても100°で、その回動角を0.5°ピッチで検出
するように設定している。従って、左側及び右側の支脚
器7、8等の各部材を、その回動範囲の一方に回動する
調整と各ポテンショメータを反時計方向に回しきる調整
との整合をラフに行うことができる。各部材と各ポテン
ショメータとの整合は、工場出荷時や点検時等に校正プ
ログラムを起動させて、各ポテンショメータごとの校正
値をEEPROMに記憶させればよい。
【0025】図6は、上述した左側及び右側の支脚器
7、8の格納動作を実行するためのフローチャートであ
る。左側及び右側の支脚器7、8を格納する際、このサ
ブルーチンは例えば5ミリ秒ごとの割り込み信号によっ
て、左側及び右側の支脚器7、8が格納されるまで繰り
返される。先ず、S1(ステップ1)において、格納ス
イッチがONか否かが判断され、格納スイッチがONで
あれば、S2に進む。S2において、座板3の角度が0
°(座板3が水平であること)か否かが判断され、座板
3の角度が0°であれば、S3に進む。S3において、
左側及び右側の支脚器7、8が下限位置に回動されてい
るか(即ち、保持部材5が下限位置に回動されている
か)否かが判断され、左側及び右側の支脚器7、8が下
限位置に回動されていれば、S4に進む。S4におい
て、左側及び右側の支脚器7、8の股開角度(左右方向
の開き角)が最小であるか否かが判断され、股開角度が
最小であれば左側及び右側の支脚器7、8の股閉駆動を
停止してサブルーチンを終える。また、S4において、
股開角度が最小でなければ、左側及び右側の支脚器7、
8の股開角度を最小にしてサブルーチンを終える。従っ
て、左側及び右側の支脚器7、8が格納位置に移動され
る。
【0026】S2において、座板3の角度が0°でなけ
れば、S5に進む。S5において、左側及び右側の支脚
器7、8の股開角度が最大か否かが判断され、股開角度
が最大であれば、左側及び右側の支脚器7、8の股開駆
動を停止してS6に進む。S6において、座板3の角度
が0°か否かが判断され、座板3の角度が0°であれ
ば、座板3の駆動を停止してS7に進む。S7におい
て、左側及び右側の支脚器7、8が下限位置に回動され
ているか否かが判断され、左側及び右側の支脚器7、8
が下限位置に回動されていれば、左側及び右側の支脚器
7、8の駆動を停止して、S4に進む。S4において、
左側及び右側の支脚器7、8の股開角度(左右方向の開
き角)が最小であるか否かが判断され、股開角度が最小
であれば左側及び右側の支脚器7、8の股閉駆動を停止
してサブルーチンを終える。また、S4において、股開
角度が最小でなければ、左側及び右側の支脚器7、8の
股開角度を最小にしてサブルーチンを終える。従って、
左側及び右側の支脚器7、8が格納位置に移動される。
【0027】S3において、左側及び右側の支脚器7、
8が下限位置でなければ、S5に進む。S5において、
左側及び右側の支脚器7、8の股開角度が最大か否かが
判断され、股開角度が最大であれば、左側及び右側の支
脚器7、8の股開駆動を停止してS6に進む。S6にお
いて、座板3の角度が0°か否かが判断され、座板3の
角度が0°であれば、座板3の駆動を停止してS7に進
む。S7において、左側及び右側の支脚器7、8が下限
位置に回動されているか否かが判断され、左側及び右側
の支脚器7、8が下限位置に回動されていれば、左側及
び右側の支脚器7、8の駆動を停止して、S4に進む。
S4において、左側及び右側の支脚器7、8の股開角度
(左右方向の開き角)が最小であるか否かが判断され、
股開角度が最小であれば左側及び右側の支脚器7、8の
股閉駆動を停止してサブルーチンを終える。また、S4
において、股開角度が最小でなければ、左側及び右側の
支脚器7、8の股開角度を最小にしてサブルーチンを終
える。従って、左側及び右側の支脚器7、8が格納位置
に移動される。
【0028】S5において、左側及び右側の支脚器7、
8の股開角度が最大でなければ、左側及び右側の支脚器
7、8の股開角度を最大にしてサブルーチンを終える。
また、S6において、座板3の角度が0°でなければ、
座板3の角度を0°にして、S7に進み、S7におい
て、左側及び右側の支脚器7、8が下限位置でなけれ
ば、左側及び右側の支脚器7、8を下限位置にしてサブ
ルーチンを終える。
【0029】また、S1において格納スイッチがONで
なければ全ての駆動が停止されてサブルーチンを終え
る。例えば格納スイッチに、非ロック式のプッシュスイ
ッチを用いれば、医療台1や患者の状態に異変があった
とき、スイッチの操作をしている者が直ちに異変への対
応にあたれば、自然にスイッチから手が離れて全ての駆
動が停止される。なお、これらの支脚器7、8等を格納
位置から操作位置へ移動させる際には、上述した格納動
作の逆の手順を考えればよい。
【0030】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこの他にも様々な実施の態様を取り得る。
例えば、本発明の実施例では、左側及び右側の支脚器等
の駆動に複数の油圧シリンダを用いているが、電動モー
タを用いてもよい。また、電動モータとしてパルスモー
タを用いると、左側及び右側の支脚器等の回動角をモー
タの駆動パルスによって検出することができる。
【0031】
【発明の効果】上述のように構成された本発明の医療台
によれば、分娩台とベッドとを兼用する際、左側及び右
側の支脚器は、相互に広がる方向の回動角が第1の角度
検出手段で検出され、保持部材は、上下の回動角が第2
の角度検出手段で検出され、第1及び第2の角度検出手
段から得られる、左側及び右側の支脚器の操作位置、格
納位置及び操作位置と格納位置との間の中間位置を示す
各信号に基づいて、左側及び右側の支脚器を操作位置か
ら障害物を避ける中間位置を経由して格納位置にそれぞ
れ移行させることができる。従って、妊婦を寝かせてお
く状態と、分娩を行う状態とを選択的に切換えることが
できる。
【0032】また、座板を上下に回動できるので、患者
を座位のまま、検診や分娩に最も適した位置に回動させ
ることができる。
【0033】また、左側及び右側の支脚器は、患者の左
右の踵をそれぞれ保持する左側及び右側の踵受け、患者
の左右の大腿部をそれぞれ保持する左側及び右側の股受
け並びに患者が左右の手でつかむ左側及び右側のグリッ
プとをそれぞれ一体に備えている。従って、患者の左右
の手が、左右の大腿部の外側近傍につねに位置する左側
及び右側のグリップをつかむことができ、これらのグリ
ップをつかんで力む際、患者の腕に余計な負担がかから
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療台の正面図である。
【図2】本発明の医療台に脚載せを取り付けた状態を示
す斜視図である。
【図3】本発明の医療台に脚載せを取り付け、背もたれ
及び座板を水平にした状態を示す側面図である。
【図4】本発明の医療台の各部の駆動機構を示す概略側
面図である。
【図5】図4に示した第1の駆動手段の概略を示す平面
図である。
【図6】左側及び右側の支脚器の格納動作を実行するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1 医療台 3 座板 5 保持部材 7 左側の支脚器 8 右側の支脚器 9 左側の踵受け 10 右側の踵受け 11 左側の股受け 12 右側の股受け 13 左側のグリップ 14 右側のグリップ 23 第1の駆動手段 27 第2の駆動手段 29 基台 35 ポテンショメータ(第1の角度検出手段) 36 ポテンショメータ(第2の角度検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の腰部を保持し得る座板と、 この座板に取り付けられた保持部材に設けられた平行な
    2つの回動軸を中心としてそれぞれ軸支される左側及び
    右側の支脚器と、 上記左側及び右側の支脚器を相互に広がる方向に回動さ
    せる第1の駆動手段とを備えた医療台。
  2. 【請求項2】上記保持部材は、上記座板に軸支されて、
    第2の駆動手段によって上下に回動させられる請求項1
    記載の医療台。
  3. 【請求項3】上記左側及び右側の支脚器は、相互に広が
    る方向の回動角が第1の角度検出手段で検出され、 上記保持部材は、上下の回動角が第2の角度検出手段で
    検出され、 上記第1及び第2の角度検出手段から得られる、上記左
    側及び右側の支脚器の操作位置、格納位置及び上記操作
    位置と上記格納位置との間の中間位置を示す各信号に基
    づいて、上記左側及び右側の支脚器を上記操作位置から
    上記中間位置を経由して上記格納位置にそれぞれ移行さ
    せる請求項2記載の医療台。
  4. 【請求項4】上記座板は、後方部分が基台に軸支され、
    第3の駆動手段によって上下に回動させられる請求項
    1、2または3記載の医療台。
  5. 【請求項5】上記左側及び右側の支脚器は、上記患者が
    左右の手でつかむ左側及び右側のグリップを備えた請求
    項1、2、3、または4記載の医療台。
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