JPH0974860A - 草刈機 - Google Patents
草刈機Info
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- JPH0974860A JPH0974860A JP23812395A JP23812395A JPH0974860A JP H0974860 A JPH0974860 A JP H0974860A JP 23812395 A JP23812395 A JP 23812395A JP 23812395 A JP23812395 A JP 23812395A JP H0974860 A JPH0974860 A JP H0974860A
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Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】操縦性の低下を将来することなく刈取作業の効
率を向上できるようにする。 【解決手段】走行路面上の草を刈り取る平面刈取装置を
備えた草刈機であって、左右一対の回転刃16L,16
Rと、各回転刃16L,16Rを左右に各別に往復横移
動させる横移動手段Dとを設けて前記平面刈取装置を構
成してある。
率を向上できるようにする。 【解決手段】走行路面上の草を刈り取る平面刈取装置を
備えた草刈機であって、左右一対の回転刃16L,16
Rと、各回転刃16L,16Rを左右に各別に往復横移
動させる横移動手段Dとを設けて前記平面刈取装置を構
成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路面上の草を
刈り取る平面刈取装置を備えた草刈機に関する。
刈り取る平面刈取装置を備えた草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の草刈機においては、回転刃
を一つだけ位置固定状態に設けて平面刈取装置を構成し
てあった。
を一つだけ位置固定状態に設けて平面刈取装置を構成し
てあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、回転刃を一つだけ位置固定状態に設けて前記平面刈
取装置を構成してあったために、刈幅が回転刃の直径の
範囲内に限られ、この直径を大きくするにも限度があっ
て、刈取作業に時間がかかっていた。
ば、回転刃を一つだけ位置固定状態に設けて前記平面刈
取装置を構成してあったために、刈幅が回転刃の直径の
範囲内に限られ、この直径を大きくするにも限度があっ
て、刈取作業に時間がかかっていた。
【0004】そこで刈幅を広くする技術として、特開平
1-128716号公報に開示されているように、後ろ軸芯周り
に左右揺動自在な揺動部材の先端で一つの回転刃を回転
自在に支持して、左右に首振りするよう構成したものが
提案されているが、この構成では、一つの回転刃を左右
に揺動させながら草を刈取るために、前進する速度が遅
くなり、作業時間を十分に短縮できるものではなかっ
た。そのうえ、刈幅を大きくするには、回転刃を揺動中
心から機体前方側に大きく突出させなけばならず、機体
の前部が長くなって、小回りがしにくくなる等、操縦性
の面で新たな問題が生じていた。
1-128716号公報に開示されているように、後ろ軸芯周り
に左右揺動自在な揺動部材の先端で一つの回転刃を回転
自在に支持して、左右に首振りするよう構成したものが
提案されているが、この構成では、一つの回転刃を左右
に揺動させながら草を刈取るために、前進する速度が遅
くなり、作業時間を十分に短縮できるものではなかっ
た。そのうえ、刈幅を大きくするには、回転刃を揺動中
心から機体前方側に大きく突出させなけばならず、機体
の前部が長くなって、小回りがしにくくなる等、操縦性
の面で新たな問題が生じていた。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、操縦性の低下を招来することなく刈取
作業の効率を向上できるようにすることにある。
で、その目的は、操縦性の低下を招来することなく刈取
作業の効率を向上できるようにすることにある。
【0006】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記
載した草刈機において、左右一対の回転刃と、各回転刃
を左右に各別に往復横移動させる横移動手段とを設けて
前記平面刈取装置を構成してあることにある。
載した草刈機において、左右一対の回転刃と、各回転刃
を左右に各別に往復横移動させる横移動手段とを設けて
前記平面刈取装置を構成してあることにある。
【0007】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記一対の回転刃を背反的
に接近及び離反移動させるように前記横移動手段を構成
してあることにある。
項1にかかる発明において、前記一対の回転刃を背反的
に接近及び離反移動させるように前記横移動手段を構成
してあることにある。
【0008】請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求
項2にかかる発明において、互いに逆螺旋になる状態に
軸部材の左右に振り分け配設した一対の無限螺旋状の往
復螺旋溝に、各回転刃に設けたこま部材を各別に咬合さ
せて前記横移動手段を構成してあることにある。
項2にかかる発明において、互いに逆螺旋になる状態に
軸部材の左右に振り分け配設した一対の無限螺旋状の往
復螺旋溝に、各回転刃に設けたこま部材を各別に咬合さ
せて前記横移動手段を構成してあることにある。
【0009】請求項4にかかる発明の特徴構成は、請求
項1,2又は3のいずれか一つにかかる発明において、
走行路面の一側端に連なる斜面上の草を刈り取る法面刈
取装置を走行機体の横側に設け、前記法面刈取装置を、
上下一対の刃体同士の相対的な横往復摺動によりはさみ
切断を行うレシプロ式に構成してあることにある。
項1,2又は3のいずれか一つにかかる発明において、
走行路面の一側端に連なる斜面上の草を刈り取る法面刈
取装置を走行機体の横側に設け、前記法面刈取装置を、
上下一対の刃体同士の相対的な横往復摺動によりはさみ
切断を行うレシプロ式に構成してあることにある。
【0010】〔作用〕請求項1の構成によれば、左右一
対の回転刃と、各回転刃を左右に各別に往復横移動させ
る横移動手段とを設けて前記平面刈取装置を構成してあ
るから、一つの回転刃を後ろ支点周りに左右揺動自在に
設けた上記従来の技術に比べて、機体の前部を長く構成
することなく各回転刃を横方向へ大きく移動させること
ができる。そして、左右一対の回転刃で刈取るから、上
記従来の技術よりも多量の草を刈取ることができ、結果
的に作業時間を短縮できる。
対の回転刃と、各回転刃を左右に各別に往復横移動させ
る横移動手段とを設けて前記平面刈取装置を構成してあ
るから、一つの回転刃を後ろ支点周りに左右揺動自在に
設けた上記従来の技術に比べて、機体の前部を長く構成
することなく各回転刃を横方向へ大きく移動させること
ができる。そして、左右一対の回転刃で刈取るから、上
記従来の技術よりも多量の草を刈取ることができ、結果
的に作業時間を短縮できる。
【0011】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
による上記作用と同一の作用を奏することができるのに
加え、前記一対の回転刃を背反的に接近及び離反移動さ
せるように前記横移動手段を構成してあるから、左右一
対の回転刃同士及びその回転刃とともに移動する部材同
士の重量や回転によって生じる力が左右で釣り合って、
バランスの崩れや振動の発生などを抑えることができ
る。
による上記作用と同一の作用を奏することができるのに
加え、前記一対の回転刃を背反的に接近及び離反移動さ
せるように前記横移動手段を構成してあるから、左右一
対の回転刃同士及びその回転刃とともに移動する部材同
士の重量や回転によって生じる力が左右で釣り合って、
バランスの崩れや振動の発生などを抑えることができ
る。
【0012】請求項3の構成によれば、請求項2の構成
による上記作用と同一の作用を奏することができるのに
加え、互いに逆螺旋になる状態に軸部材の左右に振り分
け配設した一対の無限螺旋状の往復螺旋溝に、各回転刃
に設けたこま部材を各別に咬合させて前記横移動手段を
構成してあるから、一対の回転刃の前記背反的な接近及
び離反移動を正確に行わせることができ、しかも、横移
動手段の構造を簡素化できる。
による上記作用と同一の作用を奏することができるのに
加え、互いに逆螺旋になる状態に軸部材の左右に振り分
け配設した一対の無限螺旋状の往復螺旋溝に、各回転刃
に設けたこま部材を各別に咬合させて前記横移動手段を
構成してあるから、一対の回転刃の前記背反的な接近及
び離反移動を正確に行わせることができ、しかも、横移
動手段の構造を簡素化できる。
【0013】請求項4の構成によれば、請求項1,2又
は3にかかる上記作用のいずれか一つと同様の作用を奏
することができるのに加え、平面刈取装置による走行路
面上の草刈りと並行して、走行路面の一側端に連なる斜
面上の草を刈り取ることができできる。この場合、前記
法面刈取装置を、上下一対の刃体同士の相対的な横往復
摺動によりはさみ切断を行うレシプロ式に構成してある
から、ロータリ式等に構成する場合に比べて、法面刈取
装置の小型化および軽量化を図ることができて、重量バ
ランスの崩れを抑制できる。
は3にかかる上記作用のいずれか一つと同様の作用を奏
することができるのに加え、平面刈取装置による走行路
面上の草刈りと並行して、走行路面の一側端に連なる斜
面上の草を刈り取ることができできる。この場合、前記
法面刈取装置を、上下一対の刃体同士の相対的な横往復
摺動によりはさみ切断を行うレシプロ式に構成してある
から、ロータリ式等に構成する場合に比べて、法面刈取
装置の小型化および軽量化を図ることができて、重量バ
ランスの崩れを抑制できる。
【0014】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、操縦性の低下を招来することなく作業の効率を向上
させることができるようになった。
ば、操縦性の低下を招来することなく作業の効率を向上
させることができるようになった。
【0015】請求項2の構成によれば、請求項1の構成
による上記効果と同一の効果を奏することができるのに
加え、左右のバランスの崩れや、振動の発生などを抑え
ることができて、操縦性の低下を、より効果的に防止す
ることができた。
による上記効果と同一の効果を奏することができるのに
加え、左右のバランスの崩れや、振動の発生などを抑え
ることができて、操縦性の低下を、より効果的に防止す
ることができた。
【0016】請求項3の構成によれば、請求項2の構成
による上記効果と同一の効果を奏することができるのに
加え、一対の回転刃の前記背反的な接近及び離反移動を
正確に行わせることができ、横移動手段の構造を簡素化
することができるから、作業性を向上させることができ
るとともに、構造をコンパクトにすることができた。
による上記効果と同一の効果を奏することができるのに
加え、一対の回転刃の前記背反的な接近及び離反移動を
正確に行わせることができ、横移動手段の構造を簡素化
することができるから、作業性を向上させることができ
るとともに、構造をコンパクトにすることができた。
【0017】請求項4の構成によれば、請求項1,2又
は3にかかる上記効果のいずれか一つと同様の効果を奏
することができるのに加え、作業効率をさらに向上させ
ることができるようになった。
は3にかかる上記効果のいずれか一つと同様の効果を奏
することができるのに加え、作業効率をさらに向上させ
ることができるようになった。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,図2には、本発明にかかる
草刈機の全体構成が示されている。この草刈機は、歩行
操縦型の走行機体1と、走行路面上の草を刈り取るよう
に走行機体1の前方に備えられた平面刈取装置2と、走
行路面の一側端に連なる斜面上の草を刈り取るように走
行機体1の横側に備えられた法面刈取装置3とによって
構成されている。
に基づいて説明する。図1,図2には、本発明にかかる
草刈機の全体構成が示されている。この草刈機は、歩行
操縦型の走行機体1と、走行路面上の草を刈り取るよう
に走行機体1の前方に備えられた平面刈取装置2と、走
行路面の一側端に連なる斜面上の草を刈り取るように走
行機体1の横側に備えられた法面刈取装置3とによって
構成されている。
【0019】前記走行機体1は、操縦ハンドル4を一体
的に備えるように機体前下部から機体上部後方に向けて
延出する状態に屈曲形成された鋼管材からなる機体フレ
ーム5と、機体フレーム5に支持連結されたエンジン6
と、テンションクラッチCを介してエンジン6に連結さ
れたミッションケース7と、ミッションケース7の延出
端に軸支された左右一対の走行車輪9とによって構成さ
れている。
的に備えるように機体前下部から機体上部後方に向けて
延出する状態に屈曲形成された鋼管材からなる機体フレ
ーム5と、機体フレーム5に支持連結されたエンジン6
と、テンションクラッチCを介してエンジン6に連結さ
れたミッションケース7と、ミッションケース7の延出
端に軸支された左右一対の走行車輪9とによって構成さ
れている。
【0020】前記機体フレーム5の前部には、平面刈取
装置2を支持する第一支持杆10が機体前方に向けて延
設され、その延出端には、走行車輪9と前後方向に並ぶ
補助車輪11が軸支されている。
装置2を支持する第一支持杆10が機体前方に向けて延
設され、その延出端には、走行車輪9と前後方向に並ぶ
補助車輪11が軸支されている。
【0021】図2,図3に示すように、法面刈取装置3
を刈り幅方向に位置調節自在に支持する支持ボックス1
4を、機体フレーム5の前部左横側において、前後向き
の第三支持杆13を介して左右揺動自在に枢支し、姿勢
保持手段(図示外)を設けて、前後方向視における傾き
を法面の傾斜角に合わせて変更調節可能に構成してあ
る。また、左右向きの第二支持杆12を介して前後揺動
自在に枢支し、姿勢保持手段(図示外)を設けて、作業
姿勢と、上端部を後方に倒した格納姿勢(図2に2点鎖
線で示してある)とに変更可能に構成してある。
を刈り幅方向に位置調節自在に支持する支持ボックス1
4を、機体フレーム5の前部左横側において、前後向き
の第三支持杆13を介して左右揺動自在に枢支し、姿勢
保持手段(図示外)を設けて、前後方向視における傾き
を法面の傾斜角に合わせて変更調節可能に構成してあ
る。また、左右向きの第二支持杆12を介して前後揺動
自在に枢支し、姿勢保持手段(図示外)を設けて、作業
姿勢と、上端部を後方に倒した格納姿勢(図2に2点鎖
線で示してある)とに変更可能に構成してある。
【0022】図2,図8に示すように、前記平面刈取装
置2は、前記テンションクラッチC・ベルト式伝動装置
35・左右向きの駆動軸49・左右一対のベベルギヤ機
構50L,50R等を介してエンジン6により縦軸芯周
りに回転駆動される左右一対の回転刃16L,16R
と、両回転刃16L,16Rの上部を覆うモーアハウジ
ング17等によって衝撃切断を行うロータリ式に構成さ
れている。
置2は、前記テンションクラッチC・ベルト式伝動装置
35・左右向きの駆動軸49・左右一対のベベルギヤ機
構50L,50R等を介してエンジン6により縦軸芯周
りに回転駆動される左右一対の回転刃16L,16R
と、両回転刃16L,16Rの上部を覆うモーアハウジ
ング17等によって衝撃切断を行うロータリ式に構成さ
れている。
【0023】前記一対の回転刃16L,16Rには、そ
れら回転刃16L,16Rを背反的に接近及び離反移動
させる横移動手段Dを設けてある。
れら回転刃16L,16Rを背反的に接近及び離反移動
させる横移動手段Dを設けてある。
【0024】図8,図9に示すように、この横移動手段
Dを構成するに、前記駆動軸49を機体右側から順に第
1,第2,第3,第4分割駆動軸49a,49b,49
c,49dに分割して、隣接するもの同士をスプライン
嵌合し、第1分割駆動軸49aを前記ベルト式伝動装置
35のプーリ55に連結し、第2分割駆動軸49bで右
回転刃16R及びそのベベルギヤ機構50Rを、第3分
割駆動軸49cで左回転刃16L及びそのベベルギヤ機
構50Lをそれぞれ支持するとともに、第4分割駆動軸
49dを機体左側の支持部56で支持し、第1分割駆動
軸49a・ギヤ機構57を介して駆動回転される左右向
きの軸部材51を設け、各回転刃16L,16Rの縦駆
動軸58L,58Rの軸ケース59L,59Rの外周壁
に突設したこま部材52L,52Rを、前記軸部材51
の左右に互いに逆螺旋になる状態に振り分け配設した一
対の無限螺旋状の往復螺旋溝51aに各別に咬合させ、
前記軸ケース59L,59Rのこま部材52L,52R
とは反対側の外周壁に突設したブラケット54L,54
Rの横向きガイド孔を、左右向きのガイドバー53にス
ライド自在にそれぞれ嵌合させて構成してある。
Dを構成するに、前記駆動軸49を機体右側から順に第
1,第2,第3,第4分割駆動軸49a,49b,49
c,49dに分割して、隣接するもの同士をスプライン
嵌合し、第1分割駆動軸49aを前記ベルト式伝動装置
35のプーリ55に連結し、第2分割駆動軸49bで右
回転刃16R及びそのベベルギヤ機構50Rを、第3分
割駆動軸49cで左回転刃16L及びそのベベルギヤ機
構50Lをそれぞれ支持するとともに、第4分割駆動軸
49dを機体左側の支持部56で支持し、第1分割駆動
軸49a・ギヤ機構57を介して駆動回転される左右向
きの軸部材51を設け、各回転刃16L,16Rの縦駆
動軸58L,58Rの軸ケース59L,59Rの外周壁
に突設したこま部材52L,52Rを、前記軸部材51
の左右に互いに逆螺旋になる状態に振り分け配設した一
対の無限螺旋状の往復螺旋溝51aに各別に咬合させ、
前記軸ケース59L,59Rのこま部材52L,52R
とは反対側の外周壁に突設したブラケット54L,54
Rの横向きガイド孔を、左右向きのガイドバー53にス
ライド自在にそれぞれ嵌合させて構成してある。
【0025】前記一対の往復螺旋溝51aの離間距離
は、一対の回転刃16L,16R同士が、干渉し合わな
い程度でできるだけ近づくよう設定してある(図9参
照)。前記第4分割駆動軸49dは、後述の油圧モータ
等に作動油を給排する油圧ポンプ61に、ギヤ機構60
を介して連結しており、駆動軸49の駆動回転に伴って
油圧ポンプ61が駆動されるよう構成してある。前記モ
ーアハウジング17の上面部には、前記軸ケース59
L,59Rの横移動を許す開口部17aを形成してあ
る。上記構成により、駆動軸49の駆動回転で一対の回
転刃16L,16Rを背反的に接近及び離反移動させる
ことができる。
は、一対の回転刃16L,16R同士が、干渉し合わな
い程度でできるだけ近づくよう設定してある(図9参
照)。前記第4分割駆動軸49dは、後述の油圧モータ
等に作動油を給排する油圧ポンプ61に、ギヤ機構60
を介して連結しており、駆動軸49の駆動回転に伴って
油圧ポンプ61が駆動されるよう構成してある。前記モ
ーアハウジング17の上面部には、前記軸ケース59
L,59Rの横移動を許す開口部17aを形成してあ
る。上記構成により、駆動軸49の駆動回転で一対の回
転刃16L,16Rを背反的に接近及び離反移動させる
ことができる。
【0026】前記法面刈取装置3は、図3,図4に示す
ように、上下一対の押さえ板18,19と、上下一対の
押さえ板18,19により挾持された上下一対の刃体2
0,21と、上下一対の刃体20,21同士を相対的に
一定ストロークで横往復移動させる油圧モータ22(刃
体駆動部の一例で、前記油圧ポンプ61により作動油が
給排される)とによってはさみ切断を行うレシプロ式に
構成されており、法面刈取装置3としての小型化および
軽量化が図られている。
ように、上下一対の押さえ板18,19と、上下一対の
押さえ板18,19により挾持された上下一対の刃体2
0,21と、上下一対の刃体20,21同士を相対的に
一定ストロークで横往復移動させる油圧モータ22(刃
体駆動部の一例で、前記油圧ポンプ61により作動油が
給排される)とによってはさみ切断を行うレシプロ式に
構成されており、法面刈取装置3としての小型化および
軽量化が図られている。
【0027】以下、法面刈取装置3の構成について詳述
する。上下一対の刃体20,21の夫々は、その刈り幅
方向に複数の平面視山型の刃部20a,21aが所定間
隔を隔てて並ぶ状態に形成された平鋼材によって構成さ
れている。上下一対の刃体20,21の夫々には、ボル
ト挿通用の複数の長孔20b,21bが、その刈り幅方
向に刃部20a,21aの間隔よりも大きく設定された
所定間隔を隔てて並ぶように穿設されている。一方、上
下一対の押さえ板18,19の夫々には、ボルト挿通用
の複数の慣通孔が、刈り幅方向に刃体20,21の長孔
20b,21bと同じ間隔に設定された所定間隔を隔て
て並ぶように穿設されている。刃体20,21の長孔2
0b,21bとボルト23との間にはスペーサ24が介
装されている。
する。上下一対の刃体20,21の夫々は、その刈り幅
方向に複数の平面視山型の刃部20a,21aが所定間
隔を隔てて並ぶ状態に形成された平鋼材によって構成さ
れている。上下一対の刃体20,21の夫々には、ボル
ト挿通用の複数の長孔20b,21bが、その刈り幅方
向に刃部20a,21aの間隔よりも大きく設定された
所定間隔を隔てて並ぶように穿設されている。一方、上
下一対の押さえ板18,19の夫々には、ボルト挿通用
の複数の慣通孔が、刈り幅方向に刃体20,21の長孔
20b,21bと同じ間隔に設定された所定間隔を隔て
て並ぶように穿設されている。刃体20,21の長孔2
0b,21bとボルト23との間にはスペーサ24が介
装されている。
【0028】つまり、ボルト23を、押さえ板18,1
9の慣通孔と刃体20,21の長孔20b,21bに挿
通した後、ナット25に螺合して締め付けることによっ
て、上下一対の刃体20,21同士の相対的な横往復移
動を許容しながら、上下一対の押さえ板18,19によ
り刃体20,21の浮き上がりを阻止できるようになっ
ている。また、上下一対の刃体20,21と油圧モータ
22との間には、油圧モータ22からの回転動力を上下
一対の刃体20,21同士の相対的な横往復移動力に変
換するカム機構26が介装されている。
9の慣通孔と刃体20,21の長孔20b,21bに挿
通した後、ナット25に螺合して締め付けることによっ
て、上下一対の刃体20,21同士の相対的な横往復移
動を許容しながら、上下一対の押さえ板18,19によ
り刃体20,21の浮き上がりを阻止できるようになっ
ている。また、上下一対の刃体20,21と油圧モータ
22との間には、油圧モータ22からの回転動力を上下
一対の刃体20,21同士の相対的な横往復移動力に変
換するカム機構26が介装されている。
【0029】カム機構26は、油圧モータ22の出力軸
22aと一体回転自在に連結された第一偏芯カム29と
第二偏芯カム30、第一偏芯カム29を相対回転自在に
外嵌するとともに上側の刃体20の一端に枢支連結され
た第一リンク31、および、第二偏芯カム30を相対回
転自在に外嵌するとともに上側の刃体21の一端に枢支
連結された第二リンク32などによって構成され、カム
ケース33に内装されている。第一偏芯カム29と第二
偏芯カム30は、互いの位相が180°異なるように前
記出力軸22aに連結されている。以上の構成によっ
て、法面刈取装置3は、上下一対の刃体20,21同士
の相対的な横往復移動によるはさみ切断が行えるように
なっている。
22aと一体回転自在に連結された第一偏芯カム29と
第二偏芯カム30、第一偏芯カム29を相対回転自在に
外嵌するとともに上側の刃体20の一端に枢支連結され
た第一リンク31、および、第二偏芯カム30を相対回
転自在に外嵌するとともに上側の刃体21の一端に枢支
連結された第二リンク32などによって構成され、カム
ケース33に内装されている。第一偏芯カム29と第二
偏芯カム30は、互いの位相が180°異なるように前
記出力軸22aに連結されている。以上の構成によっ
て、法面刈取装置3は、上下一対の刃体20,21同士
の相対的な横往復移動によるはさみ切断が行えるように
なっている。
【0030】図7に示すように、前記支持ボックス14
の外側には、左側の操縦ハンドル4に備えられた第二ス
イッチS2の操作に基づいて作動する電動モータ37が
装備されている。法面刈取装置3における下側の押さえ
板19には、電動モータ37の出力軸にクランク軸を介
して一体回動自在に連結されたピニオン38と噛合する
ラックとしての多数の係合孔39が形成されている(図
4参照)。そして、電動モータ37の作動によりピニオ
ン38を正逆転駆動させることによって、支持ボックス
14による法面刈取装置3の支持位置を刈り幅方向に位
置変更調節できるようになっている。つまり、電動モー
タ37、ピニオン38、および、係合孔39によって、
法面刈取装置3を刈り幅方向において位置調節する位置
調節機構Bが構成されており(図3参照)、この位置調
節機構Bの作動によって、法面刈取装置3の有効刈り幅
h(図1参照)を、走行路面の一側端に連なる斜面の長
さや、法面刈取装置3の直前に立木などの障害物が存在
するなどの状況に応じて容易かつ迅速に変更できるよう
になっている。
の外側には、左側の操縦ハンドル4に備えられた第二ス
イッチS2の操作に基づいて作動する電動モータ37が
装備されている。法面刈取装置3における下側の押さえ
板19には、電動モータ37の出力軸にクランク軸を介
して一体回動自在に連結されたピニオン38と噛合する
ラックとしての多数の係合孔39が形成されている(図
4参照)。そして、電動モータ37の作動によりピニオ
ン38を正逆転駆動させることによって、支持ボックス
14による法面刈取装置3の支持位置を刈り幅方向に位
置変更調節できるようになっている。つまり、電動モー
タ37、ピニオン38、および、係合孔39によって、
法面刈取装置3を刈り幅方向において位置調節する位置
調節機構Bが構成されており(図3参照)、この位置調
節機構Bの作動によって、法面刈取装置3の有効刈り幅
h(図1参照)を、走行路面の一側端に連なる斜面の長
さや、法面刈取装置3の直前に立木などの障害物が存在
するなどの状況に応じて容易かつ迅速に変更できるよう
になっている。
【0031】支持ボックス14内には、両押さえ板1
8,19を外面側から長手方向に案内する上下一対の大
小のガイドローラ46,46を設けてある。下側の押さ
え板19には、下側のガイドローラ46が入り 込む横
断面コの字状の凹部を形成してあり、さらにその一側側
を上下一対の刃体20,21よりも幅方向外方側に張出
させ、この張出部を、上側のガイドローラ46と一体回
転する補助ガイドローラ47で案内するよう構成してあ
る。
8,19を外面側から長手方向に案内する上下一対の大
小のガイドローラ46,46を設けてある。下側の押さ
え板19には、下側のガイドローラ46が入り 込む横
断面コの字状の凹部を形成してあり、さらにその一側側
を上下一対の刃体20,21よりも幅方向外方側に張出
させ、この張出部を、上側のガイドローラ46と一体回
転する補助ガイドローラ47で案内するよう構成してあ
る。
【0032】図5,図6に示すように、法面刈取装置3
には、支持ボックス14と油圧モータ22とにわたっ
て、支持ボックス14から上方に延出した状態となる刃
体20,21の非刈取作用部20A,21Aを覆うカバ
ー体43が設けられている。このカバー体43は、口径
の異なった一対の角筒40(筒体の一例)から成り、下
側の角筒40の下端部を支持ボックス14に固定し、上
側の角筒40を下側の角筒40に、内装ローラ48を介
してスライド移動自在に嵌合して、位置調節機構Bの作
動による支持ボックス14に対する法面刈取装置3の刈
り幅方向における位置調節に伴って伸縮するよう構成し
てある。
には、支持ボックス14と油圧モータ22とにわたっ
て、支持ボックス14から上方に延出した状態となる刃
体20,21の非刈取作用部20A,21Aを覆うカバ
ー体43が設けられている。このカバー体43は、口径
の異なった一対の角筒40(筒体の一例)から成り、下
側の角筒40の下端部を支持ボックス14に固定し、上
側の角筒40を下側の角筒40に、内装ローラ48を介
してスライド移動自在に嵌合して、位置調節機構Bの作
動による支持ボックス14に対する法面刈取装置3の刈
り幅方向における位置調節に伴って伸縮するよう構成し
てある。
【0033】前記油圧モータ22及び刃体20,21と
一対の角筒40とはローラ48を介して相対移動が可能
で、カバー体43は、上側の角筒40の原部がカムケー
ス33の頂部に押されることにより伸長し、カムケース
33の下降に伴って、自重で下降して収縮するよう構成
してある。なお伸長状態で上下の角筒40同士の分離を
阻止するストッパー(図示外)を設けてある。
一対の角筒40とはローラ48を介して相対移動が可能
で、カバー体43は、上側の角筒40の原部がカムケー
ス33の頂部に押されることにより伸長し、カムケース
33の下降に伴って、自重で下降して収縮するよう構成
してある。なお伸長状態で上下の角筒40同士の分離を
阻止するストッパー(図示外)を設けてある。
【0034】そして、前記油圧モータ22が、角筒40
に対してその角筒40の軸芯方向に、前記カムケース3
3及び一対の刃体20,21と一体に移動するのを許す
開口部42を、各角筒40に互いに連なる状態に角筒4
0の軸芯方向に沿って形成し、油圧モータ22及び刃体
20,21が、角筒40に対して刈幅を短くする側に移
動するに伴って、油圧モータ22及び刃体20,21に
引張られて開口部42を閉じる繰出し式の巻き尺状の蓋
体44を、開口部42の先端側に設けてある。蓋体44
はバネ(図示外)によって巻き込み側に付勢してある。
に対してその角筒40の軸芯方向に、前記カムケース3
3及び一対の刃体20,21と一体に移動するのを許す
開口部42を、各角筒40に互いに連なる状態に角筒4
0の軸芯方向に沿って形成し、油圧モータ22及び刃体
20,21が、角筒40に対して刈幅を短くする側に移
動するに伴って、油圧モータ22及び刃体20,21に
引張られて開口部42を閉じる繰出し式の巻き尺状の蓋
体44を、開口部42の先端側に設けてある。蓋体44
はバネ(図示外)によって巻き込み側に付勢してある。
【0035】上記のように、法面刈取装置3の格納姿勢
においては、刃体20,21の全体が支持ボックス14
から上方に延出する状態になることから、刃体20,2
1の全体がカバー体43によって覆われ、このカバー体
43を設けることによって、走行機体1の上方に向けて
延出した刃体20,21の非刈取作用部20A,21A
に作業者や他物などが不測に接触する虞を解消してい
る。
においては、刃体20,21の全体が支持ボックス14
から上方に延出する状態になることから、刃体20,2
1の全体がカバー体43によって覆われ、このカバー体
43を設けることによって、走行機体1の上方に向けて
延出した刃体20,21の非刈取作用部20A,21A
に作業者や他物などが不測に接触する虞を解消してい
る。
【0036】上記構成により、上側の角筒40を下側の
角筒40内に収容して、カバー体43を最短の長さに収
縮させた状態で(図5(イ))、位置調節機構Bの作動
により、さらに油圧モータ22等を各角筒40に対して
その角筒40の軸芯方向に、一対の刃体20,21と一
体に移動させることができ(図5(ロ))、各角筒40
に開口部42を形成してない構成のものよりも、刃体2
0,21を大きく露出させることができて、結果的にカ
バー体43の全長が短くて済む。この場合、油圧モータ
22等を、角筒40に対して刈幅を短くする側に移動さ
せると、それに伴って、繰出し式の蓋体44が油圧モー
タ22等に引張られて開口部42を閉じるから、作業者
や他物などが、開口部42を通して刃体20,21の非
刈取作用部20A,21Aに不測に接触する虞はない。
角筒40内に収容して、カバー体43を最短の長さに収
縮させた状態で(図5(イ))、位置調節機構Bの作動
により、さらに油圧モータ22等を各角筒40に対して
その角筒40の軸芯方向に、一対の刃体20,21と一
体に移動させることができ(図5(ロ))、各角筒40
に開口部42を形成してない構成のものよりも、刃体2
0,21を大きく露出させることができて、結果的にカ
バー体43の全長が短くて済む。この場合、油圧モータ
22等を、角筒40に対して刈幅を短くする側に移動さ
せると、それに伴って、繰出し式の蓋体44が油圧モー
タ22等に引張られて開口部42を閉じるから、作業者
や他物などが、開口部42を通して刃体20,21の非
刈取作用部20A,21Aに不測に接触する虞はない。
【0037】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照
を便利にするために符号を記すが、この記入により本発
明は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、この記入により本発
明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】草刈機の全体構成を示す正面図
【図2】草刈機の全体構成を示す側面図
【図3】法面刈取装置の縦断正面図
【図4】法面刈取装置のカム機構等を示す縦断側面図
【図5】(イ)刃体及び刃体駆動部が筒体に対して移動
する前の状態を示す正面図 (ロ)刃体及び刃体駆動部が筒体に対して移動した状態
を示す正面図
する前の状態を示す正面図 (ロ)刃体及び刃体駆動部が筒体に対して移動した状態
を示す正面図
【図6】法面刈取装置の横断平面図
【図7】法面刈取装置の位置調節機構を示す横断平面図
【図8】平面刈取装置の縦断正面図
【図9】平面刈取装置の横断平面図
1 走行機体 2 平面刈取装置 3 法面刈取装置 16L,16R 回転刃 51 軸部材 51a 往復螺旋溝 52L,52R こま部材 D 横移動手段
Claims (4)
- 【請求項1】 走行路面上の草を刈り取る平面刈取装置
(2)を備えた草刈機であって、 左右一対の回転刃(16L),(16R)と、各回転刃
(16L),(16R)を左右に各別に往復横移動させ
る横移動手段(D)とを設けて前記平面刈取装置(2)
を構成してある草刈機。 - 【請求項2】 前記一対の回転刃(16L),(16
R)を背反的に接近及び離反移動させるように前記横移
動手段(D)を構成してある請求項1記載の草刈機。 - 【請求項3】 互いに逆螺旋になる状態に軸部材(5
1)の左右に振り分け配設した一対の無限螺旋状の往復
螺旋溝(51a)に、各回転刃(16L),(16R)
に設けたこま部材(52L),(52R)を各別に咬合
させて前記横移動手段(D)を構成してある請求項2記
載の草刈機。 - 【請求項4】 走行路面の一側端に連なる斜面上の草を
刈り取る法面刈取装置(3)を走行機体(1)の横側に
設け、前記法面刈取装置(3)を、上下一対の刃体同士
の相対的な横往復摺動によりはさみ切断を行うレシプロ
式に構成してある請求項1,2又は3のいずれか一つに
記載の草刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23812395A JPH0974860A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23812395A JPH0974860A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 草刈機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0974860A true JPH0974860A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17025527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23812395A Pending JPH0974860A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 草刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0974860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017139994A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 国立大学法人九州工業大学 | マルチブレード草刈り装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP23812395A patent/JPH0974860A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017139994A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 国立大学法人九州工業大学 | マルチブレード草刈り装置 |
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