JPH0974595A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH0974595A
JPH0974595A JP22914095A JP22914095A JPH0974595A JP H0974595 A JPH0974595 A JP H0974595A JP 22914095 A JP22914095 A JP 22914095A JP 22914095 A JP22914095 A JP 22914095A JP H0974595 A JPH0974595 A JP H0974595A
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JP
Japan
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duct
speaker device
fixed
speaker
housing
Prior art date
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Application number
JP22914095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Shirota
幸蔵 城田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0974595A publication Critical patent/JPH0974595A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスピーカ装置では、固定ダクト3aは
筐体3に一体的に固定して設けられ、かつその形状も設
計時に決定されたものであるので、ユーザー側で任意に
最低共振周波数f0 を変化させ、各自の好みに応じてそ
の音質を変えることはできなかった。 【解決手段】 少なくともスピーカ1と、スピーカ1の
前面に配設されスピーカ1からの音響出力と共振してこ
れを放出する固定ダクト3aとを設けた筐体3を有した
スピーカ装置において、固定ダクト3aに嵌合する可動
ダクト10と、可動ダクト10を固定ダクト3aの所望
の位置に着脱可能に係止する係止手段とを備えることに
より、固定ダクト3aと可動ダクト10を合わせた全体
のダクト長LA を所望の音質が得られる長さにユーザー
側で自由に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スピーカ前面に
音響的な帯域フィルタの動作を行うように筐体にダクト
を設けたケルトン型等のスピーカ装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のケルトン型スピーカ装
置の構造の一例を示す図である。図において、1はスピ
ーカ、2はスピーカ1が取付けられた第1の筐体、3は
スピーカ1の前面で第1の筐体に取付けられた第2の筐
体、3aは第2の筐体3に固定的に設けられたスピーカ
1からの音を外部に出力する固定ダクトである。次に、
この装置の動作について説明する。スピーカ1から発せ
られた音は、第2の筐体3に設けられた固定ダクト3a
を通り、位相を反転されて放出される。このようなスピ
ーカ装置の音質は、固定ダクト3aの形状によって決定
されることが一般に知られており、例えば図14に示し
たようなスピーカ装置の持つ最低共振周波数f0 は以下
の式で表される。
【0003】
【数1】
【0004】上式より固定ダクト3aの形状について注
目すると、ダクト長L0 が長くなると最低共振周波数f
0 は小さくなり、また、ダクト半径R0 が大きくなると
最低共振周波数f0 は大きくなるという関係にあること
が判る。すなわち、固定ダクト3aの形状によって第2
の筐体3から放出されるスピーカ音の音質が変化する。
従って、スピーカ装置の設計時には、所望の音質を得る
のに最適となるように固定ダクト3aの形状や寸法を決
定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスピーカ装置で
は、上述したように固定ダクト3aは第2の筐体3に固
定して設けられ、かつその形状も設計時に決定されたも
のであるので、ユーザー側で任意に最低共振周波数f0
を変化させ、各自の好みに応じてその音質を変えること
はできなかった。この発明は上述のような課題を解消す
るためになされたもので、スピーカから放出される音の
音質を自由に変化させることのできるスピーカ装置を得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のス
ピーカ装置は、少なくともスピーカと、スピーカの前面
に配設されスピーカからの音響出力と共振してこれを放
出する固定ダクトとを設けた筐体を有したスピーカ装置
において、固定ダクトに嵌合する可動ダクトと、可動ダ
クトを固定ダクトの所望の位置に着脱可能に固定して係
止する係止手段を備えたものである。
【0007】この発明の請求項2のスピーカ装置は、請
求項1の発明における係止手段を、円筒状の可動ダクト
の外周部に設けられた突起部と、円筒状の固定ダクトの
内周面において固定ダクトの軸方向に突起部の高さを超
える部分を有し、かつその内周面の径を固定ダクトの内
径まで暫時滑らかに減少させた凹部とから構成したもの
である。
【0008】この発明の請求項3のスピーカ装置は、請
求項2の発明における円筒状の固定ダクトの内周面に形
成された凹部を、固定ダクトの内周面において可動ダク
トの突起部が嵌合・挿入される溝と、固定ダクト内周面
の軸方向の所定位置に設けられ、かつその内周面を固定
ダクトの内周面まで暫時滑らかに減少させた複数の支線
溝とから構成したものである。
【0009】この発明の請求項4のスピーカ装置は、請
求項1乃至3のいずれかの発明における可動ダクトの外
周にスピーカ装置が有する最低共振周波数に対応する固
定位置を表示したものである。
【0010】この発明の請求項5のスピーカ装置は、請
求項1の発明における係止手段を、可動ダクトの外周に
形成されたねじ山と、固定ダクトの内周に形成されこの
ねじ山と螺合するねじ溝とから構成したものである。
【0011】この発明の請求項6のスピーカ装置は、請
求項5の発明における係止手段を、所望の位置に係止さ
れた可動ダクトのねじ山に更にロックナットを用いて筐
体に固着するようにしたものである。
【0012】この発明の請求項7のスピーカ装置は 少
なくともスピーカと、スピーカの前面に配設されスピー
カからの音響出力を放出する孔部とを設けた筐体を有し
たスピーカ装置において、互い異なった内寸法の断面を
有し、スピーカからの音響出力に共振すると共に筐体の
孔部に嵌合する複数のダクトと、複数のダクトのいずれ
か1つを孔部に着脱可能に固定して係止する係止手段と
を備えたものである。
【0013】この発明の請求項8のスピーカ装置は、請
求項7の発明における筐体に設けられた孔部を、複数の
ダクトのうち最大の内寸法を有するダクトが筐体に一体
的に形成されたものと共用したものである。
【0014】この発明の請求項9のスピーカ装置は、請
求項7または8の発明における複数のダクトを、先に筐
体に係止されたダクトの内壁にほぼ密接して順次挿入可
能なようにその外寸法および内寸法が設定されたもので
ある。
【0015】この発明の請求項10のスピーカ装置は、
請求項7乃至9の発明における係止手段を、円筒状のダ
クトの外周部に設けられた突起部と、筐体の円筒状の孔
部の内周面において該孔部の軸方向に突起部の高さを超
える部分を有し、かつその内周面の径をこの孔部の内径
まで暫時滑らかに減少させた凹部とから構成したもので
ある。
【0016】この発明の請求項11のスピーカ装置は、
請求項7の発明における係止手段を、ダクトの外周に形
成されたねじ山と、筐体の孔部の内周に形成され該ねじ
山と螺合するねじ溝とから構成したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図において同一符号は従来のものと同
一または相当のものを表す。図1は、本発明の実施の形
態1によるスピーカ装置の主要部の断面を示す図であ
る。また、図2は、その全体を示す斜視図である。図に
おいて、1はスピーカ、2はスピーカ1が取付けられた
第1の筐体、3はスピーカ1の前面で第1の筐体に取付
けられた第2の筐体、3aは第2の筐体3に設けられ、
スピーカ1からの音を外部に出力する固定ダクトであ
る。
【0018】10は可動ダクトであって、第2の筐体3
に設けられた固定ダクト3aの中に差し込まれ、所望の
任意の位置に係止することができるようになっている。
すなわち、第2の筐体3に配設された固定ダクト3aと
これに差し込まれた可動ダクト10によって構成される
全体のダクト長LA を任意に設定できる構造になってい
る。可動ダクト10の係止位置を変えることにより全体
のダクト長LAを変化させ、これによりダクトを通って
スピーカ装置より放出される音の音質を変えることがで
きる。
【0019】図3および図4は、可動ダクト10を固定
ダクト3aの所望の位置に嵌合・係止させるための構造
の一例を示すものである。図に示すように、円筒状の可
動ダクト10の周面の一部には突起部10aが形成され
ている。また、固定ダクト3aの内周面の軸方向には、
突起部10aの高さhを超えた最も深い部分を含み、か
つ内周面の径を固定ダクト3aの内径2Rまで暫時滑ら
かに減少させた凹部3bが形成されている。そして、固
定ダクト3aの凹部3bの最も深い部分に可動ダクト1
0の突起部10aを一致させた状態で可動ダクト10を
所望の位置まで差し込み、更に可動ダクト10を時計方
向(図中A方向)に回転させ、可動ダクトの突起部10
aが固定ダクト3aの凹部3bの内面に圧接された状態
で可動ダクト10を確実に固定ダクト3aに固定させる
こどできる。
【0020】また、図5に示すように、固定ダクト3a
の凹部は固定ダクト3aの内周面において、可動ダクト
10の突起部10bが嵌合・挿入される溝3cと、固定
ダクト内周面の軸方向の所定位置に設けられた複数の支
線溝3gとで構成してもよい。このような構造により可
動ダクト10の突起部10bを固定ダクト3aの溝3c
に合わせてから可動ダクト10を固定ダクト3a内に挿
入し、次にこれを回転させて突起部10bをあらかじめ
定められた位置に設けられた支線溝3gのいずれかに嵌
合させることにより、可動ダクト10を固定ダクト3a
に対して容易に位置決めすることがてきる。
【0021】更に、この支線溝3gの深さを固定ダクト
3aの内周面に対して溝3c側より暫時滑らかに小さく
した構造を採用することによって、図4に示した場合と
同様に可動ダクト10の突起部10bを支線溝3gの内
面に圧接された状態で可動ダクト10を固定ダクト3a
に確実に固定することができ、可動ダクト10が確実に
固定されていない場合に発生する恐れのある装置のいわ
ゆる“びびり音“の発生を防止する。また、図6のよう
に、可動ダクト10の外周表面にこのスピーカ装置が持
つ最低共振周波数に対応した目盛りあるいは数値を表示
した表示部10cを設けることにより、更に容易にユー
ザーは所望の音質を得るための可動ダクトの固定位置を
決定することができる。
【0022】また、図7に示すように、可動ダクト10
の外周にはねじ山10dを、固定ダクト3aの内面部に
はねじ山10dに螺合するねじ溝3dを設け、可動ダク
ト10を固定ダクト3a内に回転挿入することによっ
て、所望の任意の位置に可動ダクト10を位置決めし、
固定することができる。更に、図8に示すように、ロッ
クナット11を用い、第2の筐体3の側面で図7に示し
た可動ダクト10をしめ込むことにより、可動ダクト1
0を第2の筐体3に対してより強固に固定することが可
能となり、装置のびびり音の発生を確実に防止できる。
【0023】実施の形態2.図9は、本発明の実施の形
態2によるスピーカ装置の主要部を拡大した断面図であ
る。図において、3はスピーカの前面側に配置された第
2の筐体、3eはこの第2の筐体3に設けられた孔部、
20は第2の筐体3の孔部3eに着脱可能に嵌合・挿入
され、スピーカからの音を第2の筐体の外部に放出する
ためのφXの内径を有したダクトである。また、21は
ダクト20とは異なる内径φYのダクト断面を有し、ダ
クト20と取り換えて第2の筐体3の孔部3eに着脱可
能に嵌合・挿入される交換用ダクトであり、内径φYの
異なったものが複数個準備されている。
【0024】本実施の形態によるスピーカ装置において
は、ダクト20を第2の筐体3の孔部3eに嵌合・挿入
し、ダクト20のフランジ部20aで着脱可能に固定す
る。ダクト20に代えて所望の音質を出す別のダクト2
1と交換することにより、所望の音質に変えることが容
易に可能である。すなわち、実施の形態1においてはダ
クトの長さLA を変えることにより音質を変化させるも
のであったが、本実施の形態2においてはダクトの内径
2R0 を変えることにより所望の音質を得ようとするも
のである。
【0025】また、図10に示すように第2の筐体3の
孔部3eと共用的に設けられた固定ダクト3aの内部に
内径の異なる別のダクト22を挿入し固定することによ
って音質を変化させることも可能である。この場合、孔
部3eに比べて固定ダクト3a軸長方向に長いので、挿
入されたダクト22はより安定的に保持される。更に、
ダクト22の内部に内径の異なる別の交換用ダクト23
を更に挿入し、固定することによっても音質を変化させ
ることが可能である。
【0026】図9や図10に示したような構造では第2
の筐体3の孔部3eあるいは固定ダクト3aに挿入され
たダクトの固定は十分ではなく、びびり音を発生する可
能性がある。そこで図11に示すように、交換用ダクト
24のフランジ部24a側に突起部24bを設け、一方
第2の筐体3に設けられた交換用ダクト挿入のための孔
部3eの内周面には、突起部24bの高さhを超えた最
も深い部分を含み、かつ内周面の径を孔部3eの内径2
Rまで暫時滑らかに減少させた凹部3fが形成されてい
る。
【0027】そして、凹部3fの最も深い部分に交換用
ダクト24の突起部24bを一致させた状態で交換用ダ
クト24を所定の位置まで差し込み、更に交換用ダクト
24を時計方向(図中A方向)に回転させ、交換用ダク
ト24の突起部24bが固定凹部3fの内面に圧接され
た状態で交換用ダクト24を第2の筐体3の孔部3eに
確実に固定させるこどできる。なお、内径の異なるその
他の交換用ダクトについても同様の突起部を設けておく
ことにより、所望のダクトとの交換が容易に行える。
【0028】また、図12に示すように、交換用ダクト
26のフランジ部26a側の外周部にねじ山26cを、
第2の筐体3の孔部3eの内周部にねじ山26cに螺合
するねじ溝3hを設け、交換用ダクト26を孔部3eに
挿入し回転させることにより交換用ダクト26を第2の
筐体3の孔部3eに簡単に固定することができる。この
ような構造を採用することにより、容易に他の交換用ダ
クトと取り換え、所望の音質を得ることが可能となる。
【0029】実施の形態3.上述した実施の形態1およ
び2においては、スピーカ装置の筐体あるいはダクトの
形状は円筒形のものについて説明したが、図13に示す
ように角形の筐体あるいは角形のダクトであってもよ
い。図において、200は第1の角形の筐体であってス
ピーカ1が取り付けられている。また、300はスピー
カ1の前面で第1の筐体200に対して取り付けられた
第2の角形の筐体、300aは第2の筐体300に設け
られたスピーカ1からの出力を放出するための固定ダク
ト、160はこの固定ダクト300aに嵌合して所望の
位置に着脱可能に取り付けられる可動ダクトであり、ダ
クト全体の長さを調節して所望の音質を得るようにす
る。また、長さあるいは内寸法の異なる交換用のダクト
を複数個用意し、所望の音質の得られるダクトを選定し
て取り付ける構造としてもよい。なお、着脱可能に取り
付けるための構造についてはとくに明示しないが、公知
の方法を適宜用いて容易に実現は可能である。
【0030】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、固定ダク
トに嵌合する可動ダクトと、可動ダクトを固定ダクトの
所望の位置に着脱可能に固定して係止する係止手段とを
備え、固定ダクトと可動ダクトを合わせた全体のダクト
長を任意に設定できるようにしたので、所望の音質を得
ることができるという効果がある。
【0031】この発明の請求項2によれば、係止手段
を、円筒状の可動ダクトの外周部に設けられた突起部
と、円筒状の固定ダクトの内周面において固定ダクトの
軸方向に突起部の高さを超える部分を有し、かつその内
周面の径を固定ダクトの内径まで暫時滑らかに減少させ
た凹部とから構成し、固定ダクトと可動ダクトを合わせ
た全体のダクト長を任意に設定した状態で容易に可動ダ
クトを固定ダクトに確実に係止できるようにしたので、
びびりのない所望の音質を得ることができるという効果
がある。
【0032】この発明の請求項3によれば、固定ダクト
の内周面に形成された凹部を、固定ダクトの内周面にお
いて可動ダクトの突起部が嵌合・挿入される溝と、固定
ダクト内周面の軸方向の所定位置に設けられ、かつその
内周面を固定ダクトの内周面まで暫時滑らかに減少させ
た複数の支線溝とから構成し、固定ダクトと可動ダクト
を合わせた全体のダクト長を任意に設定できるようにし
たので、所望の音質を容易に得ることができるという効
果がある。
【0033】この発明の請求項4によれば、可動ダクト
の外周にスピーカ装置が有する最低共振周波数に対応す
る固定位置を表示したので、容易に可動ダクトの固定位
置を決めることができるという効果がある。
【0034】この発明の請求項5によれば、係止手段
を、可動ダクトの外周に形成されたねじ山と、固定ダク
トの内周に形成されこのねじ山と螺合するねじ溝とから
構成したので、全体のダクト長を任意に設定でき、容易
に所望の音質を得ることができるという効果がある。
【0035】この発明の請求項6によれば、係止手段
を、所望の位置に係止された可動ダクトのねじ山に更に
ロックナットを用いて筐体に固着するようにしたので、
全体のダクト長を任意に設定した状態で容易に可動ダク
トを固定ダクトに確実に係止できるようにしたので、び
びりのない所望の音質を得ることができるという効果が
ある。
【0036】この発明の請求項7によれば、互い異なっ
た内寸法の断面を有し、スピーカからの音響出力に共振
すると共に筐体の孔部に嵌合する交換用の複数のダクト
と、この複数のダクトのいずれか1つを孔部に着脱可能
に固定して係止する係止手段とを備えたので、所望の音
質を得ることができる内径を有した交換用ダクトを容易
に筐体に装着できるという効果がある。
【0037】この発明の請求項8によれば、筐体に設け
られた孔部を、複数のダクトのうち最大の内寸法を有す
るダクトが筐体に一体的に形成されたものと共用したの
で、より安定して交換用ダクトを保持するという効果が
ある。
【0038】この発明の請求項9によれば、複数の交換
用ダクトを、先に筐体に係止されたダクトの内壁にほぼ
密接して順次挿入可能なようにその外寸法および内寸法
が設定されているので、簡単な操作で所望の音質を得る
ことができる内径を有したダクトを筐体に装着できると
いう効果がある。
【0039】この発明の請求項10によれば、内径の異
なる交換用ダクトの係止手段を、円筒状のダクトの外周
部に設けられた突起部と、筐体の円筒状の孔部の内周面
において該孔部の軸方向に突起部の高さを超える部分を
有し、かつその内周面の径をこの孔部の内径まで暫時滑
らかに減少させた凹部とから構成したので、所望の音質
を得ることのできる内径を有した交換用ダクトを簡単な
操作で容易に、かつ確実に筐体に固定できるという効果
がある。
【0040】この発明の請求項11によれば、内径の異
なる交換用ダクトの係止手段を、ダクトの外周に形成さ
れたねじ山と、筐体の孔部の内周に形成され該ねじ山と
螺合するねじ溝とから構成したので、所望の音質を得る
ことのできる内径を有した交換用ダクトを簡単な操作で
容易に、かつ確実に筐体に固定できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
の主要部断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
の斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
の可動ダクト係止手段の構造の一例を説明するための図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
の可動ダクト係止手段の構造の一例を説明するための図
である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
の可動ダクト係止手段の構造の他の一例を説明するため
の図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
の可動ダクトの外周に設けられた表示部をの一例を示す
図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
において、ねじ山を有した可動ダクトの係止手段の構造
の一例を説明するための図である。
【図8】 この発明の実施の形態1によるスピーカ装置
において、ねじ山を有した可動ダクトの係止手段の構造
の他の一例を説明するための図である。
【図9】 この発明の実施の形態2によるスピーカ装置
の構造の一例を説明するための図である。
【図10】 この発明の実施の形態2によるスピーカ装
置の構造の他の一例を説明するための図である。
【図11】 この発明の実施の形態2によるスピーカ装
置の可動ダクト係止手段の構造の一例を説明するための
図である。
【図12】 この発明の実施の形態2によるスピーカ装
置の可動ダクト係止手段の構造の他の一例を説明するた
めの図である。
【図13】 この発明の実施の形態3によるスピーカ装
置の斜視図である。
【図14】 従来のスピーカ装置の構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 スピーカ 2 第1の筐体
3 第2の筐体 3a 固定ダクト 3b 凹部
3c 溝 3d ねじ溝 3e 孔部
3f 凹部 3g 支線溝 3h ねじ溝
10 可動ダクト 10a 突起部 10b 突起部
10c 表示部 10d ねじ山 11 ロックナット 21 交換用可動ダクト 21a フランジ部 22 交換用可動ダクト 24 交換用可動ダクト 24a フランジ部 24b 突起部 25 交換用可動ダクト 25a フランジ部
25b 突起部 26 交換用可動ダクト 26a フランジ部
26c ねじ山 27 交換用可動ダクト 27a フランジ部
27c ねじ山 100 可動ダクト 200 第1の筐体 300 第2の筐体 300a 固定ダクト

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともスピーカと、上記スピーカの
    前面に配設され上記スピーカからの音響出力と共振して
    これを放出する固定ダクトとを設けた筐体を有したスピ
    ーカ装置において、 上記固定ダクトに嵌合する可動ダクトと、 上記可動ダクトを上記固定ダクトの所望の位置に着脱可
    能に固定して係止する係止手段を備えたことを特徴とす
    るスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 係止手段は、円筒状の可動ダクトの外周
    部に設けられた突起部と、円筒状の固定ダクトの内周面
    において上記固定ダクトの軸方向に上記突起部の高さを
    超える部分を有し、かつその内周面の径を上記固定ダク
    トの内径まで暫時滑らかに減少させた凹部とから構成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 【請求項3】 円筒状の固定ダクトの内周面に形成され
    た凹部は、上記固定ダクトの内周面において可動ダクト
    の突起部が嵌合・挿入される溝と、固定ダクト内周面の
    軸方向の所定位置に設けられ、かつその内周面を固定ダ
    クトの内周面まで暫時滑らかに減少させた複数の支線溝
    とから構成されたことを特徴とする請求項2に記載のス
    ピーカ装置。
  4. 【請求項4】 可動ダクトの外周にスピーカ装置が有す
    る最低共振周波数に対応する固定位置を表示したことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ装
    置。
  5. 【請求項5】 係止手段は、可動ダクトの外周に形成さ
    れたねじ山と、固定ダクトの内周に形成され上記ねじ山
    と螺合するねじ溝とから構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載のスピーカ装置。
  6. 【請求項6】 所望の位置に係止された可動ダクトのね
    じ山にロックナットを用いて筐体に固着することを特徴
    とする請求項5に記載のスピーカ装置。
  7. 【請求項7】 少なくともスピーカと、上記スピーカの
    前面に配設され上記スピーカからの音響出力を放出する
    孔部とを設けた筐体を有したスピーカ装置において、 互い異なった内寸法の断面を有し、上記スピーカからの
    音響出力に共振すると共に、上記筐体の上記孔部に嵌合
    する複数のダクトと、 上記複数のダクトのいずれか1つを上記孔部に着脱可能
    に固定して係止する係止手段とを備えたことを特徴とす
    るスピーカ装置。
  8. 【請求項8】 筐体に設けられた孔部は、複数のダクト
    のうち最大の内寸法を有するダクトが上記筐体に一体的
    に形成されたものと共用したことを特徴とする請求項7
    に記載のスピーカ装置。
  9. 【請求項9】 複数のダクトは、先に筐体に係止された
    ダクトの内壁にほぼ密接して順次挿入可能なようにその
    外寸法および内寸法が設定されていることを特徴とする
    請求項7または8のいずれかに記載のスピーカ装置。
  10. 【請求項10】 係止手段は、円筒状のダクトの外周部
    に設けられた突起部と、筐体の円筒状の孔部の内周面に
    おいて上記孔部の軸方向に上記突起部の高さを超える部
    分を有し、かつその内周面の径を上記孔部の内径まで暫
    時滑らかに減少させた凹部とから構成されたことを特徴
    とする請求項7〜9のいずれかに記載のスピーカ装置。
  11. 【請求項11】 係止手段は、ダクトの外周に形成され
    たねじ山と、筐体の孔部の内周に形成され上記ねじ山と
    螺合するねじ溝とから構成されたことを特徴とする請求
    項7に記載のスピーカ装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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