JPH0974419A - 複数データユニットを用いてメッセージを伝送する通信システムにおける同時発生メッセージ制御方式 - Google Patents

複数データユニットを用いてメッセージを伝送する通信システムにおける同時発生メッセージ制御方式

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JPH0974419A
JPH0974419A JP22951095A JP22951095A JPH0974419A JP H0974419 A JPH0974419 A JP H0974419A JP 22951095 A JP22951095 A JP 22951095A JP 22951095 A JP22951095 A JP 22951095A JP H0974419 A JPH0974419 A JP H0974419A
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Naoyuki Izawa
直行 井澤
Masami Murayama
雅美 村山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04L2012/5652Cell construction, e.g. including header, packetisation, depacketisation, assembly, reassembly

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つ又は複数のデータユニットを用いて1つ
のメッセージが伝送され、各データユニットにメッセー
ジを識別するための識別子が付与されるような通信シス
テムで、同時に発生するメッセージを適切に制御するこ
とにある。 【解決手段】 第1の記憶手段101は、加入者識別情
報に対応する加入者毎に、現在同時に発生しているメッ
セージの数である受信カウントを記憶する。第2の記憶
手段102は、加入者識別情報に対応する加入者毎に、
メッセージが並列して発生することのできる上限数であ
る同時発生メッセージ数設定を記憶する。第3の記憶手
段103は、加入者識別情報に対応する加入者毎に、現
在同時に発生している各メッセージに対応する各メッセ
ージ識別情報を、その発生順と共に記憶する。制御手段
104は、受信されたデータユニットから検出される転
送順識別情報、加入者識別情報、及びメッセージ識別情
報に基づいて、第1の記憶手段101、第2の記憶手段
102、及び第3の記憶手段103を制御することによ
り、同時に発生するメッセージの転送を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SMDS方式のよ
うに1つ又は複数のデータユニット(L2−PDU)を
用いて1つのメッセージ(L3−PDU)が伝送される
通信システムにおいて、同時に発生するメッセージを制
御するための方式に関する。
【0002】
【従来の技術】LAN間接続を実現する目的などのため
に構築される広帯域のコネクションレスデータサービス
として、例えば、SMDS ( switched multi-megabit
dataservice)が知られている。
【0003】広帯域のコネクションレスデータサービス
は、非常に多くの加入者のコネクションレスデータを処
理するため、加入者情報をいかに効率良く処理するかが
重要である。
【0004】図8に、SMDSシステムの一般的な構成
図を示す。SMDSでは、図9に示されるように、送信
側加入者端末において、まず、通信データ (ユーザデー
タ) であるSMDSサービスデータユニットが、L3−
PDU(Level 3 Protocol Data Unit)メッセージと呼
ばれる可変長のパケットのペイロード(Payload )部に
格納される。次に、送信側加入者端末においては、その
L3−PDUが、それぞれ44オクテットからなる1つ
又は複数のセグメントに分割される。次に、その1つ又
は複数のセグメントのそれぞれが各ペイロード部に格納
された1つ又は複数のL2−PDUが組み立てられ、そ
のL2−PDUが伝送される。このL2−PDUは、A
TM(非同期転送)方式におけるセルと同様の固定長の
パケットである。L2−PDU及びL3−PDUの先頭
にはアドレス情報や各種識別情報を格納するためのヘッ
ダ部(HDR)が付加され、それらの末尾には誤りチェ
ック用のビットシーケンス等を格納するためのトレーラ
部(TRLR)が付加される。
【0005】加入者からの情報であるSMDSサービス
データユニットは、加入者インタフェース(SNI:Su
bscriber Network Interface )に基づいて処理される。
そして、加入者には、物理伝送路として、例えば1.5Mbp
の伝送速度を有するDS1加入者線801と45Mbpsの伝
送速度を有するDS3加入者線803が提供される。加
入者端末は、SMDS上のL3−PDUを1つ以上のL
2−PDUに分割し、そのL2−PDUを更にDS1加
入者線801又はDS3加入者線803上のデータフォ
ーマット(DS3加入者線803上のデータフォーマッ
トについては後述する)に変換した後に、それぞれの加
入者線に出力する。
【0006】DS1加入者線801はDS1終端部80
2に、DS3加入者線803はDS3終端部804にそ
れぞれ終端され、そこでL2−PDUが取り出される。
加入者からのL2−PDUには、後述するように、SM
DSに対応する半固定のVCI(仮想チャネル識別子)
及びVPI(仮想パス識別子)が付与されている。後述
するように、DS1終端部802及びDS3終端部80
4は、この半固定のVPI/VCIが付与されているL
2−PDUを抽出して、そのL2−PDUのVPI/V
CIを、それぞれの終端部が終端する各SNIに対応す
る半固定のVPI/VCIに付け替え、そのL2−PD
Uをスイッチ部808に向けて出力する。
【0007】ここで、スイッチ部808は、実際にはA
TM交換機である場合が多く、この場合には、L2−P
DUはATMセルに変換されてから、スイッチ部808
に出力される。後述するように、L2−PDUとATM
セルは、共にほぼ同じデータ長を有する固定長のパケッ
トであるため、ATM交換機とSMDSとは親和性が高
いといえる。
【0008】DS1終端部802又はDS3終端部80
4から出力されたL2−PDU(ATMセル)は、マル
チプレクサ/デマルチプレクサ805、806、又は8
07を介してスイッチ部808へ入力される。スイッチ
部808は、各DS1終端部802又はDS3終端部8
04に対応する半固定のVPI/VCIが付与されたL
2−PDUを、SMDSラインパート(LP)813に
転送する。
【0009】LP813は、622Mbpsの伝送速度を有
するハイウエイ816によってスイッチ部808と接続
される。このLP813は、それが含まれる局が収容す
る複数のSNIを扱うことができる。そして、局の規模
に応じた数のLP813が、ハイウエイ816を介して
スイッチ部808に接続される。
【0010】LP813は、制御装置809からの設定
に基づいて、受信したL2−PDUに付与されている半
固定のVPI/VCIを判別することにより、そのL2
−PDUがどのSNI(どのDS1終端部802又はD
S3終端部804)から入力されたかを認識することが
できる。そして、LP813は、1つ又は複数のL2−
PDUを使って転送されてきたメッセージ(L3−PD
U)から、発信元アドレスSA(Source Address)と宛
先アドレスDA(Destination Address )を抽出する。
そして、上述した宛先アドレスDAが局内宛てのもので
ある場合には、LP813は、上述のメッセージが分割
して格納される各L2−PDUのVPI/VCIを、そ
の宛先アドレスDAに対応する局内のDS1終端部80
2又はDS3終端部804の半固定のVPI/VCIに
付け替える。一方、上述した宛先アドレスDAが局外宛
てのものである場合には、LP813は、宛先局のLP
を算出した後、上述したメッセージが分割して格納され
る各L2−PDUのVPI/VCIを、上述の発信元ア
ドレスと宛先局のLP813に対応するVPI/VCI
に付け替える。その後、LP813は、各L2−PDU
を、インタフェース814及びハイウエイ816を介し
て、再びスイッチ部808へ出力する。
【0011】スイッチ部808内の特には図示しない各
スイッチモジュールは、入力したL2−PDUを高速に
スイッチする。この場合、LP813から入力されたL
2−PDUは、それが局内宛てのものである場合は、ス
イッチ部808、マルチプレクサ/デマルチプレクサ8
07、806、又は805を介して、DS1終端部80
2又はDS3終端部804、及びDS1加入者線801
又はDS3加入者線803を介し、局内の加入者に転送
される。また、そのL2−PDUは、それが局外宛ても
のである場合には、マルチプレクサ/デマルチプレクサ
810、終端回路(FINF)811、及び局間中継線
812を介して、宛先局のLP813に転送される。
【0012】宛先局のLP813は、それが受信した複
数のL2−PDUを使って転送されてきたメッセージの
宛先アドレスDAを判別することによりそのメッセージ
が局内宛てのものであることを認識した後に、そのメッ
セージが格納されている各L2−PDUのVPI/VC
Iを、上述の宛先アドレスDAに対応する局内のDS1
終端部802又はDS3終端部804の半固定のVPI
/VCIに付け替え、各L2−PDUをスイッチ部へ出
力する。これらの各L2−PDUは、スイッチ部80
8、DS1終端部802又はDS3終端部804、及び
DS1加入者線801又はDS3加入者線803を介し
て、その局内の加入者に転送される。
【0013】ここで、図9に示されるように、L3−P
DUが複数のL2−PDUに分割される場合に、その先
頭のL2−PDUはBOM(Beginning Of Message)と
呼ばれ、末尾のL2−PDUはEOM(End Of Messag
e)と呼ばれ、それ以外の中間のL2−PDUはCOM
(Continuation Of Message )と呼ばれる。また、L3
−PDUが1つのL2−PDUに格納される場合には、
そのL2−PDUはSSM(Single Segment Message)
と呼ばれる。これらのBOM、COM、EOM、及びS
SMは、セグメントタイプと呼ばれ、それぞれに対応す
るL2−PDU内のヘッダ部に設定される。
【0014】また、送信側の加入者端末は、L3−PD
Uに、SMDSサービスデータユニットのほか、そのヘ
ッダ部に、前述した発信元アドレスSAと前述した宛先
アドレスDAを付加する。そして、L3−PDUに含ま
れる発信元アドレスSA及び宛先アドレスDAは、それ
に対応するBOMの属性を有する先頭のL2−PDUに
格納される。
【0015】更に、1つのSNI上の送信側の加入者端
末は、1つのL3−PDUを構成する1つ又は複数のL
2−PDUのヘッダ部に、同じ値を有するMID(メッ
セージ識別子:Message IDentifier)と呼ばれる識別情
報を付加する。
【0016】LP813は、各L2−PDUに付加され
ているSNI毎に、BOMの属性を有するL2−PDU
から発信元アドレスSAと宛先アドレスDAを抽出した
後、それらに対応させて、そのL2−PDUに付加され
ているMIDと、転送先に対応するVPI/VCIをテ
ーブルデータとして記憶する。以後、LP813は、ス
イッチ部808からCOM又はEOMの属性を有するL
2−PDUを受信する毎に、それらからSNI番号とM
IDを抽出し、それらに対応するVPI/VCIを上記
テーブルデータから抽出し、受信したL2−PDUのV
PI/VCIを上記抽出したVPI/VCIに付け替
え、そのL2−PDUをスイッチ部808に送出する。
そして、LP813は、スイッチ部808からEOMの
属性を有するL2−PDUを処理した後、それに格納さ
れているSNI番号とMIDに対応する上記テーブルデ
ータを削除する。これ以後、上記SNI上の送信側の加
入者端末は上記MIDの値を、他のL3−PDUのため
に使用することができる。
【0017】このように、SMDSでは、加入者情報で
あるSMDSサービスデータユニットが実際に格納され
て伝送されるL3−PDUが認識されることなく、各L
2−PDUのヘッダ部のみがリアルタイムで認識されて
そのL2−PDUが転送されることにより、高速なコネ
クションレス通信が実現される。
【0018】次に、一例として、DS3終端部804に
終端されるDS3加入者線803上のDS3回線インタ
フェースにおいて、スイッチ部808側のデータフォー
マットであるATMセルと伝送路側のデータフォーマッ
トであるDS3フォーマットとの間のマッピングを、図
10に示す。前述したように、送信側加入者端末におい
て、まず、通信データ (ユーザデータ) であるSMDS
サービスデータユニットは、L3−PDUのペイロード
部に格納され、次に、そのL3−PDUがそれぞれ44
オクテットからなる1つ又は複数のセグメントに分割さ
れた後、その1つ又は複数のセグメントのそれぞれが各
ペイロード部に格納された1つ又は複数のL2−PDU
が組み立てられる。続いて、送信側加入者端末では、L
2−PDUから、図10に示されるPLCPレイヤ(PL
CP LAYER)に対応するDS3PLCPフレームが構成さ
れ、更に、そのDS3PLCPフレームから図10に示
されるサブフレーム(Subframe)が構成され、最後に、
そのサブフレーム(Subframe)から図10に示されるマ
ルチフレーム(Multiframe)が構成される。そして、こ
のマルチフレーム(Multiframe)が、図8のDS3加入
者線803上のデータフォーマットとなる。
【0019】図11は、L2−PDUのフォーマットを
示す図である。図11又は図10に示されるように、L
2−PDUは、7オクテット(octets)のヘッダ(HEAD
ER)と、44オクテットのインフォメーションフィール
ド(INFO.FIELD)、及び2オクテットのトレーラ部(TR
AILER )によって構成されている。
【0020】まず、図11のヘッダ(HEADER)内のアク
セスコントロールフィールド(Access Control、又は図
10のACF)は、DS3終端部804が終端する伝送路
上におけるL2−PDUの伝送状態を検出するために使
用される。この伝送路が、SNI(加入者−ネットワー
クインタフェース)である場合と、NNI(ネットワー
ク−ノードインタフェース)である場合のそれぞれ、並
びに上り伝送路及び下り伝送路のそれぞれにおけるアク
セスコントロールフィールドの内容を、図12に示す。
【0021】図12において、DS3終端部804が終
端する伝送路がSNI(図8のDS3加入者線803)
である場合には、BUSYビットは、そのビットが含ま
れるL2−PDUが情報を含んでいるか否かを示す。ま
た、DS3終端部804が終端する伝送路がSNIで、
かつその伝送路が上り伝送路(ATMスイッチ側に入力
する伝送路)である場合には、REQ0、REQ1、R
EQ2の各ビットは優先レベルを示す。一方、DS3終
端部804が終端する伝送路がNNIである場合には、
BUSYビットは、そのビットが含まれるL2−PDU
が有効なセルであるか否かを示す。
【0022】図11に示されるヘッダ部内のネットワー
クコントロールインフォメーションフィールド(NETWOR
K CONTROL INFO又は図10のNCI )は、32ビットのデ
ータであって、図13に示されるように、20ビットの
VCI、2ビットのPT、2ビットのSP、及び8ビッ
トのHCSによって構成される。図13に示されるよう
に、VCIは、L2−PDU内に情報が有る場合には全
て“1”であり、そうでない場合には全て“0”であ
る。PT(Payload Type)及びSP(Segment Priorit
y)は、現在は共に“00”である。
【0023】HCS(Header Check Sequence )は、ネ
ットワークコントロールインフォメーションフィールド
内のVCI、PT、SPからなる3オクテットのデータ
部に対する生成多項式(G(x)= X8 +X2 +X+1)を用いた
計算によって得られる値である。この値を用いることに
より、ネットワークコントロールインフォメーションフ
ィールドのエラーチェックが行われる。VCI、PT、
SPからなる3オクテットは、図13に示されるように
2種類の固定値を採るだけである。従って、HCSは、
L2−PDU内に情報が有る場合は“00100010”の値を
採り、そうでない合は“00000000”の値をとる。
【0024】図11に示されるヘッダ部内のセグメント
タイプ(SEGMENT TYPE、又は図10のSEGT)の組合せを
図14に示す。L2−PDUの種類が、図9で説明した
COM(CONTINUATION MESSAGE)であるか、EOM(EN
D OF MESSAGE)であるか、BOM(BEGINNING OF MESSA
GE)であるか、SSM(SINGLE SEGMENT MESSAGE)であ
るかによって、セグメントタイプは、“00”、“01”、
“10”、“11”の何れかの2ビットの値を採る。
【0025】図11に示されるヘッダ部内のメッセージ
識別子(MESSAGE IDENTIFIER、又は図10のMID)に
ついては、既に説明した。図11において、インフォメ
ーションフィールド(INFO.FIELD)であるセグメンテー
ションユニット(SEGMENTATION UNIT 、又は図10のSE
G.UNIT)には、図9で説明したように、SMDSサービ
スにおけるL3−PDU(L3プロトコルデータユニッ
ト)が格納される。
【0026】図11に示されるトレーラ部(TRAILER )
内のペイロードレングス(PAYLOADLENGTH、又は図10
のPLEN)には、上記セグメンテーションユニットに含ま
れる有効データの長さが格納される。L2−PDUがB
OM又はCOMである場合はPAYLOAD LENGTH = 44 であ
り、L2−PDUがEOM又はSSMである場合はPAYL
OAD LENGTH≦44であり、L2−PDUに情報が含まれて
いない場合は、PAYLOAD LENGTH = 00 となる。
【0027】図11に示されるペイロードCRC(PAYL
OAD CRC 又は図10のPCRC)は、図11に示されるSEGM
ENT TYPE、MESSAGE IDENTIFIER、SEGMENTATION UNIT 、
PAYLOAD LENGTH、及びPAYLOAD CRC からなる48オクテ
ットのデータ部に対する生成多項式(G(x)=X10+X9 +X5
+X4 +X+1)を用いた計算により得られる値である。この
値を用いることにより、上記48オクテットのデータ部
のエラーチェックが行われる。なお、L2−PDUに情
報がない場合は、PAYLOAD CRC=00である。
【0028】以上の構成を有するL2−PDUが送信側
加入者端末において組み立てられた後、このL2−PD
Uが、図10に示されるPLCPレイヤ(PLCP LAYER)
に対応するDS3PLCPフレームに挿入される。図1
5に、図10に示されるPLCPレイヤ(PLCP LAYER)
に対応するDS3PLCPフレームのフォーマットを示
す。この場合、フレーム内の各オクテット(octets)
は、4ビットからなるニブル(nibble)という単位で、
順に伝送される。
【0029】続いて、上述したDS3PLCPフレーム
から図10に示されるサブフレーム(Subframe)が構成
される。この詳細な構成を図16に示す。1つのサブフ
レームは、それぞれ85ビットからなる8個のブロック
によって構成される。1つのブロック内の85ビットの
うち、最初の1ビットはDS3オーバーヘッド部であ
り、残りの84ビットが情報ペイロード部(INFO.PAYLO
AD)である。このペイロード部に、上述のDS3PLC
Pフレームが挿入される。
【0030】最後に、図16又は図10に示されるよう
に、上記サブフレーム(Subframe)が7フレーム分結合
することにより、1つのマルチフレーム(Multiframe)
が構成される。そして、DS3回線インタフェースにお
いては、44.736MHz のビットレートで、1つのマルチフ
レームが、106.4μsec(マイクロ秒)の周期で伝送され
る。
【0031】なお、図10に示されるDS3フレームフ
ォーマットのマルチフレーム又はサブフレームの先頭
と、DS3PLCPフレームの先頭は、同期している必
要はない。
【0032】図8のDS3終端部804は、伝送路から
入力される上述したマルチフレーム(Multiframe)から
上述したサブフレーム(Subframe)を抽出し、このサブ
フレーム(Subframe)から上述したDS3PLCPフレ
ームを抽出し、更にこのDS3PLCPフレームから上
述したL2−PDUを抽出する。
【0033】その後、DS3終端部804は、上述のL
2−PDUのヘッダに対してHCS(HEC)チェック
を実行した後、53オクテットのL2−PDUからスイ
ッチ部808内で処理可能な54オクテットのATMセ
ルへの変換を行う(図17参照)。この場合に、図10
に示されるように、L2−PDUのヘッダ部に含まれる
セグメントタイプ(SEGT)とメッセージ識別子(MID
)、並びに、L2−PDUのペイロード部に含まれる
セグメンテーションユニット(SEG.UNIT)、ペイロード
レングス(PLEN)、及びペイロードCRC(PCRC)が、
ATMセルのペイロード部(ATM CELL PAYLOAD)に格納
される。また、L2−PDUのヘッダ部内のネットワー
クコントロールインフォメーションフィールド(NCI )
に含まれる全てのビット(20ビット)が“1”であるV
CIが、DS3終端部804とSMDSラインパート
(LP)813の間に張られるPVC(Permanent Virt
ual Circuit:相手固定接続)を特定すると同時に、その
ATMセルを送出したDS3終端部804が終端するD
S3伝送路であるSNIを特定するVPI/VCIの値
に、付け替えられる。また、DS3終端部804は、そ
のATMセルの先頭に、そのATMセルがスイッチ部8
08内で自立的にスイッチングされてLP813に転送
されるようにするための、タグを付加する。
【0034】図18に、上述のL2−PDUとATMセ
ルの間の変換関係を示す。スイッチ部808に接続され
SMDSサービスを提供するLP813は、スイッチ部
808から入力されるのATMセルのうち、ヘッダ部に
SMDSサービスに使用されるPVCに対応する特定の
VPI/VCI値が付加されているATMセルを受信
し、図17に示されるように、そのATMセルのペイロ
ード部に格納されているL2−PDUに対して、前述し
た処理を実行する。
【0035】一方、DS3伝送路を使って通信を行う受
信側ユーザ端末では、まず、DS3伝送路から受信され
たDS3フレームからPLCPフレームが抽出され、P
LCPフレームからL2−PDUが抽出される。そし
て、L2−PDUのペイロード部内のセグメンテーショ
ンユニットの内容が抽出され、L2−PDUのヘッダ部
に付加されているMIDに基づいてL3−PDUが組み
立てられる。最後にそのL3−PDUのペイロード部か
ら通信データ(ユーザデータ)が抽出される。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述したSMDSにお
いては、LP813における各コネクションの管理の複
雑化を回避するために、SNI毎にLP813が並列に
処理するL3−PDU数を制限する必要がある。ここで
は、並列に処理されるL3−PDUとは、1つのL3−
PDUに対応するEOMの属性を有するL2−PDUの
転送が完了する前に他のL3−PDUに対応するBOM
の属性を有するL2−PDUが受信されることをいう。
このような状態は、1つのSNI上の送信側の加入者端
末が複数のL3−PDUを並列に送信する場合のほか、
1つのSNIに関する1つのL3−PDUに対応するE
OMの属性を有するL2−PDUがネットワーク内で廃
棄されてしまう場合にも発生し得る。
【0037】一方、前述のように、LP813は、1つ
のL3−PDUに対応するBOMの属性を有するL2−
PDUを受信する毎に、それからSNI番号とMIDを
抽出し、それに対応するテーブルデータを作成する。以
後、LP813は、同じSNI番号とMIDを有するE
OMの属性を有するL2−PDUを受信するまで、その
テーブルデータを記憶する。ここで、LP813が、テ
ーブルデータとして記憶されているSNI番号とMID
の組合せと同じ組合せを有するBOMの属性を有するL
2−PDU又はSSMの属性を有するL2−PDUを受
信した場合を想定する。このような場合は、上記SNI
番号に対応するSNI上の送信側の加入者端末が、上記
MIDを有するEOMの属性を有するL2−PDUの送
信を完了することによってそのMIDを開放し、その
後、そのMIDを有する新たなBOM又はSSMの属性
を有するL2−PDUを送出した場合であって、そのS
NI番号とMIDの組合せを有するEOMの属性を有す
るL2−PDUがネットワーク内で廃棄されてしまった
場合に発生し得る。このような場合には、LP813は
適切な措置を講じる必要がある。
【0038】従来は、このような課題を解決するための
手段は知られていない。また、SMDSの他にも、1つ
又は複数のデータユニットを用いて1つのメッセージが
伝送され、各データユニットにメッセージを識別するた
めの識別子が付与されるような通信システムにおいて、
上記と同様の課題を解決することが望まれる。
【0039】本発明の課題は、1つ又は複数のデータユ
ニットを用いて1つのメッセージが伝送され、各データ
ユニットにメッセージを識別するための識別子が付与さ
れるような通信システムにおいて、同時に発生するメッ
セージを適切に制御することにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明のブロッ
ク図である。本発明は、1つ又は複数のデータユニット
(L2−PDU)を用いて1つの加入者のメッセージ
(L3−PDU)が伝送され、各データユニットに加入
者を識別するための加入者識別情報(SNI番号)とそ
の各データユニットに対応するメッセージを識別するた
めのメッセージ識別情報(MID)とその各データユニ
ットに対応するメッセージ内でのその各データユニット
の転送順を識別するための転送順識別情報(セグメント
タイプ)とが付与される通信システムを前提とする。
【0041】そして、第1の記憶手段101(第1メモ
リ204)は、加入者識別情報に対応する加入者毎に、
現在同時に発生しているメッセージの数である受信カウ
ントを記憶する。
【0042】第2の記憶手段102(第2メモリ20
5)は、加入者識別情報に対応する加入者毎に、メッセ
ージが並列して発生することのできる上限数である同時
発生メッセージ数設定(MCDU数設定)を記憶する。
【0043】第3の記憶手段103(マッチャ206)
は、加入者識別情報に対応する加入者毎に、現在同時に
発生している各メッセージに対応する各メッセージ識別
情報を、その発生順と共に記憶する。
【0044】制御手段104(図2の全体構成によって
実現される手段)は、受信されたデータユニットから検
出される転送順識別情報、加入者識別情報、及びメッセ
ージ識別情報に基づいて、第1の記憶手段101、第2
の記憶手段102、及び第3の記憶手段103を制御す
ることにより、同時に発生するメッセージの転送を制御
する。
【0045】具体的には、例えば、制御手段104は、
受信されたデータユニットから検出される転送順識別情
報がその受信されたデータユニットがそれに対応するメ
ッセージ内の先頭のデータユニットであることを示して
いる場合、受信されたデータユニットから検出される転
送順識別情報がその受信されたデータユニットにそれに
対応するメッセージ全体が格納されていることを示して
いる場合、又は受信されたデータユニットから検出され
る転送順識別情報がその受信されたデータユニットがそ
れに対応するメッセージ内の末尾のデータユニットであ
ることを示している場合のそれぞれの場合について、第
3の記憶手段103に、受信されたデータユニットから
検出される加入者識別情報が示す加入者に対応して、受
信されたデータユニットから検出されるメッセージ識別
情報に対応するメッセージ識別情報が記憶されているか
否かを比較し、その比較結果に基づいて第3の記憶手段
103と第1の記憶手段101の記憶内容を更新するこ
とにより、同時に発生するメッセージにおけるメッセー
ジ識別情報の重複を制御する。
【0046】また、例えば、制御手段104は、受信さ
れたデータユニットから検出される転送順識別情報がそ
の受信されたデータユニットがそれに対応するメッセー
ジ内の先頭のデータユニットであることを示している場
合、受信されたデータユニットから検出される転送順識
別情報がその受信されたデータユニットにそれに対応す
るメッセージ全体が格納されていることを示している場
合、又は受信されたデータユニットから検出される転送
順識別情報がその受信されたデータユニットがそれに対
応するメッセージ内の末尾のデータユニットであること
を示している場合のそれぞれの場合について、受信され
たデータユニットから検出される加入者識別情報が示す
加入者に対応して第1の記憶手段101に記憶されてい
る受信カウントと受信されたデータユニットから検出さ
れる加入者識別情報が示す加入者に対応して第2の記憶
手段102に記憶されている同時発生メッセージ数設定
とを比較し、その比較結果に基づいて第3の記憶手段1
03と第1の記憶手段101の記憶内容を更新すること
により、同時に発生するメッセージの数を制御する。
【0047】以上の本発明の構成により、例えば、同時
に発生するメッセージ間で、メッセージ識別情報が重複
しているような場合に、例えば先行するメッセージに対
応するデータユニットの転送が中止させられることによ
り、各データユニットの適切な転送が実現される。
【0048】また、例えば、同時に発生するメッセージ
間で、各加入者及びメッセージ毎の同時発生メッセージ
数設定と受信カウントが比較され、その比較結果に基づ
いて例えば最も早く(古く)転送を開始したメッセージ
に対応するデータユニットの転送が中止させられること
により、メッセージ毎の同時発生メッセージ数の適切な
制御が実現される。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態につき詳細に説明する。本発明の実施の形
態が対象とするSMDSシステムの全体構成は、既に示
した図8と同じ構成である。
【0050】次に、図2は、図8のLP813内に設け
られる本発明の実施の形態の構成図である。まず、ST
ディテクタ201は、図8のスイッチ部808に接続さ
れるハイウエイから受信されるL2−PDUのヘッダ部
に設定されているセグメントタイプを検出する。セグメ
ントタイプには、BOM、COM、EOM、又はSSM
がある。
【0051】次に、SNIディテクタ202は、図8の
スイッチ部808に接続されるハイウエイから受信され
るL2−PDU(ATMセル)のヘッダ部に付加されて
いるVPI/VCIを判定することで、それがどのSN
I(どのDS1終端部802又はDS3終端部804)
から入力されたかを示すSNI番号を検出する。
【0052】次に、MIDディテクタ203は、図8の
スイッチ部808に接続されるハイウエイから受信され
るL2−PDUのヘッダ部に付加されているMIDを検
出する。
【0053】一方、第2メモリ205の各SNIに対応
するアドレスには、SNI毎にLP813が並列に処理
するL3−PDU数が、“MCDU数設定”として記憶
される。この値は、予め図8の制御装置809によって
設定される。
【0054】また、第1メモリ204の各SNIに対応
するアドレスには、SNI毎にLP813が現在処理し
ているL3−PDU数が、“受信カウント”として記憶
される。
【0055】更に、マッチャ206の各SNIと各受信
カウントの組合せに対応するアドレスには、SNI毎に
各受信カウントの値において受信されたBOMの属性を
有するL2−PDUに付加されていたMIDが記憶され
る。
【0056】図2に示される実施の形態の構成において
は、上述の第1メモリ204、第2メモリ205、及び
マッチャ206の各内容が制御されることにより、SN
I毎にLP813が並列に処理するL3−PDU数が制
限され、また、MIDの一貫性が制御される。
【0057】以下に、SSMの属性を有するL2−PD
U、BOMの属性を有するL2−PDU、及びEOMの
属性を有するL2−PDUが受信されたときの図2に示
される構成を有する実施の形態の詳細な動作について、
順次説明する。
【0058】まず、図3は、本実施の形態の動作状態を
示す表である。本実施の形態においては、SSMの属性
を有するL2−PDUが受信される場合には、ケース1
〜ケース7の7つのケースがあり、BOMの属性を有す
るL2−PDUが受信される場合には、ケース8〜ケー
ス14の7つのケースがあり、EOMの属性を有するL
2−PDUが受信される場合には、ケース15〜ケース
18の4つのケースがある。なお、COMが受信された
場合には、特別な制御動作は実行されない。もちろん、
それに対する転送動作は実行される。SSM受信時のケース1 SSMの属性を有するL2−PDUが受信されたときの
動作について、図4に示される動作フローチャートに沿
って説明する。
【0059】まず、図3に示されるケース1として、受
信L2−PDUに格納されているMIDが、そのL2−
PDUのSNI番号に対応するマッチャ206内の領域
に既に記憶されており、かつそのL2−PDUのSNI
番号に対応する第2メモリ205内のMCDU数設定が
1である場合について説明する。
【0060】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、上記MIDを有
するEOMの属性を有するL2−PDUの送信を完了す
ることによってそのMIDを開放し、その後、そのMI
Dを有する新たなSSMの属性を有するL2−PDUを
送出した場合であって、そのSNI番号とMIDの組合
せを有する先に送信されたEOMの属性を有するL2−
PDUがネットワーク内で廃棄されてしまった場合に、
発生し得る。
【0061】従って、この場合には、まず、LP813
内の上記MIDに対応する先の通信設定を強制終了させ
る必要がある。そして、新たに受信されたSSMは、そ
れ1つだけでL3−PDUを転送し、その転送処理が終
了するとその通信設定は即座に開放されるため、第1メ
モリ204上の受信カウントを1だけ減算する必要があ
る。これらの処理は、以下のフローによって実現され
る。
【0062】まず、SNIディテクタ202が、受信L
2−PDU(ATMセル)のVPI/VCIを判定する
ことにより、SNI番号を検出し、それを特には図示し
ないレジスタ(s)に格納する(図4のステップ1)。
以下、(s)と示されたときは、このレジスタの内容を
参照するものとする。
【0063】次に、第1メモリ204内の上記レジスタ
(s)に対応するアドレスより、受信カウントがリード
され、それが特には図示しないレジスタ(c)に格納さ
れる(図4のステップ2)。以下、(c)と示されたと
きは、このレジスタの内容が参照されるものとする。な
お、このとき、STディテクタ201が受信L2−PD
Uのヘッダ部に設定されているセグメントタイプSSM
を検出することによって、第1メモリ204にチップセ
レクト信号(CS信号)が与えられる。
【0064】次に、第2メモリ205内の上記レジスタ
(s)に対応するアドレスより、MCDU数設定がリー
ドされ、それが特には図示しないレジスタ(n)に格納
される(図4のステップ3)。以下、(n)と示された
ときは、このレジスタの内容が参照されるものとする。
このときも、STディテクタ201が受信L2−PDU
のヘッダ部に設定されているセグメントタイプSSMを
検出することにより、第2メモリ205にCS信号が与
えられる。次に、MIDディテクタ203が、受信L2
−PDUのヘッダ部に付加されているMIDを検出し、
それを特には図示しないレジスタ(m)に格納する(図
4のステップ4)。以下、(m)と示されたときは、こ
のレジスタの内容が参照されるものとする。
【0065】続いて、SNIディテクタ202から出力
されるSNI番号(s)がマッチャ206に対しマッチ
ブロックセレクト信号として与えられると共に、MID
ディテクタ203から出力されるMID(m)がマッチ
ャ206に対してマッチデータとして与えられることに
より、マッチャ206が、受信L2−PDUのSNI番
号(s)に対応するアドレス領域(s)に、受信L2−
PDUに格納されているMID(m)が既に記憶されて
いるか否かを判定する(図4のステップ5)。図3に示
されるように、ケース1では、この判定はYES(○
印)となる。この場合、マッチャ206からは、マッチ
アドレス(s)+(β)が出力される。
【0066】次に、MCDU“1”チェッカ207は、
第2メモリ205から読み出されている受信L2−PD
UのSNI番号(s)に対応するMCDU数設定(n)
が1であるか否か、即ちそのSNI番号についてLP8
13が並列に処理するL3−PDU数が1であるか否か
を判定する(図4のステップ6)。図3に示されるよう
に、ケース1では、この判定はYESとなる。
【0067】この判定を受けて、CSジェネレータ21
3がマッチャ206にCS信号を出力する。同時に、ラ
イトアドレスセレクタ214が、マッチャ206に、S
NIディテクタ202が出力している受信L2−PDU
のSNI番号(s)と第1メモリ204が出力している
受信L2−PDUのSNI番号に対応する受信カウント
(c)との組合せに対応するライトアドレスを出力す
る。なお、ケース1では、受信カウント(c)の値は必
ず1である。更に同時に、ライトデータセレクタ215
が、マッチャ206に、MID開放値レジスタ216に
記憶されているMID開放値をライトデータとして出力
する(以上、図4のステップ7)。このようにして、先
の受信カウント(c)=1に対応する通信に関する重複
したMIDが開放させられ、その先の通信が強制終了さ
せられる。
【0068】次に、受信カウント“1”減算回路211
が、第1メモリ204から出力されている受信L2−P
DUのSNI番号に対応する受信カウント(c)の値を
1だけ減算する(図4のステップ8)。ケース1では、
レジスタ(c)の値は1であるため、(c)−1=0と
なる。
【0069】そして、ライトデータセレクタ212が、
マッチャ206からのマッチ信号とMCDU“1”チェ
ッカ207の出力に基づいて、上記受信カウント“1”
減算回路211の出力“(c)−1=0”を選択するこ
とにより、この値0が、第1メモリ204内の受信L2
−PDUのSNI番号に対応するアドレスに、新たな受
信カウントとしてライトされる(図4のステップ9)。
即ち、第2メモリ205内の受信L2−PDUのSNI
番号に対応するアドレスに記憶されているMCDU数設
定は1であるため、先の通信設定が開放され、また、S
SMは、それ1つだけでL3−PDUを転送し、その転
送処理が終了すると即座にその通信設定が開放されるた
め、現在の受信カウントは0となるのである。SSM受信時のケース2 次に、SSMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース2として、受信L2
−PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDU
のSNI番号に対応するマッチャ206内の領域の末尾
のアドレスに既に記憶されており、かつそのL2−PD
UのSNI番号に対応する第2メモリ205内のMCD
U数設定が1以上である場合について説明する。
【0070】このような場合は、ケース1と同様の場合
に発生し得る。そして、この場合には、ケース1の場合
と同様に、まず、LP813内の上記MIDに対応する
先の通信設定を強制終了させる必要がある。そして、新
たに受信されたSSMは、それ1つだけでL3−PDU
を転送し、その転送処理が終了するとその通信設定は即
座に開放されるため、第1メモリ204上の受信カウン
トを1だけ減算する必要がある。これらの処理は、以下
のフローによって実現される。
【0071】まず、ケース1における図4のステップ1
〜4と同様の処理が実行され、ケース1の場合と同様
に、ステップ5の判定がYESとなる。次に、MCDU
“1”チェッカ207は、第2メモリ205から読み出
されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対応
するMCDU数設定(n)が1であるか否か、即ちその
SNI番号についてLP813が並列に処理するL3−
PDU数が1であるか否かを判定する(図4のステップ
6)。図3に示されるように、ケース2では、この判定
はNO(×印)となる。
【0072】次に、受信カウント/マッチアドレス比較
回路209は、マッチャ206からのマッチ信号とMC
DU“1”チェッカ207の出力の状態に基づいて、マ
ッチャ206から出力されるマッチアドレス(s)+
(β)のうちの受信カウントに対応するアドレス部分
(β)が、第1メモリ204から出力されている受信L
2−PDUのSNI番号に対応する現在の受信カウント
(c)と一致するか否か、即ち、受信L2−PDUに格
納されているMID(m)と同じMIDが記憶されてい
るアドレスが、マッチャ206上の受信L2−PDUの
SNI番号(s)に対応するアドレス領域(s)の末尾
のアドレスであるか否かを判定する(図4のステップ1
0)。図3に示されるように、ケース2においては、こ
の判定はYESとなる。
【0073】その後、ケース1における図4のステップ
7〜9と同様の処理が実行される。この結果、マッチャ
206上の受信L2−PDUのSNI番号(s)に対応
するアドレス領域(s)の末尾のアドレス(c)(=
(β))にMID開放値がライトされることにより、そ
のアドレスに対応する受信カウント(c)の通信に関す
る重複したMIDが開放させられ、その先の通信が強制
終了させられる。また、第1メモリ204内の受信L2
−PDUのSNI番号に対応するアドレスに記憶されて
いる受信カウント(c)が1だけ減算される。SSM受信時のケース3 次に、SSMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース3として、受信L2
−PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDU
のSNI番号に対応するマッチャ206内の領域の末尾
以外のアドレスに既に記憶されており、かつそのL2−
PDUのSNI番号に対応する第2メモリ205内のM
CDU数設定が1以上である場合について説明する。
【0074】このような場合は、ケース1と同様の場合
に発生し得る。そして、この場合には、ケース1の場合
と同様に、まず、LP813内の上記MIDに対応する
先の通信設定を強制終了させる必要がある。この場合、
そのL2−PDUのSNI番号に対応するマッチャ20
6内の領域の末尾以外の中間のアドレスのMIDを開放
させるために、特別な制御が必要となる。その後、新た
に受信されたSSMは、それ1つだけでL3−PDUを
転送し、その転送処理が終了するとその通信設定は即座
に開放されるため、第1メモリ204上の受信カウント
を1だけ減算する必要がある。これらの処理は、以下の
フローによって実現される。
【0075】まず、ケース2における図4のステップ1
〜6と同様の処理が実行され、ケース2の場合と同様
に、ステップ5の判定がYES、ステップ6の判定がN
Oとなる。
【0076】次に、受信カウント/マッチアドレス比較
回路209は、ステップ2の場合と同様にして、マッチ
ャ206からのマッチ信号とMCDU“1”チェッカ2
07の出力の状態に基づいて、マッチャ206から出力
されるマッチアドレス(s)+(β)のうちの受信カウ
ントに対応するアドレス部分(β)が、第1メモリ20
4から出力されている受信L2−PDUのSNI番号に
対応する現在の受信カウント(c)と一致するか否かを
判定する(図4のステップ10)。図3に示されるよう
に、ケース3では、受信L2−PDUに格納されている
MID(m)と同じMIDが記憶されているアドレス
(β)が、マッチャ206上の受信L2−PDUのSN
I番号(s)に対応するアドレス領域(s)の末尾以外
のアドレスであるため、この判定はNOとなる。
【0077】この結果、ステップ11〜ステップ16が
実行されることにより、図3のケース3及び図7に示さ
れるように、マッチアドレス(s)+(β)のMIDが
捨てられると共に、マッチアドレス(s)+(β)より
以降の各アドレスのMIDがそれぞれの1つ前のマッチ
アドレス(s)+(β)から始まる各アドレスに順次移
動させられる。
【0078】即ち、まず、アドレスセレクタ219がマ
ッチアドレス(s)+(β)を選択し、“1”加算回路
218が(s)+(β)に1を加算する(図4のステッ
プ11)。その“1”加算回路218の出力を(s)+
(β)+αとする。
【0079】次に、上記“1”加算回路218の出力
(s)+(β)+αがマッチャ206にリードアドレス
としてとして指定されることによって、マッチャ206
から、(s)+(β)+αに記憶されているMIDが読
み出され、特には図示しないレジスタ(m1)に格納さ
れる(図4のステップ12)。以下、(m1)と示され
たときは、このレジスタの内容が参照されるものとす
る。
【0080】次に、アドレス+1/受信カウント比較回
路217の出力がOKである場合には、ライトアドレス
セレクタ214が、アドレスセレクタ219の出力
(s)+(β)+α−1をライトアドレスとしてマッチ
ャ206に出力すると共に、ライトデータセレクタ21
5が、マッチャ206から出力されているアドレス
(s)+(β)+αのMID(m1)をライトデータと
してマッチャ206に出力し、更に、CSジェネレータ
213がCS信号をマッチャ206に出力する。この結
果マッチャ206上のアドレス(s)+(β)+αのM
ID(m1)が1つ前のアドレス(s)+(β)+α−
1に移動させられる(図4のステップ13)。
【0081】以後、“1”加算回路218が、アドレス
セレクタ219がアドレス+1/受信カウント比較回路
217から出力されるアドレス(s)+(β)+αの値
を順次“1”ずつ増加させながら(図4のステップ1
4)、アドレス+1/受信カウント比較回路217が、
そのアドレス(s)+(β)+αが値(s)+(c)を
超えたと判定するまで(図4のステップ15の判定がY
ESとなるまで)、マッチャ206上のアドレス(s)
+(β)+αのMID(m1)が1つ前のアドレス
(s)+(β)+α−1に移動させられる(図4のステ
ップ12、13)。
【0082】ここで、(c)は、受信L2−PDUのS
NI番号(s)に対応して第1メモリ204から出力さ
れているSNIにおける現在の受信カウントであり、
(s)+(c)は、マッチャ206上の上記SNIに対
応する領域(s)の末尾のアドレスである。そして、ア
ドレス+1/受信カウント比較回路217が、上記アド
レス(s)+(β)+αの値が(s)+(c)を超えた
と判定し、NGを出力すると(図4のステップ15の判
定がYES)、ライトアドレスセレクタ214が、アド
レスセレクタ219の出力(s)+(β)+α−1=
(s)+(c)をライトアドレスとしてマッチャ206
に出力すると共に、ライトデータセレクタ215が、M
ID開放値レジスタ216に記憶されているMID開放
値をライトデータとしてマッチャ206に出力し、更
に、CSジェネレータ213がCS信号をマッチャ20
6に出力する。この結果、マッチャ206上の今までの
末尾アドレス(s)+(c)が開放される(図7参照)
(図4のステップ16)。
【0083】このようにして、マッチャ206上の各S
NI番号に対応する領域には、常に最も早く(古く)開
始された通信に対応するMIDから順に、各通信に対応
するMIDが記憶されることになる。
【0084】その後、ケース1における図4のステップ
8、9と同様の処理が実行される。この結果、第1メモ
リ204内の受信L2−PDUのSNI番号に対応する
アドレスに記憶されている受信カウント(c)が1だけ
減算される。SSM受信時のケース4 次に、SSMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース4として、受信L2
−PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDU
のSNI番号に対応するマッチャ206内の領域には記
憶されておらずかつそのL2−PDUのSNI番号に対
応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1で、な
おかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する第1メ
モリ204内の受信カウントが1である場合について説
明する。
【0085】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、上記MIDを有
するEOMの属性を有するL2−PDUの送信を完了し
ていない状態で、更に、新たなMIDを有しSSMの属
性を有するL2−PDUを送出した場合に、発生し得
る。
【0086】そして、この場合には、MCDU数設定が
1であるため、ケース1の場合と同様に、まず、LP8
13内の上記MIDに対応する先の通信設定を強制終了
させる必要がある。そして、新たに受信されたSSM
は、それ1つだけでL3−PDUを転送し、その転送処
理が終了するとその通信設定は即座に開放されるため、
第1メモリ204上の受信カウントを1だけ減算する必
要がある。これらの処理は、以下のフローによって実現
される。
【0087】まず、ケース1における図4のステップ1
〜4と同様の処理が実行され、ケース1の場合とは逆
に、ステップ5の判定がNOとなる。次に、MCDU
“1”チェッカ207は、第2メモリ205から読み出
されている受信L2−PDUのMCDU数設定(n)が
1であるか否かを判定する(図4のステップ17)。図
3に示されるように、ケース4では、この判定はYES
となる。
【0088】この判定を受けて、MCDU数設定/受信
カウント比較回路208は、第1メモリ204から読み
出されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対
応する受信カウント(c)が第2メモリ205から読み
出されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対
応するMCDU数設定(n)=1と一致するか否か、即
ち受信カウント(c)の値が1であるか否かを判定する
(図4のステップ18)。図3に示されるように、ケー
ス4では、この判定はYESとなる。
【0089】その後、ケース1における図4のステップ
7〜9と同様の処理が実行される。この結果、マッチャ
206上の受信L2−PDUのSNI番号(s)に対応
するアドレス領域(s)のアドレス(c)=1にMID
開放値がライトされることによって、そのアドレスに対
応する受信カウント(c)に対応する通信に関するMI
Dが開放させられ、その先の通信が強制終了させられ
る。また、第1メモリ204内の受信L2−PDUのS
NI番号に対応するアドレスに記憶されている受信カウ
ント(c)が1だけ減算されて、その受信カウントが0
となる。SSM受信時のケース5 次に、SSMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース5として、受信L2
−PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDU
のSNI番号に対応するマッチャ206内の領域には記
憶されておらずかつそのL2−PDUのSNI番号に対
応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1で、な
おかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する第1メ
モリ204内の受信カウントが0である場合について説
明する。
【0090】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、初めてSSMの
属性を有するL2−PDUを送出した場合に発生し得
る。そして、この場合には、今までそのSNIに関する
通信はなく、新たに受信されたSSMは、それ1つだけ
でL3−PDUを転送し、その転送処理が終了するとそ
の通信設定は即座に開放されるため、結局、そのSNI
に関しては何も状態を変更する必要はない。この処理
は、以下のフローによって実現される。
【0091】まず、ケース4における図4のステップ1
〜4と同様の処理が実行され、ステップ5の判定がNO
となり、ステップ17の判定がYESとなる。この判定
を受けて、MCDU数設定/受信カウント比較回路20
8は、第1メモリ204から読み出されている受信L2
−PDUのSNI番号(s)に対応する受信カウント
(c)が第2メモリ205から読み出されている受信L
2−PDUのSNI番号(s)に対応するMCDU数設
定(n)=1と一致するか否か、即ち受信カウント
(c)の値が1であるか否かを判定する(図4のステッ
プ18)。図3に示されるように、ケース5では、この
判定はNOとなる。
【0092】この結果、SSM受信時の状態は変化しな
い。SSM受信時のケース6 次に、SSMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース6として、受信L2
−PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDU
のSNI番号に対応するマッチャ206内の領域には記
憶されておらずかつそのL2−PDUのSNI番号に対
応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1ではな
く、なおかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する
第1メモリ204内の受信カウントが上記MCDU数設
定に等しい場合について説明する。
【0093】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、MCDU数設定
と同じ数だけのL3−PDUの通信を行っていてそれら
全ての通信についてEOMの属性を有するL2−PDU
の送信を完了していない状態で、更に、新たなMIDを
有しSSMの属性を有するL2−PDUを送出した場合
に、発生し得る。
【0094】そして、この場合には、最も早く(古く)
開始された通信を強制終了させるための特別な制御が必
要となる。そして、新たに受信されたSSMは、それ1
つだけでL3−PDUを転送し、その転送処理が終了す
るとその通信設定は即座に開放されるため、第1メモリ
204上の受信カウントを1だけ減算する必要がある。
これらの処理は、以下のフローによって実現される。
【0095】まず、ケース1における図4のステップ1
〜4と同様の処理が実行され、ケース1の場合とは逆
に、ステップ5の判定がNOとなる。次に、MCDU
“1”チェッカ207は、第2メモリ205から読み出
されている受信L2−PDUのMCDU数設定(n)が
1であるか否かを判定する。図3に示されるように、ケ
ース6では、この判定はNOとなる。
【0096】この判定を受けて、MCDU数設定/受信
カウント比較回路208は、第1メモリ204から読み
出されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対
応する受信カウント(c)が第2メモリ205から読み
出されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対
応するMCDU数設定(n)と一致するか否かを判定す
る(図4のステップ19)。図3に示されるように、ケ
ース6では、この判定はYESとなる。
【0097】この結果、ステップ20〜25において、
ケース3のステップ11〜16の場合と同様に、図3の
ケース6に示されるように、受信L2−PDUのSNI
番号に対応するマッチャ206内の領域(s)の先頭ア
ドレス(s)+(1)のMIDが捨てられると共に、マ
ッチアドレス(s)+(1)より以降の各アドレスのM
IDがそれぞれの1つ前のマッチアドレス(s)+
(1)から始まる各アドレスに順次移動させられる。こ
れは、移動開始アドレスがマッチアドレス(s)+
(β)から先頭アドレス(s)+(1)になった点が異
なるだけで、前述したケース3において図7を用いて説
明した動作とほぼ同様の動作である。
【0098】即ち、まず、アドレスセレクタ219がマ
ッチアドレス(s)+(1)を選択し、“1”加算回路
218が(s)+(1)に1を加算する(図4のステッ
プ20)。その“1”加算回路218の出力を(s)+
(1)+αとする。
【0099】次に、上記“1”加算回路218の出力
(s)+(1)+αがマッチャ206にリードアドレス
としてとして指定されることによって、マッチャ206
から、(s)+(1)+αに記憶されているMIDが読
み出され、特には図示しないレジスタ(m2)に格納さ
れる(図4のステップ21)。以下、(m2)と示され
たときは、このレジスタの内容が参照されるものとす
る。
【0100】次に、アドレス+1/受信カウント比較回
路217の出力がOKである場合には、ライトアドレス
セレクタ214が、アドレスセレクタ219の出力
(s)+(1)+α−1をライトアドレスとしてマッチ
ャ206に出力すると共に、ライトデータセレクタ21
5が、マッチャ206から出力されているアドレス
(s)+(1)+αのMID(m2)をライトデータと
してマッチャ206に出力し、更に、CSジェネレータ
213がCS信号をマッチャ206に出力する。この結
果マッチャ206上のアドレス(s)+(1)+αのM
ID(m2)が1つ前のアドレス(s)+(1)+α−
1に移動させられる(図4のステップ22)。
【0101】以後、“1”加算回路218が、アドレス
セレクタ219がアドレス+1/受信カウント比較回路
217から出力されるアドレス(s)+(1)+αの値
を順次“1”ずつ増加させながら(図4のステップ2
3)、アドレス+1/受信カウント比較回路217が、
そのアドレス(s)+(1)+αが値(s)+(c)を
超えたと判定するまで(図4のステップ24の判定がY
ESとなるまで)、マッチャ206上のアドレス(s)
+(1)+αのMID(m2)が1つ前のアドレス
(s)+(1)+α−1に移動させられる(図4のステ
ップ21、22)。
【0102】ここで、(c)は、受信L2−PDUのS
NI番号(s)に対応して第1メモリ204から出力さ
れているSNIにおける現在の受信カウントであり、
(s)+(c)は、マッチャ206上の上記SNIに対
応する領域(s)の末尾のアドレスである。そして、ア
ドレス+1/受信カウント比較回路217が、そのアド
レス(s)+(1)+αの値が(s)+(c)を超えた
と判定し、NGを出力すると(図4のステップ24の判
定がYES)、ライトアドレスセレクタ214が、アド
レスセレクタ219の出力(s)+(1)+α−1=
(s)+(c)をライトアドレスとしてマッチャ206
に出力すると共に、ライトデータセレクタ215が、M
ID開放値レジスタ216に記憶されているMID開放
値をライトデータとしてマッチャ206に出力し、更
に、CSジェネレータ213がCS信号をマッチャ20
6に出力する。この結果、マッチャ206上の今までの
末尾アドレス(s)+(c)が開放される(ケース3に
おける図7参照)(図4のステップ25)。
【0103】その後、ケース1における図4のステップ
8、9と同様の処理が実行される。この結果、第1メモ
リ204内の受信L2−PDUのSNI番号に対応する
アドレスに記憶されている受信カウント(c)が1だけ
減算される。SSM受信時のケース7 次に、SSMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース7として、受信L2
−PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDU
のSNI番号に対応するマッチャ206内の領域には記
憶されておらずかつそのL2−PDUのSNI番号に対
応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1ではな
く、なおかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する
第1メモリ204内の受信カウントが上記MCDU数設
定に達していない場合について説明する。
【0104】このような場合には、上記SNI番号に対
応するSNI上の送信側の加入者端末は、新たなSSM
の属性を有するL2−PDUを送出する余裕があり、か
つ新たに受信されたSSMは、それ1つだけでL3−P
DUを転送し、その転送処理が終了するとその通信設定
は即座に開放されるため、そのSNIに関しては何も状
態を変更する必要はない。この処理は、以下のフローに
よって実現される。
【0105】まず、ケース1における図4のステップ1
〜4と同様の処理が実行され、ケース1の場合とは逆
に、ステップ5の判定がNOとなり、更にケース6の場
合と同様に、図4のステップ17の判定がNOとなる。
【0106】この判定を受けて、MCDU数設定/受信
カウント比較回路208は、第1メモリ204から読み
出されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対
応する受信カウント(c)が第2メモリ205から読み
出されている受信L2−PDUのSNI番号(s)に対
応するMCDU数設定(n)と一致するか否か(達して
いるか否か)を判定する(図4のステップ19)。図3
に示されるように、ケース7では、この判定はNOとな
る。BOM受信時のケース8 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
ときの動作について、図5に示される動作フローチャー
トに沿って説明する。
【0107】まず、図3に示されるケース8として、S
SMの属性を有するL2−PDUが受信されたときの図
3に示されるケース1の場合と同様に、受信L2−PD
Uに格納されているMIDが、そのL2−PDUのSN
I番号に対応するマッチャ206内の領域に既に記憶さ
れており、かつそのL2−PDUのSNI番号に対応す
る第2メモリ205内のMCDU数設定が1である場合
について説明する。
【0108】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、上記MIDを有
するEOMの属性を有するL2−PDUの送信を完了す
ることによってそのMIDを開放し、その後、そのMI
Dを有する新たなBOMの属性を有するL2−PDUを
送出した場合であって、そのSNI番号とMIDの組合
せを有する先に送信されたEOMの属性を有するL2−
PDUがネットワーク内で廃棄されてしまった場合に、
発生し得る。
【0109】従って、この場合には、実質的にはLP8
13内の上記SNI及び上記MIDに対応する先の通信
設定が強制終了させられ新たに受信されたBOMが新た
に1つの通信状態を専有する。しかし、LP813内で
は、まず、第1メモリ204内の受信カウントは結局変
化せず、また、上記SNI番号に対応するMCDU数設
定は1であるため、マッチャ206内の該当するSNI
番号に対応する領域の先頭に記憶されているマッチした
MIDの設定は、新たに受信されたBOMの属性を有す
るL2−PDUのためにそのまま維持される。結局、上
記SNIに関しては何も状態を変更する必要はない。こ
れらの処理は、以下のフローによって実現される。
【0110】即ち、ケース1における図4のステップ1
〜4と同様の図5のステップ1〜4の処理が実行され、
ケース1の図4のステップ5、6と同様に、図5のステ
ップ5及び6の判定がYESとなる。
【0111】この結果、BOM受信時の状態は変化しな
い。BOM受信時のケース9 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース9として、SSMの
属性を有するL2−PDUが受信されたときの図3に示
されるケース2の場合と同様に、受信L2−PDUに格
納されているMIDが、そのL2−PDUのSNI番号
に対応するマッチャ206内の領域の末尾のアドレスに
既に記憶されており、かつそのL2−PDUのSNI番
号に対応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1
以上である場合について説明する。
【0112】このような場合は、ケース8と同様の場合
に発生し得る。そして、この場合は、ケース8の場合と
同様に、実質的にはLP813内の上記SNI及び上記
MIDに対応する先の通信設定が強制終了させられ新た
に受信されたBOMが新たに1つの通信状態を専有す
る。しかし、LP813内では、まず、第1メモリ20
4内の受信カウントは結局変化せず、また、マッチャ2
06内の該当するSNI番号に対応する領域の末尾に記
憶されているマッチしたMIDの設定は、新たに受信さ
れたBOMの属性を有するL2−PDUのための最新の
MIDの設定として、そのまま維持される。結局、上記
SNIに関しては何も状態を変更する必要はない。これ
らの処理は、以下のフローによって実現される。
【0113】即ちケース1の図4のステップ1〜4と同
様に図5のステップ1〜4が実行された後、ケース1の
図4のステップ5、6、10と同様に、図5のステップ
5の判定がYES、ステップ6の判定がNO、ステップ
7の判定がYESとなる。
【0114】この結果、BOM受信時の状態は変化しな
い。BOM受信時のケース10 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース10として、SSM
の属性を有するL2−PDUが受信されたときの図3に
示されるケース3の場合と同様に、受信L2−PDUに
格納されているMIDが、そのL2−PDUのSNI番
号に対応するマッチャ206内の領域の末尾以外のアド
レスに既に記憶されており、かつそのL2−PDUのS
NI番号に対応する第2メモリ205内のMCDU数設
定が1以上である場合について説明する。
【0115】このような場合は、ケース8と同様の場合
に発生し得る。そして、この場合には、LP813内の
上記MIDに対応する先の通信設定を強制終了させる必
要がある。即ち、ケース3の場合と同様に、そのL2−
PDUのSNI番号に対応するマッチャ206内の領域
の末尾以外の中間のアドレスのMIDを開放させ、それ
以降のアドレスに記憶されている上記領域内の各MID
値を順次1つずつ前のアドレスに移動させる必要があ
る。その後、新たに受信されたBOMが新たに1つの通
信状態を専有するため、マッチャ206内の上記領域の
末尾のアドレスにそのBOMに対応するMIDを記憶さ
せる必要がある。なお、第1メモリ204内の受信カウ
ントは結局変化させる必要はない。これらの処理は、以
下のフローによって実現される。
【0116】まず、ケース3における図4のステップ1
〜6、及びステップ10と同様の図5のステップ1〜7
の処理が実行されて、図5のステップ5の判定がYE
S、ステップ6及び7の判定がNOとなる。
【0117】次に、ケース3における図4のステップ1
1〜15と同様の図5のステップ8〜12の処理が実行
されることにより、図3のケース10及び図7に示され
るように、マッチャ206において、マッチアドレス
(s)+(β)のMIDが捨てられると共に、マッチア
ドレス(s)+(β)より以降の領域(s)内の各アド
レスのMIDがそれぞれの1つ前のマッチアドレス
(s)+(β)から始まる各アドレスに順次移動させら
れる。なお、図5のレジスタ(m3)は図4のレジスタ
(m1)に対応する。
【0118】そして、図5のステップ9〜12の繰り返
しにおいて、図2のアドレス+1/受信カウント比較回
路217が、“1”加算回路218から出力されるアド
レス(s)+(β)+αの値が、マッチャ206上の上
記領域(s)の末尾のアドレス(s)+(c)を超えた
と判定し、NGを出力すると(図5のステップ12の判
定がYES)、ライトアドレスセレクタ214が、アド
レスセレクタ219の出力(s)+(β)+α−1=
(s)+(c)をライトアドレスとしてマッチャ206
に出力すると共に、ライトデータセレクタ215が、M
IDディテクタ203が出力している受信L2−PDU
に格納されているMID(m)をライトデータとしてマ
ッチャ206に出力し、更に、CSジェネレータ213
がCS信号をマッチャ206に出力する。この結果、マ
ッチャ206上の今までの末尾アドレス(s)+(c)
に、新たに受信されたBOMの属性を有するL2−PD
Uに対応するMID(m)が記憶される(図5のステッ
プ13)。
【0119】その後、前述したように、第1メモリ20
4内の受信L2−PDUに対応するSNI番号の受信カ
ウントは、変化させる必要がない。BOM受信時のケース11 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース11として、SSM
の属性を有するL2−PDUが受信されたときの図3に
示されるケース4の場合と同様に、受信L2−PDUに
格納されているMIDが、そのL2−PDUのSNI番
号に対応するマッチャ206内の領域には記憶されてお
らずかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する第2
メモリ205内のMCDU数設定が1で、なおかつその
L2−PDUのSNI番号に対応する第1メモリ204
内の受信カウントが1である場合について説明する。
【0120】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、上記MIDを有
するEOMの属性を有するL2−PDUの送信を完了し
ていない状態で、更に、新たなMIDを有しBOMの属
性を有するL2−PDUを送出した場合に、発生し得
る。
【0121】そして、この場合は、MCDU数設定が1
であるため、LP813内の上記SNI及び上記MID
に対応する先の通信設定が強制終了させられ新たに受信
されたBOMが新たに1つの通信状態を専有する。即
ち、LP813内では、まず、第1メモリ204内の受
信カウント=1は結局変化させる必要はない。また、マ
ッチャ206内の該当するSNI番号に対応する領域の
先頭に記憶されているMIDの設定に、新たに受信され
たBOMの属性を有するL2−PDUのための最新のM
IDの設定が上書きされる。これらの処理は、以下のフ
ローによって実現される。
【0122】まず、ケース4における図4のステップ1
〜5、及びステップ17、18と同様の図5のステップ
1〜5、及びステップ14、15の処理が実行されて、
図5のステップ5の判定がNO、ステップ14及び15
の判定がYESとなる。
【0123】この判定を受けて、図2のライトアドレス
セレクタ214は、SNIディテクタ202の出力
(s)と第1メモリ204の出力(c)とで定まる出力
(s)+(c)をライトアドレスとしてマッチャ206
に出力すると共に、ライトデータセレクタ215が、M
IDディテクタ203が出力している受信L2−PDU
に格納されているMID(m)をライトデータとしてマ
ッチャ206に出力し、更に、CSジェネレータ213
がCS信号をマッチャ206に出力する。この結果、マ
ッチャ206上の受信L2−PDUのSNI番号に対応
する領域(s)の先頭((c)=1)に、新たに受信さ
れたBOMの属性を有するL2−PDUに対応するMI
D(m)が上書きされる(図5のステップ16)。BOM受信時のケース12 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース12として、SSM
の属性を有するL2−PDUが受信されたときの図3に
示されるケース5の場合と同様に、受信L2−PDUに
格納されているMIDが、そのL2−PDUのSNI番
号に対応するマッチャ206内の領域には記憶されてお
らずかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する第2
メモリ205内のMCDU数設定が1で、なおかつその
L2−PDUのSNI番号に対応する第1メモリ204
内の受信カウントが0である場合について説明する。
【0124】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、初めてBOMの
属性を有するL2−PDUを送出した場合に発生し得
る。そして、この場合には、LP813では、その初め
てのBOMが1つの通常状態を専有する。即ち、LP8
13内では、まず、第1メモリ204内の上記SNI番
号に対応するアドレスの受信カウントが1に設定され
る。また、マッチャ206内の上記SNI番号に対応す
る領域の先頭に、受信されたBOMの属性を有するL2
−PDUのためのMIDの設定が上書きされる。これら
の処理は、以下のフローによって実現される。
【0125】まず、ケース5における図4のステップ1
〜5、及びステップ17、18と同様の図5のステップ
1〜5、及びステップ14、15の処理が実行されて、
図5のステップ5の判定がNO、ステップ14の判定が
YES、ステップ15の判定がNOとなる。
【0126】この判定を受けて、図2の受信カウント
“1”加算回路210は、第1メモリ204から出力さ
れている受信カウント(c)=0に1を加算する(図5
のステップ17)。その結果、受信カウント“1”加算
回路210からは、(c)+1=1が出力される。
【0127】次にライトアドレスセレクタ214は、S
NIディテクタ202の出力(s)と受信カウント
“1”加算回路210の出力(c)+1とで定まる出力
(s)+(c)+1=(s)+1をライトアドレスとし
てマッチャ206に出力すると共に、ライトデータセレ
クタ215が、MIDディテクタ203が出力している
受信L2−PDUに格納されているMID(m)をライ
トデータとしてマッチャ206に出力し、更に、CSジ
ェネレータ213がCS信号をマッチャ206に出力す
る。この結果、マッチャ206上の受信L2−PDUの
SNI番号に対応する領域(s)の先頭((c)=1)
に、受信されたBOMの属性を有するL2−PDUに対
応するMID(m)が書き込まれる(図5のステップ1
8)。
【0128】更に、ライトデータセレクタは、受信カウ
ント“1”加算回路210からの出力(c)+1=1
を、第1メモリ204にライトデータとして出力する。
この結果、第1メモリ204において、SNIディテク
タ202から出力されている受信L2−PDUのSNI
番号に対応するアドレスに、受信カウント=1が書き込
まれる。BOM受信時のケース13 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース13として、SSM
の属性を有するL2−PDUが受信されたときの図3に
示されるケース6の場合と同様に、受信L2−PDUに
格納されているMIDが、そのL2−PDUのSNI番
号に対応するマッチャ206内の領域には記憶されてお
らずかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する第2
メモリ205内のMCDU数設定が1ではなく、なおか
つそのL2−PDUのSNI番号に対応する第1メモリ
204内の受信カウントが上記MCDU数設定に等しい
場合について説明する。
【0129】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、MCDU数設定
と同じ数だけのL3−PDUの通信を行っていてそれら
全ての通信についてEOMの属性を有するL2−PDU
の送信を完了していない状態で、更に、新たなMIDを
有しBOMの属性を有するL2−PDUを送出した場合
に、発生し得る。
【0130】そして、この場合は、LP813内の最も
早く(古く)開始された通信の設定を強制終了させる必
要がある。即ち、ケース6の場合と同様に、そのL2−
PDUのSNI番号に対応するマッチャ206内の領域
の先頭のMIDを開放させ、2番目以降のアドレスに記
憶されている上記領域内の各MID値を順次1つずつ前
のアドレスに移動させる必要がある。その後、新たに受
信されたBOMが新たに1つの通信状態を専有するた
め、マッチャ206内の上記領域の末尾のアドレスにそ
のBOMに対応するMIDを記憶させる必要がある。な
お、第1メモリ204内の受信カウントは結局変化させ
る必要はない。これらの処理は、以下のフローによって
実現される。
【0131】まず、ケース6における図4のステップ1
〜5、及びステップ17、19と同様の図5のステップ
1〜5、及びステップ14、20の処理が実行されて、
図5のステップ5及び14の判定がNO、ステップ20
の判定がYESとなる。
【0132】次に、ケース6における図4のステップ2
0〜24と同様の図5のステップ21〜25の処理が実
行されることにより、図3のケース13に示されるよう
に、マッチャ206において、領域(s)の先頭アドレ
ス(s)+(1)のMIDが捨てられると共に、マッチ
アドレス(s)+(1)より以降の領域(s)内の各ア
ドレスのMIDがそれぞれの1つ前のマッチアドレス
(s)+(1)から始まる各アドレスに順次移動させら
れる。なお、図5のレジスタ(m4)は図4のレジスタ
(m2)に対応する。
【0133】そして、図5のステップ22〜25の繰り
返しにおいて、図2のアドレス+1/受信カウント比較
回路217が、“1”加算回路218から出力されるア
ドレス(s)+(1)+αの値が、マッチャ206上の
上記領域(s)の末尾のアドレス(s)+(c)を超え
たと判定して、NGを出力すると(図5のステップ25
の判定がYES)、ライトアドレスセレクタ214が、
アドレスセレクタ219の出力(s)+(1)+α−1
=(s)+(c)をライトアドレスとしてマッチャ20
6に出力すると共に、ライトデータセレクタ215が、
MIDディテクタ203が出力している受信L2−PD
Uに格納されているMID(m)をライトデータとして
マッチャ206に出力し、更に、CSジェネレータ21
3がCS信号をマッチャ206に出力する。この結果、
マッチャ206上の末尾アドレス(s)+(c)に、受
信されたBOMの属性を有するL2−PDUに対応する
MID(m)が記憶される(図5のステップ26)。
【0134】その後、前述したように、第1メモリ20
4内の受信L2−PDUに対応するSNI番号の受信カ
ウントは、変化させる必要がない。BOM受信時のケース14 次に、BOMの属性を有するL2−PDUが受信された
場合における図3に示されるケース14として、SSM
の属性を有するL2−PDUが受信されたときの図3に
示されるケース7の場合と同様に、受信L2−PDUに
格納されているMIDが、そのL2−PDUのSNI番
号に対応するマッチャ206内の領域には記憶されてお
らずかつそのL2−PDUのSNI番号に対応する第2
メモリ205内のMCDU数設定が1ではなく、なおか
つそのL2−PDUのSNI番号に対応する第1メモリ
204内の受信カウントが上記MCDU数設定に達して
いない場合について説明する。
【0135】このような場合には、上記SNI番号に対
応するSNI上の送信側の加入者端末は、新たなBOM
の属性を有するL2−PDUを送出する余裕がある。そ
して、この場合には、第1メモリ204内の上記SNI
番号に対応するアドレスの受信カウントが1だけ加算さ
れる。また、マッチャ206内の上記SNI番号に対応
する領域の末尾に、受信されたBOMの属性を有するL
2−PDUのためのMIDの設定が書き込まれる。これ
らの処理は、以下のフローによって実現される。
【0136】まず、ケース7における図4のステップ1
〜5、及びステップ17、19と同様の図5のステップ
1〜5、及びステップ14、20の処理が実行されて、
図5のステップ5、14及び20の判定がNOとなる。
【0137】その後、ケース12の場合と同じ図5のス
テップ17〜19の処理が実行される。即ち、上記判定
を受けて、図2の受信カウント“1”加算回路210
は、第1メモリ204から出力されている受信カウント
(c)に1を加算する(図5のステップ17)。
【0138】次にライトアドレスセレクタ214は、S
NIディテクタ202の出力(s)と受信カウント
“1”加算回路210の出力(c)+1とで定まる出力
(s)+(c)+1をライトアドレスとしてマッチャ2
06に出力すると共に、ライトデータセレクタ215
が、MIDディテクタ203が出力している受信L2−
PDUに格納されているMID(m)をライトデータと
してマッチャ206に出力し、更に、CSジェネレータ
213がCS信号をマッチャ206に出力する。この結
果、マッチャ206上の受信L2−PDUのSNI番号
に対応する領域(s)の末尾の次((c)+1)に、受
信されたBOMの属性を有するL2−PDUに対応する
MID(m)が書き込まれる(図5のステップ18)。
【0139】更に、ライトデータセレクタは、受信カウ
ント“1”加算回路210からの出力(c)+1を、第
1メモリ204にライトデータとして出力する。この結
果、第1メモリ204において、SNIディテクタ20
2から出力されている受信L2−PDUのSNI番号に
対応するアドレスに、更新された受信カウントが書き込
まれる。EOM受信時のケース15 次に、EOMの属性を有するL2−PDUが受信された
ときの動作について、図6に示される動作フローチャー
トに沿って説明する。
【0140】まず、図3に示されるケース15として、
SSMの属性を有するL2−PDUが受信されたときの
図3に示されるケース1の場合と同様に、受信L2−P
DUに格納されているMIDが、そのL2−PDUのS
NI番号に対応するマッチャ206内の領域に既に記憶
されており、かつそのL2−PDUのSNI番号に対応
する第2メモリ205内のMCDU数設定が1である場
合につき説明する。
【0141】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、上記MIDを有
するEOMの属性を有するL2−PDUの送信を完了し
た場合に、発生し得る。
【0142】そして、この場合には、まず、LP813
内の上記MIDに対応する通信設定を終了させると共
に、第1メモリ204上の受信カウントを1だけ減算す
る必要がある。これらの処理は、以下のフローによって
実現される。
【0143】即ち、ケース1における図4のステップ1
〜4と同様の図6のステップ1〜4の処理が実行され、
ケース1の図4のステップ5、6と同様に、図6のステ
ップ5及び6の判定がYESとなる。
【0144】その後、ケース1における図4のステップ
7〜9と同様の図6のステップ7〜9の処理が実行され
る。この結果、マッチャ206上の受信L2−PDUの
SNI番号(s)に対応するアドレス領域(s)の末尾
のアドレス(c)(=(β))にMID開放値がライト
されることによって、そのアドレスに対応する受信カウ
ント(c)=1の通信に関する重複したMIDが開放さ
せられ、その先の通信が正常に終了させられる。また、
第1メモリ204内の受信L2−PDUのSNI番号に
対応するアドレスに記憶されている受信カウント(c)
が1だけ減算され、その値が0となる。EOM受信時のケース16 次に、図3に示されるケース16として、SSMの属性
を有するL2−PDUが受信されたときの図3に示され
るケース2の場合と同様に、受信L2−PDUに格納さ
れているMIDが、そのL2−PDUのSNI番号に対
応するマッチャ206内の領域の末尾のアドレスに既に
記憶されており、かつそのL2−PDUのSNI番号に
対応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1以上
である場合について説明する。
【0145】このような場合は、ケース15と同様の場
合に発生し得る。そして、この場合には、ケース15の
場合と同様に、まず、LP813内の上記MIDに対応
する通信設定を終了させると共に、第1メモリ204上
の受信カウントを1だけ減算する必要がある。これらの
処理は、以下のフローによって実現される。
【0146】即ちケース1の図4のステップ1〜4と同
様に図6のステップ1〜4が実行された後、ケース1の
図4のステップ5、6、10と同様、図6のステップ5
の判定がYES、ステップ6の判定がNO、ステップ1
0の判定がYESとなる。
【0147】その後に、ケース15における図6のステ
ップ7〜9と同様の処理が実行される。この結果、マッ
チャ206上の受信L2−PDUのSNI番号(s)に
対応するアドレス領域(s)の末尾のアドレス(c)
(=(β))にMID開放値がライトされることによっ
て、そのアドレスに対応する受信カウント(c)に対応
する通信に関するMIDが開放させられ、その通信が正
常に終了させられる。また、第1メモリ204内の受信
L2−PDUのSNI番号に対応するアドレスに記憶さ
れている受信カウント(c)が1だけ減算される。EOM受信時のケース17 次に、図3に示されるケース17として、SSMの属性
を有するL2−PDUが受信されたときの図3に示され
るケース3の場合と同様に、受信L2−PDUに格納さ
れているMIDが、そのL2−PDUのSNI番号に対
応するマッチャ206内の領域の末尾以外のアドレスに
既に記憶されており、かつそのL2−PDUのSNI番
号に対応する第2メモリ205内のMCDU数設定が1
以上である場合について説明する。
【0148】このような場合は、ケース15と同様の場
合に発生し得る。そして、この場合には、LP813内
の上記MIDに対応する先の通信設定を正常に終了させ
る必要がある。即ち、ケース3の場合と同様に、そのL
2−PDUのSNI番号に対応するマッチャ206内の
領域の末尾以外のアドレスのMIDを開放させ、それ以
降のアドレスに記憶されている上記領域内の各MID値
を順次1つずつ前のアドレスに移動させる必要がある。
その後、第1メモリ204上の受信カウントを1だけ減
算する必要がある。これらの処理は、以下のフローによ
って実現される。
【0149】まず、ケース3における図4のステップ1
〜6、及びステップ10と同様の図6のステップ1〜
6、及びステップ10の処理が実行されて、図6のステ
ップ5の判定がYES、ステップ6及び10の判定がN
Oとなる。
【0150】次に、ケース3における図4のステップ1
1〜16と同様の図6のステップ11〜16の処理が実
行されることにより、図3のケース17及び図7に示さ
れるように、マッチャ206において、マッチアドレス
(s)+(β)のMIDが捨てられると共に、マッチア
ドレス(s)+(β)より以降の領域(s)内の各アド
レスのMIDがそれぞれの1つ前のマッチアドレス
(s)+(β)から始まる各アドレスに順次移動させら
れた後、マッチャ206上の今までの末尾アドレス
(s)+(c)が開放される。なお、図6のレジスタ
(m5)は図4のレジスタ(m1)に対応する。
【0151】その後、ケース15又は16における図6
のステップ8及び9と同様の処理が実行される。この結
果、第1メモリ204内の受信L2−PDUのSNI番
号に対応するアドレスに記憶されている受信カウント
(c)が1だけ減算される。EOM受信時のケース18 最後に、図3に示されるケース18として、受信L2−
PDUに格納されているMIDが、そのL2−PDUの
SNI番号に対応するマッチャ206内の領域には記憶
されていない場合について説明する。
【0152】このような場合は、上記SNI番号に対応
するSNI上の送信側の加入者端末が、上記MIDを有
するBOMの属性を有するL2−PDUを送信した後
に、上記MIDを有するCOMの属性を有するL2−P
DUを送信し、更に上記MIDを有するEOMの属性を
有するL2−PDUの送信を完了した場合であって、か
つ上記BOMの属性を有するL2−PDUがネットワー
ク内で廃棄されてしまって、LP813においてそのB
OMに関する通信が正しく設定されておらず、それに関
する転送も正しく行われていない場合に、発生し得る。
【0153】そして、この場合には、上記通信に関する
設定は元々なされていないため、何も状態を変化させる
必要はない。即ち、図6のステップ1〜4が実行された
後に、ステップ5の判定がNOとなる。この結果、EO
M受信時の状態は変化しない。
【0154】以上説明した実施の形態は、SMDSシス
テムを前提としたものであるが、その他のシステムにお
いても、1つ又は複数のデータユニットを用いて1つの
メッセージが伝送され、各データユニットにメッセージ
を識別するための識別子が付与されるような通信システ
ムにおいて、上記と同様の技術を適用することができ
る。
【0155】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、同時に発生す
るメッセージ間で、メッセージ識別情報が重複している
ような場合に、例えば先行するメッセージに対応するデ
ータユニットの転送が中止させられることにより、各デ
ータユニットの適切な転送を実現することが可能とな
る。
【0156】また、本発明によれば、例えば、同時に発
生するメッセージ間で、各加入者及びメッセージ毎の同
時発生メッセージ数設定と受信カウントが比較され、そ
の比較結果に基づいて例えば最も早く(古く)転送を開
始したメッセージに対応するデータユニットの転送が中
止させられることにより、メッセージ毎の同時発生メッ
セージ数の適切な制御を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作状態を示す表であ
る。
【図4】SSM受信時の動作フローチャートである。
【図5】BOM受信時の動作フローチャートである。
【図6】EOM受信時の動作フローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の説明図である。
【図8】SMDSシステムの一般的な構成図である。
【図9】L3−PDUとL2−PDUの関係図である。
【図10】ATMセルのペイロードからDS3フォーマ
ットへのマッピングを示した図である。
【図11】DS3フレームフォーマットを示した図であ
る。
【図12】DS3PLCPフレームフォーマットを示し
た図である。
【図13】DS3−SMDS L2−PDUフォーマッ
トを示した図である。
【図14】アクセスコントロールフィールドの内容を示
した図である。
【図15】ネットワークコントロールインフォメーショ
ンフィールドの内容を示した図である。
【図16】セグメントタイプの内容を示した図である。
【図17】SMDSサービスにおけるレイヤ階層を示し
た図である。
【図18】DS3終端部804とLP813の間のデー
タ変換処理の説明図である。
【符号の説明】
101 第1の記憶手段 102 第2の記憶手段 103 第3の記憶手段 104 制御手段 201 STディテクタ 202 SNIディテクタ 203 MIDディテクタ 204 第1メモリ 205 第2メモリ 206 マッチャ 207 MCDU“1”チェッカ 208 MCDU数設定/受信カウント比較回路 209 受信カウント/マッチアドレス比較回路 210 受信カウント“1”加算回路 211 受信カウント“1”減算回路 212、215 ライトデータセレクタ 213 CSジェネレータ 214 ライトアドレスセレクタ 216 MID開放値レジスタ 217 アドレス+1/受信カウント比較回路 218 “1”加算回路 219 アドレスセレクタ 220 受信カウント“0”レジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ又は複数のデータユニットを用いて
    1つの加入者のメッセージが伝送され、前記各データユ
    ニットに前記加入者を識別するための加入者識別情報と
    該各データユニットに対応するメッセージを識別するた
    めのメッセージ識別情報と該各データユニットに対応す
    るメッセージ内での該各データユニットの転送順を識別
    するための転送順識別情報とが付与される通信システム
    において、 前記加入者識別情報に対応する加入者毎に、現在同時に
    発生している前記メッセージの数である受信カウントを
    記憶する第1の記憶手段と、 前記加入者識別情報に対応する加入者毎に、前記メッセ
    ージが並列して発生することのできる上限数である同時
    発生メッセージ数設定を記憶する第2の記憶手段と、 前記加入者識別情報に対応する加入者毎に、現在同時に
    発生している各前記メッセージに対応する各前記メッセ
    ージ識別情報を、その発生順と共に記憶する第3の記憶
    手段と、 受信された前記データユニットから検出される前記転送
    順識別情報、加入者識別情報、及びメッセージ識別情報
    に基づいて、前記第1の記憶手段、第2の記憶手段、及
    び第3の記憶手段を制御することにより、同時に発生す
    る前記メッセージの転送を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする同時発生メッセージ制御方
    式。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記受信されたデータ
    ユニットから検出される前記転送順識別情報が該受信さ
    れたデータユニットがそれに対応する前記メッセージ内
    の先頭のデータユニットであることを示している場合、
    前記受信されたデータユニットから検出される前記転送
    順識別情報が該受信されたデータユニットにそれに対応
    する前記メッセージ全体が格納されていることを示して
    いる場合、又は前記受信されたデータユニットから検出
    される前記転送順識別情報が該受信されたデータユニッ
    トがそれに対応する前記メッセージ内の末尾のデータユ
    ニットであることを示している場合のそれぞれの場合に
    ついて、前記第3の記憶手段に、前記受信されたデータ
    ユニットから検出される前記加入者識別情報が示す加入
    者に対応して、前記受信されたデータユニットから検出
    される前記メッセージ識別情報に対応するメッセージ識
    別情報が記憶されているか否かを比較し、該比較結果に
    基づいて前記第3の記憶手段と前記第1の記憶手段の記
    憶内容を更新することにより、同時に発生する前記メッ
    セージにおける前記メッセージ識別情報の重複を制御す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の同時発生メッセージ
    制御方式。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記受信されたデータ
    ユニットから検出される前記転送順識別情報が該受信さ
    れたデータユニットがそれに対応する前記メッセージ内
    の先頭のデータユニットであることを示している場合、
    前記受信されたデータユニットから検出される前記転送
    順識別情報が該受信されたデータユニットにそれに対応
    する前記メッセージ全体が格納されていることを示して
    いる場合、又は前記受信されたデータユニットから検出
    される前記転送順識別情報が該受信されたデータユニッ
    トがそれに対応する前記メッセージ内の末尾のデータユ
    ニットであることを示している場合のそれぞれの場合に
    ついて、前記受信されたデータユニットから検出される
    前記加入者識別情報が示す加入者に対応して前記第1の
    記憶手段に記憶されている受信カウントと前記受信され
    たデータユニットから検出される前記加入者識別情報が
    示す加入者に対応して前記第2の記憶手段に記憶されて
    いる同時発生メッセージ数設定とを比較し、該比較結果
    に基づいて前記第3の記憶手段と前記第1の記憶手段の
    記憶内容を更新することにより、同時に発生する前記メ
    ッセージの数を制御する、 ことを特徴とする請求項1に記載の同時発生メッセージ
    制御方式。
JP22951095A 1995-09-06 1995-09-06 複数データユニットを用いてメッセージを伝送する通信システムにおける同時発生メッセージ制御方式 Withdrawn JPH0974419A (ja)

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