JPH097427A - 移動用キャブタイヤケーブル - Google Patents
移動用キャブタイヤケーブルInfo
- Publication number
- JPH097427A JPH097427A JP15453995A JP15453995A JPH097427A JP H097427 A JPH097427 A JP H097427A JP 15453995 A JP15453995 A JP 15453995A JP 15453995 A JP15453995 A JP 15453995A JP H097427 A JPH097427 A JP H097427A
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- JP
- Japan
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- shape memory
- memory resin
- cable
- moving
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 捻回、屈曲およびしごき等の繰り返し応力を
受ける厳しい使用環境に充分耐えることのできる移動用
キャブタイヤケーブルを提供する。 【構成】 複数の絶縁線心14を撚合わせてなるケーブ
ルコア16と、そのケーブルコア16の外方に有する形
状記憶樹脂17からなる形状記憶樹脂層18と、その形
状記憶樹脂層18の外方に有するシース19とを備え、
形状記憶樹脂層18にはその中又はその外方に所定本数
の発熱線20が配置されてなる。 【効果】 発熱線を発熱させることによって、形状記憶
樹脂の復元力を回復させて移動用キャブタイヤケーブル
を初期の性能に回復させる。
受ける厳しい使用環境に充分耐えることのできる移動用
キャブタイヤケーブルを提供する。 【構成】 複数の絶縁線心14を撚合わせてなるケーブ
ルコア16と、そのケーブルコア16の外方に有する形
状記憶樹脂17からなる形状記憶樹脂層18と、その形
状記憶樹脂層18の外方に有するシース19とを備え、
形状記憶樹脂層18にはその中又はその外方に所定本数
の発熱線20が配置されてなる。 【効果】 発熱線を発熱させることによって、形状記憶
樹脂の復元力を回復させて移動用キャブタイヤケーブル
を初期の性能に回復させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンテナクレーン等の昇
降搬送装置への給電および制御を行う移動用キャブタイ
ヤケーブルに関するものである。
降搬送装置への給電および制御を行う移動用キャブタイ
ヤケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】港湾荷役用のコンテナクレーン等の昇降
搬送装置への給電および制御を行う移動用キャブタイヤ
ケーブルの昇降搬送装置への収納方式の一つにバスケッ
ト収納方式がある。このバスケット収納方式はコンテナ
を把持するハッカーに設けられたバスケット内に移動用
キャブタイヤケーブルを収納するもので、移動用キャブ
タイヤケーブルの持つ復元力によってバスケット内に自
然な状態でコイル状に巻き込まれて収納されるものであ
る。
搬送装置への給電および制御を行う移動用キャブタイヤ
ケーブルの昇降搬送装置への収納方式の一つにバスケッ
ト収納方式がある。このバスケット収納方式はコンテナ
を把持するハッカーに設けられたバスケット内に移動用
キャブタイヤケーブルを収納するもので、移動用キャブ
タイヤケーブルの持つ復元力によってバスケット内に自
然な状態でコイル状に巻き込まれて収納されるものであ
る。
【0003】図2に従来の移動用キャブタイヤケーブル
30を示す。移動用キャブタイヤケーブル30の導体3
1は、例えば断面積が3.5mm2 (0.32mmの錫
メッキ軟銅線を45本集合したもの)のもので、この導
体31の外周にEPRゴム等からなる絶縁体32を被覆
し、これを、例えば5本撚合せてゴムシース33を被せ
て絶縁線心34とする。更にこの絶縁線心34を中心の
ゴム紐35の周囲に例えば6本撚合せてケーブルコア3
6として、このケーブルコア36の上にクロロプレンゴ
ム等からなるシース37を被覆して移動用キャブタイヤ
ケーブル30が構成される。
30を示す。移動用キャブタイヤケーブル30の導体3
1は、例えば断面積が3.5mm2 (0.32mmの錫
メッキ軟銅線を45本集合したもの)のもので、この導
体31の外周にEPRゴム等からなる絶縁体32を被覆
し、これを、例えば5本撚合せてゴムシース33を被せ
て絶縁線心34とする。更にこの絶縁線心34を中心の
ゴム紐35の周囲に例えば6本撚合せてケーブルコア3
6として、このケーブルコア36の上にクロロプレンゴ
ム等からなるシース37を被覆して移動用キャブタイヤ
ケーブル30が構成される。
【0004】上記の移動用キャブタイヤケーブル30が
図3に示すようなコンテナクレーンで使用される。図3
において、40はコンテナ41を把持するハッカーであ
る。42はハッカー40に設けられたバスケット、30
はハッカー40への給電および制御を行う移動用キャブ
タイヤケーブル、44はハッカー40を昇降させるワイ
ヤーロープである。
図3に示すようなコンテナクレーンで使用される。図3
において、40はコンテナ41を把持するハッカーであ
る。42はハッカー40に設けられたバスケット、30
はハッカー40への給電および制御を行う移動用キャブ
タイヤケーブル、44はハッカー40を昇降させるワイ
ヤーロープである。
【0005】コンテナクレーンの揚程は、通常60m程
度で分速130m程度の速度でコンテナ41を昇降す
る。例えば、地上に置かれたコンテナ41をハッカー4
0で把持してワイヤーロープ44で巻き上げる。この
際、移動用キャブタイヤケーブル30は移動用キャブタ
イヤケーブル30の持つ復元力によってバスケット42
内に自然な状態でコイル状に巻き込まれて収納されるも
のである。巻き上げられたコンテナ41は例えば船上に
下ろされるが、このとき移動用キャブタイヤケーブル3
0はバスケット42の中からでて垂直に垂れ下がった状
態となる。移動用キャブタイヤケーブル30は上記のよ
うな動作を繰り返して使用されるため、捻回、屈曲およ
びしごき等の繰り返し応力を受ける厳しい使用環境にと
なっている。
度で分速130m程度の速度でコンテナ41を昇降す
る。例えば、地上に置かれたコンテナ41をハッカー4
0で把持してワイヤーロープ44で巻き上げる。この
際、移動用キャブタイヤケーブル30は移動用キャブタ
イヤケーブル30の持つ復元力によってバスケット42
内に自然な状態でコイル状に巻き込まれて収納されるも
のである。巻き上げられたコンテナ41は例えば船上に
下ろされるが、このとき移動用キャブタイヤケーブル3
0はバスケット42の中からでて垂直に垂れ下がった状
態となる。移動用キャブタイヤケーブル30は上記のよ
うな動作を繰り返して使用されるため、捻回、屈曲およ
びしごき等の繰り返し応力を受ける厳しい使用環境にと
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のコンテナクレー
ンにおいて、コンテナ41の巻き上げ時に移動用キャブ
タイヤケーブル30がバスケット42内に自然な状態で
ひとりでスムーズにコイル状に巻き込まれて収納される
必要がある。従来からこの用途に使用される移動用キャ
ブタイヤケーブルは屈曲性、ねじれ性の優れたものを採
用しているので、少なくとも初期は円滑に作業ができ
る。しかし、最近は上記コンテナクレーンの作業も高能
率化が要求されるようになっているために高速化が進ん
でおり、ハッカーの昇降が速くなる等移動用キャブタイ
ヤケーブルに対しても更に過酷な使用環境となってい
る。このため長期間の使用年月を経るにつれ、移動用キ
ャブタイヤケーブル30が疲弊してバスケット42の中
に自然な状態でひとりでスムーズに入らなくなる。この
ような状態になると、荷役作業の能率の低下を招くこと
になり、極端な場合は荷役作業を中止しなくてはならな
くなり、移動用キャブタイヤケーブルを新品と交換しな
ければならない。荷役作業の能率の低下や移動用キャブ
タイヤケーブルを交換する頻度が増えることは現実に大
きな損失となる。
ンにおいて、コンテナ41の巻き上げ時に移動用キャブ
タイヤケーブル30がバスケット42内に自然な状態で
ひとりでスムーズにコイル状に巻き込まれて収納される
必要がある。従来からこの用途に使用される移動用キャ
ブタイヤケーブルは屈曲性、ねじれ性の優れたものを採
用しているので、少なくとも初期は円滑に作業ができ
る。しかし、最近は上記コンテナクレーンの作業も高能
率化が要求されるようになっているために高速化が進ん
でおり、ハッカーの昇降が速くなる等移動用キャブタイ
ヤケーブルに対しても更に過酷な使用環境となってい
る。このため長期間の使用年月を経るにつれ、移動用キ
ャブタイヤケーブル30が疲弊してバスケット42の中
に自然な状態でひとりでスムーズに入らなくなる。この
ような状態になると、荷役作業の能率の低下を招くこと
になり、極端な場合は荷役作業を中止しなくてはならな
くなり、移動用キャブタイヤケーブルを新品と交換しな
ければならない。荷役作業の能率の低下や移動用キャブ
タイヤケーブルを交換する頻度が増えることは現実に大
きな損失となる。
【0007】本発明は上記の課題を解決し、捻回、屈曲
およびしごき等の繰り返し応力を受ける厳しい使用環境
に充分長期に耐えることのできる移動用キャブタイヤケ
ーブルを提供することを目的とするものである。
およびしごき等の繰り返し応力を受ける厳しい使用環境
に充分長期に耐えることのできる移動用キャブタイヤケ
ーブルを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
決するために以下のような手段を有している。
【0009】本発明の移動用キャブタイヤケーブルは、
複数の絶縁線心を撚合わせてなるケーブルコアと、その
ケーブルコアの外方に有する形状記憶樹脂からなる形状
記憶樹脂層と、その形状記憶樹脂層の外方に有するシー
スとを備え、前記形状記憶樹脂層にはその中又はその外
方に所定本数の発熱線が配置されてなることを特徴とす
る移動用キャブタイヤケーブル。
複数の絶縁線心を撚合わせてなるケーブルコアと、その
ケーブルコアの外方に有する形状記憶樹脂からなる形状
記憶樹脂層と、その形状記憶樹脂層の外方に有するシー
スとを備え、前記形状記憶樹脂層にはその中又はその外
方に所定本数の発熱線が配置されてなることを特徴とす
る移動用キャブタイヤケーブル。
【0010】
【作用】本発明の移動用キャブタイヤケーブルによれ
ば、複数の絶縁線心を撚合わせてなるケーブルコアの上
に形状記憶樹脂を被覆して形状記憶樹脂層を設けている
ので、移動用キャブタイヤケーブルが長期間の使用年月
により疲弊した場合、或いは定期的に、形状記憶樹脂層
中又はその上に配置してある発熱線に通電して発熱線を
発熱させると、発熱により形状記憶樹脂の温度が上昇し
て所定の温度に達すると形状記憶樹脂が初期の状態、例
えばコイル状に復元して移動用キャブタイヤケーブルを
初期の性能に回復させることができる。なお、形状記憶
樹脂は所定の温度に達していないときは復元力はないの
で、通常の温度範囲での使用においては何ら障害なく使
用できる。
ば、複数の絶縁線心を撚合わせてなるケーブルコアの上
に形状記憶樹脂を被覆して形状記憶樹脂層を設けている
ので、移動用キャブタイヤケーブルが長期間の使用年月
により疲弊した場合、或いは定期的に、形状記憶樹脂層
中又はその上に配置してある発熱線に通電して発熱線を
発熱させると、発熱により形状記憶樹脂の温度が上昇し
て所定の温度に達すると形状記憶樹脂が初期の状態、例
えばコイル状に復元して移動用キャブタイヤケーブルを
初期の性能に回復させることができる。なお、形状記憶
樹脂は所定の温度に達していないときは復元力はないの
で、通常の温度範囲での使用においては何ら障害なく使
用できる。
【0011】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1は本発明の移動用キャブタイヤケーブル10で
ある。導体11は、例えば断面積が3.5mm2 のもの
で、0.32mmの錫メッキ軟銅線が45本集合された
ものである。この導体11の外周にEPRゴム等からな
る絶縁体12が被覆され、これが、例えば5本撚合され
てその上にゴムシース13が被せられて絶縁線心14と
なっている。この絶縁線心14が中心のゴム紐15の周
囲に例えば6本撚合されてケーブルコア16となってい
る。このケーブルコア16の上に形状記憶樹脂17が被
せられ、形状記憶樹脂層18が形成されている。更にそ
の形状記憶樹脂層18の上にクロロプレンゴム等からな
るシース19が被覆されて移動用キャブタイヤケーブル
10が構成される。
る。図1は本発明の移動用キャブタイヤケーブル10で
ある。導体11は、例えば断面積が3.5mm2 のもの
で、0.32mmの錫メッキ軟銅線が45本集合された
ものである。この導体11の外周にEPRゴム等からな
る絶縁体12が被覆され、これが、例えば5本撚合され
てその上にゴムシース13が被せられて絶縁線心14と
なっている。この絶縁線心14が中心のゴム紐15の周
囲に例えば6本撚合されてケーブルコア16となってい
る。このケーブルコア16の上に形状記憶樹脂17が被
せられ、形状記憶樹脂層18が形成されている。更にそ
の形状記憶樹脂層18の上にクロロプレンゴム等からな
るシース19が被覆されて移動用キャブタイヤケーブル
10が構成される。
【0012】形状記憶樹脂17としては、ポリノルボル
ネン(日本ゼオン社商品名)等の樹脂が使用される。な
お、本明細書において、形状記憶樹脂とは形状記憶ゴム
を含むもので、形状記憶樹脂は、上記のポリノルボルネ
ンに限るものではなく、熱を加えることによってもとの
状態に復元する樹脂及びゴムであればよい。形状記憶樹
脂17としては60°〜70°C程度の温度で復元する
材料が好ましい。形状記憶樹脂層18内にはカーボンが
充填されたゴム製の発熱線20が所定本数(1本も含
む)、本実施例にあっては6本適宜の間隔で均等に配置
されている。
ネン(日本ゼオン社商品名)等の樹脂が使用される。な
お、本明細書において、形状記憶樹脂とは形状記憶ゴム
を含むもので、形状記憶樹脂は、上記のポリノルボルネ
ンに限るものではなく、熱を加えることによってもとの
状態に復元する樹脂及びゴムであればよい。形状記憶樹
脂17としては60°〜70°C程度の温度で復元する
材料が好ましい。形状記憶樹脂層18内にはカーボンが
充填されたゴム製の発熱線20が所定本数(1本も含
む)、本実施例にあっては6本適宜の間隔で均等に配置
されている。
【0013】上記のように構成された移動用キャブタイ
ヤケーブル10を図示していない座屈試験機で約2万回
の座屈試験を行い、移動用キャブタイヤケーブル10の
元のコイル状の形状に戻る復元力が弱まりかけた状態に
した。この移動用キャブタイヤケーブル10の発熱線2
0に通電して発熱させて移動用キャブタイヤケーブル1
0の温度を65°C程度にして5分程度経過させて通電
をとめて常温に冷却したところ、元のコイル状の形状に
戻る復元力が回復した。この回復した移動用キャブタイ
ヤケーブル10を上記の座屈試験機で約1万回の座屈試
験を行ったが座屈現象は発生しなかった。なお、上記実
施例において、発熱線20は形状記憶樹脂層18内に配
置されているが、発熱線を形状記憶樹脂層18の外方に
配置してもよい。ここでいう外方とは、形状記憶樹脂層
18の中でないという意味である。従って、発熱線20
は形状記憶樹脂層18の外周に縦沿い、又は巻回して配
置してもよいし、又は形状記憶樹脂層18の内側、即
ち、形状記憶樹脂層18と絶縁線心14との間とか、絶
縁線心14内に配置してもよい。勿論、発熱線20は上
記以外に形状記憶樹脂層18の中及び外方の両方に配置
してもよいことはいうまでもない。
ヤケーブル10を図示していない座屈試験機で約2万回
の座屈試験を行い、移動用キャブタイヤケーブル10の
元のコイル状の形状に戻る復元力が弱まりかけた状態に
した。この移動用キャブタイヤケーブル10の発熱線2
0に通電して発熱させて移動用キャブタイヤケーブル1
0の温度を65°C程度にして5分程度経過させて通電
をとめて常温に冷却したところ、元のコイル状の形状に
戻る復元力が回復した。この回復した移動用キャブタイ
ヤケーブル10を上記の座屈試験機で約1万回の座屈試
験を行ったが座屈現象は発生しなかった。なお、上記実
施例において、発熱線20は形状記憶樹脂層18内に配
置されているが、発熱線を形状記憶樹脂層18の外方に
配置してもよい。ここでいう外方とは、形状記憶樹脂層
18の中でないという意味である。従って、発熱線20
は形状記憶樹脂層18の外周に縦沿い、又は巻回して配
置してもよいし、又は形状記憶樹脂層18の内側、即
ち、形状記憶樹脂層18と絶縁線心14との間とか、絶
縁線心14内に配置してもよい。勿論、発熱線20は上
記以外に形状記憶樹脂層18の中及び外方の両方に配置
してもよいことはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の移動用キャ
ブタイヤケーブルによれば、複数の絶縁線心を撚合わせ
てなるケーブルコアの上に形状記憶樹脂を被覆して形状
記憶樹脂層を設けているので、移動用キャブタイヤケー
ブルが長期間の使用年月により疲弊した場合、或いは定
期的に、形状記憶樹脂層中又はその上に配置してある発
熱線に通電して発熱線を発熱させることによって形状記
憶樹脂の温度を上昇させて所定の温度にすると形状記憶
樹脂が初期の状態、例えばコイル状に復元して移動用キ
ャブタイヤケーブルを初期の性能に回復させる。
ブタイヤケーブルによれば、複数の絶縁線心を撚合わせ
てなるケーブルコアの上に形状記憶樹脂を被覆して形状
記憶樹脂層を設けているので、移動用キャブタイヤケー
ブルが長期間の使用年月により疲弊した場合、或いは定
期的に、形状記憶樹脂層中又はその上に配置してある発
熱線に通電して発熱線を発熱させることによって形状記
憶樹脂の温度を上昇させて所定の温度にすると形状記憶
樹脂が初期の状態、例えばコイル状に復元して移動用キ
ャブタイヤケーブルを初期の性能に回復させる。
【0015】そこで、この移動用キャブタイヤケーブル
を、例えばコンテナクレーンにおいて使用した場合に
は、長期間の使用年月により疲弊した際に、或いは定期
的に、発熱線に通電することによって元のコイル状に戻
る復元力を回復させることによって、移動用キャブタイ
ヤケーブルがバスケット内に自然な状態でひとりでスム
ーズにコイル状に巻き込まれて収納されるようになる。
その結果、コンテナクレーンの昇降がスムーズに行われ
荷役作業の能率の低下を招くことがなくなり、荷役作業
を中止するような事態を回避できる。また、移動用キャ
ブタイヤケーブルを新品と交換する頻度が減少するので
経費が減少する等の効果がある。
を、例えばコンテナクレーンにおいて使用した場合に
は、長期間の使用年月により疲弊した際に、或いは定期
的に、発熱線に通電することによって元のコイル状に戻
る復元力を回復させることによって、移動用キャブタイ
ヤケーブルがバスケット内に自然な状態でひとりでスム
ーズにコイル状に巻き込まれて収納されるようになる。
その結果、コンテナクレーンの昇降がスムーズに行われ
荷役作業の能率の低下を招くことがなくなり、荷役作業
を中止するような事態を回避できる。また、移動用キャ
ブタイヤケーブルを新品と交換する頻度が減少するので
経費が減少する等の効果がある。
【図1】本発明の移動用キャブタイヤケーブルの一実施
例を示すの断面図である。
例を示すの断面図である。
【図2】従来の移動用キャブタイヤケーブルの一例を示
すの断面図である。
すの断面図である。
【図3】コンテナクレーンの概略図である。
10 移動用キャブタイヤケーブル 11 導体 12 絶縁体 13 ゴムシース 14 絶縁線心 16 ケーブルコア 17 形状記憶樹脂 18 形状記憶樹脂層 19 シース 20 発熱線
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の絶縁線心を撚合わせてなるケーブ
ルコアと、そのケーブルコアの外方に有する形状記憶樹
脂からなる形状記憶樹脂層と、その形状記憶樹脂層の外
方に有するシースとを備え、前記形状記憶樹脂層にはそ
の中又はその外方に所定本数の発熱線が配置されてなる
ことを特徴とする移動用キャブタイヤケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15453995A JPH097427A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 移動用キャブタイヤケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15453995A JPH097427A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 移動用キャブタイヤケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH097427A true JPH097427A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15586476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15453995A Pending JPH097427A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 移動用キャブタイヤケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH097427A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201700072808A1 (it) * | 2017-06-29 | 2018-12-29 | Warmset S R L | Dispositivo elettrico riscaldante, in particolare per pannelli radianti, e cavo elettrico riscaldante includente tale dispositivo. |
EP3736129A1 (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-11 | Kraton Polymers Research B.V. | Block copolymers and uses thereof |
US11401410B2 (en) | 2019-05-03 | 2022-08-02 | Kraton Polymers Llc | Block copolymer compositions, prepregs, and laminates made therefrom |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15453995A patent/JPH097427A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201700072808A1 (it) * | 2017-06-29 | 2018-12-29 | Warmset S R L | Dispositivo elettrico riscaldante, in particolare per pannelli radianti, e cavo elettrico riscaldante includente tale dispositivo. |
WO2019002164A1 (en) * | 2017-06-29 | 2019-01-03 | Warmset S.R.L. | ELECTRIC HEATING DEVICE, ESPECIALLY FOR RADIANT PANELS, AND ELECTRIC HEATING CABLE COMPRISING THE DEVICE |
EP3736129A1 (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-11 | Kraton Polymers Research B.V. | Block copolymers and uses thereof |
US11401410B2 (en) | 2019-05-03 | 2022-08-02 | Kraton Polymers Llc | Block copolymer compositions, prepregs, and laminates made therefrom |
US11555085B2 (en) | 2019-05-03 | 2023-01-17 | Kraton Polymers Llc | Block copolymers and uses thereof |
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