JPH0973565A - 有料道路の自動料金徴収システムにおける暗号化情報送受信システム - Google Patents

有料道路の自動料金徴収システムにおける暗号化情報送受信システム

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JPH0973565A
JPH0973565A JP7228263A JP22826395A JPH0973565A JP H0973565 A JPH0973565 A JP H0973565A JP 7228263 A JP7228263 A JP 7228263A JP 22826395 A JP22826395 A JP 22826395A JP H0973565 A JPH0973565 A JP H0973565A
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JP
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vehicle
key
wireless communication
unit
encryption key
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JP7228263A
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Makoto Ishizaka
允 石坂
Koichi Takaishi
幸一 高石
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微弱電波を利用した自動料金徴収システムに
おいて、各車両に暗号化キーをその場で渡すことが可能
な暗号化情報送受信システムを提供する。 【解決手段】 車載端末装置101との間の暗号化情報
送受信システムにおいて、送受信に用いる暗号化キーを
入力する入力手段111と、入力された暗号化キーを無
線信号によって送出するキー送信手段112と、暗号化
された情報を送受信する無線通信手段112とを備え、
キー送信手段112を無線通信手段113よりも車両の
進行方向の手前側に配置した構成であり、車載端末装置
101は、キー送信手段112からの暗号化キーを受信
するキー受信手段114と、受信した暗号化キーを保持
する保持手段115と、無線通信装置113との間で保
持手段115に保持された暗号化キーによって暗号化さ
れた暗号化情報を送受信する車載側無線通信手段116
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路などの有
料道路の料金徴収システムに関し、料金の受領の自動化
を図る技術に関するものである。高速道路などの有料道
路を走行する車両の増大に伴って、出入り口での混雑や
渋滞が重大な問題となっており、これを解消するため
に、車両を一時停止させることなく通行料金の徴収が可
能な自動料金徴収システムが必要とされている。
【0002】
【従来の技術】現在実用化されている料金徴収システム
においては、有料道路の入り口において、通行車両の車
種な判定などが自動的に行われ、この判定結果を入り口
を示す入り口情報とともに記録した通行券が、自動的に
発行される仕組みになっている。これにより、人手を介
して通行券を発行する場合に比べて、車両の停止時間が
短くなり、入り口における混雑はかなり緩和されてい
る。しかしながら、依然として一旦停止は必要である。
【0003】また、有料道路の出口においては、上述し
た通行券に記録された情報に基づいて、通行料金を算出
して利用者に通知し、これに応じて、利用者が係員を介
して通行料金を支払う仕組みとなっている。ここでも、
プリペイドカードやクレジットカードによる支払いが取
り入れられたことで、現金によって料金を支払う場合に
比べて、各車両の停車時間はかなり短縮されている。し
かし、それでも、車両を一旦停止させて、係員との間で
カードを授受するためには、一定の時間がかかるため、
混雑の解消にはほど遠い状況となっている。
【0004】このように、出入り口での混雑の原因は、
通過する全ての車両が一旦停止することであるから、出
入り口の混雑を解消するためも技術として、車両が一旦
停止する必要性を排除し、車両をノンストップで走行さ
せながら料金徴収する自動料金徴収システムが提案され
ている。図9に、自動料金徴収システムの構成例を示
す。また、図10および図11に、入り口および出口に
おける通信手順の例をそれぞれ示す。
【0005】図9において、入り口ゲートを通過する各
車両は車載端末装置410を搭載しており、この車載端
末装置410に備えられた無線通信処理部411によ
り、入り口付近に設置された無線通信装置401および
出口付近に設置された無線通信装置402を介して、そ
れぞれ受付制御装置420および収受制御装置430と
の間で必要な情報の授受を行う構成となっている。
【0006】この車載端末装置410において、ユーザ
情報処理部412は、上述した無線通信処理部411を
介して受け取った指示に応じて、ICカードアクセス部
413を介してICカード414に記録された利用者の
識別情報や前払い金の残高などを示すプリペイド情報な
どの読み出しや更新を行う構成となっている。この自動
料金徴収システムに車両が進入すると、まず、受付制御
装置420に備えられた受付処理部421が動作し、通
信処理部422および無線通信装置401を介して、該
当する車両の車載端末装置410に対して、識別情報と
してID番号の送出を要求する(図10に示した手順
(1) 参照)。
【0007】この要求に応じて、ユーザ情報処理部41
2により、ID番号や有効期限、プリペイド残高などの
情報がICカード414から読み出され、これらの情報
は、無線通信処理部411を介して送出されて、無線通
信装置401を介して、受付制御装置420の処理に供
される(図10に示した手順(2) 参照)。受付制御装置
420の受付処理部421は、これらの情報の入力に応
じて、ID番号を管理センタ440に通知し、該当車両
を正常に受付可能であるか否かを判定するための事前チ
ェック処理に供し(図10に示した手順(3) 参照)、こ
れに応じて、管理センタ440において、盗難カードや
事故カードに関する情報を蓄積したデータベースの検索
やICカードの有効性のチェックなどが行われる。ま
た、このとき、受付処理部421により、入り口を示す
識別番号や経路情報など料金の算出に必要な情報および
上述した利用者の識別情報を確認するためのID番号か
らなる入り口情報が作成され、管理センタ440からの
チェック完了通知を待って、無線通信装置401を介し
て車載端末装置410に送出される(図10に示した手
順(4),(5) 参照)。
【0008】これに応じて、車載端末装置410のユー
ザ情報処理部412により、入り口情報を受け取った旨
の確認信号が無線通信装置401を介して受付制御装置
420に返されるとともに(図10に示した手順(6) 参
照)、受け取った入り口情報に基づいてユーザ情報が更
新され、また、入り口などに関する情報が車載端末装置
410に備えられた表示部(図示せず)を介して、利用
者に提供される。
【0009】その後、この車両が出口ゲート付近さしか
かると、収受制御装置430の収受処理部431が動作
を開始し、通信処理部442および無線通信装置402
を介して、該当する車両の車載端末装置410に対して
ID番号の送出を要求する(図11に示した手順(1) 参
照)。この要求に応じて、ユーザ情報処理部412によ
り、ID番号や有効期限、プリペイド残高などととも
に、経路情報や料金の調整に必要な特殊情報がICカー
ド414から読み出され、これらの情報が、無線通信処
理部411を介して送出されて、無線通信装置402を
介して収受制御装置430の処理に供される(図11に
示した手順(2) 参照)。
【0010】収受制御装置430の収受処理部431
は、これらの情報の入力に応じて、ID番号を管理セン
タ440に通知し(図11に示した手順(3) 参照)、こ
れに応じて、管理センタ440において、上述した受付
処理の際と同様の事前チェック処理が行われる。
【0011】また、このとき、収受処理部431によ
り、経路情報などや特殊情報に基づいて、料金の算出処
理が行われ、管理センタ440からのチェック完了通知
を待って、この算出結果および該当する出口を示す出口
番号などからなる出口情報が、無線通信装置402を介
して車載端末装置410に送出される(図11に示した
手順(4),(5) 参照)。
【0012】これに応じて、車載端末装置410のユー
ザ情報処理部412により、出口情報を受け取った旨の
確認信号が無線通信装置402を介して収受制御装置4
40に返されるとともに(図11に示した手順(6) 参
照)、受け取った出口情報に基づいてユーザ情報が更新
され、料金や残高に関する情報が、車載端末装置410
に備えられた表示部(図示せず)を介して、利用者に提
供される。
【0013】また、その後、管理センタ440側では、
収受制御装置430から受け取った決済情報に基づい
て、クレジット会社などを介して、実際の決済処理が行
われる。このように、車載端末装置410と受付制御装
置420および収受制御装置430との間で、利用者の
識別情報などの個人情報と料金情報および決済情報を無
線通信によって授受することにより、通行料金をノンス
トップで徴収する自動料金徴収システムを実現すること
が可能である。
【0014】なお、上述した各情報の伝送には、プライ
バシーを保護する必要性と強力な電波通信の利用には無
線免許が必要であることから、利用資格に制限がなく、
交信範囲が限定されている微弱電波を用いることが現実
的である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、自動料金徴収システムにおいては、個人のクレジ
ット番号などの個人情報を無線通信によって授受する必
要があり、通信内容を第三者から秘匿することが必要不
可欠である。このため、交信範囲が限定されており、第
三者に傍受される危険性の少ない微弱電波を用いること
が考えられるが、交信内容の秘密を確保するためには、
個人情報および料金情報を暗号化する技術が必要であ
る。
【0016】一般的に、このような情報の秘匿性を確保
する技術としては、暗号化キーを定期的に変更する方法
があり、金融機関のデータ通信システムなどにおいて利
用されている。しかし、このような方法は、特定の相手
と通信回線を介して通信するシステムでは有効である
が、自動料金徴収システムのように、不特定多数の車両
を通信相手とするシステムには、単純に適用することは
できない。現実問題としては、不特定多数の車両に一斉
に暗号化キーを渡し、しかも、渡した暗号化キーを一斉
に変更することは不可能である。
【0017】だからといって、例えば、各車両の車載端
末装置に予め特定の暗号化キーを与えておいて、暗号化
キーを長時間にわたって変更しないのでは、情報を暗号
化すること自体が無意味になってしまう。また、微弱電
波を利用する場合は、個々の利用者が無線免許を取得す
る必要がないことや、複数の入り口ゲートや出口ゲート
が近接して設けられている場合にも、隣接したブースの
無線通信装置間で干渉が起きにくいなどの利点がある。
【0018】その一方、交信範囲が非常に狭い範囲に限
定されているため、車両が通常の速度でこの交信範囲を
通過する時間内に、車載端末装置と自動料金徴収システ
ム側の無線通信装置との間で授受することが可能な情報
量は、極く限られている。本発明は、微弱電波を利用し
た自動料金徴収システムにおいて、各車両に、暗号情報
の送受信に用いる暗号化キーをその場で渡すことが可能
な暗号化情報送受信システムを提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。請求項1の発明は、有料道路を通行す
る車両に備えられた車載端末装置101との間で、暗号
化した情報を送受信する暗号化情報送受信システムにお
いて、送受信する情報の暗号化および復号処理に用いる
暗号化キーを入力する入力手段111と、入力された暗
号化キーを無線信号によって車載端末装置101に送出
するキー送信手段112と、暗号化キーを用いて暗号化
された情報を送受信する無線通信手段112とを備え、
キー送信手段112を無線通信手段113よりも車両の
進行方向の手前側に配置した構成であり、車載端末装置
101は、キー送信手段112からの暗号化キーを受信
するキー受信手段114と、キー受信手段114で受信
した暗号化キーを保持する保持手段115と、無線通信
装置113との間で保持手段115に保持された暗号化
キーによって暗号化された暗号化情報を送受信する車載
側無線通信手段116とを備えた構成であることを特徴
とする。
【0020】請求項1の発明は、無線通信手段113の
手前側に配置されたキー送信手段112により、暗号化
情報の授受に先立って暗号化キーを送出し、車載端末装
置101のキー受信手段114を介して保持手段115
に保持し、車載側無線通信手段116による暗号化処理
に供し、無線通信手段113と車載端末装置101との
間で、その場で渡された暗号化キーを用いて暗号化情報
の送受信を行うことができる。また、入力手段111を
介して、キー送信手段112によって送出されるキーを
変更することができるから、暗号化情報の秘密を確保す
ることが可能である。
【0021】請求項2の発明は、請求項1に記載の暗号
化情報送受信システムにおいて、無線通信手段113と
車載側無線通信手段116との間の暗号化情報送受信が
終了した旨の終了通知の入力に応じて、無線通信手段1
13を介して、車載端末装置101に対して、暗号化キ
ーの破棄を指示するキー破棄命令を送出する破棄指示手
段121を備え、車載端末装置101は、キー破棄命令
に応じて、保持手段115の内容をクリアするクリア手
段122を備えた構成であることを特徴とする。
【0022】請求項2の発明は、終了通知に応じて、廃
棄指示手段121とクリア手段122とが動作すること
により、情報の送受信に利用した暗号化キーをその場限
りで廃棄し、車載端末装置101に暗号化キーが残らな
いので、暗号化キーが悪用される危険性を排除し、自動
料金徴収システム全体のセキュリティを向上することが
できる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1に記載の暗号
化情報送受信システムにおいて、入力手段111は、有
料道路を走行する車両の検出する検出手段131と、検
出手段131によって車両が検出される時間間隔に基づ
いて、所定の値以下の車間距離で連続して進入する少な
くとも1台の車両からなる車両列を判別する車両列判別
手段132と、車両列の検出に応じて新しい暗号化キー
を作成し、キー送信手段112および無線送受信手段1
13の処理に供するキー作成手段133とを備えた構成
であることを特徴とする。
【0024】請求項3の発明は、検出手段131による
検出結果に応じて、車両列判別手段132により車両列
を判別し、キー作成手段133により、この車両列ごと
に相異なる暗号化キーを作成することにより、暗号化キ
ーを数台の車両単位で自動的に切り換えることができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施例について詳細に説明する。
【0026】図2は、本発明の暗号情報送受信システム
を適用した自動料金徴収システム用の車両受付システム
の実施例構成図である。また、図3に、この車両受付シ
ステムを構成する各装置の道路上での配置を説明する図
を示す。図2に示すように、2つの無線通信装置210
a、210bは、それぞれ伝送路を介して受付制御装置
220に接続されており、この受付制御装置220から
の指示に応じて、それぞれの交信範囲内の車載端末装置
101との間で微弱電波による無線通信を行う構成とな
っている。
【0027】上述した無線通信装置210aは、図3に
示すように、入り口ゲートから所定の距離D1だけ手前側
の地点に設置され、無線通信装置210bは、例えば、
上述した入り口ゲートに設けられた自動発券機とほぼ対
向した地点に設けられている。また、図2に示した2つ
の車両検出センサ201a,201bは、それぞれ無線
通信装置210a、210bに対応した位置に設置され
ており、例えば、図3において、それぞれ符号a,bを
付して示すように、対応する無線通信装置210の通信
可能範囲の手前側の地点に設置すればよい。
【0028】図2に示した受付制御装置220におい
て、キー選択処理部221は、キーボード201からの
指示に応じて、暗号化キーテーブル222から新しい暗
号化キーを選択し、通信処理部223および対応する伝
送路を介して、無線通信装置210a、210bに送出
する構成となっている。ここで、暗号化キーテーブル2
22は、充分な数の暗号化キーを識別番号に対応して格
納した構成とすればよい。また、キー選択処理部221
は、例えば、内部で乱数を発生させ、この乱数に基づい
て、上述した暗号化キーテーブル222から該当する暗
号化キーを検索する構成とすればよい。このように、キ
ー選択処理部221と暗号化キーテーブル222が、キ
ーボード202を介して入力される指示に応じて動作す
ることにより、請求項1で述べた入力手段111の機能
を実現し、車両受付システムが車載端末装置101との
間で暗号化情報を授受するための暗号化キーを変更する
ことが可能となる。
【0029】また、受付処理部224は、上述した2つ
の車両検出センサ201a,201bからの検出信号に
応じて、上述した通信処理部223を介して、無線通信
装置210a、210bに対する指示および送信すべき
情報を送出し、また、無線通信装置210a、210b
が受け取った受信情報に基づいて、従来と同様の受付処
理を行う構成となっている。
【0030】また、図2に示した無線通信装置210
a,210bにおいて、通信制御部211は、上述した
受付制御装置220が伝送路に送出した指示を通信処理
部212を介して受け取り、この指示に従って暗号化復
号部213の動作を制御する構成となっている。
【0031】この暗号化復号部213は、暗号化キー保
持部214に保持された暗号化キーを用いて暗号化およ
び復号処理を行う構成となっており、通信制御部211
は、通信処理部212を介して受け取った暗号化キーを
この暗号化キー保持部214に送出し、暗号化処理およ
び復号処理に供する構成となっている。また、この暗号
化復号部213により暗号化された情報は、無線送受信
部215およびアンテナ216を介して送出され、この
アンテナ216および無線送受信部215によって受信
された信号は、この暗号化復号部213によって復号さ
れ、通信制御部211および通信処理部212を介して
受付制御装置220に送出される構成となっている。
【0032】また、図2に示した車載端末装置101に
おいて、アンテナ231および無線送受信部232は、
暗号化復号部233を介して命令受付部234に接続さ
れている。この命令受付部234は、暗号化復号部23
3を介して受け取った指示や情報を解釈して、ユーザ情
報処理部412の処理に供するとともに、ユーザ情報処
理部412から返される情報を受け取って、暗号化復号
部233の処理に供する構成となっている。
【0033】また、上述した暗号化復号部233は、暗
号化キー保持部235に保持された暗号化キーに基づい
て、暗号化情報の処理を行う構成となっており、この暗
号化キー保持部235は、命令受付部234を介して暗
号化キーを受け取る構成となっている。次に、車両受付
システムと車載端末装置との間で暗号化情報を授受する
方法について説明する。
【0034】図4に、入り口における暗号情報送受信動
作を表す流れ図を示す。ここで、図4(a) は、車両受付
システム側の動作を示し、図4(b) は、車載端末装置側
の動作を示している。図3に符号aで示した地点aに配
置された車両検出センサ201aによって車両が検出さ
れると(ステップ301)、受付制御装置220の受付
処理部222により、車両が無線通信装置210aの交
信範囲に入ったと判断され、通信処理部223を介し
て、無線通信装置210aに対して無線通信動作の開始
が指示される。
【0035】これに応じて、無線通信装置210aは、
暗号化キーおよびID番号要求を送信し(ステップ30
2)、その後、識別情報を受信するまで、ステップ30
3を繰り返す。このとき、無線通信装置210aの通信
制御部211は、暗号化復号部213に暗号化動作を一
時的に停止し、無線送受信部214およびアンテナ21
5を介して、暗号化キーおよびID番号要求を暗号化せ
ずにそのまま送出すればよい。このように、受付制御装
置220から指示に応じて、通信制御部211が暗号化
復号部213および無線送受信部214の動作を制御す
ることにより、キー送信手段112の機能を実現し、暗
号化情報の送受信に先立って、上述した暗号化キーを無
線信号として送出し、車載端末装置101に通知すると
ともに、図10に示した手順(1) に相当するID番号の
要求を行うことが可能となる。
【0036】このようにして送出された無線信号は、車
載端末装置101のアンテナ231および無線送受信部
232によって受信され(ステップ311)、受信デー
タが暗号化復号部233に入力される。この場合は、受
信データは暗号化されていないので、暗号化復号部23
3は、受信データをそのまま命令受付部234に送出
し、これに応じて、命令受付部234により、まず、受
信データに含まれている暗号化キーが抽出され、暗号化
キー保持部235に保持される(ステップ312)。
【0037】このように、暗号化キーを含んだ無線信号
に応じて、アンテナ231、無線送受信部232、暗号
化復号部233および命令受付部234が動作すること
により、キー受信手段114の機能を実現し、キー保持
手段115に相当する暗号化キー保持部236に受け取
った暗号化キーを保持することができる。また、このと
き、命令受付部234により、暗号化復号部233から
受け取ったID番号要求がユーザ情報処理部412に通
知され、これに応じて、ユーザ情報処理部412によ
り、従来と同様にして、ICカード414に記録された
ID番号などのユーザ情報が読み出される(ステップ3
13)。
【0038】このようにして読み出されたユーザ情報
は、暗号化復号部233により、上述した暗号化キーを
用いて暗号化された後に、図10に示した手順(2) と同
様の応答信号として、無線送受信部232およびアンテ
ナ231を介して無線通信装置210aに送出される
(ステップ314)。このように、ユーザ情報の入力に
応じて、暗号化復号部233と無線送受信部232およ
びアンテナ231とが動作し、暗号化情報を送出するこ
とにより、車載側無線通信手段116の送出機能を実現
し、暗号化されたユーザ情報を無線信号として送出する
ことができる。
【0039】この応答信号の入力に応じて、無線通信装
置210aは、無線通信手段113として動作し、車載
側無線通信手段116からの暗号化情報を受信して、受
信された情報は、暗号化復号部213によって復号され
た後に、受付制御装置220に送出される。これに応じ
て、受付制御装置220側の待ち状態が解除され、受付
処理部224により、図10に示した手順(3) と同様
に、ID番号が管理センタ440に通知され、管理セン
タ440により、従来と同様の事前チェック処理が行わ
れる(ステップ304)。
【0040】その後、図10に示した手順(4) と同様
に、管理センタ440から事前チェック処理が正常に終
了した旨が通知されると、ステップ305の肯定判定と
なり、車両検出センサ201bによって、該当する車両
が検出されるまで、ステップ306を繰り返す。
【0041】このステップ306の肯定判定に応じて、
受付制御装置220の受付処理部224は、該当する車
両が無線通信装置210bの交信範囲に入ったと判断
し、無線通信装置210bに従来と同様の入り口情報を
送出して、この入り口情報の送信を指示すればよい。こ
れに応じて、今度は、無線通信装置210bが無線通信
手段113として動作し、図10に示した手順(5) と同
様に、暗号化された入り口情報が車載端末装置101に
送信される(ステップ307)。
【0042】この無線信号の入力に応じて、車載端末装
置101のアンテナ231、無線送受信部232および
暗号化復号部233が、車載側無線通信手段116とし
て動作し、上述した入り口情報が受信される(ステップ
315)。これに応じて、命令受付部234は、まず、
暗号化復号部233を介して、図10に示した手順(6)
と同様の確認通知を送出するとともに(ステップ31
6)、ステップ315で得られた受信データをユーザ情
報処理部412に送出して、ユーザ情報の更新に供すれ
ばよい(ステップ317)。
【0043】また、上述したステップ316で送出され
た確認通知は、無線通信装置210bを介して受付制御
装置220に通知され、これに応じて、受付処理部22
4は受付処理が正常に終了したと判定し(ステップ30
8の肯定判定)、無線通信装置210bを介して所定の
キー廃棄命令を送出し(ステップ309)、その後、こ
の車両についての受付処理を終了すればよい。
【0044】このように、確認通知の受信に応じて、受
付処理部224が動作することにより、請求項2で述べ
た廃棄指示手段121の機能を実現し、受付処理の終了
に応じて、車載端末装置101に暗号化キーの廃棄を指
示することができる。一方、上述したキー廃棄命令の受
信に応じて、命令受付部234は請求項2で述べたクリ
ア手段122として動作し、暗号化キー保持部235の
内容をクリアして(ステップ319)、車載端末装置1
01側の暗号化キーを破棄してから、通信処理を終了す
ればよい。
【0045】なお、上述したステップ305あるいはス
テップ308の否定判定となった場合は、受付制御装置
220は、ステップ310において、例えば、表示板
(図示せず)に停止して通行券を受け取ることを促すメ
ッセージを表示したり、また、自動発券装置(図示せ
ず)に必要な情報を送出したりといった適切なエラー処
理を実行した後に、上述したステップ309に進めばよ
い。
【0046】上述したように、無線通信装置210a、
210bとによって、入り口ゲートにおいて車載端末装
置101との間で授受すべき情報を分担して授受する構
成としたことにより、各無線通信装置210が授受する
情報量が、微弱電波の到達範囲内で十分に送受信可能な
量に抑えることができる。これにより、暗号化情報の授
受に先立って、暗号化キーそのものを車載端末装置10
1に通知することが可能となり、車両単位で暗号化キー
を確実に渡し、この暗号化キーによって暗号化されたユ
ーザ情報を確実に送受信する暗号化情報送受信システム
を実現することができる。
【0047】また、無線通信装置210a、210bを
所定の距離だけ離して設置し、無線通信装置210aを
介して利用者の識別情報を受け取る構成としたことによ
り、この識別情報に基づいて、管理センタ440におい
て、充分な事前チェック処理を行うことが可能となり、
違法な利用に対して相当の処置を執るために充分な時間
的余裕を確保することができる。
【0048】特に、ユーザ情報要求を暗号化キーととも
に暗号化しないで送出することで、無線通信装置210
a側での暗号化処理および車載端末装置101側での復
号処理に要する時間を削減し、分担された情報の送受信
に要する時間を短縮することができるから、車両が微弱
電波の送受信可能範囲を横切る極く限られた時間内で識
別情報の授受を確実に行うことが可能となる。
【0049】また、例えば、入り口に設けられたブース
に配置された保守作業者が、キーボード202を介し
て、キー選択処理部221および暗号化キーテーブル2
22の動作を制御することにより、入り口ゲートを通過
する車両に適応される暗号化キーを適当な間隔で切り換
えることができるから、暗号化情報が解読される危険性
を低減して、ユーザ情報の秘密を確保することが可能で
ある。
【0050】更に、上述したようにして請求項2の発明
を適用し、暗号化情報の送受信動作の終了に応じて、車
載端末101側の暗号化キーを廃棄することにより、暗
号化キーの悪用を防止することが可能となり、暗号化情
報が解読される危険性をより一層低減し、ユーザ情報の
秘密を厳守することができる。次に、暗号化キーの切換
を自動的に行う方法について説明する。
【0051】図5に、請求項3の暗号化情報送受信シス
テムを適用した自動料金徴収システム用の出口収受シス
テムの実施例構成を示す。また、図6に、この出口収受
システムを構成する各装置の配置を示す。図5におい
て、出口収受システムは、図2に示した車両受付システ
ムの受付制御装置220に代えて収受制御装置240を
備え、この収受制御装置240と無線通信装置210
a、210bとを伝送路を介して接続した構成となって
いる。また、図2に示した2つの車両検出センサ(セン
サ)201a、201bに加えて、更に2つの車両検出
センサ201c、201dを付加し、収受制御装置24
0は、これら4つの車両検出センサ201a〜201d
から得られる検出信号に応じて、無線通信装置210
a、210bを制御する構成となっている。
【0052】また、図6に示すように、この出口収受シ
ステムにおいて、無線通信装置210aは、出口ゲート
の手前側に所定の距離だけ離れた位置に設置されてお
り、無線通信装置210bは、出口ゲートの料金所ブー
スにほぼ対向する位置に設置されている。また、2つの
車両検出センサ201a、201bは、車両受付システ
ムと同様に、対応する無線通信装置210a、210b
の通信可能範囲の手前側に設置されており、別の2つの
車両検出センサ201c、201dは、上述した2つの
車両検出センサ201a、201bから、それぞれ所定
の距離D4だけ離れた位置に設置されている(図6参
照)。
【0053】図5に示した収受制御装置240におい
て、タイマ241a,241bは、車両検出センサ20
1a、201cおよび車両検出センサ201b、201
dによる車両の検出間隔をそれぞれ計測し、比較処理部
242は、これらの検出間隔と所定の時間Tとを比較す
る構成となっている。また、切換制御部243は、この
比較結果に応じてキー選択処理部222に新しい暗号化
キーの選択動作を指示するとともに、選択された暗号化
キーを無線通信装置210a、210bに送出するタイ
ミングを制御する構成となっている。また、図5におい
て、収受処理部244は、上述した2つの車両検出セン
サ201a,201bからの応じて、無線通信装置21
0a、210bに対する指示および送信すべき情報を通
信処理部224を介して送出するとともに、無線通信装
置210a、210bから受信情報を受け取って、従来
と同様の料金収受処理を行う構成となっている。
【0054】以下、連続して通過する複数の車両からな
る車両列ごとに、暗号化キーを割り当てる方法について
説明する。図7(a),(b) に、無線通信装置210a、2
10bについての暗号化キー切換動作を表す流れ図をそ
れぞれ示す。車両検出センサ201cによって、図6に
おいて符号aで示した地点aで車両が検出されると、タ
イマ241aが動作を開始し(ステップ321、32
2)、比較処理部242により、このタイマ241aに
よって計測された時間t1と上述した時間Tとが比較され
る(ステップ323)。
【0055】ここで、この時間Tの値は、上述したキー
選択処理部221による暗号化キーの切換処理に要す巣
時間に相当する時間から予め求めておけばよい。タイマ
241aによる計測時間t1が上述した時間Tよりも小さ
い場合は、ステップ323の否定判定としてステップ3
24に進み、切換制御部243は、後続の車両が車両検
出センサ201cによって検出されたか否かを判定し、
否定判定の場合は、ステップ323に戻って、このステ
ップ323、324を繰り返す。例えば、複数の車両が
連続して出口ゲートに向かっている場合は、先頭の車両
の検出に応じてタイマ241aが動作を開始してから時
間Tが経過する前に、車両検出センサ201cにより後
続の車両が検出される。
【0056】したがって、この場合に、切換処理部24
3は、ステップ334の肯定判定として、無線通信装置
210aの暗号化キーを保存したまま切換処理を終了す
ればよい。この場合は、無線通信装置210aの暗号化
キー保持部214内の暗号化キーは保存されているか
ら、上述したステップ324で検出された後続の車両に
は、直前の車両に適応されたものと同一の暗号化キーが
適用される。
【0057】一方、後続の車両が車両検出センサ201
cによって検出される前に、タイマ241aによる計測
時間t1が時間Tを超えて、上述したステップ333の肯
定判定となった場合は、切換制御部243は、ステップ
321で検出された車両と後続の車両との間が充分に離
れていると判断し、キー選択処理部221に動作の開始
を指示し、これに応じて、新しい暗号化キーの選択処理
が行われる(ステップ325)。
【0058】このように、検出手段131に相当する車
両検出センサ201a、201cからの検出信号に応じ
て、タイマ241a,比較処理部242および切換制御
部243が動作することにより、車両列判別手段132
の機能の一部を実現し、車両列の切れ目において、キー
選択処理部221および暗号化キーテーブル222をキ
ー作成手段133として動作させ、車両列の切れ目にお
いて暗号化キーを変更することができる。
【0059】また、このようにして、新しく選択された
暗号化キーは、切換制御部243を介して通信処理部2
23に送出されて、無線通信装置210aに送出され
(ステップ326)、この無線通信装置210aにおけ
る暗号化情報の処理に供される。また、このとき、切換
処理部243は、ステップ325で得られた暗号化キー
を内部に保持して(ステップ327)、無線通信装置2
10aについての暗号化キー切換処理を終了すればよ
い。
【0060】この無線通信装置210aについての暗号
化キー切換処理と並行して、無線通信装置210bにつ
いての暗号化キー切換処理が行われており、上述したス
テップ321、322と同様に、車両検出センサ201
dによる車両の検出に応じて、タイマ241bが動作を
開始する(ステップ331、332)。その後、上述し
た無線通信装置210aについての切換処理と同様に、
比較処理部242により、タイマ241bの計測値t2が
時間Tを超えたと判定されるか(ステップ333の肯定
判定)、あるいは、車両検出センサ201dによる後続
車両検出に応じて、切換処理部243がステップ334
の肯定判定とするまで、ステップ333およびステップ
334を繰り返す。
【0061】また、ステップ333の肯定判定に応じ
て、切換処理部243は、上述したステップ327で保
持した暗号化キーを無線通信装置210bに送出して
(ステップ335)、暗号化キーを更新した後に処理を
終了し、一方、ステップ334の肯定判定の場合は、無
線通信装置210bの暗号化キーを保存したまま処理を
終了すればよい。
【0062】ここで、出口ゲートを通過しようとする車
両の速度がほぼ一定であるとすれば、車両検出センサ2
01cによる車両の検出間隔とほぼ同じ時間間隔で、車
両検出センサ201dが車両を検出すると考えられる。
つまり、上述した無線通信装置210aについての切換
処理と同様にして、車両の検出間隔が時間Tを超えたか
否かに基づいて車両列の切れ目を検出することにより、
上述したステップ323で検出された車両列の同一の切
れ目を確実に検出することができる。
【0063】すなわち、上述したようにして、ステップ
333の肯定判定に応じて、切換制御部243が動作
し、車両列の切れ目で無線通信装置210bの暗号化キ
ーを切り換えることにより、請求項3で述べた車両列判
別手段132の機能の他の一部を実現し、各車両列が2
つの無線通信装置210a、210bの間を移動する時
間を考慮して、各車両列を同定することができる。
【0064】このように、無線通信装置210a、21
0bについてそれぞれ車両列の切れ目を検出し、切れ目
を検出したときに暗号化キーを切り換えることにより、
全体として車両列判別手段132の機能を実現し、車両
列のそれぞれに異なる暗号化キーを割り当てることがで
きる。上述したようにして、複数の車両が連続して出口
ゲートに殺到した場合に、これらの車両からなる車両列
に1つの暗号化キーを割り当てて、各車両についての煩
雑な同定処理を排除したことにより、2つの無線通信装
置210a、210bの間で暗号化キーの混乱が発生す
ることを防いで、送受信される暗号化情報の信頼性を向
上することができる。
【0065】この場合は、上述したように、複数の車両
に同一の暗号化キーが適用される場合があるが、全体と
して見れば、十分に短い間隔で暗号化キーが変更されて
おり、暗号化情報の解読は非常に困難であると考えられ
るので、暗号化情報の秘密を確保することができる。な
お、各車両が充分な車間距離を保って進入してくる場合
には、当然ながら、各車両ごとに異なる暗号化キーを適
用することができる。また、請求項3の発明を入り口側
の車両受付システムに適用することは、もちろん可能で
ある。
【0066】また、上述したように、無線通信装置21
0a、210bにそれぞれ2つの車両検出センサ201
を対応させ、これらの2組の車両検出センサ201から
の検出信号に応じて、切換処理部243がそれぞれ車両
列の切れ目を検出する構成としたことにより、無線通信
装置210a、210bとの間の距離にかかわらず、無
線通信装置210a、210bの設置位置を車両列の切
れ目が通過するタイミングで暗号化キーを変更すること
ができる。
【0067】これにより、無線通信装置210a、21
0bの設置位置により大きな自由度を与えることがで
き、例えば、無線通信装置210a、210bの間の距
離を充分に離して、事前チェック処理に充分な時間を当
てることが可能となり、既存技術を利用して、現実的な
自動料金徴収システムを実現することができる。また、
無線通信装置210a、210bにそれぞれ対応する車
両検出センサ201c、201dによって、車両が検出
される時間間隔をそれぞれタイマ241a,241bで
計測し、この時間間隔に基づいて、車両列の切れ目を検
出する構成としてもよい。
【0068】この場合は、図8のステップ341〜ステ
ップ344に示すように、無線通信装置210a、21
0bについての暗号化キー切換動作において、車両検出
検出センサ201c、201dによる検出信号に応じて
タイマ241a,241bが動作し、ステップ344に
おいて後続車両が検出される前に、計測時間t3, t4がそ
れぞれ所定の時間Tを超えたときに、車両の切れ目を検
出してステップ345に進み、新しい暗号化キーを作成
すればよい。
【0069】また、その後、車両検出センサ201c、
201dによる後続車両の検出に応じて、新しい車両列
の先頭を検出したと判定し(ステップ346の肯定判
定)、無線通信装置210a、210bにそれぞれ新し
い暗号化キーを送出して(ステップ347)、暗号化キ
ーを切り換えればよい。このようにして、車両列の切れ
目を検出し、その先頭の車両の交信範囲への進入に応じ
て、暗号化キーを変更することにより、各車両列に対し
てそれぞれ異なる暗号化キーを割り当てることができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、自動料金徴収システム
において、微弱電波を利用することによる制約の下で、
ユーザ情報を送受信するための暗号化キーを通行する車
両単位に渡し、この暗号化キーを無線通信に利用するこ
とができるから、ユーザ情報の秘密を保守することが可
能となり、自動料金徴収システムの実現に大きく貢献す
ることが可能である。
【0071】特に、請求項2の発明を適用し、車載端末
装置側の暗号化キーを廃棄することにより、車載端末装
置側からの暗号化キーの漏洩を防止することができ、暗
号化情報が解読される危険性を更に低減することができ
るから、ユーザ情報の秘密をより厳密に保守し、自動料
金徴収システム全体としてのセキュリティの向上を図る
ことができる。
【0072】また、更に、請求項3を適用し、車両列を
検出するごとに異なる暗号化キーを割り当てることによ
り、暗号化キーを自動的に変更することができるから、
オペレータの作業負担を軽減するとともに、暗号化キー
の切換による情報の授受の混乱を防止することが可能と
なり、暗号化情報の信頼性をより一層向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項1および請求項2の暗号化情報送受信シ
ステムを適用した自動料金徴収システム用の車両受付シ
ステムの実施例構成図である。
【図3】車両受付システムの配置例を示す図である。
【図4】入り口における暗号化情報送受信動作を表す流
れ図である。
【図5】請求項3の暗号化情報送受信システムを適用し
た自動料金徴収システム用の出口収受システムの実施例
構成図である。
【図6】出口収受システムの配置例を示す図である。
【図7】暗号化キー切換動作を表す流れ図である。
【図8】暗号化キー切換動作を表す流れ図である。
【図9】自動料金徴収システムの構成例を示す図であ
る。
【図10】入り口における通信手順を示す図である。
【図11】出口における通信手順を示す図である。
【符号の説明】
101 車載端末装置 111 入力手段 112 キー送信手段 113 無線通信手段 114 キー受信手段 115 キー保持手段 116 車載側無線通信手段 121 破棄指示手段 122 クリア手段 131 検出手段 132 車両列判別手段 133 キー作成手段 201 車両検出センサ(センサ) 202 キーボード 210、401、402 無線通信装置 211 通信制御部 212、223、422、432 通信処理部 213、233 暗号化復号部 214、235 暗号化キー保持部 215、232 無線送受信部 216、231 アンテナ 220、420 受付制御装置 221 キー選択処理部 222 暗号化キーテーブル 224、421 受付処理部 234 命令受付部 240、430 収受制御装置 241 タイマ 242 比較処理部 243 切換制御手段 244、431 収受処理部 411 無線通信処理部 412 ユーザ情報処理部 413 ICカードアクセス部 414 ICカード 440 管理センタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料道路を通行する車両に備えられた車
    載端末装置との間で、暗号化した情報を送受信する暗号
    化情報送受信システムにおいて、 送受信する情報の暗号化および復号処理に用いる暗号化
    キーを入力する入力手段と、 入力された暗号化キーを無線信号によって前記車載端末
    装置に送出するキー送信手段と、 前記暗号化キーを用いて暗号化された情報を送受信する
    無線通信手段とを備え、 前記キー送信手段を前記無線
    通信手段よりも前記車両の進行方向の手前側に配置した
    構成であり、 前記車載端末装置は、 前記キー送信手段からの暗号化キーを受信するキー受信
    手段と、 前記キー受信手段で受信した暗号化キーを保持する保持
    手段と、 前記無線通信装置との間で前記保持手段に保持された暗
    号化キーによって暗号化された暗号化情報を送受信する
    車載側無線通信手段とを備えた構成であることを特徴と
    する暗号化情報送受信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の暗号化情報送受信シス
    テムにおいて、 無線通信手段と車載側無線通信手段との間の暗号化情報
    送受信が終了した旨の終了通知の入力に応じて、前記無
    線通信手段を介して、車載端末装置に対して、暗号化キ
    ーの破棄を指示するキー破棄命令を送出する破棄指示手
    段を備え、 前記車載端末装置は、前記キー破棄命令に応じて、保持
    手段の内容をクリアするクリア手段を備えた構成である
    ことを特徴とする暗号化情報送受信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の暗号化情報送受信シス
    テムにおいて、 入力手段は、 前記有料道路を走行する車両の検出する検出手段と、 前記検出手段によって車両が検出される時間間隔に基づ
    いて、所定の値以下の車間距離で連続して進入する少な
    くとも1台の車両からなる車両列を判別する車両列判別
    手段と、 前記車両列の検出に応じて新しい暗号化キーを作成し、
    キー送信手段および無線送受信手段の処理に供するキー
    作成手段とを備えた構成であることを特徴とする暗号化
    情報送受信システム。
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