JPH0973035A - ファイバースコープ像用ローパスフィルタ装置 - Google Patents

ファイバースコープ像用ローパスフィルタ装置

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Publication number
JPH0973035A
JPH0973035A JP7254718A JP25471895A JPH0973035A JP H0973035 A JPH0973035 A JP H0973035A JP 7254718 A JP7254718 A JP 7254718A JP 25471895 A JP25471895 A JP 25471895A JP H0973035 A JPH0973035 A JP H0973035A
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JP
Japan
Prior art keywords
pass filter
low
fiber bundle
fiberscope
ccd
Prior art date
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Pending
Application number
JP7254718A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nakajima
一夫 中嶋
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication of JPH0973035A publication Critical patent/JPH0973035A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイバースコープ側の配列パターンが持つ
低域側の空間周波数の影響を良好に除去しながら、ファ
イバースコープの配列パターンとCCDの格子状パター
ンとの干渉を低減する。 【解決手段】 光学ファイバー束12を用いる観察装置
とCCD15を有するカメラとの間に配置されるアダプ
ターにおいて、複屈折性を有する光学単結晶板からな
り、上記ファイバー束12における各ファイバー28の
配列ピッチTに分離幅tが一致するように厚さDを設定
すると共に、光学ファイバー束12に対して同軸上に配
置したローパスフィルタ23と、このローパスフィルタ
23を上記ファイバー束12の中心点を中心として最大
60度の範囲で回動可能となるようにする回動調整機構
とを設け、この回動調整機構により上記ローパスフィル
タ23を回動させて、モアレ現象を解消する位置に配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバースコー
プで得られた像を固体撮像素子を用いたカメラで撮影す
る際に用いるファイバースコープ像用ローパスフィルタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファイバースコープは内視鏡
等の観察装置として用いられており、このファイバース
コープで得られた像を、固体撮像素子であるCCD(Ch
arge Coupled Device)を用いたTVカメラ等で撮影す
ることが行われる。そして、この場合には、観察装置の
接眼部とカメラの撮像部との間に、ローパスフィルタ装
置が配置され、このローパスフィルタ装置にてモアレ現
象の除去が行われる。
【0003】即ち、カメラ側のCCDでは受光面に規則
正しく配列された受光素子を備えており、この受光素子
で得られた光学像を2次元的にサンプリングすることに
より画像信号が得られる。一方、ファイバースコープで
は、円形断面の多数本の光学ファイバー(以下単にファ
イバーとする)を束ねたファイバー束が像の伝送手段と
して配置されており、このファイバー束の先端で捉えら
れた画像が接眼部で観察可能となる。従って、このファ
イバー束における各ファイバーの配列ピッチ(画素ピッ
チ)の配列パターンとCCDの受光素子の画素ピッチの
格子状パターンが干渉し、モアレ現象により偽信号が発
生する。このモアレ現象の発生は、CCDの持つ画素ピ
ッチの2倍よりも高域で現れ、ほぼ整数倍で発生し、実
際のパターンとは異なる出力となる。
【0004】このモアレ現象を避けるために、ローパス
フィルタ装置では複屈折性を有する水晶等で構成された
ローパスフィルタが用いられ、このローパスフィルタの
光線分離幅がCCDの画素ピッチに合せられる。従っ
て、このローパスフィルタによれば、ファイバースコー
プからの像光が分離され、分離した像が重なり合うこと
により、所定の空間周波数を持つ格子パターンがCCD
上には写し込まれなくなり、モアレ現象が解消される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ァイバースコープ像用ローパスフィルタ装置では、ファ
イバースコープのファイバーの配列ピッチ(画素ピッ
チ)をある空間周波数を持つパターンとして考えた場
合、このパターンは上記CCDの画素ピッチのパターン
よりも、低域の空間周波数として把握することができ
る。従って、上記ローパスフィルタの光線分離幅をCC
Dの画素ピッチに合せたものでは、偽信号を十分に除去
することができないという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、ファイバースコープ側の配列パタ
ーンが持つ低域側の空間周波数の影響を良好に除去しな
がら、ファイバースコープの配列パターンとCCDの格
子状パターンとの干渉を低減することができるファイバ
ースコープ像用ローパスフィルタ装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光学ファイバー束を用いて被観察体を観
察する観察装置と固体撮像素子を有するカメラ装置との
間に配置されるファイバースコープ像用ローパスフィル
タ装置において、複屈折性を有する光学単結晶板からな
り、上記光学ファイバー束における各ファイバーの配列
ピッチに光線分離幅が一致するように設定すると共に、
上記光学ファイバー束に対して同軸上に配置したローパ
スフィルタと、このローパスフィルタを上記光学ファイ
バー束の中心点(光学中心)を中心として最大60度の
範囲で回動可能となるように配置し、このローパスフィ
ルタの回動によりモアレ現象を解消するための回動調整
機構と、を設けたことを特徴とする。
【0008】作用 本発明は、CCDを用いたカメラにおいて、被写体側に
縞模様等が存在する場合のモアレ現象を除去する際に、
CCDの画素ピッチに光線分離幅を合せたローパスフィ
ルタを用いるという従来の考えから脱却し、ローパスフ
ィルタの分離幅をファイバーの配列ピッチに合せるよう
にしたものである。これによれば、ファイバースコープ
の配列パターンの持つ低域側の空間周波数により生じる
モアレ現象の除去効果が良好となり、ファイバースコー
プの持つ配列パターンとCCDの持つ格子状パターンと
の干渉が確実に除去される。
【0009】また、ファイバースコープにおける各ファ
イバーは俵配列で配置されること、また製造組立て時に
ファイバー束の回転(光軸を中心とした回転)方向の位
置がCCDの受光面に対し一定の関係に取り付けられて
いるとは限らず、ファイバー束の配置状態に応じて、モ
アレ現象が除去できるようにローパスフィルタの配置位
置を合せ込む必要がある。しかし、この位置合せを36
0度の範囲で行うとすれば、調整作業が煩雑である。そ
こで、本発明では最大60度の範囲でローパスフィルタ
を回動させる回動調整機構を備えることにより、60度
の範囲の調整作業のみで位置合せが可能となるようにし
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図5には、本発明の実施形
態に係るファイバースコープ像用ローパスフィルタ装置
が示されており、まず当該装置の構成を図2により説明
する。図において、内視鏡等のファイバースコープに配
置される接眼部10(図の左側)に、接眼光学系11が
設けられ、この接眼光学系11には光学的に接続される
位置にファイバー束12が配置される。一方、TVカメ
ラ等の撮像部14には、撮像素子であるCCD15が設
けられており、この撮像部14と上記ファイバースコー
プの接眼光学系11との間に、両者を接続するためのア
ダプター16が設けられる。
【0011】このアダプター16は、スコープ側接続部
17により上記接眼部11に接続され、カメラ側接続部
18によりカメラの撮像部14へ接続されており、この
アダプター16内には、接眼光学系11と撮像部14を
光学的に接続するためのアダプター光学系19が設けら
れる。そして、このアダプター16の撮像部14側に、
ローパスフィルタ装置としてのローパスフィルタ部20
が配置され、このローパスフィルタ部20は、外筒21
と、枠体22に保持され、複屈折性を有する光学単結晶
板からなるローパスフィルタ23と、上記枠体22に取
り付けられた回動ツマミ24から構成される。
【0012】図3には、上記ローパスフィルタ部20の
斜視図が示されており、上記外筒21には、円周方向に
60度よりもやや大きい角度範囲でガイド溝26が形成
され、このガイド溝26に上記の回動ツマミ24が配置
される。このような回動ツマミ24とガイド溝26は、
回動調整機構として設けられており、この回動調整機構
によれば、この回動ツマミ24は、図4に示されるよう
に、60度の範囲で移動可能となり、これによってロー
パスフィルタ23を60度だけ回動できることになる。
【0013】また、上記の複屈折性を有するローパスフ
ィルタ23の分離幅は、図1に示されるように、上記フ
ァイバー束12におけるファイバーの配列ピッチに合せ
られる。即ち、図1において、CCD15の受光面がマ
トリクス状に配列された受光素子により格子状パターン
を有するのに対し、ファイバー束12は、図1(B)に
示されるように、各ファイバー28が俵配列で配置され
る。そして、これらのファイバー28は、それぞれが長
さTのピッチで配列される。従って、当該例ではローパ
スフィルタ23の分離幅tが上記配列ピッチTに一致す
る(t=T)ように、このローパスフィルタ23の厚さ
D[図1(A)]を設定することになる。この厚さD
は、例えば、常光線の屈折率をnO 、異常光線の屈折率
をne とすると、D={(ne 2 +nO 2 )/(ne 2
−nO 2 )}・tで求められる。
【0014】更に、図1(B)において、ファイバー束
12の中心点がファイバー28の中心軸O1 にあるとす
ると、この中心軸O1 に上記ローパスフィルタ23の回
動中心が配置される。従って、上記ローパスフィルタ2
3は上記中心軸O1 を中心として60度の範囲で回動す
ることになり、これによれば、ローパスフィルタ23で
分離される光線の位置Pを各ファイバー28の全域に動
かす(走査する)ことができ、ローパスフィルタ23で
分離される光線位置Pを各ファイバー28の中心位置に
合せることが可能となる。
【0015】図5には、上記の位置合せの状態が示され
ており、例えば上記アダプター16をファイバースコー
プの接眼部10と撮像部14との間に取り付けたとき、
図5(A)に示されるように、ローパスフィルタ23に
よる光線の分離位置Pがファイバー28の中心からずれ
ていたとする。この場合は、ローパスフィルタ23を3
0度回動させることにより、図5(B)に示されるよう
に、ローパスフィルタ23の分離位置Pを各ファイバー
28の中心に配置することができる。
【0016】図5の場合には、左右のどちらに回動させ
ても最大30度の回動で位置合せが可能となるが、例え
ば図1(B)に示されるように、3個のファイバー28
の中心点O2 にローパスフィルタ23の回動中心が位置
する場合も考えられる。この場合は、各ファイバー28
の中心軸が正三角形の頂点に位置することから、60度
の範囲で回動させれば、上記と同様にして分離光線の位
置Pを各ファイバー28の中心軸に合せることが可能と
なる。
【0017】このようにして、位置合せしたローパスフ
ィルタ23によれば、ファイバースコープの持つ配列パ
ターンとCCDが持つ格子状パターンとの干渉がなくな
り、その分離幅tをファイバー28の配列ピッチTに合
せてあるため、特にファイバースコープ側の持つ空間周
波数が良好に除去される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複屈折性を有する光学単結晶板からなるローパスフィル
タの分離幅を、光ファイバー束における各ファイバーの
配列ピッチに一致するように設定し、このローパスフィ
ルタを上記光学ファイバー束の中心に対し最大60度の
範囲で回動可能にする回動調整機構を設け、この回転調
整機構によってローパスフィルタを回動させてモアレ現
象を解消する位置に設定するようにしたので、特にファ
イバー束側の配列ピッチが持つ低域側の空間周波数の影
響を良好に除去しながら、ファイバースコープの配列パ
ターンとCCDの格子状パターンとの干渉を低減するこ
とができ、モアレ現象が良好に解消されるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るファイバースコープ像
用ローパスフィルタ装置の構成を説明するための図であ
る。
【図2】実施形態例の装置をファイバースコープとカメ
ラを接続するアダプターへ適用したときの断面図であ
る。
【図3】図2のローパスフィルタ部の構成を示す斜視図
である。
【図4】図2のローパスフィルタ部のファイバー束に対
する配置状態を示す断面図である。
【図5】上記ファイバー束に対するローパスフィルタ部
の位置合せ状態を示し、図(A)は位置がずれている場
合、図(B)は位置が合った場合の説明図である。
【符号の説明】
12 … ファイバー束、 15 … CCD、 16 … アダプター、 20 … ローパスフィルタ部、 21 … 外筒、 23 … ローパスフィルタ、 24 … 回動ツマミ、 26 … ガイド溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ファイバー束を用いて被観察体を観
    察する観察装置と固体撮像素子を有するカメラ装置との
    間に配置されるファイバースコープ像用ローパスフィル
    タ装置において、 複屈折性を有する光学単結晶板からなり、上記光学ファ
    イバー束における各ファイバーの配列ピッチに光線分離
    幅が一致するように設定すると共に、上記光学ファイバ
    ー束に対して同軸上に配置したローパスフィルタと、 このローパスフィルタを上記光学ファイバー束の中心点
    を中心として最大60度の範囲で回動可能となるように
    配置し、このローパスフィルタの回動によりモアレ現象
    を解消するための回動調整機構と、を設けたことを特徴
    とするファイバースコープ像用ローパスフィルタ装置。
JP7254718A 1995-09-05 1995-09-05 ファイバースコープ像用ローパスフィルタ装置 Pending JPH0973035A (ja)

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JPH0973035A true JPH0973035A (ja) 1997-03-18

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ID=17268886

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JP7254718A Pending JPH0973035A (ja) 1995-09-05 1995-09-05 ファイバースコープ像用ローパスフィルタ装置

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JP (1) JPH0973035A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177196A (ja) * 2000-12-18 2002-06-25 Asahi Optical Co Ltd 生体の蛍光観察装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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