JPH0972798A - 摩擦力測定装置 - Google Patents

摩擦力測定装置

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JPH0972798A
JPH0972798A JP23009395A JP23009395A JPH0972798A JP H0972798 A JPH0972798 A JP H0972798A JP 23009395 A JP23009395 A JP 23009395A JP 23009395 A JP23009395 A JP 23009395A JP H0972798 A JPH0972798 A JP H0972798A
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JP23009395A
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English (en)
Inventor
Yasunori Yamamoto
靖則 山本
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧荷重範囲を広くし、かつ荷重精度の向上
を図る。 【解決手段】 負荷機構により触針25を試料に押圧し
た状態で触針25を試料TPに対して摺動させ、触針2
5の押圧荷重に対する摺動摩擦力を測定する摩擦力測定
装置において、上記負荷機構は、供給される電流に応じ
た電磁力を発生する電磁力発生装置11と、発生した電
磁力に応じた押圧荷重で触針25を試料TPに押圧せし
める押圧機構(12〜14,21〜24)とから構成さ
れる。これによれば、電磁力発生装置11へ供給される
電流に応じて押圧荷重が調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料に触針を押圧
して摺動させることにより試料の摩擦力を測定する摩擦
力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機械要素の小型化が進んでいる
が、機械要素の摺動部分が微小になると摩擦の影響を多
く受けるようになるため、微小摺動部分の摩擦を精度よ
く測定することが重要になる。そこで従来、例えば図6
に示すような摩擦力測定装置が提案されている。図6に
おいて、一対の平行な板ばね51には保持部材52を介
して触針53が保持される一方、一対の平行な板ばね5
4には保持部材55を介して例えば単結晶シリコンなど
の試料TPが触針53と対向して保持される。各板ばね
51,54には歪ゲージ(不図示)が貼着されている。
図示の状態で板ばね51および触針53を一体にY方向
に移動させて触針53を試料TPに押圧し、その状態で
板ばね54および試料TPを一体にX方向に移動させて
触針53を試料TPに対して摺動させる。触針53によ
る押圧荷重は板ばね54に貼着した歪ゲージで検出さ
れ、触針摺動時の摺動摩擦力は板ばね51に貼着した歪
ゲージで検出される。このような摺動摩擦力を各押圧荷
重に対して求めることにより試料の摩擦特性が得られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置では、触針53の押圧力を板ばねで発生する構成の
ため、押圧荷重範囲が例えば0.5g〜7gと狭く、特
に最低荷重が0.5gであるため微小押圧荷重での測定
が行えない。また荷重精度も低い。
【0004】本発明の目的は、押圧荷重範囲が広く荷重
精度の向上を図った摩擦力測定装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図3
に対応づけて説明すると、本発明は、負荷機構により触
針25を試料TP(図1)に押圧した状態で触針25を
試料TPに対して摺動させ、触針25の押圧荷重に対す
る摺動摩擦力を測定する摩擦力測定装置に適用される。
そして、供給される電流に応じた電磁力を発生する電磁
力発生装置11と、発生した電磁力に応じた押圧荷重で
触針25を試料TPに押圧せしめる押圧機構(12〜1
4,21〜24)とから上記負荷機構を構成する。これ
によれば、電磁力発生装置11へ供給される電流に応じ
て押圧荷重が調節される。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図4により本発明の一実施
の形態を説明する。本実施の形態に係る摩擦力測定装置
は、図1に示すように、荷重発生機構10によりY方向
に駆動される荷重伝達機構20と、モータMによりX方
向に駆動される電動ステージ30とを有し、電動ステー
ジ30に試料TPが載置される。荷重伝達機構20は、
図2にも示すように略コ字状の保持部材21を有し、こ
の保持部材21には一対の板ばね22の一端がそれぞれ
固着されている。一対の板ばね22は保持部材21の間
を互いに平行に延在し、その他端に固着された板部材2
3に軸24を介して触針25が取付けられている。触針
25が試料TPに押圧されると、板ばね22には引張方
向の荷重が作用する。板ばね22には摩擦力を検出する
ための歪ゲージが貼着される。
【0008】図3は荷重発生機構10の構成を示してい
る。11は、マグネット11aおよび電磁コイル11b
から成る電磁力発生装置であり、電磁コイル11bに供
給される電流に応じた磁界を発生する。電磁力発生装置
11の図示下方には、支点F回りに揺動可能なレバー1
2の一端が位置して電磁コイル11bと連結され、レバ
ー12の他端は板ばね13およびブラケットBRを介し
て上記荷重伝達機構20の保持部材21に連結される。
14は、一端が保持部材21の上下部に、他端が固定部
15にそれぞれ回動可能に連結された一対のリンクであ
り、これらのリンク14により平行リンク機構が構成さ
れる。なお、図3においてX方向(試料移動方向)は紙
面と直交する方向である。
【0009】電動ステージ30上に試料TPを載置して
から電磁力発生装置11の電磁コイル11bに電流を供
給すると、電磁コイル11bが上方に移動してレバー1
2の一端は図示上方に移動し、レバー12が支点Fを中
心に回動する。これによりレバー12の他端が下降し、
板ばね13を介して保持部材21が下降する。その際、
一対のリンク14から成る平行リンク機構の作用により
保持部材21は同一の姿勢のまま下降し、触針25の先
端が試料TPの表面を押圧する。その押圧荷重は電磁コ
イル11bに供給される電流に依存しており、この電流
を調節することにより押圧荷重を0.01g〜50gの
範囲で調節できる。
【0010】触針25が試料TPを垂直に押圧する状態
で板ばね22に貼着された歪ゲージ(不図示)のゼロ点
調節を行い、次いでモータMにより電動ステージ30図
1のX方向に所定量だけ移動させる。これにより触針2
5が試料TP上を摺動することになり、その摺動摩擦力
に応じた曲げ荷重が板ばね22に作用し、これが歪ゲー
ジにて検出される。このような摩擦力測定は、電磁コイ
ル11bへ供給する電流、すなわち触針25による押圧
荷重を変化させつつ複数回行われ、その結果、図4に示
すような特性図を得る。縦軸の押圧荷重は電磁コイル1
1bへの供給電流から導き出されるものである。
【0011】以上のように本実施の形態では、電磁コイ
ル11bへの供給電流に応じて押圧荷重を調節すること
ができるので、測定精度の向上が図れるとともに、従来
方式と比べて押圧荷重範囲を広くでき、特に微小押圧荷
重での摩擦力測定が可能となる。また、押圧時に板ばね
13,22に共に引張荷重が作用するよう構成したの
で、圧縮荷重が作用する場合のように板ばねが座屈する
ことがなくより大きな押圧荷重を与えることが可能とな
る。
【0012】以上の実施の形態では、レバー12,板ば
ね13,リンク14および保持部材21などが押圧機構
を構成する。押圧機構の構成は実施の形態に限定され
ず、例えば電磁力発生器11で発生した電磁力を直接保
持部材21に作用させるものでもよい。また荷重伝達機
構の構成も図2に限定されず、例えば図5に符号20’
で示すように一対の板ばね22に圧縮荷重が作用するよ
う構成してもよい。
【0013】なお、本発明は次の態様の装置も含むもの
である。 (1)負荷機構により触針を試料に押圧した状態で触針
を試料に対して摺動させ、触針の押圧荷重に対する摺動
摩擦力を測定する摩擦力測定装置において、前記負荷機
構は、供給される電流に応じた電磁力を発生する電磁力
発生装置と、前記発生した電磁力により所定の支点を中
心として回動する回動部材と、この回動部材の回動に連
動して前記電磁力に応じた押圧荷重で前記触針を試料に
押圧せしめる押圧機構とから構成されていることを特徴
とする摩擦力測定装置。 (2)負荷機構により触針を試料に押圧した状態で触針
を試料に対して摺動させ、触針の押圧荷重に対する摺動
摩擦力を測定する摩擦力測定装置において、前記触針に
連結され、前記摩擦力を検出するための歪ゲージが取付
けられる板ばねを備え、前記負荷機構は、供給される電
流に応じた電磁力を発生する電磁力発生装置と、前記発
生した電磁力に応じた押圧荷重で前記触針を試料に押圧
せしめる押圧機構とから構成されるとともに、触針が試
料に押圧されたときに前記板ばねに引張荷重が作用する
よう構成されていることを特徴とする摩擦力測定装置。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、電磁力を付加して触針
を試料に押圧するようにしたので、モータを用いる場合
と比べて押圧荷重範囲を広くでき、測定精度の向上が図
れる。特に微小押圧荷重での摩擦特性の評価が可能とな
るので、マイクロマシン等の研究に必要な微小摺動部の
摩擦特性評価に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る摩擦力測定装置の
基本構成を示す概略図。
【図2】荷重伝達機構の詳細を示す斜視図。
【図3】荷重発生機構の詳細を示す構成図。
【図4】摩擦特性の一例を示す特性図。
【図5】他の実施の形態に係る摩擦力測定装置を示す概
略図。
【図6】従来の摩擦力測定装置の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
10 荷重発生機構 11 電磁力発生装置 12 レバー 13,22 板ばね 14 リンク 20 荷重伝達機構 21 保持部材 25 触針 30 電動ステージ M モータ TP 試験片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷機構により触針を試料に押圧した状
    態で触針を試料に対して摺動させ、前記触針の押圧荷重
    に対する摺動摩擦力を測定する摩擦力測定装置におい
    て、前記負荷機構は、供給される電流に応じた電磁力を
    発生する電磁力発生装置と、前記発生した電磁力に応じ
    た押圧荷重で前記触針を試料に押圧せしめる押圧機構と
    から構成されていることを特徴とする摩擦力測定装置。
JP23009395A 1995-09-07 1995-09-07 摩擦力測定装置 Pending JPH0972798A (ja)

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JP23009395A JPH0972798A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 摩擦力測定装置

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