JPH097263A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH097263A
JPH097263A JP7149159A JP14915995A JPH097263A JP H097263 A JPH097263 A JP H097263A JP 7149159 A JP7149159 A JP 7149159A JP 14915995 A JP14915995 A JP 14915995A JP H097263 A JPH097263 A JP H097263A
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JP
Japan
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clamp arm
clamp
base
disc
disk
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7149159A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Shirashima
仁 白嶋
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
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Publication of JPH097263A publication Critical patent/JPH097263A/ja
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク装置において、ディスクをクランプ
するクランプ部材を移動させる機構を薄型で且つ簡単に
構成でき、またディスクをターンテーブルに確実に導け
るようにする。 【構成】 駆動部材33が右方向へ移動すると、カム溝
33bにより可動部材31が傾斜姿勢に回動する。この
ときクランプアーム41の回動支点軸42が上昇し、そ
の途中でクランプアーム41が規制部材47に当たり、
回動支点軸42の上昇力によりクランプアーム41が反
時計方向へ回動し、クランプ部材45が上方へ移動す
る。ディスクDが導入された後に可動部材31とクラン
プアーム41が下降するが、下降直後にディスクDがク
ランプ部材45と可動部材31とで挟持される。この状
態でディスクDがターンテーブル26に確実に導かれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクや
その他の光再生方式あるいは光磁気記録方式のディスク
が回転体にクランプされ、回転体によりディスクが回転
駆動されるディスク装置に係り、特に低いスペース内で
且つ簡単な構造でクランプ部材を動作させる機構を構成
でき、また、ディスクを回転体に確実にクランプするこ
とが可能とされたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のコンパクトディスクが装
填されるディスク装置を側面図で示している。このディ
スク装置は、3枚のディスクDが収納されたマガジンM
が装填される方式のものであり、例えば特開平4−11
3552号公報および特開平5−101505号公報な
どに開示されたものと同種のものである。このディスク
装置は、筐体1内に設けられたホルダ(図示せず)にマ
ガジンMが装填されると、その後にホルダと共にマガジ
ンMが筐体1の内外に移動自在となる。マガジンM内に
は、複数枚(3枚)のディスクDが収納される。
【0003】図5に示すように、ホルダと共にマガジン
Mが筐体1の外方へ突出したときに、モータで駆動され
る送りローラ2と、これに圧接される従動ローラ3とが
図示上下に移動して、マガジンM内のいずれかのディス
クDを選択できる位置に移動する。選択されたディスク
DはマガジンM内から図示左方向へ押し出されて、送り
ローラ2と従動ローラ3とで挟持される。送りローラ2
の回転により移送されるディスクDは、駆動部5のベー
ス5とこれに支持されたクランプアーム6との間に導か
れる。そしてクランプアーム6が支持軸7を支点として
時計方向へ回動し、ディスクDが、ベース4上に設けら
れたターンテーブル8と、クランプアーム6に支持され
たクランプ部材9とで挟持される。その後にマガジンM
を保持したホルダが図示左方向へ移動して筐体1内に引
き込まれ、下降しているクランプアーム6の上方位置に
マガジンMが収納される。このマガジン収納状態にて、
ターンテーブル8と共にディスクDが回転駆動され、再
生動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の構造のディス
ク装置には、以下に示す問題がある。 (1)クランプアーム6は、基端6b側が支持軸7によ
りベース5に対して回動自在に支持されている。よっ
て、クランプ部材9の中心部9bとターンテーブル8の
上面との間隔hを、ディスクDの導入のために充分な広
さとなるように離したときに、クランプアーム6の図示
上方への傾斜角度θが大きくなる。そのため、クランプ
アーム6の先端部6aまたはクランプ部材9のディスク
導入側の先端部9aは、前記間隔hよりもさらに上方へ
突出することになる。したがって、ディスクDの導入に
必要となるターンテーブル8とクランプ部材9の中心9
bとの間隔hを確保したときに、クランプアーム6およ
びクランプ部材9の実際の持ち上げ高さHが非常に大き
くなる。そのため、クランプアーム6の先端部6aまた
はクランプ部材9の先端部9aが筐体1内の上方に占め
るスペースが他の機構の配置の制約になる。またクラン
プアーム6またはクランプ部材9の図示上方への持ち上
げ高さHが大きいため、装置の薄型化も困難となる欠点
がある。
【0005】(2)クランプアーム6を角度θの位置ま
で回動させるための駆動機構として、一般的には、駆動
部4のベース5の側方に図示右方向へ移動する駆動レバ
ーが設けられ、この駆動レバーによりクランプアーム6
の基端の支持軸7よりも下側の駆動端6cに水平方向へ
の力Fが与えられる。しかし、支持軸7とクランプ部材
9までの長さに対し、支持軸7と力Fが与えられる駆動
端6cの長さが極端に短いため、クランプアーム6を角
度θまで回動させるために必要な力Fが非常に大きくな
る。またこの種の装置では、クランプアーム6がディス
ク挟持方向(時計方向)へばねにより付勢されているの
が一般的であり、またターンテーブル8とクランプ部材
9とが磁石の吸引力でディスクDを挟持するものとなっ
ている。そのため、ターンテーブル8とクランプ部材9
とでディスクDが挟持されている状態から、ディスク挟
持解除方向へクランプアーム6を回動させるために、非
常に大きな力Fが必要になる。このように、従来の構造
では、クランプアーム6をディスク挟持解除方向へ動作
させるための駆動効率が悪く、大きな駆動力が必要とな
るため、動力伝達部の負荷が大きく、部品の摩耗や損傷
が生じる確率が高くなっている。
【0006】(3)マガジンM内からディスクDが、タ
ーンテーブル8とクランプ部材9との間に導入された後
に、送りローラ2が図示下方向へ移動し、クランプアー
ム6が時計方向へ回動するが、このとき、ターンテーブ
ル8とクランプ部材9との間に位置するディスクDが一
瞬自由状態になる。この自由状態になったときにディス
クDが面方向へ移動すると、ディスクDの中心穴がター
ンテーブル8から外れ、ディスクが確実に挟持されない
現象が生じる可能性がある。特に図5に示す例では、マ
ガジンMがベース5上の高い位置にあり、その位置から
ディスクDが導入されるため、ターンテーブル8とクラ
ンプ部材9との間隔hが広くなっている。よって、上記
のようにディスクDが自由状態となる時間が長くなり、
ディスクDの挟持ミスが生じやすいものとなる。ただ
し、従来の1枚のディスクがターンテーブル8とクラン
プ部材9との間に導入されるディスク装置であっても、
同様にディスクが自由状態となる時間がある程度長くな
るのを避けることができず、同様の問題を生じることに
なる。
【0007】(4)上記問題を解決するために特開平5
−101505号公報などに記載されている発明では、
図5に示すように、ベース5とクランプアーム6との間
にワイヤが張られ、ワイヤ10の両端部10aと10b
が、ベース5およびクランプアーム6に対してある程度
自由な状態で支持されている。図5に示すようにクラン
プアーム6がベース5から離れたときに、ワイヤ10が
ベース5の上方へ持ち上げられ、導入されたディスクD
の導入側先端がワイヤ10に支持され、ディスクDの図
示左端が極端に下方へ落ち込むことがなく、ディスクD
の中心穴をターンテーブル8の中心に導きやすくしてい
る。しかし、ワイヤ10では、ディスクDを線または点
でしか支持することができないため、ターンテーブル8
とクランプ部材9との間で自由状態となったディスクD
を安定して支えることができず、ディスクの挟持ミスを
確実に防ぐことができない。また、ワイヤ10は、強度
を保つためにあまり長いものを使用できず、またワイヤ
10はターンテーブル8や光ヘッドの邪魔にならない位
置に設けなければならないため、ワイヤ10の端部10
aのベース5上の位置を図示右方向へ移動させることが
困難である。したがって、クランプアーム6が反時計方
向へ回動したときの、ワイヤ10の立ち上り角度αが大
きくなり、導入されるディスクの先端がワイヤ10に当
たったときに、ワイヤ10がディスクDに与える導入負
荷が大きくなる。そのため、ディスクDが図示左方向へ
確実に送り込まれない状態でクランプ部材9が下降する
ことがあり、ディスクDの中心を確実に挟持できない現
象が生じていた。
【0008】(5)車載用のディスク装置では、車体振
動の影響を低減するために、駆動部4が筐体1内でダン
パーなどにより弾性的に浮上させられて支持されてい
る。ディスクDをターンテーブル8にクランプする際に
は、ターンテーブル8の位置が動かないようにする必要
があり、そのために駆動部4のベース5を筐体1に対し
てロックする必要がある。従来のこのロック機構は、ベ
ース5から側方に突出するロック軸をロック部材で挟み
込むなどの構造とされており、よってロック機構が非常
に複雑なものとなっている。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、回転体(ターンテーブル)とクランプ部材との間
にディスク導入のために必要な間隔を設定したときに、
クランプアームがベース上から離れる方向へ移動する最
大寸法を可能な限り小さくして、ディスク挟持のための
機構を薄型化できるようにしたディスク装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】また本発明は、クランプ部材を回転体から
離すための機構を簡単にし、またクランプ部材を回転体
から離すための動力の伝達効率を向上させて、機構に作
用する負荷を低減できるようにしたことを目的としてい
る。
【0011】また本発明は、ディスクが回転体とクラン
プ部材との間に導入された後、回転体とクランプ部材と
で挟持されるまでに、ディスクが自由状態となる時間を
短くし、ディスクの挟持ミスが生じにくくすることを目
的としている。
【0012】さらに本発明は、クランプ部材を動作させ
る機構を利用して、筐体内で弾性支持されている駆動部
を簡単な構造でロックできるようにしたことを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置
は、ディスクの中心部を支持する回転体が設けられたベ
ースと、前記回転体とでディスクの中心部を挟持するク
ランプ部材と、クランプ部材を支持するクランプアーム
と、クランプアームの回動支点をベース上面と交叉する
方向へ移動させる可動部材と、可動部材によってクラン
プアームがベースから離れる方向へ移動させられるとき
に前記回動支点を挟んでクランプ部材と逆側の部分でク
ランプアームの移動を規制しクランプアームをディスク
挟持解除方向へ回動させる規制部材とが設けられている
ことを特徴とするものである。
【0014】本発明のディスク装置は、例えば実施例に
示すように、複数枚のディスクが収納されたマガジン内
から所定のディスクが選択され、選択されたディスクが
回転体とクランプ部材との間に導入されるものである。
あるいは単体のディスクが挿入され、このディスクが回
転体とクランプ部材との間に導入されるものである。回
転体は例えばディスクの中心穴が嵌着されるターンテー
ブルである。またクランプ部材はターンテーブルに対し
て磁力により吸着され、この吸着力により回転体とクラ
ンプ部材との間でディスクが挟持されるものである。
【0015】可動部材は、ベースの上面に対して垂直に
昇降動作し、その上昇動作によりクランプアームの回動
支点をベースから離れる方向へ移動させるものとして構
成できる。したがって、可動部材がディスク導入領域か
ら外れた位置にあってもよい。ただし好ましくは、クラ
ンプアームをベースから離れる方向へ移動させていると
きの可動部材は、ベースとクランプアームとの間に位置
し、導入されるディスクの下側がこの可動部材により支
持可能とされる。
【0016】前記可動部材のさらに好ましい構成例は、
少なくとも回転体の領域とヘッド移動領域とが欠損して
いる平板により形成され、且つ可動部材は、前記回動支
点よりもディスク導入側の位置にて前記ベースに回動自
在に支持されており、前記クランプアームをベースから
離れる方向へ移動させているときの可動部材はベース上
にて傾斜姿勢となる。この傾斜姿勢は、導入されるディ
スクの移動方向先端を受けることができる向きとなる。
【0017】また、可動部材に、ディスクの外周を位置
決めする位置決め部を形成することが可能である。
【0018】さらに、クランプ部材が回転体から離れ且
つクランプアームが規制部材の規制を受けていない状態
で、回転体から離れているディスクが、可動部材とクラ
ンプ部材との間で挟持される構造とすることが好まし
い。
【0019】また、車載用ディスク装置のように、ベー
スが筐体内部で弾性支持されている場合には、ベースと
筐体の間に、クランプアームが規制部材により規制され
たときにベースを前記規制部材による規制方向へ押圧す
る当接部が設けられている構造とすることが可能であ
る。
【0020】さらに、図2に示すように、クランプアー
ムの回動支点からクランプ部材支持部までの長さ寸法を
L1とし、回動支点から規制部材による規制を受ける部
分までのクランプアームの長さをL2としたときに、L
1をL2よりも大きくし、L1をL2の2倍ないし3倍
以上とすることが好ましい。
【0021】
【作用】本発明のディスク装置では、可動部材によりク
ランプアームの回動支点がベースに対して持ち上げ方向
へ移動させられると、回動支点を挟んでクランプ部材支
持側と逆側の部分にてクランプアームが規制部材による
移動規制を受ける。この移動規制を受けた状態で可動部
材によりクランプアームが持ち上げられると、回動支点
を中心としてクランプアームがディスク挟持解除方向へ
回動し、クランプ部材が回転体から大きく離れる。回転
体とクランプ部材との間にディスクが導入された後に、
可動部材が前記と逆の方向へ移動すると、クランプアー
ムがベース方向へ移動する。クランプアームが前記規制
部材による規制から解除されると、クランプアームはク
ランプ部材の自重または、ばねの力などによりディスク
挟持方向へ回動し、回転体とクランプ部材との間にディ
スクが挟持される。
【0022】図2に示すように、可動部材によりクラン
プアームがベースから持ち上げられるとき、規制部材に
よる規制を受けてからクランプアームがクランプ挟持解
除状態に回動する。したがって図5に示す従来例に比べ
てクランプアームの傾斜角度θが小さくなる。そのた
め、図2に示すように、回転体とクランプアームとが離
れその間隔が所定寸法hとなったときに、クランプアー
ムの最高高さHを従来よりも低いものにできる。よって
クランプアームの回動領域を確保するスペースが狭くて
済む。また、クランプアームの回動支点に対する移動力
の作用方向は、ベースの上面と交叉する方向であるた
め、この移動力がクランプアームの回動力に変換される
ときの力の変換効率がよくなり、機構の各部品に作用す
る負荷が従来よりも小さくなる。
【0023】クランプアームがベースから離れる方向へ
移動させられているときに、可動部材が、回転体とクラ
ンプ部材との間に位置し、ガイドとして機能するもので
は、回転体とクランプ部材との間に導入されたディスク
が下側から可動部材で支えられる。そして可動部材がベ
ース方向へ下降し同時にクランプアームの回動支点が下
降して前記のようにクランプアームがディスク挟持方向
へ回動することになる。ディスクが挟持される際、ディ
スクが可動部材に支えられながらベース方向へ下降する
ことになり、ディスクの中心を回転体の中心に一致させ
て挟持しやすくなる。
【0024】特に、可動部材が、平板により形成され、
ディスク導入側にてベースに対し回動自在に支持された
ものでは、導入されたディスクの下側が広い面積で複数
箇所にて支えられることになり、回転体とクランプ部材
とでディスクの挟持が完了するまでの間にディスクが自
由状態になったとしても、ディスクが安定して回転体の
方向へ案内されるものとなる。また、この平板状の可動
部材に、ディスクの外周を位置決めする位置決め部を設
けておくことにより、ディスクが可動部材に支えられた
状態で、ディスクの中心位置がディスクの面方向へずれ
るのが防止できる。
【0025】さらに、クランプ部材が回転体から離れ且
つクランプアームが規制部材の規制を受けていない状態
で、回転体から離れているディスクが、可動部材とクラ
ンプ部材との間で挟持されるものでは、回転体とクラン
プ部材との間にディスクが導入された後で、回転体とク
ランプ部材とでディスクが挟持されるまでの間に、ディ
スクがクランプ部材と可動部材とで挟持され、この挟持
状態のまま回転体の位置へ下降することになる。よって
ディスクの中心が回転体の中心に確実に位置合せでき、
挟持ミスを防止できる。なお、可動部材に、ディスクの
外周を位置決めする位置決め部が形成されているもので
は、クランプ部材と可動部材との間でディスクが挟持さ
れたときに前記位置決め部により、ディスクがセンタリ
ングされることになる。よってディスクの中心部が回転
体の中心に確実に一致させられるものとなる。
【0026】次に、車載用のディスク装置などでは、駆
動部が筐体に対しダンパーなどにより弾性支持される。
この場合に、回転体とクランプ部材の間にディスクを導
入する際に、駆動部をロックすることが必要である。本
発明では、クランプアームが規制部材により規制された
ときに、ベースと筐体との間に前記規制部材の規制方向
へベースを押圧する当接部が構成される。よって、ベー
スとクランプアームは、筐体と前記規制部材との間に挟
まれる状態となってロックされることになる。この構造
を採用することにより、ベースをロックするための構造
を簡単にできる。
【0027】
【実施例】図1は本発明の一実施例のディスク装置の駆
動部を示す平面図、図2ないし図4はディスク駆動装置
を動作行程別に示す側面図である。図1と図2に基づい
てこのディスク装置の構造を説明する。このディスク装
置20の筐体21内には、駆動部(駆動ユニット)Aが
設けられている。駆動部Aのベース22は、弾性支持部
材であるダンパー23により複数箇所が支持されてい
る。このダンパー23は、ゴム製の袋体内にシリコンオ
イルなどの高粘性流体が封入されているものであり、ベ
ース22に固定された支持軸25が、この袋体内に挿入
されている。ダンパー23を支持する支持部材24は筐
体21の内面に固定されており、ベース22は、筐体2
1内においてダンパー23により弾性支持されている。
なお、弾性支持部材としてはダンパーの他にコイルばね
などが使用される。コイルばねが使用される場合、ベー
ス22は筐体21内においてコイルばねにより吊り下げ
られ、弾性支持されることになる。
【0028】ベース22の上面には、回転体としてター
ンテーブル26が回転自在に支持されている。ターンテ
ーブル26の中心部には上方に突出した突部26aが形
成されており、ディスクDの中心穴は、この突部26a
に嵌着される。ベース22の下面にはスピンドルモータ
27が固定されており、前記ターンテーブル26はスピ
ンドルモータ27により回転駆動される。図1に示すよ
うに、ベース22には光ヘッド28が支持されている。
ディスクDがターンテーブル26上に嵌着されたとき
に、光ヘッド28に設けられた対物レンズ28aがディ
スクDの下面に対向する。
【0029】ベース22の上には可動部材31が設けら
れている。この可動部材31は平板であり、導入される
ディスクDに対するガイド板として機能する。前記ベー
ス22のディスク導入側には支持片22aが設けられて
いる。図1に示すように、この支持片22aは、ベース
22のディスク導入側の両側部で上方へ折曲形成されて
いる。可動部材31のディスク導入側においても、両側
部に同様に上方へ折曲げられた折曲支持片31aが設け
られており、この折曲支持片31aは前記支持片22a
に対し支持軸32により回動自在に支持されている。そ
の結果、可動部材31は、ディスク導入側の支持軸32
を支点として、図2に示すように、ベース22の上方へ
傾斜して立ち上がる姿勢と、図4に示すようにベース2
2の上面に平行な姿勢または密着する姿勢とへ回動自在
に支持されている。
【0030】また、可動部材31のディスク導入側の端
部では、図1に示すように2箇所から上方へ立ち上がる
折曲片31b、31bが形成されている。前記折曲支持
片31a、31aの図示左側の端部は位置決め部(イ)
となり、前記折曲片31b、31bの対向側の端部は位
置決め部(ロ)となっている。図1に示すように、可動
部材31上にディスクDが導かれたとき、前記2箇所の
位置決め部(イ)と同じく2箇所の位置決め部(ロ)が
ディスクDの外周に当接し、ディスクDが可動部材31
上にてセンタリングされた状態で位置決めされるものと
なっている。
【0031】図1に示すように、可動部材31には、平
面形状が丸穴形状の欠損部31cと、この欠損部31c
に連続する長穴形状の欠損部31dとが形成されてい
る。欠損部31cは、ターンテーブル26を逃げる位置
に形成され、欠損部31dは光ヘッド28の移動領域を
逃げる位置に形成されている。したがって、図4に示す
ように、可動部材31がベース22の上面に下降したと
きに、ターンテーブル26が前記欠損部31cの内部に
位置し、光ヘッド28が欠損部31dの範囲内にて移動
し、ターンテーブル26および光ヘッド28の動作が可
動部材31により妨げられないものとなっている。
【0032】図1に示すように、可動部材31には切欠
き31eが形成され、この切欠き31eの内縁部から下
方向へ折曲げられた駆動片31fが一体に形成されてい
る。前記ベース22には逃げ穴22bが形成されてお
り、前記駆動片31fはこの逃げ穴22b内を通過して
ベース22の下側に延びている。また駆動片31fには
駆動ピン36が固定されている。
【0033】ベース22の下面には駆動部材33が設け
られている。この駆動部材33は板金により形成された
ものであり、ベース22の下面に設けられた図示しない
ガイド機構により、駆動部材33は図示左右方向へ摺動
自在に支持されている。また駆動部材33は、ベース2
2に搭載された図示しない駆動源(例えばモータ)によ
り図示左右方向へ駆動される。駆動部材33には、下方
へ折曲形成されたカム板33aが一体に形成されてお
り、このカム板33aには、図2にて図示左側が上方へ
向かう方向へ傾斜したカム溝33bが形成されている。
前記駆動片31fに固定された駆動ピン36は前記カム
溝33bに挿入されている。よって、駆動部材33が図
示右方向へ移動すると、図2に示すように、カム溝33
bにより可動部材31が傾斜状態に持ち上げられ、駆動
部材33が図示左方向へ移動すると、図4に示すよう
に、カム溝33aにより、可動部材31がベース22の
上面に密着する位置へ下降させられる。
【0034】前記駆動部材33の図示左側端部の下面に
は、軸状のベース側のロック当接部34が固定され、筐
体21の底部内面には、ブロック体により形成された筐
体側のロック当接部35が設けられている。図2に示す
ように、駆動部材33が図示右方向へ移動し、可動部材
31がベース22上に斜めに持ち上げられた状態のとき
に、ベース側のロック当接部34が、筐体21側のロッ
ク当接部35の上に乗り上がるものとなっている。
【0035】可動部材31の上にはクランプアーム41
が設けられている。クランプアーム41は板金材料によ
り形成されており、図の左側部分の両側に折曲片41a
が下向きに折曲げ形成されている。一方前記可動部材3
1の図示左側部分の両側部には上方に折曲げられた折曲
片31gが設けられており、両折曲片41aと31g
が、回動支点軸42により回動自在に連結されている。
この回動支点軸42は、可動部材31上でのクランプア
ーム41の回動支点となる。可動部材31は前記支持軸
32を中心として回動し、よって回動支点軸42も支持
軸32を中心とした円弧軌跡にてベース22の上面と交
叉する方向へ移動する。そして可動部材31が時計方向
へ回動するときに、回動支点軸42が図示上方へ移動さ
せられるものとなる。前記回動支点軸42にはトーショ
ンばねによるクランプばね43が設けられており、この
クランプばね43により、クランプアーム41は時計方
向へ付勢されている。
【0036】クランプアーム41の先端部分には、クラ
ンプ部材45が支持されている。このクランプ部材45
は、回転軸46によりクランプアーム41に対して回転
自在に支持されている。また回動支点となる回動支点軸
42を挟んでクランプ部材45の支持部と逆側となる部
分は、規制当接部41bとなっている。筐体21の上部
内面には一対の規制部材47が下方へ延びて固定されて
おり、図2の状態のときに、クランプアームの前記規制
当接部41bが、規制部材47の下端に圧接し、これに
より規制当接部41bの図示上方への移動が規制され
る。
【0037】図2に示すように、回動支点軸42からク
ランプ部材45の中心45aまでの距離をL1、規制当
接部41bと規制部材47との当接点から、回動支持軸
42までの距離をL2としたときに、L1はL2よりも
長く設定されており、好ましくはL1がL2の2倍以上
ないし3倍以上である。このテコ比(L1/L2)によ
り、回動支点軸42およびクランプアーム41がベース
22から離れる方向へ移動し、規制当接部41bが規制
部材47に当接した後に、回動支点軸42が図示上方へ
わずかに持ち上げられる間に、クランプ部材45は図示
上方へ大きな距離だけ持ち上げられるものとなる。な
お、図2に示すように、クランプアーム41が最も持ち
上げられたときに、ターンテーブル26の上面からクラ
ンプ部材45の中心45aまでの間隔をhで示し、この
ときのクランプ部材45のディスク導入側先端45b
と、ターンテーブル26の上面との高さ寸法をHで示し
ている。
【0038】筐体21の内部上方位置には、図示左右方
向へ移動するホルダ(図示せず)が設けられている。こ
のホルダが左方向へ移動し駆動部Aの上方に位置してい
る時点で、図示右側からマガジンMがホルダ内に挿入さ
れる。マガジンM内には複数(図では3枚)のディスク
Dが収納可能となっており、マガジンMの図示左側端部
がディスクの出入口Maとなっている。図2に示すよう
に、ホルダと共にマガジンMが図示右側に移動している
ときに、マガジンM内のディスクDが出入口Maから出
入り可能となる。
【0039】ホルダと共にマガジンMが図示右側へ移動
したときに、マガジンMと駆動部Aとの間に移送手段5
0が位置する。この移送手段50は、送りローラ51と
従動ローラ52を有している。図2に示すように、ホル
ダと共にマガジンMが図示右側へ移動しているときに、
両ローラ51と52は互いに弾性的に圧接する。そし
て、図示しない選択機構の動力源により、両ローラ51
と52が図示上下方向へ移動し、マガジンM内のディス
クの選択が行われる。マガジンMの出入口Maからディ
スクDが押し出されると、このディスクDが両ローラ5
1と52の間に挟まれ、送りローラ51の回転力によ
り、ディスクDが移送される。
【0040】また、図4に示すように、ホルダと共にマ
ガジンMが駆動部Aの上方へ移動しているときには、送
りローラ51が下降して、ディスクDの妨げにならない
位置に退避する。また従動ローラ52は図示上方へ移動
し、ホルダおよびマガジンMの図示左右方向への移動の
妨げにならない位置へ退避する。
【0041】次に上記ディスク装置20の動作について
説明する。図4はクランプアーム41およびクランプ部
材45がターンテーブル26の方向へ下降しており、こ
のクランプアーム41の上方に、ホルダに保持されたマ
ガジンMが移動している。この状態で、マガジンMを図
示右方向へ排出でき、または新たなマガジンMを図示右
側からホルダ内に挿入可能とされている。
【0042】マガジンM内のいずれかのディスクDを駆
動部Aに装填するときには、まずホルダに保持されたマ
ガジンMが図示右方向へ移動して、マガジンMが駆動部
Aの上方から外れる。このとき、駆動部AとマガジンM
との間で、移送手段50の送りローラ51と従動ローラ
52とが互いに圧接する。駆動部Aでは、ベース22に
搭載された図示しないモータなどの動力源により、駆動
部材33が図示右側に駆動される。この駆動部材33に
形成されたカム溝33bにより駆動ピン36が持ち上げ
られ、可動部材31は支持軸32を支点として時計方向
へ回動して傾斜姿勢となる。可動部材31が時計方向へ
回動し、回動支点軸42がベース22から持ち上げられ
た直後では、図4の状態から図3の状態に示すように、
クランプばね43の付勢力により、クランプアーム41
は時計方向へ回動させられている。
【0043】回動支点軸42とクランプアーム41が所
定の高さ位置まで持ち上げられると、クランプアーム4
1の図示左端の規制当接部41bが規制部材47の下端
に当接する。その状態からさらに、可動部材31が時計
方向へ回動し、クランプアーム41がベース22から離
れる方向へ持ち上げられると、規制当接部41bの上昇
移動が規制部材47により規制され、クランプアーム4
1は反時計方向へ回動させられ、クランプ部材45が上
方へ移動する。図2は可動部材31が時計方向へ最も大
きく回動した状態を示している。前述のように、回動支
点軸42を中心としたクランプアーム41の左右方向の
長さ寸法のテコ比(L2/L1)により、規制当接部4
1bが規制部材47に当たった後に、クランプアーム4
1がわずかな高さだけ上昇したときに、クランプ部材4
5が充分な高さまで移動し、ターンテーブル26の上面
とクランプ部材45の中心45aとの間隔hを充分に広
げることができる。
【0044】また、図2に示すように、規制当接部41
bと規制部材47との当接部、および回動支点軸42は
ベース22から充分に離れた位置へ移動しているため、
クランプアーム41の反時計方向への傾斜角度θは図5
に示す従来例に比べて小さくなる。そのため、図2と図
5とで前記間隔hを同じにした場合に、クランプ部材4
5のディスク導入側先端45bの上昇高さ位置の寸法H
は、図5に比べ図2の方が低くなる。よって、クランプ
アーム41およびクランプ部材45の図示上方への移動
に必要なスペースが小さくてよくなり、筐体21の薄型
化も可能になる。また、図2に示すように、クランプア
ーム41とクランプ部材45の傾斜角度θが浅くなるの
で、図示左方向へ導入されてくるディスクDに対し、ク
ランプアーム41とクランプ部材45が邪魔になりにく
い姿勢となる。
【0045】さらに、クランプアーム41が規制部材4
7に当たった後に、回動支点軸42が図示上方へ移動す
る移動力がクランプアーム41の回動力に変換されるた
め、図5に示すように水平方向の力Fをクランプアーム
の回動力に変換していた従来例に比べて、クランプアー
ム41を回動させる力の変換効率がよくなる。
【0046】また、図2の状態では、駆動部材33が図
示右側へ移動しているため、駆動部材33に固定されて
いるベース側のロック当接部34が筐体側のロック当接
部35に乗り上がる。この当接により、ダンパー23で
弾性支持されていたベース22が図示上方、すなわち規
制部材47がクランプアーム41を規制している方向へ
押圧される。一方、規制部材47により図示上方への移
動が規制されているクランプアーム41と可動部材31
との間にはクランプばね43が設けられているため、ク
ランプアーム41の規制当接部41bはこのばね力によ
り規制部材47に圧接されている。したがって、駆動部
A全体は図示上下方向へ動きにくいように拘束されたロ
ック状態となる。このロック状態にてディスクDが図示
左方向へ導入される。
【0047】図2では、マガジンM内の中段に収納され
ているディスクDが選択されて再生される場合を示して
いる。移送手段50の各ローラ51と52は、マガジン
M内の中段のディスクDに対向する位置へ移動しその位
置で停止する。図示しない押出機構により、マガジンM
内の中段に収納されたディスクDが押し出され両ローラ
51と52に挟持されると、移りローラ51の回転力に
より、ディスクDが図示左方向へ移送され、ターンテー
ブル26とクランプ部材45の中間に導入される。図2
に示すように、ディスクDの左端が、可動部材31の左
端とクランプアーム41の左端に挟まれる位置までディ
スクDが送り込まれると、移りローラ51が停止する。
【0048】次に、移送手段50の送りローラ51が下
降し、従動ローラ52が上昇すると共に、駆動部A内で
はモータなどにより駆動部材33が図示左方向へ駆動さ
れる。駆動部材33に形成されたカム溝33bにより駆
動ピン36が下方向へ駆動され、可動部材31は支持軸
32を支点として反時計方向へ回動させられる。このと
き、クランプアーム41の回動支点となる回動支点軸4
2はベース22の方向へ下降させられる。図3に示すよ
うに、回動支点軸42がわずかに下降した時点で、クラ
ンプアーム41の規制当接部41bは規制部材47によ
る規制をうけない位置へ至り、クランプばね43の付勢
力により、クランプアーム41が時計方向へ回動する。
その結果、クランプ部材45と可動部材31とでディス
クDが挟持される。
【0049】図3の時点では、クランプアーム41が規
制部材47の規制を受けない状態で、クランプ部材45
はターンテーブル26から離れている。またディスクD
もターンテーブル26から離れている。このときにディ
スクDがクランプ部材45と可動部材31とで挟持され
ることにより、ディスクDが自由状態とならず、確実に
保持された状態となる。可動部材31は図1に示すよう
に、少なくともターンテーブル26と光ヘッド28の対
向部分を除く広い領域に延びる平板状であるため、図2
から図3に至る間に、ディスクDが導入方向に延びる軸
(紙面左右方向に延びる軸)を中心として回転する方向
へ傾斜することがなく、可動部材31によりディスクD
の下側が確実にガイドされる。さらに図1に示すよう
に、可動部材31には、折曲支持片31a、31aの端
部に位置決め部(イ)(イ)が、折曲片31b、31b
の端部に位置決め部(ロ)(ロ)が形成され、この4点
の位置決め部によりディスクDの外周が位置決めされる
ものとなっている。よって、図3に示すように、可動部
材31の上面に保持されたディスクDは完全にセンタリ
ングされた状態となる。
【0050】図3の状態からさらに駆動部材33が左方
向へ移動し、可動部材31が反時計方向へ回動して、可
動部材31がベース22の上に平行または密着した状態
となると、図4に示すように、ディスクDの中心穴がタ
ーンテーブル26の突部26aに嵌着され、クランプば
ね43の弾性力により、ターンテーブル26とクランプ
部材45とでディスクDが挟持される。なお、このと
き、可動部材31は、ディスクDの下面から外れる位置
まで下降する。また、駆動部材33に設けられたベース
側のロック当接部34は、筐体側のロック当接部35か
ら外れ、駆動部Aのベース22は、ダンパー23により
弾性支持された状態になる。なおホルダに保持されたマ
ガジンMは、図示左方向へ移動し、クランプアーム41
の上方の領域に収納される。この状態で再生動作が行わ
れる。
【0051】このように、可動部材31が平板状で、デ
ィスクが導入されるときに、ベース上にて傾斜姿勢にな
り、ディスクが導入された後に、ディスクが回転体であ
るターンテーブルに設置される前の時点で、傾斜してい
る可動部材31とクランプ部材45との間でディスクが
挟持されるように構成されたことも本発明の特徴となり
得る。なお可動部材31は必ずしも平板状に限られず、
図1の図示上下方向へ一対設けられた棒状またはワイヤ
状のものであってもよい。また、上記において、可動部
材にはディスクの外周部を位置決めする位置決め部
(イ)(ロ)が設けられることが好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明では、クランプアー
ムの回動支点が移動したときに、クランプアームが規制
部材により規制され、この規制後のクランプアームの回
動動作により、クランプ部材が回転体から離れる方向へ
移動させられる。したがってクランプアームがベースか
ら離れたときのクランプアームの傾斜角度θが浅くな
り、回転体とクランプ部材が所定距離離れた時点でクラ
ンプアームまたはクランプ部材のそれぞれの端部がベー
ス上方へ突出する寸法が短くなり、全体の高さ寸法を低
くできる。また規制部材の規制力を利用してクランプア
ームを回動させているため、クランプアームを回動させ
るための構造としては、回動支点をベース上面と交叉す
る方向へ動作させるだけでよくなり、クランプアームを
回動させる機構の構造も簡単である。また、クランプア
ームを回動させる動力の変換効率がよくなり、機構を構
成する各部品の負荷を低減できる。
【0053】クランプ部材が回転体から離れているとき
に、導入されるディスクの下側を可動部材により支持で
きるようにすると、挿入されたディスクが支えられて安
定して回転体に導かれる。特に可動部材が平板状であ
り、ベース上にて傾斜姿勢に回動するものである場合に
は、導入されるディスクの下面の広い領域を支持できる
ことになり、導入されたディスクの支えが安定する。ま
た可動部材に、ディスクの外周を位置決めする位置決め
部を設けることにより、ディスクをセンタリングできる
ようになる。
【0054】また、ディスクが導入されたときに、可動
部材とクランプ部材とでディスクが挟持され、好ましく
は位置決め部によりセンタリングされるようにすると、
ディスクが確実に位置決めされたまま回転体に設置され
るものとなり、ディスクと回転体との位置ずれが生じに
くくなり、ディスクの挟持ミスが生じなくなる。
【0055】さらに、クランプアームが規制部材に規制
されたときに、ベースと筐体とが当接する構成にする
と、簡単な構造で駆動部をロック状態にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスク装置の駆動部を示
す平面図、
【図2】上記実施例において、ディスク導入時を示すデ
ィスク装置の側面図、
【図3】クランプ部材と可動部材とでディスクが挟持さ
れた状態を示すディスク装置の側面図、
【図4】ディスクが回転体とクランプ部材とで挟持され
た状態を示すディスク装置の側面図、
【図5】従来のディスク装置の側面図、
【符号の説明】
A 駆動部 D ディスク M マガジン 20 ディスク装置 21 筐体 22 ベース 23 ダンパー 26 ターンテーブル(回転体) 27 モータ 31 可動部材 31c、31d 欠損部 31f 駆動片 32 支持軸 33 駆動部材 33b カム溝 34 ベース側の当接部 35 筐体側の当接部 41 クランプアーム 41b 規制当接部 45 クランプ部材 47 規制部材 50 移送手段 51 送りローラ 52 従動ローラ (イ)(ロ) 位置決め部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの中心部を支持する回転体が設
    けられたベースと、前記回転体とでディスクの中心部を
    挟持するクランプ部材と、クランプ部材を支持するクラ
    ンプアームと、クランプアームの回動支点をベース上面
    と交叉する方向へ移動させる可動部材と、可動部材によ
    ってクランプアームがベースから離れる方向へ移動させ
    られるときに前記回動支点を挟んでクランプ部材と逆側
    の部分でクランプアームの移動を規制しクランプアーム
    をディスク挟持解除方向へ回動させる規制部材とが設け
    られていることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 クランプアームをベースから離れる方向
    へ移動させているときの可動部材は、ベースとクランプ
    アームとの間に位置し、導入されるディスクの下側がこ
    の可動部材により支持可能とされた請求項1記載のディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部材は、少なくとも回転体の領
    域とヘッド移動領域とが欠損している平板により形成さ
    れ、且つ可動部材は、前記回動支点よりもディスク導入
    側の位置にて前記ベースに回動自在に支持されており、
    前記クランプアームをベースから離れる方向へ移動させ
    ているときの可動部材はベース上にて傾斜姿勢となる請
    求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 可動部材には、ディスクの外周を位置決
    めする位置決め部が設けられている請求項2または3記
    載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 クランプ部材が回転体から離れ且つクラ
    ンプアームが規制部材の規制を受けていない状態で、回
    転体から離れているディスクが、可動部材とクランプ部
    材との間で挟持される請求項2ないし4のいずれかに記
    載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 ベースは筐体内部で弾性支持されてお
    り、ベースと筐体の間には、クランプアームが規制部材
    により規制されたときにベースを前記規制部材による規
    制方向へ押圧する当接部が設けられている請求項1ない
    し5のいずれかに記載のディスク装置。
JP7149159A 1995-06-15 1995-06-15 ディスク装置 Withdrawn JPH097263A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006028056A1 (ja) * 2004-09-07 2006-03-16 Sanyo Electric Co., Ltd. ディスクプレーヤ装置
KR100564536B1 (ko) * 1998-04-13 2006-07-03 삼성전자주식회사 디스크플레이어
CN102347041A (zh) * 2010-07-21 2012-02-08 J&K汽车电子株式会社 盘传送机构及盘驱动装置

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