JPH0972637A - 空気調和機と冷媒の封入方法および冷媒の封入装置 - Google Patents

空気調和機と冷媒の封入方法および冷媒の封入装置

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JPH0972637A
JPH0972637A JP22653095A JP22653095A JPH0972637A JP H0972637 A JPH0972637 A JP H0972637A JP 22653095 A JP22653095 A JP 22653095A JP 22653095 A JP22653095 A JP 22653095A JP H0972637 A JPH0972637 A JP H0972637A
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JP
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refrigerant
refrigeration cycle
refrigerants
enclosing
individually
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JP22653095A
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Inventor
Takeshi Endo
剛 遠藤
Minetoshi Izushi
峰敏 出石
Yoshihiko Mochizuki
佳彦 望月
Toshinori Fukazawa
寿紀 深沢
Masahiro Oda
雅大 織田
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Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少なくとも2種類の冷媒で構成される非共沸混
合冷媒を安定した組成比率で冷凍サイクルに封入する。 【構成】少なくとも2種類の冷媒を個別に貯蔵する複数
の冷媒貯蔵容器11、12、13と、各冷媒貯蔵容器1
1、12、13に個別に接続され、それぞれ対応する冷
媒貯蔵容器11、12、13から所要量の冷媒を取り出
し、冷凍サイクルに封入する複数の計量封入装置21、
22、23とを設けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非共沸混合冷媒を冷凍
サイクルの作動流体として用いる空気調和機と、その冷
媒の封入方法および封入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、特開昭62−52368号公
報に開示された空気調和装置が提案されている。この空
気調和装置は、その熱ポンプ装置(冷凍サイクル)に、
少なくとも2種類の沸点の異なる冷媒を混合した非共沸
混合冷媒を封入している。このように、少なくとも2種
類の沸点の異なる冷媒を混合した非共沸混合冷媒を冷凍
サイクルの作動流体として用いることにより、負荷の変
化に対応し冷凍サイクルの能力を変化させることができ
るなど、単一冷媒では実現できない特徴を得ることがで
きる。
【0003】従来、少なくとも2種類の沸点の異なる冷
媒を混合した非共沸混合冷媒を空気調和機に封入する場
合、予め、所要の比率で冷媒を混合した非共沸混合冷媒
を冷媒貯蔵容器内に貯蔵し、この冷媒貯蔵容器から冷媒
を取り出して空気調和機に封入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】沸点の異なる冷媒を混
合した非共沸混合冷媒の多くは、気液平衡状態における
気相と液相の混合比率が異なる特性を有している。この
ため、冷媒を冷媒貯蔵容器から冷凍サイクルへ封入する
場合、冷媒貯蔵容器内に冷媒が多量に貯蔵されていると
き、冷媒貯蔵容器の液相から冷媒を取り出して、冷凍サ
イクルに封入すれば、冷媒の組成の変化は小さく、安定
した品質を維持することができる。
【0005】しかし、冷媒貯蔵容器内の冷媒の残量が少
なくなると、取り出した冷媒に、組成変化の大きい気相
の比率が大きくなり、冷凍サイクルに封入された冷媒の
組成も大きく変化することになる。このため、同じ仕様
の空気調和機であっても、冷媒の組成変化により、運転
圧力、能力、効率など運転状態が異なるものとなる。
【0006】前記の事情に鑑み、本発明の目的は、非共
沸混合冷媒を安定した組成比率で封入した空気調和機を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、非共
沸混合冷媒を安定した組成比率で空気調和機に封入する
冷媒の封入方法を提供することにある。さらに本発明の
他の目的は、非共沸混合冷媒を安定した組成比率で空気
調和機に封入することができる冷媒の封入装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明においては、少なくとも冷媒の圧縮装置、凝
縮器、膨張装置、蒸発器を順次連結して構成される冷凍
サイクルを用い、前記冷凍サイクルに、沸点の異なる少
なくとも2種類の非共沸混合冷媒を封入した空気調和機
において、前記各冷媒を個別に貯蔵する各貯蔵容器か
ら、所要量づつ取り出して前記冷凍サイクルに順次封入
する。
【0008】また、少なくとも2種類の沸点の異なる冷
媒を混合した非共沸混合冷媒を作動流体とする冷凍サイ
クルに冷媒を封入する冷媒の封入方法において、前記各
冷媒を、各々個別に計量して順次冷凍サイクルに封入
し、冷凍サイクル内で非共沸混合冷媒を形成する。
【0009】また、少なくとも3種類の沸点の異なる冷
媒を混合した非共沸混合冷媒を作動流体とする冷凍サイ
クルに冷媒を封入する冷媒の封入方法において、封入す
る冷媒のうち、少なくとも2種類の、共沸点が存在する
か、もしくは、飽和域温度勾配が摂氏1度以下で気液平
衡状態の気相と液相の組成比率がほぼ等しい熱力学的特
性を有する冷媒を予め混合して単一の冷媒とし、個別に
貯蔵されている各冷媒を、個別に計量して冷凍サイクル
に順次封入し、冷凍サイクル内で非共沸混合冷媒を形成
する。
【0010】さらに、少なくとも2種類の冷媒を個別に
貯蔵する複数の冷媒貯蔵容器と、各冷媒貯蔵容器に個別
に接続され、それぞれ対応する冷媒貯蔵容器から所定量
の冷媒を取り出し、冷凍サイクルに封入する複数の計量
封入装置とを設けた。
【0011】また、少なくとも2種類の冷媒を個別に貯
蔵する複数の冷媒貯蔵容器と、各冷媒貯蔵容器に接続さ
れ、各冷媒貯蔵容器の冷媒取り出し口を順次開閉する切
替装置と、この切替装置に接続され、切替装置の切替動
作によって接続された各冷媒貯蔵容器から所要量の冷媒
を取り出し、順次冷凍サイクルに封入する単一の可変計
量封入装置とを設けた。
【0012】
【作用】沸点の異なる少なくとも2種類の非共沸混合冷
媒を、各冷媒を個別に貯蔵する各貯蔵容器から、所要量
づつ取り出して冷凍サイクルに順次封入し冷凍サイクル
内で非共沸混合冷媒形成することにより、非共沸混合冷
媒を安定した組成比率で封入した空気調和機を得ること
ができる。
【0013】また、少なくとも2種類の沸点の異なる冷
媒を、前記各冷媒を各々個別に計量して順次冷凍サイク
ルに封入し、冷凍サイクル内で非共沸混合冷媒を形成す
ることにより非共沸混合冷媒を安定した組成比率で空気
調和機に封入することができる。
【0014】また、少なくとも3種類の沸点の異なる冷
媒を封入する際、封入する冷媒のうち、少なくとも2種
類の、共沸点が存在するか、もしくは、飽和域温度勾配
が摂氏1度以下で気液平衡状態の気相と液相の組成比率
がほぼ等しい熱力学的特性を有する冷媒を予め混合して
単一の冷媒とし、個別に貯蔵されている各冷媒を、個別
に計量して冷凍サイクルに順次封入し、冷凍サイクル内
で非共沸混合冷媒を形成するようにすることにより、冷
媒の封入作業の効率を向上させることができる。 さら
に、少なくとも2種類の冷媒を個別に貯蔵する複数の冷
媒貯蔵容器から、それぞれに対応する複数の計量封入装
置で所定量の冷媒を取り出し、冷凍サイクルに封入する
することにより、冷媒の計量と封入を同時に行うことが
でき作業性を向上させることができる。
【0015】また、少なくとも2種類の冷媒を個別に貯
蔵する複数の冷媒貯蔵容器から、単一の可変計量封入装
置で順次冷媒を取り出し、計量、封入を行うようにする
ことにより、設備費を少なくし、管理を容易にすること
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を、図面にしたが
って説明する。図1および図2は、本発明における冷媒
の封入装置の第1の実施の形態を示すもので、図1にお
いて、1はセパレートタイプの空気調和機の室外ユニッ
トで、冷媒封入接続口2を備えている。11は冷媒貯蔵
容器で、低沸点の冷媒たとえば、ジフルオロメタン(以
下、HFC32と表記する)が貯蔵されている。12は
冷媒貯蔵容器で、中沸点の冷媒たとえば、ペンタフルオ
ロエタン(以下、HFC125と表記する)が貯蔵され
ている。13は冷媒貯蔵容器で、高沸点の冷媒たとえ
ば、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(以下、H
FC134aと表記する)が貯蔵されている。21は計
量封入装置で、冷媒貯蔵容器11と冷媒封入接続口2の
間に接続されている。22は計量封入装置で、冷媒貯蔵
容器12と冷媒封入接続口2の間に接続されている。2
3は計量封入装置で、冷媒貯蔵容器13と冷媒封入接続
口2の間に接続されている。3は制御装置で、前記計量
封入装置21、22、23を制御する。
【0017】前記計量封入装置21(22、23)は、
図2に示すような構成になっている。同図において、図
1と同じものは、同じ符号を付けて示してある。31は
電磁弁で、冷媒貯蔵容器11に接続され、制御装置3に
指令により開閉する。32は電磁弁で、電磁弁31と冷
媒封入接続口2に接続され、制御装置3に指令により開
閉する。33は冷媒の計量容器となるシリンダで、内部
に摺動可能なピストン34を備え、電磁弁31と電磁弁
32の間に接続されている。35は油圧制御装置で、制
御装置3の指令に基づいてピストン34の下部に圧油を
供給・排出する。36は圧力・温度センサで、電磁弁3
1を通ってシリンダ33に流入する冷媒の圧力、温度を
検出し、その検出結果を制御装置3に印加する。
【0018】このような構成で、図1および図2におけ
る冷媒の封入装置における冷媒の封入方法を、図3に示
す流れ図に従って説明する。空気調和機の室外ユニット
1の冷凍サイクル配管系の気密を確認する(ステップ
1、以下、S○と表記する)。気密状態が確認される
と、真空引きを行い、室外ユニット1の冷凍サイクル配
管系内部の空気等を排出する(S2)。
【0019】制御装置3の指令に基づいて、計量封入装
置23の電磁弁31を開き、冷媒貯蔵容器13に貯蔵さ
れたHFC134aを、シリンダ33に導く。この時、
圧力・温度センサ36が、HFC134aの圧力と温度
を検出し制御装置3に印加する。すると、制御装置3
は、圧力・温度センサ36から印加された圧力と温度に
基づいて、HFC134aの所要の重量に対応する容積
を求め、この容積とシリンダ33の内径に基づいてピス
トン34の移動量を算出し、油圧制御装置35に指令を
印加する。すると、油圧制御装置35は、シリンダ33
の下部にピストン34の背圧として供給されていた圧油
をシリンダ33から排出し、冷媒貯蔵容器13からHF
C134aをシリンダ33内に吸入する。ピストン34
がシリンダ33内で所定の位置まで下降すると、所要量
のHFC134aがシリンダ33内に吸入されたことに
なる。
【0020】このようにして、シリンダ33内に所要量
のHFC134aが吸入されると、制御装置3に指令に
基づき、電磁弁31が閉じられ、電磁弁32が開く。す
ると、制御装置3の指令により、油圧制御装置35がシ
リンダ33に所定の圧力の圧油を供給する。すると、ピ
ストン34が移動して、シリンダ33内のHFC134
aを電磁弁32および冷媒封入接続口2を通して室外ユ
ニット1に封入し、ピストン34が移動端まで移動した
後、電磁弁32と閉じ、HFC134aの封入を終わる
(S3)。以下、このHFC134aの封入動作と同様
にして、沸点の高い方からHFC125、HFC32の
順に、それぞれ所要量の冷媒を室外機1の冷凍サイクル
に封入する(S4、S5)。
【0021】上記のように、沸点のことなる冷媒を、そ
れぞれ個別に計量し、空気調和機の室外ユニット1に封
入して、室外ユニット1内で非共沸混合冷媒を形成する
ようにしたので、冷媒の組成を、予め設定された組成比
に常に均一に維持することができ、品質の安定した空気
調和機を得ることができる。また、複数種の冷媒の計量
を同時に行えば、冷媒の封入時間を短縮し、設備の稼働
効率を向上させることができる。
【0022】また、冷媒として、HFC32とHFC1
25およびHFC134aの3種類の冷媒を用いる場
合、重量比でHFC32が1に対し、HFC125を0
以上1.5、HFC134aを1.5以上4以下とし、
HFC125とHFC134aの重量比が2対3以下に
なるよう封入すると、動作圧力、温度、能力、成績係数
などの熱力学特性や、温暖化係数、燃焼性など、従来の
非共沸混合冷媒R22(HCFC22)に極めて近い特
性を得ることができ、しかも、R22のように塩素を含
まないため、万一冷媒が大気中に放出されても、オゾン
層を破壊することがない。また、冷媒としては、上記の
ほか、トリフルオロメタン、1,1,1−トリフルオロ
エタン、1,1−ジフルオロエタンなどを使用すること
もできる。
【0023】なお、少なくとも3種類の沸点の異なる冷
媒を、空気調和機の冷凍サイクルに封入する場合、封入
する冷媒のうち、HFC32およびHFC125のよう
に、共沸点が存在するか、もしくは、飽和域温度勾配が
摂氏1度以下で気液平衡状態の気相と液相の組成比率が
ほぼ等しい熱力学的特性を有する少なくとも2種類の冷
媒を予め混合して単一の冷媒とし、各冷媒を個別に計量
した後、順次冷凍サイクルに封入し、冷凍サイクル内で
非共沸混合冷媒を形成することにより、冷媒の封入時間
を短縮することができる。
【0024】また、前記計量封入装置21、22、23
が計量する各冷媒の容量を変えることにより、任意の組
成比の冷媒を得ることができる。
【0025】図4および図5は、本発明の他の実施の形
態を示すもので、同図において、図1および図2と同じ
ものは、同じ符号をつけて示してある。4は切替装置
で、冷媒貯蔵容器11に接続された電磁弁41と、冷媒
貯蔵容器12に接続された電磁弁42と、冷媒貯蔵容器
13に接続された電磁弁43とを備えている。25は可
変計量封入装置で、切替装置4と冷媒封入接続口2の間
に接続されている。
【0026】前記可変計量封入装置25は、図5に示す
ような構成になっている。同図において、31は電磁弁
で、切替装置4に接続され、制御装置3に指令により開
閉する。32は電磁弁で、電磁弁31と冷媒封入接続口
2に接続され、制御装置3に指令により開閉する。33
は冷媒の計量容器となるシリンダで、内部に摺動可能な
ピストン34を備え、電磁弁31と電磁弁32の間に接
続されている。35は油圧制御装置で、制御装置3の指
令に基づいて、シリンダ33のピストン34の下部に圧
油を供給・排出する。36は圧力・温度センサで、電磁
弁31を通ってシリンダ33に流入する冷媒の圧力、温
度を検出し、その検出結果を制御装置3に印加する。3
7はプローブで、ピストン34に結合されたロッド38
の一端に固定されている。39は変位センサで、前記プ
ローブ37の移動経路に沿って配置され、プローブ37
の位置を検出し、その検出結果を制御装置3に印加す
る。
【0027】このような構成で、図4および図5におけ
る冷媒の封入装置における冷媒の封入方法を説明する。
空気調和機の室外ユニット1の冷凍サイクル配管系の気
密を確認する。気密状態が確認されると、真空引きを行
い、室外ユニット1の冷凍サイクル配管系内部の空気等
を排出する。
【0028】制御装置3の指令に基づいて、電磁弁43
と電磁弁31を開き、冷媒貯蔵容器13に貯蔵されたH
FC134aを、シリンダ33に導く。この時、圧力・
温度センサ36が、シリンダに向けて供給されるHFC
134aの圧力と温度を検出し制御装置3に印加する。
すると、制御装置3は、印加された圧力と温度に基づい
て、HFC134aの所要の重量に対応する容積を求
め、この容積とシリンダ33の内径に基づいてピストン
34の移動量を算出し、油圧制御装置35に指令を印加
する。
【0029】すると、油圧制御装置35は、シリンダ3
3の下部にピストン34の背圧として供給されていた圧
油を所要量シリンダ33から排出し、ピストン34を移
動させ、冷媒貯蔵容器13からHFC134aをシリン
ダ33内に吸入する。この時、プローブ37の位置を変
位センサ39で検出し、このプローブ37の移動量をピ
ストン34の移動量として制御装置3に印加する。ピス
トン34が制御装置3で算出した所定の位置まで移動す
ると、所要量のHFC134aがシリンダ33内に吸入
されたことになる。
【0030】このようにして、シリンダ33内に所要量
のHFC134aが吸入されると、制御装置3に指令に
基づき、電磁弁31と電磁弁43が閉じられ、電磁弁3
2が開く。すると、制御装置3の指令により、油圧制御
装置35がシリンダ33に所定の圧力の圧油を供給す
る。すると、ピストン34が移動して、シリンダ33内
のHFC134aを電磁弁32および冷媒封入接続口2
を通して室外ユニット1に封入し、ピストン34が移動
端まで移動した後、電磁弁32と閉じ、HFC134a
の封入を終わる。
【0031】ついで、制御装置3の指令により、電磁弁
42と電磁弁31を開き、冷媒貯蔵容器12に貯蔵され
たHFC125を、シリンダ33に導く。以下同様にし
て、HFC125、HFC32を空気調和機の室外ユニ
ット1に封入する。
【0032】このような構成とすることにより、可変計
量封入装置25は、一台で複数の冷媒を空気調和機の室
外ユニット1の冷凍サイクルに順次封入することがで
き、設備費を安価にすることができる。
【0033】また、前記可変計量封入装置25の計量す
る各冷媒の容量を変えることにより、任意の組成比の冷
媒を得ることができる。したがって、使用する冷媒の組
成のことなる空気調和機の混在生産を可能にすることが
できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、少
なくとも冷媒の圧縮装置、凝縮器、膨張装置、蒸発器を
順次連結して構成される冷凍サイクルを用い、冷凍サイ
クルに沸点の異なる少なくとも2種類の冷媒を封入した
空気調和機において、前記各冷媒を個別に貯蔵する各貯
蔵容器から、所要量づつ取出して前記冷凍サイクルに順
次封入し、冷凍サイクル内で非共沸混合冷媒を形成した
ので、冷媒貯蔵容器内の冷媒の残量にかかわりなく、冷
凍サイクル内の冷媒の組成比を均一に保つことができ、
性能の安定した空気調和機を得ることができる。
【0035】また、少なくとも2種類の沸点の異なる冷
媒を混合した非共沸混合冷媒を作動流体とする冷凍サイ
クルに、個別に貯蔵されている各冷媒を、各々個別に計
量して順次冷凍サイクルに封入して、冷凍サイクル内で
非共沸混合冷媒とすることにより、冷媒貯蔵容器内の冷
媒の残量にかかわりなく、冷凍サイクル内の冷媒の組成
比を均一に保つことができ、性能の安定した空気調和機
を得ることができる。また、任意の組成比の冷媒を作る
ことができる。
【0036】また、少なくとも3種類の沸点の異なる冷
媒を混合した非共沸混合冷媒を作動流体とする冷凍サイ
クルにおいて、封入する冷媒のうち、少なくとも2種類
の、共沸点が存在するか、もしくは、飽和域温度勾配が
摂氏1度以下で気液平衡状態の気相と液相の組成比率が
ほぼ等しい熱力学的特性を有する冷媒を予め混合して単
一の冷媒とし、個別に貯蔵されている各冷媒を、各々個
別に計量して順次冷凍サイクルに封入し、冷凍サイクル
内で非共沸混合冷媒を形成することにより、冷媒の封入
回数を減らし、作業効率を向上させることができる。
【0037】さらに、少なくとも2種類の冷媒を個別に
貯蔵する複数の冷媒貯蔵容器と、各冷媒貯蔵容器に個別
に接続され、それぞれ対応する冷媒貯蔵容器から所要量
の冷媒を取り出し、冷凍サイクルに封入する複数の計量
封入装置とを設け、各冷媒を個別に計量し、冷凍サイク
ルに封入することにより、冷媒貯蔵容器内の冷媒の残量
にかかわりなく、冷凍サイクル内の冷媒の組成比を均一
に保つことができ、性能の安定した空気調和機を得るこ
とができる。
【0038】さらにまた、少なくとも2種類の冷媒を個
別に貯蔵する複数の冷媒貯蔵容器と、各冷媒貯蔵容器に
接続され、各冷媒貯蔵容器の冷媒取り出し口を順次開閉
する切替装置と、この切替装置に接続され、切替装置の
切替動作によって接続された冷媒貯蔵容器から各々所要
量の冷媒を取り出し、順次冷凍サイクルに封入する単一
の可変計量封入装置とを設けることにより、設備投資を
少なくし、かつ、管理を容易にすることができる。
【0039】また、使用する冷媒の組成のことなる空気
調和機の混在生産を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷媒封入装置の構成図。
【図2】図1における計量封入装置の構成図。
【図3】冷媒の封入手順を示す流れ図。
【図4】本発明による冷媒封入装置の他の実施の形態を
示す構成図。
【図5】図4における可変計量封入装置の構成図。
【符号の説明】
4 切替装置 11、12、13 冷媒貯蔵容器 21、22、23 計量封入装置 25 可変計量封入装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 佳彦 静岡県清水市村松390番地日立清水エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 深沢 寿紀 静岡県清水市村松390番地日立清水エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 織田 雅大 静岡県清水市村松390番地株式会社日立製 作所空調システム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも冷媒の圧縮装置、凝縮器、膨張
    装置、蒸発器を順次連結して構成される冷凍サイクルを
    用い、前記冷凍サイクルに沸点の異なる少なくとも2種
    類の冷媒を封入した空気調和機において、前記各冷媒を
    個別に貯蔵する各貯蔵容器から、所要量づつ取出して前
    記冷凍サイクルに順次封入し、冷凍サイクル内で非共沸
    混合冷媒を形成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】少なくとも2種類の沸点の異なる冷媒を混
    合した非共沸混合冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに
    冷媒を封入する冷媒の封入方法において、個別に貯蔵さ
    れている各冷媒を、各々個別に計量して順次冷凍サイク
    ルに封入し、冷凍サイクル内で非共沸混合冷媒とするこ
    とを特徴とする冷媒の封入方法。
  3. 【請求項3】少なくとも3種類の沸点の異なる冷媒を混
    合した非共沸混合冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに
    冷媒を封入する冷媒の封入方法において、封入する冷媒
    のうち、少なくとも2種類の、共沸点が存在するか、も
    しくは、飽和域温度勾配が摂氏1度以下で気液平衡状態
    の気相と液相の組成比率がほぼ等しい熱力学的特性を有
    する冷媒を予め混合して単一の冷媒とし、個別に貯蔵さ
    れている各冷媒を、各々個別に計量して順次冷凍サイク
    ルに封入し、冷凍サイクル内で非共沸混合冷媒を形成す
    ることを特徴とする冷媒の封入方法。
  4. 【請求項4】少なくとも2種類の冷媒を個別に貯蔵する
    複数の冷媒貯蔵容器と、各冷媒貯蔵容器に個別に接続さ
    れ、それぞれ対応する冷媒貯蔵容器から所要量の冷媒を
    取り出し、冷凍サイクルに封入する複数の計量封入装置
    とを設けたことを特徴とする冷媒の封入装置。
  5. 【請求項5】少なくとも2種類の冷媒を個別に貯蔵する
    複数の冷媒貯蔵容器と、各冷媒貯蔵容器に接続され、各
    冷媒貯蔵容器の冷媒取り出し口を順次開閉する切替装置
    と、この切替装置に接続され、切替装置の切替動作によ
    って接続された冷媒貯蔵容器から各々所要量の冷媒を取
    り出し、順次冷凍サイクルに封入する単一の可変計量封
    入装置とを設けたことを特徴とする冷媒の封入装置。
JP22653095A 1995-09-04 1995-09-04 空気調和機と冷媒の封入方法および冷媒の封入装置 Pending JPH0972637A (ja)

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