JPH0971006A

JPH0971006A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH0971006A
Application number: JP23143695A
Authority: JP
Inventors: Hisayoshi Nagase; 久喜永瀬; Hiroyuki Tokimatsu; 宏行時松; 州太 ▲浜▼田; Shiyuuta Hamada; Satoru Haneda; 哲羽根田; Shunei Miura; 俊英三浦
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1995-09-08
Filing date: 1995-09-08
Publication date: 1997-03-18

Abstract

(57)【要約】【目的】組立工数がかからず、像形成体と像露光装置
間及び各像露光装置相互間の位置精度が保たれる像露光
装置の取付け方法を可能とし、良好な画像が得られる画
像形成装置を提供することを目的としたものである。【構成】像露光装置に、発光素子の列から主走査方向
に定まった距離の取付基準となる基準部材が設けられた
ことを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、Ｆ
ＡＸ等の画像形成装置で、像形成体の周辺に帯電手段、
像露光装置と現像手段を配置して画像形成を行う電子写
真方式の画像形成装置に関し、特に像形成体の周辺に複
数の帯電器、像露光装置と現像器を配置して像形成体の
一回転中にトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成す
る電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、多色のカラー画像を形成する方法
の１つとして、１つの像形成体の一回転以内に各色毎の
帯電、像露光ならびに現像を順次行ってカラー画像を形
成するカラー画像形成装置が知られている。

【０００３】しかし前記のカラー画像形成装置は、多色
のカラー画像を形成する方法としては、高速の画像形成
を可能とするものの、感光体の一回転内に帯電器、像露
光装置と現像器を複数組配設する必要があること、像露
光装置が近接する現像器から洩れるトナーによって汚れ
て画質を損なうおそれがあり、これを避けるため像露光
装置と現像器の間隔を大きくとる必要があることから必
然的に感光体の径が大きくなって装置を大型化する欠点
がある。この欠点を避ける目的から、感光体の基体を透
明の素材によって形成し、その内部に複数の像露光装置
を収容して、画像を前記基体を通してその外周に形成し
た感光体層に露光する形態の装置が、例えば、特開平５
ー３０７３０７号公報によって提案されている。

【０００４】また、図７に示すように、像露光装置６１
２の両端部にピン６１２ａ，６１２ｂを設け、感光体６
１０の支持部材６２０に設けられたＶ溝６２０ａ，６２
０ｂに前記ピン６１２ａ，６１２ｂを落とし込み、感光
体６１０に対して像露光装置６１２に設けられたセルフ
ォックレンズのピントを合わせようとするものが開示さ
れている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前述の提案による装置
は像形成体の内部に配置される像露光装置と像形成体間
とが高精度で位置決めされて維持される必要がある。ま
た、複数の像露光装置も相互にレジスト位置を合わせて
高精度で位置決めされて維持される必要がある。図７
（Ａ）に従来の像露光装置の取付方法の側断面図を、図
７（Ｂ）に図７（Ａ）の側面図を示すが、図７に示す手
段では、結像素子のピントは合うものの、像露光装置６
１２に設けられた発光素子と像形成体との位置出しが成
されなかった。

【０００６】そのため、本発明の研究者らは、図６に固
定部材への像露光装置としての露光装置の取付け方を示
すが、図６（Ａ）は側面図であり、図６（Ｂ）は像露光
装置の斜視図であるが、固定部材５２０に対して、取付
治具としての微動ステージＳにより、微動ステージＳの
把持部Ｈに加えられた像露光装置５１２に、ｘ軸方向
（主走査方向）の調整、即ち像形成体５１０の移動方向
に直交し、像形成体５１０と平行に像露光装置５１２に
設けられた線状の発光素子５１２ｄを位置出し、線状の
発光素子５１２ｄを像形成体５１０の移動方向に直交
し、像形成体５１０と平行に発光させるための調整と、
ｙ軸方向（副走査方向）の調整、即ち像形成体５１０へ
の発光素子５１２ｄの書出し位置を規定するための調整
と、ｚ軸方向（焦点位置方向）の調整、即ち像形成体５
１０に対して像露光装置５１２に設けられた等倍結像素
子５１２ｂの合焦点位置に等倍結像素子５１２ｂを位置
出しするための調整とを行った後、像露光装置５１２を
固定部材５２０に斜線で示す接着剤にて固着させるとい
う取付け方法を行っている。

【０００７】しかしながら、上記の調整は個々の調整に
時間を要するのみならず、一個ずつの像露光装置の取付
けを接着剤が固化するのを待ってから行わなければなら
ず取付けに非常に時間を要していた。

【０００８】本発明は、上記問題点に着目し、組立工数
がかからず、像形成体と像露光装置間及び各像露光装置
相互間の位置精度が保たれる像露光装置の取付け方法を
可能とし、良好な画像が得られる画像形成装置を提供す
ることを目的としたものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的は、副走査方向
に移動する像形成体と、前記像形成体に像露光を行う線
状に主走査方向に配列された複数の発光素子と等倍結像
素子とを配設した像露光装置とが設けられた画像形成装
置において、前記像露光装置に、前記発光素子の列から
主走査方向に定まった距離の取付基準となる基準部材が
設けられたことを特徴とする画像形成装置によって達成
される（第一の発明）。

【００１０】また、上記目的は、副装置方向に移動する
像形成体と、前記像形成体に像露光を行う線状に主走査
方向に配列された複数の発光素子と等倍結像素子とを配
設した像露光装置とが設けられた画像形成装置におい
て、前記像露光装置に、前記発光素子の列から副走査方
向に定まった距離の取付基準となる基準部材が設けられ
たことを特徴とする画像形成装置によって達成される
（第二の発明）。

【００１１】また、上記目的は、副走査方向に移動する
像形成体と、前記像形成体に像露光を行う線状に主走査
方向に配列された複数の発光素子と等倍結像素子とを配
設した像露光装置とが設けられた画像形成装置におい
て、前記像露光装置に、前記発光素子の列から主走査方
向に定まった距離の取付基準となる基準部材と、前記発
光素子の列から副走査方向に定まった距離の取付基準と
なる基準部材とが設けられたことを特徴とする画像形成
装置によって達成される（第三の発明）。

【００１２】また、上記目的は、副走査方向に移動する
像形成体と、前記像形成体に像露光を行う線状に配列さ
れた複数の発光素子と等倍結像素子とを配設した複数の
像露光装置と、前記複数の像露光装置を固定する固定部
材とが設けられた画像形成装置において、前記複数の像
露光装置に、主走査方向の取付基準となる基準部材と、
副走査方向の取付基準となる基準部材と、前記像形成体
に対して定まった距離の取付基準となる基準部材との、
少なくとも何れか１つを設け、前記固定部材に、前記複
数の像露光装置の前記取付基準となる基準部材の少なく
とも何れか１つに対応した固定基準となる固定基準部材
が設けられたことを特徴とする画像形成装置によって達
成される（第四の発明）。

【００１３】また、上記目的は、副走査方向に移動する
像形成体と、前記像形成体に像露光を行う線状に主走査
方向に配列された複数の発光素子と等倍結像素子とを配
設した像露光装置と、前記像露光装置を保持する保持部
材とが設けられた画像形成装置において、前記保持部材
に主走査方向の取付基準となる基準部材と、副走査方向
の取付基準となる基準部材と、前記像形成体に対して定
まった距離の取付基準となる基準部材との、少なくとも
何れか１つの取付基準となる基準部材が設けられたこと
を特徴とする画像形成装置によって達成される（第五の
発明）。

【００１４】また、上記目的は、副走査方向に移動する
像形成体と、前記像形成体に像露光を行う線状に主走査
方向に配列された複数の発光素子と等倍結像素子とを配
設した複数の像露光装置と、前記複数の像露光装置を保
持する複数の保持部材と、前記複数の保持部材を固定す
る固定部材とが設けられた画像形成装置において、前記
複数の保持部材に、主走査方向の取付基準となる基準部
材と、副走査方向の取付基準となる基準部材と、前記像
形成体に対して定まった距離の取付基準となる基準部材
との、少なくとも何れか１つを設け、前記固定部材に、
前記複数の保持部材の前記取付基準となる基準部材の少
なくとも何れか１つに対応した固定基準となる固定基準
部材が設けられたことを特徴とする画像形成装置によっ
て達成される（第六の発明）。

【００１５】

【実施例】本発明の一例として、以下の実施例を説明す
る。本実施例の画像形成装置として好適なカラー画像形
成装置の画像形成プロセスおよび各機構について、図１
〜図３を用いて説明する。図１は、本実施例の画像形成
装置として好適なカラー画像形成装置の断面構成図であ
り、図２は、図１の像露光装置の要部拡大図であり、図
３は、像露光装置の取付け方を示す図である。

【００１６】本実施例のカラー画像形成装置は、像形成
体として透明の基体の外周面に導電層と感光体層とが設
けられた感光体ドラムが用いられ、感光体ドラムに対し
内部に像露光装置が、また外側に帯電器、現像器、転写
器、除電器、クリーニング装置等の画像形成プロセス手
段が配置された構造である。

【００１７】像形成体である感光体ドラム１０は、例え
ば、透明アクリル樹脂の透明部材によって形成される円
筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、ａ−Ｓｉ層あ
るいは有機感光層（ＯＰＣ）等の感光層を該基体の外周
に形成したものであり、接地された状態で図１の時計方
向に回転される。

【００１８】本実施例では、感光体ドラムの光導電体層
において適性なコントラストを付与できる露光光量を有
していればよい。従って、本実施例における感光体ドラ
ムの透明基体の光透過率は、１００％である必要はな
く、露光ビームの透過時にある程度の光が吸収されるよ
うな特性であっても構わない。透光性基体の素材として
は、アクリル樹脂、特にメタクリル酸メチルエステルモ
ノマーを用い重合したものが、透明性、強度、精度、表
面性等において優れており好ましく用いられるが、その
他一般光学部材などに使用されるアクリル、フッ素、ポ
リエステル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタ
レート、などの各種透光性樹脂が使用可能である。ま
た、透光性導電層としては、インジウム・スズ・酸化物
（ＩＴＯ）、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化
銅や、Ａｕ、Ａｇ、Ｎｉ、Ａｌなどからなる透光性を維
持した金属薄膜が用いられ、製膜法としては、真空蒸着
法、活性反応蒸着法、各種スパッタリング法、各種ＣＶ
Ｄ法、浸漬塗工法、スプレー塗布法などが利用される。
また、光導電体層としては、アモルファスシリコン（ａ
−Ｓｉ）合金感光層、アモルファスセレン合金感光層
や、各種有機感光層（ＯＰＣ）が使用可能である。

【００１９】帯電手段であるスコロトロン帯電器１１は
イエロー（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）および
黒色（Ｋ）の各色の画像形成プロセスに用いられ、感光
体ドラム１０の前述した有機感光体層に対し所定の電位
に保持された制御グリッドと放電ワイヤによるコロナ放
電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム１０に対し
一様な電位を与える。

【００２０】各色毎の像露光装置としての露光装置１２
は、感光体ドラム１０の軸方向に配列されたＦＬ（蛍光
体発光），ＥＬ（エレクトロルミネッセンス），ＰＬ
（プラズマ放電），ＬＥＤ（発光ダイオード）等の発光
素子をアレイ状に並べた線状の露光素子や、ＬＩＳＡ
（光磁気効果光シャッタアレイ），ＰＬＺＴ（透過性圧
電素子シャッタアレイ），ＬＣＳ（液晶シャッタ）等の
光シャッタ機能をもつ素子を並べた線状の露光素子等の
露光光を発光す露光素子１２ａと、等倍結像素子として
のセルフォックレンズ１２ｂとが、露光素子１２ａと、
等倍結像素子としてのセルフォックレンズ１２ｂとを保
持する保持部材１２ｃに取付けられたユニットとして構
成され、感光体ドラム１０に内包して設けられた露光装
置を保持する固定部材２０に後述する方法にて取付けら
れており、メモリに記憶された各色の画像信号がメモリ
より順次読み出されて各色毎の露光装置１２にそれぞれ
電気信号として入力される。この実施例で使用される発
光素子の発光波長は６００〜９００ｎｍの範囲のもので
ある。

【００２１】各色毎の現像手段である現像器１３は、イ
エロー（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ）および黒
色（Ｋ）の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ収
容し、それぞれ感光体ドラム１０の周面に対し所定の間
隙を保って同方向に回転する現像スリーブ１３１を備え
ている。

【００２２】前記の各色毎の現像器１３は、前述したス
コロトロン帯電器１１による帯電と露光装置１２とによ
る像露光によって形成される感光体ドラム１０上の静電
潜像を現像バイアス電圧の印加による非接触現像法によ
り非接触の状態で反転現像する。

【００２３】原稿画像は本装置とは別体の画像読取装置
の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コンピュ
ータで編集された画像を、Ｙ，Ｍ，ＣおよびＫの各色別
の画像信号として一旦メモリに記憶し格納する。

【００２４】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータが回動され感光体ドラム１０を図１の時計方
向へ回転し、同時に感光体ドラム１０の左方に配置され
たＹのスコロトロン帯電器１１の帯電作用により感光体
ドラム１０に電位の付与が開始される。

【００２５】感光体ドラム１０は電位を付与されたあ
と、Ｙの露光装置１２において第１の色信号すなわちＹ
の画像信号に対応する電気信号による露光が開始されド
ラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿画像の
Ｙの画像に対応する静電潜像を形成する。

【００２６】前記の潜像はＹの現像器１３により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム１０の回転に応じイエロー（Ｙ）のトナー像が形
成される。

【００２７】次いで感光体ドラム１０は前記イエロー
（Ｙ）のトナー像の上に、さらに感光体ドラム１０の左
方でＹの上部に配置したマゼンタ（Ｍ）のスコロトロン
帯電器１１の帯電作用により電位を付与され、Ｍの露光
装置１２の第２の色信号すなわちＭの画像信号に対応す
る電気信号による露光が行われ、Ｍの現像器１３による
非接触の反転現像によって前記のイエロー（Ｙ）のトナ
ー像の上にマゼンタ（Ｍ）のトナー像が順次重ね合わせ
て形成される。

【００２８】同様のプロセスにより感光体ドラム１０の
上部に配置したシアン（Ｃ）のスコロトロン帯電器１
１、Ｃの露光装置１２およびＣの現像器１３によってさ
らに第３の色信号に対応するシアン（Ｃ）のトナー像
が、また感光体ドラム１０の右方でＣの下部に配置した
黒色（Ｋ）のスコロトロン帯電器１１、露光装置１２お
よび現像器１３によって第４の色信号に対応する黒色
（Ｋ）のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム１０の一回転以内にその周面上にカラーのトナー
像が形成される。

【００２９】これ等Ｙ，Ｍ，Ｃ及びＫの露光装置１２に
よる感光体ドラム１０の有機感光層に対する露光はドラ
ムの内部より前述した透明の基体を透して行われる。従
って第２，第３および第４の色信号に対応する画像の露
光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く受ける
ことなく行われ、第１の色信号に対応する画像と同等の
静電潜像を形成することが可能となる。

【００３０】各色の補給用の現像剤が補給槽８１より対
応する色の現像器１３に補給され、現像スリーブ１３１
に供給される。現像器１３が不図示の突き当てコロによ
り感光体ドラム１０と所定の値、例えば１００μｍ〜１
０００μｍの間隙をあけて非接触に保たれ、各色毎の現
像器１３による現像作用に際しては、現像スリーブ１３
１に対し直流あるいはさらに交流を加えた現像バイアス
が印加され、現像器の収容する一成分或いは二成分現像
剤によるジャンピング現像が行われて、透明な導電層を
接地する感光体ドラム１０に対してトナーと同極性の直
流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非
接触の反転現像が行われる。

【００３１】転写材である転写紙Ｐが転写材収納手段で
ある給紙カセット１５より送り出され、タイミングロー
ラ１６へ搬送される。感光体ドラム１０の周面上に形成
されたカラーのトナー像が、転写器１４ａにおいて、タ
イミングローラ１６の駆動によって、感光体ドラム１０
上のトナー像と同期して給紙される転写材である転写紙
Ｐに転写される。

【００３２】トナー像の転写を受けた転写紙Ｐは、除電
器１４ｂにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より
分離した後、搬送手段である搬送ベルト１４ｅにより定
着装置１７へ搬送される。定着装置１７において加熱・
圧着されトナーを転写紙Ｐ上に溶着・定着したのち、定
着装置１７より排出され、排紙搬送ローラ対１８ａによ
り搬送されて排紙ローラ１８を介して装置上部のトレイ
上にトナー像面を下面にして排出される。

【００３３】一方、転写紙を分離した感光体ドラム１０
はクリーニング装置１９においてクリーニングブレード
１９ａによって感光体ドラム１０面を摺擦され残留トナ
ーを除去、清掃されて原稿画像のトナー像の形成を続行
するかもしくは一旦停止して新たな原稿画像のトナー像
の形成にかかる。クリーニングブレード１９ａ及びクリ
ーニングローラ１９ｂによって掻き落とされた廃トナー
は、トナー搬送スクリュウ１９ｃ及びトナー搬送パイプ
１９ｄを通して、廃トナー容器８２へと排出される。ク
リーニング終了後、クリーニングブレード１９ａ及びク
リーニングローラ１９ｂは感光体ドラム１０の損傷を防
止するために、感光体ドラム１０より離間した状態に保
たれる。

【００３４】図２に示すように、図２（Ａ）は像露光装
置の要部断面図であり、図２（Ｂ）は図２（Ａ）の斜視
図であるが、露光素子１２ａは、例えばセラミックスを
用いた基板１２２と、基板１２２上に例えばＬＥＤを線
状に配列した発光素子１２１とにより構成されてる。更
に、セルフォックレンズ１２ｂが黒丸で、また露光素子
１２ａが斜線にてそれぞれ示される接着剤にて保持部材
１２ｃに固定され、露光装置１２が構成される。各色毎
の露光装置１２が、例えばネジ、接着剤、不図示のバネ
に突当てネジ止めにより保持する等の保持方法により固
定部材２０に取付けられる。

【００３５】図２及び図３に示すように、図３（Ａ）は
像露光装置の側面図であり、図３（Ｂ）は図３（Ａ）の
断面図であるが、ｘ軸方向（主走査方向）の取付基準、
即ち感光体ドラム１０の移動方向に直交し、感光体ドラ
ム１０と平行に像露光装置としての露光装置１２に設け
られた線状の発光素子１２１を位置出し、線状の発光素
子１２１を感光体ドラム１０の移動方向に直交し、感光
体ドラム１０と平行に発光させるための取付基準とな
る、例えば半球状の突起よりなる基準部材１０１が、発
光素子１２１の列と垂直方向に定まった距離を設けて像
露光装置としての露光装置１２に設けられる。

【００３６】同様に、ｙ軸方向（副走査方向）の取付基
準、即ち感光体ドラム１０への発光素子１２１の書出し
位置を規定するための取付基準となる、例えば半球状の
突起よりなる基準部材１０２が、発光素子１２１の列と
平行に定まった距離を設けて、またｚ軸方向（焦点位置
方向）の取付基準、即ち感光体ドラム１０に対して露光
装置１２に設けられた等倍結像素子としてのセルフォッ
クレンズ１２ｂの合焦点位置にセルフォックレンズ１２
ｂを配置するための取付基準となる、例えば半球状の突
起よりなる基準部材１０３が、等倍結像素子としてのセ
ルフォックレンズ１２ｂの合焦点位置と定まった距離を
設けて、像露光装置としての露光装置１２にそれぞれ設
けられる。

【００３７】取付基準としては、２点による線状の取付
基準や３点による面状の取付基準が用いられる。また、
露光装置の製造時に、線状の発光素子との位置出しがさ
れて、ｘ軸方向（主走査方向）、ｙ軸方向（副走査方
向）、ｚ軸方向（焦点位置方向）のそれぞれの取付基準
が設けられる。従って、画像形成装置に対して、像露光
装置としての露光装置に設けられた取付基準となる基準
部材を基にして取付けが行われればよく、組立工数の短
縮が図られる。

【００３８】更に、固定部材２０にＹ，Ｍ，Ｃ及びＫの
露光装置１２を取付けるための、感光体ドラム１０に対
する露光装置１２のｘ軸方向（主走査方向）の基準部材
１０１に対応した固定基準となる固定基準部材２０１
と、ｙ軸方向（副走査方向）の基準部材１０２に対応し
た固定基準となる固定基準部材２０２と、ｚ軸方向（焦
点位置方向）の基準部材１０３に対応した固定基準とな
る固定基準部材２０３とがそれぞれ設けられる。固定基
準部材２０１，２０２，２０３に基準部材１０１，１０
２，１０３を対応させて取付けることにより露光装置１
２のｘ，ｙ，ｚ軸方向の感光体ドラム１０に対する位置
出しがなされるように、また各色毎の露光装置間の位置
出しがなされるように各色毎の露光装置１２を取付ける
ための固定基準部材２０１，２０２，２０３が設けられ
る。

【００３９】従って、固定基準部材２０１，２０２，２
０３が設けられた固定部材２０に、基準部材１０１，１
０２，１０３が設けられた露光装置１２を、固定基準部
材２０１，２０２，２０３と基準部材１０１，１０２，
１０３とを対応させて取付けることにより、露光装置１
２の感光体ドラム１０に対するｘ，ｙ，ｚ軸方向の位置
出しがなされる。各露光装置間のｘ，ｙ，ｚ軸方向の位
置出しもなされる。

【００４０】図４に固定部材に設けられた露光装置の調
整方法を示す。図４（Ａ）は調整装置の側断面図であ
り、図４（Ｂ）は図４（Ａ）の側面図である。

【００４１】固定部材２０に露光装置１２の上記ｘ，
ｙ，ｚ軸方向の取付位置を調整するための徴調整手段、
例えばネジ２０１ａ，２０２ａ，２０３ａが、露光装置
１２の抑え用のバネ２０１ｂ，２０２ｂ（不図示），２
０３ｂに抗して設けられる。露光装置１２の基準部材１
０１，１０２，１０３の不良や、画像形成装置の使用中
の振動、衝撃等による露光装置１２の感光体ドラム１０
に対する位置不良や、各露光装置相互間の位置不良が生
じた場合に、ネジ２０１ａ，２０２ａ，２０３ａを用い
て微調整を行い正規の位置出しをする。従って、初期不
良や使用中のメンテの際に微調整手段を用いて対処する
ことが可能となる。

【００４２】図５に露光装置の取付部材を示す。

【００４３】本実施例は、取付部材３００に露光装置１
２を取付け、露光装置１２が取付けられた取付部材３０
０を不図示の固定部材に取付けるもので、取付部材３０
０に上記実施例にて説明したと同様なｘ，ｙ，ｚ軸方向
の基準部材３０１，３０２，３０３を設けたものであ
る。取付部材３００の固定部材への取付け方法や露光装
置１２と他のプロセス部材による画像形成方法は、図１
〜図３にて説明したと同様な方法が用いられる。

【００４４】図５（Ａ）に示すように、ｘ軸方向（主走
査方向）の取付基準、即ち感光体ドラム１０の移動方向
に直交し、感光体ドラム１０と平行に像露光装置として
の露光装置１２に設けられた線状の発光素子１２１を位
置出し、線状の発光素子１２１を感光体ドラム１０の移
動方向に直交し、感光体ドラム１０と平行に発光させる
ための基準部材３０１が、像露光装置としての露光装置
１２を保持する取付部材３００に設けられる。

【００４５】同様に、ｙ軸方向（副走査方向）の取付基
準、即ち感光体ドラム１０への発光素子１２１の書出し
位置を規定するための基準部材３０２が、またｚ軸方向
（焦点位置方向）の取付基準、即ち感光体ドラム１０に
対して露光装置１２に設けられた等倍結像素子としての
セルフォックレンズ１２ｂの合焦点位置にセルフォック
レンズ１２ｂを配置するための基準部材３０３が、像露
光装置としての露光装置１２を保持する取付部材３００
にそれぞれ設けられる。

【００４６】取付基準としては、２点による線状の取付
基準や３点による面状の取付基準が用いられる。また、
露光装置が設けられた取付部材の製造時に、線状の発光
素子との位置出しがされて、ｘ軸方向（主走査方向）、
ｙ軸方向（副走査方向）、ｚ軸方向（焦点位置方向）の
それぞれの取付基準となる基準部材が設けられる。従っ
て、画像形成装置に対して、取付部材に設けられた取付
基準となる基準部材を基にして取付けが行われればよ
く、組立工数の短縮が図られる。

【００４７】図５（Ｂ）、図５（Ｃ）に示す取付部材３
１０、３２０にもそれぞれ基準部材３１１，３１２，３
１３、基準部材３２１，３２２，３２３が設けられる。
図５（Ｂ）に示す基準部材３１１，３１２，３１３は不
良時の再加工用としてネジが用いられたものである。

【００４８】露光装置１２の取付部材３００への取付け
は、図５（Ａ）、図５（Ｂ）の斜線で示す接着剤にて行
われる。また、図４にて説明したと同様に、初期不良や
使用中のメンテの際に対処すべく、微調整手段、例えば
ネジ３２１ａ，３２２ａ，３２３ａと、ネジ３２１ａ，
３２２ａ，３２３ａに抗して露光装置１２の抑え用のバ
ネ３２１ｂ，３２２ｂ，３２３ｂとがそれぞれ取付部材
３００に設けられ、取付部材３００に取付けられた露光
装置１２の上記ｘ，ｙ，ｚ軸方向の取付位置が、微調整
手段により調整される。

【００４９】本発明に用いられる像形成体としては、上
記の実施例にて説明した感光体ドラムに必ずしも限定さ
れるものでなく、ベルト状の感光体も用いられる。ま
た、上記の実施例においては、像形成体の内側に像露光
装置が配置されるものにて説明したが、必ずしもこれに
限定されるものでなく、像形成体の外側に像露光装置が
配置されるものであっても良い。

【００５０】

【発明の効果】請求項１〜４によれば、画像形成装置に
対して像露光装置に設けられた取付基準を基にして取付
けが行われればよく、容易に高精度な組立が可能とな
り、組立工数の短縮が図られる。

【００５１】請求項５によれば、像露光装置の像形成体
に対する主走査方向、副走査方向、焦点位置方向の位置
出しがなされる。また、各露光装置間の主走査方向、副
走査方向、焦点位置方向の相対位置も決まり、高精度な
組立が容易になされ良好な画像が得られる。

【００５２】請求項６によれば、画像形成装置に対して
像露光装置が取付けられた取付け部材に設けられた取付
基準を基にして取付けが行われればよく、容易に高精度
な組立が可能となり、組立工数の短縮が図られる。

【００５３】請求項７によれば、不良品の再調整が可能
となる。

【００５４】請求項８によれば、像露光装置の像形成体
に対する主走査方向、副走査方向、焦点位置方向の位置
出しがなされる。また、各露光装置間の主走査方向、副
走査方向、焦点位置方向の相対位置も決まり、高精度な
組立が容易になされ良好な画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の画像形成装置として好適なカラー画
像形成装置の断面構成図である。

【図２】図１の像露光装置の要部拡大図である。

【図３】像露光装置の取付け方を示す図である。

【図４】固定部材に設けられた露光装置の調整方法を示
す図である。

【図５】露光装置の取付部材を示す図である。

【図６】固定部材への像露光装置としての露光装置の取
付け方を示す図である。

【図７】従来の像露光装置の取付方法を示す図である。

【符号の説明】

１０感光体ドラム１２露光装置１２ａ露光素子１２ｂセルフォックレンズ１２ｃ保持部材２０固定部材１０１，１０２，１０３，３０１，３０２，３０３基
準部材１２１発光素子２０１，２０２，２０３固定基準部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者羽根田哲東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式会社内 (72)発明者三浦俊英東京都小金井市緑町５丁目14番地14号

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】副走査方向に移動する像形成体と、前記
像形成体に像露光を行う線状に主走査方向に配列された
複数の発光素子と等倍結像素子とを配設した像露光装置
とが設けられた画像形成装置において、前記像露光装置
に、前記発光素子の列から主走査方向に定まった距離の
取付基準となる基準部材が設けられたことを特徴とする
画像形成装置。
【請求項２】副装置方向に移動する像形成体と、前記
像形成体に像露光を行う線状に主走査方向に配列された
複数の発光素子と等倍結像素子とを配設した像露光装置
とが設けられた画像形成装置において、前記像露光装置
に、前記発光素子の列から副走査方向に定まった距離の
取付基準となる基準部材が設けられたことを特徴とする
画像形成装置。
【請求項３】副走査方向に移動する像形成体と、前記
像形成体に像露光を行う線状に主走査方向に配列された
複数の発光素子と等倍結像素子とを配設した像露光装置
とが設けられた画像形成装置において、前記像露光装置
に、前記発光素子の列から主走査方向に定まった距離の
取付基準となる基準部材と、前記発光素子の列から副走
査方向に定まった距離の取付基準となる基準部材とが設
けられたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項４】前記像形成体に対して定まった距離の前
記取付基準となる基準部材とが設けられたことを特徴と
する請求項１〜３の何れか１項に記載の画像形成装置。
【請求項５】副走査方向に移動する像形成体と、前記
像形成体に像露光を行う線状に配列された複数の発光素
子と等倍結像素子とを配設した複数の像露光装置と、前
記複数の像露光装置を固定する固定部材とが設けられた
画像形成装置において、前記複数の像露光装置に、主走
査方向の取付基準となる基準部材と、副走査方向の取付
基準となる基準部材と、前記像形成体に対して定まった
距離の取付基準となる基準部材との、少なくとも何れか
１つを設け、前記固定部材に、前記複数の像露光装置の
前記取付基準となる基準部材の少なくとも何れか１つに
対応した固定基準となる固定基準部材が設けられたこと
を特徴とする画像形成装置。
【請求項６】副走査方向に移動する像形成体と、前記
像形成体に像露光を行う線状に主走査方向に配列された
複数の発光素子と等倍結像素子とを配設した像露光装置
と、前記像露光装置を保持する保持部材とが設けられた
画像形成装置において、前記保持部材に主走査方向の取
付基準となる基準部材と、副走査方向の取付基準となる
基準部材と、前記像形成体に対して定まった距離の取付
基準となる基準部材との、少なくとも何れか１つの取付
基準となる基準部材が設けられたことを特徴とする画像
形成装置。
【請求項７】前記取付基準が調整可能であることを特
徴とした請求項６に記載の画像形成装置。
【請求項８】副走査方向に移動する像形成体と、前記
像形成体に像露光を行う線状に主走査方向に配列された
複数の発光素子と等倍結像素子とを配設した複数の像露
光装置と、前記複数の像露光装置を保持する複数の保持
部材と、前記複数の保持部材を固定する固定部材とが設
けられた画像形成装置において、前記複数の保持部材
に、主走査方向の取付基準となる基準部材と、副走査方
向の取付基準となる基準部材と、前記像形成体に対して
定まった距離の取付基準となる基準部材との、少なくと
も何れか１つを設け、前記固定部材に、前記複数の保持
部材の前記取付基準となる基準部材の少なくとも何れか
１つに対応した固定基準となる固定基準部材が設けられ
たことを特徴とする画像形成装置。