JPH0970371A - ポンプ機構 - Google Patents

ポンプ機構

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JPH0970371A
JPH0970371A JP7230522A JP23052295A JPH0970371A JP H0970371 A JPH0970371 A JP H0970371A JP 7230522 A JP7230522 A JP 7230522A JP 23052295 A JP23052295 A JP 23052295A JP H0970371 A JPH0970371 A JP H0970371A
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JP
Japan
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piston
liquid agent
cylinder
pump mechanism
restoring force
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Application number
JP7230522A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Inagawa
義明 稲川
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPH0970371A publication Critical patent/JPH0970371A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1073Springs
    • B05B11/1077Springs characterised by a particular shape or material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1043Sealing or attachment arrangements between pump and container
    • B05B11/1046Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container
    • B05B11/1047Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container the pump being preassembled as an independent unit before being mounted on the container

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたって使用しても動作不良が
起き難く耐久性に優れ、しかもコンパクトなポンプ機構
を提供することである。 【解決手段】 液剤導入口を有するシリンダ部と、この
シリンダ部内を変位可能に設けられたピストン部と、こ
のピストン部を押し込み変位させた力を解除すると、前
記ピストン部を磁気的作用によって元の位置に復元させ
るよう、一方が前記シリンダ部の定位置に設けられ、か
つ、他方が前記ピストン部に設けられた少なくとも一対
の磁気的復元力付与部材とを具備するポンプ機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手洗用石鹸液や洗
髪剤などの液剤が充填された容器に取り付けられ、容器
内から液剤を吸い上げて吐出させるポンプ機構に関する
ものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】使い勝手に優れること
から、ワンプッシュで適量の液剤を供給できるよう構成
された液剤供給装置が広く普及している。こうした液剤
供給装置にあっては、液剤を容器内から吸い上げて一定
量だけノズルから吐出させる役割を果たすポンプ機構の
重要性が特に高い。
【0003】ここで、図4及び図5を用いて従来のポン
プ機構について説明する。尚、図4は液剤を吐出させる
前の状態を示すポンプ機構の半断面図、図5は液剤を吐
出させた状態でのポンプ機構の半断面図である。図4及
び図5中、31は液剤が充填された容器(図示せず)の
開口部に螺着するキャップ状の基部、32は基部31に
固定されたシリンダである。シリンダ32の下端にはボ
ール弁33が設けられており、このボール弁33を介し
て、シリンダ32には液剤を吸い上げるためのチューブ
(図示せず)が接続される。
【0004】34は下端部にカップ状のピストン34a
が構成された中空の軸であり、このピストン34aの外
周面がシリンダ32の内周面に密着した状態となってい
る。軸34の上端には一体構造のヘッド35及びノズル
36が取り付けられており、更に軸34のヘッド35位
置近傍にはボール弁37が設けられている。38はシリ
ンダ32と軸34との間に配された金属製のコイルスプ
リング、39はコイルスプリング38が撓まず鉛直方向
に伸長・圧縮されるよう設けたガイド部材である。尚、
ガイド部材39は、ボール弁33の球体可動範囲を規制
するストッパとしての役割も兼ねている。
【0005】上記の如く構成されたポンプ機構では、シ
リンダ32内に液剤が溜まった状態(図4に示す状態)
でヘッド35を手で押し下げると、液圧が生じてボール
弁37のみが開き、ノズル36から液剤が吐出する。液
剤の吐出が完了した状態(図5に示す状態)でヘッド3
5から手を離すと、圧縮されたコイルスプリング38の
弾撥力によって軸34が押し上げられる。そして、これ
に伴ってボール弁33のみが開いて液剤がシリンダ32
内に吸い上げられ、吐出準備状態となる。
【0006】ところで、こうした従来のポンプ機構を長
期間にわたって使用した場合、コイルスプリング38の
性能低下に起因したトラブルが発生する恐れがある。す
なわち、コイルスプリング38は絶えず液剤に接触して
いるので錆びやすく、これに伴い弾撥力が低下し、時に
は折損することもある。そして、こうした欠陥が生じた
コイルスプリング38では所要の性能が発揮されず、液
剤の吐出が不可能となる。
【0007】又、こうした課題とは別に、近年、ポンプ
機構の小型化・高効率化の要請が高まっており、これに
応えられるポンプ機構の開発が待たれていた。本発明は
こうした課題を解決するためになされたもので、その第
1の目的は長期間にわたって使用しても動作不良が起き
難い耐久性に優れたポンプ機構を提供することである。
【0008】又、第2の目的は、小型なポンプ機構を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、液
剤導入口を有するシリンダ部と、このシリンダ部内を変
位可能に設けられたピストン部と、このピストン部を押
し込み変位させた力を解除すると、前記ピストン部を磁
気的作用によって元の位置に復元させるよう、一方が前
記シリンダ部の定位置に設けられ、かつ、他方が前記ピ
ストン部に設けられた少なくとも一対の磁気的復元力付
与部材とを具備することを特徴とするポンプ機構によっ
て達成される。
【0010】特に、液剤が充填される容器に取り付けら
れ、前記容器内の液剤を吐出させるポンプ機構であっ
て、液剤導入口を有するシリンダ部と、このシリンダ部
内の空間からつづく液剤の吐出誘導路と、前記シリンダ
部内を変位可能に設けられたピストン部と、このピスト
ン部を押し込み変位させた力を解除すると、前記ピスト
ン部を磁気的作用によって元の位置に復元させるよう、
一方が前記シリンダ部の定位置に設けられ、かつ、他方
が前記ピストン部に設けられた少なくとも一対の磁気的
復元力付与部材とを具備し、前記ピストン部を押し込み
変位させることで前記シリンダ部内に蓄えられた液剤が
前記吐出誘導路を経て吐出し、かつ、前記ピストン部に
加えた力を解除すると、前記磁気的復元力付与部材によ
って前記ピストン部は元の位置に復元すると共に、前記
シリンダ部内に液剤が蓄えられるようにしたことを特徴
とするポンプ機構によって達成される。
【0011】又、液剤が充填される容器に取り付けら
れ、前記容器内の液剤を吐出させるポンプ機構であっ
て、前記容器の開口部に係合し、中央に貫通孔が形成さ
れたキャップ状の基部と、この基部に取り付けられた液
剤導入口を有するシリンダ部と、前記液剤導入口近傍に
設けられ、前記容器内から前記シリンダ部内へのみ液剤
を通過させる第1の弁と、前記シリンダ部内の空間から
つづく液剤の吐出誘導路と、この吐出誘導路に設けら
れ、前記シリンダ部内から液剤の吐出口側へのみ液剤を
通過させる第2の弁と、前記シリンダ部内を変位可能に
設けられたピストン部と、前記基部の貫通孔にガイドさ
れ、前記ピストン部から延在した軸部と、前記ピストン
部を押し込み変位させた力を解除すると、前記ピストン
部を磁気的作用によって元の位置に復元させるよう、一
方が前記シリンダ部の定位置に設けられ、かつ、他方が
前記ピストン部に設けられた少なくとも一対の磁気的復
元力付与部材とを具備し、前記軸部を押圧して前記ピス
トン部を押し込み変位させることで、前記シリンダ部内
に蓄えられた液剤が前記吐出誘導路を経て吐出し、か
つ、前記ピストン部に加えた力を解除すると、前記磁気
的復元力付与部材によって前記ピストン部は元の位置に
復元すると共に、前記シリンダ部内に液剤が蓄えられる
ようにしたことを特徴とするポンプ機構によって達成さ
れる。
【0012】すなわち、本発明のポンプ機構は、金属製
コイルスプリングの弾撥力を利用する代わりに、ピスト
ンを磁気的な反発力もしくは磁気的な吸引力によって元
の位置まで復元させるよう構成したものであり、このよ
うに磁力作用によって動作させることで、金属製コイル
スプリングを用いた場合の如く復元力の低下に起因した
不具合が起きない。つまり、長期間、液剤に接触してい
ても復元力付与部材の磁力作用は減衰することがなく、
半永久的であるから、経年変化による性能低下が起き
ず、耐久性に優れる。しかも、コイルスプリングやガイ
ド部材のような液剤流動の障害となるものがシリンダ部
内に存在しないので、押込力のロスが少なく、液剤を効
率良くスムーズに吐出させることができる。又、コイル
スプリングやガイド部材などが存在しない分だけ、シリ
ンダ部内の空間を有効に使用でき、これによってピスト
ン部が変位する方向の寸法を小さくすることが可能とな
り、小型化が図れる。
【0013】尚、上記のポンプ機構は、一対の磁気的復
元力付与部材のうち、シリンダ部の定位置に設けられる
固定側の復元力付与部材は前記シリンダ部底面に取り付
けられた磁石であり、ピストン部に設けられる可動側の
復元力付与部材は、前記磁石の磁極と同極同士が対向す
るよう前記ピストン部裏面に取り付けられた磁石であ
り、前記固定側の復元力付与部材と可動側の復元力付与
部材との間に生じる磁気的反発力によって、前記ピスト
ン部が元の位置に復元するよう構成することができる。
【0014】あるいは、一対の磁気的復元力付与部材の
うち、シリンダ部の定位置に設けられる固定側の復元力
付与部材は前記ピストン部を挟んで、前記シリンダ部底
面と逆の側に取り付けられた磁石及び/又は着磁材であ
り、ピストン部に設けられる可動側の復元力付与部材
は、前記磁石及び/又は着磁材と磁気的吸引力が作用す
る磁石及び/又は着磁材であり、前記固定側の復元力付
与部材と可動側の復元力付与部材との間に生じる磁気的
吸引力によって、前記ピストン部が元の位置に復元する
よう構成することができる。
【0015】又、上記ポンプ機構においては、ピストン
部から延在した軸部に形成された孔によって吐出誘導路
が形成され、この吐出誘導路につながる貫通孔が前記ピ
ストン部に形成されてなることが好ましい。これによっ
て、構造を更に簡略化でき、原材料の使用量も低減され
る。又、復元力付与部材(磁石)はリング状のものが好
ましい。これによってピストン部が回転して、このピス
トン部側の復元力付与部材に対するシリンダ部側の復元
力付与部材の相対位置が変わっても、常に安定した復元
力が得られ、一層確実な動作が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明に係るポン
プ機構の第1実施形態を示すもので、図1は液剤を吐出
させる前の状態を示すポンプ機構の断面図、図2は液剤
を吐出させた状態でのポンプ機構の断面図である。各図
中、1は液剤が充填された容器の開口部に螺着するキャ
ップ状の基部であり、裏面中央には円筒状の凸部1aが
形成されている。又、凸部1aには、その内周面から外
周面に向かって、容器内に空気を導入する細孔1bが形
成されている。
【0017】2は基部1の凸部1aに嵌合固定されたシ
リンダであり、底面に形成された液剤導入口2a部分か
ら延在する導管2bには、容器内から液剤を吸い上げる
ためのチューブ3が接続されている。4は、図中、下か
ら上へのみ、すなわち容器内からシリンダ2内へのみ液
剤を通過させる三点支持弁(第1の弁)、5は三点支持
弁4をシリンダ2の底面に保持する役割を兼ねたリング
状のマグネット(磁気的復元力付与部材)であり、S極
(又はN極)を上方に向けてシリンダ2の底面に取り付
けられている。
【0018】6は基部1の凸部1aにガイドされた中空
状の軸であり、内部には液剤の吐出誘導路6aが形成さ
れている。軸6の下端には、外周面をシリンダ2の内周
面に密着させたピストン7が設けられており、このピス
トン7の中央には吐出誘導路6aから続く貫通孔7aが
形成されている。8はピストン7の貫通孔7aに対応し
て設けられた三点支持弁(第2の弁)であり、図中、下
から上へのみ、すなわちシリンダ2内から吐出口側への
み液剤を通過させるようになっている。
【0019】9は三点支持弁8を保持する役割を兼ねた
リング状のマグネット(磁気的復元力付与部)あり、シ
リンダ2の底面に設けたマグネット5と同極同士が対向
するようS極(又はN極)を下方に向けてピストン7の
裏面に取り付けられている。10は軸6を操作するため
のヘッド、11は吐出誘導路6aから続くノズルであ
り、このノズル11はヘッド10と一体的に構成されて
いる。
【0020】尚、ノズルを兼ねた吐出誘導路をシリンダ
2の側面に直接設けることもできるが、本実施形態では
構造の簡略化及び原材料の使用量を低減するため吐出誘
導路6aを軸6の内部に設けている。上記の如く構成さ
せたポンプ機構は、次のように作動する。すなわち、シ
リンダ2内に液剤が溜まった状態(図1に示す状態)で
ヘッド10を手で押し下げると、シリンダ2内に液圧が
生じ、これが三点支持弁8のみを開き、液剤は吐出誘導
路6aを経てノズル11から吐出する。こうして近接す
るマグネット5,9間の反発力に抗してヘッド10を完
全に押し下げ、液剤を完全に吐出させた状態は図2に示
す通りである。
【0021】そして、図2に示す状態でヘッド10から
手を離すと、マグネット5,9間の反発力によって、ピ
ストン7はヘッド10を押し上げながら元の位置まで変
位する。同時に、三点支持弁4のみが開いて液剤をシリ
ンダ2内に吸い上げるので、再び吐出可能な準備状態と
なる。このように上記本発明のポンプ機構では、磁気的
反発力によってピストン7を元の位置まで復元するよう
構成しているので、金属製コイルスプリングを用いた場
合のような、例えば錆に起因する動作不良が皆無であ
り、長期間にわたって安定した吐出能力が発揮される。
又、シリンダ2内には、金属製コイルスプリングやガイ
ド部材のような液剤流動の障害となるものが存在しない
から、ヘッド10を押し下げた際の力のロスが少なく、
液剤を効率良くスムーズに吐出させることができる。更
に、金属製コイルスプリングやガイド部材などが存在し
ない分だけシリンダ2内の空間を有効に使え、高さ寸法
が小さなものとなっている。
【0022】図3は本発明に係るポンプ機構の第2実施
形態を示すもので、液剤を吐出させた状態でのポンプ機
構の断面図である。この第2実施形態のポンプ機構は、
ピストンの位置復元に磁気的反発力ではなく磁気的吸引
力を利用するもので、要部を除く基本的な構造は第1実
施形態と同様である。
【0023】図3中、12は基部、12aは基部12の
裏面中央に形成した円筒状の凸部、12bは空気導入用
の細孔であり、凸部12aの下端面にはリング状のマグ
ネット(磁気的復元力付与部材)13がS極(又はN
極)を下方に向けて取り付けられている。14はシリン
ダであり、底面に形成された液剤導入口14a部分には
三点支持弁(第1の弁)15が取り付けられている。
又、シリンダ14の底面から延在する導管14bには容
器内から液剤を吸い上げるためのチューブ16が接続さ
れている。
【0024】17は内部に吐出誘導路17aが形成され
た軸であり、その下端には外周面をシリンダ14の内周
面に密着させたピストン18が設けられている。このピ
ストン18の上面にはリング状のマグネット(磁気的復
元力付与部)19が取り付けられており、又、ピストン
18の底面には、貫通孔18aに対応して三点支持弁
(第2の弁)20が取り付けられている。マグネット1
9はN極(又はS極)が上方に向けられており、対向面
が異極であるマグネット13との間に吸引力が作用する
ようになっている。
【0025】21はヘッド、22はヘッド21と一体構
造のノズルである。上記の如く構成させたポンプ機構で
あっても、シリンダ14内に液剤が溜まった状態で、マ
グネット13,19間に作用する吸引力に抗してヘッド
21を押し下げ、ピストン18を下方に変位させると、
三点支持弁20のみが開いて、液剤は吐出誘導路17a
を経てノズル22から吐出する。
【0026】そして、ヘッド21に加えた力を解除する
と、マグネット13,19間の吸引力によってピストン
18は元の位置まで復元し、これと同時に三点支持弁1
5のみが開いて液剤をシリンダ14内に吸い上げ、再び
吐出可能な準備状態となる。このように磁気的吸引力に
よってピストン18を元の位置まで復元するよう構成し
たものでも、磁気的反発力によるものと同様、動作不良
が起き難く、長期間にわたって安定した吐出能力が発揮
される。
【0027】尚、第2実施形態のごとく、磁気的吸引力
によって動作するよう構成した場合には、マグネット1
3,19のいずれか一方を着磁性を有する金属材で置き
換えることができる。又、上記第1及び第2実施形態で
は、ピストンが回転して磁気的復元力付与部同士の相対
位置が変化しても、常に同じ大きさの復元力が得られる
よう磁気的復元力付与部をリング状としたが、本発明は
これに限定されるものではない。これ以外にも、ピスト
ンやシリンダなどの適宜な位置に小型の柱状マグネット
を埋め込んで構成することができる。そして、こうした
構成とした場合、オートメーションによる組立工程の途
中、例えばコンベア上を移動する途中で、磁気的手段に
より部材の向きを一方向にそろえることが可能で、組立
作業の合理化が図れる。
【0028】
【発明の効果】本発明のものは、長期間にわったて使用
しても動作不良の起き難く、耐久性に優れ、しかも小型
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】液剤を吐出させる前の状態を示すポンプ機構
(第1実施形態)の断面図
【図2】液剤を吐出させた状態でのポンプ機構(第1実
施形態)の断面図
【図3】液剤を吐出させた状態でのポンプ機構(第2実
施形態)の断面図
【図4】液剤を吐出させる前の状態を示す従来のポンプ
機構の半断面図
【図5】液剤を吐出させた状態での従来のポンプ機構の
半断面図
【符号の説明】
1 基部 2 シリンダ 4 三点支持弁(第1の弁) 5 マグネット(磁気的復元力付与部材) 6 軸 6a 吐出誘導路 7 ピストン 8 三点支持弁(第2の弁) 9 マグネット(磁気的復元力付与部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液剤導入口を有するシリンダ部と、 このシリンダ部内を変位可能に設けられたピストン部
    と、 このピストン部を押し込み変位させた力を解除すると、
    前記ピストン部を磁気的作用によって元の位置に復元さ
    せるよう、一方が前記シリンダ部の定位置に設けられ、
    かつ、他方が前記ピストン部に設けられた少なくとも一
    対の磁気的復元力付与部材とを具備することを特徴とす
    るポンプ機構。
  2. 【請求項2】 液剤が充填される容器に取り付けられ、
    前記容器内の液剤を吐出させるポンプ機構であって、 液剤導入口を有するシリンダ部と、 このシリンダ部内の空間からつづく液剤の吐出誘導路
    と、 前記シリンダ部内を変位可能に設けられたピストン部
    と、 このピストン部を押し込み変位させた力を解除すると、
    前記ピストン部を磁気的作用によって元の位置に復元さ
    せるよう、一方が前記シリンダ部の定位置に設けられ、
    かつ、他方が前記ピストン部に設けられた少なくとも一
    対の磁気的復元力付与部材とを具備し、 前記ピストン部を押し込み変位させることで前記シリン
    ダ部内に蓄えられた液剤が前記吐出誘導路を経て吐出
    し、 かつ、前記ピストン部に加えた力を解除すると、前記磁
    気的復元力付与部材によって前記ピストン部は元の位置
    に復元すると共に、前記シリンダ部内に液剤が蓄えられ
    るようにしたことを特徴とするポンプ機構。
  3. 【請求項3】 液剤が充填される容器に取り付けられ、
    前記容器内の液剤を吐出させるポンプ機構であって、 前記容器の開口部に係合し、中央に貫通孔が形成された
    キャップ状の基部と、 この基部に取り付けられた液剤導入口を有するシリンダ
    部と、 前記液剤導入口近傍に設けられ、前記容器内から前記シ
    リンダ部内へのみ液剤を通過させる第1の弁と、 前記シリンダ部内の空間からつづく液剤の吐出誘導路
    と、 この吐出誘導路に設けられ、前記シリンダ部内から液剤
    の吐出口側へのみ液剤を通過させる第2の弁と、 前記シリンダ部内を変位可能に設けられたピストン部
    と、 前記基部の貫通孔にガイドされ、前記ピストン部から延
    在した軸部と、 前記ピストン部を押し込み変位させた力を解除すると、
    前記ピストン部を磁気的作用によって元の位置に復元さ
    せるよう、一方が前記シリンダ部の定位置に設けられ、
    かつ、他方が前記ピストン部に設けられた少なくとも一
    対の磁気的復元力付与部材とを具備し、 前記軸部を押圧して前記ピストン部を押し込み変位させ
    ることで、前記シリンダ部内に蓄えられた液剤が前記吐
    出誘導路を経て吐出し、 かつ、前記ピストン部に加えた力を解除すると、前記磁
    気的復元力付与部材によって前記ピストン部は元の位置
    に復元すると共に、前記シリンダ部内に液剤が蓄えられ
    るようにしたことを特徴とするポンプ機構。
  4. 【請求項4】 一対の磁気的復元力付与部材のうち、シ
    リンダ部の定位置に設けられる固定側の復元力付与部材
    は前記シリンダ部底面に取り付けられた磁石であり、ピ
    ストン部に設けられる可動側の復元力付与部材は、前記
    磁石の磁極と同極同士が対向するよう前記ピストン部裏
    面に取り付けられた磁石であることを特徴とする請求項
    1〜請求項3いずれかに記載のポンプ機構。
  5. 【請求項5】 一対の磁気的復元力付与部材のうち、シ
    リンダ部の定位置に設けられる固定側の復元力付与部材
    は前記ピストン部を挟んで、前記シリンダ部底面と逆の
    側に取り付けられた磁石及び/又は着磁材であり、ピス
    トン部に設けられる可動側の復元力付与部材は、前記磁
    石及び/又は着磁材と磁気的吸引力が作用する磁石及び
    /又は着磁材であることを特徴とする請求項1〜請求項
    3いずれかに記載のポンプ機構。
  6. 【請求項6】 ピストン部から延在した軸部に形成され
    た孔によって吐出誘導路が形成され、この吐出誘導路に
    つながる貫通孔が前記ピストン部に形成されてなること
    を特徴とする請求項3に記載のポンプ機構。
  7. 【請求項7】 磁石はリング状磁石であることを特徴と
    する請求項4又は請求項5に記載のポンプ機構。
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