JPH0969835A - シェーピング装置 - Google Patents

シェーピング装置

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JPH0969835A
JPH0969835A JP22303995A JP22303995A JPH0969835A JP H0969835 A JPH0969835 A JP H0969835A JP 22303995 A JP22303995 A JP 22303995A JP 22303995 A JP22303995 A JP 22303995A JP H0969835 A JPH0969835 A JP H0969835A
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cells
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JP22303995A
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English (en)
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Koichi Shimomukai
耕一 下向
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルの廃棄される可能性を低くすることので
きる簡易な構成のシェーピング装置を提供する。 【解決手段】 セル数監視カウンタ14は、セル蓄積バ
ッファ12に蓄積されているセル数を計数する。計数値
比較部15はセル数監視カウンタ14の計数値が所定の
しきい値以上になったとき、セル蓄積バッファ12から
のセルの読み出すレートを上げる。ATM通信では、各
端末装置が伝送路に送出できる帯域、すなわちセルの出
力レートを予め取り決めているが、これを越えて送出さ
れたセルがATM網内ですべて廃棄されるわけではな
い。そこで、セル蓄積バッファがオーバーフローするよ
うな状態に近づいたときに出力レートを上げてATM網
に送出することで、セル蓄積手段の入力側でセルを廃棄
する場合に比べて、セルの廃棄される可能性を低くする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
の通信において伝送単位となるセルをバッファリングし
て回線への出力レートを調整するシェーピング装置に係
わり、特にバッファのオーバーフローを防止したシェー
ピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期転送モード(以下ATMと表わ
す。)の通信では、セルと呼ばれる53バイトのパケッ
ト単位にデータの伝送が行われる。ATMでは、各チャ
ネルに固定的にタイムスロットを割り当てるのではな
く、各端末から送出されるセルの送出量に応じて流動的
にタイムスロットを割り当てる統計多重によってチャネ
ルの多重化を行っている。したがって、網の有する回線
の物理的帯域のうち各送信端末の利用できる帯域を規制
するには、端末側でセルの出力レートを制限する必要が
ある。このように、一定以下の出力レートでセルを送出
する機能はシェーピング機能と呼ばれている。また各送
信端末の利用できる帯域を規定した通信サービスは帯域
規定型サービスと呼ばれている。
【0003】通常、シェーピング機能は、端末装置にセ
ルを蓄積するセル蓄積バッファを設けて、このバッファ
から一定レートでセルを出力することで実現されてい
る。しかし、セルの入力トラヒックが出力レートに比較
して大きい状態が、設計時の予測値を越える場合には、
バッファのオーバーフローが生じてしまう。バッファが
オーバーフローが生じたとき、一般的にはバッファの入
力側でセルの規制が行われる。
【0004】特開平4−330837号公報には、セル
蓄積バッファがオーバーフローとなる可能性を低減した
シェーピング装置が開示されている。
【0005】図5は、従来から使用されているセルの廃
棄を低減したシェーピング装置の構成の概要を表わした
ものである。この回路は、セルを送出するATMセル送
信回路101と、セルを蓄積して一定レートで回線に送
出するセル速度調整回路102と、送信回路から出力さ
れる有効セルを計数する計算回路103とから構成され
ている。セル速度調整回路102は、セルを蓄積するバ
ッファ104と、有効セルとの有効セルの間にダミーの
アイドルセルを挿入するアイドルセル挿入回路105
と、制御回路106とから構成されている。制御回路1
06は、ATMセル送信回路101からのセル流よりア
イドルセルを検出し、これを廃棄して有効セルだけをバ
ッファに入力するとともに回線への送出時にバッファか
ら読み出した有効セルの間にアイドルセルを適宜挿入し
セルの出力レートを一定にする機能を備えている。
【0006】出力するセルの速度調整を行うことで、S
TM−n(Synchronous Transfer Mode)の伝送路にマッ
ピングし伝送路送信終端にセルを送出している。また、
バッファに有効セルだけを入力し、廃棄した分に相当す
るアイドルセルをバッファから読み出し後に挿入するこ
とで、バッファに蓄積されるセル数を減らしオーバーフ
ローを低減させている。
【0007】計算回路103は、ATMセル送信回路1
01から送出される有効セルの連続性を計数し、連続数
が一定のしきい値を越えたとき、それに続くセルをAT
Mセル送信回路内に蓄積すべき指示を出すようになって
いる。ATMセル送信回路101は、この指示を受けて
いる間、内部に設けた別のバッファにセルを蓄積し、有
効セルが廃棄されることを防いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】バッファがオーバーフ
ローする際に、バッファへのセルの入力を規制する場合
には、入力トラヒックが出力レートよりも大きい状態が
長く続くと、入力段でセルが廃棄されてしまい、輻輳が
生じてしまう可能性が高い。一方、特開平4−3308
37号公報に開示されている先行技術では、有効セルだ
けをバッファに蓄積するとともに、長期間有効セルが続
く場合には、ATMセル送信回路側にセルを蓄積させた
ので、速度調整用のバッファのオーバーフローによるセ
ルの廃棄を防ぐことができる。しかしながら、ATMセ
ル送信回路側にもバッファを設ける必要があり、回路規
模が大きくなってしまうという問題がある。
【0009】そこで本発明の目的は、セルの廃棄される
可能性を低くすることのできる簡易な構成のシェーピン
グ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、非同期転送モードの通信でその伝送単位となるセル
を蓄積するためのセル蓄積手段と、このセル蓄積手段に
セルを入力するセル入力手段と、セル蓄積手段に蓄積さ
れているセルの送出周期を表わした出力レート信号を生
成する出力レート信号生成手段と、この出力レート信号
生成手段の出力する出力レート信号に従ってセル蓄積手
段に蓄積されているセルを送出するセル送出手段と、セ
ル蓄積手段にセルの入力される周期が出力レート信号生
成手段の出力する出力レート信号の示す送出周期よりも
短い状態が一定時間以上継続していることを検出する入
力過多状態検出手段と、この入力過多状態検出段によっ
てセルの入力される周期がセルの送出周期よりも短い状
態が一定時間以上継続していることが検出されていない
とき出力レート信号生成手段の出力する出力レート信号
の表わす送出周期を第1の出力レートに設定する第1の
出力レート設定手段と、入力過多状態検出段によってセ
ルの入力される周期がセルの送出周期よりも短い状態が
一定時間以上継続していることが検出されているいとき
出力レート信号生成手段の出力する出力レート信号の表
わす送出周期を第1の出力レートよりも短い送出周期に
設定する第2の出力レート設定手段とをシェーピング装
置に具備させている。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、セルの
入力レートが出力レートよりも大きい状態が一定時間以
上継続していることを検出したとき、セル蓄積手段から
セルを読み出すレートを上げて、オーバーフローの可能
性を低くしている。ATM通信では、各端末装置が伝送
路に送出できる帯域、すなわちセルの出力レートを予め
取り決めているが、これを越えて送出されたセルがAT
M網内ですべて廃棄されるわけではない。たとえば、伝
送すべきセルの数が物理的帯域の上限となりATM網内
でセルの廃棄が必要となったとき、オーバートラヒック
となった違反セルを優先して廃棄したり、セルの伝送を
遅延させてトラヒックを平均化することを行う場合もあ
る。そこで、セル蓄積手段がオーバーフローするような
状態に近づいたときに、出力レートを上げてATM網に
送出することで、セル蓄積手段の入力側でセルを廃棄す
る場合に比べて、セルの廃棄される可能性を低くするこ
とができる。
【0012】請求項2記載の発明では、非同期転送モー
ドの通信でその伝送単位となるセルを蓄積するためのセ
ル蓄積手段と、このセル蓄積手段にセルを入力するセル
入力手段と、セル蓄積手段に蓄積されているセルの送出
周期を表わした出力レート信号を生成する出力レート信
号生成手段と、この出力レート信号生成手段の出力する
出力レート信号に従ってセル蓄積手段に蓄積されている
セルを送出するセル送出手段と、セル蓄積手段にセルが
入力されるたびにカウントアップされこのセル送出手段
によってセルが送出されるたびにカウントダウンされる
蓄積セル数計数手段と、この蓄積セル数計数手段の計数
値と予め定められた基準値とを比較する比較手段と、こ
の比較手段による比較結果が基準値よりも計数値が大き
くないことを表わしているとき出力レート信号生成手段
の出力する出力レート信号の表わす送出周期を第1の出
力レートに設定する第1の出力レート設定手段と、比較
手段による比較結果が基準値よりも計数値の方が大きい
ことを表わしているとき出力レート信号生成手段の出力
する出力レート信号の表わす送出周期を第1の出力レー
トよりも短い送出周期に設定する第2の出力レート設定
手段とをシェーピング装置に具備させている。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、セルが
入力されるたびにカウントアップされセルが送出される
たびにカウントダウンされる蓄積セル数計数手段によっ
て、蓄積されているセル数を計数している。蓄積されて
いるセル数がしきい値以上のときセルの送出レートを高
くしてATM網に取敢えずセルを送出してバッファ溢れ
の可能性を低くしている。これにより、セル蓄積手段の
入力側でセルを廃棄する場合に比べて、セルが廃棄され
る可能性を低くすることができる。
【0014】請求項3記載の発明では、第2の出力レー
ト設定手段は、セル入力手段がセル蓄積手段にセルを入
力する周期よりも短い周期に出力レート信号生成手段の
出力する出力レート信号の送出周期を設定している。
【0015】すなわち請求項3記載の発明では、セルの
入力される周期よりも短い周期でセルが送出されるよう
に出力レートを変更している。これにより、蓄積される
セルの数を確実に減少させ、オーバーフローを防止でき
る。
【0016】請求項4記載の発明では、セル送出手段
は、所定の帯域内で伝送するように規定された帯域規定
型サービス網にセルを送出し、第1の出力レート設定手
段の設定する送出周期は所定の帯域内であり、第2の出
力レート設定手段の設定する送出周期は非同期転送モー
ドの通信路の物理的な帯域上限値以下に設定される。
【0017】すなわち請求項4記載の発明では、バッフ
ァ溢れの可能性が低いときは、帯域規定型サービスで定
められた所定の帯域内でセルを送出し、バッファ溢れの
可能性の高くなったときは、出力レートをATM網の物
理的な帯域上限値以内の値に上げている。ATM網の物
理的帯域上限値内に出力レートを抑えているので、AT
M網内でセルが確実に廃棄されてしまう事態を防止でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
おけるシェーピング装置の構成の概要を表わしたもので
ある。シェーピング装置11は、セルを蓄積するセル蓄
積バッファ12と、セルの読み出し周期を制御するセル
読出周期制御部13を備えている。また、セル蓄積バッ
ファ12に蓄積されているセルの数を計数する蓄積セル
数監視カウンタ14と、蓄積されたセル数に応じてセル
の読み出し周期を変更する計数値比較部15を備えてい
る。シェーピング装置11に入力されるセル流21は、
セル蓄積バッファ12に蓄積される。また、蓄積セル数
監視カウンタ14は、バッファに入力されるセルの数を
検出し、セル蓄積バッファ12にセルが入力されるたび
に、そのカウント値が1ずつ増加するようになってい
る。
【0019】読出同期制御部13は、セル蓄積バッファ
12からセルを読み出す周期を表わす読出タイミング信
号22を生成し、読出タイミング信号22に従いセル蓄
積バッファ12から順次セルを読み出して出力ライン2
3に送出する。読出タイミング信号22の周期、すなわ
ちセルの読み出し周期は変更可能になっている。読出周
期制御部13の出力する読出タイミング信号22は、蓄
積セル数監視カウンタ14に入力されている。蓄積セル
数監視カウンタ14は、読出タイミング信号22を基に
して、セル蓄積バッファ12からセルが読み出されるご
とにそのカウント値を1ずつ減算するようになってい
る。
【0020】蓄積セル数監視カウンタ14の計数してい
る計数値は、計数値比較部15に送られる。計数値比較
部15は、蓄積セル数監視カウンタ14のカウント値と
予め定められたしきい値とを比較し、比較結果を基にし
て読出タイミング信号22の周期を設定するための読出
周期変更信号24を出力する。読出同期制御部13は、
読出周期変更信号23で設定された周期の読出タイミン
グ信号22を出力するようになっている。
【0021】ここでは、しきい値は、セル蓄積バッファ
12に蓄積可能なセル数の約80パーセントに設定され
ている。また、読出同期制御部13の出力する読出タイ
ミング信号22の周期は、通常レートと高速レートの2
種類設定できるようになっている。通常レートは、帯域
規定型サービスによって規定されているセルの出力レー
トに合わせてある。また高速レートは通常レートの1.
5倍の出力レートに設定されている。
【0022】ATMでは、各端末装置が伝送路に送出で
きる帯域、すなわちセルの出力レートを予め取り決めて
いる。通常、端末装置は、ATM網に申告した出力レー
ト以下でセルを送出する。しかし、申告した帯域を越え
て送出されたセルがATM網においてすべて廃棄してし
まうわけではない。たとえば、申告値以上のオーバート
ラヒックとなったセルに、バイオレーションのマークを
付し、ATMの回線でセルの伝送量が増え物理的帯域を
オーバーフローする状態になったとき、バイオレーショ
ンのマークの付されたセルを優先して廃棄するようにな
っている。また、ATM網内でオーバートラヒックとな
ったセルの伝送を遅延させ、セルのトラヒックを平均化
することを行う場合もある。
【0023】このようにATMでは、セルのゆらぎをあ
る程度認めているので、セル蓄積バッファ12がオーバ
ーフローする状態となったとき、申告値以上の出力レー
トで一時的にセルを送出しても、ATM網内で廃棄され
ずに、受信側までセルが転送される可能性もある。そこ
で、図1に示したシェーピング装置では、セル蓄積バッ
ファに蓄積されているセルの数を監視し、しきい値以上
蓄積されたとき一時的にセルの出力レートを高くしてい
る。これにより、セル蓄積バッファ12の入力側でセル
を廃棄する場合に比べて、セルの廃棄される可能性を低
くしている。
【0024】それでは、図1に示したシェーピング装置
の機能的な動作の流れを説明する。
【0025】図2は、シェーピング装置の機能的な動作
の流れを表わしたものである。セル数監視カウンタ14
の図示しない監視部は、入力すべきセルが到来している
かどうかを調べる(ステップS101)。これは入力信
号線上にセル信号が有るかどうかにより判断する。入力
セルがある場合には(ステップS101;Y)、入力セ
ルをセル蓄積バッファ12に蓄積する(ステップS10
2)。そして、セル数監視カウンタ14の計数値を1だ
け増加させる(ステップS103)。計数値比較部15
は、セル数監視カウンタ14の計数値と予め設定されて
いるしきい値とを比較する(ステップS104)。
【0026】セル数監視カウンタ14の計数値がしきい
値と等しいかあるいは小さいとき(ステップS104;
Y)、読出同期制御部13の出力する読出タイミング信
号22の周期を通常レートに設定する(ステップS10
5)。計数値がしきい値よりも大きくないときは、セル
蓄積バッファに空き領域が十分あり、オーバーフローす
る可能性が無い。したがって、帯域規定型サービスにお
いて割り当てられている帯域内の出力レートでセルを送
出している。
【0027】セル数監視カウンタ14の計数値がしきい
値よりも大きいとき(ステップS104;N)、読出同
期制御部13の出力する読出タイミング信号22の周期
を高速レートに設定する(ステップS106)。計数値
がしきい値よりも大きいときは、セルの入力レートが出
力レートを上回る状態が一定時間継続して、バッファ溢
れを起こす可能性があることを示している。そこで、セ
ル蓄積バッファからの読み出し周期を短くし、高速にセ
ルを送出することで、セルの蓄積量を減らし、オーバー
フローの生じる可能性を低くしている。
【0028】読出同期制御部13は、設定された出力レ
ートで、セル蓄積バッファ12からセルを読み出し、出
力ライン23に送出する(ステップS107)。その
後、セル数監視カウンタ14の計数値を1だけ減算する
(ステップS108)。入力セルがないときは(ステッ
プS101;N)、出力レートの変更を行うことなくセ
ルを読み出して送出し(ステップS107)、セル数監
視カウンタ14を減算する(ステップS108)。図2
に示した処理は、常時、繰り返し行われる。セル蓄積バ
ッファ12にセルを入力するたびに、1を加算し、セル
を読み出すごとに1を減算しているので、セル数監視カ
ウンタ14の計数値は、セル蓄積バッファ12に蓄積さ
れているセルの個数を表わしている。セル数監視カウン
タ14の計数値は、換言すると、入力レートが出力レー
トを上回る状態の継続状況を表わしている。
【0029】このように、セル蓄積バッファ12が溢れ
る状態に近づいたとき、セルの出力レートを上げること
で、入力側でセルを廃棄することなく、ATM網にセル
を送出することができる。本来の帯域を越えて送出した
セルであっても、ATM網内で廃棄されずに受信側に到
達する可能性があるので、最終的に廃棄されるセルを低
減することができる。
【0030】図3は、蓄積量がしきい値以下の場合にお
けるセルの流れを模式的に表わしたものである。入力セ
ル31は、ある程度の時間間隔をあけて離散的に到来し
ている。この状態でのセル蓄積バッファ32に蓄積され
ているセル33は、しきい値34以下になっている。こ
のため、読出同期制御部13の出力する読出タイミング
信号22の周期は通常レートになっており、送出される
セル35の時間間隔36は、比較的広い。
【0031】図4は、蓄積量がしきい値を越えた場合に
おけるセルの流れを模式的に表わしたものである。入力
セル41は、短い時間間隔で到来する。このため、セル
蓄積バッファ42には、しきい値43を越えてセルが蓄
積されている。しきい値以上にセルが蓄積されているの
で読出同期制御部13は、高速レートの読出タイミング
信号22を出力する。出力レートの変更された点44ま
では、通常レートでセル45が送出されている。出力レ
ートが高速レートに変更された後に送出されたセル46
は、その時間間隔47が通常レートの場合よりも短くな
っている。このように、高速の出力レートでセルをセル
蓄積バッファから読み出すことにより、バッファの溢れ
を防止することができる。
【0032】以上説明した実施の形態では、通常レート
と高速レートの2種類の出力レートを切り換えるように
したが、3種類以上の出力レートをセル数監視カウンタ
の計数値に応じて切り換えるようにしてもよい。また、
高速レートは通常レートの1.5倍に限らず、2倍、3
倍等であってもよいが、次段の回路が存在する場合に
は、その回路の許容できる速度の範囲で出力レートを設
定する必要がある。また、実施の形態では、バッファに
蓄積されているセル数を監視するようにしたが、入力レ
ートが出力レートを上回る状態の継続性を検出できるも
のであれば、必ずしもカウンタである必要はない。
【0033】さらにしきい値を、セル蓄積バッファの容
量の80パセントに設定したが、しきい値の大きさは、
適宜変更することができることは言うまでもない。ま
た、CPU(中央処理装置)により入力セルの検出や、
蓄積されたセルの数の計数およびしきい値との比較を行
うようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、セル蓄積手段がオーバーフローする状態に近づいた
ときに、セルの送出レートを上げたので、セル蓄積手段
の入力側でセルを廃棄する場合に比べて、セルの廃棄さ
れる可能性を低くすることができる。
【0035】また請求項2記載の発明によれば、バッフ
ァ溢れの生じる可能性の高いとき、セルの送出レートを
高くしてATMの伝送路に取敢えずセルを送出したの
で、バッファ溢れの可能性を低くし、セル蓄積手段の入
力側でセルを廃棄する場合に比べて、セルが廃棄される
可能性を低くすることができる。また、入力によりカウ
ントアップされ送出によりカウントダウンされる蓄積セ
ル数計数手段によって、蓄積されたセル数を計数したの
で、簡単な回路でセル蓄積手段の蓄積状態を把握するこ
とができる。
【0036】さらに請求項3記載の発明によれば、バッ
ファ溢れの生じる可能性の高いときセルの入力レートよ
りも高い出力レートに設定したので、蓄積されたセルの
数が減少し、確実にバッファ溢れを防止することができ
る。
【0037】また請求項4記載の発明によれば、バッフ
ァ溢れの可能性が低いときは、帯域規定型サービスで定
められた所定の帯域内でセルを送出し、バッファ溢れの
可能性が高くなったとき出力レートを物理的な帯域上限
値以下の値に上げている。このよにATM網の物理的な
帯域上限値以内に出力レートを抑えているので、ATM
網内でセルの廃棄される可能性を低くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態におけるシェー
ピング装置の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】シェーピング装置の機能的な動作の流れを表わ
した流れ図である。
【図3】蓄積量がしきい値以下の場合におけるセルの流
れを模式的に表わした説明図である。
【図4】蓄積量がしきい値を越えた場合におけるセルの
流れを模式的に表わした説明図である。
【図5】従来から使用されているセルの廃棄を低減した
シェーピング装置の構成の概要を表わしたブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 シェーピング装置 12 セル蓄積バッファ 13 読出同期制御部 14 セル数監視カウンタ 15 計数値比較部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期転送モードの通信でその伝送単位
    となるセルを蓄積するためのセル蓄積手段と、 このセル蓄積手段にセルを入力するセル入力手段と、 前記セル蓄積手段に蓄積されているセルの送出周期を表
    わした出力レート信号を生成する出力レート信号生成手
    段と、 この出力レート信号生成手段の出力する出力レート信号
    に従って前記セル蓄積手段に蓄積されているセルを送出
    するセル送出手段と、 前記セル蓄積手段にセルの入力される周期が前記出力レ
    ート信号生成手段の出力する出力レート信号の示す送出
    周期よりも短い状態が一定時間以上継続していることを
    検出する入力過多状態検出手段と、 この入力過多状態検出段によってセルの入力される周期
    がセルの送出周期よりも短い状態が一定時間以上継続し
    ていることが検出されていないとき前記出力レート信号
    生成手段の出力する出力レート信号の表わす送出周期を
    第1の出力レートに設定する第1の出力レート設定手段
    と、 前記入力過多状態検出段によってセルの入力される周期
    がセルの送出周期よりも短い状態が一定時間以上継続し
    ていることが検出されているいとき前記出力レート信号
    生成手段の出力する出力レート信号の表わす送出周期を
    第1の出力レートよりも短い送出周期に設定する第2の
    出力レート設定手段とを具備することを特徴とするシェ
    ーピング装置。
  2. 【請求項2】 非同期転送モードの通信でその伝送単位
    となるセルを蓄積するためのセル蓄積手段と、 このセル蓄積手段にセルを入力するセル入力手段と、 前記セル蓄積手段に蓄積されているセルの送出周期を表
    わした出力レート信号を生成する出力レート信号生成手
    段と、 この出力レート信号生成手段の出力する出力レート信号
    に従って前記セル蓄積手段に蓄積されているセルを送出
    するセル送出手段と、 前記セル蓄積手段にセルが入力されるたびにカウントア
    ップされこのセル送出手段によってセルが送出されるた
    びにカウントダウンされる蓄積セル数計数手段と、 この蓄積セル数計数手段の計数値と予め定められた基準
    値とを比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果が前記基準値よりも前記計
    数値が大きくないことを表わしているとき前記出力レー
    ト信号生成手段の出力する出力レート信号の表わす送出
    周期を第1の出力レートに設定する第1の出力レート設
    定手段と、 前記比較手段による比較結果が前記基準値よりも前記計
    数値の方が大きいことを表わしているとき前記出力レー
    ト信号生成手段の出力する出力レート信号の表わす送出
    周期を前記第1の出力レートよりも短い送出周期に設定
    する第2の出力レート設定手段とを具備することを特徴
    とするシェーピング装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力レート設定手段は、前記
    セル入力手段が前記セル蓄積手段にセルを入力する周期
    よりも短い周期に前記出力レート信号生成手段の出力す
    る出力レート信号の送出周期を設定することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のシェーピング装置。
  4. 【請求項4】 前記セル送出手段は、所定の帯域内で伝
    送するように規定された帯域規定型サービス網にセルを
    送出し、前記第1の出力レート設定手段の設定する送出
    周期は前記所定の帯域内であり、前記第2の出力レート
    設定手段の設定する送出周期は非同期転送モードの通信
    路の物理的な帯域上限値以下であることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のシェーピング装置。
JP22303995A 1995-08-31 1995-08-31 シェーピング装置 Pending JPH0969835A (ja)

Priority Applications (1)

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