JPH096919A - 文字入力装置 - Google Patents

文字入力装置

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JPH096919A
JPH096919A JP7154880A JP15488095A JPH096919A JP H096919 A JPH096919 A JP H096919A JP 7154880 A JP7154880 A JP 7154880A JP 15488095 A JP15488095 A JP 15488095A JP H096919 A JPH096919 A JP H096919A
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character
input frame
input
cursor
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JP7154880A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Sakata
治彦 坂田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字入力枠を用いて、操作性の良好な文字入
力を行う。 【構成】 ステップ〔603〕で上述の基準の文字入力
枠の基点とカーソルの基準点とが比較され、それぞれの
座標の値(Cx>By) が判断される。ここで値が成立
するとき(Yes)は、ステップ〔604〕でテキスト
領域の右端までに文字入力枠の幅以上の距離があるか否
かが判断される。そして距離があるとき(Yes)は、
ステップ〔605〕で文字入力枠の並びの右側に文字入
力枠が一つ増設される。またステップ〔611〕で文字
入力枠の総数がNより多い(総数>N)か否かが判断さ
れる。ここで文字入力枠の総数がNより多いとき(Ye
s)は、ステップ〔612〕でペンダウンが左端の文字
入力枠で行われたか否かが判断される。そしてペンダウ
ンが左端の文字入力枠で行われていないとき(No)
は、ステップ〔613〕で左端の文字入力枠を消去する
処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯型のコンピ
ュータにおいて任意の手書き文字入力等を行う場合に使
用して好適な文字入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯型のコンピュータにおいて、
液晶ディスプレイ等の平面型の表示装置に重畳して透明
電極等から成る入力手段(タブレット)を配置し、付属
のペン等を用いて表示装置上の表示等に関連して手書き
で入力を行う装置が実施されている。
【0003】このような装置において、さらに手書き文
字の認識手段を内蔵して、上述の入力手段に付属のペン
等を用いて手書きされた文字等を認識し、文書等を作成
することが行われている。その場合に従来の装置では、
例えば図11に示すような手段が用いられていた。
【0004】すなわち図11は表示装置に表示される表
示内容を示す。この図11において、表示の上部にテキ
スト領域101が設けられ、下部に入力領域102が設
けられる。この入力領域102には、複数の文字入力枠
103が設けられる。そしてこれらの文字入力枠103
に付属のペン104等で手書きされる文字等を順次認識
して、認識された文字等による入力文字列105を、テ
キスト領域101に表示するものである。なおカーソル
106は、文字等の記入位置を示す文字入力カーソルで
ある。
【0005】しかしながらこのような方法では、入力領
域102が表示面上で比較的広い面積を必要とするため
に、相対的にテキスト領域101の面積が狭くなり、表
示される入力文字列105の一覧性を低下させる。ま
た、テキスト領域101に表示される入力文字列105
の位置と、入力領域102の文字入力枠103の位置と
が離れているために、手書き入力を行う際の操作者の注
目点が分散し、操作性に問題を生じる恐れもあった。
【0006】これに対して、上述の入力領域102を設
けずに、テキスト領域101に直接文字等を手書きして
入力を行う方法も考えられている。その場合にこの方法
では、文字認識の前段で入力された文字等を各文字ごと
に切り出す処理が必要とされる。しかしながら従来の切
り出し処理では、技術的に充分な精度が得られておら
ず、この切り出し処理が正確に行われない場合には、文
字認識の精度が著しく劣化し、良好な文字入力を行うこ
とができない等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来の装置では、入力領域を設けた場合には入
力された入力文字列の一覧性や文字入力の操作性等に問
題を生じる。また、入力領域を設けない場合には文字ご
とに切り出す処理が不充分で、良好な文字入力を行うこ
とができない等の問題があったというものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、手書き文字を認識する認識手段を有する文字入力装
置において、入力文字列への文字の記入位置を示すカー
ソルの表示位置に応じて、手書き文字を入力する文字入
力枠の表示される位置が移動されるようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】これによれば、文字入力枠を用いることによっ
て文字ごとの切り出し処理を良好に行うことができると
共に、この文字入力枠がカーソルと共に移動されること
によって入力文字列と文字入力枠の間で注目点が分散さ
れることがなく、また文字入力枠によって広く表示面積
を占められることもなく、入力文字列の一覧性も向上し
て良好な文字入力を行うことができる。
【0010】
【実施例】すなわち本発明においては、表示装置と、こ
の表示装置に重畳して入力手段とが設けられ、入力手段
に入力された手書き文字を認識する認識手段を有して成
る文字入力装置において、表示手段には、認識手段で認
識された入力文字列と、この入力文字列への文字の記入
位置を示すカーソルが表示されると共に、手書き文字を
入力する文字入力枠が表示され、カーソルの表示位置に
応じて文字入力枠の表示される位置が移動されるように
してなるものである。
【0011】以下、図面を参照して本発明の一実施例に
ついて説明する。まず図1は本発明による文字入力装置
の適用される、例えば携帯型のコンピュータの要部の構
成を示す一例の機能ブロック図である。
【0012】図1において、テキスト領域管理部1から
のテキスト領域のイメージD1と、文字入力枠制御部2
からの所定数の文字入力枠のイメージD2がVRAM3
に供給される。これによってこのVRAM3上に表示さ
れる画面が形成され、形成された画面のイメージD3が
表示装置としてのディスプレイ部4に供給される。
【0013】また、このディスプレイ部4に重畳して入
力手段としてのタブレット部5が設けられる。このタブ
レット部5からの入力点の情報D4が文字入力枠制御部
2に供給される。そしてこの文字入力枠制御部2では、
入力点の情報D4から文字入力枠内の筆跡データD5が
抽出され、抽出された筆跡のエコーが文字入力枠のイメ
ージD2と共にVRAM3に供給される。
【0014】さらに、文字入力枠制御部2で抽出された
筆跡データD5がRAM6に蓄えられる。このRAM6
に蓄えられた文字入力枠内の1文字分の筆跡データD6
が文字認識部7に供給される。そしてこの文字認識部7
では、任意の周知の技術によって供給された筆跡データ
で描かれた文字等の認識処理が行われ、認識された文字
等の文字コードD7が発生される。
【0015】この発生された文字コードD7がテキスト
領域管理部1に供給される。そしてこのテキスト領域管
理部1では、供給された文字コードの文字等を含む入力
文字列のイメージが形成されると共に、入力文字列への
文字等の記入位置を示すカーソルのイメージが形成され
る。これらの入力文字列のイメージとカーソルのイメー
ジが、テキスト領域のイメージD1としてVRAM3に
供給される。
【0016】さらにこのテキスト領域管理部1からのカ
ーソルの位置情報D8が文字入力枠制御部2に供給され
て、後述する手順に従って所定数の文字入力枠のイメー
ジD2が形成される。そしてこの文字入力枠制御部2で
形成された所定数の文字入力枠と、上述の抽出された筆
跡のエコーが、上述のイメージD2としてVRAM3に
供給される。
【0017】従ってこの装置において、ディスプレイ部
4には、例えば図2に示すような画面の表示が行われ
る。
【0018】すなわち図2においては、上述のディスプ
レイ部4の表示面の例えば全域がテキスト領域21とさ
れる。このテキスト領域21に、上述のテキスト領域管
理部1で形成された入力文字列22のイメージと、この
入力文字列22への文字の記入位置を示すカーソル23
のイメージが表示される。またこのテキスト領域21
に、上述の文字入力枠制御部2で形成された所定数の文
字入力枠24a、24bのイメージが表示される。
【0019】そこでこの所定数の文字入力枠24a、2
4bの内の任意の文字入力枠に、例えば付属のペン25
で任意の文字等が手書きされると、この文字入力枠24
a、24b内に対応するタブレット部5からの入力点の
情報(筆跡データ)が順次、文字入力枠制御部2、RA
M6を通じて文字認識部7に供給される。そしてこの文
字認識部7で筆跡データで描かれた文字等が認識され、
認識された文字等の文字コードがテキスト領域管理部1
に供給される。
【0020】さらにこのテキスト領域管理部1で供給さ
れた文字コードの文字等のイメージが形成され、この文
字のイメージが入力文字列22のカーソル23の位置に
記入されてVRAM3を通じてディスプレイ部4のテキ
スト領域21に表示される。それと共に、カーソル23
の位置が記入された文字数分前進されてVRAM3を通
じてディスプレイ部4のテキスト領域21に表示され
る。
【0021】そしてこの装置において、文字入力枠24
の表示の制御が以下に述べるようにして行われる。
【0022】なお以下の説明では、所定数としてN個
(1<N、説明の例では2個)の文字入力枠24a、2
4bが並べて形成され、この内の左からK番目(1≦K
≦N、説明の例では2番目=右端)の文字入力枠24b
が基準とされる。また図3のAに示すように、この基準
の文字入力枠24bの左上角の座標(Bx,By) が枠
の基点とされる。また同図のBに示すように、カーソル
23を描く図形の対角線の交点の座標(Cx,Cy) が
カーソルの基準点とされる。
【0023】そこでまず図4は文字入力枠24を用いて
入力を行うための制御のフローチャートの一例を示す。
この図4において、動作が開始されると、ステップ〔5
01〕でカーソル23の下側にN(2)個の文字入力枠
24a、24bが表示される。次にステップ〔502〕
でペン25のタブレットへの接触(ペンダウン)の有無
が判断される。
【0024】以下、ステップ〔503〕〜〔505〕
は、ペン25がタブレットから離間(ペンアップ)して
いる状態の制御である。
【0025】すなわちステップ〔502〕でペンダウン
していないとき(No)は、ステップ〔503〕で認識
待ちの筆跡データがあるか否かが判断される。このステ
ップ〔503〕で認識待ちの筆跡データがあるとき(Y
es)は、ステップ〔504〕でペンアップが所定時間
(s秒、例えば1.5秒)以上続いているか否か判断さ
れる。
【0026】さらにステップ〔504〕でペンアップが
s秒以上続いているとき(Yes)は、ステップ〔50
5〕で後述する文字入力枠の更新の処理が行われてステ
ップ〔502〕に戻される。またステップ〔503〕で
筆跡データがないとき(No)、及びステップ〔50
4〕でペンアップがs秒以上続いていないとき(No)
も、ステップ〔502〕に戻される。
【0027】また、ステップ〔507〕〜〔510〕
は、ペン25が文字入力枠24a、24b外にペンダウ
ンしている状態の制御である。
【0028】すなわちステップ〔502〕でペンダウン
しているとき(Yes)は、ステップ〔506〕で文字
入力枠24a、24b外へのペンダウンか否か判断され
る。このステップ〔506〕で枠外へのペンダウンのと
き(Yes)は、ステップ〔507〕で認識待ちの筆跡
データがあるか否かが判断される。このステップ〔50
7〕で認識待ちの筆跡データがあるとき(Yes)は、
ステップ〔508〕で後述する文字入力枠の更新の処理
が行われる。
【0029】このステップ〔508〕で文字入力枠の更
新の処理が行われた後、及び先のステップ〔507〕で
認識待ちの筆跡データがないとき(No)は、ステップ
〔509〕で文字入力中止の指示がされたか否か判断さ
れる。ここで文字入力中止の指示は、例えば表示中の
「終了」のアイコン26に対応するタブレット部5の部
分に、ペン25がペンダウンされることによって行われ
る。
【0030】そしてこのステップ〔509〕で文字入力
中止の指示がされたとき(Yes)は、ステップ〔51
0〕で文字入力枠24a、24bを消去して動作は終了
される。またステップ〔509〕で文字入力中止の指示
がされていないとき(No)はステップ〔502〕に戻
される。
【0031】さらにステップ〔511〕〜〔515〕
は、ペン25が文字入力枠24a、24b内にペンダウ
ンしている状態の制御である。
【0032】すなわちステップ〔506〕で文字入力枠
24a、24b内へのペンダウンのとき(No)は、ス
テップ〔511〕で前回と同じ枠にペンダウンされたか
否かが判断される。このステップ〔511〕で前回と同
じ枠でないとき(No)はステップ〔512〕で認識待
ちの筆跡データがあるか否かが判断される。このステッ
プ〔512〕で認識待ちの筆跡データがあるとき(Ye
s)は、ステップ〔513〕で後述する文字入力枠の更
新の処理が行われる。
【0033】このステップ〔513〕で文字入力枠の更
新の処理が行われた後、及び先のステップ〔511〕で
前回と同じ枠にペンダウンされたとき(Yes)と、ス
テップ〔512〕で認識待ちの筆跡データがないとき
(No)は、ステップ〔514〕で筆跡データをRAM
6に格納する処理が行われる。
【0034】さらにステップ〔515〕でペンアップし
たか否かが判断される。そしてステップ〔515〕でペ
ンアップしていないとき(No)は、ステップ〔51
4〕に戻される。また、ステップ〔515〕でペンアッ
プしているとき(Yes)は、ステップ〔502〕に戻
される。
【0035】従ってこの装置において、文字入力枠24
aまたは24b内にペン25を用いて手書きされた筆跡
データが、RAM6に格納される。そしてさらに、上述
のステップ〔505〕〔508〕及び〔513〕での、
文字入力枠の更新の処理が以下のようにして行われる。
【0036】すなわち図5は文字入力枠の更新の処理を
行うための制御のフローチャートの一例を示す。この図
5において、動作が開始されると、まずステップ〔60
1〕で文字認識部7を呼び出し、RAM6に格納され1
文字分の筆跡データを渡して文字認識処理を起動したの
ち、RAM6上の筆跡データをクリアする。次にステッ
プ〔602〕で文字入力枠24a、24b内の筆跡のエ
コーを消去する。
【0037】以下、ステップ〔603〕〜〔607〕
は、文字入力枠24a、24bを設定する制御である。
【0038】すなわちステップ〔603〕で上述の基準
の文字入力枠24の基点とカーソル23の基準点とが比
較され、それぞれの座標の値(Cx>By) が判断され
る。ここで値(Cx>By) が成立するとき(Yes)
は、ステップ〔604〕でテキスト領域21の右端まで
に文字入力枠24の幅以上の距離があるか否かが判断さ
れる。そして距離があるとき(Yes)は、ステップ
〔605〕で文字入力枠24bの並びの右側に文字入力
枠24が一つ増設される。
【0039】またステップ〔603〕で値(Cx>B
y) が成立しないとき(No)は、ステップ〔606〕
でカーソル23が別の行に移動したか否が判断される。
そしてカーソル23が別の行に移動しているとき(Ye
s)は、ステップ〔607〕でカーソル23のある行に
N(2)個の文字入力枠24を表示し、その左からK
(2)番目(右端)の枠を基準枠とする。
【0040】さらにステップ〔608〕〜〔613〕
は、文字入力枠24a、24bを削除する制御である。
【0041】すなわちステップ〔605〕及び〔60
7〕の処理が行われた後、及び先のステップ〔604〕
で距離がないとき(No)と、ステップ〔606〕で行
が移動していないとき(No)は、ステップ〔608〕
で2行以上に文字入力枠24が表示されているか否かが
判断される。
【0042】このステップ〔608〕で2行以上に表示
されているとき(Yes)は、ステップ〔609〕で、
ペンダウンがカーソル23のある行の文字入力枠24で
行われたか否かが判断される。そしてペンダウンがカー
ソル23のある行で行われたとき(Yes)は、ステッ
プ〔610〕でカーソル23のない行の文字入力枠24
を消去する処理が行われる。
【0043】さらにステップ〔610〕の処理が行われ
た後、及び先のステップ〔608〕で2行以上に表示さ
れていないとき(No)は、ステップ〔611〕で文字
入力枠24の総数がNより多い(総数>N)か否かが判
断される。
【0044】このステップ〔611〕で文字入力枠24
の総数がNより多いとき(Yes)は、ステップ〔61
2〕で、ペンダウンが左端の文字入力枠24aで行われ
たか否かが判断される。そしてペンダウンが左端の文字
入力枠24aで行われていないとき(No)は、ステッ
プ〔613〕で左端の文字入力枠24を消去する処理が
行われる。
【0045】さらにステップ〔613〕の処理が行われ
た後、及び先のステップ〔609〕でペンダウンがカー
ソル23のある行で行われていないとき(No)と、ス
テップ〔611〕で文字入力枠24の総数がNより少な
いとき(No)と、ステップ〔612〕でペンダウンが
左端の文字入力枠24aで行われたとき(Yes)は、
処理が終了される。
【0046】従ってこの装置において、動作が開始され
ると、まず図6のAに示すようにカーソル23の表示位
置の下側にN(2)個の文字入力枠24a、24bが表
示される。
【0047】そこで図6のBに示すように、文字入力枠
24aにペン25で文字が手書きされ、次の文字入力枠
24bにペンダウンされると、文字入力枠24aの筆跡
データの認識処理が開始される。そして図6のCに示す
ように認識された文字がカーソル23の位置に表示さ
れ、カーソル23の表示位置が1文字分進められると共
に、認識された文字入力枠24aの筆跡のエコーが消去
される。
【0048】さらに図6のDに示すように文字入力枠2
4bにペン25で文字が手書きされ、文字入力枠24a
にペンダウンされると、文字入力枠24bの筆跡データ
の認識処理が開始される。そして図6のEに示すように
認識された文字がカーソル23の位置に表示され、カー
ソル23の表示位置が1文字分進められると共に、認識
された文字入力枠24bの筆跡のエコーが消去される。
【0049】同様にして、図6のFに示すように文字入
力枠24aにペン25で文字が手書きされ、文字入力枠
24bにペンダウンされると、文字入力枠24aの筆跡
データの認識処理が開始される。そして図6のGに示す
ように認識された文字がカーソル23の位置に表示さ
れ、カーソル23の表示位置が1文字分進められると共
に、認識された文字入力枠24aの筆跡のエコーが消去
される。
【0050】そしてこの場合に、1文字分進められたカ
ーソル23の基準点(Cx)が、文字入力枠24bの基
点(Bx)の右側になると、図6のHに示すように右側
の文字入力枠24bのさらに右側に文字入力枠24cが
形成される。
【0051】さらに図6のIに示すように、文字入力枠
24aにペンダウンされている間に文字入力枠24bの
筆跡データの認識処理が行われる。そして認識された文
字がカーソル23の位置に表示され、カーソル23の表
示位置が1文字分進められると共に、認識された文字入
力枠24bの筆跡のエコーが消去される。
【0052】そしてさらに図6のJに示すように文字入
力枠24aにペン25で文字が手書きされ、文字入力枠
24bにペンダウンされると、文字入力枠24aの筆跡
データの認識処理が開始される。そして図6のKに示す
ように認識された文字がカーソル23の位置に表示さ
れ、カーソル23の表示位置が1文字分進められ、認識
された文字入力枠24aの筆跡のエコーが消去されると
共に、このとき左端の文字入力枠24aが消去される。
【0053】このようにして、カーソル23の表示位置
に応じて文字入力枠24a、24bの表示される位置が
移動される。さらに以下は、図6のLに示すように文字
入力枠24b、24cを文字入力枠24a、24bに読
み替えることによって、上述の動作が繰り返される。
【0054】またこの文字入力枠24a、24bの表示
される位置が、図8のAに示すようにテキスト領域21
の右端に達したときは、図示のようにカーソル23の表
示位置が同じ行にある間は文字入力枠24a、24bは
このまま表示されている。
【0055】これに対して、図8のBに示すようにカー
ソル23の表示位置が次の行に移動すると、図8のCに
示すように文字入力枠24aまたは24bに新たなペン
ダウンが行われた時点で、次の行のカーソル23の表示
位置の下側にN(2)個の文字入力枠24c、24dが
表示される。
【0056】しかし図8のDに示すように文字入力枠2
4a、24bにペン25で文字が手書きされている間
は、文字入力枠24aまたは24bの筆跡データが認識
され、認識された文字がカーソル23の位置に表示さ
れ、カーソル23の表示位置が1文字分進められ、認識
された文字入力枠24aまたは24bの筆跡のエコーが
消去される。
【0057】そして図8のEに示すように、次の行の文
字入力枠24c、24dにペンダウンが行われると、前
の行の文字入力枠24a、24bが消去され、文字入力
枠24c、24dが新たに文字入力枠24a、24bと
されて、上述の動作が繰り返される。
【0058】従ってこの装置において、カーソルの表示
位置に応じて文字入力枠の表示される位置が移動される
ようにしたことにより、文字入力枠の表示によって文字
ごとの切り出し処理を良好に行うことができると共に、
入力文字列と文字入力枠の間で注目点が分散されること
がなく、入力文字列の一覧性も向上して良好な文字入力
を行うことができるものである。
【0059】さらに上述の実施例では、いわゆる横書き
のテキスト領域21に対応した文字入力方法を示した
が、本発明は、左右に関係と上下の関係を入れ替えるだ
けで、例えば図9に示すように縦書きのテキスト領域2
1′に対しても同様に適用することができる。
【0060】こうして上述の文字入力装置によれば、表
示装置と、この表示装置に重畳して入力手段とが設けら
れ、入力手段に入力された手書き文字を認識する認識手
段を有して成る文字入力装置において、表示手段には、
認識手段で認識された入力文字列と、この入力文字列へ
の文字の記入位置を示すカーソルとが表示されると共
に、手書き文字を入力する文字入力枠が表示され、カー
ソルの表示位置に応じて文字入力枠の表示される位置が
移動されることにより、文字入力枠を用いることによっ
て文字ごとの切り出し処理を良好に行うことができると
共に、この文字入力枠がカーソルと共に移動されること
によって入力文字列と文字入力枠の間で注目点が分散さ
れることがなく、また文字入力枠によって広く表示面積
を占められることもなく、入力文字列の一覧性も向上し
て良好な文字入力を行うことができるものである。
【0061】従って従来の装置では、入力領域を設けた
場合には入力された入力文字列の一覧性や文字入力の操
作性等に問題を生じ、また入力領域を設けない場合には
文字ごとに切り出す処理が不充分で良好な文字入力を行
うことができない等の問題があったものを、本発明の文
字入力装置によれば、これらの問題点を全て解消して良
好な文字入力を行うことができるものである。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、カーソルの表示位置
に応じて文字入力枠の表示される位置が移動されるよう
にしたことにより、文字入力枠の表示によって文字ごと
の切り出し処理を良好に行うことができると共に、入力
文字列と文字入力枠の間で注目点が分散されることがな
く、入力文字列の一覧性も向上して良好な文字入力を行
うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される文字入力装置の一例の構成
図である。
【図2】その表示の説明のための構成図である。
【図3】その説明のための線図である。
【図4】その動作の説明のためのフローチャート図であ
る。
【図5】その動作の説明のためのフローチャート図であ
る。
【図6】その説明のための線図である。
【図7】その説明のための線図である。
【図8】その説明のための線図である。
【図9】その説明のための線図である。
【図10】その説明のための線図である。
【図11】従来の技術の説明のための線図である。
【符号の説明】
1 テキスト領域管理部 2 文字入力枠制御部 3 VRAM 4 表示装置としてのディスプレイ部 5 入力手段としてのタブレット部 6 RAM 7 文字認識部 21 テキスト領域 22 入力文字列 23 カーソル 24a、24b 文字入力枠 25 付属のペン 26 アイコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、この表示装置に重畳して入
    力手段とが設けられ、 上記入力手段に入力された手書き文字を認識する認識手
    段を有して成る文字入力装置において、 上記表示手段には、上記認識手段で認識された入力文字
    列と、この入力文字列への文字の記入位置を示すカーソ
    ルとが表示されると共に、上記手書き文字を入力する文
    字入力枠が表示され、 上記カーソルの表示位置に応じて上記文字入力枠の表示
    される位置が移動されることを特徴とする文字入力装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文字入力装置において、 上記文字入力枠の表示される位置の移動は、上記カーソ
    ルの表示位置が表示されている上記文字入力枠に対応す
    る位置を過ぎたときに次の文字入力枠が表示されると共
    に、上記次の表示枠に入力が行われたときに最古の上記
    文字入力枠が削除されることを特徴とする文字入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の文字入力装置において、 上記文字入力枠の表示される位置の移動は、上記カーソ
    ルの表示位置が改行されたときに次の行の始端に対応す
    る位置に次の文字入力枠が表示されると共に、上記次の
    表示枠に入力が行われたときに前の行の上記文字入力枠
    が削除されることを特徴とする文字入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004342101A (ja) * 2003-05-08 2004-12-02 Orange Sa データ処理装置及び方法
JP2019087132A (ja) * 2017-11-09 2019-06-06 共同印刷株式会社 文字データの生成方法、文字データの生成装置及びコンピュータプログラム

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