JPH0855182A - 手書き文字入力装置 - Google Patents

手書き文字入力装置

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JPH0855182A
JPH0855182A JP7086823A JP8682395A JPH0855182A JP H0855182 A JPH0855182 A JP H0855182A JP 7086823 A JP7086823 A JP 7086823A JP 8682395 A JP8682395 A JP 8682395A JP H0855182 A JPH0855182 A JP H0855182A
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JP
Japan
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character
ink data
input
cutout
cut
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Withdrawn
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JP7086823A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Sakai
良文 坂井
Yoshitaka Ikeda
佳隆 池田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0855182A publication Critical patent/JPH0855182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力枠を設定しないオンライン手書き文字認
識において、文字切出し上での誤りがあった場合に容易
に修正ができ、かつ、利用者の書き癖に応じた文字学習
にも適合しうる手書き文字入力装置を提供する。 【構成】入力されたインクデータを格納するインクデー
タ格納部13と、切出し位置情報を格納する切出し位置
格納部15と、切出し位置とともにインクデータを入力
・表示パネル11に表示し、表示されたインクデータに
対して所定のジェスチュアが行なわれた場合にそのジェ
スチュアにしたがって切出し位置を再設定し、切出し位
置格納部15内の切出し位置情報を更新する切出し位置
再設定部20とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンライン手書き文字
認識に関し、特に、手書き文字に対する入力枠を指定し
ないオンライン手書き文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオンライン手書き文字認識におけ
る入力インタフェースでは、タブレットなどの入力装置
上に予め設定された概四角形の領域(入力枠)ごとに、
利用者が1字ずつ手書き文字を入力するようになってい
る。指定された枠に1字ずつ入力するという作業は、利
用者にかなりのストレスを与えるとともに、通常の紙に
対して字を書く作業とはかなり異なる動作である。例え
ば、アルファベットで表記される単語(英語の単語な
ど)を紙に書くときは、筆記体で続け字(カーシブ;cur
sive)で書くのが普通であり、1字1字を分けて書くの
は自然ではない。日本語の単語を書く場合であっても、
各文字の大きさや間隔はかなりばらついており、自然に
書いた場合には等間隔に配置された入力枠に1字ずつが
きちんと納まるとは考え難い。したがって、この入力イ
ンタフェースは、決してよいユーザインタフェースであ
るとはいえない。
【0003】このような問題点を解決するため、現在、
入力枠を設けることなく文字認識が可能となるようなオ
ンライン文字認識方法が開発されつつある。1字ごとの
入力枠を設けない場合、利用者の書き癖などにもよる
が、連続して入力される複数の手書き文字データから1
字分ずつのデータを順次切り出す処理を正確に行なうこ
とが非常に難しい処理であるため、利用者の意図しない
位置での切出しが起こりやすく、誤認識の原因となって
いる。
【0004】以下の説明において、「文字」とは、文字
コードと1対1に対応するものを指し、具体的にはこの
ように文字コードによって一意に指定されるものの名前
のことを意味し、「インクデータ」とは、利用者がペン
などの入力デバイスによって入力した軌跡データを指
し、「ジェスチュア」とは、インクデータの一種であっ
て特定の機能の呼出しや実行のために使用されるものを
指し、「手書き文字入力」とは、文字認識の対象となる
インクデータを入力する作業を指し、「手書き文字」と
は、手書き文字認識処理を施すことを意図して利用者が
入力したインクデータのことを指し、「文字切出し」と
は、手書き文字のインクデータ群の中から、1文字に相
当するインクデータ群を抽出することを指し、「文字学
習」とは、インクデータから得られた特徴量を文字認識
に使用する辞書に登録することを指す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、1文
字に対応する入力枠を設けないでオンライン手書き文字
認識を行なう場合、文字切出しが誤って行なわれること
があるので、文字認識の実行後に利用者による修正作業
が不可欠である。従来、この修正作業は、誤認識された
文字列に対し、利用者がジェスチュアによって修正箇所
を指示して再度の手書き文字入力を行ない、入力された
インクデータによる文字認識を行なうことによって実行
されていた。しかしながらこの方法は、さらなる文字入
力作業を強要するだけでなく、利用者の書き癖によって
は再入力されたインクデータも誤認識されやすいという
問題点がある。
【0006】本発明の目的は、文字切出し上での誤りが
あった場合に容易に修正ができ、かつ、利用者の書き癖
に応じた文字学習にも適合しうる手書き文字入力装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手書き文
字入力装置は、利用者によって入力されたインクデータ
に基づいて手書き文字認識を行なう際に使用され、イン
クデータから1文字ごとの文字切出しの処理を行なう手
書き文字入力装置において、文字切出しの処理の結果を
対応するインクデータとともに表示する表示手段と、利
用者からの指示に応じて文字切出しの位置を再設定する
再設定手段と、を有する。
【0008】ここで、表示手段として、表示とともにイ
ンクデータの入力を行ない一体のものとして構成された
表示・入力手段が使用され、再設定手段は、表示・入力
手段に表示されたインクデータに対して位置を指定する
特定の操作が行なわれた場合に文字切出し位置の再設定
を行なうものであるようにしてもよい。
【0009】本発明の第2の手書き文字入力装置は、利
用者によって入力されたインクデータに基づいて手書き
文字認識を行なう手書き文字入力装置であって、一対の
ものとして構成されインクデータの入力がなされるとと
もに利用者に対する表示を行なう表示・入力手段と、入
力されたインクデータを格納するインクデータ格納手段
と、前記インクデータ格納手段に格納されたインクデー
タに対して文字切出し処理を行なう切出し手段と、前記
切出し手段での切出し結果を切出し位置情報として格納
する切出し位置格納手段と、前記切出し位置格納手段内
に格納された切出し位置情報に応じて、前記インクデー
タ格納手段に格納されているインクデータから1文字分
のインクデータを順次切出して文字認識処理を行ない、
文字認識処理結果を前記表示・入力手段に表示させる文
字認識手段と、前記切出し位置格納手段を参照して切出
し位置情報を読み出し、前記インクデータ格納手段内に
格納されたインクデータを前記切出し位置情報に基づく
切出し位置とともに前記表示・入力手段に表示させ、表
示されたインクデータに対して所定の入力操作が行なわ
れた場合に当該入力操作にしたがって切出し位置を再設
定し前記切出し位置格納手段内の切出し位置情報を更新
する切出し位置再設定手段と、を有する。
【0010】ここで、文字認識手段は、切出し位置再設
定手段によって切出し位置の再設定が行なわれた場合
に、当該切出し位置の再設定の結果に応じて文字認識処
理結果が変化することになる範囲内で、再度、文字認識
処理を行なうものであるようにしてもよい。また、文字
認識に使用される認識辞書と、表示・入力手段に入力し
た指示に応じて認識辞書を更新する辞書更新手段とをさ
らに設け、文字認識手段が認識辞書を参照して文字認識
処理を行なうものであるようにしてもよい。
【0011】
【作用】利用者が入力した生のインクデータを切出し位
置とともに表示し、さらに、利用者からの指示に応じて
切出し位置を再設定することができるので、利用者は、
自らが意図した位置で切出しが行なわれているかを確認
することができ、誤って切出されていた場合には正しい
切出し位置を指定することが可能になる。したがって、
文字入力を再度行なうことなく切出し位置の修正を行な
うことが可能になり、操作性が著しく向上する。
【0012】表示手段としてインクデータの入力も可能
な入力一体型のものを使用することにより、表示された
インクデータに対して切出し位置を直接指定することが
可能になるので、さらに操作性が向上する。また、文字
認識機構を組み込むことも可能であって、その場合に
は、切出し位置の再設定の結果に応じて文字認識をやり
直すようにすればよく、そうすることによって、切出し
位置の再設定の結果が直ちに認識結果に反映するように
なる。また、辞書更新手段を設けて利用者の癖字を文字
学習し、さらに切出し位置の再設定に応じた切出しの学
習を行なわせることも可能である。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の手書き文字入
力装置の構成を示すブロック図である。この装置は、オ
ンライン手書き文字認識を行なう際に使用されるもので
あり、文字認識結果に対する編集機能を有するほか、イ
ンクデータに対する切出し位置の再設定や、入力された
インクデータの修正、認識辞書の学習などの機能を備え
ている。
【0014】この手書き文字入力装置は、利用者による
インクデータが入力されるともに必要な情報を表示する
ための入力・表示パネル11と、入力したインクデータ
を格納するインクデータ格納部13と、インクデータ格
納部13に格納されたインクデータに対して文字切出し
処理を施す切出しエンジン部14と、文字切出し処理で
の切出し結果を切出し位置情報として格納する切出し位
置格納部15と、文字認識処理に使用される認識辞書1
6と、インクデータに対する文字認識処理を行なうとと
もに認識辞書16の更新を行なう認識エンジン部17
と、切出し位置の再設定を行なう切出し位置再設定部2
0と、この装置全体の制御を行なう制御部21とによっ
て構成されている。入力・表示パネル11は、表示部と
インクデータの入力部とが一体になったいわゆる表示一
体型入力パネルであり、例えば、液晶フラットディスプ
レイ上に透明型タブレットを積層した構成のものを使用
することができる。利用者は、ペン12でこの入力・表
示パネル11の入力・表示画面をなぞることによって、
所望のインクデータを入力できる。本実施例では、利用
者が入力するインクデータには、手書き文字のほかに、
図形データや、この装置の特定の機能を呼出したり選
択、指示を行なうためのジェスチュアが含まれている。
【0015】認識エンジン部17には、文字認識部18
と辞書更新部19が設けられている。文字認識部18
は、切出し位置格納部15内に格納された切出し位置情
報に応じて、インクデータ格納部13に格納されている
インクデータから1文字分のインクデータを順次切出
し、認識辞書16を参照しながら文字認識処理を行な
い、文字認識処理結果を入力・表示パネル11に表示さ
せるように構成されている。切出し位置情報の更新があ
った場合には、その更新の影響が及ぶ範囲で文字認識が
やり直されるようになっている。また、辞書更新部19
は、利用者からの指示などに応じて認識辞書16を更新
するものであり、更新に際しては、切出し位置情報に応
じて切り出されたインクデータを使用する。切出し位置
再設定部20は、切出し位置格納部15を参照して切出
し位置情報を読み出し、インクデータ格納部13内に格
納されたインクデータを切出し位置情報に基づく切出し
位置とともに入力・表示パネル11に表示させ、表示さ
れたインクデータに対して後述するような操作が行なわ
れた場合に切出し位置を再設定し、切出し位置格納部1
5内の切出し位置情報を更新するように構成されてい
る。
【0016】次に、本実施例の動作について、図2のフ
ローチャートを用いて説明する。ここでは、日本語の単
語(文字列)が手書き文字入力された場合を中心にして
説明し、そののち、英単語(アルファベットからなる文
字列)が手書き文字入力された場合について説明する。
【0017】入力・表示パネル11の入力・表示画面に
対して利用者が何らかの入力を行なうと、まず、入力し
たインクデータ群が図形処理に関するものか文字処理に
関するものであるかの判定が行なわれる(ステップ10
1)。図形処理に対するものであれば、所定の図形処理
を行なって(ステップ102)、最初に戻る。文字処理
に関するものであれば、それが編集機能の呼出しである
かどうかが判断される(ステップ103)。編集機能の
呼び出しでない場合、すなわち手書き文字のインクデー
タの入力である場合には、入力されたインクデータ群は
インクデータ格納部13に格納されるとともに切出しエ
ンジン部14に渡され、切出しエンジン部14は所定の
アルゴリズムに従って、1文字分ごとの切出し位置を決
定し、切出し位置情報として切出し位置格納部15に格
納する。そして、文字認識部18によって、切出し位置
に応じてインクデータの文字認識が行なわれれ、文字認
識結果が入力・表示パネル11に表示される(ステップ
104)。そして、ステップ103に戻る。
【0018】図3(a),(b)は、日本語文字列に対応する
インクデータ群に対するステップ104での逐次切出し
・認識処理を説明する図である。図3(a)に示すよう
に、入力・表示画面31に手書き文字32の入力があっ
た場合(ここでは、「手書き文字認識」に対応するイン
クデータ群が入力されている)、文字切出しと文字認識
が逐次行なわれ、図3(b)に示すように、認識結果文字
列33が入力・表示画面31に表示され、代りにインク
データの表示は中止される。インクデータ(手書き文字
32)は、その表示が中止されても、インクデータ格納
部13内には依然として格納されたままとなっている。
【0019】一方、ステップ103で編集機能の呼出し
であると判断された場合、すなわちインクデータとして
ジェスチュアが入力した場合には、どの編集機能に対す
るものかを調べるために、ジェスチュアの判定が行なわ
れる(ステップ105)。ここでは、編集機能として、
認識後の文字列に対するもの(通常の編集処理)と、イ
ンクデータに対するもの(修正インタフェース(I/
F)画面用の処理)との2系統の機能が用意されてい
る。ジェスチュアが通常の編集処理を指示するものであ
れば、指定された機能に応じ、文字消去処理(ステップ
106)、挿入処理(ステップ107)あるいはかな漢
字変換処理(ステップ108)が行なわれ、ステップ1
03に戻る。ステップ108ではかな漢字変換の代わり
にローマ字漢字変換を行なってもよい。
【0020】ここで通常の編集処理(認識文字列に対す
る処理)について、日本語文字列に対する場合を例に挙
げて、図4を用いてさらに詳しく説明する。なおこれら
の処理は、主として制御部21によって実行される。
【0021】文字消去処理(ステップ106)は、図4
(a)に示すように、入力・表示画面31上の認識結果文
字列33(ここでは"手書き文字認識")の一部もしくは
全部の文字に対し、その上を2本線でなぞるようなジェ
スチュア34を入力することにより、指定範囲の文字を
消去する処理である。ここに示した例であれば、文字列
が"手書き認識"に変化する。
【0022】挿入処理(ステップ107)は、図4(b)
に示すように、入力・表示画面31上の認識結果文字列
35の任意の文字間に、例えば"∧"字型のジェスチュア
35を入力することにより、文字の挿入を行なおうとす
る処理である。具体的には、ジェスチュア35の入力に
よって、挿入用のインタフェースウィンドウ36が入力
・表示画面31上に呼出されて開設され、そのインタフ
ェースウィンドウ36内に手書き文字入力を行なうこと
により、入力されたインクデータが文字認識され、認識
された文字が挿入指示箇所に挿入されることになる。こ
のインタフェースウィンドウ36は、手書き文字入力が
行なわれる窓部37と、「OK」および「C」の各ボタ
ン38,39で構成されている。窓部37は、実際にイ
ンクデータ群の入力が行なわれる場所である。この場
合、挿入文字数が不明であるから適当なサイズに窓部3
7はまず開かれるが、インクデータの入力に伴って余白
部分がなくなった場合には、自動的に窓部37のサイズ
が大きくなるように構成されている。「OK」のボタン
38は、認識された文字列を確認してこれでよいとする
ことを指示するためのものであり、「C」のボタン39
はキャンセルボタンであって、今回の挿入処理による変
更を無効にすることを指示するためのものである。いず
れかのボタン38,39に対して指示のジェスチュアが
あった場合に、このインタフェースウィンドウ36が閉
じられる。そして、「OK」のボタン38が指示されて
いれば、認識された文字列が既存の認識結果文字列35
に対して挿入される。
【0023】かな漢字変換処理(ステップ108)は、
図4(c)に示すように、入力・表示画面31上の認識結
果文字列33(ここでは"かなかんじへんかん")の一部
もしくは全部の文字に対し、例えばアンダーラインを引
くようなジェスチュア41を入力することにより、かな
漢字変換を実行させようとする処理である。具体的に
は、かな漢字変換の結果を一覧表形式で示すウィンドウ
42が開設され、その中の適当な候補文字列43を指定
することにより、変換結果が確定する。このウィンドウ
42には、"△"と"▽"で示されるスクロールバー44も
備えており、スクロールバー44をクリックすることに
より、現在表示されていない候補文字列を表示させるこ
とが可能となる。あるいは、最上位の候補文字列のみを
表示し、これをシングルクリックすることで次位の候補
文字列が表示され、ダブルクリックで確定とすること
も、可能である。
【0024】続いて、ステップ105において修正I/
F画面用の処理(インクデータそのものに対する処理)
であると判断された場合について説明する。本実施例で
は、図5(a)に示すように、入力・表示画面31内の認
識結果文字列33に対し、例えばオーバーラインを引く
ようなジェスチュア51を入力することによって、修正
I/F画面用の処理であると判断され、修正I/F画面
52が入力・表示画面31内にインタフェース用のウィ
ンドウとして開設される(ステップ109)。修正I/
F画面52は、インクデータに対する処理、例えば、
インクデータの修正、削除、追加、インクデータに対
応する認識文字コードの修正、インクデータに対する
認識候補文字の学習、認識候補文字の追加(候補外文字
学習)、文字切出し位置の修正、削除、追加などの処
理を行なうために使用される。さらに、日本語文字の入
力時であれば、かな漢字変換やローマ字漢字変換の実
行にも使用される。ステップ109からステップ117
までの処理は、インクデータに対する再設定処理100
を構成する。
【0025】図5(b)は、修正I/F画面52の詳細を
示している。この修正I/F画面52は、ジェスチュア
51で指定された範囲の文字列に対応するインクデータ
が表示される窓部53を有する。窓部53では、インク
データが表示されるとともに、切出し位置格納部15内
の切出し位置情報に基づき、実際の切出し位置が線状の
アイコン54としてインクデータに重畳して表示され
る。図示した例では、切出し位置を表わすアイコン54
は、太破線からなる縦の線分として表示されている。そ
して修正I/F画面52では、切出されたインクデータ
(1文字分のインクデータ)ごとに、文字コード修正用
の"○"で表わされるボタン57が配置されている。この
ボタンは、文字コード修正などの処理を指定する際に使
用される。
【0026】さらに、「OK」および「C」の2個のボ
タン55,56が設けられている。「OK」のボタン5
5は、この修正I/F画面52に対して利用者が行なっ
た操作や指示について、利用者がこれらの操作や指示の
結果を確認するために使用され、「OK」のボタン55
をクリックすることにより、操作や指示の結果が確定し
て修正I/F画面52が閉じられる。一方、「C」のボ
タン56はキャンセルボタンであり、修正I/F画面5
2に対して行なった操作や指示を取消すために設けられ
ている。「C」のボタン56をクリックすることによ
り、修正I/F画面52が開かれる直前の状態に戻すキ
ャンセル処理が行なわれ、修正I/F画面52が閉じら
れる。
【0027】ステップ109で修正I/F画面52の表
示が行なわれ、この修正I/F画面52に対して何らか
の操作が行なわれた場合、それが何のためのジェスチュ
アであるかの判定が行なわれる(ステップ110)。何
らかの修正指示であった場合の処理は後述する。修正指
示以外のジェスチュアや操作であった場合には、終了指
示かどうかの判定が行なわれる(ステップ111)。終
了指示とは、修正I/F画面52を閉じるための処理で
あり、具体的には「OK」か「C」のボタン55,56
に対するクリック操作である。終了指示でなければ、後
述するステップ117に移行して再表示処理を行ない、
終了指示の場合には、「OK」のボタン55か「C」
(キャンセル)のボタン56のいずれがクリックされた
かが判定される(ステップ112)。OKの場合には、
修正I/F画面52に対して行なわれた操作や指示を確
定し、修正I/F画面52を閉じてステップ103に戻
る。キャンセルの場合には、キャンセル処理、すなわち
修正I/F画面52に対して行なわれた操作や指示を無
効にし、修正I/F画面52を閉じる処理を行ない(ス
テップ113)、ステップ103に戻る。
【0028】本実施例では、修正I/F画面52の子画
面(子ウィンドウ)や孫画面(孫ウィンドウ)にも原則
として「OK」および「C」のボタンが設けられ、該当
する画面に対する操作や指示を確認しあるいは取り消し
てその該当する画面を閉じるのに使用されるようになっ
ている。これら子画面や孫画面での「OK」や「C」の
ボタンの機能は修正I/F画面52でのこれらのボタン
55,56と同じであるから、以下では「OK」や
「C」ボタンの細かい説明は繰り返さない。
【0029】次に、ステップ110で修正指示であると
判断された場合の処理を説明する。修正指示であると判
断された場合、修正指示の内容に応じて、インクデータ
の修正処理(ステップ114)、文字コードの修正・学
習処理(ステップ115)あるいは切出し修正処理(ス
テップ116)のいずれかの処理が行なわれる。そし
て、これらステップ114〜116のいずれかの処理が
実行されたら、それらの処理結果を反映させるために、
再表示処理が行なわれる(ステップ117)。例えば、
文字認識が再度行なわれている場合には、その認識結果
に応じて、認識結果文字列33の内容が変更される。そ
して、ステップ109に戻る。
【0030】次に、インクデータの修正処理を図6のフ
ローチャートによって説明する。
【0031】図5に示される修正I/F画面52の窓部
53に表示されたインクデータに対して何らかのジェス
チュアを行なうことにより、インクデータそのものの修
正を行なうことができる。ここでは、表示されたインク
データのある範囲に対して例えば二本線を引くようなジ
ェスチュアを行なうことによって、指定範囲のインクデ
ータの消去が指示され、また、インクデータ中の任意の
位置に例えば"∧"字型のジェスチュアを入力することに
よって、文字の挿入が指示されるものとする。まず、ジ
ェスチュアの種別が判別される(ステップ121)。二
本線での範囲指定すなわち消去指示の場合には、指定さ
れた範囲のインクデータが消去される(ステップ12
2)。そして、消去指示の場合にも、"∧"による挿入位
置指定が行なわれた場合も、図4(b)に示したものと同
じ挿入用のインタフェースウィンドウ36が開設される
(ステップ123)。そして、このインタフェースウィ
ンドウ36の窓部37に対してインクデータを入力する
ことにより、図2のステップ107で説明したのと同様
に挿入処理が行なわれる(ステップ124)。指定範囲
の消去だけを行ないたい場合であれば、インクデータを
入力せずに、「OK」のボタン38をクリックすればよ
い。
【0032】その後、「OK」のボタン38と「C」
(キャンセル)のボタン39のいずれがクリックされた
かの判定が行なわれ(ステップ125)、キャンセルの
場合には、キャンセル処理が行ない、インタフェースウ
ィンドウ36を閉じて(ステップ127)、インクデー
タの修正処理を終了する。一方、OKの場合には、イン
クデータの修正を確定し、修正後のインクデータに基づ
いて文字認識を再度実行し、インタフェースウィンドウ
36を閉じて(ステップ126)、インクデータの修正
処理を終了する。ここでの文字認識は、インクデータの
修正の影響が及ぶ範囲内でのみ行なわれる。すなわち、
修正(削除、追加)された部分のインクデータの先頭部
分に対応する文字から、順次、文字切出しと文字の再認
識を行ない、修正部分を過ぎた後、修正前での認識結果
と再認識での認識結果とが一致したら、そこで再認識処
理を打ち切るように行なわれる。
【0033】以上、インクデータの修正処理を説明した
が、修正I/F画面52に表示されているインクデータ
に対し、1本線を引くか箱で囲むかのジェスチュアを行
なうことにより、指定範囲のインクデータが消去され同
時に挿入用のインタフェースウィンドウ36が表示され
るようにしてもよい。また、修正ないし消去対象のイン
クデータの範囲を特定するために、その範囲の開始スト
ロークと終了ストロークとをクリックして範囲指定を行
なうようにしてもよい。
【0034】次に、文字コードの修正・学習処理につい
て、図7のフローチャートを用いて説明する。ここで
は、漢字を含む日本語文字の場合を説明する。
【0035】図5に示される修正I/F画面52におい
て、文字コード修正用のボタン57をクリックすると、
図8(a)に示される候補選択I/F画面60が表示され
る(ステップ131)。この候補選択I/F画面60
は、対応する1文字分のインクデータに対する文字認識
結果を変更しあるいは学習するためのものであって、そ
の1文字分のインクデータに対応する複数の候補文字6
1をリスト形式で表示するとともに、スクロールバー6
2、「学習」のボタン63、「OK」および「C」の各
ボタン64,65を備えている。図8(a)に示した例で
は、図5(b)における先頭の1文字分のインクデータ("
手"と読めるインクデータ)に対する候補文字("手","
牛","午"など)が表示され、スクロールバー62の操作
によって、現在表示されていない候補文字が表示される
ようになっている。なお、修正I/F画面52において
文字コード修正用のボタンを設けず、その代り、修正I
/F画面52の表示とともに、切出されたインクデータ
ごとに候補選択I/F画面60を表示するようにしても
よく、この方が入力・表示画面31での占有領域が増え
るもののペン操作の回数を減らすことが可能となる。
【0036】候補選択I/F画面60に対する入力イベ
ントの受付処理が行なわれる(ステップ132)。スク
ロールバー62に対する操作であれば、候補文字の表示
が適宜にスクロールされる。表示されている候補文字6
1がクリックされたならば、その候補文字61が選択さ
れたものとし、その選択された候補文字によって認識結
果文字列33を変更する。選択された候補文字について
は、他の候補文字と区別できるように、例えば表示文字
色を変えたり、白抜きの文字表示にする。そして、
「C」(キャンセル)のボタン65がクリックされたか
どうかを判断する(ステップ133)。「C」のボタン
65がクリックされていた場合には、キャンセル処理を
実行し(ステップ134)、候補選択I/F画面60を
閉じて、文字コードの修正・学習処理を終了する。この
場合、候補文字が選択され認識結果文字列が変更されて
いた場合には、変更前の認識結果文字列33に戻され
る。なお、候補選択I/F画面60の領域の外部にクリ
ックが行なわれた場合も、キャンセルが指定されたもの
として扱うことが可能である。
【0037】ステップ133で「C」のボタン65がク
リックされていないと判断された場合には、「OK」の
ボタン64がクリックされたかどうかを判断する(ステ
ップ135)。「OK」のボタン64がクリックされて
いる場合には、実行した処理を確定させ、候補選択I/
F画面60を閉じて、文字コードの修正・学習処理を終
了する。候補文字が選択され認識結果文字列が変更され
ていれば、その変更も確定する。「OK」のボタン64
がクリックされていない場合には、候補外文字の学習か
どうか、すなわち「学習」のボタン63がクリックされ
たかどうかが判断される(ステップ136)。「学習」
のボタン63がクリックされた場合は、候補文字のリス
トにない文字を切り出されたインクデータに対応させた
い、あるいはそのリストにない文字を辞書に学習させた
いという場合であるので、候補文字入力I/F画面を表
示し(ステップ137)、利用者の候補文字入力I/F
画面への入力に応じて処理を行ない(ステップ13
8)、利用者によって指定された1文字を取得する。
【0038】候補文字入力I/F画面としては、入力・
表示画面31内に表示される仮想キーボード66(図8
(b)参照)や、手書き入力仮想ボード70(図8(c)参
照)などを使用することができ、好みなどに応じてこれ
らの入力I/F画面を使い分ければよい。仮想キーボー
ド66は、多数の文字をキーボード形式で表示したもの
であり、表示された文字の中から所望のものを選択しク
リックすることにより、文字入力を可能としたものであ
る。
【0039】一方、手書き入力仮想ボード70は、1文
字ごとの入力枠に区切られインクデータが入力される窓
部71と、認識結果を表示する表示欄72と、かな漢字
変換の実行指示するための「FEP」のボタン73と、
「OK」および「C」の各ボタン74,75で構成され
ている。窓部71の各入力枠内にそれぞれ1文字分ずつ
文字のインクデータを入力することによって、認識され
た文字が表示欄72に表示される。ここだけは、入力の
正確を期すため、あえて入力枠を設けている。ここで、
ひらがな文字をインクデータとして入力し、その後、
「FEP」のボタン73をクリックする(あるいは適当
なジェスチュアを行なう)ことによって、入力されたひ
らがな文字列に対するかな漢字変換が行なわれ、図8
(d)に示されるように、かな漢字変換ウィンドウ76が
開設される。手書き入力仮想ボード70内のインクデー
タの修正は、上述のインクデータの修正処理と同様にし
て行なえばよい。かな漢字変換ウィンドウ76は、変換
候補文字77をリスト形式で表示するものであり、上述
したのと同様のスクロールバー78を備えている。そし
て、所望の変換候補文字77を選択しクリックすること
により、文字の入力が可能となる。図示した例では、"
あい"に対応するインクデータの入力が行なわれ、それ
に対する変換候補文字77として、"愛","藍","哀"など
が表示されている。そして、「OK」および「C」のボ
タン74,75によって、かな漢字変換結果を確定した
り、キャンセルしたりすることができる。上述と同様
に、手書き入力仮想ボード70の範囲外の領域がクリッ
クされた場合も「キャンセル」であるとすることができ
る。
【0040】上述の仮想キーボード66ないし手書き入
力仮想ボード70を介して利用者の指定する1文字が入
力したら、その入力した文字を選択状態とした上で、候
補文字61の中の第1順位の位置に配置し、他の候補文
字の順位を1つずつ繰り下げる(ステップ139)。こ
れにより、候補文字のリストにない文字であって指定す
ることが可能となり、利用者が指定した文字に応じて認
識結果文字列33の該当文字が変更される。そして、ス
テップ131に戻る。ここでステップ131に戻るの
は、後述するように、学習を行なうためである。
【0041】ステップ136において「学習」のボタン
63が押されていない場合、選択状態になっている候補
文字に対して重ねてクリック操作が行なわれたかどうか
が判断される(ステップ140)。重ねてのクリック操
作でない場合には、選択状態となった候補文字を第1順
位の候補文字とするために、ステップ139に移行す
る。重ねてのクリック操作である場合には学習が指示さ
れたものとして、認識辞書16に対し、辞書更新部19
によって、選択されている文字に対するデータとして現
在切出されているインクデータの特徴量が追加される
(ステップ141)。そして、ステップ131に戻る。
【0042】以上、文字コードの修正・学習処理を説明
したが、結局、一回の候補文字の選択/指定操作によっ
て、文字コードの修正が行なわれ、さらにその候補文字
が第1の順位とされ(頻度学習)、重ねて指定(クリッ
ク)を行なうことにより、そのときのインクデータの特
徴量が認識辞書16に追加(狭義の学習)される。
【0043】次に、切出し修正処理について、図9のフ
ローチャートを用いて説明する。切出し修正処理は切出
し再設定部20の制御によって進行する。
【0044】修正I/F画面52の窓部53内には、切
出し再設定部20によって、上述したようにインクデー
タと切出し位置とが表示されている。ここで切出し位置
を示すアイコン54を指定することにより、あるいは窓
部53内の任意の位置に縦線を引くようなジェスチュア
を行なうことにより、切出し修正処理が開始する。
【0045】まず、入力したジェスチュアにおいて、現
在の切出し位置が指定されたのかすなわちアイコン54
が指定されたのかどうかが判定される(ステップ15
1)。現在の切出し位置が指定されている場合には、そ
の指定された切出し位置を解除する(ステップ15
2)。そして、指定したアイコン54を利用者がペン1
2によって移動させる(ドラッギング)と、その移動先
の位置を検出する。移動先が窓部53の内部の領域であ
れば、切出し位置の移動が指定されたものであるとし、
その移動先を利用者による指定位置として、ステップ1
54に移行する。移動先が窓部53の外部の領域であれ
ば、利用者の意図はその切出し位置の解除にあるものと
し、確認のためにステップ156に移行する。一方、ス
テップ151において現在の切出し位置以外の位置が指
定されている場合、すなわち、縦線を引くようなジェス
チュアの場合には、そのジェスチュアが入力された場所
に対して切出し位置の追加設定が指示されたものと判断
し、ステップ154に移行する。
【0046】ステップ154では、切出し位置の移動で
あろうと追加設定であろうと、その指定された場所に切
出し位置が設定可能かどうかの判断がなされる。切出し
エンジン部14で使用する切出しアルゴリズムや文字認
識部18での認識アルゴリズムにもよるが、インクデー
タ中の特定の場所には切出し位置が設定できない場合が
ある。切出し位置の設定できない場所が指定された場合
には、その旨のメッセージを入力・表示画面31に表示
した上で、キャンセル処理を行なうためにステップ15
7に移行する。設定可能な位置が指定された場合には、
指定されたところに切出し位置を設定し(ステップ15
5)、ステップ156に移行する。ステップ156で
は、「OK」のボタン55と「C」(キャンセル)のボ
タンのいずれがクリックされたかが判定され、キャンセ
ルの場合にはステップ157に移行し、「OK」のボタ
ンの場合には、上述のように変更された切出し位置によ
って切出し位置情報を更新し、文字認識を再度実行して
その結果を全てに反映させ、切出し修正処理を終了す
る。なお、文字の再認識は、切出し位置の修正の影響の
及ぶ範囲内で行なわれる。すなわち、修正(削除、追
加)された部分に対応する文字から順次、文字切出しと
文字の再認識を行ない、修正部分を過ぎた後、修正前で
の認識結果と再認識での認識結果とが一致したら、そこ
で再認識処理を打ち切るように行なわれる。
【0047】ステップ157ではキャンセル処理が行な
われる。このキャンセル処理では、切出し位置が修正
(削除、追加)前の位置に戻される。キャンセル処理の
実行後、切出し修正処理が終了する。
【0048】次に、切出し位置の修正の具体例につい
て、日本語のひらがなに対応するインクデータ群の場合
を例に挙げて説明する。図10(a)に示したインクデー
タ80では、"あいた"となるように、太破線のアイコン
81に示されるように切出し位置が設定されている。し
かし、このインクデータ80は、"あしけこ"と切り出さ
れるべきものであったとする。この場合、図10(b)の
矢印Aで示すように、図示右側のアイコン81("い"
と"た"の間の切出し位置)を移動させ、かつ、太点線B
で示されるように"た"を分割するようにジェスチュア8
2を入力することにより、図10(c)に示されるよう
に、"あしけこ"となるように切出し位置が修正される。
【0049】また、切出し位置修正のためのインタフェ
ース画面として、図10(d)に示すような切出し位置I
/F画面85も採用することができる。この切出し位置
I/F画面85は、1文字分のインクデータを表示する
ための窓部86と、左右のスクロールボタン87,88
と、「OK」及び「C」のボタン89,90で構成され
ている。そして修正I/F画面52の窓部53に表示さ
れたインクデータに対し、切出し位置の始点をジェスチ
ュアで示すことによって、切出し位置I/F画面85が
開設される。図10(d)に示した例は、図10(a)に示す
ようなインクデータに対し、その"あ"と"い"の間に切出
し位置の始点(図示Cの位置)を指定した場合であり、
最初の1文字分のインクデータ("い")が窓部86内に
表示されている。そして、右向きのスクロールボタン8
8をクリックすることにより、窓部86に示されている
インクデータの次のストロークが取り込まれ、ひらがな
の"た"は左上の横棒から書き始めるので、図10(e)に
示すような表示となる。ここでもし「OK」のボタン8
9をクリックすれば、図10(e)の窓部86に表示され
た状態で1文字分の切出しが行なわれるように、切出し
位置の変更が行なわれる。同様に、左向きのスクロール
ボタン87をクリックすることにより、窓部86に表示
されているインクデータのうち最後のストロークが、現
在の切出し文字から追い出され、次の切出し文字に回さ
れる。すなわち、図10(e)の状態で左向きのスクロー
ルボタン87をクリックすれば、図10(d)の状態に戻
ることになる。このようなスクロールボタン87,88
の操作と、「OK」のボタン89のクリックとを繰り返
すことにより、順次、次の切出し文字の設定すなわち次
の1文字分の切出し位置を設定することが可能となる。
切出し位置の解除を行なうためには、解除したい切出し
位置をはさむ両側のインクデータが同時に窓部86内に
表示されるようにすればよい。また、窓部86内をクリ
ックすることにより現在そこに表示中のインクデータが
消去され、インクデータの入力し直しができるようにす
ることも可能である。
【0050】以上、本発明の実施例として、漢字を含む
日本語の文字列が手書き文字入力された場合の処理を説
明したが、本発明の手書き文字入力装置は、日本語文字
の手書き文字認識処理のためのものに限定されるもので
はなく、他の文字種の手書き文字認識、例えば、アルフ
ァベットの手書き文字認識やアラビア文字の手書き文字
認識にも適用できるものである。以下、英語単語に相当
するインクデータが入力された場合を例に挙げて、本実
施例の手書き文字入力装置をアルファベットの手書き文
字認識に適用する場合を説明する。なお、本発明に基づ
く手書き文字入力装置には、上述した日本語文字に対応
するもののほか、例えば、アルファベットのみに対応す
るものや、アルファベットと日本語文字の両方に対応で
きるものが含まれる。アルファベットのみに対応するも
のは、かな漢字変換などの機能を持たず、入力・表示画
面には以下に述べるアルファベット用の画面やウィンド
ウが表示される。また、日本語文字とアルファベットの
両方に対応するものでは、特定のジェスチュアを入力す
ることによって、日本語文字のインクデータに対する処
理とアルファベットのインクデータに対する処理とを切
り換えられるようになっていることが好ましい。
【0051】インクデータが日本語文字に対応するもの
かアルファベットに対応するものかによって、図2のフ
ローチャートに示される大局的動作が変わるわけではな
い。したがってここでは、上述の日本語の場合との対応
関係を明示しつつ、個別の処理においてどのような表示
が入力・表示画面31になされ、これに対してどのよう
なジェスチュアを入力するかを中心に説明を行なう。た
だし、漢字を扱わないので、ステップ108のかな漢字
変換処理は行なわれない。また、切出し位置決定のため
に切出しエンジン部14で使用するアルゴリズムは、漢
字を含む日本語文字の場合とアルファベットの場合と異
ならせてもよい。アルファベットの場合、複数の文字を
一筆で書く続け字での手書き文字入力を許容することが
好ましいから、続け字に対応した切出しアルゴリズムを
採用することが望ましい。なお、入力されたインクデー
タ群において1字ずつが分離して入力されているか続け
字で入力されているかは、インクデータを構成する各ス
トロークの広がり方やインクデータ群中の空白領域の有
無などで識別できるから、手書き文字入力の後にこれら
のいずれかを判断して、1字ごとに分離している場合の
処理と続け字の場合の処理とのいずれかが選択されるよ
うにすることが望ましい。
【0052】図11(a)〜(c)は、英語文字列に対応する
インクデータに対するステップ104での逐次切出し・
文字認識処理を説明する図である。図11(a),(b)は入
力・表示画面31への手書き文字32の入力を示す図で
あり、図3(a)に対応する。アルファベットの手書き文
字入力の場合、上述したように、1字ずつを離して入力
する場合と、続け字で入力する場合とが考えられる。図
11(a)は1字ずつが離されて手書き文字入力がなされ
る場合、図11(b)は続け字で手書き文字入力がなされ
る場合を示しており、いずれの場合も、「handpr
inted」に対応するインクデータ群が入力されてい
る。そしてこのように,英語文字列に対応する手書き文
字32が入力したときも、上述した日本語の場合と同様
に、文字切り出しと文字認識が逐次行なわれ、その結
果、図3(b)に対応する図11(c)に示すように、認識結
果文字列33がインクデータの代りに入力・表示画面3
1に表示される。
【0053】図12(a)は、ステップ106の文字消去
処理を説明する図であって、図4(a)に対応している。
認識結果文字列33が英語文字列の"handprinted"の場
合であっても、その一部もしくは全部の文字に対し、そ
の上を2本線でなぞるようなジェスチュア34を入力す
ることによって、指定範囲の文字が消去される。図12
(a)に示す例であれば、文字列が"handnted"に変化す
る。図12(b)は、ステップ107の挿入処理を説明す
る図であって、図4(b)に対応している。英語文字列の
場合も、文字を挿入しようとする位置に"∧"字型のジェ
スチュア35を入力することにより、挿入用のインタフ
ェースウィンドウ36が入力・表示画面31上に呼び出
される。このインタフェースウィンドウ36内に手書き
文字入力を行なうことによってそこに入力されたインク
データの文字認識が行なわれ、その認識結果である文字
が、認識結果文字列33中の"∧"字型のジェスチュア3
5で示される位置に挿入される。インタフェースウィン
ドウ36の構成は、上述の図4(b)を用いて説明したも
のと同様である。なお、日本語処理の場合には、図4
(c)に示すように認識結果文字列33の一部もしくは全
部の文字に対してアンダーラインを引くようなジェスチ
ュアを入力することによってかな漢字変換用のウィンド
ウが開設されるが、アルファベットに対する処理の場合
にはかな漢字変換は必要ないので、そのようなウィンド
ウは開設されない。
【0054】次に、英語文字列に対応するインクデータ
が入力されている場合に、ステップ105において修正
I/F画面用の処理であると判断されたときの処理を説
明する。図13(a)に示すように、日本語文字列に対す
る処理の場合(図5(a)参照)と同様に、認識結果文字
列33に対して例えばオーバーラインを引くようなジェ
スチュア51を入力することによって、修正I/F画面
用の処理であると判断され、修正I/F画面52が入力
・表示画面31内に開設される。この英語文字列のイン
クデータを処理するときの修正I/F画面は、上述の日
本語文字列のインクデータを処理するときの修正I/F
画面と同様のものであるが、英語用の修正I/F画面に
はかな漢字変換の機能が設定されていない。
【0055】図13(b),(c)は、図5(b)に対応するもの
であって、修正I/F画面52の詳細を示している。こ
のうち図13(a)は1字ずつ分離してインクデータが入
力された場合に対応し、図13(b)は続け字でインクデ
ータが入力された場合に対応している。1字ずつ分離し
て入力される場合には、字間の空白領域に着目して切出
し位置を検索することが可能であり、図13(b)におい
て窓部53に破線で示されるアイコン54は、このよう
にして切出しエンジン部14で見い出された切出し位置
を示している。一方、続け字で入力された場合には、字
間の空白領域を検出することによって文字切出しを行な
うことはできない。このような場合には、例えば、手書
き文字入力時のペン先の移動方向を逐次検出し、移動方
向が左上から右下に向う方向から折れ曲がって左下から
右上に向う方向になったときや、移動方向が左から右に
向う方向から折れ曲がって右上から左下に向う方向にな
ったときに、そこが文字の切出し位置の候補であると
し、さらに1文字分の幅などを考慮して、切出し位置を
決定すればよい。図13(b)では、このようにして見つ
け出された切出し位置が窓部53内の破線のアイコン5
4で示されている。この英語用の修正I/F画面52
は、日本語用のものと同様にボタン55〜57を備えて
おり、日本語のインクデータの処理の場合と同様に、ス
テップ114のインクデータの修正処理やステップ11
5の文字コードの修正・学習処理、ステップ116の切
出し修正処理を行なう際に使用される。
【0056】図14(a),(b)は、それぞれ図8(a),(b)に
対応するものであって、英語文字列に対する文字コード
の修正・学習処理を説明する図である。図13(b),(c)
に示される修正I/F画面において、文字コード修正用
のボタン57をクリックすると、図14(a)に示すアル
ファベット用の候補選択I/F画面60aが表示され
る。この候補選択I/F画面60aは、図8(a)に示す
日本語文字用の候補選択I/F画面60と同様のもので
あるが、「学習」のボタン63の代りに「LEARN」
のボタン63aが設けられている。機能としては、この
2つのボタン63,63aは同等である。また、この候
補選択I/F画面60aの代りに、図14(b)に示すア
ルファベット用の仮想キーボード66aを用いることも
可能である。アルファベットは日本語文字に比べて字数
が少ないので、候補選択I/F画面60aや仮想キーボ
ード66aだけで文字コードの修正・学習処理を実行す
ることが可能であり、日本語文字の場合に使用された手
書き入力仮想キーボードは設ける必要がない。
【0057】次に、切出し位置の修正の具体例について
説明する。図15(a),(b),(c),(d)は、それぞれ図10
(a),(c),(d),(e)に対応するものであって、1字ずつ分
離して手書き文字入力されたアルファベットのインクデ
ータ群に対する切出し修正処理を説明している。図15
(a)に示したインクデータ80aでは、"BAG"となる
ように切出し位置が設定され、切出し位置は太破線のア
イコン81で示されている。もしこのインクデータ80
aが"13AG"と切り出されるべきであったとするなれ
ば、図示Xの位置において"B"が分割されるようにジェ
スチュアを入力することにより、図15(b)に示される
ように、"13AG"となるように切出し位置が修正され
る。また、日本語の場合と同様に、切出し位置I/F画
面85を用いることができる。図15(c),(d)は、切出
し位置I/F画面85を示すものであって、インクデー
タ80aの開始位置を切出し位置の始点として指定した
場合を示している。スクロールボタン87,88を操作
することによって、インクデータにおける次のストロー
クが呼び出されて表示されたり、表示中の最後のストロ
ークが追い出されたりする。
【0058】図16(a),(b),(c),(d)は、続け字で手書
き文字入力されたアルファベットのインクデータ群に対
する切出し修正処理を説明するものであって、それぞれ
図10(a),(c),(d),(e)に対応している。図16(a)に示
したインクデータ80bでは、"dip"となるように切
出し位置が設定されているが、このインクデータ80b
が本当は"clip"と切り出されるべきであるならば、
図示Yの位置に分割のためのジェスチュアを入力する。
その結果、図16(b)に示されるように、"clip"と
なるように切出し位置が修正される。また、1字ずつ分
離して入力する場合と同様に、切出し位置I/F画面8
5を用いることができる。図16(c),(d)は、インクデ
ータ80bの開始位置を切出し位置の始点として指定し
た場合の切出し位置I/F画面85を示している。この
場合は続け字で入力されているので、スクロールボタン
87,88をクリックした場合には、インクデータ群中
に見つかった切出し位置の候補を単位として、切出し位
置I/F画面85での表示内容が変化する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、利用者が
入力した生のインクデータを切出し位置とともに表示
し、この表示に対する利用者からの指示に応じて切出し
位置を再設定できるようにしたことにより、利用者の意
図した位置で切出しが行なわれているかを確認すること
ができ、かつ、誤って切出されていた場合には正しい切
出し位置を指定することが可能となるので、文字入力を
再度行なう必要がなくなり、操作性が著しく向上すると
いう効果がある。
【0060】また、表示手段としてインクデータの入力
も可能な入力一体型のものを使用することにより、表示
されたインクデータに対して切出し位置を直接指定する
ことが可能になるので、さらに操作性が向上する。文字
認識機構を組み込み、切出し位置の再設定の結果に応じ
て文字認識をやり直すようにした場合には、切出し位置
の再設定の結果が直ちに認識結果に反映するようにな
る。また、辞書更新手段を設けて利用者の癖字を文字学
習し、さらに切出し位置の再設定に応じた切出しの学習
を行なわせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の手書き文字入力装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の手書き文字入力装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】(a),(b)は日本語文字列に対応するインクデー
タ群に対する逐次切出し・文字認識処理を説明する図で
ある。
【図4】(a)〜(c)は、それぞれ、認識された日本語文字
列に対する消去処理、挿入処理およびかな漢字変換処理
を示す図である。
【図5】(a),(b)は、それぞれ、修正I/F画面を説明
する図である。
【図6】インクデータの修正処理を示すフローチャート
である。
【図7】文字コードの修正・学習処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】(a)〜(d)はそれぞれ日本語文字に対する文字コ
ードの修正・学習処理を説明する図である。
【図9】切出し修正処理を示すフローチャートである。
【図10】(a)〜(e)は日本語のひらがなに対応するイン
クデータ群に対する切出し修正処理を示す図である。
【図11】(a)〜(c)は、英語文字列に対応するインクデ
ータに対する逐次切出し・文字認識処理を説明する図で
ある。
【図12】(a),(b)は、それぞれ、認識された英語文字
列に対する消去処理及び挿入処理を示す図である。
【図13】(a)〜(c)は、それぞれ修正I/F画面を説明
する図である。
【図14】(a),(b)はそれぞれアルファベットに対する
文字コードの修正・学習処理を説明する図である。
【図15】(a)〜(d)は、1字ごとに分離して手書き文字
入力されたアルファベットに対応するインクデータ群に
対する切出し修正処理を示す図である。
【図16】(a)〜(d)は、続け字で手書き文字入力された
アルファベットに対応するインクデータ群に対する切出
し修正処理を示す図である。
【符号の説明】
11 入力・表示パネル 12 ペン 13 インクデータ格納部 14 切出しエンジン部 15 切出し位置格納部 16 認識辞書 17 認識エンジン部 18 文字認識部 19 辞書更新部 20 切出し位置再設定部 21 制御部 31 入力・表示画面 32 手書き文字 33 認識結果文字列 34,35,41,51 ジェスチュア 36 インタフェースウィンドウ 52 修正I/F画面 53 窓部 54,81 アイコン 60,60a 候補選択I/F画面 66,66a 仮想キーボード 70 手書き入力仮想ボード 76 かな漢字変換ウィンドウ 80 インクデータ 85 切出し位置I/F画面 100 再設定処理 101〜117 ステップ 121〜127 ステップ 131〜141 ステップ 151〜158 ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者によって入力されたインクデータ
    に基づいて手書き文字認識を行なう際に使用され、イン
    クデータから1文字ごとの文字切出しの処理を行なう手
    書き文字入力装置において、 文字切出しの処理の結果を対応するインクデータととも
    に表示する表示手段と、利用者からの指示に応じて文字
    切出しの位置を再設定する再設定手段と、を有すること
    を特徴とする手書き文字入力装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段として、表示とともにイン
    クデータの入力を行ない一体のものとして構成された表
    示・入力手段が使用され、前記再設定手段は、前記表示
    ・入力手段に表示されたインクデータに対して位置を指
    定する特定の操作が行なわれた場合に文字切出し位置の
    再設定を行なうものである、請求項1に記載の手書き文
    字入力装置。
  3. 【請求項3】 利用者によって入力されたインクデータ
    に基づいて手書き文字認識を行なう手書き文字入力装置
    であって、 一体のものとして構成されインクデータの入力がなされ
    るとともに利用者に対する表示を行なう表示・入力手段
    と、 入力されたインクデータを格納するインクデータ格納手
    段と、 前記インクデータ格納手段に格納されたインクデータに
    対して文字切出し処理を行なう切出し手段と、 前記切出し手段での切出し結果を切出し位置情報として
    格納する切出し位置格納手段と、 前記切出し位置格納手段内に格納された切出し位置情報
    に応じて、前記インクデータ格納手段に格納されている
    インクデータから1文字分のインクデータを順次切出し
    て文字認識処理を行ない、文字認識処理結果を前記表示
    ・入力手段に表示させる文字認識手段と、 前記切出し位置格納手段を参照して切出し位置情報を読
    み出し、前記インクデータ格納手段内に格納されたイン
    クデータを前記切出し位置情報に基づく切出し位置とと
    もに前記入力・表示手段に表示させ、表示されたインク
    データに対して所定の入力操作が行なわれた場合に当該
    入力操作にしたがって切出し位置を再設定し前記切出し
    位置格納手段内の切出し位置情報を更新する切出し位置
    再設定手段と、を有する手書き文字入力装置。
  4. 【請求項4】 前記文字認識手段は、前記切出し位置再
    設定手段によって切出し位置の再設定が行なわれた場合
    に、当該切出し位置の再設定の結果に応じて文字認識処
    理結果が変化することになる範囲内で、再度、文字認識
    処理を行なうものである請求項3に記載の手書き文字入
    力装置。
  5. 【請求項5】 文字認識に使用される認識辞書と、前記
    表示・入力手段に入力した指示に応じて前記認識辞書を
    更新する辞書更新手段とをさらに有し、前記文字認識手
    段が前記認識辞書を参照して文字認識処理を行なうもの
    である請求項3または4に記載の手書き文字入力装置。
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