JPH0968899A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0968899A
JPH0968899A JP7248780A JP24878095A JPH0968899A JP H0968899 A JPH0968899 A JP H0968899A JP 7248780 A JP7248780 A JP 7248780A JP 24878095 A JP24878095 A JP 24878095A JP H0968899 A JPH0968899 A JP H0968899A
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lamp
fixing
voltage
exposure
image forming
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JP7248780A
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Inventor
Giichi Inoue
義一 井上
Kazuhiro Ando
和弘 安藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの点滅で引き起こす電源電圧変動を小
さくした画像形成装置の実現を課題にする。 【解決手段】 定着ランプ(4)、露光ランプ(5)に
電圧を印加する場合、降圧トランス(10)の出力電圧
を低い順にランプ(4、5)に加えて余熱し、その後、
通常のランプ駆動電圧を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源の電圧変動を
抑止する装置に関し、特に画像形成装置での電源電圧変
動抑止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置で、普通紙にトナ−を定着
させるための熱源および露光用の光源としてハロゲン・
ランプが用いられるものがある。前者は定着ランプ、後
者は露光ランプと呼ばれる。これらのランプ、ことに定
着ランプはワット数が大きく電気的に誘導性であるの
で、点灯・消灯時に大きな突入電流が流れる。例えば8
00W/100Vのハロゲン・ランプで突入電流のピー
ク値は100Aを越える。しかも画像形成装置の機能上
からランプの点灯・消灯は頻繁に行われざるを得ない。
【0003】このような、ワット数の大きな光源が点灯
・消灯を繰り返すと大きな電流の変動が発生し、これに
よる電源電圧の変動が問題になることがある。例えば頻
繁に繰り返される電流変動によって交流電圧に変動が生
じ、周囲の照明がちらつき、照明の使用者に不快感を引
き起こす、いわゆるフリッカ現象などの問題が発生す
る。このような電圧変動に対しIECでは電圧変動やフ
リッカを規制する規格が制定されつつある。
【0004】ところで、このような画像形成装置が引き
起こす電源の電圧変動を抑える方法として、従来、位相
制御方式やマルチランプ点灯方式あるいは抵抗挿入方式
などの方法がとられてきた。
【0005】位相制御方式は、図5に示すように突入電
流の影響のある十数サイクルの間、ランプへの通電位相
αをα1 、α2 、α3 というように変え、最初は通電電
流値を少なくし、その後徐々に大きくしていくことで突
入電流を減らす方法である。
【0006】しかし、この方法は、通電電流を制限して
いる間の電流波形がパルス状になるため、雑音端子電圧
が上昇する、高調波ノイズが高まる等の副作用が発生す
る。したがって、雑音の面で各国の規格を満足しなくな
るおそれがある。
【0007】マルチランプ点灯方式は、例えば定着ラン
プを1個ではなく複数のランプで構成し、各ランプの点
灯・消灯に時間差を設けるなどの方法で点灯・消灯時の
電流変化すなわち電圧変動を小さくするという方法であ
る。しかし、この方法は複数のランプを使用するため、
必然的に装置が大型になり、また点灯・消灯に時間差を
設けるために制御回路が複雑になる。
【0008】抵抗挿入方式はランプの点灯・消灯の際に
ランプ回路に抵抗を挿入して突入電流を減らす方法であ
る。この方法では定格電力の大きな抵抗が要求される
し、抵抗からの発熱が問題になり、また制御回路もその
分複雑になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
画像形成装置では、定着ランプなどのワット数の大きな
光源の点灯・消灯が繰り返されることが多く、これが電
源電圧を変化させフリッカ現象などの問題が発生するこ
とがあった。これを防ぐために位相制御方式、マルチラ
ンプ点灯方式あるいは抵抗挿入方式をとるとノイズが増
えたり、装置が大型化したり、発熱が問題になったり、
制御が複雑になったりする。
【0010】本発明はこの点を解決して、雑音を増やし
たり、装置を大型化したりすることなく、ランプの点滅
で引き起こす電圧変動をできるだけ小さくし、IEC規
格に準拠できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、普通紙にトナ−を定着させるための定着
装置の熱源として働く定着ランプと、前記定着装置の温
度を検出する定着装置温度検出手段と、前記定着装置温
度検出手段の検出出力に従って前記定着ランプに印加さ
れる電圧を制御して前記定着装置の温度制御を行う温度
制御手段と、画像を露光する露光装置の光源となる露光
ランプとを有する画像形成装置において、交流電源電圧
を降圧して複数の2次側出力電圧を出力する複数の2次
側出力端子を有するトランス手段と、前記定着ランプに
印加する電圧を前記交流電源電圧あるいは前記トランス
手段の複数の2次側出力電圧のいずれかとに切替える第
1の切替え手段とを具備することを特徴とする。
【0012】前記露光ランプに印加する電圧を前記交流
電源電圧あるいは前記トランス手段の複数の2次側出力
電圧のいずれかとに切替える第2の切替え手段を具備す
ることを特徴とする。
【0013】前記第1の切替え手段は、前記定着装置の
立上げ時には、前記トランス手段の複数の2次側出力電
圧を低いものから順次選択して前記定着ランプに印加す
ることを特徴とする。
【0014】前記第1の切替え手段は、前記定着装置の
待機時には前記トランス手段の複数の2次側出力電圧の
内の1つを前記定着ランプに印加することを特徴とす
る。
【0015】前記第1の切替え手段は、前記定着装置の
動作時には前記温度制御手段の制御にしたがって前記定
着装置温度検出手段の検出出力に応じて前記トランス手
段の複数の2次側出力電圧の内の1つと前記交流電源電
圧とを切替えて前記定着ランプに印加することを特徴と
する。
【0016】前記第2の切替え手段は、前記露光装置の
動作に先立って前記トランス手段の複数の2次側出力電
圧を低いものから順次選択して前記露光ランプに印加す
ることを特徴とする。
【0017】前記第2の切替え手段で前記トランス手段
の複数の2次側出力電圧の内の1つを前記露光ランプに
印加中は、前記第1の切替え手段は前記トランス手段の
複数の2次側出力電圧を前記定着ランプに印加しないこ
とを特徴とする。
【0018】前記トランス手段は、絶縁型のトランスで
あることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる画像形成装
置用のランプ制御装置を添付図面を参照にして詳細に説
明する。図1は本発明の一実施形態の画像形成装置のラ
ンプ制御装置のブロック図である。
【0020】図1において、1はメインスイッチ、2は
直流電源、3はCPU制御ユニット、4は定着ランプ、
5は露光ランプ、6は定着ランプスイッチング素子、7
は露光ランプスイッチング素子、8は定着ランプ用の切
替えリレーであるリレー1、9は露光ランプ用の切替え
リレーであるリレー2、10は通常の印加電圧ここでは
商用交流電源からの交流電圧V0 を降圧する複数の2次
側出力端子を有する降圧トランス、11は降圧トランス
10の複数の2次側出力端子を切り替えて出力する切替
えスイッチ、12は電源リレー、13は図示しない定着
手段の温度を検出する温度検出器、14は露光ランプ5
の露光量に対応する露光ランプ5の端子電圧を検出する
電圧検出器である。リレー1(8)と切替えスイッチ1
1で第1の切替え手段を、リレー2(9)と切替えスイ
ッチ11で第2の切替え手段を構成する。
【0021】このうち、CPU制御ユニット2はランプ
制御装置全体を制御するCPU31、CPU31の動作
プログラムを記憶しているROM32、温度検出器13
および電圧検出器14からのアナログ信号をディジタル
信号に変換して入力するA/D入力ポート33および定
着ランプスイッチング素子6、露光ランプスイッチング
素子7、リレー8、9および12の制御信号を出力する
I/Oポート34のブロックから構成され、各ブロック
はバスラインで相互に接続されている。
【0022】メインスイッチ1を投入すると、商用交流
電源電圧V0 がメインスイッチ1を介して直流電源2に
印加される。交流電圧が印加されると直流電源2は直流
電源電圧VccをCPU制御ユニット2および各リレー
(8、9、12)に提供する。
【0023】直流電源Vccが投入されるとCPU制御ユ
ニット2のCPU31が起動され、CPU31はROM
32内の動作プログラムにしたがって動作を始める。
【0024】図2に、定着ランプ4の動作フローチャー
トを、図3に、露光ランプ5の動作フローチャートを示
す。また、図4に、定着ランプスイッチング素子6、露
光ランプスイッチング素子7、リレー1(8)、リレー
2(9)の動作線図と、定着ランプ4および露光ランプ
5に印加される電圧を示した。
【0025】まず、図2のフローチャートにそって定着
ランプ4に関する制御動作を説明する。メインスイッチ
1が入力されると、動作プログラムがスタートし(ステ
ップ100)、リレー3(12)の入力待ちになる(ス
テップ101)。リレー3(12)が入力されると、C
PU31より定着動作開始の指令があったかどうかを調
べる(ステップ102)。動作プログラムのスタート草
々は定着動作指令が未だないので、余熱の動作に入り、
CPU31は図示しない定着装置の温度を温度検出器1
3の出力で調べ、定着装置の温度が余熱段階で保つべき
温度として予め指定されている余熱温度まで高くなって
いるかどうかを判断する(ステップ108)。
【0026】もし、余熱温度以下であれば、露光ランプ
5側で余熱動作が行われているかどうかを判断し(ステ
ップ109)、露光ランプ5側で余熱動作が行われてい
なければ、まずリレー1(8)の接点をトランス側に
し、切替えスイッチ11を2次側出力端子の最も低い出
力電圧V3 側にした後、定着ランプスイッチング素子6
をONして定着ランプ4を降圧トランス10の出力電圧
V3 でONする(ステップ111)。この後、定着装置
の温度が余熱温度以下で(ステップ108)、露光ラン
プ5側で余熱動作が行われていないことを確かめながら
(ステップ109)、切替えスイッチ11を切替え、切
替えスイッチ11の出力電圧Vn をV3 からV2 (ステ
ップ113)、V2 からV1 (ステップ114)と順次
高めながら定着装置の余熱を続ける。
【0027】もし、ステップ108の段階で、定着装置
の温度が余熱温度以上である場合はこれ以上定着ランプ
で暖める必要がないので、定着ランプ4をOFFにする
(ステップ110)。またはステップ108の段階で、
露光ランプ5を余熱中であれば、定着ランプ4をOFF
にする(ステップ110)。
【0028】ステップ102で定着動作開始の指令があ
った場合、定着動作に入り、CPU31は定着装置の温
度を温度検出器13の出力で調べ、定着装置の温度が定
着動作を行うにたる温度として予め指定されている定着
温度まで高くなっているかどうかを判断する(ステップ
103)。もし、定着温度以下であれば、まずリレー1
(8)の接点を電源側にした後、定着ランプスイッチン
グ素子6をONして定着ランプ4に通常の印加電圧(商
用交流電源電圧)V0 を印加して定着装置の温度を高め
るようにする(ステップ104)。
【0029】ステップ103で定着装置の温度が定着温
度以上であれば、露光ランプ5側で余熱動作が行われて
いるかどうかを判断し(ステップ105)、露光ランプ
5側で余熱動作が行われていなければ、定着ランプスイ
ッチング素子6をONして定着ランプ4を切替えスイッ
チ11の出力電圧Vn (=V1 )でONする(ステップ
109)。露光ランプ5側で余熱動作が行われていると
きは、定着ランプスイッチング素子6を用いて定着ラン
プ4にかかる電圧をOFFにする(ステップ106)。
【0030】ステップ104、ステップ106、ステッ
プ107、ステップ111、ステップ113およびステ
ップ114が終わるとフローチャートの流れは開始時点
に戻り、次の状態変化に対応する。
【0031】次に、図3のフローチャートにそって露光
ランプ5に関する制御動作を説明する。メインスイッチ
1が入力されると、動作プログラムがスタートし(ステ
ップ200)、リレー3(12)の入力待ちになる(ス
テップ201)。リレー3(12)が入力されると、C
PU31より露光動作開始の指令待ちになる(ステップ
202)。
【0032】露光動作開始の指令があると、まずリレー
2(9)の接点をトランス側にし、切替えスイッチ11
を降圧トランス10の2次側出力端子の最も低い出力電
圧V3 側にした後、露光ランプスイッチング素子7をO
Nして露光ランプ5を降圧トランス10の出力電圧V3
で所定時間ONする(ステップ203)。
【0033】その後、露光ランプスイッチング素子7を
一旦OFFにしてから切替えスイッチ11を切替え降圧
トランス10の2次側出力端子の出力電圧V2 側にした
後、露光ランプスイッチング素子7をONして露光ラン
プ5をV2 で所定時間ONしする(ステップ204)。
さらに、同様な手順を繰返し露光ランプ5をV1で所定
時間ONしする(ステップ205)。
【0034】その後、露光ランプスイッチング素子7を
一旦OFFにしてからリレー2(9)の接点を電源側に
し、定着ランプスイッチング素子6をONして、再び露
光ランプスイッチング素子7をONして、露光ランプ5
に露光動作中、通常の印加電圧V0 を印加する(ステッ
プ206)。露光動作が修了すると、露光ランプ5をO
FFし、(ステップ207)露光動作開始の指令待ちに
入る。露光動作中、露光ランプ5の印加電圧は電圧検出
器14出力に応じて制御されるが、本発明と直接関係な
いのでここではふれない。
【0035】さらに、図4の動作線図にしたがって、定
着ランプ4および露光ランプ5の制御動作を説明する。
図4では(a)に定着ランプ4に印加される電圧、
(b)に定着ランプスイッチング素子6の動作、(c)
にリレー1(8)の接点の位置、(d)に切替えスイッ
チの接点の位置、(e)に露光ランプ5に印加される電
圧、(f)に露光ランプスイッチング素子7の動作、
(g)にリレー2(9)の接点の位置を横軸の時間の推
移にそって示した。
【0036】図4では先ず(A)の時間帶は定着ランプ
4の余熱時間帯で、リレー1(8)の接点の位置を切替
えスイッチ11側にし切替えスイッチ接点を降圧トラン
ス10の出力電圧V3 からV2 、V1 と順に切替え、そ
の都度、定着ランプスイッチング素子6をON、OFF
し、定着ランプ4に電圧V3 、V2 、V1 をこの順に印
加して行く。この部分は図2のステップ110〜114
に相当する。
【0037】次に時間帶(B)は露光ランプ5の余熱時
間帯で、露光動作指令を受けてリレー2(9)の接点を
切替えスイッチ11側にし切替えスイッチ接点を降圧ト
ランス10の出力電圧V3 からV2 、V1 と順に切替
え、その都度、露光ランプスイッチング素子7をON、
OFFし、露光ランプ5に電圧V3 、V2 、V1 をこの
順に印加して余熱する。定着ランプ4側ではこの間は切
替えスイッチ11からの電圧Vn の定着ランプ4への印
加を停止する。この動作は図2のステップ115、図3
のステップ203〜205に相当する。
【0038】露光ランプ5の余熱が終わると露光時間帯
である時間帶(C)に入り、露光ランプスイッチング素
子7を一旦OFFにして、リレー2(9)の接点を通常
の印加電圧V0 側に切替え後、露光ランプスイッチング
素子7をONにして露光ランプ5に電圧V0 を露光動作
中印加する。これは図3のステップ206に当たる。
【0039】次に時間帯(D)は定着時間帯で、定着ラ
ンプスイッチング素子6を一旦OFFにした後、リレー
1(8)の接点の位置を通常の印加電圧V0 側に切替
え、再び定着ランプスイッチング素子6をONにして、
定着ランプ4に電圧V0 を印加する。この部分は図2の
ステップ104に相当する。
【0040】定着時間帯定着装置の温度が定着温度に達
した場合の時間帯(E)では、定着ランプスイッチング
素子6を一旦OFFにした後、リレー1(8)の接点の
位置を切替えスイッチ11側に切替え、再び定着ランプ
スイッチング素子6をONにして、定着ランプ4に電圧
V1 を印加する。この部分は図2のステップ107に相
当する。
【0041】ただし、この場合でも時間帯(F)のよう
に露光ランプ5の余熱が始まると定着ランプ4側では切
替えスイッチ11側からの電圧Vn の印加を停止する。
この部分は図2のステップ106に相当する。
【0042】以上述べてきたように、定着ランプ4およ
び露光ランプ5の動作は、以下にあげるような原則から
なっている。
【0043】露光ランプ5には露光動作に入る前に降圧
トランス10の出力電圧を低い順から印加して一定時間
余熱し、その後、通常の印加電圧V0 を印加するように
切替える。
【0043】定着ランプ4でも最初にONする場合は降
圧トランス10の出力電圧を低い順から印加する。以後
は待機中は電圧V1 を印加し、この電圧V1 を温度検出
器13の出力に応じて断続して、定着装置を定着動作温
度より低い余熱温度に保持する。ただし、切替えスイッ
チ11の出力電圧が露光ランプ5に印加されている場合
は、定着ランプ4をOFFにして電圧は印加しない。
【0044】切替えスイッチ11の出力電圧Vn を定着
ランプ4と露光ランプ5の間で切替えて印加する際には
必ずON時間の間に時間差(ONディレー時間:図4の
t)を持たせる。
【0045】また、定着動作の最初は定着ランプ4に通
常の印加電圧V0 を印加するようにし、定着装置が定着
動作温度に達した場合には切替えスイッチ11の出力電
圧のV1 に切替え、これによって定着装置を定着動作温
度に保持するようにする。ただし、切替えスイッチ11
の出力電圧が露光ランプ5に印加されている場合は、定
着ランプ4をOFF状態と通常の印加電圧V0 を印加し
た状態とで切替えて定着動作温度に保持するようにす
る。
【0046】また、定着ランプ4および露光ランプ5に
印加する電圧を切替える際は、定着ランプスイッチング
素子6または露光ランプスイッチング素子7を一旦OF
Fにしてからリレー1(8)、リレー2(9)を切替
え、その後定着ランプスイッチング素子6または露光ラ
ンプスイッチング素子7をONにする。リレー3(1
2)をON、OFFする場合は定着ランプスイッチング
素子6および露光ランプスイッチング素子7を一旦OF
Fにしてから行う。
【0047】従って、切替えスイッチ11の出力電圧V
n は露光ランプ5に優先に印加され、定着ランプ4と露
光ランプ5に同時に印加されることはない。また、リレ
ー1(8)、リレー2(9)またはリレー3(12)が
直接電圧をON、OFFしたり切替えたりすることはな
い。
【0048】このようにすると、定着ランプ4、露光ラ
ンプ5とも電圧印加の立上がりでは、低い電圧から高い
電圧へと順次印加される。印加電圧が低ければランプ
4、5に流れる電流も小さくなるので、その分だけ電源
電圧の変動分も少なくなる。このように低い電圧で一定
時間の余熱が行われた後では、ランプのインピーダンス
の抵抗成分が増加するため、通常の印加電圧V0 を加え
ても突入電流の値は低くなり、電源電圧の変動分も少な
くなる。
【0049】また本実施形態ではリレーによる電圧切替
え、電源の断続に際しは必ずスイッチング素子をOFF
にしてから行うようにしているので、リレー接点の溶着
による不具合を回避することができる。
【0050】さらに、本実施形態では切替えスイッチ1
1の出力電圧Vn が定着ランプ4と露光ランプ5に同時
に加わることがないようにし、切替えの際にはONディ
レー時間を持たせている。これにより、降圧トランス1
0の出力電流容量を小さなものにすることができる。
【0051】なお、定着ランプ4および露光ランプ5を
立上げる際に、位相制御方式を併用することも可能であ
る。この場合は電圧が低くなっている分だけ雑音端子電
圧や高調波ノイズが少なくなり、通常の印加電圧V0 に
対して位相制御方式を行う場合よりも不具合が少なくな
る。
【0052】本実施形態で使用される降圧トランス10
として絶縁型のトランスを用いると、降圧トランス10
が雑音フィルタの働きをして画像形成装置側の雑音が電
源側に流れることを防止することができる。これは位相
制御方式を併用する場合にことに有効である。
【0053】以上の説明では降圧トランス10の2次側
出力端子の数を3つとしたが、2つ以上の複数であれば
いくつでも良い。また以上の実施形態では定着ランプ、
露光ランプの切替え用にリレーを用いるように記述した
が半導体素子を用いることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、定着ラ
ンプ、露光ランプとも電圧を印加する場合には、低い電
圧から徐々に高い電圧を印加するようにしてランプを余
熱した後、通常のランプ駆動電圧を与えるようにした。
余熱することによりランプのインピーダンスの抵抗成分
が増加するので、余熱後に通常のランプ駆動電圧を加え
ても突入電流の値は低くなり、電源電圧の変動分も少な
くなる。また本発明では、リレーによる電圧切替え、電
源の断続の際は必ずスイッチング素子をOFFにしてか
ら行うようにしているので、リレー接点の溶着などの不
具合を回避することができる。さらに、本発明ではトラ
ンスの出力電圧が定着ランプと露光ランプに同時に加わ
ることがないようにし、切替えの際にはONディレー時
間を持たせているので、トランスの出力電流容量を小さ
なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のランプ制御装置のブロッ
ク図。
【図2】図1に示す実施形態での定着ランプの動作フロ
ーチャート。
【図3】図1に示す実施形態での露光ランプの動作フロ
ーチャート。
【図4】図1に示す実施形態での各部の動作線図。
【図5】位相制御方式の説明図。
【符号の説明】
1 メインスイッチ 2 直流電源 3 CPU制御ユニット 4 定着ランプ 5 露光ランプ 6 定着ランプスイッチング素子 7 露光ランプスイッチング素子 8 定着ランプ用切替えリレー 9 露光ランプ用切替えリレー 10 降圧トランス 11 切替えスイッチ 12 電源リレー 13 温度検出器 14 電圧検出器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 普通紙にトナ−を定着させるための定着
    装置の熱源として働く定着ランプと、前記定着装置の温
    度を検出する定着装置温度検出手段と、前記定着装置温
    度検出手段の検出出力に従って前記定着ランプに印加さ
    れる電圧を制御して前記定着装置の温度制御を行う温度
    制御手段と、画像を露光する露光装置の光源となる露光
    ランプとを有する画像形成装置において、 交流電源電圧を降圧して複数の2次側出力電圧を出力す
    る複数の2次側出力端子を有するトランス手段と、 前記定着ランプに印加する電圧を前記交流電源電圧ある
    いは前記トランス手段の複数の2次側出力電圧のいずれ
    かとに切替える第1の切替え手段とを具備することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記露光ランプに印加する電圧を前記交
    流電源電圧あるいは前記トランス手段の複数の2次側出
    力電圧のいずれかとに切替える第2の切替え手段を具備
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の切替え手段は、前記定着装置
    の立上げ時には、前記トランス手段の複数の2次側出力
    電圧を低いものから順次選択して前記定着ランプに印加
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の切替え手段は、前記定着装置
    の待機時には前記トランス手段の複数の2次側出力電圧
    の内の1つを前記定着ランプに印加することを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の切替え手段は、前記定着装置
    の動作時には前記温度制御手段の制御にしたがって前記
    定着装置温度検出手段の検出出力に応じて前記トランス
    手段の複数の2次側出力電圧の内の1つと前記交流電源
    電圧とを切替えて前記定着ランプに印加することを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の切替え手段は、前記露光装置
    の動作に先立って前記トランス手段の複数の2次側出力
    電圧を低いものから順次選択して前記露光ランプに印加
    することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の切替え手段で前記トランス手
    段の複数の2次側出力電圧の内の1つを前記露光ランプ
    に印加中は、前記第1の切替え手段は前記トランス手段
    の複数の2次側出力電圧を前記定着ランプに印加しない
    ことを特徴とする請求項2または6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記トランス手段は、絶縁型のトランス
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいず
    れか1つに記載の画像形成装置。
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