JPH0968886A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0968886A
JPH0968886A JP7248781A JP24878195A JPH0968886A JP H0968886 A JPH0968886 A JP H0968886A JP 7248781 A JP7248781 A JP 7248781A JP 24878195 A JP24878195 A JP 24878195A JP H0968886 A JPH0968886 A JP H0968886A
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lamp
fixing
voltage
exposure
image forming
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JP7248781A
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Giichi Inoue
義一 井上
Kazuhiro Ando
和弘 安藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプの点滅で引き起こす電源電圧変動を小
さくした画像形成装置の実現を課題にする。 【解決手段】 定着ランプ(4)、露光ランプ(5)に
電圧を印加する場合、通常のランプ駆動電圧よりも低い
降圧トランス(10)の出力電圧でランプ(4、5)を
余熱し、その後、通常のランプ駆動電圧を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形勢装置に関
し、特に電源電圧の変動を抑止する機能を有する画像形
勢装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置で、普通紙にトナ−を定着
させるための熱源および露光用の光源としてハロゲン・
ランプが用いられるものがある。前者は定着ランプ、後
者は露光ランプと呼ばれる。これらのランプ、ことに定
着ランプはワット数が大きく電気的に誘導性であるの
で、点灯・消灯時に大きな突入電流が流れる。例えば8
00W/100Vのハロゲン・ランプで突入電流のピー
ク値は100Aを越える。しかも画像形成装置の機能上
からランプの点灯・消灯は頻繁に行われざるを得ない。
【0003】このような、ワット数の大きな光源が点灯
・消灯を繰り返すと大きな電流の変動が発生し、これに
よる電源電圧の変動が問題になることがある。例えば頻
繁に繰り返される電流変動によって電源交流電圧に変動
が生じ、周囲の照明がちらつき、照明の使用者に不快感
を引き起こす、いわゆるフリッカ現象などの問題が発生
する。このような電圧変動に対しIECでは電圧変動や
フリッカを規制する規格が制定されつつある。
【0004】ところで、このような画像形成装置が引き
起こす電源の電圧変動を抑える方法として、従来、位相
制御方式やマルチランプ点灯方式あるいは抵抗挿入方式
などの方法がとられてきた。
【0005】位相制御方式は、図5に示すように突入電
流の影響のある十数サイクルの間、ランプへの通電位相
αをα1 、α2 、α3 というように変え、最初は通電電
流値を少なくし、その後徐々に大きくしていくことで突
入電流を減らす方法である。しかし、この方法は、通電
電流を制限している間の電流波形がパルス状になるた
め、雑音端子電圧が上昇する、高調波ノイズが高まる等
の副作用が発生する。したがって、雑音の面で各国の規
格を満足しなくなるおそれがある。
【0006】マルチランプ点灯方式は、例えば定着ラン
プを1個ではなく複数のランプで構成し、各ランプの点
灯・消灯に時間差を設けるなどの方法で点灯・消灯時の
電流変化すなわち電圧変動を小さくするという方法であ
る。しかし、この方法は複数のランプを使用するため、
必然的に装置が大型になり、また点灯・消灯に時間差を
設けるために制御回路が複雑になる。
【0007】抵抗挿入方式はランプの点灯・消灯の際に
ランプ回路に抵抗を挿入して突入電流を減らす方法であ
る。この方法では定格電力の大きな抵抗が要求される
し、抵抗からの発熱が問題になり、また制御回路もその
分複雑になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
画像形成装置では、定着ランプなどのワット数の大きな
光源の点灯・消灯が繰り返されることが多く、これが電
源電圧を変化させフリッカ現象などの問題が発生するこ
とがあった。これを防ぐために位相制御方式、マルチラ
ンプ点灯方式あるいは抵抗挿入方式をとるとノイズが増
えたり、装置が大型化したり、発熱が問題になったり、
制御が複雑になったりする。
【0009】本発明はこの点を解決して、雑音を増やし
たり、装置を大型化したりすることなく、ランプの点滅
で引き起こす電圧変動をできるだけ小さくし、IEC規
格に準拠できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、普通紙にトナ−を定着させるための定着
装置の熱源として働く定着ランプと、前記定着装置の温
度を検出する定着装置温度検出手段と、前記定着装置温
度検出手段の検出出力に従って前記定着ランプに印加さ
れる電圧を制御して前記定着装置の温度制御を行う温度
制御手段と、画像を露光する露光装置の光源となる露光
ランプとを有する画像形成装置において、交流電源電圧
を降圧させるトランス手段と、前記定着ランプに印加す
る電圧を前記交流電源電圧と前記トランス手段の出力電
圧とに切替える第1の切替え手段とを具備することを特
徴とする。
【0011】前記露光ランプに印加する電圧を前記交流
電源電圧と前記トランス手段の出力電圧とに切替える第
2の切替え手段を具備することを特徴とする。
【0012】前記第1の切替え手段は、前記定着装置の
待機時には前記トランス手段の出力電圧を前記定着ラン
プに印加することを特徴とする。
【0013】前記第1の切替え手段は、前記定着装置の
動作時には前記温度制御手段の制御にしたがって前記定
着装置温度検出手段の検出出力に応じて前記トランス手
段の出力電圧と前記交流電源電圧とに切替えて前記定着
ランプに印加することを特徴とする。
【0014】前記第2の切替え手段は、前記露光装置の
動作に先立って一定時間、前記トランス手段の出力電圧
を前記露光ランプに印加することを特徴とする。
【0015】前記第2の切替え手段で前記トランス手段
の出力電圧を前記露光ランプに印加中は、前記第1の切
替え手段は前記トランス手段の出力電圧を前記定着ラン
プに印加しないことを特徴とする。
【0016】前記トランス手段は、絶縁型のトランスで
あることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる画像形成装
置用のランプ制御装置を添付図面を参照にして詳細に説
明する。図1は本発明の一実施形態の画像形成装置のラ
ンプ制御装置のブロック図である。
【0018】図1において、1はメインスイッチ、2は
直流電源、3はCPU制御ユニット、4は定着ランプ、
5は露光ランプ、6は定着ランプスイッチング素子、7
は露光ランプスイッチング素子、8は定着ランプ用切替
えリレー、9は露光ランプ用切替えリレー、10は通常
のランプ駆動電圧ここでは商用交流電源からの交流電圧
V0 をV1 に降圧する降圧トランス、11は電源リレ
ー、12は図示しない定着手段の温度を検出する温度検
出器、13は露光ランプ5の露光量に対応する露光ラン
プ5の端子電圧を検出する電圧検出器である。
【0019】このうち、CPU制御ユニット2はランプ
制御装置全体を制御するCPU31、CPU31の動作
プログラムを記憶しているROM32、温度検出器12
および電圧検出器13からのアナログ信号をディジタル
信号に変換して入力するA/D入力ポート33および定
着ランプスイッチング素子6、露光ランプスイッチング
素子7、リレー8、9および11の制御信号を出力する
I/Oポート34のブロックから構成され、各ブロック
はバスラインで相互に接続されている。
【0020】メインスイッチ1を投入すると、商用交流
電源電圧V0 がメインスイッチ1を介して直流電源2に
印加される。交流電圧が印加されると直流電源2は直流
電源電圧VccをCPU制御ユニット2および各リレー
(8、9、11)に提供する。直流電源Vccが投入され
るとCPU制御ユニット2のCPU31が起動され、R
OM32内の動作プログラムにしたがって動作する。
【0021】図2に、定着ランプ4の動作フローチャー
トを、図3に、露光ランプ5の動作フローチャートを示
す。また、図4に、定着ランプスイッチング素子6、露
光ランプスイッチング素子7、リレー1(8)、リレー
2(9)の動作線図と、定着ランプ4および露光ランプ
5に印加される電圧を示した。
【0022】まず、図2のフローチャートにそって定着
ランプ4に関する制御動作を説明する。メインスイッチ
1が入力されると、動作プログラムがスタートし(ステ
ップ100)、リレー3(11)の入力待ちになる(ス
テップ101)。リレー3(11)が入力されると、C
PU31より定着動作開始の指令があったかどうかを調
べる(ステップ102)。動作プログラムのスタート草
々は定着動作開始指令が未だないので、余熱の動作に入
り、図示しない定着装置の温度を温度検出器12の出力
で調べ、定着装置の温度が余熱段階で保つべき温度とし
て予め指定されている余熱温度まで高くなっているかど
うかを判断する(ステップ107)。
【0023】もし、余熱温度以下であれば、露光ランプ
5側で余熱動作が行われているかどうかを判断し(ステ
ップ108)、露光ランプ5側で余熱動作が行われてい
なければ、まずリレー1(8)の接点をトランス側にし
た後、定着ランプスイッチング素子6をONして定着ラ
ンプ4を降圧トランス10の出力電圧V1 でONする
(ステップ109)。
【0024】もし、ステップ107の段階で、定着装置
の温度が余熱温度以上である場合はこれ以上定着ランプ
で暖める必要がないので、定着ランプ4をOFFにする
(ステップ110)。またはステップ108の段階で、
露光ランプ5を余熱中であれば、定着ランプ4をOFF
にする(ステップ110)。
【0025】ステップ102で定着動作開始の指令があ
った場合、定着動作に入り、定着装置の温度を温度検出
器12の出力で調べ、定着装置の温度が定着動作を行う
にたる温度として予め指定されている前述の余熱温度よ
りも高い定着温度まで達しているかどうかを判断する
(ステップ103)。もし、定着温度以下であれば、ま
ずリレー1(8)の接点を電源側にした後、定着ランプ
スイッチング素子6をONして定着ランプ4に通常のラ
ンプ駆動電圧(商用交流電源電圧)V0 を印加して定着
装置の温度を高めるようにする(ステップ104)。
【0026】ステップ103で定着装置の温度が定着温
度以上であれば、露光ランプ5側で余熱動作が行われて
いるかどうかを判断し(ステップ105)、露光ランプ
5側で余熱動作が行われていなければ、リレー1(8)
の接点を降圧トランス10の出力側にした後、定着ラン
プスイッチング素子6をONして定着ランプ4を降圧ト
ランス10の出力電圧V1 でONする(ステップ10
9)。露光ランプ5側で余熱動作が行われているとき
は、定着ランプスイッチング素子6を用いて定着ランプ
4にかかる電圧をOFFにする(ステップ106)。ス
テップ104、ステップ106、ステップ109および
ステップ110が終わるとフローチャートの流れは開始
時点に戻り、次の状態変化に対応する。
【0027】次に、図3のフローチャートにそって露光
ランプ5に関する制御動作を説明する。メインスイッチ
1が入力されると、動作プログラムがスタートし(ステ
ップ200)、リレー3(11)の入力待ちになる(ス
テップ201)。リレー3(11)が入力されると、C
PU31より露光動作開始の指令待ちになる(ステップ
202)。
【0028】露光動作開始の指令があると露光ランプ5
を降圧トランス10の出力電圧V1で所定時間ONして
余熱する(ステップ203)。その後、露光ランプスイ
ッチング素子7を一旦OFFにしてからリレー9を切替
え(ステップ204)、露光ランプスイッチング素子7
を再びONして、露光ランプ5に露光動作中、通常のラ
ンプ駆動電圧V0 を印加する(ステップ205)。その
後、露光ランプ5をOFFし(ステップ206)、露光
動作開始の指令待ちに入る。露光動作中露光ランプ5の
印加電圧は電圧検出器13出力によって制御されるが、
本発明と直接関係ないのでここではふれない。
【0029】次に、図4の動作線図にしたがって、定着
ランプ4および露光ランプ5の制御動作を説明する。図
4では(a)は定着ランプ4に印加される電圧、(b)
は定着ランプスイッチング素子6の動作、(c)はリレ
ー1(8)の接点の位置、(d)は露光ランプ5に印加
される電圧、(e)は露光ランプスイッチング素子7の
動作、(f)はリレー2(9)の接点の位置を横軸の時
間の推移にそって示している。
【0030】図4では先ず(A)の時間帶は定着ランプ
4の余熱時間帯で、リレー1(8)の接点の位置を降圧
トランス10の出力電圧V1 側に切替えた後、定着ラン
プスイッチング素子6をONにし、定着ランプ4に電圧
V1 を印加する。この部分は図2のステップ109に相
当する。
【0031】次に時間帶(B)は露光ランプ5の余熱時
間帯で、露光動作指令を受けてリレー2(9)の接点を
降圧トランス10の出力電圧V1 側に切替えた後、露光
ランプスイッチング素子7をONにし、露光ランプ5に
所定時間、電圧V1 を印加して余熱する。定着ランプ4
側ではこの間は電圧V1 の印加を停止する。この動作は
図2のステップ110、図3のステップ203に相当す
る。
【0032】露光ランプ5の余熱が終わると露光時間帯
である時間帶(C)に入り、露光ランプスイッチング素
子7を一旦OFFにして、リレー2(9)の接点を通常
のランプ駆動電圧V0 側に切替え後、露光ランプスイッ
チング素子7をONにして露光ランプ5に電圧V0 を露
光動作中印加する。これは図3のステップ204と20
5に当たる。
【0033】次に時間帯(D)は定着時間帯で、定着ラ
ンプスイッチング素子6を一旦OFFにした後、リレー
1(8)の接点の位置を通常のランプ駆動電圧V0 側に
切替え、再び定着ランプスイッチング素子6をONにし
て、定着ランプ4に電圧V0を印加する。この部分は図
2のステップ104に相当する。
【0034】定着時間帯定着装置の温度が定着温度に達
した場合の時間帯(E)では、定着ランプスイッチング
素子6を一旦OFFにした後、リレー1(8)の接点の
位置を降圧トランス10の出力電圧V1 側に切替え、再
び定着ランプスイッチング素子6をONにして、定着ラ
ンプ4に電圧V1 を印加する。この部分は図2のステッ
プ109に相当する。ただし、この場合でも時間帯
(F)のように露光ランプ5の余熱が始まると定着ラン
プ4側ではこの間は電圧V1 の印加を停止する。この部
分は図2のステップ106に相当する。
【0035】以上述べてきたように、定着ランプ4およ
び露光ランプ5の動作は、以下にあげるような原則から
なっている。
【0037】露光ランプ5には露光動作に入る前に降圧
トランス10の出力電圧V1 を印加して一定時間余熱
し、その後、通常のランプ駆動電圧V0 を印加するよう
に切替える。
【0038】定着ランプ4には待機中は降圧トランス1
0の出力電圧V1 を印加し、この電圧V1 を温度検出器
12の出力に応じて断続して、定着装置を定着動作温度
より低い余熱温度に保持する。ただし、降圧トランス1
0の出力電圧V1 が露光ランプ5に印加されている場合
は、定着ランプ4をOFFにして電圧は印加しない。
【0039】降圧トランス10の出力電圧V1 を定着ラ
ンプ4と露光ランプ5の間で切替えて印加する際には必
ずON時間の間に時間差(ONディレー時間:図4の
t)を持たせる。
【0040】また、定着動作の最初は定着ランプ4に通
常のランプ駆動電圧V0 を印加するようにし、定着装置
が定着動作温度に達した場合には降圧トランス10の出
力電圧V1 に切替え、これによって定着装置を定着動作
温度に保持するようにする。ただし、降圧トランス10
の出力電圧V1 が露光ランプ5に印加されている場合
は、定着ランプ4をOFF状態と通常のランプ駆動電圧
V0 を印加した状態とで切替えて定着動作温度に保持す
るようにする。
【0041】また、定着ランプ4および露光ランプ5に
印加する電圧切替えの際は、定着ランプスイッチング素
子6または露光ランプスイッチング素子7を一旦OFF
にしてからリレー1(8)、リレー2(9)を切替え、
その後定着ランプスイッチング素子6または露光ランプ
スイッチング素子7をONにする。リレー3(11)を
ON、OFFする場合は定着ランプスイッチング素子6
および露光ランプスイッチング素子7を一旦OFFにし
てから行う。
【0042】従って、降圧トランス10の出力電圧V1
は露光ランプ5に優先に印加され、定着ランプ4と露光
ランプ5に同時に印加されることはない。また、リレー
1(8)、リレー2(9)またはリレー3(11)が直
接電圧をON、OFFしたり切替えたりすることはな
い。
【0043】このようにすると、定着ランプ4、露光ラ
ンプ5とも電圧印加の立上がりでは、通常のランプ駆動
電圧V0 よりも低い電圧の降圧トランス10の出力電圧
V1でONされる。降圧トランス10の出力電圧V1 に
よって定着ランプ4に流れる電流I1 は通常のランプ駆
動電圧V0 によって定着ランプ4に流れる電流I0 より
も小さいので、その分だけ電源電圧の変動分も少なくな
る。露光ランプ5についても同じである。
【0044】そうして、一定時間の余熱が行われた後で
はランプのインピーダンスの抵抗成分が増加するため、
通常のランプ駆動電圧V0 を加えても突入電流の値は低
くなり、電源電圧の変動分も少なくなる。
【0045】また本実施形態ではリレーによる電圧切替
え、電源の断続に際して必ずスイッチング素子をOFF
にしてから行うようにしているので、リレー接点の溶着
による不具合を回避することができる。
【0046】さらに、本実施形態では降圧トランス10
の出力電圧V1 が定着ランプ4と露光ランプ5に同時に
加わることがないようにし、切替えの際にはONディレ
ー時間を持たせている。これにより、降圧トランス10
の出力電流容量を小さなものにし、降圧トランス10を
小形にすることができる。降圧トランス10の出力電流
容量に余裕がある場合はこのような制御を行わなくても
良いことは勿論である。
【0047】なお、定着ランプ4および露光ランプ5を
降圧トランス10の出力電圧V1 で立上げる際に、位相
制御方式を併用することも可能である。この場合は電圧
が低くなっている分だけ雑音端子電圧や高調波ノイズが
少なくなり、通常のランプ駆動電圧V0 に対して位相制
御方式を行う場合よりも不具合が少なくなる。
【0048】本実施形態で使用される降圧トランス10
として絶縁型のトランスを用いると、降圧トランス10
のインダクタンスが雑音フィルタの働きをして画像形成
装置側の雑音が電源側に流れることを防止することがで
きる。これは位相制御方式を併用する場合に特に有効で
ある。
【0049】以上の実施形態で定着ランプ、露光ランプ
の切替え用にリレーを用いているがこれは半導体素子や
その他のスイッチであっても差し支えない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、定着ラ
ンプ、露光ランプとも電圧を印加する場合には、通常の
ランプ駆動電圧よりも低い降圧トランスの出力電圧で余
熱した後、通常のランプ駆動電圧を与えるようにした。
余熱することによりランプのインピーダンスの抵抗成分
が増加するので、余熱後に通常のランプ駆動電圧を加え
ても突入電流の値は低くなり、電源電圧の変動分も少な
くなる。
【0051】また本発明では、リレーによる電圧切替
え、電源の断続の際は必ずスイッチング素子をOFFに
してから行うようにしているので、リレー接点の溶着な
どの不具合を回避することができる。
【0052】さらに、本発明ではトランスの出力電圧が
定着ランプと露光ランプに同時に加わることがないよう
にし、切替えの際にはONディレー時間を持たせている
ので、トランスの出力電流容量を小さなものにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のランプ制御装置のブロッ
ク図。
【図2】図1に示す実施形態での定着ランプの動作フロ
ーチャート。
【図3】図1に示す実施形態での露光ランプの動作フロ
ーチャート。
【図4】図1に示す実施形態での各部の動作線図。
【図5】位相制御方式の説明図。
【符号の説明】
1 メインスイッチ 2 直流電源 3 CPU制御ユニット 4 定着ランプ 5 露光ランプ 6 定着ランプスイッチング素子 7 露光ランプスイッチング素子 8 定着ランプ用切替えリレー 9 露光ランプ用切替えリレー 10 降圧トランス 11 電源リレー 12 温度検出器 13 電圧検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 普通紙にトナ−を定着させるための定着
    装置の熱源として働く定着ランプと、前記定着装置の温
    度を検出する定着装置温度検出手段と、前記定着装置温
    度検出手段の検出出力に従って前記定着ランプに印加さ
    れる電圧を制御して前記定着装置の温度制御を行う温度
    制御手段と、画像を露光する露光装置の光源となる露光
    ランプとを有する画像形成装置において、 交流電源電圧を降圧させるトランス手段と、 前記定着ランプに印加する電圧を前記交流電源電圧と前
    記トランス手段の出力電圧とに切替える第1の切替え手
    段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記露光ランプに印加する電圧を前記交
    流電源電圧と前記トランス手段の出力電圧とに切替える
    第2の切替え手段を具備することを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の切替え手段は、前記定着装置
    の待機時には前記トランス手段の出力電圧を前記定着ラ
    ンプに印加することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の切替え手段は、前記定着装置
    の動作時には前記温度制御手段の制御にしたがって前記
    定着装置温度検出手段の検出出力に応じて前記トランス
    手段の出力電圧と前記交流電源電圧とに切替えて前記定
    着ランプに印加することを特徴とする請求項1または請
    求項2または請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の切替え手段は、前記露光装置
    の動作に先立って一定時間、前記トランス手段の出力電
    圧を前記露光ランプに印加することを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の切替え手段で前記トランス手
    段の出力電圧を前記露光ランプに印加中は、前記第1の
    切替え手段は前記トランス手段の出力電圧を前記定着ラ
    ンプに印加しないことを特徴とする請求項2または5記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記トランス手段は、絶縁型のトランス
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいず
    れか1つに記載の画像形成装置。
JP7248781A 1995-08-31 1995-08-31 画像形成装置 Pending JPH0968886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057991A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Canon Inc 画像形成装置およびその異常処理方法

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JP2003057991A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Canon Inc 画像形成装置およびその異常処理方法

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