JPH0968716A - 連結用液晶表示ユニット及び液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚のＬＣＤパネルを連結させることで大
型の表示装置とする連結用液晶表示ユニットと、大型の
液晶表示装置の改善に関する。 【解決手段】 液晶セルLP１と、液晶セルLP１の一端に
接続され、液晶セルLP１の表示領域の半分の駆動回路が
搭載された第１の回路基板4Aと、液晶セルLP１の一端に
対向する他端に接続され、液晶セルの表示領域の残余の
半分の駆動回路が搭載された第２の回路基板4Bと、第１
の回路基板4Aの両端に形成され、当該連結用液晶表示ユ
ニットの連結時に、隣接する液晶表示ユニットに信号を
伝達する接続器5A,5B と、第２の回路基板4Bの両端に形
成され、当該連結用液晶表示ユニットの連結時に、隣接
する液晶表示ユニットに信号を伝達する接続器6Aとを有
すること。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は連結用液晶表示ユニ
ット及び液晶表示装置に関し、更に詳しく言えば、複数
枚のＬＣＤパネルを連結させることで大型の表示装置と
する連結用液晶表示ユニットと、大型の液晶表示装置の
改善に関する。

【０００２】

【従来の技術】以下で、従来例に係る大型表示装置につ
いて図面を参照しながら説明する。従来、図１１に示す
ような宣伝用の看板（ＫＢ）や、あるいは高速道路など
に設けられている交通情報の表示板などのように大型の
表示装置には、消費電力が大きい蛍光管などの発光素子
が搭載された表示パネルが多く用いられていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のような大型表示
装置を消費電力が少ない液晶表示装置で構成することが
検討されていたが、表示セルの透明基板が大きくなって
しまう関係上、１枚のガラス基板でこのような大型表示
装置を構成することは製造上極めて困難である。そこ
で、複数の液晶表示セルを組み合わせて１つの大型表示
装置を構成しようという試みがなされていたが、一般の
液晶表示装置では、液晶セルとこれを駆動するための回
路基板が必須であり、この回路基板のスペースを確保す
る都合上、表示部の液晶セルが隙間なく一連につなが
り、隣接する液晶セルの間で画像表示上のギャップがな
いような表示装置を構成することは困難であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、図１に例示するように、複数が
連結されることで一つの表示装置を構成する連結用液晶
表示ユニットであって、液晶セルと、前記液晶セルの一
端に接続され、前記液晶セルの表示領域の半分の駆動回
路が搭載された第１の回路基板と、前記液晶セルの一端
に対向する他端に接続され、前記液晶セルの表示領域の
残余の半分の駆動回路が搭載された第２の回路基板と、
前記第１の回路基板の両端に形成され、当該連結用液晶
表示ユニットの連結時に、隣接する液晶表示ユニットに
信号を伝達する接続器と、前記第２の回路基板の両端に
形成され、当該連結用液晶表示ユニットの連結時に、隣
接する液晶表示ユニットに信号を伝達する接続器とを有
することを特徴とする連結用液晶表示ユニットや、複数
が連結されることで一つの表示装置を構成する連結用液
晶表示ユニットであって、液晶セルと、前記液晶セルの
一端に接続され、前記液晶セルの表示領域の駆動回路が
搭載された回路基板を有し、前記回路基板の両端に形成
され、当該連結用液晶表示ユニットの連結時に、隣接す
る液晶表示ユニットに信号を伝達する接続器が形成され
たことを特徴とする連結用液晶表示ユニットや、本発明
に係る連結用液晶表示ユニットの前記第１の回路基板の
接続器が、連結時に前記連結用液晶表示ユニットと隣接
する連結用液晶表示ユニットの第１の回路基板の接続器
と接続され、前記連結用液晶表示ユニットの第２の回路
基板の接続器が、連結時に前記連結用液晶表示ユニット
と隣接する連結用液晶表示ユニットの第２の回路基板の
接続器と接続され、前記連結用液晶表示ユニットの液晶
セルと、連結時に前記連結用液晶表示ユニットと隣接す
る連結用液晶表示ユニットの液晶セルとが、すきまなく
配置されて連結され、前記連結した連結用液晶表示ユニ
ットがケースに収納されてなることを特徴とする液晶表
示装置により、複数の液晶パネルを用いて大型の表示装
置を構成することが可能となる液晶表示装置の提供を可
能足らしめるものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】

（１）第１の実施形態 以下で、本発明の一実施形態に係る連結用液晶表示ユニ
ット及び液晶表示装置について図面を参照しながら説明
する。図１，図２は本実施形態の連結用液晶表示ユニッ
トを説明する図面であって、図３〜図５は本実施形態の
液晶表示装置を説明する図面である。

【０００６】本実施形態に係る連結用液晶表示ユニット
は、同種のユニットが一連に連結されることにより大型
表示装置を構成する際の構成単位となるものである。こ
の連結用液晶表示ユニットは図１に示すように、液晶セ
ル（ＬＰ１）と、接続用シール（３Ａ，３Ｂ）と、第
１，第２の回路基板（４Ａ，４Ｂ）とを有する。

【０００７】液晶セル（ＬＰ１）は、ガラスからなり、
表面に不図示の透明電極、配向膜など所定の部材が形成
された第１，第２の透明基板（１，２）の間に液晶が封
入され、不図示のシール材で貼り合わされてなるもので
ある。接続用シール（３Ａ）はシール状の導電体からな
り、第１の回路基板（４Ａ）の端子と液晶セル（ＬＰ
１）の端子とを導通させるものであって、接続用シール
（３Ｂ）はシール状の導電体からなり、第２の回路基板
（４Ｂ）の端子と液晶セル（ＬＰ１）の端子とを導通さ
せるものである。

【０００８】第１の回路基板（４Ａ）は、液晶セル（Ｌ
Ｐ１）の表示画面の下半分を駆動する駆動回路が搭載さ
れた基板であって、第２の回路基板（４Ｂ）は、液晶セ
ル（ＬＰ１）の表示画面の上半分を駆動する駆動回路が
搭載された基板である。第１の回路基板（４Ａ）の両端
には図１に示すように接続器の一例であるコネクタ（５
Ａ，５Ｂ）が形成されており、第２の回路基板（４Ｂ）
の両端にもコネクタ（６Ａ，６Ｂ）が形成されている。
これらは、当該連結用液晶表示ユニットを連結する際
に、各種の駆動に係る信号を隣接する連結用液晶表示ユ
ニットに伝達するためのコネクタである。

【０００９】上記の連結用液晶表示ユニットは、複数が
連結されることで１つの表示装置を構成する。それらの
連結状態について図２を参照しながら説明する。上述の
連結用液晶表示ユニットを連結させるには、図２に示す
ように１つの連結用液晶表示ユニットの第１，第２の回
路基板（４Ａ，４Ｂ）と、連結する液晶表示ユニットの
第１，第２の回路基板（７Ａ，７Ｂ）がそれぞれ並ぶよ
うに配置し、第１の回路基板（４Ａ）の端部のコネクタ
（５Ｂ）と、これに隣接する第１の回路基板（７Ａ）の
端部のコネクタ（５Ｃ）とを接続し、同様にして、第２
の回路基板（４Ｂ，７Ｂ）の端部で隣接する不図示のコ
ネクタ同士を接続する。

【００１０】このようにして隣接するコネクタを接続し
て連結用液晶表示ユニットを連結すると、図２に示すよ
うに隣接する液晶セル（ＬＰ１，ＬＰ２）はすきまなく
並ぶ。これは第１，第２の回路基板（４Ａ，４Ｂ）を液
晶セル（ＬＰ１）の上下に配置しているため、左右方向
については回路基板の形成されたスペースを確保する必
要がないからである。

【００１１】図２では、２つの連結用液晶表示ユニット
を連結させている状態について示しているが、実際に
は、同様にして３個以上の連結用液晶表示ユニットを必
要に応じて連結させることができる。上記の連結用液晶
表示ユニットを用いた大型の液晶表示装置の一例を図
３，図４に示す。図３は本実施形態に係る液晶表示装置
の斜視図であって、図４は図３のＡ−Ａ線断面図であ
る。

【００１２】なお図３には３個の液晶セル（ＬＰ１〜Ｌ
Ｐ３）が連結した状態が示されているが、本実施形態に
係る液晶表示装置は、実際には６個の連結用液晶表示ユ
ニットが一列に連結されて構成されて大型表示の液晶表
示装置を構成するものである。当該液晶表示装置によれ
ば、図３に示すようにバックライト（ＢＬ）がその底面
に一体形成され、その上方に連結用液晶表示ユニットを
収納するケース（ＣＳ）に、連結用液晶表示ユニットの
液晶セル（ＬＰ１，ＬＰ２，ＬＰ３）がすきまなく配置
されている。

【００１３】このケース（ＣＳ）はスライド式の収納方
式をとり、内部に形成された溝に側面から連結用液晶表
示ユニットをスライドさせながら収納することができ
る。上記のような構成の液晶表示装置により、バックラ
イト（ＢＬ）からの光を、各々の液晶セル（ＬＰ１，Ｌ
Ｐ２，ＬＰ３）の駆動によって透光／遮光することによ
り、６枚のパネルが一列に並んで構成される大型液晶表
示装置による表示がなされる。

【００１４】上記の大型表示の液晶表示装置の駆動につ
いて図５を参照しながら説明する。図５は当該液晶表示
装置の駆動回路の回路構成図である。この液晶表示装置
を駆動する際には、この液晶表示装置の上半分の表示領
域の駆動に必要な電源信号（ＣＫ１），駆動用データ
（ＤＵ）が、第１の上側回路（ＣＵ１）から第２の上側
回路（ＣＵ２）へと順次伝送され、最後には第６の上側
回路（ＣＵ６）まで達する。

【００１５】同様にして、この液晶表示装置の下半分の
表示領域の駆動に必要な電源信号（ＣＫ２），駆動用デ
ータ（ＤＤ）が、第１の下側回路（ＣＤ１）から第２の
下側回路（ＣＤ２）へと順次伝送され、ついには第６の
下側回路（ＣＤ６）まで達する。これらの電源信号（Ｃ
Ｋ１），駆動用データ（ＤＵ）により第１の上側回路
（ＣＵ１）で第１の液晶セル（ＬＰ１）の上半分の表示
領域の駆動がなされ、電源信号（ＣＫ２），駆動用デー
タ（ＤＤ）により第１の下側回路（ＣＤ１）で第１の液
晶セル（ＬＰ１）の下半分の表示領域の駆動がなされ
る。

【００１６】同様にして、第２の液晶セルにおいても、
電源信号（ＣＫ１），駆動用データ（ＤＵ）により第２
の上側回路（ＣＵ２）で上半分の表示領域の駆動がなさ
れ、電源信号（ＣＫ２），駆動用データ（ＤＤ）により
第１の下側回路（ＣＤ１）で下半分の表示領域の駆動が
なされ、これが全ての液晶セルについて行われること
で、６個の連結用液晶表示ユニットの各々の表示領域に
ついて駆動がなされる。

【００１７】以上説明したように、本実施形態に係る連
結用液晶表示ユニットによれば、図１に示すように１個
の液晶セル（ＬＰ１）を駆動する第１，第２の回路基板
（４Ａ，４Ｂ）が液晶セル（ＬＰ１）の上下に接続用シ
ール（３Ａ，３Ｂ）を介して形成されており、液晶セル
の左右には回路基板が形成されていない。したがって、
これらを連結させて大型表示の液晶表示装置を構成しよ
うというときに、液晶セルの左右方向に連結させれば、
回路基板のためのスペースを確保する必要がないので、
すきまなく液晶セルを配置することが可能になる。

【００１８】また、本実施形態に係る連結用液晶表示ユ
ニットによれば、図２に示すように、連結時に隣接する
コネクタ（５Ｂ，５Ｃ）を接続した時点で、隣接する液
晶セルがすきまなく配置されるように設計しているの
で、連結して大型表示の液晶表示装置を構成する際に、
隣接する液晶セル間での画像表示上のギャップがないの
で好都合である。

【００１９】また、本実施形態に係る大型表示の液晶表
示装置によれば、図５に示すように駆動回路が表示領域
の上半分、下半分を分割して駆動しており、表示領域の
上半分と下半分は独立しており、隣接する連結用液晶表
示ユニットに同種の電源信号（ＣＫ１，ＣＫ２）や駆動
用データ（ＤＵ，ＤＤ）を転送することで駆動している
ので、必要な表示面積に応じて使用する連結用液晶表示
ユニットの数を増減させても、駆動回路の回路構成上は
全く影響がなく、連結用液晶表示ユニットの数に合わせ
て駆動回路の設計変更をすることなく増減出来るので、
設計変更の自由度が高いという利点もある。

【００２０】（２）第２の実施形態 以下で、本発明の第２の実施形態について図面を参照し
ながら説明する。なお、第１の実施形態と共通する事項
については、重複を避けるために説明を省略する。図
６，図７は本実施形態に係る連結用液晶表示ユニットを
説明する図面であって、図８〜図１０は本実施形態に係
る大型表示の液晶表示装置を説明する図面である。

【００２１】本実施形態に係る連結用液晶表示ユニット
は、第１の実施形態と同様に、同種のユニットが一連に
連結されることにより大型表示装置を構成する際の構成
単位の表示装置となるものである。この連結用液晶表示
ユニットは図６に示すように、液晶セル（ＬＰ１１）
と、接続用シール（１３）と、回路基板（１４）とを有
する。

【００２２】液晶セル（ＬＰ１１）は、ガラスからな
り、表面に不図示の透明電極、配向膜など所定の部材が
形成された第１，第２の透明基板（１１，１２）の間に
液晶が封入され、不図示のシール材で貼り合わされてな
るものである。接続用シール（１３）はシール状の導電
体からなり、回路基板（１４）の端子と液晶セル（ＬＰ
１１）の端子とを導通させるものである。

【００２３】回路基板（１４）は、液晶セル（ＬＰ１
１）の表示画面全面を駆動する駆動回路が搭載された基
板である。この回路基板（１４）の両端には図６に示す
ように接続器の一例であるコネクタ（１５Ａ，１５Ｂ）
が形成されている。これらは、当該連結用液晶表示ユニ
ットを連結する際に、隣接する連結用液晶表示ユニット
に信号を伝達するためのコネクタである。

【００２４】上記の連結用液晶表示ユニットは、複数が
連結されることで１つの表示装置を構成する。それらの
連結状態について図７を参照しながら説明する。上述の
連結用液晶表示ユニットを連結させるには、図７に示す
ように１つの連結用液晶表示ユニットの回路基板（１
４）と、連結する液晶表示ユニットの回路基板（１６）
が並ぶように配置し、回路基板（１４）の端部のコネク
タ（１５Ｂ）と、これに隣接する回路基板（１６）の端
部のコネクタ（１５Ｃ）とを接続する。

【００２５】このように隣接するコネクタを接続して連
結用液晶表示ユニットを連結すると、図７に示すように
隣接する液晶セル（ＬＰ１１，ＬＰ１２）はすきまなく
並ぶ。これは回路基板（１４）を液晶セル（ＬＰ１１）
の下端に配置しているため、左右方向については回路基
板の形成されたスペースを確保する必要がないからであ
る。

【００２６】図７では、２つの連結用液晶表示ユニット
を連結させている状態について示しているが、実際に
は、同様に３個以上の連結用液晶表示ユニットを必要に
応じて連結させることができる。上記の連結用液晶表示
ユニットを用いた大型の液晶表示装置の一例を図８，図
９に示す。図８は本実施形態に係る液晶表示装置の斜視
図であって、図９は図８のＢ−Ｂ線断面図である。

【００２７】なお図８には１列に２個、１行３個の計３
個の液晶セル（ＬＰ１１〜ＬＰ１３）が連結した状態が
示されているが、本実施形態に係る液晶表示装置は、実
際には１列２個，１行６個の計１２個の連結用液晶表示
ユニットが一列に連結されて構成されて大型表示の液晶
表示装置を構成するものである。当該液晶表示装置によ
れば、図８に示すようにバックライト（ＢＬ）がその底
面に一体形成され、その上方に連結用液晶表示ユニット
を収納するケース（ＣＳ）に、一列に連結された連結用
液晶表示ユニットの液晶セル（ＬＰ１１〜ＬＰ１６）が
２列、すきまなく配置されている。

【００２８】このケース（ＣＳ）はスライド式の収納方
式をとり、内部に形成された溝に側面から連結用液晶表
示ユニットをスライドさせながら収納することができ
る。上記のような構成の液晶表示装置により、バックラ
イト（ＢＬ）からの光を、各々の液晶セル（ＬＰ１１〜
ＬＰ１６）の駆動によって透光／遮光することにより、
計１２枚のパネルが一列に並んで構成される大型液晶表
示装置による表示がなされる。

【００２９】上記の大型表示の液晶表示装置の駆動につ
いて図１０を参照しながら説明する。図１０は当該液晶
表示装置の駆動回路の回路構成図である。この液晶表示
装置を駆動する際には、この液晶表示装置の上半分の表
示領域の駆動に必要な電源信号（ＣＫ１），駆動用デー
タ（ＤＵ）が、第１の上側回路（ＣＵ１）から第２の上
側回路（ＣＵ２）へと順次伝送され、ついには第６の上
側回路（ＣＵ６）まで達する。

【００３０】同様にして、この液晶表示装置の下半分の
表示領域の駆動に必要な電源信号（ＣＫ２），駆動用デ
ータ（ＤＤ）が、第１の下側回路（ＣＤ１）から第２の
下側回路（ＣＤ２）へと順次伝送され、最後には第６の
下側回路（ＣＤ６）まで達する。これらの電源信号（Ｃ
Ｋ１），駆動用データ（ＤＵ）により第１の上側回路
（ＣＵ１）で第１の上側液晶セル（ＬＰ１４）の表示領
域の駆動がなされ、電源信号（ＣＫ２），駆動用データ
（ＤＤ）により第１の下側回路（ＣＤ１）で第１の下側
液晶セル（ＬＰ１１）の表示領域の駆動がなされる。

【００３１】同様にして、第２の液晶セルにおいても、
電源信号（ＣＫ１），駆動用データ（ＤＵ）により第２
の上側回路（ＣＵ２）で第２の上側液晶セル（ＬＰ１
５）の駆動がなされ、電源信号（ＣＫ２），駆動用デー
タ（ＤＤ）により第２の下側回路（ＣＤ１）で第２の下
側液晶セル（ＬＰ１２）の駆動がなされ、これが全ての
液晶セルについて行われることで、６個の連結用液晶表
示ユニットの各々の表示領域について駆動がなされる。

【００３２】以上説明したように、本実施形態に係る連
結用液晶表示ユニットによれば、図６に示すように１個
の液晶セル（ＬＰ１１）を駆動する回路基板（１４）が
液晶セル（ＬＰ１１）の下端に接続用シール（１３）を
介して形成されており、液晶セルの左右には回路基板が
形成されていない。したがって、これらを連結させて大
型表示の液晶表示装置を構成しようというときに、液晶
セルの左右方向に連結させれば、回路基板のためのスペ
ースを確保する必要がないので、第１の実施形態と同様
にしてすきまなく液晶セルを配置することが可能にな
る。

【００３３】また、本実施形態に係る連結用液晶表示ユ
ニットによれば、第１の実施形態と同様に、図７に示す
ように、連結時に隣接するコネクタ（１５Ｂ，１５Ｃ）
を接続した時点で、隣接する液晶セルがすきまなく配置
されるように設計しているので、連結して大型表示の液
晶表示装置を構成する際に、隣接する液晶セル間での画
像表示上のギャップがないので好都合である。

【００３４】また、本実施形態に係る大型表示の液晶表
示装置によれば、図１０に示すように駆動回路が表示領
域の上半分、下半分を分割して駆動しており、表示領域
の上半分と下半分は独立しており、隣接する連結用液晶
表示ユニットに同種の電源信号（ＣＫ１，ＣＫ２）や駆
動用データ（ＤＵ，ＤＤ）を転送することで駆動してい
るので、第１の実施形態と同様にして必要な表示面積に
応じて使用する連結用液晶表示ユニットの数を増減させ
ても、駆動回路の回路構成上は全く影響がなく、連結用
液晶表示ユニットの数に合わせて駆動回路の設計変更を
することなく増減出来るので、設計変更の自由度が高い
という利点もある。

【００３５】なお、本実施形態の液晶表示装置では、図
６に示すような連結用液晶表示ユニットを一列に連結し
たものが、図８に示すように２列並ぶように各液晶セル
を配置しているが、本発明はこれに限らず、図６に示す
連結用液晶表示ユニットを単に一列だけ並ぶように配置
するような構成をとってもよい。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る連結用
液晶表示ユニットによれば、液晶セルの一端に形成され
た第１の回路基板と、液晶セルの一端に対向する他端に
接続された第２の回路基板とを有するので、第１，第２
の回路基板が液晶セルの上下に形成された場合には、液
晶セルの左右には回路基板が形成されていない。

【００３７】これにより、これらを連結させて大型表示
の液晶表示装置を構成しようというときに、第１，第２
の回路基板の両端に形成された接続器を用いて液晶セル
の左右方向に連結させれば、回路基板のためのスペース
を確保する必要がないので、第１の実施形態と同様にし
てすきまなく液晶セルを配置することが可能になる。ま
た、本発明に係る連結用液晶表示ユニットの液晶セル
と、連結時に隣接する連結用液晶表示ユニットの液晶セ
ルとが、すきまなく配置されて連結され、連結した連結
用液晶表示ユニットがケースに収納されてなることによ
り、隣接する液晶セル間での画像表示上のギャップがな
い大型表示の液晶表示装置を構成することが可能とな
る。

【００３８】また、本発明に係る大型表示の液晶表示装
置によれば、必要な表示面積に応じて使用する連結用液
晶表示ユニットの数を増減させることが容易にできるの
で、設計変更の自由度が高いという利点もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態に係る連結用液晶表示
ユニットを説明する斜視図である。

【図２】本発明の第１の実施形態に係る連結用液晶表示
ユニットの連結状態を説明する図である。

【図３】本発明の第１の実施形態に係る液晶表示装置を
説明する斜視図である。

【図４】本発明の第１の実施形態に係る液晶表示装置の
構造を説明する断面図である。

【図５】本発明の第１の実施形態に係る液晶表示装置の
駆動回路の回路構成図である。

【図６】本発明の第２の実施形態に係る連結用液晶表示
ユニットを説明する斜視図である。

【図７】本発明の第２の実施形態に係る連結用液晶表示
ユニットの連結状態を説明する図である。

【図８】本発明の第２の実施形態に係る液晶表示装置を
説明する斜視図である。

【図９】本発明の第２の実施形態に係る液晶表示装置の
構造を説明する断面図である。

【図１０】本発明の第２の実施形態に係る液晶表示装置
の駆動回路の回路構成図である。

【図１１】一般の大型の表示装置を説明する図面であ
る。

【符号の説明】

（１） 第１の透明基板 （２） 第２の透明基板 （３Ａ，３Ｂ） 接続シール （４Ａ） 第１の回路基板 （４Ｂ） 第２の回路基板 （５Ａ，５Ｂ） コネクタ（接続器） （６Ａ） コネクタ（接続器） （５Ｃ） コネクタ（接続器） （ＬＰ１，ＬＰ２）液晶セル （ＣＳ） ケース （ＢＬ） バックライト （ＣＵ１） 第１の上側回路 （ＣＤ１） 第１の下側回路 （ＣＵ２） 第２の上側回路 （ＣＤ２） 第２の下側回路 （ＤＵ，ＤＤ） データ （ＣＫ１，ＣＫ２）電源信号 （１１） 第１の透明基板 （１２） 第２の透明基板 （１３） 接続シール （１４） 回路基板 （１５Ａ，１５Ｂ）コネクタ（接続器） （１５Ｃ） コネクタ（接続器） （ＬＰ１１〜ＬＰ１６） 液晶セル

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数が連結されることで一つの表示装置
   を構成する連結用液晶表示ユニットであって、 液晶セルと、前記液晶セルの一端に接続され、前記液晶
   セルの表示領域の半分の駆動回路が搭載された第１の回
   路基板と、 前記液晶セルの一端に対向する他端に接続され、前記液
   晶セルの表示領域の残余の半分の駆動回路が搭載された
   第２の回路基板と、 前記第１の回路基板の両端に形成され、当該連結用液晶
   表示ユニットの連結時に、隣接する液晶表示ユニットに
   信号を伝達する接続器と、 前記第２の回路基板の両端に形成され、当該連結用液晶
   表示ユニットの連結時に、隣接する液晶表示ユニットに
   信号を伝達する接続器とを有することを特徴とする連結
   用液晶表示ユニット。
2. 【請求項２】 複数が連結されることで一つの表示装置
   を構成する連結用液晶表示ユニットであって、 液晶セルと、前記液晶セルの一端に接続され、前記液晶
   セルの表示領域の駆動回路が搭載された回路基板を有
   し、 前記回路基板の両端に形成され、当該連結用液晶表示ユ
   ニットの連結時に、隣接する液晶表示ユニットに信号を
   伝達する接続器が形成されたことを特徴とする連結用液
   晶表示ユニット。
3. 【請求項３】 請求項１記載の連結用液晶表示ユニット
   の前記第１の回路基板の接続器が、連結時に前記連結用
   液晶表示ユニットと隣接する連結用液晶表示ユニットの
   第１の回路基板の接続器と接続され、 前記連結用液晶表示ユニットの第２の回路基板の接続器
   が、連結時に前記連結用液晶表示ユニットと隣接する連
   結用液晶表示ユニットの第２の回路基板の接続器と接続
   され、 前記連結用液晶表示ユニットの液晶セルと、連結時に前
   記連結用液晶表示ユニットと隣接する連結用液晶表示ユ
   ニットの液晶セルとが、すきまなく配置されて連結さ
   れ、 前記連結した連結用液晶表示ユニットがケースに収納さ
   れてなることを特徴とする液晶表示装置。
4. 【請求項４】 請求項２記載の連結用液晶表示ユニット
   の回路基板の接続器が、連結時に前記連結用液晶表示ユ
   ニットと隣接する連結用液晶表示ユニットの回路基板の
   接続器と接続され、 前記連結用液晶表示ユニットの液晶セルと、連結時に前
   記連結用液晶表示ユニットと隣接する連結用液晶表示ユ
   ニットの液晶セルとが、すきまなく配置されて連結さ
   れ、 前記連結した連結用液晶表示ユニットがケースに収納さ
   れたことを特徴とする液晶表示装置。