JPH0968659A - 内視鏡の照明光学系 - Google Patents

内視鏡の照明光学系

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JPH0968659A
JPH0968659A JP7225442A JP22544295A JPH0968659A JP H0968659 A JPH0968659 A JP H0968659A JP 7225442 A JP7225442 A JP 7225442A JP 22544295 A JP22544295 A JP 22544295A JP H0968659 A JPH0968659 A JP H0968659A
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JP
Japan
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illumination
endoscope
optical system
light
illumination optical
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JP7225442A
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English (en)
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Azusa Noguchi
あずさ 野口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00096Optical elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
    • A61B1/07Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements using light-conductive means, e.g. optical fibres

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視野全域の明るさを落としたり内視鏡の先端
構成部を太径化することなく、観察光学系と照明光学系
との位置ズレによる視野の明るさムラを生じない内視鏡
の照明光学系を提供する。 【解決手段】 本発明による照明光学系3は、照明レン
ズ4及びライトガイドバンドル5からなり、ライトガイ
ドバンドル5の中心軸7は、照明レンズ4の光軸6に対
して偏心している。更に、照明レンズ4は2つの照明領
域A,Bに分割されており、2つの照明範囲13a,1
3bを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡若しくは保護
カバー付内視鏡の照明光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長い挿入部を挿入する
ことにより内臓等の観察を行ったり、必要に応じて処置
具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種の治療処
置或いは生検のできる医療用内視鏡が広く普及してい
る。又、工業分野においても、ボイラ,タービン,エン
ジン及び化学プラント等の内部を観察したり、検査した
りすることができる工業用の内視鏡が広く用いられてい
る。
【0003】図11はこのような従来の内視鏡の先端部
の構成を示す光軸に沿う断面図である。内視鏡50の先
端部には被写体面51を観察するための観察光学系52
及び被写体面51を照明するための照明光学系53が設
けられており、体腔内や工業機器内等のように暗い場所
であっても、自己照明により観察ができるようになって
いる。尚、56は処置具口を示している。しかし、内視
鏡50の先端構成部において、観察光学系52と照明光
学系53との位置にはズレがあるため、特に近点を観察
する場合には観察光学系52の視野全域に照明光が行き
わたらず不均一となり、明るさムラが生じる。図12は
図11に示した内視鏡の視野範囲54及び照明範囲55
を示す図である。57は照明光学系の光軸、58は観察
光学系の光軸を示している。図中、斜線が施されている
部分は視野範囲内にあるが照明範囲からは外れている領
域を示している。この領域には照明光が届かないため暗
くなり、観察が困難となる。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
の第1の方法としては、ライトガイドバンドルからの照
明範囲を広くする方法がある。即ち、図13に示すよう
に、照明レンズ59の曲率半径を小さくすることによ
り、照明光学系53の照明範囲55を広くし、照明範囲
55が視野範囲54よりも大きくなるようにすれば、視
野全域を照明することができる。このときの視野範囲5
4と照明範囲55との関係を図14に示す。
【0005】又、内視鏡の視野の明るさムラを解消する
第2の方法としては、図15に示す特開昭61−390
19号公報に記載されている内視鏡のように、ライトガ
イドバンドル60の前方にプリズムミラー61を配置
し、プリズムミラー61の更に前方にミラー62を配置
し、観察光学系52の視野の両側方から視野範囲54を
照明するという方法がある。
【0006】一方、内視鏡の先端部には、図16(a)
に示すように、観察光学系52の先端レンズ52aに付
着する水滴,ゴミを空気或いは水を送って除去するため
のノズル63や、照明光学系53から観察光学系52へ
の照明光の飛び込みによるフレアを防ぐための遮光性の
部材(以下、遮光部材という)64等の突起物を設ける
場合がある。又、内視鏡の先端部に設けられた処置具口
56から処置具65を出して処置を行う場合も多い。と
ころが、内視鏡の先端構成部に設けられているノズル6
3,遮光部材64及び処置具65等は、内視鏡先端部の
照明光学系53から射出される照明光を部分的に遮って
しまい、照明範囲の一部に影66を生じさせることにな
る。そして、この影66が視野範囲に入ると、観察に支
障をきたす原因となる。
【0007】そこで、この問題点を解決する方法とし
て、図6(b)に示すように、特開平4−8345号公
報によって、内視鏡50の先端構成部にライトガイドフ
ァイバの本数の多い主照明窓53aとその本数の少ない
補助照明窓53bとを設け、補助照明窓53bの照明方
向を主照明窓53aの照明により生じる処置具の影66
の方向としているものが、提案されている。
【0008】又、医療用の内視鏡は人体に触れるため、
使用後必ず洗浄,消毒を行う必要があるが、この洗浄,
消毒の手間を省くため、内視鏡本体に挿入部及び先端構
成部を被覆する保護カバーを取付け、使用後はこの保護
カバーを交換するようにした保護カバー付内視鏡も提案
されている。工業用の内視鏡においても、放射能等の汚
染源によって内視鏡本体が汚染されるのを防止するため
に、保護カバーを内視鏡挿入部に被覆させて使用する場
合がある。
【0009】内視鏡に保護カバーを取り付ける場合、図
17に示すように、内視鏡本体67の先端構成部には観
察光学系52と照明光学系53とが隣接して配置されて
いるため、保護カバー68の先端部に透明部材69を用
いて窓部分を形成する必要がある。しかし、照明光学系
53から射出される照明光は、透明部材69の内側表面
或いは外側表面で1乃至数回の反射を繰り返すことによ
り、観察光学系52内に到達し、フレア,ゴーストを発
生させてしまう。
【0010】そこで、このようなフレア,ゴーストの発
生を抑制するためには、図18(a)に示すように、保
護カバー68に設けられた透明部材69若しくは内視鏡
本体67の先端部における観察光学系52と照明光学系
53との間の位置に遮光部材70を設け、フレア,ゴー
ストの原因となる照明光が観察光学系52内に入射しな
いようにする必要がある。しかし、この場合には、遮光
部材70により照明出射光が遮られ影66ができてしま
う。このときの視野範囲54,照明範囲55及び遮光部
材70の影66の様子を図18(b)に示す。この図か
ら分かるように、視野範囲54に影66が入ってしまう
ため、内視鏡での観察に支障をきたすことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の第1の方法は、
内視鏡の先端構成部における観察光学系と照明光学系系
との位置ズレによる照明の不均一さを解決するためのも
のであるが、照明光学系53から射出される照明光が照
明光学系53の光軸57に対して回転対称な円錐形状で
あるため、図14に示した視野範囲54の外側の部分ま
でも照明している。この結果、照明光学系53の照明光
のうち視野内に入る光量は減少してしまって全体の明る
さが不足してしまうという問題が新たに発生する。
【0012】又、前述の第2の方法では、プリズムミラ
ー61及びミラー62によって照明光を反射させている
ため、反射による光量ロスが生じ、視野が暗くなる。こ
れを防ぐために、ライトガイドの本数を増やす方法もあ
るが、この方法を採用すると、内視鏡本体の挿入部が太
くなってしまい、好ましくない。更に、この方法を直接
内視鏡に適用しようとすると、内視鏡の先端部にプリズ
ムミラー61及びミラー62を配置する必要があるた
め、先端構成部が太径化してしまう。
【0013】一方、処置具により生じる影を消すため
に、図16(b)に示したように、内視鏡の先端構成部
に設けられている補助照明窓53bの照明方向を主照明
窓53aからの照明による処置具65の影66の方向に
設定する方法では、内視鏡先端部で照明用レンズ59及
びライトガイドバンドル60を少なくとも2本設けなけ
ればならない。更に、内視鏡の先端構成部に遮光部材が
数個設けられている場合には、補助照明窓も夫々に対応
するようにも設けなければならない。よって、構造が複
雑化し製造コストの増加を招くと共に、内視鏡の先端構
成部の外径が大きくなってしまうという問題が生じる。
【0014】加えて、保護カバー付内視鏡では、フレ
ア,ゴースト防止用の遮光部材が、必ず観察光学系52
と照明光学系53との間で、かつ、それらと非常に近接
した位置に設けられているため、遮光部材70によって
生じる影66は視野範囲54内に入ってしまうことにな
る。
【0015】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の有する問題点に鑑み、視野全域の明るさを落としたり
内視鏡の先端構成部を太径化することなく、観察光学系
と照明光学系との位置ズレによる視野の明るさムラを生
じない内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照明光学系
を提供することを第1の目的とする。又、本発明は、先
端構成部に遮光部材を有する内視鏡若しくは保護カバー
付内視鏡に使用可能で、簡単な構成で製造コストを増大
させることなく、又内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡
の先端構成部を太径化することなく、遮光部材の影によ
る視野の明るさムラを生じない照明光学系を提供するこ
とを、第2の目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による内視鏡の照明光学系は、内視鏡若しく
は内視鏡の先端構成部に保護カバーが取り付けられてい
る保護カバー付内視鏡の照明光学系において、その照明
領域を複数に分割したことを特徴とする。そのうえで、
前記複数に分割された各領域の照明範囲が異なるように
している。このような構成において、ライトガイドバン
ドルが内視鏡挿入部の先端構成部で1本で構成されてい
る場合と、複数本により構成されている場合の双方が考
えられるが、特にライトガイドバンドルが複数本により
構成されている場合には、そのうちの少なくとも1本の
ライトガイドバンドルに関して、更に複数の照明領域に
分割し夫々の領域においての照明範囲が異なるように構
成することが好ましい。特に、先端構成部に遮光部及び
照明光学系を有している内視鏡において、この照明光学
系が複数の領域に分割された照明範囲を有している場
合、前記遮光部から遠い領域の照明範囲をα、前記遮光
部に近い領域の照明範囲をβとしたとき、以下の条件式
を満足することが好ましい。 α>β ・・・・(1)
【0017】又、前記内視鏡若しくは保護カバー付内視
鏡の照明光学系において、複数に分割された各領域の照
明範囲が等しい場合には、前記ライトガイドバンドルは
少なくとも先端構成部が2本以上になっており、各照明
領域毎に少なくとも1本のライトガイドバンドルを対応
させるようにしている。更に、前記内視鏡若しくは保護
カバー付内視鏡の先端構成部に複数の照明光学系と遮光
部材とが備えられている場合には、この遮光部を原因と
して生じる1つの照明光学系側の影を、少なくとも他の
1つの照明光学系からの照明光により照明するように構
成される。この場合には、ある1つの照明光学系につい
て、遮光部材に対して他の照明光学系の反対側の領域に
少なくとも他の1つの照明光学系を設けるようにすれば
よい。又、新たに1つの照明光学系を設ける位置を最初
の照明光学系の光軸と前記遮光部材の両端を結んだ直線
で囲まれる領域内に設定するとよい。
【0018】又、前記照明光学系の数をm(mは2以上
の自然数)としたとき、隣接する2つの照明光学系の光
軸O1 ,O2 と前記観察光学系の光軸Oとを結んだ2本
の直線OO1 及びOO2 のなす角の大きさθが以下に示
す条件式を満足していることが好ましい。 180/m≦θ≦(180/m)+90 ・・・・(2) 但し、θ<180°である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づき本
発明を詳細に説明する。
【0020】第1実施例 図1(a)は本実施例にかかる照明光学系3を備えた内
視鏡1の先端部の構成を示す光軸に沿う断面図である。
内視鏡1は観察光学系2と照明光学系3とにより構成さ
れ、照明光学系3は照明レンズ4及びライトガイドバン
ドル5からなっている。照明レンズ4は凹レンズであ
る。又、ライトガイドバンドル5の中心軸7は、照明レ
ンズ4の光軸6に対して偏心しており、観察光学系2に
やや近い位置にある。又、11は被写体面を示してい
る。尚、ライトガイドバンドルとは、ガラス若しくはプ
ラスチック等の透明材質からなるファイバを多数本束ね
たものであり、その一方の端部は、ここでは図示されて
ないが、光源装置に光学的に接続されている。そして、
光学装置で発せられた照明光をライトガイドバンドルの
光源装置と接続された端面に集光し、その照明光はライ
トガイドバンドル内を伝搬されて、先端の照明レンズ4
に到達するようになっている。
【0021】前述のように、照明光学系3の照明レンズ
4の光軸6とライトガイドバンドル5の中心軸7とは偏
心しており、更に、照明レンズ4は2つの照明領域A,
Bに分割されている。即ち、図1(b)は内視鏡1の先
端構成部の正面図であるが、この図に示されているよう
に、一点鎖線10で示す線を境界にして照明レンズ4は
2つの照明領域A,Bに分割されているのである。そし
て、ライトガイドバンドル5の中心軸7が照明レンズ4
の光軸6より観察光学系2よりになるように配置されて
いるので、領域Aからの光による照明範囲より観察光学
系2に近い領域Bからの光による照明範囲の方が広くな
る。尚、図1(a)に示した本実施例の照明光学系3の
場合、凹レンズ(照明レンズ4)の曲率半径rは1.5
(mm)、ライトガイドバンドル5の径φは2(mm)であり、
照明レンズ4の光軸6とライトガイドバンドル5の中心
軸7との偏心量は0.2(mm)となっている。
【0022】図1(c)は、被写体面11における観察
光学系2の視野範囲12,照明領域Aからの光による照
明範囲13a及び照明領域Bからの光による照明範囲1
3bを示す図である。前述のように、照明範囲13aは
照明範囲13bより狭いため、照明範囲13aが視野範
囲12より極端に大きくなることはなく、よって照明光
のロスは少なくなる。一方、照明範囲13bは広いた
め、視野範囲12は全体がほぼ均一に照明されることに
なる。
【0023】又、本実施例の照明光学系では、図2
(a)に示すように、ライトガイドバンドル5の中心軸
7が照明レンズ4の光軸6の上側(前述の偏心方向とは
反対側)になるように偏心させてもよいし、同図
(b),(c)に示すように、凹レンズと同様に凸レン
ズを偏心させて用いてもよい。何れの場合も照明レンズ
4の光軸6とライトガイドバンドル5の中心軸7を偏心
させることにより、領域Aからの光による照明範囲を領
域Bからの光による照明範囲よりも広くすることができ
る。
【0024】以上のように、本実施例では、内視鏡1の
先端構成部において、ライトガイドバンドル5が1本で
構成され、かつ、照明レンズ4を2つの領域に分割した
場合を示したが、かかる分割数は3つでも4つでも又は
それ以上でもよい。又、ここでは照明レンズ4の光軸6
とライトガイドバンドル5の中心軸7とを偏心させるこ
とにより領域Aと領域Bとでは照明範囲が異なることを
示した。この他にも以下に示すような方法により各領域
の照明範囲が異なるように構成することが可能である。
【0025】まず、第1は、図3(a)〜(d)に示す
ように、照明レンズ4に、内視鏡先端部側の面15とラ
イトガイドバンドル5の内視鏡先端部側の面16とが平
行でないレンズ若しくはプリズムを用いる方法である。
このような照明レンズ4を用いれば、ライトガイドバン
ドル5からの射出光は夫々図3(a)〜(d)に示した
ようになり、何れの場合も図の上側の領域Aの照明範囲
に比べて図の下側の領域Bの照明範囲の方が広くなって
いる。
【0026】第2の方法としては、照明レンズ4の一部
を他の部分と異なる形状にする方法がある。図4(a)
〜(g)にこれらの例を示す。図4(a)及び(b)に
示す例では、照明レンズ4の先端部側面15の領域Aの
一部分を、テーパ状に構成したり、曲率を持たせたりし
てある。図4(c)及び(d)に示す例では、領域Aと
領域Bとで、凹レンズ或いは凸レンズの曲率半径が異な
る照明レンズ4が用いられている。図4(e)及び
(f)に示す例では、照明レンズ4に、ライトガイドバ
ンドル5側の面17a,17bの先端部側の面15に対
する傾き角度が夫々異なるプリズムが使用されている。
この場合、プリズムのライトガイドバンドル5側の面1
7a,17bは夫々平面でもよいし、双方が円錐の一部
を形成していても差し支えない。又、図4(g)には、
照明レンズ4が曲率半径を2つ有する凹レンズであっ
て、更に2段になっている曲面の中心軸6aとライトガ
イドバンドル5の中心軸7とを偏心させて構成した例を
示している。何れの場合にも、図中にライトガイドバン
ドル5から射出される照明光を示しているが、領域Aの
照明範囲に比べ領域Bの照明範囲の方が広くなってい
る。
【0027】第3の方法は、図5(a)〜(c)に示す
ように、照明レンズ4を構成する材質を部分的に変える
ことにより照明範囲を異なるものとする方法である。図
5(a)には照明レンズ4において領域Aと領域Bとを
屈折率の異なる2つの材質によって作製した例を示して
いる。このとき、領域Aの屈折率をnA 、領域Bの屈折
率をnB として、nA <nB を満足するようにすると、
領域Bの方が照明範囲は広くなる(図5(a)におい
て、nA =1.59,nB =1.592である)。又、
図5(b)には照明レンズ4の先端側面に施す反射防止
コーティング18aと18bとの材質を変えることによ
り各領域により異なる照明範囲を得る方法を示してい
る。図5(c)では、照明レンズ4を性質の異なる光拡
散素子19aと19bとを組み合わせて構成することに
より、各領域により照明範囲を異なるようにした例を示
している。尚、ここでいう光拡散素子とは、素子に入射
する光束のNA(開口数)に対し、素子を透過して射出
する光束のNA’が一定の法則に従い変化する性質を有
する素子の総称である。
【0028】更に、第4の方法としては、ライトガイド
バンドルをNAの異なる2種類以上のライトガイドファ
イバを組み合わせることにより領域毎の照明範囲の異な
る照明光学系を得る方法である。例えば、図6(a),
(b)に示すように、領域A側にNAの低いライトガイ
ドファイバ8を配置し、領域B側にNAの高いライトガ
イドファイバ9を配置してライトガイドバンドル5を構
成する方法である。このような構成により、高いNA側
の領域Aの照明範囲を、低いNA側の領域Bの照明範囲
よりも広くすることができる。このとき、照明レンズ4
によって照明光が広がる範囲は、領域Aより領域Bの方
が大きくなるため、図6(c)及び(d)に示すよう
に、照明レンズ4の光軸6とライトガイドバンドルの中
心軸7とを偏心させると、照明レンズ4の縁による照明
光のケラレが生じなくなり、更によい。尚、ここでは照
明レンズ4がプリズムである場合、及び凹レンズである
場合を図示して説明したが、勿論凸レンズを用いた場合
でも同様である。この場合には、NAが0.3〜0.6
程度のライトガイドファイバとNAが0.6〜0.9程
度のライトガイドファイバとを組み合わせるのがよい。
【0029】以上説明した本実施例の照明光学系におい
て、簡略化のため照明レンズが1枚である照明光学系を
示したが、かかる照明レンズが複数枚用いられている場
合にも、上述の方法は適用できる。又、上述の各方法は
各々単独で用いてもよいし、何れかを適宜組み合わせて
用いることもできる。更に、これらの方法は、通常の内
視鏡又は保護カバー付内視鏡の何れにも適用することが
可能である。このように、本実施例の照明光学系を用い
れば、ライトガイドバンドル5及び照明レンズ4が夫々
1個でも内視鏡の外径を細く保ちつつ、内視鏡の視野全
域において明るさムラがなく、そのうえ視野範囲より外
側を照明する照明光を少なくして明るい内視鏡の視野を
確保することができる。
【0030】第2実施例 図7(a)は本実施例の照明光学系3を備えた内視鏡1
の構成を示す光軸に沿う断面図である。この内視鏡1
は、観察光学系2と照明光学系3とからなっている。照
明光学系3はライトガイドバンドル5aを有する照明光
学系3aと、ライトガイドバンドル5bを有する照明光
学系3bとから構成されている。ここで、ライトガイド
バンドル5aと比較してライトガイドバンドル5bはフ
ァイバの本数が多く、太くなっている。又、図7(b)
は同図(a)に示した内視鏡1の先端を示す正面図であ
るが、このとき、照明光学系3a,3bの照明領域を夫
々領域A’,領域B’とし、観察光学系2の光軸Oと照
明光学系3a,3bの光軸O 1 ,O2 とを結んだ直線O
1 及びOO2 のなす角をθとすると(但し、θ≦18
0°)、θ=150°となる。ここで、領域A’の照明
範囲を13a,領域B’の照明範囲を13bとしたとき
の、被写体面11における観察光学系2の視野範囲1
2,照明範囲13a及び13bの状態を図7(c)に示
す。この図から明らかなように、領域A’の照明範囲1
3aよりも領域B’の照明範囲13bの方が広く、又、
視野範囲12のうち照明範囲13bの外側になる部分を
照明範囲13aが照明することにより、視野範囲12の
全域に亘って均一に照明光が届くようになっている。
【0031】ところで、図7(b)において、角O1
2 ’=θ’(但し、θ>θ’)となる位置O2 ’に照
明光学系3bの光軸がある場合には、照明光学系3bは
図中に点線で示した位置に存在することになる。このと
き、視野範囲12に対する照明範囲13a’,13b’
は図7(d)に示すようになる。そして、図中斜線を施
した領域には照明光が届かないため暗くなり、内視鏡で
の観察に支障をきたすことになる。即ち、内視鏡の照明
光学系が複数の領域に分割されており、かつライトガイ
ドバンドルも内視鏡の先端構成部分において複数本で構
成されている場合には、観察光学系2の光軸Oを中心と
し、ほぼ等間隔で照明光学系を配置されていないと、視
野範囲全域に亘って照明光が均一に届かないため、視野
に明るさムラが生じる原因となる。従って、内視鏡の先
端構成部において、照明光学系がm本(mは2以上の自
然数)設けられている場合、照明光学系3aの光軸をO
1 、この照明光学系3aと隣接する照明光学系3bの光
軸をO2 、観察光学系2の光軸をOとし、更に直線OO
1 と直線OO2 とのなす角(角O1 OO2 )の大きさを
θとしたとき、 180/m≦θm≦(180/m)+90(但し、θ≦
180°) となるようにすれば、照明光学系はほぼ等間隔で配置さ
れる(従って、ライトガイドバンドルも等間隔となる)
ことになるため、均一な照明光を得ることができる。
【0032】以上のように、本実施例の照明光学系にお
いては、ライトガイドバンドル5aが細いため、内視鏡
自体を細径化することが可能になる。又、観察光学系2
に対してライトガイドバンドル5a,5bがほぼ等間隔
で配置されていることにより、視野に明るさムラを生じ
ない内視鏡の照明光学系が得られる。
【0033】第3実施例 図8(a)は本実施例の照明光学系3c,3dを備えた
内視鏡1の構成を示す光軸に沿う断面図である。内視鏡
1は、観察光学系2,照明光学系3c及び3dにより構
成されている。照明光学系3cはライトガイドバンドル
5c及び照明レンズ4cからなり、照明光学系3dはラ
イトガイドバンドル5d及び照明レンズ4dからなって
いる。更に、照明レンズ4c,4dは夫々2つの照明領
域A”,B”に分割されており、夫々領域A”の曲率半
径をrA 、領域B”の曲率半径をrB とすると、rA
B となってる。このとき、図8(a)に示すように、
照明領域A”からの光による照明範囲13cよりも照明
領域B”からの光による照明範囲13dの方が広くな
る。この結果、被写体面11での視野範囲12及び領域
A”及び領域B”からの光による照明範囲13c,13
dは、同図(b)に示すようになり、視野範囲全域がほ
ぼ均一に照明されることになる。又、このとき、照明レ
ンズ4c,4dの曲率半径を領域A”,B”共にrB
したときと比較して、視野範囲外を照明する光が少なく
なるため、視野範囲全体の明るさが向上している。
【0034】尚、本実施例においては、2つの照明レン
ズを夫々更に2つの領域に分割したが、勿論1つの照明
レンズを2つの領域に分割するのみでもよいし、1つの
照明レンズを2つ以上の領域に分割してもよい。更に
は、ライトガイドバンドルを2つ以上の領域に分割して
もよい。本実施例の構成によれば、視野全域におけて明
るさムラがなく、かつ視野範囲内の照明光の光量が増加
することによって、十分な視野範囲の明るさを確保し得
る内視鏡の照明光学系を実現することができる。
【0035】第4実施例 図9(a)は本実施例の照明光学系3を備えた内視鏡1
の構成を示す光軸に沿う断面図である。本実施例は、先
端部に遮光部材20が設けられている内視鏡1に用いる
場合の照明光学系3の例を示すものである。図9(a)
に示すように、内視鏡1は、観察光学系2と、照明レン
ズ4とライトガイドバンドル5とからなる照明光学系3
とにより構成されている。ライトガイドバンドル5の照
明領域A,BのNAを夫々NAA ,NAB としたとき、 NAA >NAB を満足しているライトガイドファイバにより構成されて
いる。又、照明レンズ4は平行平板である。
【0036】このとき、図9(a),(b)に示すよう
に、被写体面11における領域Aからの光による照明範
囲をα、領域Bからの光による照明範囲をβとすると、 α>β の関係が成立している。この場合、遮光部材20から遠
い領域Aからの光による照明範囲αは内視鏡1の視野範
囲12をカバーできる程度の広さを有しているため、視
野範囲全域においてほぼ均一な照明光が得られ、内視鏡
の観察に支障をきたすことはない。一方、遮光部材20
に近い側の領域Bからの光による照明範囲βは、遮光部
材20により遮られない程度の狭いものである。それ
故、観察光学系2の遮光部材20を越えた視野範囲へは
照明光が到達不可能となるが、それ以外の領域を照明す
ることはできるため、内視鏡の観察に支障をきたさない
程度の明るさは確保されている。
【0037】ところで、領域Aからの照明光だけでも視
野範囲全域を照明することは可能であるが、この場合に
はライトガイドバンドルが細くなっていることによる光
量の減少がみられ、視野が暗くなってしまう。しかし、
領域Aに対応するライトガイドバンドルを太くすると、
それに伴い内視鏡の外径も太くする必要が生じることに
なり、好ましくない。
【0038】以上のように、本実施例の照明光学系を用
いれば、先端に遮光部材が設けられている内視鏡であっ
ても視野の明るさムラをなくすことができる。又、ライ
トガイドバンドルが1本であってもよいので、製造コス
トの低減が可能であるうえ、更に細径の内視鏡であって
も先端の遮光部材を原因とする視野の明るさムラを生じ
ない。
【0039】第5実施例 図10(a)は本実施例の照明光学系3e,3fを備え
た内視鏡の構成を示す光軸に沿う断面図であり、同図
(b)は(a)に示した内視鏡先端の正面図である。本
実施例の照明光学系3e,3fは保護カバー付の内視
鏡、即ち図10(a)に示す内視鏡本体29と保護カバ
ー30により構成される内視鏡に用いられるものであ
る。内視鏡本体29は、観察光学系2と、2本の等しい
太さのライトガイドバンドル5e,5fとこれらのライ
トガイドバンドル5e,5fの前方に取り付けられた照
明レンズ4からなる照明光学系3e,3fとにより構成
されている。尚、照明レンズ4の光軸とライトガイドバ
ンドル5e,5fの中心軸とは一致している。一方、保
護カバー30は、その先端部に透明部材32と、遮光部
材31e,31f及び内視鏡本体29の挿入部全体を覆
うシース33とを備えている。又、保護カバー30には
処置具口34及びノズル35が設けられている。照明光
学系3fは、図10(b)に示すように、遮光部材31
eに対して照明光学系3eと反対側にある。更に、照明
光学系3e,3fの光軸を夫々E,F、遮光部材31e
の両端を夫々L,Mとすると、照明光学系3fの光軸F
は直線EM及び直線ELに囲まれる領域内に位置してい
る。
【0040】照明光学系3e,3fは夫々ライトガイド
バンドル5e,5fを有しており、双方の照明光学系に
より2つの照明領域を形成している。夫々の照明光学系
3e,3fにおいて、ライトガイドバンドル5e,5f
は同様のものであり、又、照明レンズ4は共通であるた
め、これらによる照明範囲は等しくなる。ここで、照明
光学系3eから射出する照明光に着目すると、遮光部材
31e側の照明光は遮光部材31eにより遮られてしま
うため、影が生じる。しかし、遮光部材31eに対して
照明光学系3eと反対側にもう1つの照明光学系3fが
配置されているため、前記影は照明光学系3fからの照
明光により照明され、内視鏡の観察には何ら支障をきた
すことはない。又、遮光部材31fにより生じる影につ
いても同様である。このときの被写体面11における前
記内視鏡の視野範囲12及び照明範囲13e,13fの
状態を図10(c)に示す。図中、斜線が施されている
部分が遮光部材31e,31fによる影36e,36f
である。図から明らかなように、影36e,36fは何
れも照明光学系3f,3eからの照明光により照明され
るため、何ら問題はない。
【0041】このように、本実施例の照明光学系を用い
れば、保護カバー付内視鏡において、遮光部材により生
じる影を原因とする視野の明るさムラを防止することが
できる。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明の照明光学系を用
いれば、内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡において、
照明光のロスにより視野範囲全域における明るさ不足を
招いたり、内視鏡挿入部を太径にすることなく、観察光
学系と照明光学系との位置ズレにより生じる視野の明る
さムラを防止することができる。又、本発明の照明光学
系によれば、先端構成部に遮光部材が設けられている内
視鏡若しくは保護カバー付内視鏡においても、かかる遮
光部材の影を原因とする視野の明るさムラを防止するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施例の照明光学系を備えた内視
鏡先端部の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は
(a)に示した内視鏡先端部の構成を示す正面図、
(c)は(a)に示した内視鏡に備えられた観察光学系
の視野範囲及び照明光学系の照明範囲を説明するための
図である。
【図2】(a)〜(c)は図1(a)に示した照明光学
系の変形例を示す図である。
【図3】(a)〜(d)は第1実施例の照明光学系の構
成を説明するための図である。
【図4】(a)〜(g)は第1実施例の照明光学系の構
成を説明するための図である。
【図5】(a)〜(c)は第1実施例の照明光学系の構
成を説明するための図である。
【図6】(a)〜(e)は第1実施例の照明光学系の構
成を説明するための図である。
【図7】(a)は第2実施例の照明光学系を備えた内視
鏡先端部の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は
(a)に示した内視鏡先端部の構成を示す正面図、
(c)及び(d)は(a)に示した内視鏡に備えられた
観察光学系の視野範囲及び照明光学系の照明範囲を説明
するための図である。
【図8】(a)は第3実施例の照明光学系を備えた内視
鏡先端部の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は
(a)に示した内視鏡に備えられた観察光学系の視野範
囲及び照明光学系の照明範囲を説明するための図であ
る。
【図9】(a)は第4実施例の照明光学系を備えた内視
鏡先端部の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は
(a)に示した内視鏡に備えられた観察光学系の視野範
囲及び照明光学系の照明範囲を説明するための図であ
る。
【図10】(a)は第5実施例の照明光学系を備えた内
視鏡先端部の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は
(a)に示した内視鏡先端部の構成を示す正面図、
(c)及び(d)は(a)に示した内視鏡に備えられた
観察光学系の視野範囲及び照明光学系の照明範囲を説明
するための図である。
【図11】従来の内視鏡先端部の構成を示す光軸に沿う
断面図である。
【図12】図11に示した内視鏡の観察光学系の視野範
囲及び照明光学系の照明範囲を説明するための図であ
る。
【図13】従来の内視鏡先端部の構成を示す光軸に沿う
断面図である。
【図14】図13に示した内視鏡の観察光学系の視野範
囲及び照明光学系の照明範囲を説明するための図であ
る。
【図15】従来の内視鏡先端部の構成を示す光軸に沿う
断面図である。
【図16】(a),(b)は従来の内視鏡先端部の構成
を示す照明図である。
【図17】従来の保護カバー付内視鏡の先端部の構成を
示す光軸に沿う断面図である。
【図18】(a)は従来の保護カバー付内視鏡の先端部
の構成を示す光軸に沿う断面図、(b)は(a)に示し
た内視鏡の観察光学系の視野範囲及び照明光学系の照明
範囲を説明するための図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 2 観察光学系 3,3a,3b,3e,3f 照明光学系 4,4c,4d 照明レンズ 5,5a,5b,5c,5d,5e,5f ライトガイ
ドバンドル 6 光軸 7 中心軸 8,9 ライトガイドファイバ 10 一点鎖線 11 被写体面 12 視野範囲 13a,13b,13a’,13b’,α,β 照明範
囲 15 照明レンズ4の先端側の面 16 ライトガイドバンドル5の先端側の端
面 17a,17b 照明レンズ4のライトガイドバンドル
5側の面 18a,18b コーティング 19 光拡散素子 20,31e,31f 遮光部材 29 内視鏡本体 30 保護カバー 32 透明部材 33 シース 34 処置具口 35 ノズル 36e,36f 影 A,A’,A”,B,B’,B” 照明領域 O 観察光学系の光軸 O1 ,O2 ,E 照明光学系の光軸 L,M 遮光部材の端

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡若しくは内視鏡本体に保護用カバ
    ーが取り付けられている保護カバー付内視鏡に備えられ
    た照明光学系において、 照明領域が複数に分割されていることを特徴とする内視
    鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照明光学系。
  2. 【請求項2】 前記複数に分割された各領域の照明範囲
    を夫々異なるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照明光学系。
  3. 【請求項3】 光源装置に接続され、内視鏡若しくは保
    護カバー付内視鏡の挿入部の先端まで前記光源装置から
    の照明光を導くためのライトガイドバンドルが、少なく
    とも前記挿入部の先端構成部までは1本で構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡若しくは保
    護カバー付内視鏡の照明光学系。
  4. 【請求項4】 前記ライトガイドバンドルが少なくとも
    前記挿入部の先端構成部において複数本で構成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡若しくは保
    護カバー付内視鏡の照明光学系。
  5. 【請求項5】 複数のライトガイドバンドルを有する内
    視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照明光学系におい
    て、 少なくとも1本のライトガイドバンドルの照明領域を複
    数の領域に分割し、各々の領域の照明範囲を異なるよう
    にしたことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡若しく
    は保護カバー付内視鏡の照明光学系。
  6. 【請求項6】 先端構成部に遮光部を備え、複数の異な
    る照明範囲を有する内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡
    の照明光学系において、 前記遮光部から遠い領域の照明範囲をα,前記遮光部に
    近い領域の照明範囲をβとしたとき、以下の条件式を満
    足するようにしたことを特徴とする請求項3又は4に記
    載の内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照明光学系。 α>β
  7. 【請求項7】 前記複数に分割された各領域の照明範囲
    はほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡
    若しくは保護カバー付内視鏡の照明光学系。
  8. 【請求項8】 前記ライトガイドバンドルは少なくとも
    2本以上の先端構成部を有し、前記各照明領域毎に少な
    くとも1本の前記ライトガイドバンドルを対応させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項7に記載の内視鏡若し
    くは保護カバー付内視鏡の照明光学系。
  9. 【請求項9】 2つ以上の照明光学系と先端構成部に遮
    光部とを有する内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照
    明光学系において、 1つの前記照明光学系からの照明光により生じる前記遮
    光部の影の部分を少なくとも他の1本の照明光学系から
    の照明光により照明するようにしたことを特徴とする請
    求項4又は8に記載の内視鏡若しくは保護カバー付内視
    鏡の照明光学系。
  10. 【請求項10】 前記遮光部に対して前記照明光学系の
    反対側に、少なくとも他の1つの照明光学系が配置され
    ていることを特徴とする請求項9に記載の内視鏡若しく
    は保護カバー付内視鏡の照明光学系。
  11. 【請求項11】 1つの照明光学系の光軸と前記遮光部
    の両端を結んだ直線により囲まれる領域に少なくとも他
    の1つの照明光学系が配置されていることを特徴とする
    請求項10に記載の内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡
    の照明光学系。
  12. 【請求項12】 内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の
    先端構成部において、 観察光学系を中心として少なくとも2つ以上の照明光学
    系が略等間隔で配置されていることを特徴とする請求項
    4又は8に記載の内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の
    照明光学系。
  13. 【請求項13】 前記照明光学系の数をm(mは2以上
    の自然数)としたとき、隣接する2つの照明光学系の光
    軸O1 ,O2 と前記観察光学系の光軸Oとを結んだ2本
    の直線OO1 及びOO2 のなす角の大きさθが以下に示
    す条件式を満足するようにしたことを特徴とする請求項
    12に記載の内視鏡若しくは保護カバー付内視鏡の照明
    光学系。 180/m≦θ≦(180/m)+90 但し、θ<180°である。
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