JPH0968533A - 薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置 - Google Patents

薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置

Info

Publication number
JPH0968533A
JPH0968533A JP7223250A JP22325095A JPH0968533A JP H0968533 A JPH0968533 A JP H0968533A JP 7223250 A JP7223250 A JP 7223250A JP 22325095 A JP22325095 A JP 22325095A JP H0968533 A JPH0968533 A JP H0968533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biochemical substance
saliva
concentration
measuring device
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7223250A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yamaguchi
昌樹 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP7223250A priority Critical patent/JPH0968533A/ja
Publication of JPH0968533A publication Critical patent/JPH0968533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非観血式で使用者に苦痛を与えることがな
く、容易に使用者に投与されるべき薬品の投与量を表示
して使い勝手の良い生化学物質測定装置(血糖値測定
器)を提供すること。 【解決手段】 血糖値測定器10には5個の表示ランプ
50a〜50eが設けられている。表示ランプに隣接し
てインシュリン投与量が印刷されている。唾液を所定量
採取してセンサ本体301の開口20を介してセンサ本
体内に唾液を移すと、この唾液が酵素センサ30の測定
部に接触する。このため、酵素により酸化還元反応が発
生し、ブドウ糖の量が検出され、唾液糖の濃度がわか
る。唾液糖の濃度と対応関数により血糖値が算出され
る。血糖値の値は、予め複数に区分されており、各区分
に対応してインシュリン投与量が決定されている。この
ため、血糖値に応じて対応するインシュリン投与量を表
示するために前記表示ランプが点灯される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生化学物質測定装置
に関し、特に非観血式で且つ測定された生化学物質に応
じて生体に投与すべき薬品の投与量を表示可能な生化学
物質測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、酵素の持つ厳密な分子識別機
能を利用したセンサ(バイオセンサと称する)が種々考
案され、生体の生理活性物質(生化学物質)の分析に応
用が進んでいる。たとえば、糖尿病治療においてはバイ
オセンサが血糖計測技術に大きな変革をもたらしてい
る。1970年代には、高分子にブドウ糖酸化還元酵素
であるグルコースオキシダーゼを固定化した酵素膜を用
いた血糖センサーが開発され、それまで数十分から1時
間以上も必要であった血糖測定が数分で測定できるよう
になった。
【0003】しかし、これらのバイオセンサは被測定物
質として血液を用いていたので、患者は測定の度に採血
する必要があり、以下の問題点が未解決のまま残されて
いた。
【0004】即ち、採血時の肉体的苦痛や、血液を媒体
とするウイルス、例えばB型肝炎やAIDSへの感染の
恐れがあり、患者や看護者に常に精神的な不安感を与え
る等の問題がそれである。
【0005】これらの問題を図るために、光学的手法を
用いた非侵襲型(非観血式)の生理活性物質計測法が提
案されており、例えば七里元亮らの「血糖値の非侵襲的
計測法―光学的ブドウ糖センサの開発―,BME,Vol.
5,No.8,pp.16-21,1991」等が報告されて
いる。
【0006】現在日本では、40歳以上の10人に一
人、すなわち500〜600万人が糖尿病であるといわ
れているように、高齢者ほど糖尿病患者の割合が多くな
っている。それらの患者のうち、15〜20万人はイン
シュリン治療が必要であり、日常生活に支障をきたさな
いように、上述の血糖値測定装置を使って自ら血糖値を
測定し、その結果に応じて自分でインシュリン量を調節
して自己注射を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の血糖値
測定器はその測定結果を物理量(数値)、例えばXX
[mg/dl]で表示するのみであり、使用者がそれを
もとに必要なインシュリン量を求める必要があり、特に
高齢者が多い糖尿病患者にとっては、非常に使い勝手の
悪いものであった。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、非観血式で使用者に
苦痛を与えることがなく、容易に使用者に投与されるべ
き薬品の投与量を表示して使い勝手の良い生化学物質測
定装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1に記載の薬品投与量を表示可能な生化学物質測
定装置は、収集された生体の分泌液に含まれる所定の生
化学物質の濃度に関連する情報を検出する検出手段と、
前記所定の生化学物質に関して前記分泌液中の濃度に関
連する情報と血液中の濃度との対応情報を記憶する記憶
手段と、前記検出手段により検出された前記生化学物質
の濃度に関連する情報と前記記憶手段に記憶された対応
情報とに基づき、血液中の前記生化学物質の濃度を算出
する算出手段と、生体に投与すべき薬品の投与量を表示
可能な表示手段と、前記算出手段により算出された前記
生化学物質の濃度に応じて前記表示手段に前記薬品の投
与量を表示させる表示制御手段とを備えている。このた
め、収集された分泌液に含まれる生化学物質の濃度に関
連する情報が検出手段により検出され、算出手段がこの
情報と前記対応情報とに基づいて血液中の生化学物質の
濃度を算出し、表示制御手段により血液中の生化学物質
の算出濃度に応じて薬品の投与量が表示手段に表示され
るのである。
【0010】また、請求項2に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、分泌液として生体に分泌
される唾液を使用するので測定のための唾液収集が容易
になるのである。
【0011】また、請求項3に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、生化学物質としてブドウ
糖を測定するため、血糖値の測定ができる。
【0012】また、請求項4に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、前記記憶手段には血糖値
と前記薬品投与量としてのインシュリン量との関係を示
す薬品投与量対応情報が記憶されており、前記表示制御
手段は、前記算出手段により算出された血糖値とその薬
品投与量対応情報とに基づき、インシュリン量を前記表
示手段に表示させるので、インシュリン量が容易にわか
るだけでなく、薬品投与量対応情報を使用者の特徴(例
えば体重)に応じて修正が可能になるため、使用者に対
する適用範囲を拡大することができる。
【0013】また、請求項5に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、検出手段が、前記生化学
物質を反応させる少なくとも1種類の酵素と、前記反応
により生成される生成物の増減を検出するための電極と
を備えているので、生化学物質の分泌液中の濃度に関連
する情報の検出が容易にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を血糖値測定器10
に具体化した一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1は血糖値測定器10の構成を示す図で
ある。血糖値測定器10は、唾液の採取手段20と、採
取された唾液中に含まれる生化学物質(ブドウ糖)を検
出する検出手段30と、演算部40と、表示手段50と
から構成されている。演算部40はCPU(算出手段,
表示制御手段)41と記憶装置42とキーボード43と
入出力ポートとから構成され、記憶装置42は後述の情
報が記憶されたROM,演算結果を一時記憶するための
RAMから構成されている。
【0016】このROMには制御プログラムや唾液のグ
ルコース濃度と血糖値との対応関係を示す対応情報とし
ての対応関数が記憶されている。更に、血糖値に対して
使用者に投与すべき薬品(インシュリン)の投与量を示
すデータが記憶されている。本実施の形態では、図2に
示すように、装置本体にインシュリン量が印刷されてお
り、その印刷部にそれぞれ隣接する表示ランプ50a〜
50eの点灯制御のための点灯制御データが血糖値に関
連して記憶されているのである。この対応関係を薬品投
与量対応情報と称す。更に、後述する酵素センサからの
検出電流値I0と唾液中のグルコース濃度との対応関係
もまた前記ROMに記憶されている。前記キーボード4
3は、後述の個人情報(体重等)を入力するために操作
されるものであり入力手段を構成する。
【0017】図2は本実施の態様の血糖値測定器10の
概観図である。本体上面には、表示手段として、前記表
示ランプ50a〜50eが設けられており、各々のラン
プに対応してインシュリン量がそれぞれ印刷されてい
る。また、本体上面には電源スイッチ11が設けられ、
本体左側面にはセンサ体301が着脱可能に装着され
る。このセンサ体(検出手段)301は、樹脂成形され
たものであって、内部に唾液収容室が区画形成され、一
端にその唾液収容室を外部に連通する開口20が形成さ
れている。また、その唾液収容室に後述の測定部を露出
させて酵素センサ30が内蔵されている。この酵素セン
サ30からの検出信号を本体に内蔵されたCPU41に
伝達するため電気接点Pが前記センサ体301の他端に
露出形成されている。このセンサ体301は酵素センサ
の耐久性に応じて1〜数十回の使用毎に使い捨てとして
もよい。
【0018】唾液の採集手段としては、吸引器具70、
具体的にはスポイト,シリンダ,或いは注射器などや、
出願人がさきに出願した特願平7−157425号に記
載の3方活栓を使用した真空吸引装置を使用することが
できる。図3に示すように、前記吸引器具70の吸引口
を舌60の下の唾液腺管の開口部63近傍に配置し、顎
下腺61及び舌下腺62の唾液を吸引器具70に吸引す
るのである。唾液の吸引量は、吸引器具70の容量を設
定することにより調節できるのである。吸引器具70に
唾液を所定量吸引したら、前記センサ体301の開口2
0に吸引した唾液を落し込めば唾液はセンサ体301の
唾液収容室に移り、酵素センサ30の測定部に接触する
ことになる。このような、唾液採取を行えば、唾液のみ
を選択的に収集することが可能となるり,生化学分析を
阻害する物質,例えば歯槽膿漏に起因して歯茎から浸出
する間質液や,口腔内の細菌,酵素を取り除くことが可
能となる。その結果,分析精度を向上させることが出来
る。
【0019】次に、唾液のグルコース濃度から血糖値を
推定する方法を図4を参照しつつ説明する。
【0020】まず、唾液中のグルコース濃度と血糖値と
の相関関係を下記実験により確かめた。
【0021】歯槽膿漏が認められない健常な成人男子
(32歳)を被検者として経口糖負荷試験(Oral Gluco
se Tolerance Test,OGTT)をおこない、血液と唾液を1
0分間隔で2時間にわたって採取した。経口糖負荷試験
では、6時間絶食した被検者に75gのぶどう糖液(ト
レーランG、武田薬品工業株式会社)を服用させ、うが
いにより口腔内の残留物を洗浄した。試験中は安静に保
ち、副作用は認められなかった。血液の採取のために、
3方活栓を接続したサーフロリューチシン(太さ:20
ゲージ)を静脈に挿入し、血栓で閉塞しないようにヘパ
リン2ccを含む生理食塩水を25cc/hで静脈内点
滴した。血液の採取はこの3方活栓により行い、毎回リ
ューチシン内の血液2ccを排出した後に採血するよう
にした。唾液の採取は、舌下に挿入したロールワッテ
(歯科用綿)に顎下腺液・舌下腺液の混合唾液を毎回5
分間吸収させて実施した。このロールワッテをディスポ
ーザブルのシリンジで圧縮して採取した唾液は、細菌や
酵素を除くために分画分子量5000の加圧式限外漉過
器(日本ミリポア株式会社、モルカット2- LCC)で3
0分かけて漉過し、室温(約 25℃)で保存した。
【0022】血糖は、生化学自動分析装置(日立製作
所、7170)により採血の度にその都度測定した。唾液糖
は、グルコース測定用の酵素法試薬(和光純薬工業株式
会社、グルコースC2-テストワコー)を用いて行っ
た。酵素法試薬3.0mlに唾液100μlを混合・攪
拌し、37℃で 5分間加温することによって発色させ
た。そして、分光光度計(日立製作所、U-3200 形)で
波長505nmの吸光度を測定し、予め求めておいた検
量線(グルコース濃度=吸光度/0.0129)によっ
てグルコース濃度に換算した。本酵素法試薬の測定精度
は、100mg/dl以上の高濃度では±2%、1〜1
0mg/dlの低濃度では±10%である。
【0023】図4には、経口糖負荷試験における血糖と
唾液糖の経時変化を測定した結果を示した。空腹時の血
糖と唾液糖は各々92mg/dl、1.16mg/dl
であり、いずれも90分後には初期値に復帰した。ま
た、血糖と唾液糖の最大値は各々142mg/dl、
5.95mg/dlであり、血糖に対する唾液糖の時間
遅れは40分と認められた。本試験の結果は、血糖と唾
液糖との相関が認められるものであり、血糖の変動50
mg/dlが唾液糖の変化で判別できるものであった。
すなわち、唾液のグルコース濃度は血糖と相関を有して
いることが判る。従って、被検者は血糖値の測定のため
唾液採取の略1時間は絶飲絶食することになる。
【0024】尚、唾液中のグルコース濃度と血糖値の相
関関係に関しては、以下に列挙するように今までにいく
つかの研究も散見されている。
【0025】1)C.O.Reuterving:Pilocarpine-stimula
ted salivary flow rate andsalivary glucose concent
ration in alloxan diabetic rats. Influenceof sever
ity and duration of diabetes, Acta Physiol Scand,
126,pp.511-515,1986. 2)L.N.Forbat, R.E.Collins, G.K.Maskell, P.H.Sonk
sen:Glucoseconcentrations in parotid fluid and ven
ous blood of patientsattending a diabetic clinic,
Journal of the Royal Society ofMedicine, 74,pp.725
-728, 1981. この相関関係は前記記憶装置42に予め対応関数として
記憶されている。この対応関数が本発明の対応情報に相
当するものである。
【0026】前記採集手段70により採集された唾液が
酵素センサ30に送られると、該酵素センサ30は唾液
中のグルコース濃度に比例した電流値I0を出力する。
この検出電流値I0は、唾液中のグルコース濃度に比例
するものである。検出電流値I0はCPU41において
まず唾液中のグルコース濃度に換算され、次に記憶装置
42に記憶された前記対応関数に基づき血糖値が算出さ
れる。この血糖値に応じて前記表示ランプ(表示手段)
50a〜50eの何れかが点灯されるのである。点灯さ
れた表示ランプに隣接して印刷されているインシュリン
量が使用者に投与されるべき量を示すのである。
【0027】次に、前記酵素センサ(バイオセンサとも
いう)30について図5,6を使用して説明する。
【0028】酵素センサ30は、基材31に高導電性材
料より成る電極32が着設され、その上に耐水性材料よ
り成る保護電極33が着設されている。前記電極32の
材質としては、金,銀,白金,プラチナ等の貴金属や、
銅,アルミニウムなどの金属材料が考えられる。また、
この電極32に水分が付着して腐食するのを防止するた
めに設けられる保護電極33は、それ自身が化学反応に
寄与しないことが望ましく、材質としてはカーボン等が
考えられる。ただし、この酵素センサを使い捨て式のセ
ンサとして用いる場合には、低コスト化のためにあえて
保護電極33を設ける必要はない。また、電極32に保
護電極33が着設されていない部位には、高分子などよ
り成る保護膜34が設けられている。さらに、前記保護
電極33上には、酵素膜35が設けられている。そし
て、この酵素膜35の経時変化を防止するために、該酵
素膜35は分離膜36で覆われている。該分離膜36
も、低コスト化のために省略することが出来る。この酵
素膜35に唾液が付着することによりグルコース濃度の
検出が行われるのであり、酵素膜35の部分がセンサの
測定部となるのである。
【0029】ここで、前記酵素センサ30の2次元形状
の一例を図6に示す。図6においては、前記電極32及
び保護電極33の形状を明確にするために、前記酵素膜
35及び分離膜36を省いた状態を示している。また、
電極32及び保護電極33は、各々陽極32a,33
a、陰極32b,33bの2つの部分から構成されてい
る。そして、点線Bで示した部分の内側に、前記酵素膜
35が形成される。そして、前記陽極32a,陰極32
bはリード線及び前記センサ本体301の接点Pを介し
て血糖値測定器10に内蔵された電流測定部に接続され
ており、所定の電圧が印加されるのである。陽極端子と
陰極端子に所定の電圧が印加されると、後述の化学反応
による生成物(H22)の電気分解が行われるのであ
る。
【0030】これら電極32、保護電極33及び保護膜
34の作成方法としては、例えばスクリーン印刷,エッ
チング,溶射等の方法によって形成することができる。
また、前記基材11,酵素膜35の母材,及び分離膜3
6の材質としては、例えば図7の表に挙げたものが考え
られる。
【0031】次に、前記酵素膜35及び分離膜36の作
成方法を以下に順を追って説明する。
【0032】1. 電極の前準備 1)純水1[L]に1[g]のカルボキシメチルセルロ
ース(以下、CMCと略す)を少量ずつ加えながら1〜
2時間攪拌した後に一晩放置し、0.1重量%のCMC
溶液を作成する。
【0033】2)保護電極33上に単位面積当たり0.
8[μL/mm2]のCMCを塗布する。
【0034】3)電極の劣化を防止するために、出来る
だけ低い温度、例えば40℃で1時間乾燥し、CMC層
を作成する。
【0035】2.酵素の溶解 例えば血糖センサを作成する場合には、10[mg]の
グルコースオキシダーゼを67[mL]の純水に混合
し、10[μM]の酵素溶液を作成する。このとき、酵
素の失活を防止するために、マグネチックスターラは使
用せず、手でゆっくりと攪拌するのが望ましい。
【0036】3.酵素の固定 1)16.463[g]のフェリシアン化カリウム(ヘ
キサシアノ鉄(3)カリウム、K3[Fe(CN)6])
を1[L]の純水に混合し、50[mM]のフェリシア
ン化カリウム溶液を作成する。
【0037】2)CMC溶液、酵素溶液及びフェリシア
ン化カリウム溶液各々10[mL]を1:1:1で加え
た混合水溶液を作成する。
【0038】3)混合水溶液を前記CMC層の上に単位
面積当たり1.0[μL/mm2]滴下した後40℃で1
時間乾燥し、酵素膜35を作成する。
【0039】4.分離膜の作成(必要に応じて行う) 1)1[g]のポリビニルピロリドン(以下、PVPと
略す)を100[g]のエタノールに混合し、約1時間
攪拌して、1重量%のPVP溶液を作成する。
【0040】2)PVP溶液を酵素膜35上に単位面積
当たり0.4[μL/mm2]展開し、40℃で20分間
乾燥させて分離膜36を形成する。
【0041】このように酵素膜35を構成する化学物質
は固体状態で保存されているので、経時的な変化の少な
い酵素膜を得ることが出来る。本実施形態の酵素膜に固
定される酵素は前記グルコースオキシダーゼに限定させ
るものではなく、酸化還元酵素、加水分解酵素をはじめ
として種々の酵素を用いることが可能で、その結果グル
コース以外の生体生化学物質、例えばエタノール、乳
酸,尿酸,尿素,中性脂肪,総コレストロール,或いは
ピルビン酸などを測定するセンサを実現することが出来
る。
【0042】また、酵素の固定化方法は物理的吸着法を
例にとって説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば鈴木周一編:イオン電極と酵素電極,講談社
サイエンティフィック,1981年11月に開示されて
いるように、イオン結合法、共有結合法などの担体結合
法や、架橋法、包括法等を用いても良い。その他、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が考えられる。
【0043】本実施形態の酵素膜に用いられて電気分解
に寄与する化学物質であるフェリシアン化カリウムは、
一般にメディエーターとも呼ばれているが、このフェリ
シアン化カリウムに限定させるものではなく、種々のイ
オン化物質、すなわち金属や錯体を用いることが可能で
ある。
【0044】このようにして作成された酵素センサ30
の測定部に唾液が付着すると、唾液が電解質となり、前
記酵素膜35に固定された酵素例えばグルコースオキシ
ダーゼが唾液中に溶け出すこととなる。その結果、酵素
が触媒となって以下に示される化学反応が行われる。
【0045】
【数1】
【0046】この時、前記電極32の陽極32a及び陰
極32bの間には所定電圧が印加されており、上記化学
反応で生成されたH22(酵素還元反応による生成物)
をもとに電気分解が発生する。以下の化学反応が行われ
るのである。
【0047】
【数2】
【0048】このとき、前記陽極32aと陰極32bの
間に流れる電流は、前記電流測定部により測定され、そ
の値は前記H22の発生量に比例した値となる。即ち、
22の発生量が検出されるのである。式(1)からわ
かるように、このH22の量は前記β−D−グルコー
ス、すなわちブドウ糖の量に比例しているので、この電
流値I0は前記発汗に含まれるブドウ糖の量に比例する
ことが判る。
【0049】一方、センサ30の測定部に付着される唾
液量は、前記吸引器具70の吸引容量に等しいので、検
出された電流値I0と、唾液量に基づいて唾液中のグル
コース濃度が算出可能である。前記記憶装置42のRO
Mには、この電流値I0と唾液中のグルコース濃度との
対応関係が記憶されているので、検出電流値I0に基づ
いて唾液中のグルコース濃度が算出されることになる。
【0050】この検出電流値I0と、前記ROM中の前
記対応関数に基づいて血糖値が算出されるのである。前
述したように、酵素センサ30では酸化還元反応により
生成された生成物(H22)の発生量が検出されるわけ
であるが、この発生量は前述のように唾液中のブドウ糖
の量と等価であるため、そして唾液量は一定になるた
め、唾液中の濃度に関連する情報としてとらえることが
できるのである。このようにして、唾液中のブドウ糖の
濃度に関連する情報と、前記対応関数とにより、血糖値
が算出されるのである。このCPU41の血糖値の算出
処理が本発明の算出手段に相当する。
【0051】次に、インシュリン量の投与量の表示に関
して説明する。
【0052】前記記憶装置42のROMには、図8に示
すように、血糖値とインシュリン投与量(便宜上、イン
シュリン量と称する)の関係の一例として、型糖尿病
患者における血糖値BDとインシュリン投与量の関係が
メモリテーブル形式で記憶されている。血糖値の値が複
数に区分(1〜4)されており、各区分におけるインシ
ュリン量と、その時点灯される表示ランプとが設定され
ている。例えば、血糖値BDが150[mg/dl]よ
りも小さいときにはインシュリン量はゼロと設定され、
その時、表示ランプ50aが点灯されることが設定され
ており、血糖値が150[mg/dl]以上且つ200
[mg/dl]よりも小さいときにはインシュリン量は
10〜12[U]と設定され、その時表示ランプ50b
が点灯されることが設定されている。この血糖値とイン
シュリン投与量との対応情報が本発明の薬品投与量対応
情報に相当する。
【0053】CPU41は血糖値BDを算出すると、前
記血糖値とインシュリン投与量との対応情報から、該当
する血糖値区分を検索し、検索した血糖値区分に割り当
てられた表示ランプを点灯させるのである。例えば、血
糖値が180[mg/dl]であったとすると、CPU
41は血糖値区分を2と判定し、その血糖値区分2のデ
ータを読み出す。インシュリン量は10〜12[U]と
読み出され、表示ランプの点灯制御データは表示ランプ
50bである。この点灯制御データに基づきCPU41
は該当する表示ランプを点灯させるのである。このよう
に、血糖値に応じて表示ランプが点灯され、この処理が
本発明の表示制御手段に相当するのである。
【0054】尚、本実施の態様では、点灯消灯によるイ
ンシュリン量の表示のため表示ランプを5個有している
が、この数に限定されることはなく、複数であればよ
い。表示ランプとしては、点灯消灯する替わりに、発光
色を複数段階に変更可能なタイプのものを使用すること
もでき、この場合は表示ランプは1個であってもよい。
また、表示ランプの変わりに、液晶表示装置等を設け、
前記読み出したインシュリン量を直接数値表示すること
も可能である。
【0055】次に、前記キーボード43によって使用者
の個人差に応じて前記血糖値とインシュリン投与量との
対応情報を変更する方法を説明する。使用者の体重に応
じてインシュリン量を調節する場合は、以下の式を用い
る。
【0056】
【数3】
【0057】上式を前記記憶装置42のROMに予め記
憶しておき,血糖値BDをもとに前記演算部40で必要
なインシュリン量を計算し,それに対応した表示ランプ
50a乃至50eを点灯しても良い。
【0058】以上詳述したように、吸引器具70により
唾液を所定量吸引し、それをセンサ体301の開口20
を介してセンサ体301の唾液収容室に移すと、血糖値
が算出され、その血糖値に応じてインシュリン量が表示
されるので、従来のように、インシュリンの自己投与の
ために使用者が血糖値からインシュリン量をいちいち求
める必要がなく、使い勝手が非常に良くなるのである。
【0059】尚、本発明は前述の実施態様にのみ限定さ
れるものではなく、酵素センサ30には酸化還元酵素,
加水分解酵素をはじめとして種々の酵素を用いることが
可能で、その結果グルコース以外の生体生化学物質、例
えばエタノール,乳酸,尿酸,尿素,中性脂肪,総コレ
ストロール,或いはピルビン酸などを測定する生化学物
質測定装置を実現することも出来る。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
請求項1に記載の薬品投与量を表示可能な生化学物質測
定装置は、収集された分泌液に含まれる生化学物質の濃
度に関連する情報が検出手段により検出され、算出手段
がこの情報と前記対応情報とに基づいて血液中の生化学
物質の濃度を算出し、表示制御手段により血液中の生化
学物質の算出濃度に応じて薬品の投与量が表示手段に表
示されるので、非観血式で使用者に苦痛を与えることが
なく、容易に血糖値の測定が可能になり、容易に使用者
に投与されるべき薬品の投与量が表示でき、使い勝手が
よい。
【0061】また、請求項2に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、分泌液として生体に分泌
される唾液を使用するので測定のための唾液収集が容易
になる。
【0062】また、請求項3に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、生化学物質としてブドウ
糖を測定するため、血糖値の測定ができる。
【0063】また、請求項4に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、前記記憶手段には血糖値
と前記薬品投与量としてのインシュリン量との関係を示
す薬品投与量対応情報が記憶されており、前記表示制御
手段は、前記算出手段により算出された血糖値とその薬
品投与量対応情報とに基づき、インシュリン量を前記表
示手段に表示させるので、インシュリン量が容易にわか
るだけでなく、薬品投与量対応情報を使用者の特徴(例
えば体重)に応じて修正が可能になるため、使用者に対
する適用範囲を拡大することができる。
【0064】また、請求項5に記載の薬品投与量を表示
可能な生化学物質測定装置は、検出手段が、前記生化学
物質を反応させる少なくとも1種類の酵素と、前記反応
により生成される生成物の増減を検出するための電極と
を備えているので、生化学物質の分泌液中の濃度に関連
する情報の検出が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の一例の血糖値測定器の構成を示
す図である。
【図2】血糖値測定器の外観を示す図である。
【図3】採取手段(唾液吸引具)による唾液の採集を説
明する説明図である。
【図4】血糖値と唾液糖の相関関係を説明する図であ
る。
【図5】酵素センサの一例を示す構成図である。
【図6】酵素センサの電極部分のみを示す平面図であ
る。
【図7】酵素センサの基材,酵素膜,分離膜の材質表を
示す図である。
【図8】血糖値と投与すべきインシュリン量との関係を
説明する図である。
【符号の説明】
10 血糖値測定器(生化学物質測定装置) 30 酵素センサ 40 演算部 41 CPU 42 記憶装置 43 キーボード 50a〜50d 表示ランプ 70 唾液吸引具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収集された生体の分泌液に含まれる所定
    の生化学物質の濃度に関連する情報を検出する検出手段
    と、 前記所定の生化学物質に関して前記分泌液中の濃度に関
    連する情報と血液中の濃度との対応情報を記憶する記憶
    手段と、 前記検出手段により検出された前記生化学物質の濃度に
    関連する情報と前記記憶手段に記憶された対応情報とに
    基づき、血液中の前記生化学物質の濃度を算出する算出
    手段と、 生体に投与すべき薬品の投与量を表示可能な表示手段
    と、 前記算出手段により算出された前記生化学物質の濃度に
    応じて前記表示手段に前記薬品の投与量を表示させる表
    示制御手段とを備えたことを特徴とする薬品投与量を表
    示可能な生化学物質測定装置。
  2. 【請求項2】 前記分泌液は生体に分泌される唾液であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の薬品投与量を表示
    可能な生化学物質測定装置。
  3. 【請求項3】 前記生化学物質はブドウ糖であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の薬品投与量を表示
    可能な生化学物質測定装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段には血糖値と前記薬品投与
    量としてのインシュリン量との関係を示す薬品投与量対
    応情報が記憶されており、前記表示制御手段は、前記算
    出手段により算出された血糖値とその薬品投与量対応情
    報とに基づき、インシュリン量を前記表示手段に表示さ
    せることを特徴とする請求項3に記載の薬品投与量を表
    示可能な生化学物質測定装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記生化学物質を反応
    させる少なくとも1種類の酵素と、前記反応により生成
    される生成物の増減を検出するための電極とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薬品
    投与量を表示可能な生化学物質測定装置。
JP7223250A 1995-08-31 1995-08-31 薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置 Pending JPH0968533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7223250A JPH0968533A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7223250A JPH0968533A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0968533A true JPH0968533A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16795158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7223250A Pending JPH0968533A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0968533A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002531827A (ja) * 1998-11-30 2002-09-24 アボット・ラボラトリーズ 改良校正及び通信プロセスを有するアナライト検査器具
WO2003090614A1 (fr) * 2002-04-25 2003-11-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de determination de dose, injecteur et systeme de gestion sanitaire
WO2006031758A3 (en) * 2004-09-10 2006-12-21 Allan D Pronovost Salivary glucose monitoring
JP2007503288A (ja) * 2003-06-10 2007-02-22 セラセンス インコーポレーテッド グルコース測定モジュールとインシュリンポンプの組み合わせ
CN102359984A (zh) * 2011-08-16 2012-02-22 苏州悦安医疗电子有限公司 便携式无创血糖监测仪
US10761030B2 (en) 2005-05-09 2020-09-01 Labrador Diagnostics Llc System and methods for analyte detection
US10876956B2 (en) 2011-01-21 2020-12-29 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods for sample use maximization
US10900958B2 (en) 2007-10-02 2021-01-26 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11139084B2 (en) 2009-10-19 2021-10-05 Labrador Diagnostics Llc Integrated health data capture and analysis system
US11162947B2 (en) 2006-05-10 2021-11-02 Labrador Diagnostics Llc Real-time detection of influenza virus
US11215610B2 (en) 2006-10-13 2022-01-04 Labrador Diagnostics Llc Reducing optical interference in a fluidic device
US11287421B2 (en) 2006-03-24 2022-03-29 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods of sample processing and fluid control in a fluidic system
US11754554B2 (en) 2007-08-06 2023-09-12 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods of fluidic sample processing
US11802882B2 (en) 2006-11-14 2023-10-31 Labrador Diagnostics Llc Methods for the detection of analytes in small-volume blood samples

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4749549B2 (ja) * 1998-11-30 2011-08-17 アボット・ラボラトリーズ 改良校正及び通信プロセスを有するアナライト検査器具
JP2002531827A (ja) * 1998-11-30 2002-09-24 アボット・ラボラトリーズ 改良校正及び通信プロセスを有するアナライト検査器具
WO2003090614A1 (fr) * 2002-04-25 2003-11-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de determination de dose, injecteur et systeme de gestion sanitaire
JP2007503288A (ja) * 2003-06-10 2007-02-22 セラセンス インコーポレーテッド グルコース測定モジュールとインシュリンポンプの組み合わせ
JP4851333B2 (ja) * 2003-06-10 2012-01-11 アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド グルコース測定モジュールとインシュリンポンプの組み合わせ
WO2006031758A3 (en) * 2004-09-10 2006-12-21 Allan D Pronovost Salivary glucose monitoring
US11630069B2 (en) 2005-05-09 2023-04-18 Labrador Diagnostics Llc Fluidic medical devices and uses thereof
US10761030B2 (en) 2005-05-09 2020-09-01 Labrador Diagnostics Llc System and methods for analyte detection
US10908093B2 (en) 2005-05-09 2021-02-02 Labrador Diagnostics, LLC Calibration of fluidic devices
US11287421B2 (en) 2006-03-24 2022-03-29 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods of sample processing and fluid control in a fluidic system
US11162947B2 (en) 2006-05-10 2021-11-02 Labrador Diagnostics Llc Real-time detection of influenza virus
US11215610B2 (en) 2006-10-13 2022-01-04 Labrador Diagnostics Llc Reducing optical interference in a fluidic device
US11442061B2 (en) 2006-10-13 2022-09-13 Labrador Diagnostics Llc Reducing optical interference in a fluidic device
US11802882B2 (en) 2006-11-14 2023-10-31 Labrador Diagnostics Llc Methods for the detection of analytes in small-volume blood samples
US11754554B2 (en) 2007-08-06 2023-09-12 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods of fluidic sample processing
US11366106B2 (en) 2007-10-02 2022-06-21 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11137391B2 (en) 2007-10-02 2021-10-05 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11899010B2 (en) 2007-10-02 2024-02-13 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11143647B2 (en) 2007-10-02 2021-10-12 Labrador Diagnostics, LLC Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11092593B2 (en) 2007-10-02 2021-08-17 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11061022B2 (en) 2007-10-02 2021-07-13 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11199538B2 (en) 2007-10-02 2021-12-14 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US10900958B2 (en) 2007-10-02 2021-01-26 Labrador Diagnostics Llc Modular point-of-care devices, systems, and uses thereof
US11158429B2 (en) 2009-10-19 2021-10-26 Labrador Diagnostics Llc Integrated health data capture and analysis system
US11195624B2 (en) 2009-10-19 2021-12-07 Labrador Diagnostics Llc Integrated health data capture and analysis system
US11139084B2 (en) 2009-10-19 2021-10-05 Labrador Diagnostics Llc Integrated health data capture and analysis system
US11199489B2 (en) 2011-01-20 2021-12-14 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods for sample use maximization
US10876956B2 (en) 2011-01-21 2020-12-29 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods for sample use maximization
US11644410B2 (en) 2011-01-21 2023-05-09 Labrador Diagnostics Llc Systems and methods for sample use maximization
CN102359984A (zh) * 2011-08-16 2012-02-22 苏州悦安医疗电子有限公司 便携式无创血糖监测仪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang Glucose biosensors: 40 years of advances and challenges
US7949382B2 (en) Devices, systems, methods and tools for continuous glucose monitoring
Claremont et al. Biosensors for continuous in vivo glucose monitoring
CA1287380C (en) Electrochemical cell sensor for continuous, short- term use in tissues and blood
JPH0968533A (ja) 薬品投与量を表示可能な生化学物質測定装置
JP3454789B2 (ja) 生理学的な値を予測するための方法およびデバイス
US6594514B2 (en) Device for monitoring of physiological analytes
Perdomo et al. Miniaturized real-time monitoring system for L-lactate and glucose using microfabricated multi-enzyme sensors
US20100049021A1 (en) Devices, systems, methods and tools for continuous analyte monitoring
US20090131778A1 (en) Devices, systems, methods and tools for continuous glucose monitoring
US20080234562A1 (en) Continuous analyte monitor with multi-point self-calibration
CN110186976A (zh) 葡萄糖监测探头的工作电极及其制作方法
JPH0835948A (ja) 酸素濃度の電気化学的測定法
JPH095322A (ja) 生化学物質測定装置
JPWO2019176339A1 (ja) バイオセンサプローブ用保護膜材料
JPH0972900A (ja) 生化学物質測定装置及びそれに適用する唾液収集方法
JPH095321A (ja) 生化学物質測定装置及びそれに適用する唾液収集方法
JPH0968523A (ja) 生化学物質測定装置
Wang Glucose biosensors: 40 years of advances and challenges
CN214622434U (zh) 一种电化学生物传感器
JPH0961424A (ja) 生化学物質分析装置
JPH095320A (ja) 生化学物質測定装置
JP2000074914A (ja) 糖濃度測定装置
JPH0933532A (ja) 生化学物質測定装置
JPH095296A (ja) バイオセンサ