JPH0966232A - 吸着成形体 - Google Patents
吸着成形体Info
- Publication number
- JPH0966232A JPH0966232A JP1855596A JP1855596A JPH0966232A JP H0966232 A JPH0966232 A JP H0966232A JP 1855596 A JP1855596 A JP 1855596A JP 1855596 A JP1855596 A JP 1855596A JP H0966232 A JPH0966232 A JP H0966232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded body
- activated carbon
- adsorption
- adsorption molded
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
成形体の圧密化を低減して流量低下を抑えることができ
る吸着成形体を提供すること。 【構成】 成形体の嵩密度が0.1〜0.3g/cc
で、成形体の流体の流れ方向の圧縮弾性係数が0.03
kgf/平方mm以上である、活性炭素繊維、粒子及び
フィブリル集合体からなる一体的に成形された吸着成形
体。
Description
吸着成形体に関するもので、更に詳しく述べると、液
相、特に、浄水用途に適しており、長期に亘って流量の
低下を起こさず、有機物の吸着除去や遊離残留塩素の分
解除去ができる吸着成形体に関するものである。
の有機物やカルキ臭の除去を目的とした浄水器がある。
近年、蛇口直結型の浄水器に代表されるように、浄水器
の小形化が進み、限られたスペースに充填して、なおか
つ、従来以上の浄水性能が得られるような性能を有する
吸着成形体の開発が要望されている。
である遊離残留塩素の除去には、粒径が150μmより
大きい粒状活性炭が使用され、この粒状活性炭は、プラ
スチック製ケース等の容器に充填して使用されることが
多い。しかし、この粒状活性炭では、有機物吸着除去性
能や遊離残留塩素分解除去性能といった、いわゆる浄水
性能の向上はあまり望めない。
や遊離残留塩素の分解除去は、活性炭と水との接触効
率、すなわち活性炭の外表面積が大きいほど向上するの
であるが、粒状活性炭ではその粒径の大きさから外表面
積を大きくとれず、このため、浄水性能の向上には限界
があるからである。このため、粒状活性炭に代わるもの
として、活性炭素繊維の利用が検討されている。
能が粒状活性炭に比べ優れている特長を有するものの、
通常、嵩密度が粒状活性炭の1/5〜1/10程度であ
り、このため、単位体積当たりの浄水性能は、結果的に
粒状活性炭と同程度のものしか得られないという問題が
あった。
749号公報に示されるように、粉砕した活性炭素繊維
と、木材パルプや叩解したポリアクリロニトリル繊維等
のフィブリル集合体とを均一の混合スラリーとした後、
金型内で一体的に成形する吸着成形体の製造方法が提案
されている。この方法では、活性炭素繊維を粉砕し、繊
維長を短くすることにより、比較的高い嵩密度の吸着成
形体が製造することができ、単位体積当たりの浄水性能
を向上することができる利点を有する。しかしながら、
この方法により製造された吸着成形体は、使用期間の長
期化に伴い、実使用時の圧力変動や目詰まりにより吸着
成形体が圧密化を起こし、流量が低下するという問題が
あった。
鑑みて、水中に含まれる有機物等の吸着除去及び遊離残
留塩素の分解除去に関して高い浄水性能を持ちながら、
実使用時の吸着成形体の圧密化を低減して流量低下を抑
えることができる吸着成形体を提供することを目的とす
る。
繊維及びフィブリル集合体からなる一体的に成形された
吸着成形体の実使用時の流量低下の原因について究明し
た結果、実使用時の圧力変動や目詰まりにより吸着成形
体が圧縮され、嵩密度が上がる、いわゆる圧密化が原因
であることを突き止めた。
に調査した結果、以下の知見が得られた。すなわち、活
性炭素繊維及びフィブリル集合体からなる一体的に成形
された吸着成形体においては、活性炭素繊維が、隣接す
る活性炭素繊維やフィブリル集合体と絡み合うことによ
り結合し、活性炭素繊維間の間隔が保たれているが、こ
の吸着成形体に外部から流体による圧力が加わると、フ
ィブリル集合体が潰され、吸着成形体を構成している活
性炭素繊維のうち流れの上流側と下流側の活性炭素繊維
間の間隔が小さくなり、圧密化が生じるのである。
々検討した結果、吸着成形体に粒子を含有させることに
より圧密化が低減できることを見い出し、本発明に到達
した。
子及びフィブリル集合体からなる一体的に成形された成
形体であって、成形体の嵩密度が0.1〜0.3g/c
cで、成形体の流体の流れ方向の圧縮弾性係数が0.0
3kgf/平方mm以上である吸着成形体に関するもの
である。
れ方向の圧縮弾性係数とは、成形体の弾性変形に対する
抵抗を表わす定数で、吸着成形体の圧密化の程度を示し
ており、圧縮弾性係数(E)は、厚み(L)、断面積
(A)の吸着成形体に荷重(P)を種々変化させた時の
吸着成形体の厚みの縮み(λ)を測定して、次式から求
められる。 E=(P・L)/(A・λ)
3kgf/平方mm以上、好ましくは0.05kgf/
平方mm以上であることが重要である。圧縮弾性係数が
0.03kgf/平方mm未満の吸着成形体は、外部か
らの流体の圧力による吸着成形体の変形が大きいため、
圧密化が起きやすく、実使用時の流量低下が大きいもの
となる。そして、以下に詳述するように、吸着成形体に
粒子を含有させることにより、圧縮弾性係数を向上させ
ることが本発明の要旨である。
成形体に粒子が含有されていることである。ところで、
活性炭素繊維がフィブリル集合体と絡み合って、一体的
に成形された吸着成形体において、含有されている粒子
の多くは、フィブリル集合体に保持されている。このた
め、吸着成形体に外部から圧力が加えられた場合でも、
フィブリル集合体に保持されている粒子がフィブリル集
合体の潰れを抑え、吸着成形体を構成している活性炭素
繊維間の間隔を保つため、圧縮弾性係数の大きな、つま
り、圧力に対して変形の小さい吸着成形体となり、圧密
化を低減することができる。
子としては、実使用時の水圧が、0.5kgf/平方c
m、好ましくは、1kgf/平方cmの下においても変
形しない粒子、例えば、珪藻土、亜硫酸カルシウム、ゼ
オライト、ガラスビーズ等の無機物粒子や、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、フェノール樹脂等
の有機物粒子や、活性炭粒子等があり、これらの単独あ
るいは混合したものを使用することができる。また、粒
子は、水等に対して不溶性で、かつ、非膨潤性であるこ
とが望ましい。そして、粒子としては、吸着成形体の圧
密化を低減させるだけでなく、吸着成形体の有機物等の
吸着除去性能や遊離残留塩素の分解除去性能を向上させ
ることができる活性炭粒子を使用するのが特に好まし
い。
(D)は、吸着成形体を構成する活性炭素繊維の平均繊
維径(d)に対して、 0.2d≦D≦4d の範囲内であることが重要である。すなわち、吸着成形
体の活性炭素繊維間の間隔(活性炭素繊維間距離)は、
顕微鏡で観察すると活性炭素繊維の平均繊維径の約4〜
5倍であることから、吸着成形体に混合する粒子の平均
粒子径(D)が活性炭素繊維の平均繊維径(d)の4倍
より大きいと吸着成形体の構造が不均一となり好ましく
なく、一方、吸着成形体に混合する粒子の平均粒子径が
活性炭素繊維の平均繊維径(d)の0.2倍より小さい
と、吸着成形体の外部から加えられる圧力によるフィブ
リル集合体の潰れを抑えるために多量の粒子を混合する
必要があり、吸着成形体の嵩密度が大きくなって、流体
通過抵抗が大きくなり好ましくない。
体の原料の活性炭素繊維をランダムに30本抜き取り、
JIS R7601により測微顕微鏡で測定した平均値
である。
降法による光透過測定方式により測定した体積基準の累
積粒度分布の50%に相当する粒子径であり、自動粒度
分布測定装置(堀場製作所製CAPA−500)を用い
て測定した。
0μm、繊維長0.5〜10mm、比表面積500〜2
000平方m/gのものが使用できる。また、その原料
については特に限定的なものではなく、セルロース系、
ポリアクリロニトリル系、フェノール樹脂系、ピッチ系
等のいずれであってもよい。また、活性炭素繊維の含有
率は所望する吸着性能に応じて20〜90重量%の範囲
内で設定することができる。
状、円錐形状、多角柱形状、多角錐形状等の中実体のほ
か、中空円柱形状、中空円錐形状、中空多角柱形状、中
空多角錐形状等の中空体に形成することができる。
0.3g/cc、好ましくは、0.12〜0.25g/
cc、さらに好ましくは、0.15〜0.2g/ccと
する。嵩密度が0.1g/ccより小さいと、吸着成形
体を構成する活性炭素繊維間の間隔が大きいため、たと
え吸着成形体に粒子を含有させたとしても、圧縮弾性係
数が大きく、圧密化の低減に優れた吸着成形体が得られ
ず、また、嵩密度が0.3g/ccより大きいと、吸着
成形体の流体通過抵抗が大きくなる。なお、嵩密度は吸
着成形体の重量と体積を測定し、重量を体積で除して求
める。
〜70重量%、好ましくは、10〜50重量%、さらに
好ましくは15〜40重量%とする。含有率が5重量%
より小さいと、吸着成形体の圧密化の低減の効果が小さ
く、含有率が70重量%より大きいと、吸着成形体の嵩
密度が大きくなって、吸着成形体の流体通過抵抗が大き
くなる。
成形体とは、活性炭素繊維と粒子を保持したフィブリル
集合体が所定の形状に三次元的に組織化されたもので、
この吸着成形体の成形は、活性炭素繊維、フィブリル集
合体と粒子を水に分散させて均一なスラリーとして、水
のみが透過する小孔を有する所定形状の成形型にスラリ
ーを吸引、あるいは加圧により流し込んで成形型から水
を抜いて脱水し、脱型、乾燥することにより行なうこと
ができる。この場合、成形型から水を抜く方向によっ
て、吸着成形体を構成する活性炭素繊維の配向性を制御
することができ、流体の流れ方向に対する活性炭素繊維
の繊維軸方向の角度を直角あるいはランダムにすること
ができる。例えば、円柱形状で上面から下面に向かって
流体が流れる吸着成形体を成形する場合、成形型の下面
から水を抜くと、活性炭素繊維は成形型の下面と平行に
積層されるため、流体の流れ方向に対する活性炭素繊維
の繊維軸方向の角度が直角の吸着成形体を成形すること
ができ、また、成形型の外周から水を抜くと、活性炭素
繊維は成形型の外周と平行に積層されるため、流体の流
れ方向に対する活性炭素繊維の繊維軸方向の角度がラン
ダムな吸着成形体を成形することができる。この流体の
流れ方向に対する活性炭素繊維の繊維軸方向の角度がラ
ンダムな吸着成形体は、大形で均質なものを成形するこ
とが困難であるが、小形のものは、流体の圧力損失を低
減することができるという特性を有している。また、ス
ラリーに凝集剤、添加剤等を適宜添加することもでき
る。
数分岐したフィブリル(数nm〜数μmの太さを有する
微細な繊維状組織)を有する繊維長1〜10mm程度の
繊維であり、その外部比表面積は1平方m/g以上、好
ましくは2平方m/g以上、さらに好ましくは5平方m
/g以上である。フィブリル集合体の外部比表面積は、
フィブリル集合体のフィブリル化の状態を表わしてお
り、外部比表面積が1平方m/gより小さいと、フィブ
リル集合体のフィブリル化が不十分で、吸着成形体を構
成する活性炭素繊維同士を絡み合わせて十分に結合する
ことができない。フィブリル集合体の外部比表面積は、
フィブリル集合体をシート状に積層したパッドを作製
し、このパッドの水の透過速度を測り、Kozeny−
Carmanの式とd’Arcyの式を適用したRob
ertson−Masonの方法から計算した。
フラッシュ紡糸法、フィブリッド法等で作られたポリエ
チレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系、ポリビ
ニルアルコール系等の非叩解型のものや、木材パルプや
ポリアクリロニトリル繊維、アラミド繊維等を叩解して
フィブリル化した叩解型のものがあり、これらの単独あ
るいは混合したものが使用できるが、外部比表面積を大
きくできることから、叩解型のものが好ましい。
維同士がフィブリル集合体により絡み合って結合されて
おり、フィブリル集合体の含有率が少ないと実用に耐え
得る強度を持つ吸着成形体が得られない。したがって、
実用に耐え得る強度を持つ吸着成形体を得るためには、
フィブリル集合体の含有率を1〜40重量%、好ましく
は3〜30重量%、さらに好ましくは5〜20重量%に
する。含有率が1重量%より小さいと、吸着成形体の強
度が十分ではなく、含有率が40重量%より大きいと、
吸着成形体の流体通過抵抗が大きくなる。
する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。
1.5mm、比表面積1450平方m/gのセルロース
系活性炭素繊維85重量%、繊維長6.5mm、外部比
表面積7.2平方m/gのフィブリル化アクリル繊維5
重量%、平均粒子径20μmの珪藻土10重量%を水に
分散してミキサーで混合して均一なスラリーを調整し、
内径45mmの成形型に流し込み、脱水、脱型、乾燥し
て直径45mm、高さ45mm、嵩密度0.16g/c
cの円柱形状の吸着成形体を作製した。この吸着成形体
の圧縮弾性係数は0.125kgf/平方mmであっ
た。
ック製ケースに装填し、浄水カートリッジを作製し、市
販の家庭用浄水器に取り付けた後、浄水器に水圧2kg
f/平方cmの一定圧力で水道水(残留塩素濃度0.8
ppm)を通水して試験を行ない、浄水器出口の水の流
量と残留塩素濃度の経時変化を測定した。残留塩素濃度
は多項目迅速水質分析計(ハック社製DR/2000)
を用いて測定した。流量の経時変化を表1及び図1に示
す。なお、浄水器出口の水から残留塩素は、試験時間中
全く検出されなかった。
1.5mm、比表面積1450平方m/gのセルロース
系活性炭素繊維70重量%、繊維長6.5mm、外部比
表面積7.2平方m/gのフィブリル化アクリル繊維1
0重量%、平均粒子径19μmの活性炭粒子20重量%
を水に分散してミキサーで混合して均一なスラリーを調
整し、内径45mmの成形型に流し込み、脱水、脱型、
乾燥して直径45mm、高さ45mm、嵩密度0.15
6g/ccの円柱形状の吸着成形体を作製した。この吸
着成形体の圧縮弾性係数は0.071kgf/平方mm
であった。
カートリッジを作製し、実施例1と同様の試験を行なっ
た。流量の経時変化を表1及び図1に示す。なお、浄水
器出口の水から残留塩素は試験時間中全く検出されなか
った。
1.5mm、比表面積1450平方m/gのセルロース
系活性炭素繊維55重量%、繊維長3mm、外部比表面
積3.5平方m/gの木材パルプ5重量%、平均粒子径
19μmの活性炭粒子40重量%を水に分散してミキサ
ーで混合して均一なスラリーを調整し、内径45mmの
成形型に流し込み、脱水、脱型、乾燥して直径45m
m、高さ45mm、嵩密度0.180g/ccの円柱形
状の吸着成形体を作製した。この吸着成形体の圧縮弾性
係数は0.056kgf/平方mmであった。
カートリッジを作製し、実施例1と同様の試験を行なっ
た。流量の経時変化を表1及び図1に示す。なお、浄水
器出口の水から残留塩素は試験時間中全く検出されなか
った。
1.5mm、比表面積1450平方m/gのセルロース
系活性炭素繊維85重量%、繊維長6.5mm、外部比
表面積7.2平方m/gのフィブリル化アクリル繊維5
重量%、平均粒子径20μmの珪藻土10重量%を水に
分散してミキサーで混合して均一なスラリーを調整し、
内径45mm、高さ45mm、中空部直径7mmの成形
型に流し込み、脱水、脱型、乾燥して直径45mm、高
さ45mm、中空部直径7mm、吸着部厚さ19mm、
嵩密度0.16g/ccの中空円柱形状の吸着成形体を
作製した。この吸着成形体の圧縮弾性係数は0.128
kgf/平方mmであった。
して、浄水器に取り付けた後、浄水器に水圧2kgf/
平方cmの一定圧力で水道水(残留塩素濃度0.8pp
m)を吸着成形体の外側から内側に通水して試験を行な
い、浄水器出口の水の流量と残留塩素濃度の経時変化を
測定した。測定の結果は、初期流量:3.0リットル/
分、6時間経過後の流量:2.4リットル/分であっ
た。また、浄水器出口の水から残留塩素は、試験時間中
全く検出されなかった。
1.5mm、比表面積1450平方m/gのセルロース
系活性炭素繊維95重量%、繊維長6.5mm、外部比
表面積7.2平方m/gのフィブリル化アクリル繊維5
重量%を水に分散してミキサーで混合して均一なスラリ
ーを調整し、内径45mmの成形型に流し込み、脱水、
脱型、乾燥して直径45mm、高さ45mm、嵩密度
0.15g/ccの円柱形状の吸着成形体を作製した。
この吸着成形体の圧縮弾性係数は0.025kgf/平
方mmであった。
カートリッジを作製し、実施例1と同様の試験を行なっ
た。流量の経時変化を表1及び図1に示す。なお、浄水
器出口の水から残留塩素は試験時間中全く検出されなか
った。
1は、活性炭素繊維とフィブリル集合体であるフィブリ
ル化アクリル繊維のみで構成された吸着成形体のため、
連続通水により吸着成形体に外部から圧力が加えられる
ことにより、吸着成形体の圧密化が生じて比較的速く流
量の低下が起きるのに対し、活性炭素繊維、フィブリル
集合体、粒子を所定の含有率になるように作製した実施
例1〜3の吸着成形体は、いずれも連続通水時に吸着成
形体の外部から加えられる圧力による吸着成形体の圧密
化が抑えられて、流量が低下するまでの時間を延長する
ことができるものとなる。
持されている粒子がフィブリル集合体の潰れを抑え、吸
着成形体を構成している活性炭素繊維間の間隔を保つた
め、水中に含まれる有機物等の吸着除去及び遊離残留塩
素の分解除去において、高い浄水性能を持ちながら、実
使用時の成形体の圧密化を低減して流量低下を抑え、吸
着成形体の耐久性を著しく向上することができる。
とにより、有機物等の吸着除去性能や遊離残留塩素の分
解除去性能を向上することができる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 活性炭素繊維、粒子及びフィブリル集合
体からなる一体的に成形された成形体であって、成形体
の嵩密度が0.1〜0.3g/ccで、成形体の流体の
流れ方向の圧縮弾性係数が0.03kgf/平方mm以
上であることを特徴とする吸着成形体。 - 【請求項2】 粒子が活性炭粒子であることを特徴とす
る請求項1記載の吸着成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01855596A JP3777640B2 (ja) | 1995-06-20 | 1996-02-05 | 吸着成形体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-178029 | 1995-06-20 | ||
JP17802995 | 1995-06-20 | ||
JP01855596A JP3777640B2 (ja) | 1995-06-20 | 1996-02-05 | 吸着成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966232A true JPH0966232A (ja) | 1997-03-11 |
JP3777640B2 JP3777640B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=26355247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01855596A Expired - Fee Related JP3777640B2 (ja) | 1995-06-20 | 1996-02-05 | 吸着成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3777640B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006314964A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Beeshitsuku Kk | 濾過装置 |
JP2009039696A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 精製水製造装置 |
JP2017200670A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | 株式会社Lixil | 活性炭成形体及び浄水カートリッジ |
WO2023008246A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 日本製紙株式会社 | 浄水用成形体 |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP01855596A patent/JP3777640B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006314964A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Beeshitsuku Kk | 濾過装置 |
JP2009039696A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 精製水製造装置 |
JP2017200670A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | 株式会社Lixil | 活性炭成形体及び浄水カートリッジ |
WO2023008246A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 日本製紙株式会社 | 浄水用成形体 |
TWI833290B (zh) * | 2021-07-28 | 2024-02-21 | 日商日本製紙股份有限公司 | 淨水用成形體 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3777640B2 (ja) | 2006-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1279997C (zh) | 纳米纤维过滤介质 | |
JPWO2019131305A1 (ja) | 吸着フィルター | |
JPH0966232A (ja) | 吸着成形体 | |
WO2020138054A1 (ja) | 浄水用フィルター及びそれを用いた浄水器 | |
DK2510992T3 (en) | Filter material for cleaning a fluid | |
JP7478163B2 (ja) | めっき液精製用吸着フィルター、並びに、それを用いためっき液精製装置及びめっき液精製方法 | |
US3831766A (en) | Filter media | |
JP4405823B2 (ja) | 繊維状塩基性硫酸マグネシウム塊状物からなる排水の処理材 | |
JP2002355515A (ja) | 水処理用フィルター | |
JPH05161811A (ja) | 濾過装置 | |
WO2002020126A2 (en) | Production of filters containing reactive material | |
JP2001079541A (ja) | 水処理器用フィルター | |
JP2587981Y2 (ja) | ろ過材及びろ過装置 | |
DE202011106515U1 (de) | Filterkörper | |
JPH06312133A (ja) | 成形吸着体 | |
JPH04271830A (ja) | 成形吸着体 | |
JP2020179374A (ja) | 残留塩素除去フィルター体 | |
JP7489198B2 (ja) | 成形吸着体、及び浄水カートリッジ | |
JP7421941B2 (ja) | 成形吸着体、及び浄水カートリッジ | |
JP6370130B2 (ja) | 成形吸着体の製造方法 | |
JP2004267813A (ja) | カートリッジ型ろ過器およびその製造方法 | |
JPH06106162A (ja) | 繊維状活性炭浄水器 | |
JPS58180229A (ja) | 吸着材の製造方法 | |
JP2023142935A (ja) | 成形吸着体 | |
JP2798367B2 (ja) | 浮遊濾材及びそれを用いる濾過装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060220 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |