JPH0966097A - 皮膚欠損治療用被覆材 - Google Patents
皮膚欠損治療用被覆材Info
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- JPH0966097A JPH0966097A JP7246735A JP24673595A JPH0966097A JP H0966097 A JPH0966097 A JP H0966097A JP 7246735 A JP7246735 A JP 7246735A JP 24673595 A JP24673595 A JP 24673595A JP H0966097 A JPH0966097 A JP H0966097A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】潰瘍又は創傷の早期かつ効率的な治療促進を実
現し、また薬物の再塗布時等に再生された皮膚等を損傷
するおそれのない皮膚欠損治療用被覆材を提供すること
にある。 【解決手段】コラ−ゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キ
トサン誘導体、アルギン酸及び/又はその塩から成る群
より選ばれた1種又は2種以上の化合物よりなる生体マ
トリックスに、環状AMP及び/又はその誘導体を含有
せしめたことを特徴とする。
現し、また薬物の再塗布時等に再生された皮膚等を損傷
するおそれのない皮膚欠損治療用被覆材を提供すること
にある。 【解決手段】コラ−ゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キ
トサン誘導体、アルギン酸及び/又はその塩から成る群
より選ばれた1種又は2種以上の化合物よりなる生体マ
トリックスに、環状AMP及び/又はその誘導体を含有
せしめたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な皮膚欠損治療
用被覆材に関する。
用被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚欠損としては、一般に、長い間圧迫
することによる循環障害によって発生する圧迫壊疽、糖
尿病又は老人性壊疽、褥創、放射線潰瘍、熱傷、凍傷、
創傷等があり、一旦発生すると治癒がかなり困難である
ことが多い。これらの皮膚欠損の外用療法としては、潰
瘍又は創傷面を清浄にし、壊死組織を除去し、内芽形
成、上皮化を促進させ、その間の感染症を予防する処置
が採られ、また薬物として、消炎蛋白分解酵素剤あるい
はアデノシン−3′,5′−環状リン酸誘導体(特公平
6−17308)等を有効成分とする外用薬の局所塗布
等が行われている。
することによる循環障害によって発生する圧迫壊疽、糖
尿病又は老人性壊疽、褥創、放射線潰瘍、熱傷、凍傷、
創傷等があり、一旦発生すると治癒がかなり困難である
ことが多い。これらの皮膚欠損の外用療法としては、潰
瘍又は創傷面を清浄にし、壊死組織を除去し、内芽形
成、上皮化を促進させ、その間の感染症を予防する処置
が採られ、また薬物として、消炎蛋白分解酵素剤あるい
はアデノシン−3′,5′−環状リン酸誘導体(特公平
6−17308)等を有効成分とする外用薬の局所塗布
等が行われている。
【0003】そして、従来、皮膚欠損治療における外用
薬の一般的投与形態としては、散剤、軟膏、クリ−ム等
として直接患部に散布又は塗布しガ−ゼ等で被覆する
か、又は基布に含浸又は塗布した外用薬を患部に密着せ
しめる方法が採られている。
薬の一般的投与形態としては、散剤、軟膏、クリ−ム等
として直接患部に散布又は塗布しガ−ゼ等で被覆する
か、又は基布に含浸又は塗布した外用薬を患部に密着せ
しめる方法が採られている。
【0004】そのほか、皮膚欠損の被覆保護等のための
皮膚欠損治療用被覆材として、他人の皮膚を使用する同
種植皮、豚の真皮等を凍結真空乾燥したものを使用する
異種植皮、生体材料を再編成したコラ−ゲン不織布、キ
チン不織布等、合成高分子を使用したポリウレタン膜や
シリコン膜等が臨床的に使用されている。
皮膚欠損治療用被覆材として、他人の皮膚を使用する同
種植皮、豚の真皮等を凍結真空乾燥したものを使用する
異種植皮、生体材料を再編成したコラ−ゲン不織布、キ
チン不織布等、合成高分子を使用したポリウレタン膜や
シリコン膜等が臨床的に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
同種植皮は、自家植皮と同様に分層皮膚として使用する
ものであるが、2週間程度で免疫学的拒絶反応を惹起す
るため、永久生着は望めない。異種植皮は同種植皮に比
べると免疫学的に拒絶反応が一層強い。そこで、これら
の同種植皮及び異種植皮に代わるべき皮膚欠損治療用被
覆材として、生体材料を再編成したコラ−ゲン不織布、
キチン不織布、更に合成高分子を使用したものなどもこ
れまで数多く開発、検討され、一部のものは現在臨床応
用されているが、その治療効果は十分ではなかった。
同種植皮は、自家植皮と同様に分層皮膚として使用する
ものであるが、2週間程度で免疫学的拒絶反応を惹起す
るため、永久生着は望めない。異種植皮は同種植皮に比
べると免疫学的に拒絶反応が一層強い。そこで、これら
の同種植皮及び異種植皮に代わるべき皮膚欠損治療用被
覆材として、生体材料を再編成したコラ−ゲン不織布、
キチン不織布、更に合成高分子を使用したものなどもこ
れまで数多く開発、検討され、一部のものは現在臨床応
用されているが、その治療効果は十分ではなかった。
【0006】また、外用薬を直接患部に散布又は塗布し
てガ−ゼ等で被覆したり、基布に含浸又は塗布した外用
薬を患部に密着させると、薬物の再塗布、ガ−ゼや基布
の交換時等に、潰瘍又は創傷の治癒過程における皮膚組
織の細胞外マトリックスや、再生された皮膚を損傷する
場合が多く、反って治癒を遅らせることとなり、この解
決策が強く望まれていた。
てガ−ゼ等で被覆したり、基布に含浸又は塗布した外用
薬を患部に密着させると、薬物の再塗布、ガ−ゼや基布
の交換時等に、潰瘍又は創傷の治癒過程における皮膚組
織の細胞外マトリックスや、再生された皮膚を損傷する
場合が多く、反って治癒を遅らせることとなり、この解
決策が強く望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる現
況に鑑み、鋭意研究の結果、前記のアデノシン−3′,
5′−環状リン酸(以下、「環状AMP」という)及び
/又はその誘導体と生体材料マトリックスを組み合わせ
て被覆材とすることにより、環状AMP又はその誘導体
の薬物効果に加えて生体材料マトリックスによる治癒促
進効果が得られ、更に治癒過程における細胞外マトリッ
クス、再生された皮膚を損傷等するおそれもなく、早期
且つ効率的に、従来より格段に優れた潰瘍又は創傷の治
療促進をはかることができるのを見出し、本発明を完成
した。
況に鑑み、鋭意研究の結果、前記のアデノシン−3′,
5′−環状リン酸(以下、「環状AMP」という)及び
/又はその誘導体と生体材料マトリックスを組み合わせ
て被覆材とすることにより、環状AMP又はその誘導体
の薬物効果に加えて生体材料マトリックスによる治癒促
進効果が得られ、更に治癒過程における細胞外マトリッ
クス、再生された皮膚を損傷等するおそれもなく、早期
且つ効率的に、従来より格段に優れた潰瘍又は創傷の治
療促進をはかることができるのを見出し、本発明を完成
した。
【0008】すなわち、本発明は、コラ−ゲン、ゼラチ
ン、ヒアルロン酸、キトサン誘導体、アルギン酸及び又
はその塩から成る群より選ばれた1種又は2種以上の化
合物よりなる生体マトリックスに、環状AMP及び/又
はその誘導体を含有せしめた皮膚欠損治療用被覆材を提
供するものである。
ン、ヒアルロン酸、キトサン誘導体、アルギン酸及び又
はその塩から成る群より選ばれた1種又は2種以上の化
合物よりなる生体マトリックスに、環状AMP及び/又
はその誘導体を含有せしめた皮膚欠損治療用被覆材を提
供するものである。
【0009】コラ−ゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キ
トサン誘導体、アルギン酸及びその塩は生体材料であ
り、それ自体が皮膚欠損の治癒促進効果を有する。しか
も、これらの生体材料は潰瘍又は創傷面に適用される
と、経時的に分解吸収される。従って、これらの生体材
料からなるマトリックスに環状AMP及び/又はその誘
導体を含有せしめた被覆材は、環状AMP及び/又はそ
の誘導体と生体材料マトリックスの両者による治癒促進
効果が得られるだけでなく、張り替え時の剥離等の必要
がなく、治癒過程にある潰瘍又は創傷に悪影響を及ぼす
おそれがない。
トサン誘導体、アルギン酸及びその塩は生体材料であ
り、それ自体が皮膚欠損の治癒促進効果を有する。しか
も、これらの生体材料は潰瘍又は創傷面に適用される
と、経時的に分解吸収される。従って、これらの生体材
料からなるマトリックスに環状AMP及び/又はその誘
導体を含有せしめた被覆材は、環状AMP及び/又はそ
の誘導体と生体材料マトリックスの両者による治癒促進
効果が得られるだけでなく、張り替え時の剥離等の必要
がなく、治癒過程にある潰瘍又は創傷に悪影響を及ぼす
おそれがない。
【0010】
【発明の実施の形態】環状AMP及びその誘導体は、末
梢血流改善作用及び角質化細胞、線維芽細胞並びに微小
血管内皮細胞等の増殖促進作用に基づく潰瘍又は創傷治
療作用を有する薬物として知られている。
梢血流改善作用及び角質化細胞、線維芽細胞並びに微小
血管内皮細胞等の増殖促進作用に基づく潰瘍又は創傷治
療作用を有する薬物として知られている。
【0011】環状AMP誘導体としては、例えば、N6
−モノアシルアデノシン−3′,5′−環状リン酸、
2′−O−モノアシルアデノシン−3′,5′−環状リ
ン酸、N6 ,2′−O−ジアシルアデノシン−3′,
5′−環状リン酸又はこれらの8−メルカプト、8−低
級アルキルチオ、8−ベンジルチオ、8−アミノ、8−
ヒドロキシ、8−クロロもしくは8−ブロモ置換体;8
−ベンジルチオアデノシン−3′,5′−環状リン酸又
はそのN6 −低級アルキル置換体;及び8−メルカプト
アデノシン−3′,5′−環状リン酸がある。
−モノアシルアデノシン−3′,5′−環状リン酸、
2′−O−モノアシルアデノシン−3′,5′−環状リ
ン酸、N6 ,2′−O−ジアシルアデノシン−3′,
5′−環状リン酸又はこれらの8−メルカプト、8−低
級アルキルチオ、8−ベンジルチオ、8−アミノ、8−
ヒドロキシ、8−クロロもしくは8−ブロモ置換体;8
−ベンジルチオアデノシン−3′,5′−環状リン酸又
はそのN6 −低級アルキル置換体;及び8−メルカプト
アデノシン−3′,5′−環状リン酸がある。
【0012】そして、本発明では、環状AMP及び/又
は前記した環状AMP誘導体の1種又は2種以上を適宜
選択して用いることができるが、特にN6 ,2′−O−
ジブチルアデノシン−3′,5′−環状リン酸ナトリウ
ムは、潰瘍又は創傷の治療に有用である。
は前記した環状AMP誘導体の1種又は2種以上を適宜
選択して用いることができるが、特にN6 ,2′−O−
ジブチルアデノシン−3′,5′−環状リン酸ナトリウ
ムは、潰瘍又は創傷の治療に有用である。
【0013】これらの環状AMP及びその誘導体は、何
れも特公昭50−22559号、「日本臨床」第40
巻,11号,14〜19頁,(1982年)、ジャ−ナ
ル・オブ・サイクリック・ヌクレオチド・リサ−チ(J
ournal of Cyclic Nucleoti
de Reserch)2,307〜319頁,(19
76)、バイオケミストリ−(Biochimstor
y)10(12),2390〜2395頁,(197
1)、及びバイオキミカ・エ・バイオフイジカ・アクタ
(Biochim、Biophys,Acta)14
8,99〜105頁,(1967)に記載されている公
知の化合物である。
れも特公昭50−22559号、「日本臨床」第40
巻,11号,14〜19頁,(1982年)、ジャ−ナ
ル・オブ・サイクリック・ヌクレオチド・リサ−チ(J
ournal of Cyclic Nucleoti
de Reserch)2,307〜319頁,(19
76)、バイオケミストリ−(Biochimstor
y)10(12),2390〜2395頁,(197
1)、及びバイオキミカ・エ・バイオフイジカ・アクタ
(Biochim、Biophys,Acta)14
8,99〜105頁,(1967)に記載されている公
知の化合物である。
【0014】本発明において生体マトリックスとは、生
体材料であるコラ−ゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キ
トサン誘導体、アルギン酸及び/又はその塩の1種又は
2種以上からなるマトリックスで、これら生体材料を架
橋化したものからなるマトリックス及びこれらマトリッ
クスを2層以上に積層したものをも含む。マトリックス
の形態等は特に限定されず、前記生体材料の水溶液を乾
燥してシ−ト状にしたものであってもよいが、前記生体
材料の架橋物からなりスポンジ状にしたものは特に好ま
しい。また、マトリックスの大きさ(面積)及び厚さは
皮膚欠損の大きさ及び程度等により任意に選択すること
ができるが、一般的には厚さは1.5〜6mm、特に3
mm程度が好ましい。
体材料であるコラ−ゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キ
トサン誘導体、アルギン酸及び/又はその塩の1種又は
2種以上からなるマトリックスで、これら生体材料を架
橋化したものからなるマトリックス及びこれらマトリッ
クスを2層以上に積層したものをも含む。マトリックス
の形態等は特に限定されず、前記生体材料の水溶液を乾
燥してシ−ト状にしたものであってもよいが、前記生体
材料の架橋物からなりスポンジ状にしたものは特に好ま
しい。また、マトリックスの大きさ(面積)及び厚さは
皮膚欠損の大きさ及び程度等により任意に選択すること
ができるが、一般的には厚さは1.5〜6mm、特に3
mm程度が好ましい。
【0015】本発明の生体マトリックスは、例えば次の
方法で作成することができる。コラ−ゲンマトリックス
は、コラ−ゲン又はコラ−ゲンを酵素処理することによ
り末端部を破棄して免疫学的拒絶反応を軽減せしめたア
テロコラ−ゲンの水溶液を、アンモニア雰囲気中でゲル
化したものを急速凍結、真空乾燥してスポンジ状シ−ト
とし、紫外線照射により分子間架橋する。
方法で作成することができる。コラ−ゲンマトリックス
は、コラ−ゲン又はコラ−ゲンを酵素処理することによ
り末端部を破棄して免疫学的拒絶反応を軽減せしめたア
テロコラ−ゲンの水溶液を、アンモニア雰囲気中でゲル
化したものを急速凍結、真空乾燥してスポンジ状シ−ト
とし、紫外線照射により分子間架橋する。
【0016】あるいは、酸又はアルカリ処理コラ−ゲン
をグルタルアルデヒド等を用いて架橋化し、凍結真空乾
燥して作成する。作成に際し、コラ−ゲンの架橋度を加
減することにより、マトリックスの分解・吸収速度をコ
ントロ−ルすることができる。また、コラ−ゲン架橋物
中にアルギン酸ナトリウムの如き生体材料を充填させた
ものであってもよい。
をグルタルアルデヒド等を用いて架橋化し、凍結真空乾
燥して作成する。作成に際し、コラ−ゲンの架橋度を加
減することにより、マトリックスの分解・吸収速度をコ
ントロ−ルすることができる。また、コラ−ゲン架橋物
中にアルギン酸ナトリウムの如き生体材料を充填させた
ものであってもよい。
【0017】ヒアルロン酸マリックスは、ヒアルロン酸
水溶液をエポキシド化合物で架橋し、滅菌後、凍結真空
乾燥することにより作成する。
水溶液をエポキシド化合物で架橋し、滅菌後、凍結真空
乾燥することにより作成する。
【0018】キトサンマトリックス並びにアルギン酸マ
トリックスも、キトサン誘導体、並びにアルギン酸ナト
リウムの水溶液をそれぞれエポキシド化合物で架橋し、
凍結真空乾燥することにより作成される。
トリックスも、キトサン誘導体、並びにアルギン酸ナト
リウムの水溶液をそれぞれエポキシド化合物で架橋し、
凍結真空乾燥することにより作成される。
【0019】本発明の皮膚欠損治療用被覆材は、環状A
MP及びその誘導体を予め混和等により含有させた生体
材料によりマトリックスを作成して製造しても、また生
体マトリックスを作成した後、環状AMP及び/又はそ
の誘導体を含有させて製造したものであってもよい。生
体マトリックスに環状AMP及び/又はその誘導体を含
有させる方法も限定されず、例えば環状AMP及び/又
はその誘導体の水溶液を生体マトリックスに注入等によ
り含浸させることができる。更に、本発明の皮膚欠損治
療用被覆材には、ゲンタマイシンのような抗生物質、ナ
ジフロキサシンのようなキノロン系抗菌剤等の感染症に
有効な抗菌薬を含有させることもできる。
MP及びその誘導体を予め混和等により含有させた生体
材料によりマトリックスを作成して製造しても、また生
体マトリックスを作成した後、環状AMP及び/又はそ
の誘導体を含有させて製造したものであってもよい。生
体マトリックスに環状AMP及び/又はその誘導体を含
有させる方法も限定されず、例えば環状AMP及び/又
はその誘導体の水溶液を生体マトリックスに注入等によ
り含浸させることができる。更に、本発明の皮膚欠損治
療用被覆材には、ゲンタマイシンのような抗生物質、ナ
ジフロキサシンのようなキノロン系抗菌剤等の感染症に
有効な抗菌薬を含有させることもできる。
【0020】本発明の皮膚欠損治療用被覆材における環
状AMP及び/又はその誘導体の含有量は、潰瘍又は創
傷の程度、大きさによって異なり、適宜選択することが
できるが、一般的には、重量基準で被覆材の5〜50%
好ましくは20〜30%、被覆材の大きさ100c
m2 、厚さ3mmに対し、30mg〜3g好ましくは5
0mg〜1.5gである。また、本発明の被覆材は患部
に貼付し、必要に応じて包帯等で固定して使用し、病状
等にもよるが、通常は7−14日毎に貼付する。
状AMP及び/又はその誘導体の含有量は、潰瘍又は創
傷の程度、大きさによって異なり、適宜選択することが
できるが、一般的には、重量基準で被覆材の5〜50%
好ましくは20〜30%、被覆材の大きさ100c
m2 、厚さ3mmに対し、30mg〜3g好ましくは5
0mg〜1.5gである。また、本発明の被覆材は患部
に貼付し、必要に応じて包帯等で固定して使用し、病状
等にもよるが、通常は7−14日毎に貼付する。
【0021】
【実施例】次に実施例をあげて説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。 〔実施例1〕1%のアテロコラ−ゲン水溶液をpH4に
調整し、ホモジナイザ−にて15000rpmで3分間
攪拌して気泡を含んだクリ−ム状溶液を製造し、この溶
液90mlを、10cm×18cmのポリエチレン容器
に流し込みアンモニア雰囲気下に1時間静置してゲル化
させた。このゲルを流水にて1日間水洗して中和塩を除
去した後、−80℃で急速凍結し、真空乾燥によりスポ
ンジ状シ−トを作成した。これに紫外線照射により分子
間架橋を導入した後、エチレンオキシドガスによる滅菌
処理を施こした。得られたのコラ−ゲンマトリックス
(スポンジ状)にN6 ,2′−O−ジブチルアデノシン
−3′,5′−環状リン酸ナトリウム(以下「DB−c
AMP」と略す) 300mgを溶解したメタノ−ル溶
液を無菌的に含浸させ、減圧下で乾燥して、皮膚欠損治
療用被覆材(厚さ3mm、面積180cm2 )を製造し
た。
れらに限定されるものではない。 〔実施例1〕1%のアテロコラ−ゲン水溶液をpH4に
調整し、ホモジナイザ−にて15000rpmで3分間
攪拌して気泡を含んだクリ−ム状溶液を製造し、この溶
液90mlを、10cm×18cmのポリエチレン容器
に流し込みアンモニア雰囲気下に1時間静置してゲル化
させた。このゲルを流水にて1日間水洗して中和塩を除
去した後、−80℃で急速凍結し、真空乾燥によりスポ
ンジ状シ−トを作成した。これに紫外線照射により分子
間架橋を導入した後、エチレンオキシドガスによる滅菌
処理を施こした。得られたのコラ−ゲンマトリックス
(スポンジ状)にN6 ,2′−O−ジブチルアデノシン
−3′,5′−環状リン酸ナトリウム(以下「DB−c
AMP」と略す) 300mgを溶解したメタノ−ル溶
液を無菌的に含浸させ、減圧下で乾燥して、皮膚欠損治
療用被覆材(厚さ3mm、面積180cm2 )を製造し
た。
【0022】〔実施例2〕2%のヒアルロン酸水溶液を
pH6に調整し、この溶液90mlに水溶性エポキシド
化合物のデコナ−ルEX810をヒアルロン酸の繰り返
し単位の分子量に対して1/10モルの濃度で添加し、
50℃で5時間静置して分子間架橋反応を行った。この
水溶液を105℃のオ−トクレ−プ内で20分間静置し
て滅菌した後、水溶液を80℃に保持しながら、20m
1づつ直径90mmのポリスチレンシャ−レに注入し
た。これを更に−80℃で急速冷凍して真空乾燥により
スポンジ状シ−トのヒアルロン酸マトリックスを作成し
た。ついで、DB−cAMP300mgを溶解したメタ
ノ−ル溶液を無菌的に前記ヒアルロン酸マトリックス
(スポンジ状)に含浸させ、減圧下で乾燥して皮膚欠損
治療用被覆材(厚さ3mm、面積180cm2 )を製造
した。
pH6に調整し、この溶液90mlに水溶性エポキシド
化合物のデコナ−ルEX810をヒアルロン酸の繰り返
し単位の分子量に対して1/10モルの濃度で添加し、
50℃で5時間静置して分子間架橋反応を行った。この
水溶液を105℃のオ−トクレ−プ内で20分間静置し
て滅菌した後、水溶液を80℃に保持しながら、20m
1づつ直径90mmのポリスチレンシャ−レに注入し
た。これを更に−80℃で急速冷凍して真空乾燥により
スポンジ状シ−トのヒアルロン酸マトリックスを作成し
た。ついで、DB−cAMP300mgを溶解したメタ
ノ−ル溶液を無菌的に前記ヒアルロン酸マトリックス
(スポンジ状)に含浸させ、減圧下で乾燥して皮膚欠損
治療用被覆材(厚さ3mm、面積180cm2 )を製造
した。
【0023】〔実施例3〕実施例1と同様にして作成し
たコラ−ゲン・マトリックス(スポンジ状)に300m
gの8−ベンジルチオアデノシン−3′,5′−環状リ
ン酸を含浸させ、減圧下で乾燥することにより皮膚欠損
治療用被覆材(厚さ3mm、面積180cm2 )を製造
した。
たコラ−ゲン・マトリックス(スポンジ状)に300m
gの8−ベンジルチオアデノシン−3′,5′−環状リ
ン酸を含浸させ、減圧下で乾燥することにより皮膚欠損
治療用被覆材(厚さ3mm、面積180cm2 )を製造
した。
【0024】〔実施例4〕実施例1と同様にして作成し
たコラ−ゲンマトリックス(スポンジ状)にDB−cA
MP300mg、オフロキサシン50mgを含有させ、
減圧下にて乾燥して皮膚創傷治療用被覆材(厚さ3m
m、面積180cm2 )を製造した。
たコラ−ゲンマトリックス(スポンジ状)にDB−cA
MP300mg、オフロキサシン50mgを含有させ、
減圧下にて乾燥して皮膚創傷治療用被覆材(厚さ3m
m、面積180cm2 )を製造した。
【0025】〔実験1〕ラットを使用した動物実験: (1)実験方法 5週令のSDラットを使用して全層皮膚欠損創の治療実
験を行った。ラットの腹部に直径5mmの皮膚片を中央
に温存した3cm×4cmのサイズの全層皮膚欠損創を
作成して、実施例1で製造したDB−cAMP含有コラ
−ゲン被覆材(試料A)を、作成した全層皮膚欠損層と
同じサイズに切断して適用し、更に保湿性パットをあて
て圧迫包帯し、経時的に中央皮膚片からの表皮形成と創
周辺からの収縮状態を観察した。比較のため、試料Bと
してDB−cAMPを含有しない以外は実施例1と同様
の方法で製造したコラ−ゲン被覆材を、また試料Cとし
て市販されているハイドロコロイド系被覆材の代表的な
一つであるデュオアクティブを、それぞれ使用した場合
についても同様の実験を行った。
験を行った。ラットの腹部に直径5mmの皮膚片を中央
に温存した3cm×4cmのサイズの全層皮膚欠損創を
作成して、実施例1で製造したDB−cAMP含有コラ
−ゲン被覆材(試料A)を、作成した全層皮膚欠損層と
同じサイズに切断して適用し、更に保湿性パットをあて
て圧迫包帯し、経時的に中央皮膚片からの表皮形成と創
周辺からの収縮状態を観察した。比較のため、試料Bと
してDB−cAMPを含有しない以外は実施例1と同様
の方法で製造したコラ−ゲン被覆材を、また試料Cとし
て市販されているハイドロコロイド系被覆材の代表的な
一つであるデュオアクティブを、それぞれ使用した場合
についても同様の実験を行った。
【0026】(2)実験結果 試料A及びBのコラ−ゲンスポンジは術後1週目では残
存していたが、2週目ではほとんど残存していなかっ
た。試料AのDB−cAMPを含有したコラ−ゲン被覆
材を適用した場合には、中央皮膚片からの表皮形成並び
に創周辺からの収縮が促進され、適用2週目で中央皮膚
片は10mm程度に拡大し、創周辺からの表皮化も観察
された。他方、試料B(DB−cAMPを含有しないコ
ラ−ゲン被覆材)の場合には、適用2週目では中央皮膚
片の拡大及び創周辺の表皮化は認められず、適用3週目
で中央皮膚片は10mm程度に拡大し、創周辺からの表
皮化が観察された。また、試料C(デュオアクディブ)
を適用した場合には、表皮形成ならびに創周辺からの収
縮の程度は、試料Bとほゞ同程度であった。
存していたが、2週目ではほとんど残存していなかっ
た。試料AのDB−cAMPを含有したコラ−ゲン被覆
材を適用した場合には、中央皮膚片からの表皮形成並び
に創周辺からの収縮が促進され、適用2週目で中央皮膚
片は10mm程度に拡大し、創周辺からの表皮化も観察
された。他方、試料B(DB−cAMPを含有しないコ
ラ−ゲン被覆材)の場合には、適用2週目では中央皮膚
片の拡大及び創周辺の表皮化は認められず、適用3週目
で中央皮膚片は10mm程度に拡大し、創周辺からの表
皮化が観察された。また、試料C(デュオアクディブ)
を適用した場合には、表皮形成ならびに創周辺からの収
縮の程度は、試料Bとほゞ同程度であった。
【0027】〔実験2〕ウサギを使用した動物実験: (1)実験方法 3ヶ月令の日本白色家兎を使用して全層皮膚欠損創の治
療実験を行った。直径55mmの円形の全層皮膚欠損創
を家兎の左右の背部に各作成し(皮膚切除時直径70m
mに拡大)、右背部に実施例2で製造したDB−cAM
P含有ヒアルロン酸被覆材を適用し、左背部にDB−c
AMPを含有していない以外は実施例2と同様にして製
造したヒアルロン酸被覆材を適用し、更に両者の上にそ
れぞれポリウレタンフィルム系被覆材の代表的な一つで
あるバイオクル−シブをあてて圧迫包帯した。1周毎に
新しい被覆材の貼り換えを行い、経時的に創周辺からの
収縮状態と肉芽組織形成を観察した。
療実験を行った。直径55mmの円形の全層皮膚欠損創
を家兎の左右の背部に各作成し(皮膚切除時直径70m
mに拡大)、右背部に実施例2で製造したDB−cAM
P含有ヒアルロン酸被覆材を適用し、左背部にDB−c
AMPを含有していない以外は実施例2と同様にして製
造したヒアルロン酸被覆材を適用し、更に両者の上にそ
れぞれポリウレタンフィルム系被覆材の代表的な一つで
あるバイオクル−シブをあてて圧迫包帯した。1周毎に
新しい被覆材の貼り換えを行い、経時的に創周辺からの
収縮状態と肉芽組織形成を観察した。
【0028】(2)実験結果 ヒアルロン酸は術後1週間で分解吸収されたので、毎週
新らしく貼付した。DB−cAMP含有ヒアルロン酸被
覆材を適用した右背部は、肉芽組織の形成と創周辺から
の収縮が促進され、被覆材適用3週目の時点では皮膚欠
損創の直径は10mm程度となった。他方、DB−cA
MPを含有しないヒアルロン酸被覆材を適用した左背部
は、被覆材適用3週目の時点で、皮膚欠損創の直径は2
0mm程度となった。
新らしく貼付した。DB−cAMP含有ヒアルロン酸被
覆材を適用した右背部は、肉芽組織の形成と創周辺から
の収縮が促進され、被覆材適用3週目の時点では皮膚欠
損創の直径は10mm程度となった。他方、DB−cA
MPを含有しないヒアルロン酸被覆材を適用した左背部
は、被覆材適用3週目の時点で、皮膚欠損創の直径は2
0mm程度となった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の皮膚欠損
治療用被覆材によれば、生体分解性のマトリックスに、
その形状を変化させることなく、環状AMP及び/又は
環状AMP誘導体を含有させたので、環状AMP及び/
又はその誘導体のもつ薬物効果に加え、生体マトリック
スによる治癒促進効果も得られるだけでなく、更に生体
マトリックスは経時的に分解吸収されることから、張り
替え時に被覆材の剥離等の必要がなく、治癒過程におけ
る細胞外マトリックスや再生皮膚を損傷等することなく
潰瘍又は創傷面に貼付等することができる。従って、従
来に比し極めて早期かつ効率的な治癒の促進をはかるこ
とができるという効果がある。
治療用被覆材によれば、生体分解性のマトリックスに、
その形状を変化させることなく、環状AMP及び/又は
環状AMP誘導体を含有させたので、環状AMP及び/
又はその誘導体のもつ薬物効果に加え、生体マトリック
スによる治癒促進効果も得られるだけでなく、更に生体
マトリックスは経時的に分解吸収されることから、張り
替え時に被覆材の剥離等の必要がなく、治癒過程におけ
る細胞外マトリックスや再生皮膚を損傷等することなく
潰瘍又は創傷面に貼付等することができる。従って、従
来に比し極めて早期かつ効率的な治癒の促進をはかるこ
とができるという効果がある。
Claims (5)
- 【請求項1】 コラ−ゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、
キトサン誘導体、アルギン酸及び/又はその塩から成る
群より選ばれる1種又は2種以上の化合物よりなる生体
マトリックスに、環状AMP及び/又はその誘導体を含
有せしめた皮膚欠損治療用被覆材。 - 【請求項2】 環状AMPの誘導体が、N6 −モノアシ
ルアデノシン−3′,5′−環状リン酸、2′−O−モ
ノアシルアデノシン−3′,5′−環状リン酸、N6 ,
2′−O−ジアシルアデノシン−3′,5′−環状リン
酸又はこれらの8−メルカプト、8−低級アルキルチ
オ、8−ベンジルチオ、8−アミノ、8−ヒドロキシ、
8−クロロもしくは8−ブロモ置換体; 8−ベンジル
チオアデノシン3′,5′−環状リン酸又はそのN6 −
低級アルキル置換体; 及び8−メルカプトアデノシン
−3′,5′−環状リン酸;からなる群より選ばれる1
種又は2種以上である請求項1記載の皮膚欠損治療用被
覆材。 - 【請求項3】 N6 −モノアシルアデノシン−3′,
5′−環状リン酸、2′−O−モノアシルアデノシン−
3′,5′−環状リン酸、N6 ,2′−O−ジアシルア
デノシン−3′,5′−環状リン酸又はこれらの8−メ
ルカプト、8−低級アルキルチオ、8−ベンジルチオ、
8−アミノ、8−ヒドロキシ、8−クロロもしくは8−
ブロモ置換体のアシル基が、n−ブチリル基である請求
項2記載の皮膚欠損治療用被覆材。 - 【請求項4】 環状AMPの誘導体として、N6 ,2′
−O−ジブチルアデノシン−3′,5′−環状リン酸ナ
トリウムを含有せしめた請求項1記載の皮膚欠損治療用
被覆材。 - 【請求項5】 皮膚欠損が褥創である請求項1ないし4
のいずれかに記載の皮膚欠損治療用被覆材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7246735A JPH0966097A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 皮膚欠損治療用被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7246735A JPH0966097A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 皮膚欠損治療用被覆材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966097A true JPH0966097A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17152874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7246735A Pending JPH0966097A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 皮膚欠損治療用被覆材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0966097A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2333041A (en) * | 1998-01-13 | 1999-07-14 | Johnson & Johnson Medical Ltd | Wound Composition |
JP2002516154A (ja) * | 1998-05-27 | 2002-06-04 | フィディア アドヴァンスド バイオポリマーズ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ | 細胞成分またはその生成物のない3次元構造のヒアルロン酸誘導体を含有した、組織細胞のインビボ再生用生体材料 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7246735A patent/JPH0966097A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2333041A (en) * | 1998-01-13 | 1999-07-14 | Johnson & Johnson Medical Ltd | Wound Composition |
JP2002516154A (ja) * | 1998-05-27 | 2002-06-04 | フィディア アドヴァンスド バイオポリマーズ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ | 細胞成分またはその生成物のない3次元構造のヒアルロン酸誘導体を含有した、組織細胞のインビボ再生用生体材料 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031224 |